JPH0524221A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH0524221A
JPH0524221A JP3179844A JP17984491A JPH0524221A JP H0524221 A JPH0524221 A JP H0524221A JP 3179844 A JP3179844 A JP 3179844A JP 17984491 A JP17984491 A JP 17984491A JP H0524221 A JPH0524221 A JP H0524221A
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JP
Japan
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recording
recording material
heat
image
sensitive
Prior art date
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Pending
Application number
JP3179844A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Sakai
栄一 酒井
Mitsuru Sawano
充 沢野
Hitoshi Saito
斉藤  均
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP3179844A priority Critical patent/JPH0524221A/ja
Publication of JPH0524221A publication Critical patent/JPH0524221A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 明室であっても外光に含まれる紫外線に影響
されることなく、装置の小型化を計り、かつ記録中の感
熱記録材料の状態を観察可能とする。 【構成】 装置の左側面におけるトレイ40の上方向に
は、支持ブロック46が固着されており、この支持ブロ
ック46にはピン48を介してカバー44が取付けられ
ている。このため、カバー44は、ピン48を中心に回
転可能とされる。カバー44は透明で450nm以下の紫
外線をカットするフィルタとしての役目を有している。
通常は、このカバー44は、実線で示される如く、トレ
イ40と所定の隙間をあけた状態で保持されており、Y
色素層106の記録及び定着が終了した感熱記録材料1
2がこの隙間へと挿入されることになる。従って、感熱
記録材料12には外光が直接当たらず、発色層の感度低
下が防止される。また、このカバー44は透明であるの
で、Y色素層106の記録状態を見ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、それぞれ感度が異なり
かつ異なる色相に発色する複数の感熱発色層が設けられ
た感熱記録材料へ画像を記録する画像記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、発熱体を用いて記録紙へ画像を記
録する方法として、感熱記録方法がある。この感熱記録
方法は、紙や合成紙等の支持体に発色剤、顕色剤を塗布
した感熱記録材料を用い、サーマルヘツドによりこの感
熱記録材料を加熱処理するプロセスにより記録するもの
である。このような感熱記録方法は、現像が不要であ
る、支持体が紙の場合は紙質が一般紙に近い、取扱
いが容易である、発色濃度が高い、記録装置が簡単
であり安価である、記録時の騒音がドツトプリンタ等
に比べて少ない等の利点があり、白黒のフアクシミリや
プリンタの分野で近年急速に普及している。
【0003】さらに、このような記録分野において、情
報産業の急速な発展に伴い、計算機、フアクシミリをは
じめとする情報機器の端末機から簡単にカラーハードコ
ピーを得たいという要求が強まってきている。
【0004】ここで、本出願人は透明支持体に、実質的
に透明で相異なる色相に発色する発色層を設けることに
より、従来になく良好な感熱発色画像を得ることができ
る多色感熱記録材料を提案した(特願昭61−8078
7号、特願昭62−88196号、特願昭62−754
09号)。この感熱記録材料へは、主走査方向にヘッド
が配列された感熱ヘッドを副走査方向へ走査記録して画
像を記録するようになっている。
【0005】これによれば、感熱記録方式によっては従
来得ることのできなかった優れた色相、優れた色分離性
及び画像保存性も良好な多色画像を得ることができる。
また、得られた画像を透過画像とすることも、反射画像
とすることもできる。
