JP3084198B2 - カラー感熱記録装置 - Google Patents

カラー感熱記録装置

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JP3084198B2
JP3084198B2 JP33824894A JP33824894A JP3084198B2 JP 3084198 B2 JP3084198 B2 JP 3084198B2 JP 33824894 A JP33824894 A JP 33824894A JP 33824894 A JP33824894 A JP 33824894A JP 3084198 B2 JP3084198 B2 JP 3084198B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録支持体上に積層さ
れた複数の発色層に付与する熱エネルギーを適宜変更し
ながら前記発色層を順次発色させて所定のカラー感熱記
録を行うカラー感熱記録装置に係り、特に記録支持体上
に積層された複数の発色層を具えた記録媒体と、前記熱
エネルギを付与して前記発色層の発色を行う発色手段
と、所定波長域の光照射を行う定着手段からなり、前記
積層された複数の発色層の発色と定着を順次行いながら
所定のカラー感熱記録を行うカラー感熱記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より図5に示す様に、コート紙又は
プラスチックフィルムその他の支持体301の上に、シ
アン感熱発色層302、マゼンダ感熱発色層303、イ
エロー感熱発色層304、及び耐熱保護層305が積層
されている感熱記録媒体30(以下記録紙という)は公
知であり(特公平4−10879号他)、そしてこの種
の感熱記録紙30は、例えばシアン感熱発色層(以下C
層という)302は電子供与性前駆体と電子受容性化合
物を主成分として含有し、加熱によりシアンに発色す
る。マゼンダ感熱発色層(以下M層という)303とし
ては最大吸収波長が約365nmであるジアゾニウム塩
化合物と、これに熱反応してマゼンダに発色するカプラ
とを含有している。このM層303は熱記録後に365
nm付近の紫外線を照射するとジアゾニウム塩化合物が
光分解して発色能力が失われる。イエロー感熱発色層
(以下Y層という)304としては最大吸収波長が約4
20nmであるジアゾニウム塩化合物と、これに熱反応
してマゼンダに発色するカプラとを含有している。この
Y層304は熱記録後に420nm付近の紫外線を照射
するとジアニウム塩化合物が光分解して発色能力が失わ
れる。
【0003】そしてこのように構成された感熱記録紙3
0は下記の様にしてカラー画像を形成する。即ち、図6
に示すように、M層が発色しないように、記録紙30表
面に供給される熱エネルギーをEoとEyの間になるよ
うに制御された熱エネルギー(図6(A)参照)をサー
マルヘッド1を介してY層304に供給する事によりY
層304が熱発色する(B−1参照)。次に、中心波長
が約420nmのUVランプ(以下Yランプという)2
91を照射する事により未発色の残留ジアゾ化合物が分
解定着される(B−2参照)。
【0004】以下同様にEyとEmの間になるように制
御された熱エネルギーをサーマルヘッド1を介してM層
303に供給する事によりM層303が熱発色する(B
−3参照)。次に、中心波長が約365nmのUVラン
プ(以下Mランプという)292を照射する事により未
発色の残留ジアゾ化合物が分解定着される(B−4参
照)。最後にEmとEcの間になるように制御された熱
エネルギーをサーマルヘッド1を介してC層302に供
給する事によりC層302が熱発色する(B−5参
照)。C層302は通常の条件では、C層302が発色
する程度の熱エネルギーがかかることはない。
【0005】そして各発色層に形成される色素量は加え
られた熱エネルギーに比例し、該熱エネルギーに比例し
て濃度階調が得られる。
【0006】そしてかかる感熱記録装置として特開平5
−24242号に開示されているように記録紙の全長よ
り大なる周長を有するプラテンを用い、該プラテンの周
囲にサーマルヘッドと前記YランプとMランプを配置
し、前記プラテンに記録紙を巻回固定した後、該プラテ
ンを回転しながら発色と定着を繰り返すように構成して
いる。
【0007】しかしながらかかる構成では記録紙の全長
より大なる周長を有するプラテンを必ず必要とし、記録
紙がA6サイズからA5サイズ、更にはA4サイズへと
大形化するに連れ、必然的にプラテン径が大口径化し、
装置が大形化せざるを得ない。かかる欠点を解消するた
めに、例えば図9に示すように、ロール紙100を用
い、該ロール紙100を送りローラ101で引出しなが
らプラテン102の正転及び逆転を繰り返しながら、前
