JP2693808B2 - コピー用シートの両面に順番にオリジナルをコピーするための方法とコピー機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコピー用シートの両面に、少なくとも４枚の
オリジナルから成る１グループを順番にコピーする方法
に係わる。

第１のサイクルでは、画像が連続して多数のコピー用
シートの片面に所定の位置で生成され、その結果として
作成された片面のコピーが循環径路に配置され、裏返さ
れ、所定の位置に戻される。

第２サイクルでは、画像がこのコピー用シートのもう
一方の面に連続して生成されるものである。

本発明はまた、コピー用シートの両面に４枚のオリジ
ナルから成る少なくとも１グループを順番にコピーする
ためのコピー機であって、転写可能な画像を、画像サポ
ート上へ形成するための映像化デバイスと、転写可能な
画像をコピー用シートに転写するための画像転写ステー
ションからなる固定位置と、コピー用シートを画像転写
ステーション、及び第２のコンベア装置を備える循環径
路を通して搬送するための第１コンベア装置と、画像転
写ステーションを通りすぎたコピー用シートを裏返し
て、このシートが裏返しの状態で画像転写ステーション
を通って移送できるような、裏返し装置とを有する。

この循環径路の長さは、通常のコピー機に使われる最
小サイズの４枚のコピー用シートのうちの最少のものを
受け入れるだけの長さである。

この種の方法及びコピー機は、米国特許4 453 819号
により知られるところであるが、これは循環径路が保持
できる最大数のコピー用シートと同数か、或いはこれよ
りも少ないシートを、これの片面に画像が形成された後
に循環径路に送り込むコピー機である。

この上記の方法では、第１のサイクルではオリジナル
のグループのうちの奇数番号のページのものがコピーさ
れ、２番目のサイクルではこのオリジナル・グループの
うちの偶数番号のページがコピーされるが、この場合そ
の数は循環径路が保持できる最大限のコピー用シートの
数と同等か、或いは少ないものである。奇数番号ペー
ジ、及び偶数番号ページともに連続でも、同様にでも番
号化して構わない。

奇数及び偶数番号ページが、２つのサイクルでそれぞ
れ番号順にコピーされるとすると、オリジナルのグルー
プの数が、循環径路が保持できる最大限のコピー用シー
トの数よりも少ないページ数であれば循環径路が満杯に
なる事はない。たとえ同じ奇数ページ及び同じ偶数ペー
ジが、この２つのサイクル内でそれぞれ数回にわたりコ
ピーされるとしても、コピーすべきオリジナル・グルー
プの回数が、循環径路が保持できるコピー用シートの最
大限の数よりも少ない場合には、循環径路が完全に満杯
になる事はない。

複数の異なった大きさの紙のサイズが使用される場合
には、通常、循環径路の長さは、流れの方向にあわせて
考えた両面にプリントすべきコピー用シートの一番長い
ものの長さと同等か、それより大でなければならない。
実際上は、この長さは通常コピーをするのに使用する標
準のシートの長さの何倍もの長さになる事がある。

ここで云う「標準のコピー用シート」と云う語は、こ
の方法で使用されるコピー機に通常である最小のサイズ
を意味する。

上記の方式においては、循環径路は通常使用されるコ
ピー用シートの長さよりもはるかに長い。コピー用シー
トは加速されたスピードで循環径路から引き出される
が、その加速度は循環径路がコピー用シートによって満
たされる度合に反比例する。この様にシートの加速が行
なわれると、循環径路中の色々な種類の移送上の故障の
原因となる。もちろんこのことは、加速行動に引き続く
循環径路内でのシートの減速行動にもあてはまることで
ある。

本発明の目的は前文に述べた種類の方法及びコピー機
を提供することにある。それは具体的には、少グループ
のオリジナルを両面に何回にもわたってコピーする必要
がある場合のような作業、また大グループのオリジナル
を、両面に少ない回数でコピーする必要がある場合のよ
うな作業を、時間のムダなく、かつ循環径路内でのシー
トの移送中に故障の起こるリスクを小さくして、非常に
多様なコピー作業の実行を可能にするという事である。

