JPH0728388Y2 - 補強具 - Google Patents

補強具

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JPH0728388Y2
JPH0728388Y2 JP11287289U JP11287289U JPH0728388Y2 JP H0728388 Y2 JPH0728388 Y2 JP H0728388Y2 JP 11287289 U JP11287289 U JP 11287289U JP 11287289 U JP11287289 U JP 11287289U JP H0728388 Y2 JPH0728388 Y2 JP H0728388Y2
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screw
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千代吉 長沢
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株式会社長澤製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えばアルミニウム建材等からなる枠体の変形
を防止し、該枠体に装着する付設部品を強固に取り付け
られるようにした補強具に関する (従来の技術) 近時のアルミニウム建材の普及に伴って、該建材を枠体
に利用し、これに錠前や建築部品等を取り付けることが
多くなってきている。
たとえば、中空のアルミニウム製框の内外にドア錠を取
り付ける場合、それらの座を上記框の内外両表面に配置
し、かつこの一方の座に突設したパイプネジを框内部に
配置して、上記パイプネジに他方の座からビスをねじ込
み、これを締結することで行なっている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、この場合には上記パイプネジとビスとの引張力
が各座を介して框に作用し、該框表面が上記引張力に屈
して内側へ変形し、当該部の外観を損ねたりドア錠の変
形や故障を誘発する、という問題があった。
このため、通常はビスの緊締量を加減して上記変形等を
防止する取り付け方法が採られていたが、このような方
法ではドア錠を強固に取り付けることができず、早期に
ガタを生じて長期の使用に堪えられない、という問題が
あった。
本考案はこのような問題を解決し、簡単な構成で枠体の
変形を防止し、該枠体に取り付ける付設部品を強固に取
り付けることができ、アルミニウム製建材等に対する使
用上の不安を払拭し得るようにした補強具を提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) このため、本考案の補強具は、ビスを挿入可能な付設部
材と、上記ビスと螺合可能なネジ部を備えた付設部材と
を、互いに取付孔を有して相対する枠体の外側に配置
し、これらの付設部材を、上記枠体の間に配設してネジ
連結する補強具であって、上記一方の枠体の取付孔の開
口部に複数の係合孔を形成するとともに、少なくとも一
端部が前記何れかの取付孔に挿入可能な軸筒部を有し、
該軸筒部周面に前記係合孔に挿入可能な複数の係合突片
を設け、該係合突片の係合面と軸筒部の端部とを枠体の
内面に係合可能に配置し、かつ上記軸筒部の内部に、前
記ネジ部またはビスを収容可能な貫通孔を形成して、付
設部材連結時における枠体の変形を防止するとともに、
該付設部材を強固に取り付けられるようにしたことを特
徴としている。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面により説明すると、第1
図乃至第5図において1,2は、所定の間隔に対向配置さ
れたアルミニウム製または薄厚鋼板等の枠体で、実施例
の場合、これらは一体成型された框の内外側枠部を示し
ており、これらの対向位置に大小異径の円形の取付孔3,
4が形成されている。
このうち、取付孔3の周縁には、スリワリ状の係合孔5,
5が直径方向に切り欠かれ、また上記取付孔4は取付孔
3よりも小径に形成されていて、これらに補強具6の両
端部が挿入かつ係合している。
上記補強具6は、たとえば亜鉛またはアルミニウム合金
