JP2683324B2 - ドア用ハンドル取付座 - Google Patents

ドア用ハンドル取付座

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JP2683324B2
JP2683324B2 JP26121794A JP26121794A JP2683324B2 JP 2683324 B2 JP2683324 B2 JP 2683324B2 JP 26121794 A JP26121794 A JP 26121794A JP 26121794 A JP26121794 A JP 26121794A JP 2683324 B2 JP2683324 B2 JP 2683324B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は取付ビスを廃止し、簡易
かつ迅速にドアに取付けられるとともに、錠前のカム穴
との芯合わせを容易かつ正確に行なえるようにしたドア
用ハンドル取付座に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の取付座はドアの内外面に
取り付けられ、ドアハンドルの取付け基部周辺の体裁を
向上するようにしている。従来、この取付座の取り付け
に際しては、例えば図27のようにドア1の側端部内に
錠前2を埋め込み、該錠前2は一対の芯出しガイド孔
3,4と、回動カム5に形成した角芯棒挿入穴6とを有
し、この芯出しガイド孔3,4に対応するドア1の内外
位置にハンドル取付座7,8を位置付け、この一方のハ
ンドル取付座7から取付ビスを9,9を挿入し、これを
芯出しガイド孔3,4を介して、他方のハンドル取付座
8のパイプネジ10,10にねじ込み、これを緊締して
上記取付座7,8を固定する。次にハンドル取付座7,
8の外周に取付座カバー11,12を被着し、一方のド
アハンドル13と一体の角芯棒14を角芯棒挿入穴6に
挿入し、かつこれを他方のドアハンドル15の軸端部に
挿入して、これらをビス16で固定していた。
【0003】しかし、この従来の構造は、ハンドル取付
座7,8の取付けに取付ビスを9,9を要して、その取
付け作業が煩わしく、またその際ハンドル取付座7,8
と角芯棒挿入穴6とが偏心して、ドアハンドル13の軸
端部が取付座8の開口縁部と接触し、その回動操作の円
滑性が損なわれる等の問題があった。このうち、後者の
解決策として、従来より角芯棒挿入穴6を大径にし、ハ
ンドル取付座8の偏心分を許容する方法が採られていた
が、この場合にはドアハンドル13にガタが発生して具
合悪い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題を解決し、取付ビスを廃止し、簡易かつ迅速にドアに
取付けられるとともに、錠前のカム穴との芯合わせを容
易かつ正確に行なえるようにしたドア用ハンドル取付座
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明のドア
用ハンドル取付座は、複数の芯出しガイド孔と、回動カ
ムに形成したカム穴とを備えた錠前をドアの内部に埋設
し、上記芯出しガイド孔とカム穴に対応するドアの内外
面位置にハンドル取付座を配置し、これらハンドル取付
座をカム穴と同心位置に固定するドア用ハンドル取付座
において、一方のハンドル取付座に芯出しガイド孔に挿
入可能な複数のパイプシャフトを突設し、他方のハンド
ル取付座に、上記パイプシャフトに挿入し、かつ該シャ
フトを拡径可能な圧入シャフトを突設し、該拡径したパ
イプシャフトを芯出しガイド孔の内面に圧接可能にし、
取付ビスを廃止し、簡易かつ迅速にドアに取付けられる
とともに、錠前のカム穴との芯合わせを容易かつ確実に
行なえるようにしている。また、本発明は、パイプシャ
フトのピッチを芯出しガイド孔と同ピッチに形成し、圧
入シャフトのピッチをパイプシャフトのピッチより大径
にして、パイプシャフトを芯出しガイド孔に強力に圧接
し、ハンドル取付座を錠前に強固に保持させるようにし
ている。本発明は、圧入シャフトの周面に複数の突起を
軸方向に突設し、パイプシャフトの拡径を増進させると
ともに、圧入シャフトとの圧入強度を強化する。更に、
本発明は、圧入シャフトを多角形柱状部材で構成し、そ
の角部を突起に用いて、圧入シャフトの構成および製作
の簡潔化とコストの低減を図るようにしている。しか
も、本発明は、パイプシャフトの周面に圧入孔に連通す
るスリットを軸方向に形成し、圧入シャフト挿入時にパ
イプシャフトの拡径を増進させるようにしている。本発
明は、パイプシャフトに圧入シャフトを抜き差し自在に
嵌合し、それらの着脱を可能にするとともに、種々の厚
さのドアの取付けに応じられるようにしている。また、
本発明は、二つのハンドル取付座を合成樹脂製とし、パ
イプシャフトの拡径作用の増進と、製作の容易化および
コストの低減を図るようにしている。本発明は、一対の
