JP2688694B2 - コンデンサー封止用一液性エポキシ樹脂組成物 - Google Patents
コンデンサー封止用一液性エポキシ樹脂組成物Info
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Description
成物に関する。
ットライフが長く、コンデンサーを含浸加熱した時に、
短時間で硬化して優れたコンデンサー特性を与えるコン
デンサー封止用一液性エポキシ樹脂組成物に関するもの
である。
性、熱的特性、耐薬品性、接着性等の諸特性に優れてい
るために、電気、電子用絶縁材料、接着剤、塗料等の分
野において広く使用されている。
を印加することで電荷が蓄積するコンデンサーは、電子
部品として必須であり、セラミックコンデンサー、タン
タル電解コンデンサー、フィルムコンデンサー等各種あ
るが(例えば「総合電子部品年間」1988年、中日社発
行)、これらを実用に供するためには、外的衝撃から保
護する必要があり、そのために電気的特性と信頼性に優
れている各種封止方法が提案されている。
612号公報、同62−16613号公報で金属化プラスチックフ
ィルムを巻回したコンデンサー素子を樹脂ケース内に置
いて、コンデンサー素子と樹脂ケース内壁との間を可撓
性樹脂で封止することを、また、実開昭62−138432号公
報では、セラミックよりなる外装ケースに収納し、充填
材で封止したケース外装型コンデンサーが開示されてい
る。
脂配合物が用いられているが、その代表例の一つとし
て、例えば特開昭59−144119号公報に開示されている。
クフィルムコンデンサーの特性上は、実用化のレベルに
達しているが、これらの組成物は常温においての貯蔵安
定性が充分でなく、長期にわたって使用可能とするため
には、低温で保存することが必要であり、望ましくは主
剤と硬化剤の二液を調製後、短時間内で使用しなければ
ならなかった。また、二液混合の場合、運転開始の際の
機器調整中、あるいは運転中の組成物のロスが多く、非
経済的であり、さらには、二液のフィードがばらつき、
組成が最適値から外れた封止材で封止した時には、コン
デンサー特性の信頼性に問題が生じた。これらの課題を
解決するために、コンデンサー特性に悪影響しない安定
性に優れた一液型組成物の出現が強く望まれていた。
に優れた一液性エポキシ樹脂組成物を提供するものであ
る。
硬化剤とからなる一液性エポキシ樹脂組成物に関し、詳
しくは; (1) エポキシ樹脂と、 (2) エポキシ樹脂1当量に対して0.5〜1.5当量の酸
無水物と、 (3) エポキシ樹脂100重量部に対して2〜60重量部
の、(a)1分子中に少なくとも1個の3級アミノ基を
有するが、1級および2級アミノ基を有さず、波数1630
〜1680cm-1の赤外線を吸収する結合基(X)と波数1680
〜1725cm-1の赤外線を吸収する結合基(Y)を少なくと
もその表面に有する粉末状アミン化合物(A)をコアと
し、 (b) 上記アミン化合物(A)とエポキシ樹脂の反応
生成物をシェルとしてなる硬化剤(I)と、 上記硬化剤(I)100重量部に対して10〜50,000重量
部のエポキシ樹脂(B)とからなる液状またはペースト
状一液性エポキシ樹脂配合物用マスターバッチ型硬化剤 とからなることを特徴とする、コンデンサー封止用一
液性エポキシ樹脂組成物に関するものである。
れば、下記の効果が得られる; 誘電率、誘電正接および体積抵抗率等のコンデンサー
特性が従来からの二液系と同じく良好であり、長期信頼
性に優れる。
ため、封止する時の作業性が格段に優れ、かつ作業ロス
が少ない。
のではなく、平均して1分子当たり2個以上のエポキシ
基を有するものであればよい。例えば、ビスフェノール
A、ビスフェノールF、カテコール、レゾルシン等の多
価フェノール、またはグリセリンやポリエチレングリコ
ールのような多価アルコールとエピクロルヒドリンを反
応させて得られるポリグリシジルエーテル;あるいはp
−オキシ安息香酸、β−オキシナフトエ酸のようなヒド
ロキシカルボン酸とエピクロルヒドリンを反応させて得
られるグリシジルエーテルエステル;あるいはフタル
酸、テレフタル酸のようなポリカルボン酸とエピクロル
ヒドリンを反応させて得られるポリグリシジルエステ