本発明によれば、この目的は、第１のサイクルでは、
第１のオリジナルの画像が少なくとも２回生成され、そ
れから同じ回数だけ第３のオリジナルの画像が別のシー
トに生成され、第２のサイクルでは、同じ回数だけ第２
のオリジナルの画像が、また同じ回数だけ第４のオリジ
ナルの画像が戻って来た片面ずりのコピーの白紙側に生
成されるという事によって達成できる。この二つのサイ
クルは、そのグループのオリジナルを最終的にコピーす
るのに必要なものとして繰り返される。

その結果として、循環径路が偶数のシートを保持でき
れば、その数が４と等しいかそれ以上のものであって、
たとえ両面コピー用として供給されたオリジナルのペー
ジ数が循環径路が保持できるシートの最大限の数と等し
いか、或いはその倍数であっても、或いはコピーのため
に供給されたオリジナルページの回数が、循環径路が保
持できるシートの最大数の半数に等しくても循環径路は
コピー用シートによって満杯にする事ができる。

この発明に従った方法の一具体例は、オリジナルがオ
リジナル・シートの両面に順番に並んでおり、生成すべ
き画像はそれぞれのオリジナル・シートの片面を、画像
デバイス中で少なくとも２回、２つのオリジナル・シー
トのグループ毎に画像化し、オリジナル・シートを循環
径路に起き、それ等を裏返し、画像デバイスに戻し、そ
れからそのグループの各オリジナル・シートの反対側を
同じ回数だけ映像化する事によって得られる。

結果的には多数のオリジナルのみならず、両面プリン
トされた少数のオリジナル・シートも、中断する事なる
シートの両面に順番に何回もコピーできる。

本発明によれば、このコピー機は次の点で特徴づけら
れる。つまり以下の制御装置が具備されている。第１の
サイクルでは、 （ａ）第１のオリジナルの転写可能画像を数回にわた
り、連続して形成するため、また第３のオリジナルの転
写可能画像を画像サポートへ同じ回数だけ（ここで云う
数は、循環径路が保持できる通常サイズのコピー用シー
トの最大限数の半分に等しい）形成するための画像化デ
バイスを起動させ、 （ｂ）第１及び、第２コンベア装置を起動させて、転写
可能画像をコピー用シートの一方の側に移送させるため
に、循環径路が保持できる通常サイズのコピー用シート
の最大限数を、適当な時に画像転写ステーション及び循
環径路に送り込み、第２サイクルにおいては、 （ｃ）第２のオリジナルの画像を同じ回数だけ連続して
形成し、また画像サポート上へ第４のオリジナルの画像
を同じ回数だけ連続して形成するために画像デバイスを
起動させ、 （ｄ）第１及び第２コンベア装置を起動させて、第２及
び第４のオリジナルの画像をコピー用シートのもう一方
の側に転写するために、裏返しにされたコピー用シート
を再び画像転写ステーションを経由して送り込む。

この発明は、更にこの発明による方法を実行するため
のコピー機をも含む。

本発明は、以下に添付する図面に参照して詳細な説明
が行なわれる。

第1A図に示したコピー機には、オリジナル・シートが
一枚乗せられるテーブル１と、コピー用材料のシート
を、テーブル１上のオリジナル・シートの画像が受信で
きるようにコピー機を通して送れるマガジン2,3が具備
されている。このコピー機にはまた連続的に連動可能な
光伝導ベルト４が備えられ、さらにこれと平行して配置
されて、ベルト４上のオリジナルシートの画像を形成す
るため、且つ結果として生じた映像を供給されたコピー
用シートに転送するための処理ステーションも配備され
ている。