パイプシャフトを一対の芯出しガイド孔に挿入し、既設
の錠前に適用し得るようにしている。本発明は、全ての
パイプシャフトを各芯出しガイド孔に挿入し、ハンドル
取付座を強固に取付けるようにしている。本発明は、一
方のハンドル取付座に単一または複数の補強パイプを突
設し、他方のハンドル取付座に上記パイプに嵌合可能な
単一または複数の補強シャフトを突設し、一対のパイプ
シャフトと圧入シャフトによる取付け強度を補強し得る
ようにしている。本発明は、補強パイプと補強シャフト
を錠前の外側に配置し、それらの嵌合を容易に行なえる
ようにしている。本発明は、補強シャフトまたは圧入シ
ャフトを中空構造とし、それらの曲げ強さと剛性強さを
改善し得るようにしている。本発明は、補強シャフトの
周面に複数の突起を軸方向に突設し、補強パイプとの嵌
合強度を強化する。本発明は、錠前の形状を、ハンドル
取付座の外径の1/2以下の略円筒形に形成し、その小
型軽量化を図るようにしている。本発明は、複数の芯出
しガイド孔と、回動カムに形成したカム穴とを備えた錠
前をドアの内部に埋設し、上記芯出しガイド孔とカム穴
に対応するドアの内外面位置にハンドル取付座を配置
し、これらハンドル取付座をカム穴と同心位置に固定す
るドア用ハンドル取付座において、上記ハンドル取付座
に芯出しガイド孔に挿入可能な複数の嵌合脚を突設し
該嵌合脚のピッチを芯出しガイド孔のピッチより若干大
径にし、嵌合脚を芯出しガイド孔に強力に圧接し、ハン
ドル取付座を錠前に強固に保持させるようにしている。
本発明は、一対の嵌合脚を芯出しガイド孔に挿入し、他
の一対の嵌合脚を錠前の外側に配置し、錠前の小型軽量
化を図るようにしている。本発明は、全ての嵌合脚を各
芯出しガイド孔に挿入し、ハンドル取付座を強固に取付
けるようにしている。
【0006】
【作 用】請求項1の発明は、一方のハンドル取付座に
芯出しガイド孔に挿入可能な複数のパイプシャフトを突
設し、他方のハンドル取付座に上記パイプシャフトに挿
入し、かつ該シャフトを拡径可能な圧入シャフトを突設
し、パイプシャフトに圧入シャフトを圧入し、これらを
一体に連結するとともに、パイプシャフトを拡径させ
る。拡径したパイプシャフトを芯出しガイド孔の内面に
圧接し、パイプシャフトおよび圧入シャフトを介して、
両ハンドル取付座を錠前に強固に保持させる。したがっ
て、この種目的に多用されていた従来の取付ビスを廃止
でき、該ビスの取付け作業の煩雑を解消して、ハンドル
取付座を簡易かつ迅速にドアに取付けられる。また、複
数のパイプシャフトを芯出しガイド孔の内面に圧接し、
両ハンドル取付座を錠前に取付けて、両ハンドル取付座
と錠前のカム穴との芯合わせを容易かつ確実に行なえ
る。請求項2の発明は、パイプシャフトのピッチを芯出
しガイド孔と同ピッチに形成し、圧入シャフトのピッチ
をパイプシャフトのピッチより大径にして、パイプシャ
フトのピッチを拡径させ、該シャフトを芯出しガイド孔
に強力に圧接して、ハンドル取付座を錠前に強固に保持
させる。請求項3の発明は、圧入シャフトの周面に複数
の突起を軸方向に突設し、パイプシャフトの拡径を増進
させるとともに、圧入シャフトとの圧入強度を強化する
請求項4の発明は、圧入シャフトを多角形柱状部材で構
成し、その角部を突起に用いて、圧入シャフトを廉価な
汎用部材で構成し、その構成および製作の簡潔化とコス
トの低減を図る。請求項5の発明は、パイプシャフトの
周面に圧入孔に連通するスリットを軸方向に形成し、圧
入シャフトの挿入時、パイプシャフトの拡径を増進させ
る。請求項6の発明は、パイプシャフトに圧入シャフト
を抜き差し自在に嵌合し、それらの着脱を可能にすると
ともに、種々の厚さのドアの取付けに応じられる。請求
項7の発明は、二つのハンドル取付座を合成樹脂製と
し、パイプシャフトの拡径作用の増進と、製作の容易化
およびコストの低減を図る。請求項8の発明は、一対の
パイプシャフトを一対の芯出しガイド孔に挿入し、既設
の錠前に適用し得る。請求項9の発明は、全てのパイプ
シャフトを各芯出しガイド孔に挿入し、ハンドル取付座
を強固に取付ける。請求項10の発明は、一方のハンド
ル取付座に単一または複数の補強パイプを突設し、他方
のハンドル取付座に上記パイプに嵌合可能な単一または
複数の補強シャフトを突設し、一対のパイプシャフトと
圧入シャフトによる取付け強度を補強する。請求項11
の発明は、補強パイプと補強シャフトを錠前の外側に配
置し、それらの嵌合を容易に行なう。請求項12の発明
は、補強シャフトまたは圧入シャフトを中空構造とし、
それらの曲げ強さと剛性強さを改善する。請求項13の
発明は、補強シャフトの周面に複数の突起を軸方向に突
設し、補強パイプとの嵌合強度を強化する。請求項14
の発明は、錠前の形状を、ハンドル取付座の外径の1/
2以下の略円筒形に形成し、その小型軽量化を図る。請
求項15の発明は、ハンドル取付座に芯出しガイド孔に
挿入可能な複数の嵌合脚を突設し、該嵌合脚のピッチを
