JP2594015Y2 - コンクリート埋め込み金具 - Google Patents

コンクリート埋め込み金具

Info

Publication number
JP2594015Y2
JP2594015Y2 JP1993074109U JP7410993U JP2594015Y2 JP 2594015 Y2 JP2594015 Y2 JP 2594015Y2 JP 1993074109 U JP1993074109 U JP 1993074109U JP 7410993 U JP7410993 U JP 7410993U JP 2594015 Y2 JP2594015 Y2 JP 2594015Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal fitting
locking member
head
metal
slip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993074109U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0738736U (ja
Inventor
清寿 渋谷
Original Assignee
株式会社アカギ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社アカギ filed Critical 株式会社アカギ
Priority to JP1993074109U priority Critical patent/JP2594015Y2/ja
Publication of JPH0738736U publication Critical patent/JPH0738736U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2594015Y2 publication Critical patent/JP2594015Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、予めコンクリート中に
埋め込んでおき、カーテンウォール・各種配管・付帯設
備などの吊り下げ・支持・固定などに利用されるコンク
リート埋め込み金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート埋め込み金具として
普及しているものは、図7に示すように、内側に雌ネジ
が形成されている金具本体Aと、端部にフックが形成さ
れている係止部材Bとで構成されており、係止部材Bを
金具本体Aに一定の深さだけ螺合した後、金具本体Aの
外側からプレス打ちを行ってネジ山を変形させることに
より緩み止め加工を行っている構成である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】コンクリート埋め込み
金具は、型枠に取り付けた後、コンクリートの打設を行
い、養生を待って型枠の取り外しによりコンクリート中
に残存するように施工される。そこで、コンクリート中
に埋め込まれた金具は、水分の影響で腐食し易いために
十分なメッキ加工が必要である。然しながら、図示した
従来のタイプのコンクリート埋め込み金具では、金具本
体Aと係止部材Bとを合体させる以前にそれぞれにメッ
キ加工を行うと、プレス加工により、金具本体Aの外側
及び内側のネジ部分のメッキが剥れてしまい、この部分
から腐食が進行する虞があり、また逆に、金具本体Aと
係止部材Bとを合体させプレス加工を行った後にメッキ
加工を行うようにすると、ネジ部分に対するメッキ加工
が不十分となり、この部分から腐食が進行する虞があ
る。
【0004】更に、上記した従来のコンクリート埋め込
み金具では、プレス加工が必要な分だけ製造工程が多
く、製造コストの上昇を招く結果となっている。
【0005】上記から明らかなように、本考案は、メッ
キ加工に悪影響を与えることのない緩み止め機構を有す
るコンクリート埋め込み金具を明らかにすることを目的
とするものであり、本考案の他の目的は、プレス加工を
必要とした従来の製品と比較して製造コストの低減化を
計ることが可能であるコンクリート埋め込み金具を明ら
かにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案に係るコンクリー
ト埋め込み金具は、内側に雌ネジが形成されている筒状
体であり、その頭部の内側端部には環状に切り欠きが形
成されている金具本体と、この金具本体の頭部の切り欠
きに組み込まれるものであり、弾性を有する合成樹脂製
の環状の中子と、頭部にフックが、脚部に雄ネジが形成
されており、この雄ネジの終端に続いて滑り止めが形成
されている係止部材とから成り、前記係止部材を前記金
具本体に螺合させたとき、前記中子が前記係止部材の滑
り止めに係合して前記金具本体の頭部の切り欠きに圧着
され前記係止部材と前記金具本体との合体の緩みが防止
される構成を有すること、を特徴とする。
【0007】
【考案の具体的構成】次に、本考案の具体的構成を添付
の図面に従って詳細に説明する。図1において、金具本
体10の内側には雌ネジ11が形成されており、外周に
は、各種形状の係止部12が固着されている。金具本体
10の頭部13の内側には、テーパー状の切り欠き14
が形成されている。
【0008】他方、係止部材20は、その頭部にフック
21が形成されており、脚部側には一定の深さで雄ネジ
22が形成されており、この雄ネジ22に続いて様々な
凹凸形状で構成される滑り止め23が形成されている。
【0009】30は、弾性を有する合成樹脂材で形成さ
れる環状の中子であり、上記した金具本体10の頭部1
3に形成されているテーパー状の切り欠き14に組み込
まれる。この中子30の内径は、係止部材20の雄ネジ
22の外径よりも大きく、滑り止め23の外径よりも若
干小さく構成されている。
【0010】この中子30の断面形状は、図に示すよう
に、テーパー状の切り欠き14に対応したテーパー状と
することが好ましいが、全体に等しい肉厚のものであっ
てもよい。
【0011】更に、中子30を形成する材質として粘着
性を有する材料を利用することも好ましく、また、アッ
センブリーに際して接着剤などを利用する態様も本考案
に包含される。
【0012】40は、金具本体10の雌ネジ11に取り
付けられる吊り下げ(取り付け)ボルトである。
【0013】金具本体10と係止部材20とを合体させ
るには、先ず、中子30を金具本体10の頭部のテーパ
ー状の切り欠き13に嵌挿させておき、次いで、係止部
材20を脚部側から挿入してネジ機構に沿って回転させ
る。係止部材20が、その雄ネジ22が形成されている
部分まで金具本体10の雌ネジ11に係合されると、滑
り止め23が中子30に当接してこれを膨出させるの
で、中子30は、テーパー状の切り欠き13の壁面に圧
着することになり、係止部材20の緩みが防止される。
【0014】尚、アッセンブリーに際して予め中子30
を係止部材20の滑り止め23の部分に嵌め込んでおく
態様も本考案に包含される。
【0015】図2に示すように、中子30の脱落を防止
するためには、テーパー状の切り欠き14の底部に、環
状溝15を設けておくことが好ましく、更に、中子30
の側面に、前記環状溝15に嵌挿される凸部31を形成
しておくことも好ましい態様である。
【0016】図3に示すように、テーパー状の切り欠き
14に代えて、単なる垂直な切り欠き16とする態様、
このような切り欠き16に加えて環状溝17を設ける態
様、図4に示すように、逆テーパー状の切り欠き18と
する態様も本考案に包含される。
【0017】係止部材20に形成される滑り止め23
は、図5に示すように、様々な凹凸形状で形成すること
が可能である。これらの滑り止め23は、プレス加工な
どで容易に形成することができる。
【0018】滑り止め23の外径寸法は、雄ネジ22の
外径寸法よりも大であることが好ましい。
【0019】また、図6に示すように、別個に形成した
滑り止め部材24を取り付ける態様であってもよい。
【0020】
【考案の効果】本考案のコンクリート埋め込み金具は、
上記のように構成されており、金具本体10の頭部13
に配置される中子30を係止部材20の滑り止め23に
よりテーパー状の切り欠き14に強固に圧着させるの
で、係止部材20は金具本体10に対して緩むことがな
い。従って、本考案の構成によれば、金具本体10及び
係止部材20のそれぞれをメッキ加工した後にアッセン
ブリーしても、従来製品の如きプレス加工を行う必要が
ないので、メッキが剥されてしまう虞がなく、腐食が有
効に防止されるので、長期間の使用に耐えることができ
頭記した課題が解決される。
【0021】更に、本考案の構成によれば、従来製品に
比較し、アッセンブリーの後でのプレス加工を必要とし
ない分だけ製造コストの低減化を計ることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示す分解一部断面図であ
る。
【図2】金具本体頭部の他の実施例を示す断面図であ
る。
【図3】金具本体頭部の他の実施例を示す断面図であ
る。
【図4】金具本体頭部の他の実施例を示す断面図であ
る。
【図5】滑り止めの他の実施例を示す概略正面図であ
る。
【図6】滑り止めの他の実施例を示す概略断面図であ
る。
【図7】従来製品を示す一部断面図である。
【符号の説明】
10 金具本体 11 雌ネジ 12 係止部 13 金具本体の頭部 14 切り欠き 15 環状溝 16 切り欠き 17 環状溝 18 切り欠き 20 係止部材 21 フック 22 雄ネジ 23 滑り止め 24 滑り止め部材 30 中子 31 凸部 40 吊り下げボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16B 39/34 F16B 37/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側に雌ネジが形成されている筒状体であ
    り、その頭部の内側端部には環状に切り欠きが形成され
    ている金具本体と、この金具本体の頭部の切り欠きに組
    み込まれるものであり、弾性を有する合成樹脂製の環状
    の中子と、頭部にフックが、脚部に雄ネジが形成されて
    おり、この雄ネジの終端に続いて滑り止めが形成されて
    いる係止部材とから成り、前記係止部材を前記金具本体
    に螺合させたとき、前記中子が前記係止部材の滑り止め
    に係合して前記金具本体の頭部の切り欠きに圧着され前
    記係止部材と前記金具本体との合体の緩みが防止される
    構成を有することを特徴とするコンクリート埋め込み金
    具。
JP1993074109U 1993-12-27 1993-12-27 コンクリート埋め込み金具 Expired - Lifetime JP2594015Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993074109U JP2594015Y2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 コンクリート埋め込み金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993074109U JP2594015Y2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 コンクリート埋め込み金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0738736U JPH0738736U (ja) 1995-07-14
JP2594015Y2 true JP2594015Y2 (ja) 1999-04-19

