JP2542013B2 - プリプレグ用エポキシ樹脂組成物 - Google Patents
プリプレグ用エポキシ樹脂組成物Info
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- JP2542013B2 JP2542013B2 JP62268248A JP26824887A JP2542013B2 JP 2542013 B2 JP2542013 B2 JP 2542013B2 JP 62268248 A JP62268248 A JP 62268248A JP 26824887 A JP26824887 A JP 26824887A JP 2542013 B2 JP2542013 B2 JP 2542013B2
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- epoxy resin
- curing agent
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- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はプリプレグ用エポキシ樹脂組成物に関する。
さらに詳しくは、高温においても比較的ポツトライフが
長く、かつ加熱硬化条件において短時間で硬化して優れ
た耐熱性を与える、プリプレグ用エポキシ樹脂組成物に
関するものである。
さらに詳しくは、高温においても比較的ポツトライフが
長く、かつ加熱硬化条件において短時間で硬化して優れ
た耐熱性を与える、プリプレグ用エポキシ樹脂組成物に
関するものである。
(従来技術とその問題点) エポキシ樹脂は、その硬化物の機械的特性、電気的特
性、熱的特性、耐薬品性、接着性等の諸特性に優れてい
るため、電気・電子用絶縁材料、接着剤、塗料の分野に
おいて広く使用されている。
性、熱的特性、耐薬品性、接着性等の諸特性に優れてい
るため、電気・電子用絶縁材料、接着剤、塗料の分野に
おいて広く使用されている。
炭素繊維、ガラス繊維等を基材とするプリプレグ用途
もその代表例の一つであり、従来、プリプレグ用エポキ
シ樹脂組成物としては、例えば(1)ビスフエノール型
あるいはノボラツク型エポキシ樹脂と2−メチルイミダ
ゾールのような低級アルキル基置換イミダゾール化合物
とからなる組成物、(2)ビスフエノール型あるいはノ
ボラツク型エポキシ樹脂、ジシアンジアミド、および2,
4,6−トリス(ジメチルアミノ)メチルフエノール、三
ふつ化ほう素錯塩あるいは3−(3,4−ジクロロフエニ
ル)−1,1−ジメチル尿素からなる組成物などが知られ
ている。
もその代表例の一つであり、従来、プリプレグ用エポキ
シ樹脂組成物としては、例えば(1)ビスフエノール型
あるいはノボラツク型エポキシ樹脂と2−メチルイミダ
ゾールのような低級アルキル基置換イミダゾール化合物
とからなる組成物、(2)ビスフエノール型あるいはノ
ボラツク型エポキシ樹脂、ジシアンジアミド、および2,
4,6−トリス(ジメチルアミノ)メチルフエノール、三
ふつ化ほう素錯塩あるいは3−(3,4−ジクロロフエニ
ル)−1,1−ジメチル尿素からなる組成物などが知られ
ている。
しかし、前記した(1)の組成物は保存安定性に劣
り、例えば該組成物をガラスクロス、カーボンクロスな
どに含浸させてなるプリプレグの室温における保存ある
いは輸送にあつては、調製直後と同等の性能を保持して
いるのはせいぜい数日間程度であり、それ以上経過する
と性能が著しく劣るようになるばかりか、場合によつて
は使用できなくなることもある。したがつて保存ないし
輸送に際しては、ドライアイス等の冷却媒体を使用して
低温状態で行うことが必要とされ、作業性、経済性に劣
るようになる。
り、例えば該組成物をガラスクロス、カーボンクロスな
どに含浸させてなるプリプレグの室温における保存ある
いは輸送にあつては、調製直後と同等の性能を保持して
いるのはせいぜい数日間程度であり、それ以上経過する
と性能が著しく劣るようになるばかりか、場合によつて
は使用できなくなることもある。したがつて保存ないし
輸送に際しては、ドライアイス等の冷却媒体を使用して
低温状態で行うことが必要とされ、作業性、経済性に劣
るようになる。
また、前記した(2)の組成物は、上記(1)の組成
物に比べて性能保持期間は若干長いが(数週間程度)、
硬化時の硬化加熱温度が130℃以上の高温を必要とする
ばかりでなく、後加熱が必要となる。このような高温硬
化が必要とされることから、例えばABS成形品との一体
成形品を得る場合にはABS樹脂成形品が変形してしまう
という不利がみられる。このような理由から複合化、一
体化に際しては別々に作成しておき、接着剤を用いて接
合一体化することが余儀なくされ、作業性に劣り、また
高温にするための熱エネルギーが必要となり経済性に劣
るようになる。
物に比べて性能保持期間は若干長いが(数週間程度)、
硬化時の硬化加熱温度が130℃以上の高温を必要とする
ばかりでなく、後加熱が必要となる。このような高温硬
化が必要とされることから、例えばABS成形品との一体
成形品を得る場合にはABS樹脂成形品が変形してしまう
という不利がみられる。このような理由から複合化、一
体化に際しては別々に作成しておき、接着剤を用いて接
合一体化することが余儀なくされ、作業性に劣り、また
高温にするための熱エネルギーが必要となり経済性に劣
るようになる。
他方、ポツトライフ、作業性、耐薬品性等に優れたエ
ポキシ樹脂組成物として、例えば60〜95重量部の固型エ
ポキシ樹脂と40〜5重量部の液状エポキシ樹脂からなる
エポキシ樹脂45〜87重量部と、溶剤1.0〜45重量部と、
一般式 (但し、R1はカルバモイルアルキル、シアノアルキル、
カルボキシアルキル、カルボアルコキシアルキル、又は
ジアミノ−S−トリアジンアルキル基、R2はH原子、ア
ルキル又はアリール基、R3はH原子又はアルキル基、R4
はH原子又はアルキル基)で示されるイミダゾール誘導
体とジシアンジアミドとを9:1〜1:9の比率で含む硬化剤
3〜10重量部とを含むことを特徴とするエポキシ組成物
が提案されている。(特公昭60−3113号公報参照)。
ポキシ樹脂組成物として、例えば60〜95重量部の固型エ
ポキシ樹脂と40〜5重量部の液状エポキシ樹脂からなる
エポキシ樹脂45〜87重量部と、溶剤1.0〜45重量部と、
一般式 (但し、R1はカルバモイルアルキル、シアノアルキル、
カルボキシアルキル、カルボアルコキシアルキル、又は
ジアミノ−S−トリアジンアルキル基、R2はH原子、ア
ルキル又はアリール基、R3はH原子又はアルキル基、R4
はH原子又はアルキル基)で示されるイミダゾール誘導
体とジシアンジアミドとを9:1〜1:9の比率で含む硬化剤
3〜10重量部とを含むことを特徴とするエポキシ組成物
が提案されている。(特公昭60−3113号公報参照)。
さらに特開昭62−100518号公報には、硬化剤系が下記
構造式 (但し、式中nは10〜20の整数、R1,R2,R3は同一もしく
は異り、水素原子、低級アルキル基又はアリール基を表
わす。)を有するイミダゾール誘導体とジシアンジアミ
ドを含むことを特徴とするプリプレグ用エポキシ樹脂組
成物が提案されている。
構造式 (但し、式中nは10〜20の整数、R1,R2,R3は同一もしく
は異り、水素原子、低級アルキル基又はアリール基を表
わす。)を有するイミダゾール誘導体とジシアンジアミ
ドを含むことを特徴とするプリプレグ用エポキシ樹脂組
成物が提案されている。
しかしながら、これら組成物も常温においての保存安
定性は充分でなく、そのため調製後短時間の間に使用し
なければならず、長期にわたつて使用可能とするために
は、低温で保存することが必要である。その上、これら
組成物は一般に溶剤を使用しているので、作業環境の改
善および公害問題の解決、さらには省資源を目的とした
無溶剤化が大きな課題となつている。
定性は充分でなく、そのため調製後短時間の間に使用し
なければならず、長期にわたつて使用可能とするために
は、低温で保存することが必要である。その上、これら
組成物は一般に溶剤を使用しているので、作業環境の改
善および公害問題の解決、さらには省資源を目的とした
無溶剤化が大きな課題となつている。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は前記の課題を解決した、とりわけプリプレグ
の製造に好適とされるエポキシ樹脂組成物を提供するも
のである。
の製造に好適とされるエポキシ樹脂組成物を提供するも
のである。
(問題点を解決するための手段) 本発明はエポキシ樹脂と特定の硬化剤系とからなるエ
ポキシ樹脂組成物に関し、詳しくはエポキシ樹脂100重
量部に対して、硬化剤系が(i)ジシアンジアミド5〜
25重量部と、(ii)1分子中に少くとも1コの3級アミ
ノ基を有するが1級および2級アミノ基を有さず、波数
1630〜1680cm-1の赤外線を吸収する結合基(X)と波数
1680〜1725cm-1の赤外線を吸収する結合基(Y)を少く
ともその表面に有する粉末状アミン化合物(A)をコア
とし、上記アミン化合物(A)とエポキシ樹脂の反応生
成物をシエルとしてなる硬化剤(I)と、上記硬化剤