芯出しガイド孔のピッチより若干大径にし、嵌合脚を芯
出しガイド孔に強力に圧接し、ハンドル取付座を錠前に
強固に保持させる。請求項16の発明は、一対の嵌合脚
を芯出しガイド孔に挿入し、他の一対の嵌合脚を錠前の
外側に配置し、錠前の小型軽量化を図る。請求項17の
本発明は、全ての嵌合脚を各芯出しガイド孔に挿入し、
ハンドル取付座を強固に取付ける。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
ると、図1乃至図8において17はドアで、その側端部
に縦長の切欠溝18が形成され、該溝18の底部に錠前
19を埋め込み可能な取付穴20が開口され、該穴20
に連通する通孔21がドア17の内外面に開口してい
る。
【0008】錠前19は箱形に形成され、その側端部に
端板22が一体に取り付けられ、該板22に形成した透
孔23に、ラッチボルト24が出没可能に配設されてい
る。錠前19の内部には、ラッチボルト24を突出およ
び後退動させる回動カム25が所定角度回動可能に取り
付けられ、その軸端部にカム穴である角芯棒挿入穴26
が形成され、該穴26の両側の対称位置に芯出しガイド
孔27,27が設けられている。なお、図示の錠前19
には、回動カム25に連係する鍵座や、そのカム機構の
記載を省略している。
【0009】上記角芯棒挿入穴26には、ドア17の外
側に配置したドアハンドル28と一体の操作杆である角
芯棒29が嵌合され、該芯棒29の先端側半部にスリワ
リ29aが形成されている。芯出しガイド孔27,27
には、ドア17の外側に配置したハンドル取付座30と
一体のパイプシャフト31,31が挿入され、該パイプ
シャフト31,31に、ドア17の内側に配置したハン
ドル取付座32と一体の圧入シャフト33,33が挿入
されている。
【0010】ハンドル取付座30,32は実施例の場
合、機械的および熱的性質に優れる合成樹脂、例えばA
BS樹脂で構成され、このうちハンドル取付座30は、
図3,4のように円板形に形成され、その内側中央にパ
イプカラー34が突設されていて、該カラー34の内部
に、ドアハンドル28の小径軸部28aが収容されてい
る。
【0011】ハンドル取付座30の内側面には、パイプ
カラー34を中心に複数の補強リブ35が放射状に突設
され、上記カラー34を挟む補強リブ35,35の対称
位置に、パイプシャフト31,31が突設されている。
パイプシャフト31,31は円筒形の略直管状に形成さ
れ、その基部は若干大径かつ肉厚に形成されていて、そ
れらのピッチは芯出しガイド孔27,27のピッチと同
ピッチに設定され、かつ上記取付座30の内側面からの
長さLは、上記カラー34の長さの略2倍に形成され、
その内部に内径Dの円形内空断面の圧入孔36,36が
形成されている。パイプシャフト31,31の互いに反
対側周面には、その基部上端より先端に亙って、圧入孔
36,36に連通するスリット37,37が軸方向に形
成され、圧入シャフト33,33の圧入時に拡開可能に
されている。
【0012】図中、38はパイプカラー34の外側開口
部周縁に形成した環状リブで、ドアハンドル28の大径
軸部28bの端面と係合可能にされ、該リブ38を除く
ハンドル取付座30の外周面は、適宜な色に塗装されて
いる。39,39はハンドル取付座30の内側端面の直
径方向位置に形成した凹溝で、側方に開口しており、該
溝39,39にドライバー等の工具を差し込み可能にし
ている。
【0013】一方、ハンドル取付座32は図5,6のよ
うに円板形に形成され、その内側中央にパイプカラー4
0が突設され、該カラー40の内部にドアハンドル41
の小径軸部41aが収容されている。
【0014】ハンドル取付座32の内側面には、パイプ
カラー40を中心に複数の補強リブ42が放射状に突設
され、上記カラー40を挟む補強リブ42,42の対称
位置に、圧入シャフト33,33が突設されている。圧
入シャフト33,33は略直軸状に構成され、その先端
をテーパ状に形成するとともに、基部を若干大径に形成
していて、それらのピッチはパイプシャフト31,31
のピッチよりも若干大きく設定され、かつ上記取付座3
2の内側面からの長さLを、上記カラー40の長さの略
2倍で、前記パイプシャフト31と同長に形成し、その
先端から基部に亙る周面に複数の突起43を軸方向に形
成している。
【0015】上記突起43は図7のように、圧入シャフ
ト33の周面の等角度位置に三角柱状に突設され、その
相対する突起43,43の外径Dは、前記パイプシャフ
ト31の内径と同径に形成されている。図中、44はパ
イプカラー40の外側開口部周縁に形成した環状リブ
で、ドアハンドル41の大径軸部41bの端面と係合可
能にされ、該リブ44を除くドアハンドル取付座30の
外周面は、適宜な色に塗装されている。45,45はハ
ンドル取付座32の内側端面の直径方向位置に形成した
凹溝で、側方に開口しており、該溝45,45にドライ
