JP2691815B2 - 携帯型心電計 - Google Patents

携帯型心電計

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JP2691815B2
JP2691815B2 JP3321821A JP32182191A JP2691815B2 JP 2691815 B2 JP2691815 B2 JP 2691815B2 JP 3321821 A JP3321821 A JP 3321821A JP 32182191 A JP32182191 A JP 32182191A JP 2691815 B2 JP2691815 B2 JP 2691815B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、患者が日常的に携行し
ておき、常時的に患者の心電図データを測定するととも
に、その心電図データから心拍数を算出しておき、患者
が動悸,胸痛などの症状を自覚したときにイベントスイ
ッチを操作することで、自覚症状の前後数分間のイベン
ト波形データおよび心拍数・トレンドデータを記憶し
(イベント記録)、かつ、必要に応じて、自覚症状時の
心電図波形(イベント波形)や自覚症状時の心拍数・ト
レンドグラフとして再生表示するように構成された携帯
型心電計に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の携帯型心電計においては、イベ
ント記録のための心電図データは、例えば自覚症状の前
後数分間にわたって記憶され、医師などによる診断に際
して、液晶表示画面等にイベント波形として表示するこ
とにより、自覚症状が心臓疾患に由来するものかどうか
の定性的診断に利用される。
【0003】一方、心拍数・トレンドデータは、従来の
携帯型心電計にあっては、患者の自覚症状の有無に関係
なく例えば24時間という長時間にわたって連続的に記
憶され、診断時に心拍数・トレンドグラフとして表示す
ることにより、心臓疾患の定量的診断に利用されてい
た。この心拍数・トレンドデータ(グラフ)は、患者が
自覚症状を感じたときのものではない。
【0004】そして、従来の携帯型心電計においては、
再生表示に際して、表示画面にイベント波形を呼び出す
処理と、心拍数・トレンドグラフを呼び出す処理とが互
いに独立して全く別個に行われるようになっていた。す
なわち、イベント波形を再生表示している状態では心拍
数・トレンドグラフは表示されず、逆に、心拍数・トレ
ンドグラフを再生表示している状態ではイベント波形は
表示されないものとなっていた。
【0005】ところで、近時において、心拍数・トレン
ドデータにつき、患者の自覚症状の有無に無関係に長時
間にわたって連続的に記憶するのではなく、イベント波
形と同様に自覚症状の前後数分間に限って記憶するとい
う考え方も生まれてくるようになった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】画面に再生表示される
イベント波形の大きさは、診断の必要上、一般心電計の
標準スケールに合わせるか、あるいは、その倍または半
分程度のスケールとされている。したがって、1画面上
に表示できるイベント波形は、画面サイズの制約から、
数秒間分のものに限られてしまうのが実情であった。
【0007】これでは、イベント波形データ(心電図デ
ータ)が数分間分もあることに鑑みると、きわめて断片
的な情報しか表示していないことになる。
【0008】そのため、イベント記録期間中における経
時的な変化を観察するためには、キー操作によって表示
波形を順次的にスクロールさせなければならなかった。
そして、イベント波形のみを見て診断する場合、記録し
たすべての波形を観察しないことには心臓疾患について
の異常の有無を判断することはできないので、イベント
記録期間中における全波形が表示されるように順次的な
スクロール操作を行う必要がある。
【0009】しかし、スクロールしては一旦波形を止め
て観察し、その波形の観察が終わると再びスクロールし
て次の波形の表示に移るという作業を何度も繰り返さな
ければならない。このような作業は非常にわずらわしい
ものであり、また、診断に多大な時間を費やすため、問
題となっていた。
【0010】また、イベント波形の表示画面から心拍数
・トレンドグラフの表示画面に切り換えることで、全体
的な傾向を把握したり異常の有無のおおよその見当はつ
けることはできるが、心拍数・トレンドグラフとイベン
ト波形との間を時間軸上で直接的に結合する手立てが全
くとられておらず、たとえ心拍数・トレンドグラフ上で