(I)100重量部に対して10〜50,000重量部のエポキシ
樹脂(B)とからなる一液性エポキシ樹脂用マスターバ
ツチ型硬化剤が2〜60重量部であることを特徴とするプ
リプレグ用エポキシ樹脂組成物であり、好ましくは溶剤
を含まないものである。
ポキシ樹脂組成物に関し、詳しくはエポキシ樹脂100重
量部に対して、硬化剤系が(i)ジシアンジアミド5〜
25重量部と、(ii)1分子中に少くとも1コの3級アミ
ノ基を有するが1級および2級アミノ基を有さず、波数
1630〜1680cm-1の赤外線を吸収する結合基(X)と波数
1680〜1725cm-1の赤外線を吸収する結合基(Y)を少く
ともその表面に有する粉末状アミン化合物(A)をコア
とし、上記アミン化合物(A)とエポキシ樹脂の反応生
成物をシエルとしてなる硬化剤(I)と、上記硬化剤
(I)100重量部に対して10〜50,000重量部のエポキシ
樹脂(B)とからなる一液性エポキシ樹脂用マスターバ
ツチ型硬化剤が2〜60重量部であることを特徴とするプ
リプレグ用エポキシ樹脂組成物であり、好ましくは溶剤
を含まないものである。
本発明のプリプレグ用エポキシ樹脂組成物によれば、
下記の効果が得られる。
下記の効果が得られる。
(1) 得られるプリプレグは、常温において何ら性能
の変化がなく、長期間安定に保存することができ、した
がつて従来品のように保存あるいは輸送に際してドライ
アイスなどの冷却用媒体を使用する必要がない。
の変化がなく、長期間安定に保存することができ、した
がつて従来品のように保存あるいは輸送に際してドライ
アイスなどの冷却用媒体を使用する必要がない。
(2) 硬化剤系が高温活性なジシアンジアミドと特定
なマスターバツチ型の硬化促進剤の組み合せであるか
ら、この組成物を用いて含浸させる時、溶剤を用いるこ
となく加熱により低粘度化することができ、かつ、ワニ
スの粘度変化が少いため安定な操業条件でプリプレグの
製造が可能であり、得られる製品の品質は一定してい
る。
なマスターバツチ型の硬化促進剤の組み合せであるか
ら、この組成物を用いて含浸させる時、溶剤を用いるこ
となく加熱により低粘度化することができ、かつ、ワニ
スの粘度変化が少いため安定な操業条件でプリプレグの
製造が可能であり、得られる製品の品質は一定してい
る。
(3) 従来、この種の組成物は硬化させる際の加熱温
度が130℃以上の高温であり、また後加熱を必要とする
など、経済性、作業性に劣るものであつたが、本発明の
組成物は比較的低温(100〜110℃)で硬化することがで
きる。
度が130℃以上の高温であり、また後加熱を必要とする
など、経済性、作業性に劣るものであつたが、本発明の
組成物は比較的低温(100〜110℃)で硬化することがで
きる。
(4) 得られた硬化物の耐熱性が良好である。
本発明で用いられるエポキシ樹脂は、特に限定するも
のではなく、平均して1分子当り2コ以上のエポキシ基
を有するものであればよい。例えば、ビスフエノール
A、ビスフエノールF、カテコール、レゾルシンなどの
多価フエノール、またはグリセリンやポリエチレングリ
コールのような多価アルコールとエピクロルヒドリンを
反応させて得られるポリグリシジルエーテル、あるいは
p−オキシ安息香酸、β−オキシナフトエ酸のようなヒ
ドロキシカルボン酸とエピクロルヒドリンを反応させて
得られるグリシジルエーテルエステル、あるいはフタル
酸、テレフタル酸のようなポリカルボン酸とエピクロル
ヒドリンを反応させて得られるポリグリシジルエステ
ル、あるいは4,4′−ジアミノジフエニルメタンやm−
アミノフエノールなどとエピクロルヒドリンを反応させ
て得られるグリシジルアミン化合物、さらにはエポキシ
化ノボラツク樹脂、エポキシ化クレゾールノボラツク樹
脂、エポキシ化ポリオレフインその他ウレタン変性エポ
キシ樹脂などが挙げられるが、これらに限定されるもの
ではない。
のではなく、平均して1分子当り2コ以上のエポキシ基
を有するものであればよい。例えば、ビスフエノール
A、ビスフエノールF、カテコール、レゾルシンなどの
多価フエノール、またはグリセリンやポリエチレングリ
コールのような多価アルコールとエピクロルヒドリンを
反応させて得られるポリグリシジルエーテル、あるいは
p−オキシ安息香酸、β−オキシナフトエ酸のようなヒ
ドロキシカルボン酸とエピクロルヒドリンを反応させて
得られるグリシジルエーテルエステル、あるいはフタル
酸、テレフタル酸のようなポリカルボン酸とエピクロル
ヒドリンを反応させて得られるポリグリシジルエステ
ル、あるいは4,4′−ジアミノジフエニルメタンやm−
アミノフエノールなどとエピクロルヒドリンを反応させ
て得られるグリシジルアミン化合物、さらにはエポキシ
化ノボラツク樹脂、エポキシ化クレゾールノボラツク樹
脂、エポキシ化ポリオレフインその他ウレタン変性エポ
キシ樹脂などが挙げられるが、これらに限定されるもの
ではない。
本発明に使用されるジシアンジアミドは、例えば“ジ
マツト粉砕機”(日本ニユーマテイツク(株)製)で微
粉砕することにより得られる平均粒径50μm以下のもの
が好ましい。
マツト粉砕機”(日本ニユーマテイツク(株)製)で微
粉砕することにより得られる平均粒径50μm以下のもの
が好ましい。
本発明でいう粒径とは、日本粉体工業技術協会編「凝
集工学」(昭和57年発刊)の表−4.4中に示される遠心
沈降法または沈降法で測定されるストークス径を指すも
のである。また、平均粒径は、モード径を指すものであ
る。
集工学」(昭和57年発刊)の表−4.4中に示される遠心
沈降法または沈降法で測定されるストークス径を指すも
のである。また、平均粒径は、モード径を指すものであ
る。
以下に、本発明に用いられる一液性エポキシ樹脂用マ
スターバツチ型硬化剤を構成する成分について詳細に説
明する。
スターバツチ型硬化剤を構成する成分について詳細に説
明する。
本発明で用いられるマスターバツチ型硬化剤は、硬化
剤(I)とエポキシ樹脂(B)が一定の比率で混合され
てなるものである。まず、硬化剤(I)の説明を行う。
硬化剤(I)は、粉末状アミン化合物(A)からなるコ
アと、このアミン化合物(A)とエポキシ樹脂(B)の
反応生成物からなるシエルから構成されている。
剤(I)とエポキシ樹脂(B)が一定の比率で混合され
てなるものである。まず、硬化剤(I)の説明を行う。
硬化剤(I)は、粉末状アミン化合物(A)からなるコ
アと、このアミン化合物(A)とエポキシ樹脂(B)の
反応生成物からなるシエルから構成されている。
ここでいう粉末状アミン化合物(A)は、第3級アミ
ノ基を有する粉末状アミン化合物(a)を処理して得ら
れるものである。この3級アミノ基を有する粉末状アミ
ン化合物(a)として、以下のものを挙げることができ
る。
ノ基を有する粉末状アミン化合物(a)を処理して得ら
れるものである。この3級アミノ基を有する粉末状アミ
ン化合物(a)として、以下のものを挙げることができ
る。
(1)分子中に1コ以上の1級アミノ基を有する化合物
および/または2級アミノ基を有する化合物と、カルボ
ン酸化合物、スルホン酸化合物、イソシアネート化合物
またはエポキシ化合物との反応生成物(a−1);ただ
し、反応生成物の分子中に、1級アミノ基または2級ア
ミノ基を有しているものは除外する。
および/または2級アミノ基を有する化合物と、カルボ
ン酸化合物、スルホン酸化合物、イソシアネート化合物
またはエポキシ化合物との反応生成物(a−1);ただ
し、反応生成物の分子中に、1級アミノ基または2級ア
ミノ基を有しているものは除外する。
(2)イミダゾール化合物(a−2) 反応生成物(a−1)の原料について説明する。
1分子中に1コ以上の1級アミノ基を有する化合物と
しては、脂肪族第1アミン、脂環式第1アミン、芳香族
第1アミンのいずれを用いてもよい。
しては、脂肪族第1アミン、脂環式第1アミン、芳香族
第1アミンのいずれを用いてもよい。
脂肪族第1アミンとしては、例えば、メチルアミン、
エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、エチレ
ンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジア
ミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミ
ン、メタノールアミン、エタノールアミン、プロパノー
ルアミン、ジエチルアミノプロピルアミンなどを挙げる
ことができる。
エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、エチレ
ンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジア
ミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミ
ン、メタノールアミン、エタノールアミン、プロパノー
ルアミン、ジエチルアミノプロピルアミンなどを挙げる
ことができる。
脂環式第1アミンとしては、例えば、シクロヘキシル
アミン、イソホロンジアミン、アミノエチルピペラジン
を挙げることができる。
アミン、イソホロンジアミン、アミノエチルピペラジン
を挙げることができる。