バー等の工具を差し込み可能にしている。
【0016】この他、図中46は端板22上に重合配置
するフロント板で、その中間部にラッチボルト24を出
入り可能な通孔47が形成され、該板46をビス48を
介して、端板22と一緒にドア17へ取付け可能にして
いる。49,50は端板22およびフロント板46に設
けたビス孔、51はドアハンドル41の軸部内に形成し
た角穴で、前記角芯棒29と嵌合可能に形成され、これ
らを固定ビス52を介して連結可能にしており、53は
角芯棒29の基端部を大径側軸部28bに連結するピン
である。
【0017】図9乃至図26は本発明の他の実施例を示
し、上述の構成と対応する部分には同一の符号を用いて
いる。このうち、図9に示す第2実施例は、パイプシャ
フトト31周面の等角度位置に4個の突起43を設ける
代わりに、3個の突起43を設け、該突起43の個数低
減分構成を簡潔化するとともに、最小個数で安定した圧
入力を確保するようにした点を特徴にしている。この場
合、突起43の実用的な個数としては、突起43の製作
上、およびパイプシャフト31内面に対する接触面圧力
の確保とを勘案して、3〜6個が望ましく、なかでも5
〜6個とすることで1個の突起43に対する強度負担が
軽減する
【0018】また、図10に示す第3実施例は、パイプ
シャフトト31を中空円形断面とする代わりに、中空矩
形断面とし、更に圧入シャフト33を丸棒とする代わり
に、四角柱状に構成し、その角部を突起43として利用
することで、圧入シャフト33の構成を簡潔化し、その
製造の容易化と汎用部材の利用によるコストの低減を図
るとともに、角部を平坦なパイプシャフトト31の内面
に係合することで、突起43の滑りを阻止し、両者の位
置ずれを阻止し得るようにした点を特徴にしている。
【0019】この場合、上記実施例の応用例として、圧
入シャフト33を矩形柱状の代わりに、三角柱状や五角
柱状または六角柱状に構成することも可能であり、同様
にパイプシャフト31を中空矩形断面の代わりに、三角
形、五角形、六角形または楕円もしくは長円形の中空断
面にすることも可能であり、これらに汎用部材を使用す
ることで、製造コストの低減を図れる。
【0020】なお、上述の実施例ではハンドル取付座3
0をドア17の外側に取り付け、ハンドル取付座32を
ドア17の内側に取り付けているが、これに限定される
ものではなく、これらを上記と反対側に取り付けること
も可能である。また、上述の実施例ではハンドル取付座
30,32として、ドアハンドル28,41に適用して
いるが、これに限らず例えばサムターン座と、これに対
応する鍵座に適用することも可能である。
【0021】図11乃至図23は本発明の第4実施例を
示し、ハンドル取付座30,32に一対のパイプシャフ
ト31と圧入シャフト33に加えて、パイプシャフトで
ある補強パイプ54と、圧入シャフトである補強シャフ
ト55とを突設し、これらを錠前19の近接位置で嵌合
するとともに、錠前19を前述のような大型の箱形の代
わりに略円筒形に形成し、その芯出しガイド孔27,2
7にパイプシャフト31を挿入し、該シャフト31に圧
入シャフト33を挿入している。
【0022】補強パイプ54と補強シャフト55は、パ
イプシャフト31または圧入シャフト33と同一円周上
で、それらと等角度位置に配置され、その外径はパイプ
シャフト31または圧入シャフト33よりも若干大径
で、その長さはパイプシャフト31または圧入シャフト
33と同長に形成されている。補強パイプ54にはパイ
プシャフト31のようなスリット37がなく、また補強
シャフト55は補強パイプ54に嵌合可能な管状に形成
され、その外周面に略三角形断面の複数の突起56が軸
方向に沿って設けられている。
【0023】図中、57,58はハンドル取付座30,
32の裏面に放射状に形成した補強リブで、補強リブ5
7はパイプカラー34,40の外周面より外側に向かっ
て突出高さを漸減し、補強リブ58はハンドル取付座3
0,32の周縁より内側に向かって突出高さを漸減して
いる。
【0024】錠前19の外径Rは、ハンドル取付座3
0,32の外径の1/2よりも小径で、パイプカラー3
4,40の外径と略同径、厳密には前記カラー34,4
0の外径よりも若干小径で、角芯棒挿入穴26と芯出し
ガイド孔27とのピッチよりも若干大径に形成され、そ
の外周の近接位置に補強パイプ54と補強シャフト55
とが位置している。したがって、錠前19は図2の箱形
のものに比べて非常に小形軽量で、ドア17内での占有
スペースがコンパクトになり、端板22とフロント板1
6のコンパクト化を図れるとともに、取付穴20の小形
化と円孔を実現できるから、その穴明け作業を容易に行
なえる。
【0025】一方、ハンドル取付座30,32をドア1
7の内外面に取付け後は、一対のパイプシャフト31と
圧入シャフト33、および補強パイプ54と補強シャフ
ト55とが緊密に嵌合し、これらの三点支持によって、
