JP2690826B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2690826B2
JP2690826B2 JP3182704A JP18270491A JP2690826B2 JP 2690826 B2 JP2690826 B2 JP 2690826B2 JP 3182704 A JP3182704 A JP 3182704A JP 18270491 A JP18270491 A JP 18270491A JP 2690826 B2 JP2690826 B2 JP 2690826B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】光によって感光する記録シートに
画像を記録する記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、感熱記録シートを用いた記録装
置では、前記感熱記録シートに対してサーマルヘッドに
よって画像を記録し、この画像を光で定着している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような感熱記録シ
ートは、光に対してさほど敏感でないという理由から、
通常、外光にさらされた状態で取り扱われているのが一
般的である。しかしながら、長時間外光下にあると、感
熱記録シートが感光し、記録装置内で記録する際に発色
しにくくなる場合が生じる。そこで、このような感光を
防止するために、感熱記録シートを裏返して挿入し、記
録する方法も考えられるが、記録後の感熱記録シートも
裏返しで排出されるため、排出時に記録画面が見えず、
記録画面を確認するためにはわざわざ裏返さなければな
らないという不都合が生じてしまう。
【0004】本発明は、この種の問題を解決するために
なされたものであって、感熱記録シートの感光を防止し
て好適な画像を得るとともに、記録後の記録画面の確認
が容易な記録装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、紫外線吸収剤を含有し、あるいは、紫
外線吸収剤を含有する素材を塗布することで遮光処理の
施された支持体上に、熱によって発色し、光によって定
着する発色層を形成した記録シートに画像を記録する装
置であって、前記記録シートの発色層側の記録面を下面
として挿入する挿入部と、前記挿入部から挿入された
記記録シートの支持体側の面が当接した状態で巻装され
る記録ドラムと、前記記録ドラムに巻装された前記記録
シートの記録面に対して、記録情報に応じた熱を付与す
ることで記録を行う記録手段と、前記記録シートの記録
情報の記録された記録面に対し定着光を照射する定着手
段と、前記記録シートを記録面を上面として排出する排
出部と、を備えることを特徴とする。
【0006】
【作用】記録シートの挿入時には記録面が露呈していな
いため、室内灯等の外光によって感光することがない。
従って、好適な画像を記録することができ、また、シー
トの排出時には記録面が露呈するため、そのままの状態
で記録画像を確認することができる。
【0007】
【実施例】本発明に係る記録装置について、好適な実施
例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
【0008】図1は、記録シートとしてカラー感熱紙を
使用した多色感熱記録装置10を示す。
【0009】多色感熱記録装置10は、遮光されたケー
ス12の一側面に感熱記録シートSの挿入用、排出用の
用紙台14、16を備えている。ケース12の内部に
は、図中、矢印A、Bの両方向に回動可能に構成されて
いるドラム18が設けられており、ドラム18の外周部
には、サーマルヘッド20が近設されており、上下方向
には、感熱記録シートSに光定着を行う第1光源22、
第2光源24が設けられている。なお、装置10の内部
には、感熱記録シートSの搬送路に沿って一対の搬送用
ローラ対26、28、30、ガイド32、34、ガイド
用ローラ36、37が設けられている。さらに、搬送さ
れる感熱記録シートSの位置を検出するために、前記第
1光源22、第2光源24の近傍に第1検出センサ3
8、第2検出センサ39が設けられている。
【0010】前記多色感熱記録装置10に挿入される感
熱記録シートSは、図2に示すように、カール防止用で
あって、紫外線等を遮断するコーティングが施されたバ
ックコート40が塗布された、紙あるいはフイルム等か