処理ステーションは、ベルト４に静電電荷を印加させ
るための帯電デバイス５と、帯電したベルト４をオリジ
ナルに対応した画像通りに露光するための露光システム
６と、画像通りに露光によって形成された帯電画像上に
現像用粉末を配置するための現像デバイス７と、この粉
末画像を、マガジン２及び３から送られたコピー用シー
トに移送し定着させる画像転写システム８とから構成さ
れている。露光システム６は、移動する光伝導ベルト４
上に、ミラー12を介してフラッシュ・ランプ11によって
露光されたオリジナル・シートを投映するレンズ10を含
む。画像比率は、光学システムを調節する事によって変
更できる。即ちオリジナル・シートをコピー用シートに
コピーするためにはシートの様式を変える。画像転写シ
ステム８は無限ベルト14を含み、該ベルトは、光伝導ベ
ルト４上で現像された画像を受取った後、これをマガジ
ン２及び３から送られた受入れ材料のシートに転写する
ことができる。クリーニングデバイス17は、画像の転写
後に光伝導ベルト４上に残った現像粉末を除去する。縦
方向マージニング・デバイス15及び横方向マージニング
・デバイス16もまた同様に、光伝導ベルト４の隣りに配
置されており、テーブル１上のオリジナルの画像が露光
システム６によって画像化される光伝導ベルト４のその
領域の縁の部分の電気を除去する。コピーが、通常的に
コピー用に使用される標準的コピー用シートに行なわれ
る場合、各領域に属する縁の部分を含む、映像が形成さ
れる光伝導ベルトの領域は普通の場合は、光伝導ベルト
４上に規則的に割り当てられる場所に位置する。

マガジン２は、通常のA4サイズのコピー用シートの束
を受入れる様になっているが、これ等のシートは、短い
側がシートの送りの方向に平行に位置する。マガジン３
はより大きなサイズ、つまりA3のコピー用シートの束を
受入れるようになっている。

シート・コンベア径路20はマガジン２から伸び、シー
ト・コンベア径路21はマンガン３から伸長し、両方の径
路とも、無限画像転写ベルト14と無端コンタクト・プレ
ッシャーベルト23との間にある画像転写つまみに伸びる
普通のシート送り径路22へと通じている。シート解放径
路24は画像転写つまみから伸び、該径路は、多数の重ね
合わせられた受入れ容器と、これ等の容器に沿って鉛直
に伸びる無端コンベア・ベルト26と、図示してはいない
が、コンベア・ベルト26によって分類デバイス25を通っ
て送られたコピー用シートを、これ等容器の１つに選択
して振り分けるための各容器についている偏向エレメン
トとから構成される分類デバイス25に通じている。

裏返し径路28はシート解放径路24に隣接して具備され
ており、これが破線位置Ｂにある時にはスイッチ29を介
して接近できる。実線位置Ａはこの発明に何ら関係のな
い時に使われる。裏返し径路28内に配置されているの
は、一対のコンベア・ローラ30であるが、これの回転の
方向は、この対がコピー用シートを完全に裏返し径路に
送り込んでしまった後であれば逆も可能であり、これに
よりコピー用シートを、裏返し径路からいま裏返しとな
ったコピー用シートが更に送られるシート解放径路24に
送り戻す事ができる。

シート戻し径路32はシート解放径路24とシート送り径
路22との間にあり、この２径路を接続する。シート戻し
径路32は、シート解放径路24から２つの位置を占めるこ
とができるスイッチ33を介して接近できる。

実線位置Ａ、ここでは分類デバイス25に通じるシート
解放径路24の一部が隣接可能であり、破線位置Ｂ、ここ
ではシート戻し径路32が隣接可能である。

シート送り径路22、シート解放径路24、及び裏返し径
路28と共に、シート戻し径路32は閉じられた循環径路を
形成する。この循環径路の長さは、同時にスタンダード
4Aサイズのコピー用シート４枚を、それぞれのコピー用
シートが画像転写つまみを通り過ぎる時に光伝達ベルト
上の固定画像化セクションに生成される画像を受入れで
きるだけの間隔で包含できるだけのものである。例えば
循環径路内の連続するコピー用シート間の30mmの距離を
考慮に入れると、コピー機の制御を可能とするための、
循環径路の長さは最低でも４×210mm＋４×3mm＝960mm
である。