異常部分を発見したとしても、その箇所をより詳しく観
察するためにイベント波形の表示画面に切り換えたとき
には、最初から表示されるために、上記同様にスクロー
ルキーの操作を必要とする上に、スクロールしても果た
して異常部分のイベント波形であるのかどうかの確実な
確認が煩雑でむずかしいものとなっていた。
【0011】そして、そのため、自覚症状が心臓疾患に
由来するものであるのかどうかの判断等を迅速,的確に
行う上で大きな障害となっていた。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、イベント波形と心拍数・トレンドグ
ラフとの相関関係を一目瞭然に把握できるようにするこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の携帯
型心電計は、患者から得られた心電図データを一時的に
更新記憶する手段と、その心電図データに基づいて心拍
数を算出する手段と、算出した心拍数のデータを一時的
に更新記憶する手段と、イベントスイッチの操作時にそ
の操作の前後の一定時間の心電図データをイベント波形
データとして時刻情報とともに記憶する手段と、前記イ
ベントスイッチの操作時に同時に操作前後の一定時間の
心拍数のデータを心拍数・トレンドデータとして時刻情
報とともに記憶する手段と、再生表示モードにおいて、
表示画面にイベント波形と心拍数・トレンドグラフとを
上下二段となるよう重畳して同時に表示する手段と、表
示されているイベント波形のデータ記憶時刻に対応させ
て前記心拍数・トレンドグラフ上に時刻指示マークを併
せて表示する手段と、スクロールキーの操作により表示
画面に表示されるべきイベント波形と前記時刻指示マー
クとを互いに同期しかつデータ記憶時刻を同一に保った
状態で移動させる手段とを備えたことを特徴とするもの
である。
【0014】また、本発明に係る第2の携帯型心電計
は、上記第1の携帯型心電計において、表示すべきイベ
ント波形が所定の波形表示領域からはみ出すかどうかを
判定する手段と、はみ出すと判定したときに表示すべき
イベント波形の振幅およびベースラインを表示波形が波
形表示領域に収まるように補正する手段とを備えたこと
を特徴とするものである。
【0015】
【作用】第1の携帯型心電計によれば、イベント波形と
心拍数・トレンドグラフとが同時的に上下二段に重畳表
示されるから、従来例のように全波形をスクロールする
必要もなければ、心拍数・トレンドグラフの表示画面か
らイベント波形の表示画面への切り換えを行う必要もな
く、心拍数・トレンドグラフとイベント波形とを同時に
見ながら、スクロールキー操作により心拍数・トレンド
グラフで異常と思われる部分に時刻指示マークを移動さ
せると、これに同期してデータ記憶時刻を同一に保つ状
態でイベント波形がスクロールされていく。すなわち、
心拍数・トレンドグラフによってイベント記録期間中の
心拍数の経時的な変化に関連付けてイベント波形を同時
表示状態で観察することができる。端的にいうと、心拍
数・トレンドグラフとイベント波形との相関関係を一目
瞭然に明確に把握することができる。
【0016】ところで、心拍数・トレンドグラフとイベ
ント波形とをただ単純に上下二段にわけて重畳表示する
だけであると、波形によってはその振幅が大き過ぎて一
部分が心拍数・トレンドグラフに重なって隠れて、見に
くくなってしまう可能性がある。
【0017】しかし、第2の携帯型心電計によれば、イ
ベント波形が表示されるべき所定の大きさの表示領域を
定め、いま表示しようとするイベント波形が波形表示領
域からはみ出すかどうかを判定し、はみ出すと判定した
ときには振幅およびベースラインを表示波形が波形表示
領域に収まるように補正した上でイベント波形を表示す
るようにしたので、上下二段の重畳表示であるにもかか
わらず、イベント波形を心拍数・トレンドグラフ内に隠
れない状態で、常に所定の波形表示領域内において表示
させることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る携帯型心電計の一実施例
を図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】図1は携帯型心電計の主要部の電気的構成
を示すブロック線図である。
【0020】図において、2は患者に装着する体表面電
極、4は体表面電極2によってピックアップされた心電
図信号を増幅する心電アンプ、6は増幅されたアナログ
の心電図信号をディジタルの心電図データに変換するA
/Dコンバータ、8はマイクロコンピュータの中央処理
装置であって全体の制御を司るCPU、10はプログラ
