JP2691088B2 - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents
ハロゲン化銀写真感光材料Info
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Description
料に関する。
感度が改良されたハロゲン化銀乳剤を用いたハロゲン化
銀写真感光材料に関する。
ロゲン化銀乳剤は、通常、例えば、所望の感度、階調を
得るために各種の化学物質を用いて化学増感を施す。そ
の代表的方法としては、硫黄増感、セレン増感、テルル
増感、例えば金の貴金属増感、還元増感および、これら
の組み合わせによる。各種増感法が知られている。
高感度、優れた粒状性や高い鮮鋭度、更に、例えば、現
像進行を早めた迅速処理への所望は強く、上記増感法の
種々の改良がなされてきた。
ルル増感剤に関しては、例えば、米国特許第16234
99号、同3320069号、同3772031号、同
3531289号、同3655394号、英国特許第2
35211号、同1121496号、同1295462
号、同1396696号、カナダ特許第800958号
に一般的には開示されているが、詳細かつ具体的なテル
ル増感剤についての記載は、英国特許第1295462
号、同1396696号とカナダ特許第800958号
ぐらいしか知られていなかった。
成の異なる部分を存在させることにより、例えば、感
度、階調、粒状を改良する方法が数多く検討されてい
る。
59−177535号、同60−138538号、同6
0−254032号、同61−245151号、同60
−35726号、同60−147727号にその例をみ
ることができる。
方法で得られる乳剤粒子の性能は、今日のますます高度
化する高感度化、高画質化の要求に対して、さらに改良
の望まれるレベルである。また、一般に内部にハロゲン
組成の異なる部分を有する正常晶からなる乳剤を用いた
感光材料は、圧力のかかった部分の濃度の低下、いわゆ
る圧力減感が大きく、その対策が望まれている。
られていた具体的なテルル増感剤としては、例えばカナ
ダ特許第800958号に例示されているコロイド状テ
ルルやポタシウムテルライドがあり通常、当業界で広く
行なわれている硫黄増感に比べ到達感度が高くなるとい
ったすぐれた面をもつが、前者は、塩化第1スズの様な
強力な還元剤を用いて調製するためその残存や、又調製
条件の微妙な変化のため再現性のよい増感剤とはなり難
くまたポタシウムテルライドは、化合物自体の安定性が
悪く取り扱いが難しく、再現性も悪い。
増感剤として知られてはいるが、一般に、テルル化合物
は化合物としての安定性が悪く、その結果得られる写真
性能の再現性が良くない場合が多く、再現性の良い、よ
り安定なテルル増感剤の開発が望まれていた。
分を存在させると、感度/粒状比の改良効果が得られる
が、いまだ十分とは言えない。また粒子内部にハロゲン
組成の異なる部分を存在させると露光前に圧力がかかる
ことにより感度が低下することがあり、写真感光材料の
取り扱い時におきる、例えば折り曲げに対する耐性が不
十分であった。
優れていながら圧力に対する耐性に優れたハロゲン化銀
写真感光材料を提供することである。
本発明によって達成され、従来の技術では到達しえなか
った感度/粒状比を達成しながら圧力耐性に優れたハロ
ゲン化銀写真感光材料が得られた。
層のハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光
材料において、該ハロゲン化銀乳剤層が粒子内部にハロ
ゲン組成の異なる部分を有し、かつ金増感、硫黄増感お
よびテルル増感されたハロゲン化銀粒子を含有すること
を特徴とするハロゲン化銀写真感光材料を提供する。
(I)または化4に示す一般式(II)で表わされる少
なくとも一種の化合物で行なわれていることが好まし
い。
香族基、複素環基、OR4 ,NR5 (R6 ),SR7 ,
OSiR8 (R9 )(R10),Xまたは水素原子を表
す。R4 およびR7 は脂肪族基、芳香族基、複素環基、
水素原子またはカチオンを表し、R5 およびR6 は脂肪
族基、芳香族基、複素環基または水素原子を表し、
R8 ,R9 およびR10は脂肪族基を表し、Xはハロゲン
原子を表す。
基または−NR13(R14)を表し、R12は−NR15(R
16),−N(R17)N(R18)R19または−OR20を表
す。R13,R14,R15,R16,R17,R18,R19および
R20は水素原子、脂肪族基、芳香族基、複素環基または
アシル基を表す。ここでR11とR15,R11とR17,R11
とR18,R11とR20,R13とR15,R13とR17,R13と
R18およびR13とR20は結合して環を形成してもよい。
異なる部分を有するハロゲン化銀粒子とは、少なくとも
コア部分とそれを被覆して均一なハロゲン組成により形
成され最表層を形成するシェル部分からなり、少なくと
もコア部とシェル部でハロゲン組成が異なっている粒子
である。
臭化銀よりなるコア部分とコアより沃化銀含有率の低い
均一な沃臭化銀、塩沃臭化銀、沃化銀によりなるシェル
部分からなる粒子である。
していてもよいし、不均一に局在化していてもよい。例
えばコア形成終了時にやいてコア粒子の頂点に局在して
いてもよい。
いても不連続に変化していてもよい。例えば、コア部分
の中心部分を、シェルよりも高い沃化銀含有率の沃化銀
で形成し、周辺部に向かって沃化銀含有率を連続的に低
下させ、コア部分形成終了時にはシェルの沃化銀含有率
に等しい沃化銀含有率となる様にコア部分の沃化銀含有
率を変化させることもできる。また例えばコア部分がさ
らに沃化銀含有率の異なる明確な多層構造よりなってい
てもよい。
沃化銀含有率は10モル%以上が好ましく、30モル%
以上が特に好ましく、その上限は100%すなわち沃化
銀でもよい。
入することもできる。
2547号に記載のハロゲン変換されたハロ塩化銀層、
チオシアン酸銀層、クエン酸銀層を有することもでき
る。
異なる部分を有するハロゲン化銀粒子の外表面の形状
は、8面体でも、立方体でも、六角形状平板でもよい。
コアを形成する平板状粒子の主平面上に平板粒子を厚く
する方向に形成されても、外周方向に平板粒子の投影面
積を大きくする方向に形成されてもよい。
粒子が好ましい。
境界であっても、不明確な境界であってもよい。また積
極的に連続的な組成変化をつけたものも好ましい態様で
ある。
るいは構造をもって存在するハロゲン化銀粒子の場合、
粒子間のハロゲン組成分布を制御することが重要であ
る。粒子間のハロゲン組成分布の測定法に関しては特開
昭60−254032号に記載されている。粒子間のハ
ロゲン分布が均一であることは望ましい特性である。特
に変動係数20%以下の均一性の高い乳剤は好ましい。
別の好ましい形態は、粒子サイズとハロゲン組成に相関
がある乳剤である。例えば、大サイズ粒子ほどヨード含
量が高く、小サイズ粒子ほどヨード含量が低いような相
関がある場合である。目的により逆の相関、他のハロゲ
ン組成での相関を選ぶことができる。この目的のために
組成の異なる2つ以上の乳剤を混合させることが好まし
い。
ることは重要である。表面近傍の沃化銀含量を高くす
る、あるいは塩化銀含量を高くすることは、色素の吸着
性や現像速度を変えるので目的に応じて選ぶことができ
る。表面近傍のハロゲン組成を変える場合に、粒子全体
を包み込む構造でも、粒子の一部分にのみ付着させる構
造のどちらも選ぶことができる。例えば(100)面と
(111)面からなる14面体粒子の一方の面のみハロ
ゲン組成を変える場合、あるいは平板粒子の主平面と側
面の一方のハロゲン組成を変える場合である。
て、例えば、欧州特許第96,727B1号、同64,
412B1号に開示されているような粒子に丸みをもた
らす処理、あるいは西独特許第2,306,447C2
号、特開昭60−221320号に開示されているよう
な表面の改質を行ってもよい。
あるが、意図的に凹凸を形成することは場合によって好
ましい。特開昭58−106532号、特開昭60−2
21320号に記載されている結晶の一部分、例えば頂
点あるいは面の中央に穴をあける方法、あるいは米国特
許第4,643,966号に記載されているラッフル粒
子がその例である。
ば、電子顕微鏡を用いた投影面積の円相当直径、投影面
積と粒子厚みから算出する粒子体積の球相当直径あるい
はコールターカウンター法による体積の球相当直径によ
り評価できる。本発明では、球相当直径が0.05ミク
ロン以下の超微粒子から、10ミクロンを越える粗大粒
子に亘るものまで用いることができる。好ましくは、
0.1ミクロン以上で且つ3ミクロン以下の粒子を感光
性ハロゲン化銀粒子として用いることである。
い、いわゆる多分散乳剤でも、サイズ分布の狭い単分散
乳剤でも目的に応じて選んで用いることができる。サイ
ズ分布を表わす尺度として、粒子の投影面積円相当直径
あるいは体積の球相当直径の変動係数を用いる場合があ
る。単分散乳剤を用いる場合、変動係数が25%以下、
より好ましくは20%以下、さらに好ましくは15%以
下であるサイズ分布の乳剤を用いるのがよい。
のものについては、転位線の電子顕微鏡観察ができる。
それ以上のサイズのものについては適当な溶剤を用いて
ハロゲン化銀粒子の厚さを電子線が透過し得る程度まで
薄くすることにより転位線の観察が可能である。転位線
を全く含まない粒子、数本の転位線を含む粒子、あるい
は多数の転位を含む粒子を目的に応じて選ぶことは好ま
しい。転位線の導入は、例えば、粒子の頂点近傍、稜の
特定の部分に限定することが好ましい。
ロールド・ダブルジェット法を用いて調製することがで
きる。この方法によると、結晶形が規則的で粒子サイズ
が均一に近いハロゲン化銀乳剤が得られる。
形成したハロゲン化銀粒子を添加する方法(例えば米国
特許第4,334,012号、同4,301,241
号、同4,150,994号)は場合により好ましい。
これらは種結晶として用いることもできるし、成長用の
ハロゲン化銀として供給する場合も有効である。後者の
場合、粒子サイズの小さい乳剤を添加するのが好まし
く、添加方法としては、例えば、一度に全量添加、複数
回に分割して添加あるいは連続的に添加する方法を用い
ることができる。また、表面を改質させるために種々の
ハロゲン組成の粒子を添加することも場合により有効で
ある。
あるいはごく一部分をハロゲン変換法によって変換させ
る方法は、例えば、米国特許第3,477,852号、
同4,142,900号、欧州特許第273,429
号、同273,430号、西独公開特許第3,819,
241号に開示されており、有効な粒子形成法である。
より難溶性の銀塩に変換するために、可溶性ハロゲンの
溶液あるいはハロゲン化銀粒子を添加することができ
る。その際、例えば、一度に変換する、複数回に分割し
て変換する、あるいは連続的に変換する方法を選ぶこと
ができる。
で可溶性銀塩とハロゲン塩を添加する方法以外に、英国
特許第1,469,480号、米国特許第3,650,
757号、同4,242,445号に記載されているよ
うに濃度を変化させる、あるいは流速を変化させる粒子