記ロール紙100の往復運動を行い、プラテン102上
に圧接するサーマルヘッド103と、プラテン102と
送りローラ104間に配設したYランプ105とMラン
プ106とにより各色層の発色と定着を繰り返し行い、
Y、M、Cの3色の発色と定着が終了した段階で、前記
ロール紙100をプラテン102を挟んで反対側に位置
する排紙トレー部107に導き、その記録紙の後端をカ
ッタで切断して終了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらかかる従
来技術によればプラテンを挟んで給紙部と排紙部が存在
し、必然的に装置全長が長くなる。この為前記給紙部を
ロール紙で構成しているが、各色層が多層に積層されて
ある為に、記録紙が必然的に厚紙であり、この為給紙リ
ール108径を大径にしなければならず、装置小形化に
はつながらない。而も大径にした場合においても記録紙
に湾曲部が残存し、直線状に戻す事が困難となる。
【0009】本発明はかかる従来技術の欠点に鑑み、装
置小形化と構造の簡単化を可能とするカラー感熱記録装
置を提供する事を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録支持体上
に積層された複数の発色層を具えた記録紙と、エネル
ギを付与して前記発色層の発色を行う発色手段と、所定
波長域の光照射を行う定着手段と、前記記録媒体の給紙
部と記録後の記録媒体を排紙する排紙部とを、前記発色
手段に対し同一側(以下上流側という)に配し、発色位
置若しくはその近傍に配した記録媒体搬送手段により前
記給紙部より給紙された記録媒体を、前記排紙部若しく
は前記給紙部側に向け逆送しながら前記積層された複数
の発色層の発色と定着を順次行いながら所定のカラー感
熱記録装置に適用されるものであり、前記定着手段を構
成する複数のランプの光を集光する複数のレンズの焦点
位置が近接するように前記レンズ位置を設定してなるこ
とを特徴とする。
【0011】そして好ましくは前記発色手段の上流側
に、搬送路切り換え手段を配し、該切り換え手段により
前記給紙部より給紙された記録紙の搬送方向を、前記
紙部側に切り換え可能に構成し、前記発色手段と前記
紙部間に形成した搬送路上に前記定着手段を配置するの
がよい。
【0012】第2の発明においては、記録支持体上に積
層された複数の発色層を具えた記録媒体と、前記熱エネ
ルギを付与して前記発色層の発色を行う発色手段と、所
定波長域の光照射を行う定着手段からなり、前記積層さ
れた複数の発色層の発色と定着を順次行いながら所定の
カラー感熱記録を行うカラー感熱記録装置において、
記記録媒体の給紙部若しくは前記カラー感熱記録後の記
媒体を排紙する排紙部と、発色手段との間に配設した
搬送路上に搬送方向と直交する方向に延在する複数の定
着ランプを配設するとともに、該定着ランプよりの光出
力を搬送路に集光する集光レンズを一体化した事を特徴
とする。
【0013】
【0014】
【作用】かかる第1の発明によれば、前記従来技術に示
すように給紙部、発色部及び排紙部を同一直線上に配置
するのではなく、前記給紙部と、前記排紙部とを、発色
手段に対し同一側に配し、一旦給紙部より発色部側に給
紙された記録紙を、前記排紙部若しくは給紙部側に向け
逆送しながら発色と定着を行うものである為に、搬送経
路及び前記給紙部と排紙部の堆積部を含めた全長を従来
のほぼ1/2にする事が出来、装置の大幅小形化と省ス
ペース化につながる。又前記排紙部を後記実施例に示す
よう給紙カセットの上面側に形成する事により、独立し
た排紙部を設ける事なく一層の省スペース化につなが
る。
【0015】この場合搬送路切り換え手段により、給紙
部より給紙された記録紙の搬送方向を、排紙部側に切り
換え可能に構成し、前記発色手段と排紙部間に形成した
搬送路上に定着手段を配置することにより、後記実施例
に示すように発色/定着動作時に排紙トレー部を記録紙
延在部として利用でき、一層の省スペース化につながる
とともに、排紙部に位置する排紙ローラ19が送りロー
ラとして機能し、特別な送りローラが不要になる。
【0016】更に第2発明においては、複数の定着ラン
プよりの光出力を搬送路に集光する集光レンズを一体化
することにより、部品点数の削減につながる。
【0017】
【0018】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を例示
的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている
構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に
特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれのみ
に限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。図1
及び図2はA4サイズの前記カラー感熱記録紙を用いて
フルカラー印刷を行うための本発明の実施例に係る感熱
記録装置を示し、そのレイアウト構成を説明するに、ハ
ウジング21は縦長長方体の右上半分を水平段差面22
を介して斜めにカットし、該段差面22をカセット挿入
口23として開口し、該挿入口23上方に位置する傾斜
面24をガイドとして記録紙30を堆積収納した給紙カ
セット25の先端部が前記挿入口23よりハウジング2
1内に侵入し、位置保持可能に構成されている。
【0019】給紙カセット25はハウジング21に侵入
した底板先側を短手幅全幅に亙って開放され、該開放部
26に露出した記録紙30面に給紙ローラ20が当接可
能に構成している。又給紙カセット上面25A側は排紙
トレー部として機能させる為に前記上面25A先端側と
対面する位置に排紙ローラ19対を配設するとともに、
前記上面25Aの先端側を排紙ローラ19の出口側まで
舌片状に延設し、排紙ガイド25Bとなす。
【0020】次に前記ハウジング21内の構成について
説明する。前記給紙カセット25の延長線に沿ってプラ
テン31に至る給紙路(スリット状給紙路)を挟んで下
面側に搬送ガイド32、上面側に給送/排紙切換板33
を配設する。上記切換板33はプラテン31方向に向け
て楔状をなし、楔部33a先端を僅かに下向きに向けて
プラテン31より逆送された記録紙30を円滑に排紙ロ
ーラ19側に導くように構成されている。
【0021】プラテン31は後記するステッピングモ−
タ(図1、2では不図示)を介して時計周りに間欠回転
可能に構成されており、該プラテン31の周面に回転方
向にそって記録紙30搬送方向と直交する方向(主走査
方向)にライン状に300dpi間隔で発熱素子が配列
されたサーマルヘッド1とピンチローラが配設されてい
る。
【0022】サーマルヘッド1は軸を中心にプラテン3
1に対し接離自在に揺動可能に構成されている。又ピン
チローラ33の下方は横J字状に湾曲させながら水平方
向に記録紙30を引出す引き出し路34を設け、該引き
出し路端34aを外部にスリット状に開口させる。一方
前記切換板33の上方には、中心波長が約420nmの
Yランプ291と中心波長が約365nmのMランプ2
92が軸線を主走査方向に沿って平行に配設されてお
り、該ランプ291、292の背面側には、反射板28
が、又前面側にはレンズ27が配設されており、前記ラ
ンプ光を切換板33上面を搬送する記録紙30上に集光
させ可能に構成する。
【0023】レンズ27はプラスチックレンズで形成さ
れ、図8で示すように、Yランプ291を集光する第1
のレンズ部271と、Mランプ292を集光する第2の
レンズ部272とを有し、両レンズ部は切換板33上に
おける焦点位置が近接するように、所定角度互いに近づ
く方向に角度変更させるとともに、両レンズ271,2
72間を接続部273で連設固定させている。これによ
り複数の定着ランプよりの光出力を搬送路に集光する集
光レンズを一体化することにより、部品点数の削減につ
ながる。
【0024】この結果図1の装置では排紙ローラ19と
サーマルヘッドのプラテン圧接位置間で記録紙30を挟
持しながら記録紙を往復動させて発色/定着を行うもの
であるために、発色位置と定着位置間A−B間距離が大
きくなればなるほど強制マージン幅を大きく取らねばな
らず、結果として有効印字領域が狭くなる。この場合、
Yランプ291を集光する第1のレンズ部271と、M
ランプ292を集光する第2のレンズ部272とを有
し、両レンズ部は切換板33上における焦点位置が近接
するように、所定角度互いに近づく方向に角度変更させ
るさせる事により、A−B間距離を短縮し、強制マージ
ン幅がその分小さくなる。
【0025】図3は前記装置に組込まれた全体制御回路
構成を示し、1はサーマルヘッド、2はヘッド制御用ゲ
ートアレイ、3はCPU、4は所定の制御プログラムが
内蔵されたシステムROM、5はホストコンピュータよ
りパラレルI/F11を介してゲートアレイ2に取込ん
だ濃度階調データを含んだ画像データを1ページ若しく
は1フレーム単位で所定アドレスに蓄積するSRAM
5、6は給紙ローラ20及び排紙ローラ19を駆動回転
させる為のDCモ−タ、7はプラテン31及びピンチロ
ーラ33を300dpi単位で間欠駆動させる為のステ
ッピングモ−タで、モ−タドライバ回路8、9を介して
夫々駆動制御される。
【0026】11はYランプ291、Mランプ292の
夫々の光量を検知する光量センサで、切換板33の搬送
面から外れた位置に配設されており、該センサ11より
の信号に基づいてインバータ12を介して前記Yランプ
291及びMランプ292の光量制御を行う。紙有無セ