【0006】このような感熱記録紙は、一方の面に多重
に発色層(下層から順にC、M、Y層)が設けられてい
る場合は、最上層(最も表面に近い層)を他の層が加熱
されない程度の熱量で加熱発色させ、この発色層の定着
処理が終了した後に他の発色層の加熱処理を行うように
なっている。
【0007】例えば、各発色層を加熱処理する場合の装
置構成として、サーマルヘッドとプラテンローラとの間
に感熱記録紙を往復搬送し、この往復搬送中に加熱処理
及び定着を繰り返すことにより行うことが考えられる。
この場合、サーマルヘッドを中間として搬送方向に感熱
記録紙の長さ分の搬送路が必要となる。また、各発色層
の記録状態は定着後であれば、明室であっても確認でき
るため、前記搬送路を装置外に設置することにより、記
録中に感熱記録紙への記録状態を見ることができると共
に装置ケーシングをコンパクトにすることができる。。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、外光に
含まれる紫外線が強いと、この紫外線が未記録かつ未定
着の発色層に影響を及ぼし、感度が低下することがあ
る。この感度低下により、記録時の濃度が低下し、適性
な画像が得られないという問題点が生じる。
【0009】これを解消するために、明室自体を紫外線
をカットする処置をすればよいが、感熱記録紙の特長の
1つである取扱易さが損なわれるため好ましくない。
【0010】本発明は上記事実を考慮し、明室であって
も外光に含まれる紫外線に影響されることなく、装置の
小型化を計ることができる画像記録装置を得ることが目
的である。
【0011】また、上記目的に加え、記録中の感熱記録
材料の状態を見ることができる画像記録装置を得ること
が目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、それぞれ感度が異なりかつ異なる色相に発色する複
数の感熱発色層が設けられた感熱記録材料へ画像を記録
する画像記録装置であって、前記感熱記録材料が挿入さ
れる挿入口及び排出される排出口が設けられた装置ケー
シングと、前記装置ケーシング内に配設され画像信号に
基づいて所定のエネルギーを前記感熱記録材料へ付与す
る記録ヘッドと、前記装置ケーシング内に配設され前記
各発色層の記録ヘッドによる画像記録後に紫外線を照射
して定着する定着手段と、前記記録ヘッド及び定着手段
へ各発色層が対応させると共に前記感熱記録材料を前記
挿入口又は排出口の少なくとも一方から一旦装置ケーシ
ング外へ送り出して往復搬送させる搬送手段と、前記挿
入口又は排出口の少なくとも一方に設けられ外光に含ま
れる紫外線が感熱記録材料の記録面へ当たることを低減
する紫外線低減手段と、を有している。
【0013】請求項2に記載の発明は、それぞれ感度が
異なりかつ異なる色相に発色する複数の感熱発色層が設
けられた感熱記録材料へ画像を記録する画像記録装置で
あって、前記感熱記録材料が挿入される挿入口及び排出
される排出口が設けられた装置ケーシングと、前記装置
ケーシング内に配設され画像信号に基づいて所定のエネ
ルギーを前記感熱記録材料へ付与する記録ヘッドと、前
記装置ケーシング内に配設され前記各発色層の記録ヘッ
ドによる画像記録後に紫外線を照射して定着する定着手
段と、前記記録ヘッド及び定着手段へ各発色層を対応さ
せると共に前記感熱記録材料の記録面を装置側面に対向
させ直接外光に含まれる紫外線が前記記録面へ当たらな
いように前記挿入口又は排出口の少なくとも一方から一
旦装置ケーシング外へ送り出して往復搬送させる搬送手
段と、を有している。
【0014】請求項3に記載の発明は、前記搬送手段に
よる搬送方向転換時に記録済及び定着済の発色層の記録
状態が目視可能とされていることを特徴としている。
【0015】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、感熱記録材料
は搬送手段によって往復搬送される。この各搬送中に各
発色層へ記録ヘッドによって画像が記録されると共に定
着手段によって紫外線が照射されて画像が記録された発
色層が定着される。
【0016】ここで、搬送手段では、装置ケーシングの
挿入口又は排出口の少なくとも一方へ一旦感熱記録材料
を送り出すようにしているため、装置をコンパクトとす
ることができる。このとき、外光に含まれる紫外線が感
熱記録材料の記録面に当たることを低減する紫外線低減
手段が施されているため、感熱記録材料へ吸収される紫
外線量が極めて少なく、未記録、未定着の発色層の感度
が外光に含まれる紫外線によって低下するようなことは
ない。
【0017】請求項2に記載の発明によれば、感熱記録
材料の記録面を装置側面に対向させて前記挿入口又は排
出口の少なくとも一方から一旦装置ケーシング外へ送り
出して往復搬送させるようにしているので、直接外光に