上記取付座30,32の特に上下方向のガタの発生を抑
制し、これを強固に取り付ける。特に補強パイプ54と
補強シャフト55とが中空構造であることで、これらが
中実構造のものと比べて曲げ強さや曲げ剛性が改善さ
れ、上記ガタの発生を強力に防止する。
【0026】この場合、上記実施例では各ハンドル取付
座30,32に合計3本のパイプシャフト31と圧入シ
ャフト33とを突設しているが、例えば補強パイプ54
および補強シャフト55の対向位置に、互いに嵌合可能
なパイプシャフト31と圧入シャフト33とを新設して
もよく、そのようにすることでハンドル取付座30,3
2の取付けが一層強固になり、またそれらのガタが強力
に防止される。更に、そのような補強パイプ54に前述
のスリットを設け、これを錠前19に増設した芯出しガ
イド孔27,27に挿入するようにすれば、つまり4本
のパイプシャフト31を挿入すれば、ハンドル取付座3
0,32を一層強固に取付けられる。
【0027】図24乃至図26は本発明の第5実施例を
示し、この実施例はドア17の内外面に亜鉛合金ダイカ
スト製の同一のハンドル取付座30を取付け、その裏面
に突設した4本の嵌合脚59を錠前ケース60の嵌合孔
61に緊密に嵌合し、このうちの一対の嵌合脚59a,
59aを錠前19の芯出しガイド孔27に挿入してい
る。嵌合脚59a,59aのピッチは、芯出しガイド孔
27,27、つまり該孔27,27と同ピッチの嵌合孔
61,61よりも若干大径に形成され、それらの嵌合時
に脚59a,59aを上記孔61,61の内面に圧接し
て、それらの抜け止めを可能にしている。
【0028】錠前ケース60は有底の筒状に構成され、
その内部に錠前19を収容かつ固定可能にしており、そ
の取付け時には上記ケース60を取付穴20に挿入し、
その内部に錠前19を押し込み、上記ケース60の底部
に設けた掛止爪62を外側へ押し出し、その先端をドア
17内部に突き刺して固定する。そして、その際適当な
掛け止め手段を介して、錠前19を錠前ケース60に固
定する。
【0029】錠前ケース60の開口縁には、端板22と
してのフランジ部が突設され、またラッチボルト24に
はフロント板46が一体に組み付けられ、錠前ケース6
0に錠前19を取付ける際、取付ビス48を要すること
なく、フロント板46を端板22に接合可能にしてい
る。
【0030】この場合、錠前ケース60を省略し、代わ
りに錠前19を幅広に形成し、該錠前19に4つの芯出
しガイド孔27を設けて、嵌合脚59を挿入するように
すれば、ハンドル取付座30,30のガタの発生が一層
強力に防止される。
【0031】このように構成したドア用ハンドル取付座
は、後述のように従来多用されていた取付ビスや取付座
カバーを廃止したから、その分部品点数が低減し、ドア
ハンドル28,41の取付けを簡易かつ迅速に行なえる
とともに、製造コストの低減を図れる。
【0032】次に本発明のハンドル取付座30,32を
用いて、ドアハンドル28,41を取付ける場合、これ
を図1乃至図8の実施例に基いて説明すると、予めドア
17の吊元側と反対側の端面に、切欠溝18と取付穴2
0とを形成するとともに、該穴20に連通する通孔21
をドア17の内外面の所定位置に形成して置く。
【0033】そして、上記取付穴20に錠前19を挿入
し、端板22を切欠溝18に収容するとともに、該板2
2上にフロント板46を重合し、これらのビス孔50,
49にビス48を挿入し、これをドア17にねじ込んで
固定する。このようにすることで、錠前19がドア17
の内部に埋設され、その回動カム25の角芯棒挿入穴2
6と、芯出しガイド孔27,27とが通孔21を介し
て、ドア17の内外に表出する。
【0034】このような状況の下でハンドル取付座30
を保持し、これをドア17の外側から通孔21に挿入
し、かつその際パイプシャフト31,31を芯出しガイ
ド孔27,27に挿入し、上記取付座30がドア17の
表面に当接したところで、当該状態を保持する。
【0035】次にハンドル取付座32を保持し、これを
ドア17の内側から通孔21に挿入し、かつその際圧入
シャフト33,33をパイプシャフト31,31の圧入
孔36,36に押し込み、上記取付座32がドア17の
表面に当接したところで、当該状態を保持する。このよ
うにすると、圧入シャフト33の突起43が同径の圧入
孔36に押し込まれ、スリット37,37が押し開かれ
て圧入孔36を押し広げ、両シャフト31,33を一体
に連結する。この状況は図8(b),(c)のようで、
パイプシャフト31が突起43に対応して押し広げら
れ、その変形ないし拡径部が芯出しガイド孔27の内面
を圧接する。
【0036】その際、圧入シャフト33,33のピッチ
が圧入孔36,36のそれよりも若干幅広なため、外側
に位置するスリット37,37を中心にして、圧入孔3
6,36の拡径と、そのピッチの拡径とが増進され、パ
イプシャフト31,31のピッチが先端側に向かって漸