ダイカストからなる管状の軸筒部7を有し、該軸筒部7
の一端を前記取付孔3に挿入可能にしており、また軸筒
部7の端面には係合溝8,8が直径方向に形成され、更に
当該端部周面には、前記係合孔5,5と係合可能な係合突
片9,9が一体に突設されていて、それらの係合面9a,9aが
枠体1の内面と係合可能にされている。
また、上記軸筒部7の他端には短小な管状の小径軸部10
が突設され、該軸部10が前記取付孔4に挿入可能にされ
ていて、その係合段部10aを枠体2の内面と係合可能に
している。
上記軸筒部7と小径軸部10の内部には、互いに連通する
大小異径の貫通孔11,12が形成され、このうち大径側の
貫通孔11内にはパイプネジ13が挿入され、また他方の貫
通孔12内にはビス14の螺軸が挿入されていて、その螺軸
端部が上記パイプネジ13にねじ込まれている。
上記パイプネジ13は管内面に、ネジ部としての雌ネジ13
aを形成しており、その基端部を付設部材としての座15
のボス15aに埋設して固定され、また上記ビス14は付設
部材である他方の座16のボス16aに形成したビス孔17か
らねじ込まれている。
この他、図中18は枠体1,2の間に配設された錠前等の組
込部材で、その通孔19に前記軸筒部7が挿入されてお
り、20は座15の表面に被着した化粧カバーである。
第6図乃至第10図は本考案の他の実施例を示し、前述の
構成と対応する部分には同一の符合を付している。
このうち、第6図に示す第2実施例では、小径軸部10を
省略して、補強具6内にビス14を挿入可能な単一の貫通
孔11を形成するとともに、一方の座15のボス15aにパイ
プネジ13の代わりに、ビス14をねじ込み可能なネジ部21
を設けて、構成および製作の容易化を図るようにした点
を特徴にしている。
また、第7図乃至第10図に示す第3実施例では、小径軸
部10を省略して軸筒部7を同径に形成し、これらを収容
する取付孔3,4を同径に形成するとともに、該筒部7内
をパイプネジ13を挿入可能な単一の貫通孔11に形成し
て、構成の簡潔化を図る一方、組込部材18を予定しない
ことで係合突片9,9を軸方向に延設し、これらの係合面9
a,9bを枠体1,2の内面に係合可能にして、その支持強度
および剛性を向上させるとともに、枠体1,2内に組込部
材18を予定しない場合に対応させた点を特徴にしてい
る。
なお、これらの実施例では何れも補強具6の一端に係合
溝8,8を設けているが、これを両端に設けて使用上の利
便性を向上させ、或いはこの点に加えて第1および第2
実施例の場合に、係合突片9,9を軸筒部7の他側端部に
も設け、かつ小径軸部10と取付孔3に挿入する軸筒部7
の他側端部の外径を同径にすれば、補強具6の取り付け
位置の制約から解消される。
(作用) このように構成した補強具6は、例えば亜鉛またはアル
ミニウムダイカストで成型し、これに簡単な機械加工を
施すことで製作できるから、加工が簡単で量産化を図れ
る。
この場合、枠体1,2の内面と係合する部分、第1実施例
では係合面9aと係合段部10aとの寸法を、枠体1,2の内面
の対向距離に対応させて加工し、かつそれらの接触面を
平滑に仕上げて置く。また、枠体1の所定位置に取付孔
3と係合溝5,5を形成し、これらと対応する枠体2の所
定位置に取付孔4を形成して置く。
次にこうして製作した補強具6を使用して枠体1,2を補
強する場合、これを第1実施例に基いて説明すると、補
強具6を保持し、その軸筒部7を小径軸部10側から第5
図に示すように取付孔3へ挿入し、その枠体1内部への
進入過程で、枠体1,2内に予め組付けて置いた錠前18の
通孔19に挿入し、更に小径軸部10を他方の枠体2の取付
孔4に挿入し、かつこれと前後して係合突片9,9を係合
孔5,5に挿入して、該突片9,9を枠体1の内側に位置付け
る。
このようにしても、係合段部10aが取付孔4の開口縁部
と係合し、また軸筒部7の他側端部が取付孔3の内面と
係合するから、補強具6が枠体1,2内で転倒したり脱落
することはない。
こうして補強具6を枠体1,2間に位置付けたところで、
ドライバ等の適宜な工具を用い、その先端部を係合溝8,
8に係合させて、これを左右何れかの方向へ回動させ
る。
そして、ドライバと一体に補強具6を回動させ、その係
合突片9,9が原位置から略90°回動したところで、ドラ