含まれる紫外線が前記記録面へ直接当たることを低減す
ることができる。
【0018】請求項3に記載の発明によれば、記録中の
感熱記録材料を見ることができるので、各発色層の記録
状態を観察することができ、例えば、位置ずれ等の記録
不良が生じた場合には、即座に処理を停止することがで
き、作業効率を向上することができる。
【0019】
【実施例】図1には本実施例に係る画像記録装置10が
示されている。
【0020】画像記録装置10の図1の右側面には、感
熱記録材料12が収容されたカセット14の挿入口16
が設けられている。カセット14には、同一サイズのシ
ート状の感熱記録材料12が積層された状態で収容され
ており、最上層の感熱記録材料12から装置内部へ送り
込まれる構成となっている。
【0021】図2に示される如く、感熱記録材料12に
は透明支持体であるポリエチレンテレフタレートフイル
ム(以下PETという)102の一方に最下層から順に
シアン色素層(以下C色素層という)108、マゼンタ
色素層(以下M色素層という)104、イエロー色素層
(以下Y色素層という)106が設けられ、全て透明と
なっている。なお、Y色素層106及びM色素層104
は光定着型であり、波長420nm及び波長365nmの光
を照射することにより、以後は加熱しても変化しなくな
る性質の層である。
【0022】挿入口16の奥側には、所謂半月ローラ1
8が配設されている。この半月ローラ18は、その切欠
部18Aがカセット14内の最上層の感熱記録材料12
と対向された状態で停止されており、この状態では隙間
が生じている。
【0023】ここで、半月ローラ18が1回転すると、
その周面が最上層の感熱記録材料12と当接し、摩擦力
によってこの最上層の感熱記録材料12のみをカセット
14から引き出して挿入口16の奥側へと搬送すること
ができる。
【0024】挿入口16のさらに奥側には、一対の搬送
ローラ20が設けられ、半月ローラ18によって引き出
された感熱記録材料12はこの一対の搬送ローラ20に
挟持され、さらに搬送される構成となっている。
【0025】画像記録装置10には、外部からの画像信
号に基づいて後述するサーマルヘツド22による画像記
録時の画像記録信号が作成されるようになっている。
【0026】図1に示される如く、カセット14から引
き出された感熱記録材料12は、一対の搬送ローラ20
に挟持され、ガイド板24に案内されて搬送され、加熱
処理部26へと案内されるようになっている。搬送ロー
ラ20とガイド板24との間には、搬送方向切換板28
が配設されている。この搬送方向切換板28は、カセッ
ト14に向けられた側が凸とされる円弧状とされ、その
下端部は円形の筒体を形成するように小さい曲率半径で
屈曲され、ピン30に回転可能に支持されている。
【0027】ピン30と搬送方向切換板28との間に
は、付勢力の小さい図示しないねじりコイルばねが取付
けられており、通常のこのねじりコイルばねの付勢力
で、図1の実線に示される如く、感熱記録材料12の搬
送経路上に位置されている。しかし、ねじりコイルばね
の付勢力は極めて小さく、カセット14から感熱記録材
料12が搬送されてくると、この感熱記録材料12に押
圧され、ねじりコイルばねの付勢力に抗して、ピン30
を中心に図1の反時計方向へ回転され(図1の想像線参
照)、感熱記録材料12の搬送に何ら影響を及ぼさない
構造となっている。
【0028】なお、ピン30を中心とする図1の反時計
方向への回転は、図1の想像線位置で図示しないストッ
パにより阻止されている。
【0029】加熱処理部28は、プラテンローラ32
と、記録ヘツドであるライン型のサーマルヘツド22と
を備えており、感熱記録材料12はこのプラテンローラ
32とサーマルヘッド22に挟持されて搬送され、サー
マルヘツド22によって、加熱されるようになってい
る。
【0030】サーマルヘツド22には、プラテンローラ
32との対向部に発熱体34が設けられ、発熱体34へ
は感熱記録材料12との接触時に、画像信号に応じた発
熱により画像を形成するようになっている。
【0031】加熱処理部26の下流側には、ガイド板3
6を介して一対の搬送ローラ38が設けられ、加熱処理
後の感熱記録材料12は、この搬送ローラ38に挟持さ
れ、図1の左側側面に設けられたトレイ40へと搬送さ
れるようになっている。
【0032】また、サーマルヘツド22による感熱記録
材料12の加熱位置における下流及び上流側には、光源
42A、42Bが配設され、感熱記録材料12へ光を照
射するようになっている。この光の波長はそれぞれ下流
側の光源42Aが420nm、上流側の光源42Bが36
5nmとされ、光源42Aが感熱記録材料12のY色素層
106の定着用、光源42BがM色素層104の定着用
とされている。すなわち、本実施例では、カセット14