Family

ID=13537707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993074109U Expired - Lifetime JP2594015Y2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 コンクリート埋め込み金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2594015Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101249305B1 (ko) * 2013-02-15 2013-04-03 정갑희 회전방지 기능을 갖는 인서트 볼트

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0738736U (ja) 1995-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6448410U (ja)
JP2594015Y2 (ja) コンクリート埋め込み金具
JPH0416010Y2 (ja)
JPH041368Y2 (ja)
JPS621905Y2 (ja)
JPH0224813Y2 (ja)
JPS6222234Y2 (ja)
JP2003148425A (ja) 環状管体並びに手摺及び組立棚
JPH0345017U (ja)
JPH04136304U (ja) 樹脂製品締付部構造
JPS625191Y2 (ja)
JPS5838036Y2 (ja) マンホ−ル用ステツプ
JPH0137210Y2 (ja)
JPH0352355Y2 (ja)
JPH0320404Y2 (ja)
JPS6340642Y2 (ja)
JPH0228961Y2 (ja)
JPS61195711U (ja)
JPH0353045Y2 (ja)
JPH0728388Y2 (ja) 補強具
JPS6339896Y2 (ja)
JPH0239110Y2 (ja)
JPH0649717Y2 (ja) 手摺継手
JPH0529311Y2 (ja)
JPS6148004B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090219

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term