テーブルに隣接してコピー機の最上部には、コピーす
べきオリジナル・シートの束を最初のページを一番下に
して設置する送りトレー35が備えられている。オリジナ
ル・シートは、その束の一番下から１枚ずつテーブル１
に通ずる送り径路38に、送りベルト36及びこれと協働す
る分離ローラー37によって送られる。コンベア・ベルト
39はテーブル１上に配置されており、矢印の方向に駆動
されて送られたオリジナル・シートをテーブル上に配置
させ、露光後このオリジナル・シートをテーブルから、
送り径路38の反対側に位置するテーブルのそちら側に解
放する。スイッチ40は（第1B図に表示）解放側に配置さ
れており、２つの位置を占めることができる。実線位置
Ａにおいては、オリジナル受入れトレー41が隣接可能で
あるのに対し、破線Ｂにおいては、下方へテーブル１の
そばまで伸びる裏返し径路42が接近可能である。一対の
コンベア・ローラー43が裏返し径路42内に配置されてい
るが、このローラーの回転の方向は、このローラーがオ
リジナル・シートを裏返し径路42に完全に送り込んでし
まった後では転換可能であり、これによってオリジナル
・シートを裏返し位置に転送する事ができる。スイッチ
44（同様第1B図に表示）が裏返し径路42の出口の所に配
置されており、２つの位置を占めることができる。実線
位置Ａにおいては、裏返し径路42から送られたオリジナ
ル・シートが、戻し径路45に送られるのに対し、破線位
置Ｂにおいては、裏返し径路42から送られたオリジナル
・シートは、受入れトレー41に偏向さられる。戻し径路
45はテーブル１と平行してコンベア・ベルト39上に伸
び、テーブルの近くでオリジナル送り径路38に通じる。
テーブル上のシート径路、及び裏返し径路42と共に、戻
し径路45は閉鎖循環径路を形成する。この循環径路の長
さは、コピー用シート用の循環径路の長さの４分の３に
等しい。

このコピー機には、テーブルに位置するオリジナルの
画像を光伝達ベルト４上に形成するためと、マガジン２
及び３から送られたコピー用シートにこの映像を転写す
るため、所定の時刻にこのコピー機の処理ステーション
を起動させる制御システム50が具備されている。このコ
ピー機は、片面コピーを行なうためには片面オリジナル
・コピー用の第１コピー・モードにセットし、両面コピ
ーを行なうには送りトレー35内の多数の両面オリジナル
・シート・コピー用の第２コピー・モードにセットすれ
ばよい。

第１コピー・モードをセットする場合には、制御シス
テム50はＡに表示してあるようにスイッチ29,33,40をそ
れぞれの位置にセットする。これをセットする事によっ
て制御システムは、所定の時間にオリジナル・シート
用、画像化システム６用の送りシステムとコピー用シー
ト用の送りシステムとを起動させ、送りトレー35からテ
ーブル１に送られた各オリジナル・シートが、分類デバ
イス25の連続分類容器に貯えられていて連続的に供給さ
れるコピー用シート上に、所定の回数だけコピーできる
ようにする。第１コピー・モードのセットの場合には、
送りトレー35に貯えられるオリジナル・シートはA4又は
A3サイズのどちらでも構わなく、供給されるコピー用シ
ートの方もA4かA3サイズのどちらでも構わない。

両面コピーを行なうため、両面オリジナルシート・コ
ピー用に第２コピー・モードにセットする場合には、制
御システムはスイッチ29,33及び40を破線位置Ｂにセッ
トする。

A3のコピー用シートにA3オリジナルを複数回コピーす
る場合には、２枚の連続して供給されるオリジナル・シ
ートの最大の方の前側が、それぞれ連続して、２枚の連
続して供給されるコピー用シートの最大の方の一方の側
にコピーされ、そのオリジナル・シートとコピー用シー
トはそれぞれの２つの循環径路内で裏返しにされ、テー
ブル１及びベルト14と23との間にある画像転写つまみに
戻され、A3コピー用シートの反対の面にA3オリジナル・
シートの逆の面がコピーできるようになる。片面プリン
ト済みの二番目のコピー用シートがスイッチ33を通過し
た後、制御システム50はスイッチ33を切り換える。する
と両面プリント済みのA3コピー用シートは、裏返し径路
28で再び裏返された後に分類デバイス25の連続分類容器
に貯えられる。