ンサ13は、図2に示すように給紙カセット25底板開
放部26の記録紙30露出部と対面する位置に配設さ
れ、給紙カセット25内の記録紙30の有無を検知す
る。紙先端検知センサ14は、図2に示すようにプラテ
ン31とサーマルヘッド1の接離位置入口側に配設さ
れ、いわゆる記録時におけるレジスト的機能を有す。紙
排紙センサ15は排紙ローラ19の出口側に配設されて
いる。
【0027】ヘッドアップ/ダウンセンサ16はサーマ
ルヘッド1の接離動作を検知する。そして前記各センサ
の信号はセンサA/D(アナログ/デジタル)変換回路
17を介してゲートアレイ2に入力される。
【0028】図4は前記ゲートアレイ2内のブロック回
路を示し、メインデータバス200を挟んで、CPU3
に割込み信号を送出する割込みコントロール201、S
RAM5に蓄積された画像データの読み出し/書込み制
御を行うメモリコントロール202、パラレルインター
フェース11を介してホスト側とデータのやり取りを行
うI/Fコントロール203、アドレスバスの制御を行
うアドレスバス204、サーマルヘッド1の駆動制御を
行うサーマルヘッド制御回路60、各センサの信号を取
込むセンサコントロール206、モ−タ6、7の駆動制
御を行うモ−タコントロール207、インバータ12の
制御を行うインバータコントロール208が組込まれて
いる。
【0029】次に前記装置の動作を説明する。図1に示
すように先ずサーマルヘッド1はプラテン31に対して
離間しており、この状態で紙有無センサ13の検知信号
に基づいて給紙ローラ20が回転し、給紙カセット25
より引出された記録紙30が給紙ガイドを通ってプラテ
ン31の入口端に導かれる。ここでプラテン31が時計
周りに回転し、前記記録紙30をピンチローラ33の回
転とともに横J字搬送路に導かれ、先端がハウジング2
1外に飛出されながら、紙先端検知センサ14が、前記
記録紙30の後端を検知するまで搬送される。前記後端
検知後プラテン31の回転が停止するとともに、サーマ
ルヘッド1がプラテン31側に揺動し、図2に示すよう
に記録紙30の圧接を行う。この状態では記録紙30の
後端はその反発力により切換板33の上面側に向いてい
る。
【0030】次にプラテン31が300dpiのステッ
プ送りで間欠回転しながら、1ステップ送り毎にサーマ
ルヘッド1の発熱素子を駆動制御し、M層303が発色
しないように制御された熱エネルギーをサーマルヘッド
1を介してY層304に供給する事によりY層304が
熱発色する。そして前記のように発色された記録紙30
は切換板33上面を通って排紙ローラ19側に搬送され
ながらに、Yランプ291の照射により未発色の残留ジ
アゾ化合物が分解定着される。そして前記Y色の発色/
定着を行いながら記録紙30は排紙ローラ19を介して
給紙カセット25上面に導かれる。
【0031】そして1ページ分のY色の発色/定着が終
了し、紙先端検知センサ14が記録紙30の後端(搬送
方向における相対的な後端であり、絶対的には前端に当
たる。)を検知した後、排紙ローラ19の回転が停止す
る。次にサーマルヘッド1をプラテン31より離間させ
た後、排紙ローラ19が反時計周りに回転し、記録紙3
0が切換板33を通ってプラテン31の入口端に導かれ
る。
【0032】ここでプラテン31が時計周りに回転し、
前記記録紙30をピンチローラ33の回転とともに横J
字搬送路に導かれ、紙先端検知センサ14が、前記記録
紙30の後端を検知するまで搬送される。前記後端検知
後プラテン31の回転が停止するとともに、サーマルヘ
ッド1がプラテン31側に揺動し、記録紙30の圧接を
行う。
【0033】次にプラテン31が300dpiのステッ
プ送りで間欠回転しながら、1ステップ送り毎にサーマ
ルヘッド1の発熱素子を駆動制御し、C層302が発色
しないように制御された熱エネルギーをサーマルヘッド
1を介してM層303に供給する事によりM層303が
熱発色する。そして前記のように発色された記録紙30
は切換板33上面を通って排紙ローラ19側に搬送され
ながらに、Mランプ292の照射により未発色の残留ジ
アゾ化合物が分解定着される。そして前記M色の発色/
定着を行いながら記録紙30は排紙ローラ19を介して
給紙カセット25上面25Aに導かれる。
【0034】そして1ページ分のM色の発色/定着が終
了し、紙先端検知センサ14が記録紙30の後端(搬送
方向における相対的な後端であり、絶対的には前端に当
たる。)を検知した後、排紙ローラ19の回転が停止す
る。
【0035】次に前記と同様な動作でC層302を発色
した後、記録紙30は排紙ローラ19を介して給紙カセ
ット25上面25Aに導かれる。そして1ページ分のC
色の発色が終了した後、更に排紙ローラ19の回転が継
続し、記録紙30が給紙カセット25上面25Aに排紙
される。