芳香族第1アミンとしては、アニリン、トルイジン、
ジアミノジフエニルメタン、ジアミノジフエニルスルホ
ンなどを挙げることができる。
ジアミノジフエニルメタン、ジアミノジフエニルスルホ
ンなどを挙げることができる。
1分子中に1コ以上の2級アミノ基を有する化合物と
しては、脂肪族第2アミン、脂環式第2アミン、芳香族
第2アミン、イミダゾール化合物、イミダゾリン化合物
のいずれを用いてもよい。
しては、脂肪族第2アミン、脂環式第2アミン、芳香族
第2アミン、イミダゾール化合物、イミダゾリン化合物
のいずれを用いてもよい。
脂肪族第2アミンとしては、例えば、ジメチルアミ
ン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジブチルアミ
ン、ジベンチルアミン、ジヘキシルアミン、ジメタノー
ルアミン、ジエタノールアミン、ジプロパノールアミン
などを挙げることができる。
ン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジブチルアミ
ン、ジベンチルアミン、ジヘキシルアミン、ジメタノー
ルアミン、ジエタノールアミン、ジプロパノールアミン
などを挙げることができる。
脂環式第2アミンとしては、例えば、ジシクロヘキシ
ルアミン、N−メチルピペラジンなどを挙げることがで
きる。
ルアミン、N−メチルピペラジンなどを挙げることがで
きる。
芳香族第2アミンとしては、例えば、ジフエニルアミ
ン、フエニルメチルアミン、フエニルエチルアミンなど
を挙げることができる。
ン、フエニルメチルアミン、フエニルエチルアミンなど
を挙げることができる。
イミダゾール化合物としては、イミダゾール、2−メ
チルイミダゾール、2−エチルイミダゾール、2−イソ
プロピルイミダゾール、2−ドデシルイミダゾール、2
−ウンデシルイミダゾール、2−フエニルイミダゾー
ル、2−ヘプタデシルイミダゾール、2−エチル−4−
メチルイミダゾールおよびここに挙げたイミダゾール化
合物のカルボン酸塩を挙げることができる。
チルイミダゾール、2−エチルイミダゾール、2−イソ
プロピルイミダゾール、2−ドデシルイミダゾール、2
−ウンデシルイミダゾール、2−フエニルイミダゾー
ル、2−ヘプタデシルイミダゾール、2−エチル−4−
メチルイミダゾールおよびここに挙げたイミダゾール化
合物のカルボン酸塩を挙げることができる。
イミダゾリン化合物としては、2−メチルイミダゾリ
ン、2−フエニルイミダゾリン、2−ウンデシルイミダ
ゾリン、2−ヘプタデシルイミダゾリンなどを挙げるこ
とができる。
ン、2−フエニルイミダゾリン、2−ウンデシルイミダ
ゾリン、2−ヘプタデシルイミダゾリンなどを挙げるこ
とができる。
反応生成物(a−1)の他の原料の例を以下に述べ
る。
る。
カルボン酸化合物:例えば、コハク酸、アジピン酸、セ
バシン酸、フタル酸、ダノマー酸など。
バシン酸、フタル酸、ダノマー酸など。
スルホン酸化合物:例えば、エタンスルホン酸、p−ト
ルエスルホン酸など。
ルエスルホン酸など。
イソシアネート化合物:例えば、トリレンジイソシアネ
ート、4,4′−ジフエニルメタンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネートなど。
ート、4,4′−ジフエニルメタンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネートなど。
エポキシ化合物:モノエポキシ化合物、ジエポキシ化合
物、多価エポキシ化合物のいずれ又はそれらの混合物を
用いてもよい。
物、多価エポキシ化合物のいずれ又はそれらの混合物を
用いてもよい。
モノエポキシ化合物としては、ブチルグリシジルエー
テル、ヘキシルグリシジルエーテル、フエニルグリシジ
ルエーテル、アリルグリシジルエーテル、パラターシヤ
リーブチルフエニルグリシジルエーテル、エチレンオキ
シド、プロピレンオキシド、パラキシリルグリシジルエ
ーテル、グリシジルアセテート、グリシジルブチレー
ト、グリシジルヘキソエート、グリシジルベンゾエー
ト、エポキシ樹脂などを挙げることができる。
テル、ヘキシルグリシジルエーテル、フエニルグリシジ
ルエーテル、アリルグリシジルエーテル、パラターシヤ
リーブチルフエニルグリシジルエーテル、エチレンオキ
シド、プロピレンオキシド、パラキシリルグリシジルエ
ーテル、グリシジルアセテート、グリシジルブチレー
ト、グリシジルヘキソエート、グリシジルベンゾエー
ト、エポキシ樹脂などを挙げることができる。
ジエポキシ化合物としては、ビスフエノールA、ビス
フエノールF、カテコール、レゾルジンなどの二価のフ
エノール化合物、またはエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグ
リコールなどの二価アルコール化合物、p−オキシ安息
香酸、β−オキシナフトエ酸などのヒドロキシカルボン
酸、フタル酸、テレフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸な
どのジカルボン酸とエビクロルヒドリンを反応させて得
られるジグリシジル化合物、3,4−エポキシ−6−メチ
ルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−6−メチル
シクロヘキサンカルボキシレート、3,4−エポキシシク
ロヘキシルメチル(3,4−エポキシシクロヘキサン)カ
ルボキシレートなどの脂環式エポキシ化合物を挙げるこ
とができる。
フエノールF、カテコール、レゾルジンなどの二価のフ
エノール化合物、またはエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグ
リコールなどの二価アルコール化合物、p−オキシ安息
香酸、β−オキシナフトエ酸などのヒドロキシカルボン
酸、フタル酸、テレフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸な
どのジカルボン酸とエビクロルヒドリンを反応させて得
られるジグリシジル化合物、3,4−エポキシ−6−メチ
ルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−6−メチル
シクロヘキサンカルボキシレート、3,4−エポキシシク
ロヘキシルメチル(3,4−エポキシシクロヘキサン)カ
ルボキシレートなどの脂環式エポキシ化合物を挙げるこ
とができる。
好ましいアミン化合物(a−1)は、N−メチルピペ
ラジンあるいは、ジエチルアミノプロピルアミンとエポ
キシ化合物の反応生成物であり、第2アミンの活性水素
原子1当量に、エポキシ化合物のエポキシ1当量を反応
させて得られるものである。
ラジンあるいは、ジエチルアミノプロピルアミンとエポ
キシ化合物の反応生成物であり、第2アミンの活性水素
原子1当量に、エポキシ化合物のエポキシ1当量を反応
させて得られるものである。
イミダゾール化合物(a−2)としては、1−シアノ
エチル−2−ウンデシル−イミダゾール−トリメリテー
ト、イミダゾリルコハク酸、2−メチルイミダゾールコ
ハク酸、2−エチルイミダゾールコハク酸、1−シアノ
エチル−2−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−
2−ウンデシルイミダゾール、1−シアノエチル−2−
フエニルイミダゾールなどを挙げることができる。
エチル−2−ウンデシル−イミダゾール−トリメリテー
ト、イミダゾリルコハク酸、2−メチルイミダゾールコ
ハク酸、2−エチルイミダゾールコハク酸、1−シアノ
エチル−2−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−
2−ウンデシルイミダゾール、1−シアノエチル−2−
フエニルイミダゾールなどを挙げることができる。
好ましいアミン化合物(a)として、第1または第2
アミンとエポキシ含有化合物を、アミン化合物の活性水
素原子1当量に対しエポキシ化合物のエポキシ基0.8〜
1.2当量の割合で反応させて得られる生成物があげられ
る。
アミンとエポキシ含有化合物を、アミン化合物の活性水
素原子1当量に対しエポキシ化合物のエポキシ基0.8〜
1.2当量の割合で反応させて得られる生成物があげられ
る。
これらのアミン化合物(a)の中で、硬化の容易性、
貯蔵安定性が特に優れたものを得るためには、1分子中
にヒドロキシル基を1個以上有するイミダゾール誘導体
が好ましい。
貯蔵安定性が特に優れたものを得るためには、1分子中
にヒドロキシル基を1個以上有するイミダゾール誘導体
が好ましい。
用いられるさらに好ましいアミン化合物は、イミダゾ
ール化合物と分子中に少なくとも2コのエポキシ基を有
する化合物との反応により生成する分子中に少くとも2
コのヒドロキシル基を有する化合物である。そのような
イミダゾール誘導体としては、例えばイミダゾール化合
物あるいはイミダゾール化合物のカルボン酸塩と、1分
子中に1個以上のエポキシ基を有する化合物の付加化合
物が挙げられる。使用されるイミダゾール化合物とし
て、イミダゾール、2−メチルイミダゾール、2−エチ
ルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾー
ル、2−イソプロピルイミダゾール、2−ウンデシルイ
ミダゾール、2−フエニルイミダゾール等とそのカルボ
ン酸塩が挙げられる。カルボン酸としては、酢酸、乳
酸、サリチル酸、安息香酸、アジピン酸、フタル酸、ク
エン酸、酒石酸、マレイン酸、トリメリツト酸等が挙げ
られる。また、使用される1分子中に1個以上のエポキ
シ基を有する化合物としては、ブチルグリシジルエーテ
ル、ヘキシルグリシジルエーテル、フエニルグリシジル
エーテル、p−キシリルグリシジルエーテル、グリシジ
ルアセテート、グリシジルブチレート、グリシジルヘキ
ソエート、グリシジルベンゾエート、アリルグリシジル
エーテル、p−t−ブチルフエニルグリシジルエーテ
ル、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等のモ
ノエポキシ化合物、あるいはエポキシ樹脂が挙げられ
る。優れた硬化性、貯蔵安定性を得るためには、イミダ
ゾール化合物として、2−メチルイミダゾールあるいは
2−エチル−4−メチルイミダゾールから選ばれた一つ
もしくはその混合物が好ましく、また、エポキシ化合物
としては、ビスフエノールAとエピクロルヒドリンを反
応して得られるエポキシ樹脂が最も好ましい。
ール化合物と分子中に少なくとも2コのエポキシ基を有
する化合物との反応により生成する分子中に少くとも2
コのヒドロキシル基を有する化合物である。そのような
イミダゾール誘導体としては、例えばイミダゾール化合
物あるいはイミダゾール化合物のカルボン酸塩と、1分
子中に1個以上のエポキシ基を有する化合物の付加化合
物が挙げられる。使用されるイミダゾール化合物とし
て、イミダゾール、2−メチルイミダゾール、2−エチ
ルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾー
ル、2−イソプロピルイミダゾール、2−ウンデシルイ
ミダゾール、2−フエニルイミダゾール等とそのカルボ
ン酸塩が挙げられる。カルボン酸としては、酢酸、乳
酸、サリチル酸、安息香酸、アジピン酸、フタル酸、ク
エン酸、酒石酸、マレイン酸、トリメリツト酸等が挙げ
られる。また、使用される1分子中に1個以上のエポキ
シ基を有する化合物としては、ブチルグリシジルエーテ
ル、ヘキシルグリシジルエーテル、フエニルグリシジル
エーテル、p−キシリルグリシジルエーテル、グリシジ
ルアセテート、グリシジルブチレート、グリシジルヘキ
ソエート、グリシジルベンゾエート、アリルグリシジル
エーテル、p−t−ブチルフエニルグリシジルエーテ
ル、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等のモ
ノエポキシ化合物、あるいはエポキシ樹脂が挙げられ
る。優れた硬化性、貯蔵安定性を得るためには、イミダ
ゾール化合物として、2−メチルイミダゾールあるいは
2−エチル−4−メチルイミダゾールから選ばれた一つ
もしくはその混合物が好ましく、また、エポキシ化合物
としては、ビスフエノールAとエピクロルヒドリンを反
応して得られるエポキシ樹脂が最も好ましい。
このイミダゾール化合物とエポキシ化合物の付加物
は、1〜5モルのイミダゾールと1〜5モルのエポキシ
化合物を反応させ、従来公知の一般的方法で行なうこと
ができる。
は、1〜5モルのイミダゾールと1〜5モルのエポキシ
化合物を反応させ、従来公知の一般的方法で行なうこと
ができる。
第3アミノ基を有する粉末状アミン化合物(A)の平
均粒径は特別に制限するものではないが、平均粒径が大
きすぎる場合、硬化性を低下させたり、硬化物の機械的
な物性を損なうことがある。好ましくは平均粒径50μを
越えないものであり、これ以上平均粒径が大きくなると
硬化物の物性において、耐薬品性、機械的強度の低下を
招く。最適には10μを越えないものである。
均粒径は特別に制限するものではないが、平均粒径が大
きすぎる場合、硬化性を低下させたり、硬化物の機械的
な物性を損なうことがある。好ましくは平均粒径50μを
越えないものであり、これ以上平均粒径が大きくなると
硬化物の物性において、耐薬品性、機械的強度の低下を
招く。最適には10μを越えないものである。
用いられる化合物(A)において、1級アミノ基また
は2級アミノ基を有しているものを除外する目的は、こ
れらの基を有する化合物をエポキシ樹脂、とりわけ液状
エポキシ樹脂に配合するときに、配合品の粘度が極端に
高くなるのを避けるためである。
は2級アミノ基を有しているものを除外する目的は、こ
れらの基を有する化合物をエポキシ樹脂、とりわけ液状
エポキシ樹脂に配合するときに、配合品の粘度が極端に
高くなるのを避けるためである。
粉末状アミン化合物(A)中の1630〜1680cm-1および
1680〜1725cm-1の赤外線を吸収する結合基は、赤外分光
光度計を用いて測定することができるが、フーリエ変換
式赤外分光光度計を用いることにより、より詳細に解析
できる。
1680〜1725cm-1の赤外線を吸収する結合基は、赤外分光
光度計を用いて測定することができるが、フーリエ変換
式赤外分光光度計を用いることにより、より詳細に解析
できる。
1630〜1680cm-1の吸収を有する結合基(X)のうち、
特に有用なものとして、ウレア結合を挙げることができ
る。
特に有用なものとして、ウレア結合を挙げることができ
る。
1680〜1725cm-1の吸収を有する結合基(Y)のうち、
特に有用なものとして、ビユレツト結合を挙げることが
できる。
特に有用なものとして、ビユレツト結合を挙げることが
できる。
このウレア結合、ビユレツト結合は、イソシアネート
化合物と水または1分子中に1ケ以上の第一級アミノ基
を有するアミン化合物との反応により生成される。
化合物と水または1分子中に1ケ以上の第一級アミノ基
を有するアミン化合物との反応により生成される。
結合基(X)の代表であるウレア結合、および(Y)
の代表であるビユレツト結合を生成するために用いられ
るイソシアネート化合物としては、1分子中に1コ以上
のイソシアネート基を有する化合物であればよいが、好
ましくは1分子中に2コ以上のイソシアネート基を有す
る化合物を用いることである。代表的なイソシアネート
化合物としては、脂肪族ジイソシアネート、脂環式ジイ
ソシアネート、芳香族ジイソシアネート、脂肪族トリイ
ソシアネートを挙げることができる。
の代表であるビユレツト結合を生成するために用いられ
るイソシアネート化合物としては、1分子中に1コ以上
のイソシアネート基を有する化合物であればよいが、好
ましくは1分子中に2コ以上のイソシアネート基を有す
る化合物を用いることである。代表的なイソシアネート
化合物としては、脂肪族ジイソシアネート、脂環式ジイ
ソシアネート、芳香族ジイソシアネート、脂肪族トリイ
ソシアネートを挙げることができる。
脂肪族ジイソシアネートの例としては、エチレンジイ
ソシアネート、プロピレンジイソシアネート、ブチレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートを
挙げることができる。
ソシアネート、プロピレンジイソシアネート、ブチレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートを
挙げることができる。
脂環式ジイソシアネートの例としては、イソホロンジ
イソシアネート、4,4′−ジシクロヘキシルメタンジイ
ソシアネートを挙げることができる。芳香族ジイソシア
ネートの例としては、トリレンジイソシアネート、4,
4′−ジフエニルメタンジイソシアネート、キシリレン
ジイソシアネートおよびポリメチレンポリフエニルポリ
イソシアネートを挙げることができる。
イソシアネート、4,4′−ジシクロヘキシルメタンジイ
ソシアネートを挙げることができる。芳香族ジイソシア
ネートの例としては、トリレンジイソシアネート、4,
4′−ジフエニルメタンジイソシアネート、キシリレン
ジイソシアネートおよびポリメチレンポリフエニルポリ
イソシアネートを挙げることができる。
脂肪族トリイソシアネートの例としては、1,3,6−ト
リイソシアネートメチルヘキサンを挙げることができ
る。
リイソシアネートメチルヘキサンを挙げることができ
る。
また、上記のイソシアネート化合物と1分子中に水酸
基を有する化合物とのアダクト、例えば、イソシアネー
ト化合物とα,ω−ジヒドロキシアルカン類との反応生
成物、イソシアネート化合物とビスフエノール類との反
応生成物も用いることができる。イソシアネート化合物
と水との予備反応生成物も使用することができる。
基を有する化合物とのアダクト、例えば、イソシアネー
ト化合物とα,ω−ジヒドロキシアルカン類との反応生
成物、イソシアネート化合物とビスフエノール類との反
応生成物も用いることができる。イソシアネート化合物
と水との予備反応生成物も使用することができる。
結合基(X)および(Y)の代表であるウレア結合ま
たはビユレツト結合を生成させるための1分子中に1コ
以上の第1級アミノ基を有するアミン化合物としては、
脂肪族アミン、脂環族アミン、芳香族アミンを使用する
ことができる。
たはビユレツト結合を生成させるための1分子中に1コ