ル;あるいは4,4′−ジアミノジフェニルメタンやm−
アミノフェノールなどとエピクロルヒドリンを反応させ
て得られるグリシジルアミン化合物;さらにはエポキシ
化ノボラック樹脂、エポキシ化クレゾールノボラック樹
脂、エポキシ化ポリオレフィン、その他ウレタン変性エ
ポキシ樹脂などが挙げられるが、これらに限定されるも
のではない。
はなく、代表的な例として以下に示す。
ロメリット酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、無水テトラ
ヒドロフタル酸、無水−3−クロロフタル酸、無水−4
−クロロフタル酸、無水ベンゾフェノンテトラカルボン
酸、無水コハク酸、無水メチルコハク酸、無水ジメチル
コハク酸、無水ジクロルコハク酸、メチルナジック酸、
ドデシルコハク酸、無水クロレンデック酸、無水マレイ
ン酸等の酸無水物であり、その添加量は、エポキシ樹脂
1当量に対して0.5〜1.5当量である。
物用マスターバッチ型硬化剤を構成する成分について詳
細に説明する。
剤(I)とエポキシ樹脂(B)が一定の比率で混合され
てなるものである。
粉末状アミン化合物(A)からなるコアと、このアミン
化合物(A)とエポキシ樹脂(B)の反応生成物からな
るシェルから構成されている。
ノ基を有する粉末状アミン化合物(a)を処理して得ら
れるものである。この3級アミノ基を有する粉末状アミ
ン化合物(a)として、以下のものを挙げることができ
る。
および/または2級アミノ基を有する化合物と、カルボ
ン酸化合物、スルホン酸化合物、イソシアネート化合物
またはエポキシ化合物との反応生成物(a−1); ただし、反応生成物の分子中に、1級アミノ基または2
級アミノ基を有しているものは除外する。
しては、脂肪族第一アミン、脂環式第一アミン、芳香族
第一アミンのいずれを用いてもよい。
エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、エチレ
ンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジア
ミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミ
ン、メタノールアミン、エタノールアミン、プロパノー
ルアミン、ジエチルアミノプロピルアミンなどを挙げる
ことができる。
アミン、イソホロンジアミン、アミノエチルピペラジン
等を挙げることができる。
ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルスルホ
ン等を挙げることができる。
しては、脂肪族第二アミン、脂環式第二アミン、芳香族
第二アミン、イミダゾール化合物、イミダゾリン化合物
のいずれを用いてもよい。
ン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジブチルアミ
ン、ジペンチルアミン、ジヘキシルアミン、ジメタノー
ルアミン、ジエタノールアミン、ジプロパノールアミン
等を挙げることができる。
ルアミン、N−メチルピペラジン等を挙げることができ
る。
ン、フェニルメチルアミン、フェニルエチルアミン等を
挙げることができる。
チルイミダゾール、2−エチルイミダゾール、2−イソ
プロピルイミダゾール、2−ドデシルイミダゾール、2
−ウンデシルイミダゾール、2−フェニルイミダゾー
ル、2−ヘプタンデシルイミダゾール、2−エチル−4
−メチルイミダゾール及びここに挙げたイミダゾール化
合物のカルボン酸塩等を挙げることができる。
ン、2−フェニルイミダゾリン、2−ウンデシルイミダ
ゾリン、2−ヘプタデシルイミダゾリン等を挙げること
ができる。
る。
セバシン酸、フタル酸、ダノマー酸等。
トルエンスルホン酸など。
ネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート等。
合物、多価エポキシ化合物のいずれ又はそれらの混合物
を用いてもよい。
テル、ヘキシルグリシジルエーテル、フェニルグリシジ
ルエーテル、アリルグリシジルエーテル、パラ−t−ブ
チルフェニルグリシジルエーテル、エチレンオキシド、
プロピレンオキシド、パラキシリルグリシジルエーテ
ル、グリシジルアセテート、グリシジルブチレート、グ