増する。したがって、芯出しガイド孔27,27とパイ
プシャフト31,31との間の接触面圧力が先端側に向
かって漸増し、該シャフト31,31の外側部が、上記
孔27,27の内面に強力に押し付けられ、該シャフト
31,31に圧入シャフト33,33が強力に保持され
る。
【0037】この結果、ハンドル取付座30,32が錠
前19に強固に保持され、ドア17開閉時の振動や衝撃
に堪えられる一方、角芯棒挿入穴26との調心を促さ
れ、それらのパイプカラー34,40が同軸上に位置し
て、それらの中心に回動カム25の角芯棒挿入穴26が
位置付けられる。
【0038】この後、一方のドアハンドル28を保持
し、該ハンドル28と一体の角芯棒29をパイプカラー
34を介して、回動カム25の角芯棒挿入穴26に挿入
し、その大径軸部28bの端面が環状リング38に当接
したところで、当該状態を保持する。
【0039】次に、他方のドアハンドル41を保持し、
該ハンドル41の軸部をパイプカラー40に挿入し、か
つその際角穴51を角芯棒29の先端に押し込み、大径
軸部41bの端面が環状リング44に当接したところ
で、当該状態を保持する。この後、固定ビス52を外側
からスリワリ29a内にねじ込み、ドアハンドル41を
角芯棒29に連結すれば、一連の取付け作業が完了す
る。
【0040】このように、本発明はハンドル取付座3
0,32の取付けに際して、従来多用されていた取付ビ
スを廃止したから、部品点数を低減できるとともに、該
ビスの煩雑な取り付け作業から解消され、これを簡易か
つ迅速に行なえる。しかも、パイプシャフト31,31
と圧入シャフト33,33との間には、引張り力が一切
作用していないから、従来のような取付ビスの締め過ぎ
によるドア17の変形を防止し得る。また、パイプシャ
フト31,31に圧入シャフト33,33を押し込むこ
とで、ハンドル取付座30,32と角芯棒挿入穴26と
が自然に調心されるから、この種の作業に未熟な作業者
でも容易かつ確実に作業し得る。
【0041】しかも、ハンドル取付座30,32の表面
を適宜な色で塗装し、従来のような取付座カバーの取付
けをなくしたから、上述と相俟って部品点数の低減と、
取り付け作業の簡素化と、製造コストの低減を図れる。
更に、パイプシャフト31,31と圧入シャフト33,
33とを抜き差し自在に嵌合しているから、それらの抜
き差し量を加減することで、種々のドア17の厚さに対
応し得る。
【0042】こうして、ドア17の内外面にハンドル取
付座30,32が取付けられ、この状況は図1のよう
で、それらの内面がドア17の内外面に密着し、それら
の背面の各環状リング38,44に、ドアハンドル2
8,41の大径軸部28b,41bの端面が係合し、こ
の状態を固定ビス52で保持している。
【0043】したがって、パイプシャフト31,31と
圧入シャフト33,33との圧入状態が保持され、それ
らが経年的に抜け出たり、ガタ付くことはない。また、
ドア17の開閉やドアハンドル28,41の使用に際し
ては、前記シャフト31,33に特別な外力や曲げモー
メントが作用する訳ではないから、これらを合成樹脂製
としても強度上および使用上に支障はない。
【0044】更に、ハンドル取付座30,32とカム穴
26とが正確に芯合せされているから、ドアハンドル2
8,41の取付け後、小径軸部28a,41aがパイプ
カラー34,40と同軸上に位置して、それらの擦過を
防止し、上記ハンドル28,41を円滑かつ軽快に操作
し得る。
【0045】しかも、ドアハンドル28,41の大径軸
部28b,41bの端面を、未塗装の環状リング38,
44に係合させているから、他の塗装部の擦過やハゲを
防止を防止できる一方、環状リング38,44は大径軸
部28b,41bによって隠蔽され、外部から遮蔽され
ているから、当該部の体裁を改善し得る。
【0046】なお、ハンドル取付座30,32を取外す
場合は、固定ビス52を緩め、ドアハンドル28,41
をパイプカラー34,40から引き抜き、上記取付座3
0,32の側方に開口した凹溝39,45にドライバー
等の適宜な工具を差し込み、これをこじって両シャフト
31,33を引き離し、それらを引き抜けばよく、その
ようにすることでドア17の取換えに応じられる。
【0047】
【発明の効果】本発明のドア用ハンドル取付座は以上の
ように、一方のハンドル取付座に芯出しガイド孔に挿入
可能な複数のパイプシャフトを突設し、他方のハンドル
取付座に、上記パイプシャフトに挿入し、かつ該シャフ
トを拡径可能な圧入シャフトを突設したから、パイプシ
ャフトに圧入シャフトを圧入して、これらを一体に連結
するとともに、パイプシャフトを拡径させることができ
る。また、拡径したパイプシャフトを芯出しガイド孔の
内面に圧接可能にしたからし、パイプシャフトおよび圧
入シャフトを介して、両ハンドル取付座を錠前に強固に
保持させることができる。したがって、この効果は、従
来この種目的に多用されていた取付ビスの廃止が可能に