から引き出された感熱記録材料12がサーマルヘッド2
2とプラテンローラ32とに挟持されて1往復半される
ようになっている。1回目の往路(図1の矢印Y参照)
ではサーマルヘツド22によりY色素層106の加熱処
理がなされ、この処理後直ちに定着がなされるようにな
っている。
【0033】感熱記録材料12の復路(図1の矢印M参
照)では、Y色素層106の下に設けられたM色素層1
04(図2参照)が加熱処理されて定着され、次いで2
回目の往路(図1の矢印C参照)でC色素層が加熱処理
されるようになっている。
【0034】なお、感熱記録材料12が受ける発熱体3
4からのエネルギー(熱量)は、1回目の往路時は”
弱”とされ、下層のM色素層104及びC色素層108
には何ら影響がなく、復路時は”中”、2回目の往路時
は”強”とされる。
【0035】ところで、1回目の往路時、すなわちY色
素層106の加熱処理及び定着処理が終了した感熱記録
材料12は、搬送ローラ38によって前記トレイ40上
へと、一旦装置外へ送り出されることになる。このと
き、外光に含まれる紫外線が感熱記録材料12の記録面
に当たると、未記録、未定着の層(M色素層104及び
C色素層108)の感度が低下することがある。
【0036】このため、本実施例では、トレイ40上に
紫外線低減手段としての透明カバー44が取付けられて
いる。すなわち、図1の左側面におけるトレイ40の上
方向には、支持ブロック46が固着されており、この支
持ブロック46にはピン48を介してカバー44が取付
けられている。このため、カバー44は、ピン48を中
心に回転可能とされる(図1の想像線参照)。
【0037】カバー44は透明で450nm以下の紫外線
をカットするフィルタとしての役目を有している。
【0038】通常は、このこのカバー44は、図1の実
線で示される如く、トレイ40と所定の隙間をあけた状
態で保持されており、Y色素層106の記録及び定着が
終了した感熱記録材料12がこの隙間へと挿入されるこ
とになる。従って、感熱記録材料12には外光が直接当
たらず、発色層の感度低下が防止される。また、このカ
バー44は透明であるので、Y色素層106の記録状態
を見ることができる。
【0039】一方、復路時、すなわち、M色素層104
の加熱処理及び定着処理が終了した感熱記録材料12
は、前記搬送方向切換板28が搬送経路上に位置されて
いるため、この搬送方向切換板28の凹面に案内され
て、一対の搬送ローラ50に挟持搬送されることにな
る。このため、感熱記録材料12は、図1の右下方向の
ストック板52へ搬送されるようになっている。
【0040】以下に本実施例の作用を説明する。プリン
トボタンが操作されると、半月ローラ18が1回転す
る。これにより、最上層の感熱記録材料12が半月ロー
ラ18の周面と当接し、摩擦力によって引き出される。
【0041】半月ローラ18によって引き出された感熱
記録材料12は、搬送ローラ20に挟持されて、加熱処
理部26へと搬送される(図1の矢印Yで示す1回目の
往路)。すなわち、プラテンローラ32とサーマルヘッ
ド20とにより感熱記録材料12が挟持されると、発熱
体34が感熱記録材料12へ接触する。ここで、感熱記
録材料12の移動に応じて発熱体32へは画像信号が出
力される。
【0042】発熱体32は熱量が”弱”にセツトされ、
この画像信号によりに応じて感熱記録材料12を加熱
し、Y色素層106のみを発色させる。
【0043】次に感光材料12の画像面へは、波長42
0nmの光が光源42Aから照射される。これにより、Y
色素層106は定着される。
【0044】Y色素層106の加熱処理及び定着処理が
終了すると、感熱記録材料12は、搬送ローラ38に挟
持され、装置外の設けられたトレイ40へと搬送され
る。このとき、トレイ40上には、カバー44が所定の
隙間をもって配設されているため、感熱記録材料12
は、この隙間へと搬送される。
【0045】従って、トレイ40上に搬送された処理中
の感熱記録材料12には、外光が直接当たることがな
く、カバー44を通して当たることになる。このカバー
44は、波長450nm以下の紫外線をカットするフィル
タとしての役目を有しているので、未記録、未定着の発
色層(M色素層104及びC色素層108)に紫外線が
照射されることがなく、感度低下を防止することができ
る。
【0046】また、カバー44は透明であるのでY色素
層106の記録状態を目視することができる。
【0047】次に、復路(図1の矢印M方向)へ移り、
M色素層104の加熱処理が行われる。すなわち、発熱
体32による加熱処理のための熱量が”中”に切り換わ
り、上記Y色素層106の加熱と同様の処理が行われ、
画像信号に応じて感熱記録材料12を加熱し、M色素層
104のみを発色させる。
【0048】M色素層104の加熱処理が終了した感熱
記録材料12は、光源42Bによって波長365nmの光