リシジルヘキソエート、グリシジルベンゾエート、エポ
キシ樹脂等を挙げることができる。
ェノールF,カテコール,レゾルシンなどの二価のフェノ
ール化合物、またはエチレングリコール、プロピレング
リコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコ
ールなどの二価アルコール化合物、p−オキシ安息香
酸、β−オキシナフトエ酸などのヒドロキシカルボン
酸、フタル酸、テレフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸な
どのジカルボン酸とエピクロルヒドリンを反応させて得
られるジグリシジル化合物:3,4−エポキシ−6−メチル
シクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−6−メチルシ
クロヘキサンカルボキシレート、3,4−エポキシシクロ
ヘキシルメチル(3,4−エポキシシクロヘキサン)カル
ボキシレートなどの脂環式エポキシ化合物を挙げること
ができる。
ラジンあるいはジエチルアミノプロピルアミンとエポキ
シ化合物の反応生成物であり、第二アミンの活性水素原
子1当量に、エポキシ化合物のエポキシ基1当量を反応
させて得られるものである。
エチル−2−ウンデシル−イミダゾール−トリメリテー
ト、イミダゾリルコハク酸、2−メチルイミダゾールコ
ハク酸、2−エチルイミダゾールコハク酸、1−シアノ
エチル−2−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−
2−ウンデシルイミダゾール、1−シアノエチル−2−
フェニルイミダゾール等を挙げることができる。
アミンとエポキシ含有化合物を、アミン化合物の活性水
素原子1当量に対しエポキシ化合物のエポキシ基0.8〜
1.2当量の割合で反応させて得られる生成物が挙げられ
る。
貯蔵安定性が特に優れたものを得るためには、1分子中
にヒドロキシル基を1個以上有するイミダゾール誘導体
が好ましい。
ール化合物と分子中に少なくとも2個のエポキシ基を有
する化合物との反応により生成する、分子中に少なくと
も2個のヒドロキシル基を有する化合物である。
ダゾール化合物あるいはイミダゾール化合物のカルボン
酸塩と、1分子中に1個以上のエポキシ基を有する化合
物の付加化合物が挙げられる。
ル、2−メチルイミダゾール、2−エチルイミダゾー
ル、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−イソプ
ロピルイミダゾール、2−ウンデシルイミダゾール、2
−フェニルイミダゾール等とそのカルボン酸塩が挙げら
れる。
香酸、アジピン酸、フタル酸、クエン酸、酒石酸、マレ
イン酸、トリメリット酸等が挙げられる。
有する化合物としては、ブチルグリシジルエーテル、ヘ
キシルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテ
ル、p−キシリルグリシジルエーテル、グリシジルアセ
テート、グリシジルブチレート、グリシジルヘキソエー
ト、グリシジルベンゾエート、アリルグリシジルエーテ
ル、P−t−ブチルフェニルグリシジルエーテル、エチ
レンオキサイド、プロピレンオキサイド等のモノエポキ
シ化合物、あるいはエポキシ樹脂が挙げられる。
ール化合物として、2−メチルイミダゾールあるいは2
−エチル−4−メチルイミダゾールから選ばれた一つも
しくはその混合物が好ましく、また、エポキシ化合物と
しては、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンを反応
して得られるエポキシ樹脂が最も好ましい。
は、1〜5モルのイミダゾールと1〜5モルのエポキシ
化合物を反応させ、従来公知の一般的方法で行うことが
できる。
均粒径は、特別に制限するものではないが、平均粒径が
大きすぎる場合、硬化性を低下させたり、硬化物の機械
的な物性を損なうことがある。好ましくは、平均粒径50
μを越えないものであり、これ以上平均粒径が大きくな
ると硬化物の物性において、耐薬品性、機械的強度の低
下を招く。最適には10μを越えないものである。
集工学」(昭和57年発行)の表−4.4中に示される遠心