以上の第1級アミノ基を有するアミン化合物としては、
脂肪族アミン、脂環族アミン、芳香族アミンを使用する
ことができる。
脂肪族アミンの例としては、メチルアミン、エチルア
ミン、プロピルアミン、ブチルアミン等のアルキルアミ
ン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ブチレン
ジアミン、ヘキサメチレンジアミン等のアルキレンジア
ミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミ
ン、テトラエチレンペンタミン等のポリアルキレンポリ
アミンを挙げることができる。
ミン、プロピルアミン、ブチルアミン等のアルキルアミ
ン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ブチレン
ジアミン、ヘキサメチレンジアミン等のアルキレンジア
ミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミ
ン、テトラエチレンペンタミン等のポリアルキレンポリ
アミンを挙げることができる。
脂環式アミンの例としては、シクロプロピルアミン、
シクロブチルアミン、シクロペンチルアミン、シクロヘ
キシルアミン、イソホロンジアミン等を挙げることがで
きる。
シクロブチルアミン、シクロペンチルアミン、シクロヘ
キシルアミン、イソホロンジアミン等を挙げることがで
きる。
芳香族アミンとしては、アニリン、トルイジン、ベン
ジルアミン、ナフチルアミン、ジアミノジフエニルメタ
ン、ジアミノジフエニルスルホン等を挙げることができ
る。
ジルアミン、ナフチルアミン、ジアミノジフエニルメタ
ン、ジアミノジフエニルスルホン等を挙げることができ
る。
粉末状アミン化合物(A)において、結合基(X)お
よび結合基(Y)は、それぞれ1〜1000meq/Kgおよび1
〜1000meq/Kgの範囲の濃度を有していることが好まし
い。結合基(X)の濃度が1meq/Kgより低い場合には化
合物(A)の機械的な強さが充分でないため、配合品の
可使時間が短い。また、1000meq/Kgより高い場合は硬化
性が悪くなり、高温硬化が必要になるため実用的でな
い。さらに好ましい結合基(X)の濃度範囲は10〜30me
q/Kgである。
よび結合基(Y)は、それぞれ1〜1000meq/Kgおよび1
〜1000meq/Kgの範囲の濃度を有していることが好まし
い。結合基(X)の濃度が1meq/Kgより低い場合には化
合物(A)の機械的な強さが充分でないため、配合品の
可使時間が短い。また、1000meq/Kgより高い場合は硬化
性が悪くなり、高温硬化が必要になるため実用的でな
い。さらに好ましい結合基(X)の濃度範囲は10〜30me
q/Kgである。
結合基(Y)の濃度が1meq/Kgより低い場合は化合物
(A)の機械的な強さが充分でないため配合品の可使時
間が短い。また、1000meq/Kgより高くなると硬化性が悪
く、高温硬化が必要になるため実用的でない。さらに好
ましい結合基(Y)の範囲は10〜200meq/Kgである。
(A)の機械的な強さが充分でないため配合品の可使時
間が短い。また、1000meq/Kgより高くなると硬化性が悪
く、高温硬化が必要になるため実用的でない。さらに好
ましい結合基(Y)の範囲は10〜200meq/Kgである。
粉末状アミン化合物(A)として好ましいのは、結合
基(X)および結合基(Y)の他に、波数が1730〜1755
cm-1の赤外線を吸収する結合基(Z)を有することであ
る。
基(X)および結合基(Y)の他に、波数が1730〜1755
cm-1の赤外線を吸収する結合基(Z)を有することであ
る。
この結合基(Z)のうち、特に有用なものは、ウレタ
ン結合などのカルボニル基である。このウレタン結合
は、イソシアネート化合物と1分子中に1コ以上の水酸
基を有する化合物との反応により生成される。
ン結合などのカルボニル基である。このウレタン結合
は、イソシアネート化合物と1分子中に1コ以上の水酸
基を有する化合物との反応により生成される。
結合基(Z)の代表であるウレタン結合を生成するた
めに用いられる1分子中に1コ以上の水酸基を有する化
合物としては、脂肪族飽和アルコール、脂肪族不飽和ア
ルコール、脂環式アルコール、芳香族アルコールなどの
アルコール化合物、フエノール化合物を用いることがで
きる。
めに用いられる1分子中に1コ以上の水酸基を有する化
合物としては、脂肪族飽和アルコール、脂肪族不飽和ア
ルコール、脂環式アルコール、芳香族アルコールなどの
アルコール化合物、フエノール化合物を用いることがで
きる。
脂肪族アルコールとしては、メチルアルコール、エチ
ルアルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコー
ル、アミルアルコール、ヘキシルアルコール、ヘプチル
アルコール、オクチルアルコールノニルアルコール、デ
シルアルコール、ウンデシルアルコール、ラウリルアル
コール、ドデシルアルコール、ステアリルアルコール、
エイコシルアルコール等のモノアルコール類、エチレン
グリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエー
テル、エチレングリコールモノヘキシルエーテルなどの
エチレングリコールモノアルキルエーテル類を挙げるこ
とができる。その他エチレングリコール、ポリエチレン
グリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレング
リコール、1,3−ブタンジオール、ネオペンチルグリコ
ールなどの二価アルコール類、グリセリン、トリメチロ
ールプロパンなどの三価アルコール類、ペンタエリスリ
トールなどの四価アルコール類を挙げることができる。
ルアルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコー
ル、アミルアルコール、ヘキシルアルコール、ヘプチル
アルコール、オクチルアルコールノニルアルコール、デ
シルアルコール、ウンデシルアルコール、ラウリルアル
コール、ドデシルアルコール、ステアリルアルコール、
エイコシルアルコール等のモノアルコール類、エチレン
グリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエー
テル、エチレングリコールモノヘキシルエーテルなどの
エチレングリコールモノアルキルエーテル類を挙げるこ
とができる。その他エチレングリコール、ポリエチレン
グリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレング
リコール、1,3−ブタンジオール、ネオペンチルグリコ
ールなどの二価アルコール類、グリセリン、トリメチロ
ールプロパンなどの三価アルコール類、ペンタエリスリ
トールなどの四価アルコール類を挙げることができる。
脂肪族不飽和アルコールとしては、アリルアルコー
ル、クロチルアルコール、プロパルギルアルコールを挙
げることができる。
ル、クロチルアルコール、プロパルギルアルコールを挙
げることができる。
脂環式アルコールとしては、シクロペンタノール、シ
クロヘキサノールを挙げることができる。
クロヘキサノールを挙げることができる。
芳香族アルコールとしては、ベンジルアルコール、シ
ンナミルアルコールなどのモノアルコール類を挙げるこ
とができる。
ンナミルアルコールなどのモノアルコール類を挙げるこ
とができる。
これらのアルコールにおいては、第1級、第2級また
は第3級アルコールのいずれでもよい。また、1分子中
に1コ以上のエポキシ基を有する化合物と、1分子中に
1コ以上の水酸基、カルボキシル基、1級または2級ア
ミノ基、メルカプト基を有する化合物との反応により得
られる2級水酸基を1分子中に1コ以上有する化合物も
アルコール化合物として用いることができる。
は第3級アルコールのいずれでもよい。また、1分子中
に1コ以上のエポキシ基を有する化合物と、1分子中に
1コ以上の水酸基、カルボキシル基、1級または2級ア
ミノ基、メルカプト基を有する化合物との反応により得
られる2級水酸基を1分子中に1コ以上有する化合物も
アルコール化合物として用いることができる。
フエノール化合物としては、石炭酸、クレゾール、キ
シレノール、カルバクロール、チモール、ナフトールな
どの一価フエノール、カテコール、レゾルシン、ヒドロ
キノン、ビスフエノールA、ビスフエノールFなどの二
価フエノール、ピロガロール、フロログルシンなどの三
価フエノールを挙げることができる。
シレノール、カルバクロール、チモール、ナフトールな
どの一価フエノール、カテコール、レゾルシン、ヒドロ
キノン、ビスフエノールA、ビスフエノールFなどの二
価フエノール、ピロガロール、フロログルシンなどの三
価フエノールを挙げることができる。
これら一分子中に一コ以上の水酸基を有する化合物と
して好ましいのは、二価以上の水酸基を有するアルコー
ル化合物またはフエノール化合物である。
して好ましいのは、二価以上の水酸基を有するアルコー
ル化合物またはフエノール化合物である。
粉末状アミン化合物(A)中の結合基(Z)の好まし
い濃度範囲は、1〜200meq/Kgである。結合基(Z)の