が照射され、これによりM色素層104が定着される。
【0049】光源64Bによって定着された感熱記録材
料12は、ガイド板24に案内されてさらに搬送される
が、このとき、搬送方向切換板28がねじりコイルばね
の付勢力で、搬送経路上に位置しているため、感熱記録
材料12は、この搬送方向切換板28の凹面に沿って、
図1の右下方向へ案内される。これにより、搬送ローラ
50に挟持され、スットク板52へと至り、カセット1
4と干渉することはない。
【0050】感熱記録材料12の画像領域がサーマルヘ
ッド22を通り過ぎると、搬送ローラ50による搬送方
向が反転され、2回目の往路(図1の矢印C方向)への
搬送に移る。
【0051】この2回目の往路では、C色素層108の
加熱処理が行われる。すなわち、発熱体42による加熱
処理のための熱量が”強”に切り換わり、画像信号によ
りに応じて感熱記録材料12を加熱し、C色素層108
のみを発色させる。
【0052】各発色層の加熱処理が終了すると、感熱記
録材料12は、トレイ40上へと排出される。
【0053】ここで、カバー44をピン48を中心に図
1の時計方向へ回転させることにより、トレイ40上の
仕上がり感熱記録材料12を取り出すことができる。
【0054】このように、本実施例では、感熱記録材料
12のY色素層106の記録後に一旦トレイ40上に出
すようにしたため、装置ケーシングをコンパクトとする
ことができる。また、Y色素層106の記録状態を容易
に目視することができ、記録途中における仕上がり状態
を観察することができる。このため、記録時の不良が生
じた場合に全発色層が終わるのを待つ必要がなくなり、
即座に処理を停止することができ、作業効率を向上する
ことができる。また、処理状況を判断できるので、関連
する前処理や後処理との連携が容易となり、作業性が向
上する。
【0055】さらに、トレイ40上にカバー44を配
し、紫外線(波長450nm以下) をカットするようにし
たので、記録途中の感熱記録材料12が外光に晒されて
も未記録、未定着の発色層(M色素層104、C色素層
108)の感度が低下するような不具合はなく、画像信
号に基づく適正な濃度を得ることができる。
【0056】なお、本実施例では、トレイ40上にきた
ときのみ感熱記録材料12の記録状態を目視することが
できるようにしたが、図3に示される如く、ストック板
52に対応する図1の右側面に開口部54を設け、波長
410nm以下の紫外線をカットするシート状の透明板5
6を取付けることにより、M色素層104まで処理され
た後の記録状態を目視によって確認することができる。
なお、この透明板56からは、波長410nm以下の紫外
線がカットされるので、外光に晒されてもC色素層10
8の感度を低下させることがない。
【0057】また、上記実施例では、カセット14を挿
入するタイプについて述べたが、図4に示される如く、
ロール状の感熱記録材料12が収容されたマガジン58
を装填可能な装置においても、同様の効果を得ることが
できる。
【0058】この場合、マガジン58の装填部60の下
流側に前記半月ローラ18の代わりにカッタ62を設
け、感熱記録材料12が所定量引き出された時点で切断
する機構を設ける必要がある。
【0059】さらに、本実施例では、所謂自動給紙構造
であるが、感熱記録材料を1枚毎に挿入する、所謂手差
し構造であってもよい。図5には、この手差し構造の変
形例が示されている。装置64の左側面には、図1で示
したトレイ40及びカバー44がそれぞれ設けられ、か
つ右側面にも、同一構造のトレイ66及びカバー68が
設けられている。右側面のカバー68は、波長450nm
以下の紫外線をカットする透明板であり、感熱記録材料
12を挿入する場合には、カバー68をピン70を中心
に時計方向へ回転し、感熱記録材料12をトレイ66上
に載置して押込めばよい。押し込まれた感熱記録材料1
2は、図5の矢印Y、M、C方向へ1往復半搬送される
が、M色素層104の加熱処理及び定着処理が終了した
感熱記録材料12は、トレイ66上に案内される。
【0060】これにより、Y色素層106の処理終了
時、及びM色素層104の処理終了時共にトレイ40及
び66上で目視することができる。
【0061】なお、図5に示した装置では、トレイ4
0、66の両先端間の寸法分の設置スペースが必要であ
るが、図6に示される如く、紫外線をカットするための
カバー44、68をそれぞれの装置側面に沿って縦方向
に配設すれば、スペースをより小さくすることができ
る。
【0062】さらに、上記図6の装置構成の場合、紫外
線カットのみを目的とするのであれば、図7に示される
如く、サーマルヘッド22とプラテンローラ32の位置
を反対とし、排出される感熱記録材料12の記録面が装
置側面を向くようにすれば、感熱記録材料12の記録面