沈降法または沈降法で測定されるストークス径を指すも
のである。また、平均粒径は、モード径を指すものであ
る。
は2級アミノ基を有しているものを除外する目的は、こ
れらの基を有する化合物をエポキシ樹脂、とりわけ液状
エポキシ樹脂に配合する時に、配合品の粘度が極端に高
くなるのを避けるためである。
80〜1725cm-1の赤外線を吸収する結合基は、赤外分光光
度計を用いて測定することができるが、フーリエ変換式
赤外分光光度計を用いることにより、より詳細に解析で
きる。
特に有用なものとして、ウレア結合を挙げることができ
る。
特に有用なものとして、ビュレット結合を挙げることが
できる。
化合物と水または1分子中に1個以上の1級アミノ基を
有するアミン化合物との反応により生成される。
代表であるビュレット結合を生成するために用いられる
イソシアネート化合物としては、1分子中に1個以上の
イソシアネート基を有する化合物であればよいが、好ま
しくは1分子中に2個以上のイソシアネート基を有する
化合物を用いることである。
ソシアネート、脂環式ジイソシアネート、芳香族ジイソ
シアネート、脂肪族トリイソシアネートを挙げることが
できる。
ソシアネート、プロピレンジイソシアネート、ブチレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等
を挙げることができる。
イソシアネート、4,4′−ジシクロヘキシルメタンジイ
ソシアネート等を挙げることができる。
ソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、キシリレンジイソシアネートおよびポリメチレン
ポリフェニルポリイソシアネート等を挙げることができ
る。
リイソシアネートメチルヘキサン等を挙げることができ
る。
基を有する化合物とのアダクト、例えば、イソシアネー
ト化合物とα,ω−ジヒドロキシアルカン類との反応生
成物、イソシアネート化合物とビスフェノール類との反
応生成物も用いることができる。イソシアネート化合物
と水との予備反応生成物も使用することができる。
たはビュレット結合を生成させるための1分子中に1個
以上の1級アミノ基を有するアミン化合物としては、脂
肪族アミン、脂環族アミン、芳香族アミンを使用するこ
とができる。
ミン、プロピルアミン、ブチルアミン等のアルキルアミ
ン;エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ブチレン
ジアミン、ヘキサメチレンジアミン等のアルキレンジア
ミン;ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミ
ン、テトラエチレンペンタミン等のポリアルキレンポリ
アミンを挙げることができる。
シクロブチルアミン、シクロペンチルアミン、シクロヘ
キシルアミン、イソホロンジアミン等を挙げることがで
きる。
ジルアミン、ナフチルアミン、ジアミノジフェニルメタ
ン、ジアミノジフェニルスルホン等を挙げることができ
る。
よび結合基(Y)は、それぞれ1〜1000meq/Kgおよび1
〜1000meq/Kgの範囲の濃度を有していることが好まし
い。結合基(X)の濃度が1meq/Kgより低い場合には化
合物(A)の機械的な強さが充分でないため、配合品の
可使時間が短い。
とは、硬化剤の製造に当たり、ロールあるいはその他の
装置の機械的剪断力により、エポキシ樹脂中に硬化剤や
アミン化合物(A)等を均一に分散させるが、その機械
的剪断強さにより該化合物が破壊されない強さを意味し
ている。
高温硬化が必要になるため実用的でない。さらに好まし
い結合基(X)の濃度範囲は10〜300meq/Kgである。
物(A)の機械的強さが充分でないため配合品の可使時
間が短い。また、1000meq/Kgより高くなると硬化性が悪
く、高温硬化が必要になるため実用的でない。さらに好
ましい結合基(Y)の範囲は10〜200meq/Kgである。
は、結合基(X)および結合基(Y)の他に、波数が17
30〜1755cm-1の赤外線を吸収する結合基(Z)を有する
ことである。
ン結合等のカルボニル基である。このウレタン結合は、
イソシアネート化合物と1分子中に1個以上の水酸基を
有する化合物との反応により生成される。
めに用いられる1分子中に1個以上の水酸基を有する化