濃度が1meq/Kgより低い場合には配合品の可使時間が短
い。また、200meq/Kgより高い場合は硬化性が悪く、高
温での硬化条件が必要となるため、実用的ではない。さ
らに好ましい結合基(Z)の濃度範囲は5〜100meq/Kg
である。
い濃度範囲は、1〜200meq/Kgである。結合基(Z)の
濃度が1meq/Kgより低い場合には配合品の可使時間が短
い。また、200meq/Kgより高い場合は硬化性が悪く、高
温での硬化条件が必要となるため、実用的ではない。さ
らに好ましい結合基(Z)の濃度範囲は5〜100meq/Kg
である。
また結合基(X)と結合基(Y)の濃度の合計に対す
る結合基(Z)の濃度比 が0.05〜1.0の範囲が好ましい。濃度比が0.05より小さ
い場合には、化合物(B)の凝集力が強くなり、硬化温
度を実用範囲より高めに設定する必要があり、1.0より
大きい場合には逆に化合物(B)の凝集力が弱く、配合
品の貯蔵安定性に欠け、機械的せん断力への抵抗性も低
下する。
る結合基(Z)の濃度比 が0.05〜1.0の範囲が好ましい。濃度比が0.05より小さ
い場合には、化合物(B)の凝集力が強くなり、硬化温
度を実用範囲より高めに設定する必要があり、1.0より
大きい場合には逆に化合物(B)の凝集力が弱く、配合
品の貯蔵安定性に欠け、機械的せん断力への抵抗性も低
下する。
結合基(X)および結合基(Y)の濃度の定量は、そ
れぞれの結合基を有する式(1)および(2)に示すモ
デル化合物と、結合基(X)および結合基(Y)を有せ
ず、かつ特異な波長の赤外線を吸収する官能基を有する
標準物質を用いて、検量線を作成した後に、標準物質と
粉末状アミン化合物(A)を一定の比率で混合して、そ
の混合物の赤外線の吸収強度、すなわち、1630〜1680cm
-1および1680〜1725cm-1の吸収強度を測定し、検量線か
ら濃度を算出すればよい。標準物質の例として、2,3−
ジメチル、2,3−ジシアノブタンを挙げることができ、
この物質の2220〜2250cm-1に存在するシアノ基にもとづ
く吸収強度を利用できる。
れぞれの結合基を有する式(1)および(2)に示すモ
デル化合物と、結合基(X)および結合基(Y)を有せ
ず、かつ特異な波長の赤外線を吸収する官能基を有する
標準物質を用いて、検量線を作成した後に、標準物質と
粉末状アミン化合物(A)を一定の比率で混合して、そ
の混合物の赤外線の吸収強度、すなわち、1630〜1680cm
-1および1680〜1725cm-1の吸収強度を測定し、検量線か
ら濃度を算出すればよい。標準物質の例として、2,3−
ジメチル、2,3−ジシアノブタンを挙げることができ、
この物質の2220〜2250cm-1に存在するシアノ基にもとづ
く吸収強度を利用できる。
また、結合基(Z)の定量は、結合基(X)および結
合基(Y)と同様に、式(3)に示すモデル化合物と2,
3−ジメチル、2,3−ジシアノブタンを用いて行うことが
できる。
合基(Y)と同様に、式(3)に示すモデル化合物と2,
3−ジメチル、2,3−ジシアノブタンを用いて行うことが
できる。
本発明で用いられるマスターバツチ型硬化剤を製造す
る方法として、例えばエポキシ樹脂(B)中に第3アミ
ノ基を有する粉末状化合物(a)を予め分散させてお
き、これにイソシアネート化合物を添加し、水の存在下
で反応を行わしめる方法を挙げることができる。この反
応によつてコアの表面にシエルを形成させることができ
る。コアである粉末状アミン化合物(A)中の結合基
(X),(Y),(Z)の濃度調節は、第3アミノ基
を有する化合物(a)に対する化分量、第3アミノ基
を有する化合物(a)に対するイソシアネート化合物量
およびイソシアネートの種類をかえることによつて行う
ことができる。
る方法として、例えばエポキシ樹脂(B)中に第3アミ
ノ基を有する粉末状化合物(a)を予め分散させてお
き、これにイソシアネート化合物を添加し、水の存在下
で反応を行わしめる方法を挙げることができる。この反
応によつてコアの表面にシエルを形成させることができ
る。コアである粉末状アミン化合物(A)中の結合基
(X),(Y),(Z)の濃度調節は、第3アミノ基
を有する化合物(a)に対する化分量、第3アミノ基
を有する化合物(a)に対するイソシアネート化合物量
およびイソシアネートの種類をかえることによつて行う
ことができる。
エポキシ樹脂(B)中に第3アミノ基を有する粉末状
化合物(a)を予め分散させるには、三本ロールなどの
機械的せん断力を加えながら混合することが好ましい。
化合物(a)を予め分散させるには、三本ロールなどの
機械的せん断力を加えながら混合することが好ましい。
エポキシ樹脂(B)は前記したエポキシ樹脂(B)の
中から選ばれるものである。
中から選ばれるものである。
粉末状アミン化合物(A)からなるコアの表面をおお
うシエルの厚みは、平均層厚で50〜10000Åが好まし
い。50Å以下では、可使時間が十分でなく、10000Å以
上では、硬化温度が高くなりすぎるため実用的でない。
ここでいう層の厚みは、透過型電子顕微鏡により観察さ
れる。特に好ましいシエルの厚みは、平均層厚で100〜1
000Åである。
うシエルの厚みは、平均層厚で50〜10000Åが好まし
い。50Å以下では、可使時間が十分でなく、10000Å以
上では、硬化温度が高くなりすぎるため実用的でない。
ここでいう層の厚みは、透過型電子顕微鏡により観察さ
れる。特に好ましいシエルの厚みは、平均層厚で100〜1
000Åである。
本発明で用いられるマスターバツチ型硬化剤の必須の
成分であるエポキシ樹脂(B)は、第3アミノ基を有す
る化合物(a)を水の存在下でイソシアネート化合物と
反応させるための媒体としての役割を有しているが、さ
らにエポキシ樹脂(B)の一部が粉末状アミン化合物
(A)と反応してシエルを形成することによつて硬化剤
としての貯蔵安定性を向上させうるという積極的な役割
を有している。
成分であるエポキシ樹脂(B)は、第3アミノ基を有す
る化合物(a)を水の存在下でイソシアネート化合物と
反応させるための媒体としての役割を有しているが、さ
らにエポキシ樹脂(B)の一部が粉末状アミン化合物
(A)と反応してシエルを形成することによつて硬化剤
としての貯蔵安定性を向上させうるという積極的な役割
を有している。
粉末状アミン化合物(A)とエポキシ樹脂(B)の重
量比率は1/0.1〜1/500の範囲である。1/0.1より大きい
場合には、粉末状アミン化合物(A)がエポキシ樹脂
(B)中に分散できない。
量比率は1/0.1〜1/500の範囲である。1/0.1より大きい
場合には、粉末状アミン化合物(A)がエポキシ樹脂
(B)中に分散できない。
1/500より小さい場合には、硬化剤としての性能を発
揮しない。好ましくは1/1〜1/5である。
揮しない。好ましくは1/1〜1/5である。
本発明で用いられるマスターバツチ型硬化剤は、室温
で液状またはペースト状である。
で液状またはペースト状である。
本発明のエポキシ樹脂組成物は、エポキシ樹脂、ジシ
アンジアミドおよびマスターバツチ型硬化剤を均一に混
合することにより得られる。
アンジアミドおよびマスターバツチ型硬化剤を均一に混
合することにより得られる。
混合量は硬化性、硬化物性の面から決定されるもので
あるが、エポキシ樹脂100重量部に対し、ジシアンジア
ミド1〜20重量部、マスターバツチ型硬化剤は2〜60重
量部の範囲である。
あるが、エポキシ樹脂100重量部に対し、ジシアンジア
ミド1〜20重量部、マスターバツチ型硬化剤は2〜60重
量部の範囲である。
本発明の組成物には、用途に応じて反応性稀釈剤、充
てん剤、顔料その他の添加剤を併用できるし、必要な場
合溶剤の使用も可能である。
てん剤、顔料その他の添加剤を併用できるし、必要な場
合溶剤の使用も可能である。
プリプレグを得るための対象とされる基材としては、
炭素繊維、ガラス繊維、マイカ、アスベスト、芳香族ポ
リアミド繊維、これらの織布、不織布さらには紙等が用
いられる。
炭素繊維、ガラス繊維、マイカ、アスベスト、芳香族ポ
リアミド繊維、これらの織布、不織布さらには紙等が用
いられる。
本発明のワニスを用いてプリプレグを得るにあたつ
て、含浸速度を速くするためには、40℃〜90℃に加温す
ることによつてワニス粘度を下げ、通常の方法すなわち
基材をワニスに浸漬させるか、あるいは基材をワニスに
塗布し、所定量の組成物を付着させればよい。
て、含浸速度を速くするためには、40℃〜90℃に加温す
ることによつてワニス粘度を下げ、通常の方法すなわち
基材をワニスに浸漬させるか、あるいは基材をワニスに
塗布し、所定量の組成物を付着させればよい。
その後、さらにワニスを含浸した繊維強化材を温度10
0〜160℃の熱風炉等によつて、一部加熱硬化(B−ステ
ージ化)させてプリプレグを得る。
0〜160℃の熱風炉等によつて、一部加熱硬化(B−ステ
ージ化)させてプリプレグを得る。
(発明の効果) 本発明のプリプレグ用エポキシ樹脂組成物は、後記の
実施例、比較例から明らかなように、長いポツトライフ
を有し、繊維基材を含浸させたプリプレグは可使時間が
長く、かつ得られた硬化物は非常に高いTgを示すため、
広い分野に利用できる。例えば、炭素繊維強化プラスチ