が装置側面と対向するため、紫外線の照射を極めて少な
くすることができ、これによって、感度低下が防止でき
るので、カバーは不要となる。
【0063】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る画像記録
装置は、明室であっても外光に含まれる紫外線に影響さ
れることなく、装置の小型化を計ることができるという
優れた効果を有する。
【0064】また、上記効果に加え、記録中の感熱記録
材料の状態を見ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る画像記録装置の概略構成図であ
る。
【図2】本発明に適用される多色感熱記録材料を示す断
面図である。
【図3】本発明の他実施例に係る挿入口側の側面の斜視
図である。
【図4】ロール状感熱記録材料を記録する場合の概略構
成図である。
【図5】手差し構造の装置構成を示す概略構成図であ
る。
【図6】手差し構造の装置の変形例を示す概略構成図で
ある。
【図7】紫外線カットのみを目的とした装置の概略構成
図である。
【符号の説明】
10 画像記録装置 12 感熱記録材料 22 サーマルヘッド 26 加熱処理部 32 プラテンローラ 40 トレイ 44 カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 29/13 B41M 5/26 8804−2C B41J 29/00 B 8804−2C 29/12 A 6956−2H B41M 5/18 D 8305−2H 5/26 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ感度が異なりかつ異なる色相に
    発色する複数の感熱発色層が設けられた感熱記録材料へ
    画像を記録する画像記録装置であって、前記感熱記録材
    料が挿入される挿入口及び排出される排出口が設けられ
    た装置ケーシングと、前記装置ケーシング内に配設され
    画像信号に基づいて所定のエネルギーを前記感熱記録材
    料へ付与する記録ヘッドと、前記装置ケーシング内に配
    設され前記各発色層の記録ヘッドによる画像記録後に紫
    外線を照射して定着する定着手段と、前記記録ヘッド及
    び定着手段へ各発色層が対応させると共に前記感熱記録
    材料を前記挿入口又は排出口の少なくとも一方から一旦
    装置ケーシング外へ送り出して往復搬送させる搬送手段
    と、前記挿入口又は排出口の少なくとも一方に設けられ
    外光に含まれる紫外線が感熱記録材料の記録面へ当たる
    ことを低減する紫外線低減手段と、を有する画像記録装
    置。
  2. 【請求項2】 それぞれ感度が異なりかつ異なる色相に
    発色する複数の感熱発色層が設けられた感熱記録材料へ
    画像を記録する画像記録装置であって、前記感熱記録材
    料が挿入される挿入口及び排出される排出口が設けられ
    た装置ケーシングと、前記装置ケーシング内に配設され
    画像信号に基づいて所定のエネルギーを前記感熱記録材
    料へ付与する記録ヘッドと、前記装置ケーシング内に配
    設され前記各発色層の記録ヘッドによる画像記録後に紫
    外線を照射して定着する定着手段と、前記記録ヘッド及
    び定着手段へ各発色層を対応させると共に前記感熱記録
    材料の記録面を装置側面に対向させ直接外光に含まれる
    紫外線が前記記録面へ当たらないように前記挿入口又は
    排出口の少なくとも一方から一旦装置ケーシング外へ送
    り出して往復搬送させる搬送手段と、を有する画像記録
    装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段による搬送方向転換時に記
    録済及び定着済の発色層の記録状態が目視可能とされて
    いることを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
JP3179844A 1991-07-19 1991-07-19 画像記録装置 Pending JPH0524221A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000233524A (ja) * 1999-02-15 2000-08-29 Ricoh Elemex Corp 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000233524A (ja) * 1999-02-15 2000-08-29 Ricoh Elemex Corp 画像形成装置

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