ら構成されている支持体42を有し、この支持体42上
に下部からシアンを発色するシアン発色層44、マゼン
タを発色するマゼンタ発色層46、イエローを発色する
イエロー発色層48を積層し、各層44、46、48間
で発色層44、46、48が混ざらないように中間層5
0、52を挟み、最上層に保護層54を形成している。
なお、感熱記録シートSにおいて、バックコート40に
は紫外線等を遮断する紫外線吸収剤が含有されており、
従って、定着のための光は保護層54側からしか発色層
44、46、48に達しない。このような構成をとる感
熱記録シートSは、図3に示すように、印加される熱エ
ネルギに対してそれぞれの発色層44、46、48の画
像濃度の特性が異なる。すなわち、感熱記録シートSに
印加する熱エネルギを調節することにより特定の発色
層、例えば、イエロー発色層48のみを発色させること
が可能となり、これらの発色層44、46、48を順次
発色させていくことにより、良好な画像が得られる。
【0011】本発明に係る多色感熱記録装置10は、以
上のように構成されるものであり、次にその動作につい
て説明する。
【0012】先ず、感熱記録シートSを保護層54側
(記録面側)を下向きにして用紙台14にセットする。
感熱記録シートSは、搬送用ローラ対26により多色感
熱記録装置10に搬入される。ガイド32によって案内
された感熱記録シートSは、矢印A方向に対するドラム
18の回動によって先端部がサーマルヘッド20に到達
する。次いで、サーマルヘッド20を前記感熱記録シー
トSに押圧し、感熱記録シートSのイエロー発色層48
に対して1ラインずつ、感熱記録が行われる。そして、
サーマルヘッド20によるイエロー発色層48の感熱記
録に次いで、第1光源22からの所定の波長の光によ
り、イエロー発色層48における画像が定着される。
【0013】このようにして、感熱記録シートSの記録
エリアの後端が第1光源22を通過すると、第1検出セ
ンサ38がその通過を検出して、感熱記録シートSの移
動を停止させる。そして、逆方向(矢印B方向)にドラ
ム18および搬送用ローラ対28を回動し、感熱記録シ
ートSの後端側より感熱記録シートSのマゼンタ発色層
46に対して記録を行う。この場合、マゼンタ発色層4
6は、イエロー発色層48の場合よりも高いエネルギで
感熱記録される。なお、イエロー発色層48は、既に第
1光源22によって定着されているので、サーマルヘッ
ド20によって再度記録されることはない。マゼンタ発
色層46の記録後、感熱記録シートSは第2光源24に
よってマゼンタ発色層46の光定着が行われる。第2検
出センサ39に感熱記録シートSの記録エリアの前端が
検出されると、反対方向(A方向)にドラム18および
搬送用ローラ対26を回動し、サーマルヘッド20で前
記マゼンタ発色層46よりも高いエネルギでシアン発色
層44の感熱記録が行われる。この後、ガイド34、搬
送用ローラ対30を経て用紙台16に搬出される。その
際、感熱記録シートSはドラム18によって反転され、
保護層54側(記録面側)が上になって搬出される。
【0014】なお、本実施例では、感熱記録シートSの
発色層を上部からイエロー、マゼンタ、シアンの順で積
層したが、これに限定されることなく、組み換えること
は自由である。また、感熱記録シートSはロール状のも
のであってもよい。その場合には搬送用ローラ対30の
近傍に切断機構を設け、所定の長さに感熱記録シートS
を切断すればよい。
【0015】本実施例では、感熱記録シートSを用紙台
14にセットした際に、保護層54側(記録面側)を下
側にし、バックコート40を上側にしたため、紫外線を
遮光する紙等の支持体またはバックコート40に施され
た紫外線等の遮光を行うコーティングにより室内光等の
外光が吸収され、発色層44、46、48に到達するこ
とがない。
【0016】用紙台14あるいは原稿カセットに感熱記
録シートSの保護層54(記録面)を下側にした状態
で、蛍光灯(500ルックス)下で30分間放置した場
合と、従来の感熱記録シートの保護層側(記録面側)を
上にした場合とを比較した例を表1に示す。本実施例の
ように感熱記録シートSを装填した方が、高い最大イエ
ロー濃度が得られることが明らかである。
【0017】また、感熱記録シートSは、多色感熱記録
装置10からの排出時に、保護層54(記録面)が上部
となっているので、記録画像をそのままで見ることがで
きる。
【0018】第2実施例として用紙台14、16の代わ
りに原稿カセット56、57を装填している多色感熱記