形成法は好ましい方法である。濃度を増加させる、ある
いは流速を増加させることにより、供給するハロゲン化
銀量を添加時間の一次関数、二次関数、あるいはより複
雑な関数で変化させることができる。また必要に応じ、
供給ハロゲン化銀量を減量することも場合により好まし
い。さらに、組成の異なる複数の可溶性銀塩溶液を添加
する、あるいは組成の異なる複数の可溶性ハロゲン塩溶
液を添加する場合に、一方を増加させ、もう一方を減少
させるような添加方式も有効な方法である。
応させる時の混合器としては、米国特許第2,996,
287号、同3,342,605号、同3,415,6
50号、同3,785,777号、西独公開特許第2,
556,885号、同2,555,364号に記載され
ているものを適宜選択して用いることができる。
剤が有用である。例えば、熟成を促進するのに過剰量の
ハロゲンイオンを反応器内に存在せしめることが知られ
ている。また他の熟成剤を用いることもできる。これら
の熟成剤は、銀およびハロゲン化物塩を添加する前に反
応器中の分散媒中に全量を配合しておくことができる
し、ハロゲン化物塩、銀塩または解膠剤を加えると共に
反応器中に導入することもできる。別の変形態様とし
て、熟成剤をハロゲン化物塩および銀塩添加段階で独立
して導入することもできる。
オシアン酸塩(例えば、ロダンカリ、ロダンアンモニウ
ム)、有機チオエーテル化合物(例えば、米国特許第
3,574,628号、同3,021,215号、同
3,057,724号、同3,038,805号、同
4,276,374号、同4,297,439号、同
3,704,130号、同4,782,013号、特開
昭57−104926号に記載の化合物。)、チオン化
合物(例えば特開昭53−82408号、同55−77
737号、米国特許第4,221,863号に記載され
ている四置換チオウレアや、特開昭53−144319
号に記載されている化合物)、特開昭57−20253
1号に記載されているハロゲン化銀粒子の成長を促進し
うるメルカプト化合物、アミン化合物(例えば特開昭5
4−100717号)があげられる。
は、例えば、米国特許第1,623,499号、同3,
320,069号、同3,772,031号、英国特許
第235,211号、同1,121,496号、同1,
295,462号、同1,396,696号、カナダ特
許第800,958号、ジャーナル・オブ・ケミカル・
ソサイアティー・ケミカル・コミュニケーション(J.
Chem.Soc.Chem.Commun.)635
(1980)、ibid 1102(1979)、ib
id 645(1979)、ジャーナル・オブ・ケミカ
ル・ソサイアティー・パーキン・トランザクション
(J.Chem.Soc.Perkin Tran
s.)1,2191(1980)に記載の化合物を用い
ることが好ましい。
コロイド状テルル、テルロ尿素類(例えばアリルテルロ
尿素、N,N−ジメチルデルロ尿素、テトラメチルテル
ロ尿素、N−カルボキシエチル−N′,N′−ジメチル
テルロ尿素、N,N′−ジメチルエチレンテルロ尿素、
N,N′−ジフェニルエチレンテルロ尿素)、イソテル
ロシアナート類(例えばアリルイソテルロシアナー
ト)、テルロケトン類(例えばテルロアセトン、テルロ
アセトフェノン)、テルロアミド類(例えばテルロアセ
トアミド、N,N−ジメチルテルロベンズアミド)、テ
ルロヒドラジド(例えばN,N′,N′−トリメチルテ
ルロベンズヒドラジド)、テルロエステル(例えばt−
ブチル−t−ヘキシルテルロエステル)、ホスフィンテ
ルリド類(例えばトリブチルホスフィンテルリド、トリ
シクロヘキシルホスフィンテルリド、トリイソプロピル
ホスフィンテルリド、ブチル−ジイソプロピルホスフィ
ンテルリド、ジブチルフェニルホスフィンテルリド)、
他のテルル化合物(例えば英国特許第1,295,46
2号記載の負電荷のテルライドイオン含有ゼラチン、ポ
タシウムテルリド、ポタシウムテルロシアナート、テル
ロペンタチオネートナリトウム塩、アリルテルロシアネ
ート)があげられる。
は、後掲の化5〜化6に示す一般式(I)および(II)
があげられる。
香族基、複素環基、OR4 、NR5 (R6 )、SR7 、
OSiR8 (R9 )(R10)、Xまたは水素原子を表
す。R4 およびR7 は脂肪族基、芳香族基、複素環基、
水素原子またはカチオンを表し、R5 およびR6 は脂肪
族基、芳香族基、複素環基または水素原子を表し、
R8 、R9 およびR10は脂肪族基を表し、Xはハロゲン
原子を表す。
または−NR13(R14)を表し、R12は−NR
15(R16)、−N(R17)N(R18)R19または−OR
20を表す。R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19
およびR20は水素原子、脂肪族基、芳香族基、複素環基
またはアシル基を表す。ここでR11と15、R11とR17、
R11とR18、R11と20、R13と15、R13とR17、R13と
R18、およびR13とR20は結合して環を形成してもよ
い。
る。
R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、R8 、R9 およびR10
で表される脂肪族基は好ましくは炭素数1〜30のもの
であって、特に炭素数1〜20の直鎖、分岐または環状
のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アラルキ
ル基である。ここで、アルキル基、アルケニル基、アル
キニル基、アラルキル基としては、例えばメチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、t−ブチル、n−オ
クチル、n−デジル、n−ヘキサデシル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、アリル、2−ブテニル、3−ペン
テニル、プロパルギル、3−ペンチニル、ベンジル、フ
ェネチルがあげられる。
R3 、R4 、R5 、R6 およびR7 で表される芳香族基
は好ましくは炭素数6〜30のものであって、特に炭素
数6〜20の単環または縮環のアリール基であり、例え
ばフェニル基、ナフチル基があげられる。
R3 、R4 、R5 、R6 およびR7 で表される複素環基
は窒素原子、酸素原子および硫黄原子のうち少なくとも
一つを含む3〜10員環の飽和もしくは不飽和の複素環
基である。これらは単環であってもよいし、さらに他の
芳香環もしくは複素環と縮合環を形成してもよい。好ま
しき複素環基は、は5〜6員環の芳香族複素環基であ
り、例えば、ピリジル、フリル、チエニル、チアゾリ
ル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリルがあげられる。
表されるカチオンはアルカリ金属、アンモニウムを表
す。
ン原子は、例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子およ
び沃素原子を表す。
素環基は置換されていてもよい。代表的な置換基として
は、例えば、アルキル基、アラルキル基、アルケニル
基、アルキニル基、アリール基、アルコキシ基、アリー
ルオキシ基、アミノ基、アシルアミノ基、ウレイド基、
ウレタン基、スルホニルアミノ基、スルファモイル基、
カルバモイル基、スルホニル基、スルフィニル基、アル
キルオキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル
基、アシル基、アシルオキシ基、リン酸アミド基、ジア
シルアミノ基、イミド基、アルキルチオ基、アリールチ
オ基、ハロゲン原子、シアノ基、スルホ基、カルボキシ
基、ヒドロキシ基、ホスホノ基、ニトロ基、およびヘテ
ロ環基が挙げられる。これらの基はさらに置換されてい
てもよい。
っていてもよい。
子と一緒に環を形成してもよく、また、R5 とR6 は結
合して含窒素複素環を形成してもよい。
よびR3 は脂肪族基または芳香族基を表し、より好まし
くはアルキル基または芳香族基を表す。
る。
R14、R15、R16、R17、R18、R19およびR20で表さ
れる脂肪族基は好ましくは炭素数1〜30のものであっ
て、特に炭素数1〜20の直鎖、分岐または環状のアル
キル基、アルケニル基、アルキニル基、アラルキル基で
ある。ここで、アルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、アラルキル基としては、例えば、メチル、エチル、
n−プロピル、イソプロピル、t−ブチル、n−オクチ
ル、n−デシル、n−ヘキサデシル、シクロペンチル、
シロクヘキシル、アリル、2−ブテニル、3−ペンテニ
ル、プロパルギル、3−ペンチニル、ベンジル、フェネ
チルがあげられる。
R14、R15、R16、R17、R18、R19およびR20で表さ
れる芳香族基は好ましくは炭素数6〜30のものであっ
て、特に炭素数6〜20の単環または縮環のアリール基
であり、例えばフェニル基、ナフチル基があげられる。
R14、R15、R16、R17、R18、R19およびR20で表さ
れる複素環基は窒素原子、酸素原子および硫黄原子のう
ち少なくとも一つを含む3〜10員環の飽和もしくは不
飽和の複素環基である。これらは単環であってもよい
し、さらに他の芳香環もしくは複素環と縮合環を形成し
てもよい。好ましい複素環基は、5〜6員環の芳香族複
素環基であり、例えば、ピリジル、フリル、チエニル、
チアゾリル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリルがあげ
られる。
R15、R16、R17、R18、R19およびR20で表されるア
シル基は好ましくは炭素数1〜30のものであって、特
に炭素数1〜20の直鎖または分岐のアシル基であり、
例えばアセチル基、ベンゾイル基、ホルミル基、ピバロ
イル基、デカノイル基があげられる。
R18、R11と20、R13と15、R13とR17、R13とR18、
およびR13とR20は結合して環を形成する場合は、例え
ば、アルキレン基、アリーレン基、アラルキレン基また
はアルケニレン基があげられる。
素環基は、一般式(I)であげた置換基で置換されてい
てもよい。
基、芳香族基または−NR13(R14)を表し、R12は−
NR15(R16)を表す。R13、R14、R15およびR16は
脂肪族基または芳香族基を表す。
香族基または−NR13(R14)を表し、R12は−NR15
(R16)を表す。R13、R14、R15およびR16はアルキ
ル基または芳香族基を表す。ここで、R11とR15および
R13とR15はアルキレン基、アリーレン基、アラルキレ
ン基またはアルケニレン基を介して環を形成することも
より好ましい。
(I)および(II)で表される化合物44〜81の具体
例を示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
よび(II)で表される化合物は既に知られている方法に
準じて合成することができる。例えば、ジャーナル・オ
ブ・ケミカル・ソサイアティ(J.Chem.Soc.