ツクとして、ゴルフクラブシヤフトやテニスラケツト、
釣竿などのいわゆるプレミアムスポーツ用品や、ガラス
繊維に含浸させた銅張積層板用途、あるいはマイカテー
プや前記繊維基材に含浸させ、B−ステージ化したフイ
ルム状接着材や絶縁材料、鋼管の防食テープ積層構造体
等に利用できる。
実施例、比較例から明らかなように、長いポツトライフ
を有し、繊維基材を含浸させたプリプレグは可使時間が
長く、かつ得られた硬化物は非常に高いTgを示すため、
広い分野に利用できる。例えば、炭素繊維強化プラスチ
ツクとして、ゴルフクラブシヤフトやテニスラケツト、
釣竿などのいわゆるプレミアムスポーツ用品や、ガラス
繊維に含浸させた銅張積層板用途、あるいはマイカテー
プや前記繊維基材に含浸させ、B−ステージ化したフイ
ルム状接着材や絶縁材料、鋼管の防食テープ積層構造体
等に利用できる。
(実施例および比較例) 以下例をあげて本発明を説明するが、これらの例によ
つては本発明の範囲は制限されるものではない。なお、
例中の「部」は重量部を示す。
つては本発明の範囲は制限されるものではない。なお、
例中の「部」は重量部を示す。
参考例1(第3級アミノ基を有する化合物(a)の合
成) ビスフエノールA型エポキシ樹脂AER−330(旭化成工
業(株)製、エポキシ当量185)1モルと2−メチルイ
ミダゾール1.5モルを、メタノールとトルエン中、80℃
で反応させた後、溶媒を減圧で留去することによつて、
固体状化合物を得た。これを粉砕して、平均粒径5μの
粉末状アミン化合物X−1を得た。
成) ビスフエノールA型エポキシ樹脂AER−330(旭化成工
業(株)製、エポキシ当量185)1モルと2−メチルイ
ミダゾール1.5モルを、メタノールとトルエン中、80℃
で反応させた後、溶媒を減圧で留去することによつて、
固体状化合物を得た。これを粉砕して、平均粒径5μの
粉末状アミン化合物X−1を得た。
参考例2(結合基X,Y,Zを有する化合物の合成) ジフエニルメタンジイソシアネート1モルに0.5モル
のヘキサメチレンジアミンを予め反応させておき、これ
にビスフエノールA0.75モルを加えて、さらに反応を行
うことによつてポリマーPを得た。
のヘキサメチレンジアミンを予め反応させておき、これ
にビスフエノールA0.75モルを加えて、さらに反応を行
うことによつてポリマーPを得た。
参考例3(検量線の作成) 標準物質として2,3−ジメチル−2,3−ジシアノブタン
を用い、これとモデル化合物(M1) とから、実際の重量比とモデル化合物(M1)の1630〜16
60cm-1の吸収帯の面積と、標準物質の2220〜2250cm-1の
吸収帯の面積比を関係づける検量線を作成した。その結
果を第1図に示す。
を用い、これとモデル化合物(M1) とから、実際の重量比とモデル化合物(M1)の1630〜16
60cm-1の吸収帯の面積と、標準物質の2220〜2250cm-1の
吸収帯の面積比を関係づける検量線を作成した。その結
果を第1図に示す。
同様にして、モデル化合物(M2) の1680〜1725cm-1の吸収帯面積、およびモデル化合物
(M3) の1730〜1755cm-1の吸収帯面積と標準物質の2220〜2250
cm-1の吸収帯の面積比と、実際の重量比を関係づける検
量線を作成した。その結果を同じく図1に示す。
(M3) の1730〜1755cm-1の吸収帯面積と標準物質の2220〜2250
cm-1の吸収帯の面積比と、実際の重量比を関係づける検
量線を作成した。その結果を同じく図1に示す。
なお、IRスペクトルの測定には、日本電子(株)製FT
−IR(JIR−100)を用いた。
−IR(JIR−100)を用いた。
参考例4(マスターバツチ型硬化剤の合成) 参考例2で得られたポリマーP1gを、99gのキシレン/
メタノール(1/1)の混合溶剤に溶解した。この溶液中
に、予め平均5μに粉砕した1−シアノエチル−2−フ
エニルイミダゾール(2PZ−CN)50gを加えて、25℃で5
分間撹拌した後、すみやかに過を行つて、ケーキを
別し、そのケーキを50℃で5〜10mmHgの減圧下に混合溶
剤を揮散させた。その際、液中の不揮発分を測定した
ところ、0.3重量%であり、残りの0.7重量%は2PZ−CN
に付着したものである。
メタノール(1/1)の混合溶剤に溶解した。この溶液中
に、予め平均5μに粉砕した1−シアノエチル−2−フ
エニルイミダゾール(2PZ−CN)50gを加えて、25℃で5
分間撹拌した後、すみやかに過を行つて、ケーキを
別し、そのケーキを50℃で5〜10mmHgの減圧下に混合溶
剤を揮散させた。その際、液中の不揮発分を測定した
ところ、0.3重量%であり、残りの0.7重量%は2PZ−CN
に付着したものである。
こうして得られた粉末状化合物を10g採り、これにAER
−331(ビスフエノールA型エポキシ樹脂、旭化成
(株)製、エポキシ当量189)20gを加えて三本ロールを
用いて均一に混合して、マスターバツチ型硬化剤H−13
0gを得た。得られたマスターバツチ型硬化剤H−1の粘
度は22万cps(25℃)であつた。また40℃の雰囲気に1
週間放置した後の粘度は25万cpsであり、ほとんど粘度
の変化はなかつた。
−331(ビスフエノールA型エポキシ樹脂、旭化成
(株)製、エポキシ当量189)20gを加えて三本ロールを
用いて均一に混合して、マスターバツチ型硬化剤H−13
0gを得た。得られたマスターバツチ型硬化剤H−1の粘
度は22万cps(25℃)であつた。また40℃の雰囲気に1
週間放置した後の粘度は25万cpsであり、ほとんど粘度
の変化はなかつた。
このマスターバツチ型硬化剤30gに、更にAER−331 1
20gを加えて、三本ロールを用いて、120g/分の吐出量で
混合し、配合品F−1を得た。
20gを加えて、三本ロールを用いて、120g/分の吐出量で
混合し、配合品F−1を得た。
配合品F−1を50℃で放置して粘度の変化を調べた。
配合品の初期粘度は、25℃で190ポイズであつた。50℃
で1週間経過後の粘度は250ポイズであり、粘度倍数は
1.32倍であつた。
配合品の初期粘度は、25℃で190ポイズであつた。50℃
で1週間経過後の粘度は250ポイズであり、粘度倍数は
1.32倍であつた。
また、配合品F−1の120℃でのゲル化時間を熱板上
でのストロークキユア法で調べたところ、210秒であ
り、硬化可能であることがわかつた。
でのストロークキユア法で調べたところ、210秒であ
り、硬化可能であることがわかつた。
参考例5(マスターバツチ型硬化剤の合成) 撹拌器、温度検出器を備えた1のセパラブルフラス
コ中で、AER−331 400gに粉末アミン化合物X−1 20
0g、さらに水5gを加えて均一に混合したのち、トリレン
ジイソシアネート(TDI)18gを加えて、40℃で撹拌しな
がら2時間反応を続けたところ、残存するTDIは0.1g以
下となり、マスターバツチ型硬化剤H−2を得た。
コ中で、AER−331 400gに粉末アミン化合物X−1 20
0g、さらに水5gを加えて均一に混合したのち、トリレン
ジイソシアネート(TDI)18gを加えて、40℃で撹拌しな
がら2時間反応を続けたところ、残存するTDIは0.1g以
下となり、マスターバツチ型硬化剤H−2を得た。
(マスターバツチ型硬化剤の分析) マスターバツチ型硬化剤H−2 15gをキシレン100g
と混合して1昼夜放置したところ、キシレンに不溶の成
分が沈殿してきた。この沈殿物をロ別したところ、5.6g
の沈殿物が得られた。ロ液からキシレンを減圧乾燥し
て、残つた粘ちゆうな液体はIR分析、KI−HCl方法によ
るエポキシ当量の測定によりAER−331と同定された。一
方、沈殿物を40℃で減圧乾燥させて分析用サンプルを得
た。この分析用サンプル3.3gに標準物質として2,3−ジ
メチル、2,3−ジシアノブタン10mgを加え、乳鉢で粉砕
混合後、その温合品2mgを50mgのKB1と共に粉砕して、錠
剤成型機を用いて、直径8mmφの錠剤を作成した。
と混合して1昼夜放置したところ、キシレンに不溶の成
分が沈殿してきた。この沈殿物をロ別したところ、5.6g
の沈殿物が得られた。ロ液からキシレンを減圧乾燥し
て、残つた粘ちゆうな液体はIR分析、KI−HCl方法によ
るエポキシ当量の測定によりAER−331と同定された。一
方、沈殿物を40℃で減圧乾燥させて分析用サンプルを得
た。この分析用サンプル3.3gに標準物質として2,3−ジ
メチル、2,3−ジシアノブタン10mgを加え、乳鉢で粉砕
混合後、その温合品2mgを50mgのKB1と共に粉砕して、錠
剤成型機を用いて、直径8mmφの錠剤を作成した。
本錠剤を用いて、日本電子(株)製JIR−100型のFT−
IR測定装置により赤外スペクトル図を得た。得られた図
のうち、1500〜1800cm-1の赤外線の波長領域におけるス
ペクトル図から予め作成した検量線を用いて、結合基
(X)の濃度を求めたところ、55meq/Kg−粉末アミン化
合物であつた。
IR測定装置により赤外スペクトル図を得た。得られた図
のうち、1500〜1800cm-1の赤外線の波長領域におけるス
ペクトル図から予め作成した検量線を用いて、結合基
(X)の濃度を求めたところ、55meq/Kg−粉末アミン化
合物であつた。