録装置58を説明する。第1実施例と同一の構成要素
は、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略す
る。
【0019】多色感熱記録装置58の原稿カセット56
は、ケース12の内部に挿入されてセットされる。原稿
カセット56には、感熱記録シートSが保護層54を下
にして積層されている。このように構成された多色感熱
記録装置58は、感熱記録シートSを原稿カセット56
からローラ59で枚葉し、以下第1実施例と同様にして
画像を感熱記録する。
【0020】この実施例においても原稿カセット56に
一度にセットするため、感熱記録シートSの保護層54
側(記録面側)を下にして一枚ずつセットする必要がな
い。
【0021】第3実施例として、サーマルヘッドを3か
所に設けた多色感熱記録装置を説明する。第1実施例と
同一の構成要素は、同一の参照符号を付し、その詳細な
説明を省略する。
【0022】多色感熱記録装置60は、ケース12の内
部に大型のドラム62を設けるとともに、イエロー用、
マゼンタ用、シアン用のサーマルヘッド64、66、6
8を設けている。このため、ドラム62は、常に矢印A
方向にのみ回動すればよく、逆回動させる必要がなくな
る。したがって、感熱記録シートSの記録の高速化が可
能となる。
【0023】また、一連の実施例では、感熱記録シート
を用いた熱記録光定着の記録方式にについてのみ説明し
てきたが、光記録熱定着の記録方式についても転用可能
である。さらに、この一連の実施例では、支持体に紫外
線吸収剤を含有するバックコーィングを行っているが、
支持体自体が紫外線吸収剤を含有するように構成しても
よい。また、支持体が不透明な紙の場合には、紫外線吸
収剤は使用しなくてもよい。
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】本発明に係る記録装置によれば、以下の
効果が得られる。
【0026】記録装置は、記録シートの挿入時に記録シ
ートの記録面を露呈していないため、室内灯等の外光に
よって感光することがなく良好な画像が得られる。ま
た、記録シートの排出時には記録面を露呈するため、記
録シートを反転することなく記録画像を見ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置である多色感熱記録装置
の説明図である。
【図2】本発明に係る記録装置に使用される感熱記録シ
ートの縦断面図である。
【図3】本発明に係る記録装置に使用される感熱記録シ
ートに印加される熱エネルギに対応する発色層の画像濃
度関係図である。
【図4】本発明に係る記録装置である多色感熱記録装置
の説明図である。
【図5】本発明に係る記録装置である多色感熱記録装置
の説明図である。
【符号の説明】
10、58、60…多色感熱記録装置 14、16…用紙台 18、62…ドラム 20、64、66、68…サーマルヘッド 22、24…光源

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紫外線吸収剤を含有し、あるいは、紫外線
    吸収剤を含有する素材を塗布することで遮光処理の施さ
    れた支持体上に、熱によって発色し、光によって定着す
    る発色層を形成した記録シートに画像を記録する装置で
    あって、 前記記録シートの発色層側の記録面を下面として挿入す
    る挿入部と、前記挿入部から挿入された 前記記録シートの支持体側の
    面が当接した状態で巻装される記録ドラムと、 前記記録ドラムに巻装された前記記録シートの記録面
    対して、記録情報に応じた熱を付与することで記録を行
    う記録手段と、前記記録シートの記録情報の記録された記録面に対し定
    着光を照射する定着手段と、 前記記録シートを記録面を上面として排出する排出部
    と、 を備えることを特徴とする記録装置。
JP3182704A 1991-07-23 1991-07-23 記録装置 Expired - Fee Related JP2690826B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS615962A (ja) * 1984-06-20 1986-01-11 Showa Joho Kiki Kk 多色感熱記録装置
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