(A))1969,2927;ジャーナル・オブ・オル
ガノメタリック・ケミストリー(J.Organome
t.Chem.)4,320(1965);ibid,
1,200(1963);ibid,113,C35
(1976);フォスフォラス・サルファー(Phos
phorus Sulfur)15,155(198
3);ヘミッシェ・ベリヒテ(Chem.Ber.)1
09,2996(1976);ジャーナル・オブ・ケミ
カル・ソサイアティ・ケミカル・コミュニケーション
(J.Chem.Soc.Chem.Commun.)
635(1980);ibid,1102(197
9);ibid,645(1979);ibid,82
0(1987);ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサイ
アティ・パーキン・トランザクション(J.Chem.
Soc.Perkin.Trans.)1,2191
(1980);ザ・ケミストリー・オブ・オルガノ・セ
レニウム・アンド・テルリウム・カンパウンズ(The
Chemistry of Organo Sele
nium and Tellurium Compou
nds)2巻の216〜267(1987)に記載の方
法で合成することができる。
用量は、例えば、使用するハロゲン化銀粒子、化学熟成
条件により変わるが、一般にハロゲン化銀1モル当り1
0-8〜10-2モル、好ましくは10-7〜5×10-3モル
程度を用いる。
特に制限はないが、pAgとしては6〜11、好ましく
は7〜10であり、温度としては40〜95℃、好まし
くは50〜85℃である。
としては、例えば、塩化金酸、カリウムクロロオーレー
ト、カリウムオーリチオシアネート、硫化金、金セレナ
イドが挙げられ、ハロゲン化銀1モル当たり、10 -7 〜
10 -2 モル程度を用いることができる。また、本発明に
おいては、金増感以外に、例えば、白金、パラジウム、
イリジウムのような貴金属増感剤を併用することも好ま
しい。
チオ硫酸塩(例えば、ハイポ)、チオ尿素類(例えば、
ジフェニルチオ尿素、トリエチルチオ尿素、アリルチオ
尿素)、例えば、ローダニン類の公知の不安定イオウ化
合物があり、ハロゲン化銀1モル当たり、10 -7 〜10
-2 モル程度を用いることができる。
することも好ましい。
の不安定セレン増感剤が好ましく用いられる。
セレノ尿素類(例えばN,N−ジメチルセレノ尿素、セ
レノ尿素、テトラメチルセレノ尿素)、セレノアミド類
(例えば、セレノアセトアシド、N,N−ジメチル−セ
レノベンズアミド)、セレノケトン類(例えば、セレノ
アセトン、セレノベンゾフェノン)、セレニド類(例え
ば、トリフェニルフォスフィンセレニド、ジエチルセレ
ナイド)、セレノフォスフェート類(例えば、トリ−p
−トリルセレノフォスフェート)、セレノカルボン酸お
よびエステル類、イソセレノシアネート類の化合物が挙
げられ、ハロゲン化銀1モル当り10-8〜10-3モル程
度を用いることができる。
用することも可能であり、具体的には、例えば、塩化第
1スズ、アミノイミノメタンスルフィン酸、ヒドラジン
誘導体、ボラン化合物(例えばジメチルアミンボラ
ン)、シラン化合物、ポリアミン化合物が挙げられる。
剤の存在下で、金増感、硫黄増感およびテルル増感を行
うのが好ましい。具体的には、ハロゲン化銀溶剤として
は、例えば、チオシアン酸塩(例えば、チオシアン酸カ
リウム)、チオエーテル化合物(例えば、米国特許第3
021215号、同3271157号、特公昭58−3
0571号、特開昭60−136736号に記載の化合
物、特に、例えば、3,6−ジチア−1,8オクタンジ
オール)、四置換チオ尿素化合物( 例えば、特公昭59
−11892号、米国特許第4221863号に記載の
化合物、特に、例えば、テトラメチルチオ尿素)、更
に、特公昭60−11341号に記載のチオン化合物、
特公昭63−29727号に記載のメルカプト化合物、
特開昭60−163042号に記載のメソイオン化合
物、米国特許第4782013号に記載のセルノエーテ
ル化合物、特開平2−118566号に記載のテルロエ
ーテル化合物、亜硫酸塩が挙げられる。特に、これらの
中で、チオシアン酸塩、チオエーテル化合物、四置換チ
オ尿素化合物とチオン化合物は好ましく用いることがで
きる。使用量としては、ハロゲン化銀1モル当たり10
-5 〜10 -2 モル程度を用いることができる。
ロイドとして、及びその他の親水性コロイド層のバイン
ダーとしては、ゼラチンを用いるのが有利であるが、そ
れ以外の親水性コロイドも用いることもできる。
分子とのグラフトポリマー、例えば、アルブミン、カゼ
インの蛋白質;例えば、ヒドロキシエチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、セルロース硫酸エステル
類の如きセルロース誘導体、例えば、アルギン酸ソー
ダ、澱粉誘導体の糖誘導体;ポリビニルアルコール、ポ
リビニルアルコール部分アセタール、ポリ−N−ビニル
ピロリドン、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリ
アクリルアミド、ポリビニルイミダゾール、ポリビニル
ピラゾールの単一あるいは共重合体の如き多種の合成親
水性高分子物質を用いることができる。
か、酸処理ゼラチンやBull.Soc.Sci.Ph
oto.Japan.No. 16.P30(1966)に
記載されたような酸素処理ゼラチンを用いてもよく、ま
た、ゼラチンの加水分解物や酸素分解物も用いることが
できる。
く用意した保護コロイド分散にすることが好ましい。水
洗の温度は目的に応じて選べるが、5°〜50℃の範囲
で選ぶことが好ましい。水洗時のpHも目的に応じて選
べるが、2〜10の間で選ぶことが好ましい。さらに好
ましくは3〜8の範囲である。
5〜10の間で選ぶことが好ましい。水洗の方法は、ヌ
ードル水洗法、半透膜を用いた透析法、遠心分離法、凝
析沈降法、イオン交換法のなかから適宜選択することが
できる。凝析沈降法には、例えば、硫酸塩を用いる方
法、有機溶剤を用いる方法、水溶性ポリマーを用いる方
法、ゼラチン誘導体を用いる方法があるが、この何れを
も選ぶことができる。
脱塩工程、化学増感時、塗布前)に、金属イオンの塩を
存在させることは目的に応じて好ましい。粒子にドープ
する場合には粒子形成時、粒子表面の修飾あるいは化学
増感剤として用いる時は粒子形成後または化学増感終了
前に添加することが好ましい。粒子全体にドープする場
合の外、粒子のコア一部のみ、あるいはシェル部のみに
ドープする方法も選べる。この目的で使用される金属と
しては、例えば、Mg,Ca,Sr,Ba,Al,S
c,Y,La,Cr,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,
Zn,Ga,Ru,Rh,Pd,Re,Os,Ir,P
t,Au,Cd,Hg,Tl,In,Sn,Pb,Bi
を用いることができる。これらの金属は、例えば、アン
モニウム塩、酢酸塩、硝酸塩、硫酸塩、燐酸塩、水酸塩
あるいは6配位錯塩、4配位錯塩のような、粒子形成時
に溶解させることができる塩の形であれば添加できる。
例えばCdBr2 ,CdCl2 ,Cd(NO3 )2 ,P
b(NO3 )2 ,Pb(CH3 COO)2 ,K3 〔Fe
(CN)6 〕,(NH4 )4 〔Fe(CN)6 〕,K3
IrCl6 ,(NH4 )3 RhCl6 ,K4 Ru(C
N)6 があげられる。配位化合物のリガンドは、ハロ、
アコ、シアノ、シアネート、チオシアネート、ニトロシ