合物としては、脂肪族飽和アルコール、脂肪族不飽和ア
ルコール、脂環式アルコール、芳香族アルコール等のア
ルコール化合物;フェノール化合物などを用いることが
できる。
ルアルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコー
ル、アミルアルコール、ヘキシルアルコール、ヘプチル
アルコール、オクチルアルコール、ノニルアルコール、
デシルアルコール、ウンデシルアルコール、ラウリルア
ルコール、ドデシルアルコール、ステアリルアルコー
ル、エイコシルアルコール等のモノアルコール類;エチ
レングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコー
ルモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチル
エーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル等
のエチレングリコールモノアルキルエーテル類を挙げる
ことができる。その他エチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、1,3−ブタンジオール、ネオペンチルグリ
コール等の二価アルコール類;グリセリン、トリメチロ
ールプロパン等の三価アルコール類;ペンタエリスリト
ール等の四価アルコール類を挙げることができる。
ル、クロチルアルコール、プロパルギルアルコール等を
挙げることができる。
クロヘキサノール等を挙げることができる。
ンナミルアルコール等のモノアルコール類を挙げること
ができる。
三アルコールのいずれでもよい。また、1分子中に1個
以上のエポキシ基を有する化合物と、1分子中に1個以
上の水酸基、カルボキシル基、1級または2級アミノ
基、メルカプト基を有する化合物との反応により得られ
る2級水酸基を1分子中に1個以上有する化合物もアル
コール化合物として用いることができる。
シレノール、カルバクロール、チモール、ナフトール等
の一価フェノール;カテコール、レゾルジン、ヒドロキ
ノン、ビスフェノールA、ビスフェノールF等の二価フ
ェノール;ピロガロール、フロログルシン等の三価フェ
ノールを挙げることができる。
して好ましいのは、二価以上の水酸基を有するアルコー
ル化合物またはフェノール化合物である。
い濃度範囲は、1〜200meq/Kgである。結合基(Z)の
濃度が1meq/Kgより低い場合には、配合品の可使時間が
短い。また、200meq/Kgより高い場合は硬化性が悪く、
高温での硬化条件が必要となるため、実用的ではない。
さらに好ましい結合基(Z)の濃度範囲は、5〜100meq
/Kgである。
する結合基(Z)の濃度比: が0.05〜1.0の範囲が好ましい。濃度比が0.05より小さ
い場合には、化合物(A)の凝集力が強くなり、硬化温
度を実用範囲より高めに設定する必要があり、1.0より
大きい場合には逆に化合物(A)の凝集力が弱く、配合
品の貯蔵安定性に欠け、機械的剪断力への抵抗性も低下
する。
れぞれの結合基を有する式(1)および(2)に示すモ
デル化合物と、結合基(X)および結合基(Y)を有せ
ず、かつ特異な波長の赤外線を吸収する官能基を有する
標準物質を用いて、検量線を作成した後に、標準物質と
粉末状アミン化合物(A)を一定の比率で混合して、こ
の混合物の赤外線の吸収強度、すなわち、1630〜1680cm
-1および1680〜1725cm-1の吸収濃度を測定し、検量線か
ら濃度を算出すればよい。標準物質の例として、2,3−
ジメチル−2,3−ジシアノブタンを挙げることができ、
この物質の2220〜2250cm-1に存在するシアノ基に基づく
吸収強度を利用できる。
合基(Y)と同様に、式(3)に示すモデル化合物と2,
3−ジメチル−2,3−ジシアノブタンを用いて行うことが
できる。
る方法として、例えばエポキシ樹脂(B)中に第三アミ
ノ基を有する粉末化合物(a)を予め分散させておき、
これにイソシアネート化合物を添加し、水の存在下で反
応を行わしめる方法をげることができる。この反応によ
ってコアの表面にシェルを形成させることができる。
(X)、(Y)、(Z)の濃度調節は、第三アミノ基