1680〜1725cm-1の波長領域および1730〜1755cm-1の波
長領域の吸収も全く同様にして、結合基(Y)、結合基
(Z)を求めたところ、それぞれ25meq/Kg、15meq/Kgで
あつた。
長領域の吸収も全く同様にして、結合基(Y)、結合基
(Z)を求めたところ、それぞれ25meq/Kg、15meq/Kgで
あつた。
本硬化剤H−2 30gに、AER−331 100gおよびエポ
メートB−002(油化シエル社硬化剤)40gを加えて、25
℃で硬化させて、電子顕微鏡用の試料を作成した。その
試料をスライスして、透過型電子顕微鏡により、断面を
撮影し、第2図に示した。第2図からシエルが形成され
ていることがわかる。
メートB−002(油化シエル社硬化剤)40gを加えて、25
℃で硬化させて、電子顕微鏡用の試料を作成した。その
試料をスライスして、透過型電子顕微鏡により、断面を
撮影し、第2図に示した。第2図からシエルが形成され
ていることがわかる。
実施例1〜8 エポキシ樹脂AER−331L(旭化成工業(株)製ビスフ
エノールA型ジグリシジルエーテル、エポキシ当量=18
9)に平均粒径8μmのジシアンジアミドおよび参考例
5で得たマスターバツチ型硬化剤H−2を表−1に示す
量添加し、3本ロールで混練し、ワニス組成物を得た。
エノールA型ジグリシジルエーテル、エポキシ当量=18
9)に平均粒径8μmのジシアンジアミドおよび参考例
5で得たマスターバツチ型硬化剤H−2を表−1に示す
量添加し、3本ロールで混練し、ワニス組成物を得た。
ワニスの一部を取り出し、60℃で調製直後および6時
間後の粘度を測定し、さらにポツトライフを50℃で評価
した。粘度はBH型粘度計で測定した。
間後の粘度を測定し、さらにポツトライフを50℃で評価
した。粘度はBH型粘度計で測定した。
ジシアンジアミドの沈降は、いずれの組成でも認めら
れなかつた。ゲル化時間はキユラストメーターによるト
ルクの立上がり時間とした。
れなかつた。ゲル化時間はキユラストメーターによるト
ルクの立上がり時間とした。
ワニスを60℃に加温し、ガラス不織布に含浸させ、熱
風炉により140℃で8分加熱することによりプリプレグ
を得た。このサンプルの一部を切り出し、25℃で1ケ月
放置後のプリプレグの状態を指触評価した。このプリプ
レグを140℃で30分、30Kg/cm2加圧加熱で硬化させた
後、サンプルをガラス繊維の織目に対し、斜め方向に切
り出し、レオバイブロンIII型を用いて昇温速度3℃/mi
nでTgを測定した。結果を表−1に示す。
風炉により140℃で8分加熱することによりプリプレグ
を得た。このサンプルの一部を切り出し、25℃で1ケ月
放置後のプリプレグの状態を指触評価した。このプリプ
レグを140℃で30分、30Kg/cm2加圧加熱で硬化させた
後、サンプルをガラス繊維の織目に対し、斜め方向に切
り出し、レオバイブロンIII型を用いて昇温速度3℃/mi
nでTgを測定した。結果を表−1に示す。
比較例1〜6 前記参考例5のマスターバツチ型硬化剤H−2の代り
に、従来から知られているジシアンジアミド用の硬化促
進剤DCMU(3−(3,4−di chloro phenyl)−1,1−di m
ethyl urea)、PMU(3−phenyl−1)1−di methyl u
rea)およびBDMA(Benzyl Di methyl amino)を用いた
組成物、および平均粒径70μmのジシアンジアミドを用
いた組成物を実施例と同様の方法で評価した。また、こ
の組成物を用いて実施例と同様の方法によりプリプレグ
を得た。結果を表−1に示す。
に、従来から知られているジシアンジアミド用の硬化促
進剤DCMU(3−(3,4−di chloro phenyl)−1,1−di m
ethyl urea)、PMU(3−phenyl−1)1−di methyl u
rea)およびBDMA(Benzyl Di methyl amino)を用いた
組成物、および平均粒径70μmのジシアンジアミドを用
いた組成物を実施例と同様の方法で評価した。また、こ
の組成物を用いて実施例と同様の方法によりプリプレグ
を得た。結果を表−1に示す。
【図面の簡単な説明】 第1図はモデル化合物の標準物質に対する重量比とIRチ
ヤートの面積比の関係を示すグラフである。 第2図は参考例5によつて得られた硬化剤(I)の粒子
構造(断面)を示す電子顕微鏡写真である。
ヤートの面積比の関係を示すグラフである。 第2図は参考例5によつて得られた硬化剤(I)の粒子
構造(断面)を示す電子顕微鏡写真である。
Claims (1)
- 【請求項1】エポキシ樹脂とその硬化剤系とからなるエ
ポキシ樹脂組成物において、エポキシ樹脂100重量部に
対して、硬化剤系が(i)ジシアンジアミド1〜20重量
部と、(ii)1分子中に少くとも1コの3級アミノ基を
有するが1級および2級アミノ基を有さず、波数1630〜
1680cm-1の赤外線を吸収する結合基(X)と波数1680〜
1725cm-1の赤外線を吸収する結合基(Y)を少くともそ
の表面に有する粉末状アミン化合物(A)をコアとし、
上記アミン化合物(A)とエポキシ樹脂の反応生成物を
シエルとしてなる硬化剤(I)と、上記硬化剤(I)10
0重量部に対して10〜50,000重量部のエポキシ樹脂
(B)とからなる一液性エポキシ樹脂用マスターバツチ
型硬化剤2〜60重量部であることを特徴とするプリプレ
グ用エポキシ樹脂組成物
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62268248A JP2542013B2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | プリプレグ用エポキシ樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62268248A JP2542013B2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | プリプレグ用エポキシ樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01110526A JPH01110526A (ja) | 1989-04-27 |
JP2542013B2 true JP2542013B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=17455947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62268248A Expired - Lifetime JP2542013B2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | プリプレグ用エポキシ樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2542013B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010197099A (ja) * | 2009-02-23 | 2010-09-09 | Panasonic Electric Works Co Ltd | プリプレグ硬化測定方法 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100809799B1 (ko) * | 2002-10-25 | 2008-03-04 | 아사히 가세이 케미칼즈 가부시키가이샤 | 캡슐형 경화제 및 조성물 |
DE102007015261A1 (de) | 2007-03-27 | 2008-10-02 | Aacure Aadhesives Gmbh | Reaktivmasse und Verfahren zur Aufbringung hierfür |
JP5402732B2 (ja) * | 2010-03-08 | 2014-01-29 | 住友ベークライト株式会社 | 樹脂組成物、プリプレグおよび積層板 |
GB2503503B (en) * | 2012-06-29 | 2015-04-29 | Gurit Uk Ltd | Prepregs for manufacturing composite materials |
-
1987
- 1987-10-26 JP JP62268248A patent/JP2542013B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010197099A (ja) * | 2009-02-23 | 2010-09-09 | Panasonic Electric Works Co Ltd | プリプレグ硬化測定方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01110526A (ja) | 1989-04-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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