ル、チオニトロシル、オキソ、カルボニルのなかから選
ぶことができる。これら金属化合物を1種類のみ用いて
もよいが、2種あるいは3種以上を組み合わせて用いて
もよい。
ール、アセトンの適当な溶媒に溶かして添加するのが好
ましい。溶液を安定化するために、ハロゲン化水素水溶
液(例えば、HCl,HBr)あるいはハロゲン化アル
カリ(例えば、KCl,NaCl,NaBr)を添加す
る方法を用いることもできる。また、必要に応じて、例
えば、酸・アルカリを加えてもよい。金属化合物は粒子
形成前の反応容器に添加してもよく、粒子形成の途中で
加えることもできる。また、水溶性銀塩(例えばAgN
O3 )あるいはハロゲン化アルカリ水溶液(例えばNa
Cl,KBr,KI)に添加し、ハロゲン化銀粒子形成
中に連続して添加することもできる。さらに水溶性銀
塩、ハロゲン化アルカリとは独立の溶液を用意し、粒子
形成中の適切な時期に連続して添加してもよい。さらに
種々の添加方法を組み合せるのも好ましい。
れているようなカルコゲン化合物を乳剤調製中に添加す
る方法も有用な場合がある。S,Se,Te以外にもシ
アン塩、チオシアン塩、セレノシアン酸、炭酸塩、リン
酸塩、酢酸塩を存在させてもよい。
粒子形成後でかつ還元増感以外の化学増感前あるいは還
元増感以外の化学増感中あるいは還元増感以外の化学増
感後に、還元増感することは好ましい。
に還元増感剤を添加する方法、銀熟成と呼ばれるpAg
1〜7の低pAgの雰囲気で成長させ或いは熟成させる
方法、高pH熟成と呼ばれるpH8〜11の高pHの雰
囲気で成長させ或いは熟成させる方法のいずれをも選ぶ
ことができる。また2つ以上の方法を併用することもで
きる。
レベルを微妙に調節できる点で好ましい方法である。
スコルビン酸およびその誘導体、アミンおよびポリアミ
ン類、ヒドラジン誘導体、ホルムアミジンスルフィン
酸、シラン化合物、ボラン化合物が公知である。本発明
における還元増感には、これら公知の還元増感剤を適宜
選んで用いることができ、また2種以上の化合物を併用
することもできる。還元増感剤としては、塩化第一錫、
二酸化チオ尿素、ジメチルアミンボラン、アスコルビン
酸およびその誘導体が好ましい化合物である。還元増感
剤の添加量は乳剤製造条件に依存するので、条件に応じ
て添加量を選ぶ必要があるが、ハロゲン化銀1モル当り
10-7〜10-3モルの範囲が適当である。
ール類、グリコール類、ケトン類、エステル類、アミド
類の溶媒に溶かした状態で、粒子成長中に添加される。
あらかじめ反応容器に添加するのもよいが、粒子成長の
適当な時期に添加する方が好ましい。また水溶性銀塩あ
るいは水溶性アルカリハライドの水溶液にあらかじめ還
元増感剤を添加しておき、これらの水溶液を用いてハロ
ゲン化銀粒子を沈殿せしめてもよい。また粒子成長に応
じ、還元増感剤の溶液を何回かに分けて添加し或いは連
続して長時間添加するのも好ましい方法である。
酸化剤を用いることが好ましい。銀に対する酸化剤と
は、金属銀に作用して銀イオンに変換せしめる作用を有
する化合物をいう。特に、ハロゲン化銀粒子の形成過程
および化学増感過程で副生するきわめて微小な銀原子
を、銀イオンに変換せしめる化合物が有効である。ここ
で生成する銀イオンは、例えば、ハロゲン化銀、硫化
銀、セレン化銀のような水に難溶の銀塩を形成してもよ
く、又、例えば、硝酸銀のような水に易溶の銀塩を形成
してもよい。銀に対する酸化剤は、無機物であっても有
機物であってもよい。無機の酸化剤としては、例えば、
オゾン、過酸化水素およびその付加物(例えば、NaB
O2 ・H2 O2 ・3H2 O,2Na2 CO3 ・3H2 O
2,Na4 P2 O7 ・2H2 O2 ,2Na2 SO4 ・H
2 O2 ・2H2 O)、ペルオキシ酸塩(例えばK2 S2
O8 ,K2 C2 O6 ,K2 P2 O8 )、ペルオキシ錯体
化合物(例えば、K2 〔Ti(O2 )C2 O4 〕・3H
2 O,4K2 SO4 ・Ti(O2 )OH・SO4 ・2H
2 O,Na3 〔VO(O2 )(C2 H4 )2 ・6H
2 O〕、過マンガン酸塩(例えば、KMnO4 )、クロ
ム酸塩(例えば、K2 Cr2 O7 )の酸素酸塩、例とし
て沃素や臭素のハロゲン元素、過ハロゲン酸塩(例えば
過沃素酸カリウム)、高原子価の金属の塩(例えば、ヘ
キサシアノ第二鉄酸カリウム)およびチオスルフォン酸
塩が例として挙げられる。
−キノンのキノン類、例えば、過酢酸や過安息香酸の有
機過酸化物、活性ハロゲンを放出する化合物(例えば、
N−ブロムサクシイミド、クロラミンT、クロラミン
B)が例として挙げられる。
化水素およびその付加物、ハロゲン元素、チオスルフォ
ン酸塩の無機酸化剤及びキノン類の有機酸化剤である。
前述の還元増感と銀に対する酸化剤を併用するのは好ま
しい態様である。酸化剤を用いたのち還元増感を施す方
法、その逆の方法あるいは両者を同時に共存させる方法
を適宜選んで用いることができる。これらの方法は、粒
子形成工程でも化学増感工程でも用いることができる。
料の製造工程、保存中あるいは写真処理中のカブリを防
止し、あるいは写真性能を安定化させる目的で、種々の
化合物を含有させることができる。すなわちチアゾール
類、例えばベンゾチアゾリウム塩、ニトロイミダゾール
類、ニトロベンズイミダゾール類、クロロベンズイミダ
ゾール類、ブロモベンズイミダゾール類、メルカプトチ
アゾール類、メルカプトベンゾチアゾール類、メルカプ
トベンズイミダゾール類、メルカプトチアジアゾール
類、アミノトリアゾール類、ベンゾトリアゾール類、ニ
トロベンゾトリアゾール類、メルカプトテトラゾール類
(特に1−アェニル−5−メルカプトテトラゾール);
メルカプトピリミジン類;メルカプトトリアジン類;
(例えばオキサドリンチオンのようなチオケト化合物;
アザインデン類、例えばトリアザインデン類、テトラア
ザインデン類(特に4−ヒドロキシ置換(1,3,3
a,7)テトラアザインデン類)、ペンタアザインデン
類)のようなカブリ防止剤または安定剤として知られ
た、多くの化合物を加えることができる。例えば米国特
許第3,954,474号、同3,982,947号、
特公昭52−28660号に記載されたものを用いるこ
とができる。好ましい化合物の一つに特開昭63−21
2932号に記載された化合物がある。かぶり防止剤お
よび安定剤は粒子形成前、粒子形成中、粒子形成後、水
洗工程、水洗後の分散時、化学増感前、化学増感中、化
学増感後、塗布前のいろいろな時期に目的に応じて添加
することができる。乳剤調製中に添加して本来のかぶり
防止および安定化効果を発現する以外に、例えば、粒子
の晶壁を制御する、粒子サイズを小さくする、粒子の溶
解性を減少させる、化学増感を制御する、色素の配列を
制御するような多目的に用いることができる。
素類その他によって分光増感されることが本発明の効果
を発揮するのに好ましい。用いられる色素には、シアニ
ン色素、メロシアニン色素、複合シアニン色素、複合メ
ロシアニン色素、ホロポーラーシアニン色素、ヘミシア
ニン色素、スチリル色素およびヘミオキソノール色素が
包含される。特に有用な色素は、シアニン色素、メロシ
アニン色素、および複合メロシアニン色素に属する色素
である。これらの色素類には、塩基性異節環核としてシ
アニン色素類に通常利用される核のいずれをも適用でき
る。すなわち、例えば、ピロリン核、オキサゾリン核、
チオゾリン核、ピロール核、オキサゾール核、チアゾー
ル核、セレナゾール核、イミダゾール核、テトラゾール
核、ピリジン核;これらの核に脂環式炭化水素環が融合
した核;及びこれらの核に芳香族炭化水素環が融合した