を有する化合物(a)に対する水分量、第三アミノ基
を有する化合物(a)に対するイソシアネート化合物量
及びイソシアネートの種類を変えることによって行うこ
とができる。
化合物(a)を予め分散させるには、三本ロール等の機
械的剪断力を加えながら混合することが好ましい。
から選ばれるものである。
シェルの厚みは、平均層厚で50〜10,000Åが好ましい。
50Å以下では可使時間が十分でなく、10,000Å以上では
硬化温度が高くなりすぎるため実用的でない。ここでい
う層の厚みは、透過型電子顕微鏡により観察される。特
に好ましいシェルの厚みは、平均層厚で100〜1,000Åで
ある。
成分であるエポキシ樹脂(B)は、第三アミノ基を有す
る化合物(a)を水の存在下でイソシアネート化合物と
反応させるための媒体としての役割を有しているが、さ
らに、エポキシ樹脂(B)の一部が粉末状アミン化合物
(A)と反応してシェルを形成することによって硬化剤
としての貯蔵安定性を向上させうるという積極的な役割
をも有している。
重量比率は1/0.1〜1/500の範囲である。1/0.1より大き
い場合には、粉末状アミン化合物(A)がエポキシ樹脂
(B)中に分散できない。
揮しない。好ましくは1/1〜15である。
で液状又はペースト状である。
キシ樹脂100重量部に対して2〜60重量部であることが
好ましい。
剤組成物の製造については、特に制限はないが、組成物
の貯蔵安定性の観点から、マスターバッチ型硬化剤を最
後に添加して撹拌時間をできるだけ短時間にするのが好
ましい。
填剤、顔料その他の添加剤を併用できるし、必要な場合
には溶剤の使用も可能である。
によって本発明の範囲を制限されるものではない。
業(株)製、エポキシ当量185)1モルと2−メチルイ
ミダゾール1.5モルを、メタノールとトルエン中、80℃
で反応させた後、溶媒を減圧で留去することによって、
固体状化合物を得た。
X−1を得た。
のヘキサメチレンジアミンを予め60℃で2時間反応させ
ておき、これにビスフェノールA0.75モルを加えて、さ
らに反応を行うことによってポリマーPを得た。
を用い、これとモデル化合物(M1) とから、実際の重量比とモデル化合物(M1)の1630〜16
60cm-1の吸収帯の面積と、標準物質の2220〜2250cm-1の
吸収帯の面積比とを関係づける検量線を作成した。その
結果を第1図に示す。
(M3) の1730〜1755cm-1の吸収帯面積と標準物質の2220〜2250
cm-1の吸収帯の面積比と、実際の重量比を関係づける検
量線を作成した。その結果を同じく第1図に示す。
重量比を、横軸にはモデル化合物(M1)の1630〜1660cm
-1の吸収帯の面積と標準物質の面積比をとり、実測値を
プロットすることによって、重量比と面積比の間に直線
関係(y=bx)があることを示している。
ても同様にして、重量比と面積比の間の関係を第1図に
併せて示す。
を求めるには、以下の方法のとおりである。
し、IRチャートから1630〜1660cm-1、1680〜1725cm-1、
1730〜1755cm-1及び2220〜2250cm-1のピーク面積を求め
る。この面積からそれぞれの面積比、すなわち1630〜16
60cm-1と2220〜2250cm-1のピーク面積比、1680〜1725cm
-1と2220〜2250cm-1のピーク面積比及び1730〜1755cm-1
と2220〜2250cm-1のピーク面積比を求め、第1図からそ
れぞれのピークに対応する直線、例えば1630〜1660cm-1
の場合にはモデル化合物(M1)に関する直線を用いてモ
デル化合物(M1)/標準物質の重量比を求める。
標準物質重量に換算することによって、測定サンプルの
1630〜1660cm-1の吸収を有する結合基当量を求める。得
られた結合基当量を測定サンプルの重量で割ることによ
って、測定サンプル重量当たりの結合基濃度が得られ
る。その他の吸収においても同様の方法を用いればよ
い。
ている。) なお、IRスペクトルの測定には、日本電子(株)製FT
−IR(JIR−100)を用いた。
メタノール(1/1)の混合溶剤に溶解した。この溶液中
に、予め平均5μに粉砕した1−シアノエチル−2−フ
ェニルイシダゾール(2PZ−CN)50gを加えて、25℃で5