コピー機が第２コピー・モードにセットされており、
両面A4オリジナル・シートがA4コピー用シートの両面に
順番にコピーされている場合は、コピー機の操作が以下
に第2A図〜第2K図と関連して説明される。

両面プリント済みの２枚のオリジナル・シートが送り
トレーに貯えられ、これら２枚のオリジナル・シートか
らとられるコピーの数は２との想定である。

第１のオリジナル・シートの送りトレーからテーブル
への供給、及び第１のコピー用シートのマガジンからの
供給は、オリジナル・シートのａサイドがコピー用シー
トのａサイドに生成された時に開始される。この状態は
第2A図に概略的に表わしてある。

第2B図〜第2K図には、光伝導ベルトがそれぞれの場合
に画像化セクション上の距離を移動する連続的な様子を
概略的に表わしている。第2B図に示した状況では、第2A
図に示した状況とは対照的に受入れたシート１番が裏返
し径路に送り込まれてしまっており、次のコピー用シー
トは画像受入れ位置に送り込まれてしまっている。結局
この時点で、４枚のコピー用シートが循環径路に送り込
まれてしまっており、マガジンからのコピー用シートの
供給は中断している。第2A図に示された状況から第2B図
に示された状況に目を移すと、オリジナル・シート１番
は、制御システムがコンベア・ベルトをテーブル上に静
止させているのでその位置に止まったままになってい
る。このようにして、第2B図に示された位置において、
オリジナル・シート１番のａサイドも又次のコピー用シ
ートにコピーされている。

それからオリジナル・シート１番がテーブルから循環
径路へ送られ、オリジナル・シート２番がテーブル１上
の送りトレーから送られている状態で制御システムはテ
ーブル上のコンベア・ベルト用の駆動を起動する。それ
からオリジナル・シート２番のａサイドが、循環径路に
送られた最後の２枚のコピー用シートのａサイドに生成
される。これらの状況はそれぞれ第2C図及び第2D図に示
してある。第2C図と第2D図に示した状況の間では、オリ
ジナル・シート２番は再びテーブル上に静止されてお
り、オリジナル・シート１番は循環径路に移動してい
る。

第2E図及び第2F図に示された次の状況では、オリジナ
ル・シート１番は再びテーブル上に置かれており、ここ
でこの場合には裏返しになった位置であるが、連続して
２度光に露光される。この第2E図と第2F図に示された状
況では、片面プリント済みの第１及び第２コピー用シー
トは循環径路内の画像受入れ位置に戻されてしまってい
るので、この位置でそれぞれの空白の面に、オリジナル
・シート１番のｂサイドの画像を受入れる事になる。循
環径路に送られた最後のコピー用シートがスイッチ33を
通過したならば、このスイッチは位置Ａにセットされ、
両面プリント済みの最初の２枚のコピー用シートが後続
のコピー・サイクルの間２つの連続分類容器に貯えられ
るようにするが、これについては第2G図と第2I図に説明
してある。オリジナル・シート１番のｂサイドが２度光
に露光される（第2E図と第2F図）段階の間、オリジナル
・シート２番はその後直接に順番になって循環径路へと
移動し、第2G図及び第2H図に示した段階、循環径路へ送
られた最後の２枚のコピー用シートの空白面にコピーが
できるようにする。最初のオリジナル・シートが、裏返
し径路に戻ると、オリジナル解放スイッチ44は第1A図の
位置Ｂにセットされ、第2I図及び第2K図に示したそれに
続く段階の間に、裏返された後の両方のオリジナル・シ
ートが受入れトレーに送られるようにするが、ここでそ
れ等は最初に送りトレーに置かれたと同じ順序と方向に
なる。この同じ段階でコピー用シートは連続分類容器に
貯えられる。

コピー機におかれた２枚のA4オリジナルの２枚のコピ
ーの倍数をコピーする様にセットされている場合には、
スイッチ44は位置Ａに留まり、後続するコピー用シート
は第2F図と第2G図に示された段階の間の循環径路に送ら
れる。こうして2Aから2Hの段階のサイクルが、段階2Iの
次のコピーのために開始する。