核、即ち、例えば、インドレニン核、ベンズインドレニ
ン核、インドール核、ベンズオキサゾール核、ナフトオ
キサゾール核、ベンゾチアゾール核、ナフトチアゾール
核、ベンゾセレナゾール核、ベンズイミダゾール核、キ
ノリン核が適用できる。これらの核は炭素原子上に置換
されていてもよい。
色素には、ケトメチレン構造を有する核として、例え
ば、ピラゾリン−5−オン核、チオヒダントイン核、2
−チオオキサゾリジン−2,4−ジオン核、チアゾリジ
ン−2,4−ジオン核、ローダニン核、チオバルビツー
ル酸核の5〜6員異節環核を適用することができる。
が、それらの組合せを用いてもよく、増感色素の組合せ
は、特に強色増感の目的でしばしば用いられる。その代
表例は米国特許第2,688,545号、同2,97
7,229号、同3,397,060号、同3,52
2,052号、同3,527,641号、同3,61
7,293号、同3,628,964号、同3,66
6,480号、同3,672,898号、同3,67
9,428号、同3,703,377号、同3,76
9,301号、同3,814,609号、同3,83
7,862号、同4,026,707号、英国特許第
1,344,281号、同1,507,803号、特公
昭43−4936号、同53−12375号、特開昭5
2−110618号、同52−109925号に記載さ
れている。
をもたない色素あるいは可視光を実質的に吸収しない物
質であって、強色増感を示す物質を乳剤中に含んでもよ
い。
まで有用であると知られている乳剤調製の如何なる段階
であってもよい。もっとも普通には化学増感の完了後か
ら塗布前までの時期に行なわれるが、米国特許第3,6
28,969号、および同第4,225,666号に記
載されているように、化学増感剤と同時期に添加して分
光増感を化学増感と同時に行なうことも、特開昭58−
113928号に記載されているように化学増感に先立
って行なうこともできる。また、増感色素を、ハロゲン
化銀粒子沈殿生成の完了前に添加し、分光増感を開始す
ることも出来る。更にまた、米国特許第4,225,6
66号に教示されているようにこれらの前記化合物を分
けて添加すること、即ちこれらの化合物の一部を化学増
感に先立って添加し、残部を化学増感の後で添加するこ
とも可能であり、米国特許第4,183,756号に開
示されている方法を初めとしてハロゲン化銀粒子形成中
のどの時期であってもよい。
10-6〜8×10-3モルで用いることができるが、より
好ましいハロゲン化銀粒子サイズ0.2〜1.2μmの
場合は約5×10-5〜2×10-3モルがより有効であ
る。
の添加剤が用いられるが、それ以外にも目的に応じて種
々の添加剤を用いることができる。
ディスクロージャーItem17643(1978年1
2月)、同Item18716(1979年11月)お
よび同Item307105(1989年11月)に記
載されており、その該当個所を表Aにまとめて示した。
層、赤感色性層のハロゲン化銀乳剤層の少なくとも1層
が設けられていればよく、ハロゲン化銀乳剤層および非
感光性層の層数および層順に特に制限はない。典型的な
例は、支持体上に、実質的に感色性は同じであるが感光
度の異なる複数のハロゲン化銀乳剤層から成る感光性層
を少なくとも1つ有するハロゲン化銀写真感光材料であ
る。該感光性層は青色光、緑色光、および赤色性の何れ
かに感色性を有する単位感光性層であり、多層ハロゲン
化銀カラー写真感光材料においては、一般に単位感光性
層の配列が、支持体側から順に赤感色性層、緑感色性
層、青感色性層の順に設置される。しかし、目的に応じ
て上記設置順が逆であっても、また同一感色性層中に異
なる感光性層が挟まれたような設置順をもとり得る。
上層、最下層には、例えば、中間層のような各種の非感
光性層を設けてもよい。
号、同59−113438号、同59−113440
号、同61−20037号、同61−20038号明細
書に記載されるような、例えば、カプラー、DIR化合
物が含まれていてもよく、通常用いられるように混色防
止剤を含んでいてもよい。
化銀乳剤層は、西独特許第1,121,470号あるい
は英国特許第923,045号に記載されるように高感
度乳剤層、低感度乳剤層の2層構成を好ましく用いるこ
とができる。通常は、支持体に向かって順次感光度が低
くなる様に配列するのが好ましく、また各ハロゲン乳剤
層の間には非感光性層が設けられていてもよい。また、
例えば、特開昭57−112751号、同62−200
350号、同62−206541号、同62−2065
42号に記載されているように、支持体より離れた側に
低感度乳剤層、支持体に近い側に高感度乳剤層を設置し
てもよい。
から、例えば、低感度青感光性層(BL)/高感度青感
光性層(BH)/高感度緑感光性層(GH)/低感度緑
感光性層(GL)/高感度赤感光性層(RH)/低感度
赤感光性層(RL)の順、またはBH/BL/GL/G
H/RH/RLの順、またはBH/BL/GH/GL/
RL/RHの順に設置することができる。
されているように、支持体から最も遠い側から青感光性
層/GH/RH/GL/RLの順に配列することもでき
る。また特開昭56−25738号、同62−6393
6号明細書に記載されているように、支持体から最も遠
い側から青感光性層/GL/RL/GH/RHの順に配
列することもできる。
されているように、上層を最も感光度の高いハロゲン化
銀乳剤層、中層をそれよりも低い感光度のハロゲン化銀
乳剤層、下層を中層よりも更に感光度の低いハロゲン化
銀乳剤層を配置し、支持体に向かって感光度が順次低め
られた感光度の異なる3層から構成される配列が挙げら
れる。このような感光度の異なる3層から構成される場
合でも、特開昭59−202464号明細書に記載され
ているように、同一感色性層中において支持体より離れ
た側から中感度乳剤層/高感度乳剤層/低感度乳剤層の
順に配置されてもよい。
剤層/中感度乳剤層、あるいは低感度乳剤層/中感度乳
剤層/高感度乳剤層の順に配置されていてもよい。
列を変えてよい。
に応じて種々の層構成・配列を選択することができる。
剤層に含有される好ましいハロゲン化銀は、約30モル
%以下の沃化銀を含む沃臭化銀、沃塩化銀、もしくは沃
塩臭化銀である。特に好ましいのは、約2モル%から約
10モル%までの沃化銀を含む沃臭化銀もしくは沃塩臭
化銀である。
常晶粒子以外の、写真乳剤中のハロゲン化銀粒子は立方
体、八面体、十四面体のような規則的な結晶を有するも
の、球状、板状のような変則的な結晶形を有するもの、
例えば、双晶面のような結晶欠陥を有するもの、あるい
はそれらの複合形でもよい。
ミクロン以下の微粒子でも投影面積直径が約10ミクロ
ンに至るまでの大サイズ粒子でもよく、多分散乳剤でも
単分散乳剤でもよい。
ディスクロージャ(RD)No. 17643(1978年
12月),22〜23頁、“I.乳剤製造(Emuls
ion preparation and type
s)”および同No. 18716(1979年11月),
648頁、同307105(1989年11月),86
3〜865頁、およびグラフキデ著「写真の物理と化
学」、ポールモンテル社刊(P.Glafkides,
Chemie et Phisique Photog
raphique,Paul Motel,196
7)、ダフィン著「写真乳剤化学」,フォーカルプレス
社刊(G.F.Duffin,Photographi
c Emulsion Chemistry(Foca
l Press,1966))、ゼリクマンら著「写真
乳剤の製造と塗布」、フォーカルプレス社刊(V.L.