ムを格納しているROM、12はワーキングメモリおよ
びユーザーメモリとしてのRAM、14はCPU8によ
って駆動制御される液晶ドライバ、16は微細な液晶表
示素子を縦横にマトリックスに並べて各種のデータを数
値,グラフ,波形のいずれでも表示できるように構成さ
れた液晶表示装置、18は各種の操作を入力するための
タッチキー、20は患者が動悸,胸痛などの自覚症状を
感じたときに押し操作するイベントスイッチである。タ
ッチキー18は、液晶表示装置16のキー表示に合わせ
て透明板に形成されている。
【0021】RAM12は、A/Dコンバータ6でサン
プリングされた心電図データを時刻情報とともにCPU
8を介してメモリループ方式で一時的に格納する記憶領
域と、その心電図データに基づいて算出された心拍数の
トレンドデータを時刻情報とともにメモリループ方式で
一時的に格納する記憶領域とを有している。CPU8
は、RAM12に一時的に格納された心電図データに基
づいて心拍数を算出する機能を有しているとともに、イ
ベントスイッチ20の押し操作に伴って、その操作の前
後1分間ずつの合計2分間分の心電図データをイベント
波形データとしてRAM12に記憶させる機能と、イベ
ントスイッチ20の押し操作の前後1分間ずつの合計2
分間分の心拍数・トレンドデータをRAM12に記憶さ
せる機能を有している。
【0022】図2はRAM12のメモリマップを示す。
【0023】RAM12は、図2に示すように、第1お
よび第2の心電図データ記憶領域12a,12bと第1
および第2の心拍数データ記憶領域12c,12dを有
している。
【0024】第1の心電図データ記憶領域12aは、イ
ベント前1分間用のもので、常時的に最新の1分間分の
心電図データを時刻情報とともにメモリループ方式で更
新記憶しておき、イベントスイッチ20が押し操作され
たときにその更新記憶を中止することでイベント前1分
間分の心電図データをイベント波形データとして時刻情
報とともに固定的に記憶する領域である。
【0025】第2の心電図データ記憶領域12bは、イ
ベント後1分間用のもので、イベントスイッチ20が押
し操作された時から1分間にわたって得られた心電図デ
ータを時刻情報とともに記憶しておくための領域であ
る。
【0026】第1の心拍数データ記憶領域12cは、イ
ベント前1分間用のもので、常時的に最新の1分間分の
心拍数・トレンドデータを時刻情報とともにメモリルー
プ方式で更新記憶しておき、イベントスイッチ20が押
し操作されたときにその更新記憶を中止することでイベ
ント前1分間分の心拍数・トレンドデータを時刻情報と
ともに固定的に記憶する領域である。
【0027】第2の心拍数データ記憶領域12dは、イ
ベント後1分間用のもので、イベントスイッチ20が押
し操作された時から1分間にわたって得られた心拍数・
トレンドデータを時刻情報とともに記憶しておくための
領域である。
【0028】微細な液晶表示素子を縦横にマトリックス
に並べて各種のデータを数値,グラフ,波形のいずれで
も表示できるようにした液晶表示装置16における表示
例を図3,図4に示す。
【0029】この表示画面にはタッチキー18における
各種のキーに対応した表示も行われるようになってい
る。
【0030】図3は本発明の特徴を最も端的に表してい
るものである。すなわち、イベントスイッチ20の押し
操作の前後1分間ずつの合計2分間分にわたる心拍数・
トレンドグラフ100と、数個分のイベント波形200
とを、上下二段に分ける状態で重畳表示した状態を示し
ている。
【0031】d1 は心拍数HRを表すための縦軸の表
示、d2 は時間を表すための横軸の表示(2分間トレン
ド)、d3 は時刻指示マーク、d4 は時刻指示マークd
3 の移動と同時にイベント波形200をスクロールする
ためのスクロールキーである。
【0032】このうち、d4-1 ,d4-2 はイベント波形
200を1心拍単位で移動させる右スクロールキーと左
スクロールキー、d4-3 ,d4-4 は1画面単位でスクロ
ールさせる右スキップキーと左スキップキーである。d
5 はトレンドグラフキー、d6 は表示倍率変更キーであ
る。
【0033】図4はイベント波形200のみの表示例で
あり、d7 は表示中のイベント波形200のうちの先頭
の1心拍の心拍数を示す表示、d8 は表示中のイベント
波形200のうちの先頭の1心拍の波形がイベントスイ
ッチ20を押し操作した時刻からの変位時間を示す表示
であり、「+」が付くときはイベントスイッチ20が押
し操作された後での変位時間、「−」が付くときはイベ
ントスイッチ20が押し操作される前での変位時間であ
る。
【0034】トレンドグラフキーd5 は、これを押し操