２枚の両面オリジナル・シートの倍数が送りトレー35
に置かれている場合には、第2H図に示されている状況に
引き続いて、後続するオリジナル・シートが送りトレー
からテーブルに送られ、そして同様に第2F図に示す状況
に引き続いて４枚のコピー用シートがA4マガジンから画
像転写ステーションに送られ、次の２枚のオリジナル・
シートの画像を受入れる。コピー機が奇数番号のコピー
を得るようにセットされていて、また送りトレーには偶
数の両面オリジナル・シートが置かれている場合には、
オリジナル・シートの最後のコピーを実行する時に常に
１ケ所の画像化セクションは飛び越される。

第2A図に示す状況から開始する場合には、第2A図、第
2C図、第2E図及び第2G図に示された状況下で一方のオリ
ジナルの側面が１度だけ光に露光された状態で、両方の
オリジナルは第2A図2Aから第2K図に示してあるように再
循環される。制御システムは受入れ材料の供給を、オリ
ジナル・シートをコピーするこれらコピー用シートを通
常の半分の頻度でコピー機を通して送ることによってこ
れ等の状況に適応させる。換言すれば、光伝導ベルト上
で使用された各画像化セクションの後、画像化セクショ
ン１ケ所が飛び越される。画像化セクションの占有の様
子は以下のようである。即ちダッシュは飛び越された画
像化セクションを表わす:1a−2a−1b−2b。

送られた両面オリジナル・シートの数が奇数である場
合には、画像化セクションの占有、及びそれに関連する
オリジナル・シート、及びコピー用シートの通過は以下
のようなものとなる。まず第１に可能であれば、第2A図
から第2K図に関連して前述したように、それぞれ２枚の
オリジナル・シートから２枚のコピーが作られる。加え
てこれら２枚のオリジナル・シートから１つのコピーを
作らなければならない場合には、前述した処理手続きは
画像化セクションが各回毎に飛び越された状態で行なわ
れる。それからセットされたコピーの数は、残った両面
オリジナル・シートから作られる。その数が４に等しい
かそれより大の場合には、画像化セクションの占有は以
下のような状態で、４枚コピーの１グループ或いはそれ
以上のグループがまず作られ、画像化セクションの占有
は1a 1a−−1b 1b 1b 1b−−1a 1aで、オリジナル・シ
ート及び４枚のコピー用シートの通過の結合したタイミ
ングを伴なう。作られるべきコピーの残りの数は、１で
も２でも３でもよい。その数によって画像化セクション
の占有は以下のようになる。

（追加的に）コピー１枚の場合:1a−−−1b （追加的に）コピー２枚の場合:1a 1a−−1b 1b （追加的に）コピー３枚の場合:1a 1a−−1b 1b−−1a
−−−1b

【図面の簡単な説明】

第1A図は本発明に応じた方式を生成する事ができるコピ
ー機の断面図、第1B図は第1A図の詳細図、また第2A図か
ら第2K図までは、第1A図に応じたコピー機内の、連続的
処理段階におけるオリジナル・シート及びコピー用シー
トの流れを図表式に表わした図である。 １……テーブル、2,3……マガジン、４……光伝導ベル
ト、５……帯電デバイス、６……露光システム、７……
現象デバイス、８……転写システム。