Zelikman et al.,Making an
d Coating Photographic Em
ulsion,Focal Press,1964)に
記載された方法を用いて調製することができる。
号、同3,655,394号および英国特許第1,41
3,748号に記載された単分散剤も好ましい。
な平板状粒子も本発明に使用できる。平板状粒子は、例
えば、ガトフ著、フォトグラフィック・サイエンス・ア
ンド・エンジニアリング(Gutoff,Photog
raphic Science and Engine
ering)、第14巻248〜257頁(1970
年);米国特許第4,434,226号、同4,41
4,310号、同4,433,048号、同4,43
9,520号および英国特許第2,112,157号に
記載の方法により簡単に調製することができる。
が異質なハロゲン組成からなるものでもよく、層状構造
をなしていてもよい。また、エピタキシャル接合によっ
て組成の異なるハロゲン化銀が接合されていてもよく、
また例えばロダン銀、酸化鉛のようなハロゲン化銀以外
の化合物と接合されていてもよい。また種々の結晶形の
粒子の混合物を用いてもよい。
る表面潜像型でも、粒子内部に形成する内部潜像型で
も、表面と内部のいずれにも潜像を有する型のいずれで
もよいが、ネガ型の乳剤であることが必要である。内部
潜像型のうち、特開昭63−264740号に記載のコ
ア/シエル型内部潜像型乳剤であってもよい。このコア
/シエル型内部潜像型乳剤の調製方法は、特開昭59−
133542号に記載されている。この乳剤のシエルの
厚みは、例えば現像処理によって異なるが、3〜40nm
が好ましく、5〜20nmが特に好ましい。
銀乳剤の粒子サイズ、粒子サイズ分布、ハロゲン組成、
粒子の形状、感度の少なくとも1つの特性の異なる2種
類以上の乳剤を、同一層中に混合して使用することがで
きる。
粒子表面をかぶせたハロゲン化銀粒子、米国特許第4,
626,498号、特開昭59−214852号に記載
の粒子内部をかぶらせたハロゲン化銀粒子、コロイド銀
を、感光性ハロゲン化銀乳剤層および/または実質的に
非感光性の親水性コロイド層に好ましく使用できる。粒
子内部または表面をかぶらせたハロゲン化銀粒子とは、
感光材料の未露光部および露光部を問わず、一様に(非
像様に)現像が可能となるハロゲン化銀粒子のことをい
う。粒子内部または表面をかぶらせたハロゲン化銀粒子
の調製法は、米国特許第4,626,498号、特開昭
59−214852号に記載されている。
ロゲン化銀粒子の内部核を形成するハロゲン化銀は、同
一のハロゲン組成をもつものでも異なるハロゲン組成を
もつものでもよい。粒子内部または表面をかぶらせたハ
ロゲン化銀としては、塩化銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩
沃臭化銀のいずれをも用いることができる。これらのか
ぶらされたハロゲン化銀粒子の粒子サイズには特に限定
されないが、平均粒子サイズとしては0.01〜0.7
5μm、特に0.05〜0.6μmが好ましい。また、
粒子形状については特に限定はなく、規則的な粒子でも
よい。また、多分散乳剤でもよいが、単分散(ハロゲン
化銀粒子の重量または粒子数の少なくとも95%が平均
粒子径の±40%以内の粒子径を有するもの)であるこ
とが好ましい。
を使用することが好ましい。非感光性微粒子ハロゲン化
銀とは、色素画像を得るための像様露光時においては感
光せずに、その現像処理において実質的に現像されない
ハロゲン化銀微粒子であり、あらかじめカブラされてい
ないほうが好ましい。
0〜100モル%であり、必要に応じて塩化銀および/
または沃化銀を含有してもよい。好ましくは沃化銀を
0.5〜10モル%含有するものである。
積の円相当直径の平均値)が0.01〜0.5μmが好
ましく、0.02〜0.2μmがより好ましい。
ゲン化銀と同様の方法で調製できる。この場合、ハロゲ
ン化銀粒子の表面は光学的に増感される必要はなく、ま
た分光増感も不要である。ただし、これを塗布液に添加
するのに先立ち、あらかじめ、例えば、トリアゾール
系、アザインデン系、ベンゾチアゾリウム系、もしくは
メルカプト系化合物または亜鉛化合物の公知の安定剤を
添加しておくことが好ましい。この微粒子ハロゲン化銀
粒子含有層に、コロイド銀を好ましく含有させることが
できる。
/m2 以下が好ましく、4.5g/m2 以下が最も好ま
しい。
能の劣化を防止するために、米国特許第4,411,9
87号や同第4,435,503号に記載されたホルム
アルデヒドと反応して、固定化できる化合物を感光材料
に添加することが好ましい。
することが好ましく、種々のカラーカプラーを使用する
ことができ、その具体例は前出のリサーチ・ディスクロ
ージャー(RD)No. 17643、VII−C〜Gに記
載された特許に掲載されている。
特許第3,933,501号、同第4,022,620
号、同第4,326,024号、同第4,401,75
2号、同第4,248,961号、特公昭58−107
39号、英国特許第1,425,020号、同第1,4
76,760号、米国特許第3,973,968号、同
第4,314,023号、同第4,511,649号、
欧州特許第249,473A号に記載のものが好まし
い。
系及びピラゾロアゾール系の化合物が好ましく、例え
ば、米国特許第4,310,619号、同第4,35
1,897号、欧州特許第73,636号、米国特許第
3,061,432号、同第3,725,067号、リ
サーチ・ディスクロージャー No.24220(1984
年6月)、特開昭60−33552号、リサーチ・ディ
スクロージャー No.24230(1984年6月)、特
開昭60−43659号、同第61−72238号、同
60−35730号、同55−118034号、同60
−185951号、米国特許第4,500,630号、
同第4,540,654号、同第4,565,630
号、国際公開W088/04795号に記載のものが特
に好ましい。
びナフトール系カプラーが挙げられ、例えば、米国特許
第4,052,212号、同第4,146,396号、
同第4,228,233号、第4,296,200号、
同第2,369,929号、同第2,801,171
号、同第2,772,162号、同第2,895,82
6号、同第3,772,002号、同第3,758,3
08号、同第4,343,011号、同第4,327,
173号、欧州特許公開第3,329,729号、欧州
特許公開第121,365A号、同第249,453A
号、米国特許第3,446,622号、同第4,33
3,999号、同第4,775,616号、同第4,4
51,559号、同第4,427,767号、同第4,
690,889号、同第4,254,212号、同第
4,296,199号、特開昭61−42658号に記
載のものが好ましい。
ード・カプラーは、リサーチ・ディスクロージャー No.
17643のVII−G項、米国特許第4,163,6
70号、特公昭57−39413号、米国特許第4,0
04,929号、同第4,138,258号、米国特許
第1,146,368号に記載のものが好ましい。ま
た、米国特許第4,774,181号に記載のカップリ
ング時に放出された蛍光色素により発色色素の不要吸収
を補正するカプラーや、米国特許第4,777,120
号に記載の現像主薬と反応して色素を形成しうる色素プ
レカーサー基を離脱基として有するカプラーを用いるこ
とも好ましい。
としては、米国特許第4,366,237号、英国特許
第2,125,570号、欧州特許第96,570号、
西独特許(公開)第3,234,533号に記載のもの
が好ましい。
的は、例えば、米国特許第3,451,820号、同第
4,080,221号、同第4,367,288号、同
第4,409,320号、同第4,576,910号、
英国特許第2,102,173号に記載されている。
を放出するカプラーもまた本発明で好ましく使用でき
る。現像抑制剤を放出するDIRカプラーは、前述のR
D17643、VII〜F項に記載された特許、特開昭
57−151944号、同57−154234号、同6
0−184248号、同63−37346号、同63−
37350号、米国特許第4,248,962号、同第
4,782,012号に記載されたものが好ましい。
は、特開昭61−201247号又はリサーチ・ディス
クロージャー No.11449(1973年10月)に記
載されたような漂白促進剤放出カプラーである。特に支
持体に近い赤感性ハロゲン化銀乳剤層に好ましく使用さ
れ、通常フェノール型、好ましくはナフトール型のカプ
ラー残基の離脱基から、例えばβ−メルカプトプロピオ
ン酸を放出しうるカプラーである。平板乳剤を含有する
本発明の感光材料を迅速現像処理するときに生じる脱銀
不足を解消することができる。
できるカプラーとしては、例えば、米国特許第4,13
0,427号に記載の競争カプラー、例えば、米国特許
第4,283,472号、同第4,338,393号、
同第4,310,618号に記載の多当量カプラー、特
開昭60−185950号、特開昭62−24525号
に記載のDIRレドックス化合物放出カプラー、DIR
カプラー放出カプラー、DIRカプラー放出レドックス
化合物もしくはDIRレドックス放出レドックス化合
物、欧州特許第173,302A号、同第313,30
8A号に記載の離脱後復色する色素を放出するカプラ
ー、例えば、R.D.No. 11449、同No. 2424
1、特開昭61−201247号に記載の漂白促進剤放
出カプラー、例えば、米国特許第4,553,477号
に記載のリガンド放出カプラー、特開昭63−7574
7号に記載のロイコ色素を放出するカプラー、米国特許
第4,774,181号に記載の蛍光色素を放出するカ
プラーが挙げられる。
3−257747号、同62−272248号、および
特開平1−80941号に記載の、例えば、1,2−ベ
ンズイソチアゾリン−3−オン、n−ブチル−p−ヒド
ロキシベンゾエート、フェノール、4−クロル−3,5
−ジメチルフェノール、2−フェノキシエタノール、2
−(4−チアゾリン)ベンズイミダゾールの各種の防腐
剤もしくは防黴剤を添加することが好ましい。
ば、前述のRD.No. 17643の28頁、および同N
o. 18716の647頁右欄から648頁左欄に記載
されている。
乳剤層を有する側の全親水性コロイド層の膜厚の総和が
28μm以下であることが好ましく、23μm以下がよ
り好ましく、20μm以下が更に好ましい。また膜膨潤
速度T1/2は30秒以下が好ましく、20秒以下がより
好ましい。膜厚は、25℃相対温度55%調湿下(2
日)で測定した膜厚を意味し、膜膨潤速度T1/2 は、当
該技術分野において公知の手法に従って測定することが
できる。たとえば、エー・グリーン(A.Green)
らによりフォトグラフィック・サイエンス・アンド・エ
ンジニアリング(Photogr.Sci.Eng.)
19巻、2号、124〜129頁に記載された型のスエ
ローメータ(膨潤計)を使用することにより測定でき
る。T1/2 は、発色現像液で30℃、3分15秒間処理
した時に到達する最大膨潤膜厚の90%を飽和膜厚と
し、飽和膜厚の1/2に到達するまでの時間と定義す
る。
ゼラチンに硬膜剤を加えること、あるいは塗布後の経時
条件を変えることによって調整することができる。また
膨潤率は150〜400%が好ましい。膨潤率とは、さ
きに述べた条件下での最大膨潤膜厚から、式:(最大膨
膜厚−膜厚)/膜厚に従って計算する。
述のRD.No. 17643の28〜29頁、およびNo.