作することによって、図4のイベント波形200のみの
表示画面から図3の心拍数・トレンドグラフ100とイ
ベント波形200との上下二段重畳表示の表示画面に切
り換えるものである。
【0035】次に、この実施例の携帯型心電計の動作を
図5〜図7に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0036】電源の投入によってCPU8による制御動
作が開始される。体表面電極2によってピックアップさ
れ心電アンプ4によって増幅された心電図信号はA/D
コンバータ6に入力される。CPU8は、ROM10か
ら読み込んだプログラムに従って次のような制御動作を
行う。
【0037】電源投入によって液晶表示装置16には、
タッチキー18として測定キー,再生キーの表記が表示
される。
【0038】まず、ステップS1で、タッチキー18に
おける測定キーが操作されたかどうかを判断し、その操
作があったと判断したときにはステップS2〜S15の
ルーチンを実行する。そうでなければステップS16で
タッチキー18における再生キーが操作されたかどうか
を判断し、操作されたと判断したときにはステップS1
7〜S29のルーチンを実行する(詳しくは後述す
る)。
【0039】電源の投入の後、一般的には、最初に測定
キーが入力操作される。したがって、ステップS2に進
んでA/Dコンバータ6を制御し、A/Dコンバータ6
が入力した増幅後の心電図信号を一定時間ごとにサンプ
リングし、A/D変換によってディジタルの心電図デー
タに変換し、CPU8に取り込む。そして、CPU8
は、ステップS3で、連続してサンプリングされた心電
図データを時刻情報とともにRAM12に転送し一時的
に格納する。このとき、CPU8は、RAM12におけ
る第1の心電図データ記憶領域12a(イベント前1分
間用)に、常に現在から最新1分間の心電図データが確
保されるようにメモリループ方式で更新記憶する。その
記憶内容はイベントスイッチ20が操作されるまでは常
に変化している。
【0040】CPU8は、ステップS4で、RAM12
から読み出した心電図データに基づいて心電図波形の解
析を行って1心拍の区切りとなるR波頂点に相当するデ
ータをサーチする。R波頂点は、心電図波形の特徴点で
あるQRS群中の最も鋭い立ち上がりをもつ部分であ
る。そのR波頂点のサーチの方法としては、例えば、あ
る時点での心電図データの値がそれ以前の1心拍内での
心電図データ群の最大値の7割を超え、かつ、極大点で
あることを条件に判定することで実現できる。
【0041】R波頂点であると認識するとステップS5
に進み、そうでなければステップS7(イベントスイッ
チ20の操作の判断)およびステップS8(中止キーの
操作の判断)を経てステップS2にリターンし、以下、
ステップS2〜S4,S7,S8を繰り返す。
【0042】R波頂点を見つけ出すとステップS5に進
み、心拍数を算出する。すなわち、1回前の心拍のR波
頂点から今回の心拍のR波頂点までの時間の逆数を求め
て、これを心拍数とする。その時間は、両R波頂点間に
おける〔サンプリング数×サンプリング周期〕によって
求められる。
【0043】次いで、CPU8は、ステップS6で心拍
数のデータを時刻情報とともにRAM12に転送して一
時的に格納する。CPU8は、このときもステップS3
と同様に、RAM12における第1の心拍数データ記憶
領域12c(イベント前1分間用)に、常に現在から最
新1分間の心拍数・トレンドデータが確保されるように
メモリループ方式で更新記憶する。その記憶内容もイベ
ントスイッチ20が操作されるまでは常に変化してい
る。
【0044】イベントスイッチ20が押し操作されず、
また、タッチキー18における中止キーが押し操作され
ない限り、ステップS2にリターンして、上記の動作を
繰り返す。ステップS8において中止キーが操作された
と判断したときはステップS1にリターンする。
【0045】ステップS7においてイベントスイッチ2
0が操作されたと判断したときは、図6のステップS9
に進む。ステップS9では、ステップS2と同様に、増
幅後の心電図信号を一定時間おきにサンプリングしA/
D変換してCPU8に読み込み、ステップS10では、
連続してサンプリングされた心電図データを時刻情報と
ともにRAM12に格納する。このとき、CPU8は、
心電図データをRAM12における第2の心電図データ
記憶領域12b(イベント後1分間用)に記録する。第
1の心電図データ記憶領域12aでのメモリループ方式
による更新記憶は行わないので、この記憶領域12aに
はイベントスイッチ20の操作前1分から操作時点まで