Claims (4)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】４枚のオリジナルの少なくとも１グループ
   をコピー用シートの両面に順番にコピーする方法であっ
   て、第１のサイクルでは、画像が多数のコピー用シート
   の片面に所定の位置で連続して生成され、結果として生
   ずる片面コピーが循環径路に配置され、裏返され、該所
   定の位置に戻され、第２サイクルでは、画像がコピー用
   シートのもう一方の面に連続して生成される方法であ
   り、第１サイクルにおいては、循環経路が保持できる通
   常サイズのコピー用シートの最大限数を、循環径路に送
   り込み、第１のオリジナルの画像が循環径路が保持でき
   る通常サイズのコピー用シート最大限数の半分に等しい
   回数だけ生成され、それから同じ回数だけ第３のオリジ
   ナルの画像が別のコピー用シートに生成され、また第２
   サイクルにおいては、同じ回数だけ第２のオリジナルの
   画像が、更に同じ回数だけ第４のオリジナルの画像が戻
   された片面コピーの空白面に生成され、この両サイクル
   がそのグループのオリジナルの残りのコピーを行うのに
   必要なだけ繰り返される方法。
2. 【請求項２】オリジナルがオリジナル・シートの両側に
   連続して存在し、形成される画像は２枚のオリジナル・
   シートのグループ毎に、各オリジナル・シートの一方の
   側を画像デバイス中で少なくとも２回画像化させ、その
   オリジナル・シートを他の循環径路に送り、それ等を裏
   返し、画像デバイスに戻し、その後そのグループの各オ
   リジナル・シートのもう一方の側を同じ回数だけ画像化
   する請求項１に記載の方法。
3. 【請求項３】４枚のオリジナルの少なくとも１グループ
   をコピー用シートの両面に順番にコピーするためのこの
   コピー機であって、画像サポート上へ転写可能な画像を
   形成ための画像化デバイスと、転写可能な画像をコピー
   用シートに転写するための画像転写ステーションから成
   る所定の位置と、コピー用シートを画像転写ステーショ
   ン、及び第２コンベア装置を備える循環径路を経由して
   搬送するための第１コンベア装置と、コピー用シートが
   画像転写ステーションを通過した後、コピー用シートが
   裏返しされた位置でこの画像転写ステーションを経由し
   て搬送できる様に裏返しにするターンオーバー・デバイ
   スとを有しており、循環径路が、コピー機にとっては通
   常の最小サイズの４枚のコピー用シートの最少限を受け
   入れるだけの長さを持ち、さらに制御装置が具備されて
   おって、第１のサイクルでは、 （ａ）画像サポート上へ、第１のオリジナルの転写可能
   画像を、循環径路が保持できる通常サイズのコピー用シ
   ート最大限数の半分に等しい数の回数だけ連続して形成
   し、また第３のオリジナルの転写可能画像を、同じ回数
   だけ形成するために画像化デバイスを起動させ、 （ｂ）第１及び第２コンベア装置を起動させて、転写可
   能画像をコピー用シートの一方の側に転写するために、
   循環径路が保持できる通常サイズのコピー用シートの最
   大限数を、適当な時に画像転写ステーション及び循環径
   路に送り込み、 第２サイクルにおいては、 （ｃ）画像サポート上へ、第２のオリジナルの画像を同
   じ回数だけ連続して形成し、また第４のオリジナルの画
   像を同じ回数だけ連続して形成するために画像デバイス
   を起動させ、 （ｄ）第１及び第２コンベア装置を起動させて、第２及
   び第４のオリジナルの画像をコピー用シートのもう一方
   の側に転写するために、裏返しにされたコピー用シート
   を再び画像転写ステーションを経由して送り込む装置。
4. 【請求項４】オリジナル・シートを露光ステーションへ
   送りまた戻すための第３コンベア装置を有する、オリジ
   ナル・シートの両側に順番に在るオリジナルのための露
   光ステーションと、第４の連続運転可能コンベア装置を
   備える、オリジナル・シートのための循環径路と、露光
   ステーションから解放されたオリジナル・シートが、露
   光ステーションに沿ってもう一方の側で送られる様に、
   裏返されるターンオーバーデバイスとを有し、その循環
   径路が、コピー機に通常使用されるサイズの最少２枚の
   オリジナル・シートを受入れるに充分な長さを持ち、露
   光ステーションに送られるオリジナル・シートの画像
   が、各回２度形成されるもので、さらに制御装置が、 （ａ）第１サイクルにおいては、第３のコンベア装置を
   起動させ、最初の２枚のオリジナル・シートを継続的に
   露光ステーションに搬送し、そしてこれ等の各オリジナ
   ル・シートの一方の面が２度露光された後は、これ等の
   オリジナル・シートを循環径路に送り込み、 （ｂ）第２サイクルにおいては、第３の制御装置を起動
   させ、戻ってきた各オリジナル・シートの他方の面を２
   度露光するため、裏返されたオリジナル・シートを露光
   ステーションに送り込むことを特徴とする請求項３に記
   載の装置。