18716の615左欄〜右欄に記載された通常の方法
によって現像処理することができる。
黒現像を行ってから発色現像する。この白黒現像液に
は、例えば、ハイドロキノンのようなジヒドロキシベン
ゼン類、1−フェニル−3−ピラゾリドンのような3−
ピラゾリドン類またはN−メチル−p−アミノフェノー
ルのようなアミノフェノール類の、公知の白黒現像主薬
を単独であるいは組み合わせて用いることができる。
カラー写真感光材料は、脱銀処理後、水洗及び/又は安
定工程を経るのが一般的である。水洗工程での水洗水量
は、感光材料の特性(例えばカプラーのような使用素材
による)、用途、更には水洗水温、水洗タンクの数(段
数)、例えば、向流、順流のような補充方式、その他種
々の条件に応じて広範囲に設定し得る。このうち、多段
向流方式における水洗タンク数と水量の関係は、Jou
rnal of the Society of Mo
tion Picture and Televisi
onEngineers第64巻、P.248〜253
(1955年5月号)に記載の方法で求めることができ
る。
水洗水量を大幅に減少し得るが、例えば、タンク内にお
ける水の滞留時間の増加によりバクテリアが繁殖し、生
成した浮遊物が感光材料に付着する問題が生じる。本発
明のカラー感光材料の処理においては、このような問題
の解決策として、特開昭62−288838号に記載の
カルシウムイオン、マグネシウムイオンを低減させる方
法を極めて有効に用いることができる。また、特開昭5
7−8542号に記載の、例えばイソチアゾロン化合物
やサイアベンダゾール類、塩素化イソシアヌール酸ナト
リウムのような塩素系殺菌剤、その他、例えば、ベンド
トリアゾールのような、堀口博著「防菌防黴剤の化学」
(1986年)三共出版、衛生技術会編「微生物の滅
菌、殺菌、防黴技術」(1982年)工業技術会、日本
防菌防黴学会編「防菌防黴剤事典」(1986年)に記
載の殺菌剤を用いることもできる。
pHは、4〜9であり、好ましくは5〜8である。水洗
水温および水洗時間は、例えば、感光材料の特性、用途
に応じて種々設定し得るが、一般には、15〜45℃で
20秒〜10分、好ましくは25〜40℃で30秒〜5
分の範囲が選択される。更に、本発明の感光材料は、上
記水洗に代えて、直接安定液によって処理することがで
きる。このような安定化処理において、特開昭57−8
543号、同58−14834号、同60−22034
5号に記載の公知の方法はすべて用いることができる。
処理する場合もある。その例として、撮影用カラー感光
材料の最終浴として使用されるホルマリン浴が挙げられ
る。
説明するが、発明の主旨をこえないかぎり本発明は以下
の実施例に限定されるものではない。
積で1%に相当するアンモニアを加えた後、攪拌しなが
ら硝酸銀水溶液と、沃化カリウム及び臭化カリウムが
3:97の比率で混合して溶解された水溶液とを、pA
g7.9に保ちながらいわゆるコントロールドダブルジ
ェット法により添加した。硝酸銀の使用量が全使用量の
54%になったところでpAgを8.2に変更し、さら
にコントロールドダブルジェット法により添加を続け
た。
モルあたり60g追添し40℃でpH6.3およびpA
g8.4に調節した。得られた乳剤を乳剤Aとした。乳
剤Aは平均粒子サイズが0.90μmで3モル均一の沃
化銀を含む沃臭化銀8面体であった。
℃に保ったゼラチン溶液中に体積で1%に相当するアン
モニアを加えた後、攪拌しながら硝酸銀水溶液と、沃化
カリウムおよび臭化カリウムが3:97の比率で混合し
て溶解された水溶液とを、pAg7.9に保ちながらい
わゆるコントロールドダブルジェット法により添加し
た。添加は、硝酸銀の使用量が全使用量の5%になるま
で続けられた。
沃化カリウムおよび臭化カリウムが6:94の比率で混
合して溶解された水溶液とを、pAg7.7に保ちなが
らいわゆるコントロールドダブルジェット法で添加し
た。添加は、硝酸銀の使用量が全使用量の49%になる
まで続けられた。
溶液と、臭化カリウム水溶液とを、pAg8.2に保ち
ながらコントロールダブルジェット法で添加した。添加
は、硝酸銀の使用量が全使用量の46%になるまで続け
られた。
モルあたり60g追添し40℃でpH6.3およびpA
g8.4に調節した。得られた乳剤を乳剤Bとした。乳
剤Bは平均粒子サイズが0.90μmで、中心から順に
5%を占める3モルの沃化銀を含む沃臭化銀層と、49
%を占める6モルの沃化銀を含む沃臭化銀層と、46%
を占める純臭化銀層とで構成される三重構造をもつ8面
体粒子である。
℃に保ったゼラチン溶液中に体積で1%に相当するアン
モニアを加えた後、攪拌しながら硝酸銀水溶液と、沃化
カリウムおよび臭化カリウムが3:97の比率で混合し
て溶解された水溶液とを、pAg7.9に保ちながらコ
ントロールドダブルジェット法により添加した。添加
は、硝酸銀の使用量が全使用量の41%になるまで続け
られた。
沃化カリウムおよび臭化カリウムが24:76の比率で
混合して溶解された水溶液とを、pAg7.7に保ちな
がらいわゆるコントロールドダブルジェット法で添加し
た。添加は、硝酸銀の使用量が全使用量の13%になる
まで続けられた。
溶液と、臭化カリウム水溶液とを、pAg8.2に保ち
ながらコントロールダブルジェット法で添加した。添加
は、硝酸銀の使用量が全使用量の46%になるまで続け
られた。
モルあたり60g追添し、40℃でpH6.3およびp
Ag8.4に調節した。得られた乳剤を乳剤Cとした。
乳剤Cは平均粒子サイズが0.90μmで、中心から順
に41%を占める3モルの沃化銀を含む沃臭化銀層と、
13%を占める24モルの沃化銀を含む沃臭化銀層と4
6%を占める純臭化銀層とで構成される三重構造をもつ
8面体粒子である。
℃に保ったゼラチン溶液中に体積で1%に相当するアン
モニアを加えた後、攪拌しながら硝酸銀水溶液と、沃化
カリウムおよび臭化カリウムが3:97の比率で混合し
て溶解された水溶液とを、pAg7.9に保ちながらコ
ントロールドダブルジェット法により添加した。添加
は、硝酸銀の使用量が全使用量の41%になるまで続け
られた。
沃化カリウムおよび臭化カリウムが38:62の比率で
混合して溶解された水溶液とを、pAg7.7に保ちな
がらコントロールドダブルジェット法で添加した。添加
は、硝酸銀の使用量が全使用量の13%になるまで続け
られた。
溶液と、臭化カリウム水溶液とを、pAg8.2に保ち
ながらコントロールダブルジェット法で添加した。添加
は、硝酸銀の使用量が全使用量の46%になるまで続け
られた。
モルあたり60g追添し40℃でpH6.8およびpA
g8.4に調節した。得られた乳剤を乳剤Dとした。乳
剤Dは平均粒子サイズが0.90μmで、中心から順に
41%を占める3モルの沃化銀を含む沃臭化銀層と、1
3%を占める38モルの沃化銀を含む沃臭化銀層と46
%を占める純臭化銀層とで構成される三重構造をもつ8
面体粒子である。
℃に保ったゼラチン溶液中に体積で1%に相当するアン
モニアを加えた後、攪拌しながら硝酸銀水溶液と、沃化
カリウムおよび臭化カリウムが3:97の比率で混合し
て溶解された水溶液とを、pAg7.9に保ちながらい
わゆるコントロールドダブルジェット法により添加し
た。添加は、硝酸銀の使用量が全使用量の46%になる
まで続けられた。
沃化カリウム水溶液を、ダブルジェット法により硝酸銀
の使用量が8%になるまで続けられた。
溶液と、臭化カリウム水溶液とを、pAg8.2に保ち
ながらコントロールダブルジェット法で添加した。添加
は、硝酸銀の使用量が全使用量の46%になるまで続け
られた。
モルあたり60g追添し、40℃でpH6.3およびp
Ag8.4に調節した。得られた乳剤を乳剤Eとした。
乳剤Eは平均粒子サイズが0.90μmで、中心から順
に46%を占める3モルの沃化銀を含む沃臭化銀層と、
8%を占める純沃化銀を含む沃臭化銀層と46%を占め
る純臭化銀層とで構成される三重構造をもつ8面体であ
る。
後掲の化16に示す増感色素1をAg1モルあたり7.