の心電図データが固定的に記憶されることになる。
【0046】ステップS11では、ステップS4と同様
に、心電図波形の解析を行って1心拍の区切りとなるR
波頂点に相当するデータをサーチする。R波頂点である
と認識するとステップS12に進み、そうでなければス
テップS14(イベント記録終了の判断)を経てステッ
プS9にリターンし、以下、ステップS9〜S11,S
14を繰り返す。
【0047】R波頂点を見つけ出すとステップS12に
進んで心拍数を算出し、ステップS13では、算出され
た心拍数・トレンドデータを時刻情報とともにRAM1
2に格納する。このとき、CPU8は、心拍数・トレン
ドデータをRAM12における第2の心拍数データ記憶
領域12d(イベント後1分間用)に記憶する。第1の
心拍数データ記憶領域12cでのメモリループ方式によ
る更新記憶は行わないので、この記憶領域12cにはイ
ベントスイッチ20の操作前1分から操作時点までの心
拍数・トレンドデータが固定的に記憶されることにな
る。
【0048】ステップS14では、イベントスイッチ2
0の操作後1分が経過したかどうかによってイベント記
録が終了したかどうかを判断する。イベント記録が終了
するまでは、ステップS9にリターンして、イベントス
イッチ20の操作時点から1分間が経過するまでの心電
図データと心拍数・トレンドデータとを記憶する。そし
て、イベント記録が終了したと判断したときは、ステッ
プS15に進んで電源を自動的にOFFにして心電図デ
ータの測定を終了する。
【0049】以上によって、患者が動悸や胸痛などの自
覚症状を感じてイベントスイッチ20を操作したとき
に、その前後1分間ずつの合計2分間の心電図データ
(イベント波形データ;発作時心電図データ)および心
拍数・トレンドデータがRAM12に記憶されたことに
なる。
【0050】イベント記録が終了した後、電源を再投入
したときには、通常は、ステップS1の判断が否定的と
なり、ステップS16に進む。すなわち、タッチキー1
8において再生キーが操作されるのを待って図7のステ
ップS17に進む。
【0051】ステップS17で、CPU8は、RAM1
2から1画面分の心電図データ(イベント波形データ)
を読み込み、ステップS18でその心電図データを心電
図波形の表示データに変換し、ステップS19でその表
示データを液晶ドライバ14に転送し、ステップS20
で液晶ドライバ14を制御して液晶表示装置16にイベ
ント波形200(数秒間分)を再生表示する。この表示
は、ステップS21においてトレンドグラフキーd5
操作されたと判断するか、あるいは、ステップS22に
おいてタッチキー18における中止キーが操作されたと
判断するまで続けられる。中止キーが操作されるとステ
ップS1にリターンする。
【0052】ステップS21でトレンドグラフキーd5
が操作されたと判断したときはステップS23に進んで
RAM12から心拍数・トレンドデータをCPU8に読
み込み、ステップS24で心拍数・トレンドデータを心
拍数・トレンドグラフの表示データのかたちに変換す
る。この心拍数・トレンドグラフというのは、横軸に時
間をとり、縦軸に心拍数をとって、心拍数の時間的変動
を示すグラフとしたものである。このとき、心拍数・ト
レンドグラフ100は、液晶表示装置16においてイベ
ント波形200との上下二段の重畳表示が行えるよう
に、画面の上端に細長く表示されるような表示データに
変換する。
【0053】次いで、ステップS25で、CPU8は、
心拍数・トレンドグラフ100の表示データをイベント
波形200の表示データと重畳して液晶ドライバ14に
転送し、ステップS26で液晶ドライバ14を制御して
液晶表示装置16の1画面に心拍数・トレンドグラフ1
00とイベント波形200とを上下二段に同時的に表示
する。このとき、CPU8は、表示されているイベント
波形200の記録時刻に対応させて心拍数・トレンドグ
ラフ100上に時刻指示マークd3 を併せて表示する。
【0054】ステップS27で、タッチキー18におけ
るスクロールキーd4 が操作されたかどうかを判断し、
操作されないときはステップS29にスキップするが、
操作されたときは、ステップS28に進んで、スクロー
ルキーd4 の種類(右スクロールキーd4-1 ,左スクロ
ールキーd4-2 ,右スキップキーd4-3 ,左スキップキ
ーd4-4 )に応じて、液晶表示装置16に表示されるべ
きイベント波形200をスクロールするとともに、これ
に同期してデータ記憶時刻を同一に保った状態で時刻指
示マークd3 を心拍数・トレンドグラフ100上で移動
させる。
【0055】ステップS29ではタッチキー18におけ