分間撹拌した後、すみやかに濾過を行って、ケーキを濾
別し、そのケーキを50℃で5〜10mmHgの減圧下に混合溶
剤を揮散させた。その際、濾液中の不揮発分を測定した
ところ、0.3重量%であり、残りの0.7重量%は2PZ−CN
に付着したものである。
−331(ビスフェノールA型エポキシ樹脂、旭化成
(株)製、エポキシ当量189)20gを加えて三本ロールを
用いて均一に混合して、マスターバッチ型硬化剤H−1,
30gを得た。得られたマスターバッチ型硬化剤H−1の
粘度は22万cps(25℃)であった。また、40℃の雰囲気
に1週間放置した後の粘度は、25万cpsであり、ほとん
ど粘度の変化はなかった。
コ中で、AER−331,400gに粉末アミン化合物X−1,200
g、さらに水5gを加えて均一に混合したのち、トリレン
ジイソシアネート(TDI)18gを加えて、40℃で撹拌しな
がら2時間反応を続けたところ、残存するTDIは0.1g以
下となり、マスターバッチ型硬化剤H−2を得た。
混合して1昼夜放置したところ、キシレンに不溶の成分
が沈澱してきた。この沈澱物を濾別したところ、5.6gの
沈澱物が得られた。
は、IR分析、KI−HCl方法によるエポキシ当量の測定に
よりAER−331と同定された。一方、沈澱物を40℃で減
圧、乾燥させて分析用サンプルを得た。この分析用サン
プル3.3gに標準物質として2,3−ジメチル、2,3−ジシア
ノブタン10mgを加え、乳鉢で粉砕混合後、その混合品2m
gを50mgのKbrと共に粉砕して、錠剤成型機を用いて、直
径8mmφの錠剤を作成した。
IR測定装置により赤外スペクトル図を得た。得られた図
のうち、1500〜1800cm-1の赤外線の波長領域におけるス
ペクトル図から予め作成した検量線を用いて、結合基
(X)の濃度を求めたところ、55meq/kg−粉末アミン化
合物であった。
長領域の吸収も全く同様にして、結合基(Y)、結合基
(Z)を求めたところ、それぞれ25meq/kg、15meq/kgで
あった。
ートB−002(油化シェル社製硬化剤)40gを加えて、25
℃で硬化させて、電子顕微鏡用の試料を作成した。その
試料をスライスして、透過型電子顕微鏡により断面を撮
影し、第2図に示した。第2図からシェルが形成されて
いることが分かる。
テトラヒドロ無水フタル酸(日立化成(株)製HN−220
0)85.3g及びマスターバッチ型硬化剤H−2を12g計量
し、充分に混合して均一な組成物を作成した。
ンチポイズ、25℃で1ケ月放置後の粘度は1030センチポ
イズで、粘度の増加は殆ど認められなかった。
化し、そのフィルムをレオバイブロンIII型を用いてガ
ラス転移温度を測定した結果、148℃であった。
1週間放置した後の、吸水率は1.2%であった。その
他、硬化物の電気的特性、およびこの配合品をポリエス
テル系フィルムコンデンサーに含浸硬化させて、コンデ
ンサーの容量変化を測定した結果は表−1に示すとおり
であった。
は20g、またはH−1を9g配合した時の配合品の特性、
硬化物特性およびコンデンサーの容量変化を測定した結
果ほ表−1に示すとおりであった。
H−1及びH−2の代わりに、第3級アミンのジメチル
ベンジルアミン(BDMAと略記)、またはイミダゾール系
の2−エチル−4−メチルイミダゾール(2E4MZと略
記)を0.5gと1.0g夫々配合し、実施例と同様の方法で評
価した結果を表−1に示す。得られた硬化剤の電子顕微
鏡用の試料を参考例6と同様に作成し、その透過型電子
顕微鏡による粒子構造(断面)を第3図に示した。
イミダゾールを配合した場合には、保存安定性が悪く一
液型組成物を得ることができなかった。
合し、実施例と同様の特性を評価した結果は表−Iのと
おりであった。
物用の硬化促進剤として第3級アミン類やイミゾール類
を用いた場合に比較して、配合物の貯蔵安定性が格段に
改良され、かつこの配合物の硬化物電気的特性およびコ
ンデンサーを封止した場合のコンデンサー特性は、従来
からの酸無水物/硬化促進剤系となんら遜色なく、この
工業的意味は非常に大である。
による封止材によれば、下記の効果が得られる。
特性が従来からの二液系と同じく良好であり、長期信頼
性に優れる。
め、封止する時の作業性が格段に優れ、かつ作業ロスが
少ない。