0×10-4モル添加した後、塩化金酸9.0×10-6モ
ル/モルAg,チオシアン酸カリウム3.0×10-3モ
ル/モルAg添加し、さらに後掲の表1に示す種類及び
量の増感剤を加えて化学増感後に1/100秒露光した
時の感度が最も高くなる時間化学熟成した。
合物38を加え、下塗層を有するトリアセチルセルロー
スフィルム支持体上に保護層と共に同時押出し法で塗布
した。 (1) 乳剤層 ・乳剤…表1に示す乳剤 ・カプラー(化合物38) ・トリクレジルフォスフェート ・安定剤 4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3
a,7−テトラザインデン ・塗布助剤 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム (2) 保護層 ・ポリメチルメタクリレート微粒子 ・2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジン
ナトリウム塩・ゼラチン これらの試料にセンシトメトリー用露光(1/100
秒)を与え、下記のカラー現像処理を行った。
38℃で行った。
量で定義し、表1に示す試料1の値を100とした相対
値で表した。かぶりと感度の値を表1に示した。
た。試料1〜28にかぶり+0.5の濃度を与える露光
を施し、上述の処理条件で現像処理を行った。試料をミ
クロデンシトローターを用いて緑色フィルターで濃度測
定し、RMS粒状度を求めた。結果を試料1のRMS粒
状度を100とした相対値で表し、この値を表1に示し
た。
した。試料1〜28を直径5mmの円筒にまきつけ、角度
0゜から180゜に10秒間かけて一様な速度で折り曲
げた。その後、試料をもとにもどして折れ曲がった部分
でない部分の濃度が1.0となる様な露光を与えた後、
上述の処理条件で現像処理を行った。マゼンタ色像の濃
度で測定し、折れ曲がった部分の濃度の、それ以外の部
分の濃度に対する減少を加圧による濃度低下と定義し、
この値を表1に示した。
く感度が高いことがわかる。テルル化合物のうちではコ
ロイド状テルルに比べて本願請求項2の一般式(I)、
(II)であらわされる化合物が低かぶりで高感度であ
る点で有利である。
り、粒子内部にハロゲン組成の異なる部分を有すること
により悪化した加圧による濃度低下に対する耐性を著し
く向上していることがわかる。
液1000mlを60℃で攪拌し硝酸銀8.2gを含む水
溶液と臭化カリウム5.7gおよび沃化カリウム0.3
5gを含む水溶液とを、ダブルジェットで添加した。
位を−10mVに調節した。硝酸銀水溶液と、沃化カリ
ウム及び臭化カリウムが4:96(モル比)で混合して
溶解された水溶液とを、硝酸銀が161.8g消費され
るまでコントロールドダブルジェットにより添加した。
0.1Nチオシアン酸カリウム20mlを添加した。
モルあたり60g追添し40℃でpH6.3、pAg
8.4に調節した。得られた乳剤を乳剤Fとした。乳剤
Fはアスペクト比7.2で同一体積の球の直径で定義し
た粒子サイズは0.85μmであった。
び臭化カリウム3gを含む水溶液1000mlを60℃で
攪拌し、硝酸銀8.2gを含む水溶液と、臭化カリウム
5.7g及び沃化カリウム0.35gとを含む水溶液
を、ダブルジェットで添加した。
位を−10mVに調整した後、硝酸銀水溶液と、沃化カ
リウム及び臭化カリウムが2:98(モル比)で混合し
て溶解された水溶液を硝酸銀が59.8g消費されるま
でコントロールドダブルジェットにより添加した。電位
を−40mVに調製した後、硝酸銀水溶液と、沃化カリ
ウム及び臭化カリウムが20:80(モル比)で混合し
て溶解された水溶液を硝酸銀が34g消費されるまでコ
ントロールドダブルジェットにより添加した。再び電位
を−10mVに調節した後、硝酸銀水溶液と、沃化カリ
ウム及び臭化カリウムが2:98(モル比)で混合して
溶解された水溶液を、硝酸銀が68g消費されるまでコ
ントロールドダブルジェット法により添加した。ひきつ
づいて0.1Nチオシアン酸カリウム20mlを添加し
た。
モルあたり60g追添し40℃でpH6.3、pAg
8.4に調節した。得られた乳剤を乳剤Gとした。乳剤
Gはアスペクト比6.8で同一体積の球の直径で定義し
た粒子サイズは0.85μmであった。
下のようにして金、イオウ増感した。後掲の化18〜2
0に示す如く、増感色素2,3,4を、夫々4.3×1
0-4モル/モルAg,1.3×10-4モル/モルAg,
1.8×10-4モル/モルAg添加した。
-6モル/モルAg,塩化金酸1.0×10-5モル/モル
Ag,チオシアン酸カリウム1.2×10-3モル/モル
Ag,を添加して各々最適に化学増感を施した。ここ
で、「最適に化学増感を施す」とは化学増感後、1/1
00秒露光した時の感度が最も高くなるような化学増感
をいう。
ウ−テルル増感した。増感色素2,3,4を夫々4.3
×10-4モル/モルAg,1.3×10-4モル/モルA
g,1.8×10-4モル/モルAg添加した。さらに、
チオ硫酸ナトリウム6.2×10-6モル/モルAg,塩
化金酸1.8×10-5モル/モルAg,チオシアン酸カ
リウム2.4×10-3モル/モルAg、後掲の化9に示
す前記化合物15を、6×10-5モル/モルAgを添加
して各々最適に化学増感を施した。
ィルム支持体上に、下記に示すような組成の各層を重層
塗布し、多層カラー感光材料である試料 No.29〜32
を作成した。乳剤Fに金−イオウ増感、金−イオウ−テ
ルル増感をそれぞれ施した乳剤、及び乳剤Gに金−イオ
ウ増感、金−イオウ−テルル増感をそれぞれ施した乳剤
を第5層(第3赤感乳剤層)に用いた。
g/m2 単位で表した塗布量を示し、ハロゲン化銀につ
いては、銀換算の塗布量を示す。ただし増感色素につい
ては、同一層のハロゲン化銀1モルに対する塗布量をモ
ル単位で示す。
防黴・防菌性、帯電防止性及び塗布性をよくするために
W−1,W−2,W−3,B−4,B−5,F−1,F
−2,F−3,F−4,F−5,F−6,F−7,F−
8,F−9,F−10,F−11,F−12,F−13
及び、鉄塩、鉛塩、金塩、白金塩、イリジウム塩、ロジ
ウム塩が含有されている。
後掲の化21〜化33に示す通りである。
後掲の表2に示す。
乳剤名と化学増感法を後掲の表3に示す。
て、像露光後、実施例1と同様の現像処理を行った。
度およびかぶり濃度から0.1高い濃度を与える露光量
の逆数の相対値で定義した感度を表3に示した。
露光をした試料No.29〜32に、実施例1と同様の
現像処理を行った。その後ミクロデンシトメーターを用
いて赤色フィルターで濃度測定し、RMS粒状度を求め
た。その結果を試料29のRMS粒状度を100とした
相対値で表わし、表3に示した。
圧による濃度低下を、実施例1と同様にして評価した。
この値を表3に示した。
おいては、内部にハロゲン組成の異なる部分を有する粒
子は、均一な粒子に比べて高感度であるが、加圧による
濃度低下が大きい。しかしながら、金−イオウ−テルル
増感を用いると、内部にハロゲン組成の異なる部分を有
する粒子において、さらに著しい高感度を達成でき、さ
らに通常の金−イオウ増感を内部にハロゲン組成の異な
る部分を有する粒子を施した場合に問題であった加圧に
よる濃度低下を、テルルを併用することにより著しく改
善することができることが確認された。
高感度を達成しながら圧力耐性に優れたハロゲン化銀写
真感光材料を得ることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 支持体上に少なくとも一層のハロゲン化
銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、
該ハロゲン化銀乳剤層が粒子内部にハロゲン組成の異な
る部分を有し、かつ金増感、硫黄増感およびテルル増感
されたハロゲン化銀粒子を含有することを特徴とするハ
ロゲン化銀写真感光材料。 - 【請求項2】 テルル増感が化1に示す一般式(I)ま
たは化2に示す(II)で表わされる少なくとも一種の
化合物で行われることを特徴とする請求項1に記載のハ
ロゲン化銀写真感光材料。一般式(I) 【化1】 (式中、R1 ,R2 およびR3 は脂肪族基、芳香族基、
複素環基、OR4 ,NR5 (R6 ),SR7 ,OSiR
8 (R9 )( R10),Xまたは水素原子を表す。ここ
で、R4 およびR7 は脂肪族基、芳香族基、複素環基、
水素原子またはカチオンを表し、R5 およびR6 は脂肪
族基、芳香族基、複素環基または水素原子を表し、
R8 ,R9 およびR10は脂肪族基を表し、Xはハロゲン
原子を表す。)一般式(II) 【化2】 (式中、R11は脂肪族基、芳香族基、複素環基または−
NR13(R14)を表し、R12は−NR15(R16),−N
(R17)N(R18)R19または−OR20を表す。ここ
で、R13,R14,R15,R16,R17,R18,R19および
R20は水素原子、脂肪族基、芳香族基、複素環基または
アシル基を表す。R11とR15,R11とR17,R11と
R18,R11とR20,R13とR15,R13とR17,R13とR
18およびR13とR20は結合して環を形成してもよい。)
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JP3205623A JP2691088B2 (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
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JP3205623A JP2691088B2 (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2691088B2 true JP2691088B2 (ja) | 1997-12-17 |
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ID=16509954
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JP3205623A Expired - Fee Related JP2691088B2 (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
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---|---|---|---|---|
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JP2604230B2 (ja) * | 1989-05-12 | 1997-04-30 | 富士写真フイルム株式会社 | ハロゲン化銀写真乳剤 |
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1991
- 1991-07-23 JP JP3205623A patent/JP2691088B2/ja not_active Expired - Fee Related
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