なり、該ビスの取付けに伴う作業の煩雑を解消して、ハ
ンドル取付座を簡易かつ迅速にドアに取付けることがで
きる。しかも、複数のパイプシャフトを芯出しガイド孔
の内面に圧接し、両ハンドル取付座を錠前に取付けたか
ら、両ハンドル取付座と錠前のカム穴との芯合わせを容
易かつ確実に行なうことができ、円滑なハンドル作動を
実現することができる効果がある。また、本発明は、パ
イプシャフトのピッチを芯出しガイド孔と同ピッチに形
成し、圧入シャフトのピッチをパイプシャフトのピッチ
より大径にしたから、パイプシャフトのピッチの拡径な
いし拡開が促され、該シャフトを芯出しガイド孔に強力
に圧接して、ハンドル取付座を錠前に強固に保持させる
ことができる。更に、本発明は、圧入シャフトの周面に
複数の突起を軸方向に突設したから、パイプシャフトの
拡径を増進させるとともに、圧入シャフトとの圧入強度
を強化することができる。本発明は、圧入シャフトを多
角形柱状部材で構成したから、その角部を突起に用いる
ことができ、圧入シャフトを廉価な汎用部材で構成する
ことで、構成および製作の簡潔化とコストの低減を図れ
る実用的な効果がある。しかも、本発明は、パイプシャ
フトの周面に圧入孔に連通するスリットを軸方向に形成
したから、圧入シャフトの挿入時、パイプシャフトの拡
径を増進させることができる。更に、本発明は、パイプ
シャフトに圧入シャフトを抜き差し自在に嵌合したか
ら、それらの着脱を可能にするとともに、種々の厚さの
ドアの取付けに応じられる効果がある。また、本発明
は、二つのハンドル取付座を合成樹脂製としたから、パ
イプシャフトの拡径作用の増進と、製作の容易化および
コストの低減を図ることができる本発明は、一対のパイ
プシャフトを一対の芯出しガイド孔に挿入したから、既
設の錠前に適用することができる。本発明は、全てのパ
イプシャフトを芯出しガイド孔に挿入したから、ハンド
ル取付座を強固に取付けることができる。更に、本発明
は、一方のハンドル取付座に単一または複数の補強パイ
プを突設し、他方のハンドル取付座に上記パイプに嵌合
可能な単一または複数の補強シャフトを突設したから、
一対のパイプシャフトと圧入シャフトによる取付け強度
を補強することができる。本発明は、補強パイプと補強
シャフトを錠前の外側に配置したから、それらの嵌合を
容易に行なうことができる。本発明は、補強シャフトま
たは圧入シャフトを中空構造としたから、それらの曲げ
強さと剛性強さとが改善され、ハンドル取付座を強固に
取付けることができる。また、本発明は、補強シャフト
の周面に複数の突起を軸方向に突設したから、補強パイ
プとの嵌合強度を強化することができる。本発明は、錠
前の形状を、ハンドル取付座の外径の1/2以下の略円
筒形に形成したから、箱形の錠前に比べ、その小型軽量
化を図ることができる。更に、本発明は、ハンドル取付
座に芯出しガイド孔に挿入可能な複数の嵌合脚を突設
、該嵌合脚のピッチを芯出しガイド孔のピッチより若
干大径にし、嵌合脚を芯出しガイド孔に強力に圧接し、
ハンドル取付座を錠前に強固に保持させることができ
る。本発明は、一対の嵌合脚を芯出しガイド孔に挿入
し、他の一対の嵌合脚を錠前の外側に配置したから、錠
前の小型軽量化を図ることができる。また、本発明は、
全ての嵌合脚を芯出しガイド孔に挿入したから、ハンド
ル取付座を強固に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す横断面図である。
【図2】本発明の要部を分解して示す斜視図である。
【図3】本発明に適用した一方のハンドル取付座の一例
を示す背面図である。
【図4】図3のAーA線に沿う断面図で、若干拡大して
示している。
【図5】本発明に適用した他方のハンドル取付座の一例
を示す背面図である。
【図6】図5のBーB線に沿う断面図で、若干拡大して
示している。
【図7】図6のCーC線に沿う拡大断面図である。
【図8】本発明に適用したパイプシャフトと圧入シャフ
トとの圧入状態を示す断面図で、(a)はそれらの圧入
前の状況を示し、(b)はそれらの圧入後の状況を示
し、(c)は同図(b)のDーD線に沿う拡大断面図で
ある。
【図9】本発明の第2実施例の要部を示す断面図であ
る。
【図10】本発明の第3実施例の要部を示す断面図であ
る。
【図11】本発明の第4実施例を示す斜視図である。
【図12】図11のEーE線に沿う拡大断面図である。
【図13】上記第4実施例の要部を分解して示す斜視図
である。
【図14】第4実施例に適用した一方のハンドル取付座
の一例を示す背面図である。
【図15】図14のFーF線に沿う断面図である。
【図16】図14のGーG線に沿う断面図である。
【図17】図14の右側面図である。
【図18】第4実施例に適用した他方のハンドル取付座
の一例を示す背面図である。
【図19】図18の平面図である。
【図20】図18のHーH線に沿う断面図である。
【図21】図18のIーI線に沿う断面図である。