る中止キーが操作されたかどうかを判断し、操作されな
い限りステップS23にリターンして、ステップS23
〜S29のルーチンを繰り返し実行するが、中止キーが
操作されたときはステップS1にリターンする。
【0056】このような心拍数・トレンドグラフ100
とイベント波形200との同時二段表示と、互いに同期
した心電図波形200のスクロールと時刻指示マークd
3 の移動とにより、各データ記憶時刻における心電図波
形200を、イベント記録期間中の心拍数の経時的な変
化に関連付けた状態の画面を構成することができる。
【0057】医師は、液晶表示装置16に心拍数・トレ
ンドグラフ100とイベント波形200とを同時に二段
表示させることで、心拍数・トレンドグラフ100とイ
ベント波形200との相関関係を素早く明確に把握する
ことができる。このことは、イベント波形200のもと
になった自覚症状が心臓疾患に由来するものであるか否
かの判断や、それが心臓疾患に由来するものであると
き、その発生機序の解明、重症度の判定、投薬効果の確
認等の所要の処置を迅速に、また、的確に行う上できわ
めて有利なものとなる。
【0058】ところで、心拍数・トレンドグラフ100
とイベント波形200とをただ単純に上下二段に重畳表
示するだけであると、イベント波形200によってはそ
の振幅が大き過ぎて一部分が心拍数・トレンドグラフ1
00に重なって隠れて、見にくくなってしまう可能性が
ある。
【0059】そこで、図8に示すように、液晶表示装置
16の表示画面を、心拍数・トレンドグラフ100が表
示されるべき所定大きさのトレンドグラフ表示領域16
aと、イベント波形200が表示されるべき所定大きさ
のイベント波形表示領域16bと、スクロールキー表示
領域16cとに分けるとともに、CPU8の制御動作と
して、図7のステップS24とステップS25との間
に、図9に示すルーチンを追加する。なお、液晶表示装
置16の画面サイズの一例を挙げると、例えば全画面が
80×128ドットと比較的に小さく、トレンドグラフ
表示領域16aとして16×128ドットを割り当て、
イベント波形表示領域16bとして48×128ドット
を割り当て、スクロールキー表示領域16cとして16
×128ドットを割り当てている。
【0060】以下、フローを説明する。
【0061】CPU8は、ステップS24において心拍
数・トレンドグラフ100の表示データを作成すると、
ステップS30に進んで、いま表示しようとする1画面
分の心電図データからイベント波形200の波高値(p
eak to peak)VP-P を算出する。そして、
ステップS31で、VP-P がイベント波形表示領域16
bの高さHより小さいかどうかを判断する。
【0062】VP-P ≦Hのときは、表示しようとするイ
ベント波形200がイベント波形表示領域16b内に収
まるので問題がなく、したがって、そのままステップS
34にスキップするが、VP-P >Hのときは収まらない
ので、ステップS32に進み、1画面分の心電図データ
の波高値を1/2に縮小する(VP-P ←VP-P /2)。
そして、ステップS33では、ステップS18でのイベ
ント波形200の表示データに代えて、縮小後の心電図
データをイベント波形200の表示データに変換する。
【0063】次いで、ステップS34では、イベント波
形200がイベント波形表示領域16b内に確実に収ま
るようにするために、イベント波形200の波高値V
P-P の中央レベルVP-P /2がイベント波形表示領域1
6bの中央位置に一致するようにベースラインをシフト
する。
【0064】ステップS35で、上記のように振幅とベ
ースラインとが補正されたイベント波形200の表示デ
ータと心拍数・トレンドグラフ100の表示データとを
1列ごとに重畳し、その次に図7のステップS25へと
進むのである。
【0065】この場合、イベント波形200が心拍数・
トレンドグラフ100に隠されて見えなくなるといった
ことが回避され、イベント波形200の全振幅範囲を常
にイベント波形表示領域16bに収めて表示でき、心拍
数・トレンドグラフ100とイベント波形200との二
段表示を視認性の高いものにすることができる。
【0066】なお、心拍数・トレンドグラフ100とイ
ベント波形200との二段表示については、イベント波
形200を上段に、心拍数・トレンドグラフ100を下
段に表示するようにしてもよい。
【0067】
【発明の効果】本発明に係る第1の携帯型心電計によれ
ば、心拍数・トレンドグラフとイベント波形とを同一画
面において上下二段に重畳表示し、スクロールキーの操
作によって心拍数・トレンドグラフ上で時刻指示マーク