ャートの面積比の関係を示すグラフである。 第2図は参考例6によって得られた硬化剤〔H−2)〕
の粒子構造(図面)を示す電子顕微鏡写真である。 第3図は比較例によって得られた粉末状アミン化合物硬
化剤の粒子構造(断面)を示す電子顕微鏡写真である。
Claims (1)
- 【請求項1】(1) エポキシ樹脂と、 (2) エポキシ樹脂1当量に対して0.5〜1.5当量の酸
無水物と、 (3) エポキシ樹脂100重量部に対して2〜60重量部
の、(a)1分子中に少なくとも1個の3級アミノ基を
有するが、1級および2級アミノ基を有さず、波数1630
〜1680cm-1の赤外線を吸収する結合基(X)と波数1680
〜1725cm-1の赤外線を吸収する結合基(Y)を少なくと
もその表面に有する粉末状アミン化合物(A)をコアと
し、 (b) 上記アミン化合物(A)とエポキシ樹脂の反応
生成物をシェルとしてなる硬化剤(I)と、 上記硬化剤(I)100重量部に対して10〜50,000重量部
のエポキシ樹脂(B)とからなる液状またはペースト状
一液性エポキシ樹脂配合物用マスターバッチ型硬化剤 とからなることを特徴とする、コンデンサー封止用一液
性エポキシ樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1009996A JP2688694B2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | コンデンサー封止用一液性エポキシ樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP1009996A JP2688694B2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | コンデンサー封止用一液性エポキシ樹脂組成物 |
Publications (2)
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JPH02191624A JPH02191624A (ja) | 1990-07-27 |
JP2688694B2 true JP2688694B2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=11735463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1009996A Expired - Lifetime JP2688694B2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | コンデンサー封止用一液性エポキシ樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101128502B (zh) * | 2005-02-23 | 2010-12-01 | 旭化成电子材料株式会社 | 环氧树脂用潜在性固化剂和环氧树脂组合物 |
Families Citing this family (3)
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JPS5959720A (ja) * | 1982-09-29 | 1984-04-05 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 新規な一成分型エポキシ樹脂用硬化剤 |
JPS61192722A (ja) * | 1985-02-21 | 1986-08-27 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 硬化性組成物 |
-
1989
- 1989-01-20 JP JP1009996A patent/JP2688694B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN101128502B (zh) * | 2005-02-23 | 2010-12-01 | 旭化成电子材料株式会社 | 环氧树脂用潜在性固化剂和环氧树脂组合物 |
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