【図22】図19のJーJ線に沿う断面図である。
【図23】図19のKーK線に沿う断面図である。
【図24】本発明の第5実施例を示す斜視図である。
【図25】第5実施例の要部を示す説明図である。
【図26】図24のLーL線に沿う拡大断面図である。
【図27】本発明の従来例の要部を分解して示す斜視図
である。
【符号の説明】
17 ドア 19 錠前 25 回動カム 26 カム穴 27 芯出しガイド孔 30,32 ハンドル取付座 31 パイプシャフト 33 圧入シャフト 36 圧入孔 37 スリット 43,56 突起 54 補強パイプ 55 補強シャフト 59,59a 嵌合脚

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の芯出しガイド孔と、回動カムに形
    成したカム穴とを備えた錠前をドアの内部に埋設し、上
    記芯出しガイド孔とカム穴に対応するドアの内外面位置
    にハンドル取付座を配置し、これらハンドル取付座をカ
    ム穴と同心位置に固定するドア用ハンドル取付座におい
    て、一方のハンドル取付座に芯出しガイド孔に挿入可能
    な複数のパイプシャフトを突設し、他方のハンドル取付
    座に、上記パイプシャフトに挿入し、かつ該シャフトを
    拡径可能な圧入シャフトを突設し、該拡径したパイプシ
    ャフトを芯出しガイド孔の内面に圧接可能にしたことを
    特徴とするドア用ハンドル取付座。
  2. 【請求項2】 パイプシャフトのピッチを芯出しガイド
    孔と同ピッチに形成し、圧入シャフトのピッチをパイプ
    シャフトのピッチより大径にした請求項1記載のドア用
    ハンドル取付座。
  3. 【請求項3】 圧入シャフトの周面に複数の突起を軸方
    向に突設した請求項1記載のドアハンドル用取付座。
  4. 【請求項4】 圧入シャフトを多角形柱状部材で構成
    し、その角部を突起に用いた請求項1または請求項3記
    載のドア用ハンドル取付座。
  5. 【請求項5】 パイプシャフトの周面に圧入孔に連通す
    るスリットを軸方向に形成した請求項1記載のドア用ハ
    ンドル取付座。
  6. 【請求項6】 パイプシャフトに圧入シャフトを抜き差
    自在に嵌合した請求項1記載のドア用ハンドル取付
    座。
  7. 【請求項7】 二つのハンドル取付座を合成樹脂製とし
    た請求項1記載のドア用ハンドル取付座。
  8. 【請求項8】 一対のパイプシャフトを一対の芯出しガ
    イド孔に挿入した請求項1記載のドア用ハンドル取付
    座。
  9. 【請求項9】 全てのパイプシャフトを各芯出しガイド
    孔に挿入した請求項1記載のドア用ハンドル取付座。
  10. 【請求項10】 一方のハンドル取付座に単一または複
    数の補強パイプを突設し、他方のハンドル取付座に上記
    パイプに嵌合可能な単一または複数の補強シャフトを突
    設した請求項1記載のドア用ハンドル取付座。
  11. 【請求項11】 補強パイプと補強シャフトを錠前の外
    側に配置した請求項1記載のドア用ハンドル取付座。
  12. 【請求項12】 補強シャフトまたは圧入シャフトを中
    空構造とした請求項1記載のドア用ハンドル取付座。
  13. 【請求項13】 補強シャフトの周面に複数の突起を軸
    方向に突設した請求項10記載のドアハンドル用取付
    座。
  14. 【請求項14】 錠前の形状を、ハンドル取付座の外径
    の1/2以下の略円筒形に形成した請求項1記載のドア
    用ハンドル取付座。
  15. 【請求項15】 複数の芯出しガイド孔と、回動カムに
    形成したカム穴とを備えた錠前をドアの内部に埋設し、
    上記芯出しガイド孔とカム穴に対応するドアの内外面位
    置にハンドル取付座を配置し、これらハンドル取付座を
    カム穴と同心位置に固定するドア用ハンドル取付座にお
    いて、上記ハンドル取付座に芯出しガイド孔に挿入可能
    な複数の嵌合脚を突設し、該嵌合脚のピッチを芯出しガ
    イド孔のピッチより若干大径にしたドア用ハンドル取付
    座。
  16. 【請求項16】 一対の嵌合脚を芯出しガイド孔に挿入
    し、他の一対の嵌合脚を錠前の外側に配置した請求項1
    記載のドア用ハンドル取付座。
  17. 【請求項17】 全ての嵌合脚を各芯出しガイド孔に挿
    入した請求項1記載のドア用ハンドル取付座。
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JP6043514B2 (ja) * 2012-06-13 2016-12-14 パナソニック株式会社 ハンドル用台座及びこれを備えたドア装置
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