を移動させると、データ記憶時刻を同一に保った状態で
同期してイベント波形がスクロールされるように構成し
たので、心拍数の経時的変化に関連付けてイベント波形
を同時表示でき、両者の相関関係を一目瞭然に明確に把
握することができる。
【0068】心拍数・トレンドグラフの表示により、従
来例のように全波形を見なくても、期外収縮の有無、頻
脈または徐脈の傾向の判断が可能となる。また、心拍数
・トレンドグラフとイベント波形との上下二段の重畳表
示と、互いに同期した心拍数・トレンドグラフ上での時
刻指示マークの移動とイベント波形のスクロールとによ
り、異常発生に至るまでの経過や正常に戻るまでの経
過、ひいては、自覚症状が心臓疾患に由来するものであ
るのかどうかの判断等を迅速,的確に行うことができ
る。
【0069】また、本発明に係る第2の携帯型心電計に
よれば、イベント波形表示について所定大きさの表示領
域を定めておき、かつ、表示すべきイベント波形が波形
表示領域からはみ出すかどうかを判定し、はみ出すと判
定したときには振幅およびベースラインを表示波形が波
形表示領域に収まるように補正した上でイベント波形を
表示するように構成したので、上下二段の重畳表示であ
るにもかかわらず、イベント波形が心拍数・トレンドグ
ラフ内に隠されて見えなくなるといった事態を避け、常
にイベント波形をその全振幅範囲において表示できるた
め、二段表示であるにもかかわらずその視認性を高いも
のにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る携帯型心電計の主要部
の電気的構成を示すブロック線図である。
【図2】実施例におけるRAMのメモリマップである。
【図3】実施例における心拍数・トレンドグラフおよび
イベント波形の二段表示の表示例である。
【図4】実施例におけるイベント波形の表示例である。
【図5】実施例の動作説明に供するフローチャートであ
る。
【図6】実施例の動作説明に供するフローチャートであ
る。
【図7】実施例の動作説明に供するフローチャートであ
る。
【図8】別の実施例に係る表示画面の分割構成図であ
る。
【図9】別の実施例の動作説明に供するフローチャート
である。
【符号の説明】
2 体表面電極 4 心電アンプ 6 A/Dコンバータ 8 CPU 10 ROM 12 RAM 12a 第1の心電図データ記憶領域 12b 第2の心電図データ記憶領域 12c 第1の心拍数データ記憶領域 12d 第2の心拍数データ記憶領域 14 液晶ドライバ 16 液晶表示装置 16a トレンドグラフ表示領域 16b イベント波形表示領域 16c スクロールキー表示領域 18 タッチキー 20 イベントスイッチ 100 心拍数・トレンドグラフ 200 イベント波形 d3 時刻指示マーク d4 スクロールキー d5 トレンド再生キー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者から得られた心電図データを一時的
    に更新記憶する手段と、 その心電図データに基づいて心拍数を算出する手段と、 算出した心拍数のデータを一時的に更新記憶する手段
    と、 イベントスイッチの操作時にその操作の前後の一定時間
    の心電図データをイベント波形データとして時刻情報と
    ともに記憶する手段と、 前記イベントスイッチの操作時に同時に操作前後の一定
    時間の心拍数のデータを心拍数・トレンドデータとして
    時刻情報とともに記憶する手段と、 再生表示モードにおいて、 表示画面にイベント波形と心拍数・トレンドグラフとを
    上下二段となるよう重畳して同時に表示する手段と、 表示されているイベント波形のデータ記憶時刻に対応さ
    せて前記心拍数・トレンドグラフ上に時刻指示マークを
    併せて表示する手段と、 スクロールキーの操作により表示画面に表示されるべき
    イベント波形と前記時刻指示マークとを互いに同期しか
    つデータ記憶時刻を同一に保った状態で移動させる手段
    とを備えたことを特徴とする携帯型心電計。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の携帯型心電計におい
    て、 表示すべきイベント波形が所定の波形表示領域からはみ
    出すかどうかを判定する手段と、 はみ出すと判定したときに表示すべきイベント波形の振
    幅およびベースラインを表示波形が波形表示領域に収ま
    るように補正する手段とを備えたことを特徴とする携帯
    型心電計。
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