【0036】図7はYランプとMランプを個別に設けず
にこれらのランプを一体的に共通化した蛍光ランプ60
で、中心波長が約420nmの蛍光材料61を円筒面片
側に、中心波長が約365nmの蛍光材料62を円筒面
の反対側に塗布し、1ページ分のY色の発色/定着が終
了し、紙先端検知センサ14が記録紙30の後端を検知
した後、該紙先端検知センサ14よりの信号に基づい
て、中心波長が約420nmの蛍光材料塗布面61か
ら、中心波長が約365nmの蛍光材料塗布面62が切
換板33側に向くように、180°回転するように構成
したもので、これにより定着ランプ60を1本で形成す
る事が出来るために、その分搬送路の短縮と部品点数の
削減につながる。
【0037】
【発明の効果】以上記載のごとく本発明によれば、装置
小形化と構造の簡単化を可能とするカラー感熱記録装置
を提供する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】A4サイズの前記カラー感熱記録紙を用いてフ
ルカラー印刷を行うための本発明の実施例に係る感熱記
録装置を示す全体図で、プラテンがサーマルヘッドより
離間している状態を示す。
【図2】図1の要部拡大図で、プラテンがサーマルヘッ
ドに圧接している状態を示す。
【図3】図1の装置に組込まれた全体制御回路構成を示
す。
【図4】図3のゲートアレイ内のブロック回路を示す。
【図5】本発明に適用される感熱記録紙の層構成を示
す。
【図6】前記感熱記録紙の発色及び色定着手順を示す。
【図7】Y層の定着とM層の定着を定着ランプを1本で
形成した第3発明の対応図である。
【図8】定着ランプよりの光出力を搬送路に集光する集
光レンズを一体化した拡大図を示す。
【図9】従来技術の説明図。
【符号の説明】
1 発色手段(サーマルヘッド) 19 記録紙を排紙する排紙部 20 記録媒体の給紙部 29 集光レンズ 30 記録媒体 31、32 記録媒体搬送手段(プラテン、ピンチ
ローラ) 33 搬送路切り換え手段(切換板) 60 円筒状の定着ランプ 61、62 特定波長域生成手段 291、292 定着手段 301 記録支持体 302、303、304 発色層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−40058(JP,A) 特開 平5−38823(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/32 - 2/325 B41M 5/26 - 5/36

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録支持体上に積層された複数の発色層
    を具えた記録媒体と、エネルギを付与して前記発色層
    の発色を行う発色手段と、所定波長域の光照射を行う定
    着手段と、前記記録媒体の給紙部と記録後の記録媒体を
    排紙する排紙部とを前記発色手段に対し同一側(以下上
    流側という)に配し、発色位置若しくはその近傍に配し
    た記録媒体搬送手段により前記給紙部より給紙された記
    録媒体を、前記排紙部若しくは前記給紙部側に向け逆送
    しながら前記積層された複数の発色層の発色と定着を順
    次行いながら所定のカラー感熱記録を行うカラー感熱記
    録装置において、前記定着手段を構成する複数のランプの光を集光する複
    数のレンズの焦点位置が近接するように前記レンズ位置
    を設定してなる ことを特徴とするカラー感熱記録装置。
  2. 【請求項2】 前記発色手段の上流側に、搬送路切り換
    え手段を配し、該切り換え手段により前記給紙部より給
    紙された記録媒体の搬送方向を、前記排紙部側に切り換
    え可能に構成し、前記発色手段と前記排紙部間に形成し
    た搬送路上に前記定着手段を配置したことを特徴とする
    請求項1記載のカラー感熱記録装置。
  3. 【請求項3】 記録支持体上に積層された複数の発色層
    を具えた記録媒体と、前記熱エネルギを付与して前記発
    色層の発色を行う発色手段と、所定波長域の光照射を行
    う定着手段からなり、前記積層された複数の発色層の発
    色と定着を順次行いながら所定のカラー感熱記録を行う
    カラー感熱記録装置において、 前記記録媒体の給紙部若しくは前記カラー感熱記録後の
    記録媒体を排紙する排紙部と、発色手段との間に配設し
    た搬送路上に搬送方向と直交する方向に延在する複数の
    定着ランプを配設するとともに、該定着ランプよりの光
    出力を搬送路に集光する集光レンズを一体化した事を特
    徴とするカラー感熱記録装置。
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