イバの回動を停止し、当該位置に上記係合突片9,9を位
置付けて、その係合面9a,9aを当該部周辺の枠体1の内
面と係合させる。
このような状況の下で、枠体1側から座15と一体のパイ
プネジ13を貫通孔11に挿入し、ボス15aの端面を枠体1
の表面に押し当てる一方、枠体2側から他方の座16のボ
ス16aの端面を、取付孔4周辺の枠体2表面に押し当
て、かつこの座16の外側からビス14をネジ孔17に挿入
し、これを上記パイプネジ13にねじ込んで緊締する。
この際、上記ビス14の緊締に伴ない、該ビス14とパイプ
ネジ13が枠体1,2の内側へ引張られ、上記ビス14の頭部
と係合する座16の主にボス16aの端面が枠体2を押圧
し、一方、パイプネジ13と一体の座15の主にボス15aの
端面が枠体1を押圧して、これらを内側へ変形させよう
とする。
しかしながら、枠体1,2の当該部の内面には、係合突片
9,9の係合面9a,9aと係合段部10aが位置して係合し、上
記押圧力に抗するから、枠体1,2の内側への変形が防止
され、かつ該補強具6の介在によって、当該部の強度が
増強される。
したがって、ビス14の緊締が可能になり、座15,16を強
固に取り付けられるから、従来のようにこれらが早期に
ガタを起こしたり、変形したりすることがない。
なお、座15,16を取り外す場合は、ビス14を緩めて、ビ
ス14とパイプネジ13との連結を解除すればよく、更にこ
の後係合溝8,8に前記のドライバを係合し、これを前述
と反対方向へ90°回動して、係合突片9,9を係合孔5,5に
位置付け、適宜手段で軸筒部7を引き抜けば、補強具6
を取り出せる。
(考案の効果) 本考案の補強具は以上のように、ビスを挿入可能な付設
部材と、上記ビスと螺合可能なネジ部を備えた付設部材
とを、互いに取付孔を有して相対する枠体の外側に配置
し、これらの付設部材を、上記枠体の間に配設してネジ
連結する補強具であって、上記一方の枠体の取付孔の開
口部に複数の係合孔を形成するとともに、少なくとも一
端部が前記何れかの取付孔に挿入可能な軸筒部を有し、
該軸筒部周面に前記係合孔に挿入可能な複数の係合突片
を設け、該係合突片の係合面と軸筒部の端部とを枠体の
内面に係合可能に配置し、かつ上記軸筒部の内部に、前
記ネジ部またはビスを収容可能な貫通孔を形成したか
ら、構成および製作が簡単なうえに、付設部材連結時に
おける枠体の変形を防止し、かつこの付設部材を強固に
取り付けられる効果があり、特にこの効果は、比較的低
強度のアルミニウム建材等の使用上の不安を払拭し得る
実用的な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の使用状況の一例を示す断面図、第2図
は本考案の一実施例を示す斜視図、第3図は第2図の左
側面図、第4図は第2図のA−A線に沿う部分断面図、
第5図は本考案の組み付け状況を示す斜視図、第6図は
本考案の他の態様を使用状況とともに示す断面図、第7
図は本考案の別の態様を示す斜視図、第8図は第7図の
左側面図、第9図は第7図のB−B線に沿う部分断面
図、第10図はその使用状況を示す断面図である。 1,2……枠体、3,4……取付孔 5……係合孔、6……補強具 7……軸筒部、9……係合突片 9a……係合面、11,12……貫通孔 13a,21……ネジ部、14……ビス 15,16……付設部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビスを挿入可能な付設部材と、上記ビスと
    螺合可能なネジ部を備えた付設部材とを、互いに取付孔
    を有して相対する枠体の外側に配置し、これらの付設部
    材を、上記枠体の間に配設してネジ連結する補強具であ
    って、上記一方の枠体の取付孔の開口部に複数の係合孔
    を形成するとともに、少なくとも一端部が前記何れかの
    取付孔に挿入可能な軸筒部を有し、該軸筒部周面に前記
    係合孔に挿入可能な複数の係合突片を設け、該係合突片
    の係合面と軸筒部の端部とを枠体の内面に係合可能に配
    置し、かつ上記軸筒部の内部に、前記ネジ部またはビス
    を収容可能な貫通孔を形成したことを特徴とする補強
    具。
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