JP2003161060A - シリンダ錠 - Google Patents

シリンダ錠

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JP2003161060A
JP2003161060A JP2001359514A JP2001359514A JP2003161060A JP 2003161060 A JP2003161060 A JP 2003161060A JP 2001359514 A JP2001359514 A JP 2001359514A JP 2001359514 A JP2001359514 A JP 2001359514A JP 2003161060 A JP2003161060 A JP 2003161060A
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Hideki Hori
英樹 堀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 錠本体のドアから突出した部分全体を覆うア
ウター部材を使用でき、ドアの厚みの変化にも容易に対
処できるシリンダ錠を提供する。 【解決手段】 ドアDに取付けられた錠本体4と、錠本
体4のドアDより外方突出された突出部分4aを覆うア
ウター部材31とを有するシリンダ錠において、アウタ
ー部材31は、錠本体4の突出部分4aが挿通される挿
通孔32を有するリングであり、挿通孔32の内周壁の
内端部位に形成された環状溝34及び該環状溝34に嵌
合されたC字状リング35により構成された内端側バネ
受部S 1と、アウター部材31の外端側に形成された外
端側バネ受部S2と、両バネ受部S1,S2の間に介装さ
れたコイルバネ33とを有し、アウター部材31の内端
部に、環状溝34に嵌合されたC字状リング35を外す
工具案内部37を形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、錠本体を共用しつ
つ厚みの異なるドアでも取付けることができるシリンダ
錠に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にシリンダ錠は、図5に示すよう
に、ハウジング1内に円筒状の外筒2と内筒3が同軸的
に配置された錠本体4を有している。外筒2と内筒3に
は、軸直角に穿設された複数のピン孔5が穿設され、コ
イルバネ6により鍵通路7に向かって付勢されたドライ
バ8とピン9が収容されている。
【0003】この鍵通路7に正当な鍵10が差し込まれ
ると、ピン9が鍵10の凹部10aに嵌まり、ドライバ
8とピン9の当接部が外筒2と内筒3との間に位置し
(図5に示す状態)、外筒2側と内筒3側の係合状態が
解かれ、内筒3が外筒2に対して回動可能となる。
【0004】このシリンダ錠のドアDへの取付けは、ま
ず、ドアDに開設された錠取付孔Daに錠本体4を挿入
する。次に、図6において、ハウジング1の内端に設け
られた取付孔13(図5参照)にピンなどを側板P側か
ら差し込むことによりドアD内に埋設されている鍵箱1
1と連結する。なお、この連結により内筒3の内端部に
設けられたカムCと鍵箱11内に設けられている締まり
機構(図示せず)が連動関係となる。
【0005】このようにして取付けられたシリンダ錠に
正当な鍵10が差し込まれると、内筒3が回動可能状態
となるが、鍵10により内筒3が回動されると、この回
動はカムCを介して締まり機構に伝達され、デッドボル
ト12が鍵箱11より出没し、施錠や開錠が行なわれ
る。なお、図6中、「14」は室内側レバー、「15」
は室外側レバー、「16」はラッチボルト、「17」は
サムターン、「18」は固定リング、「19」は座金で
ある。
【0006】このシリンダ錠の取付けは、ドアDの錠取
付孔Daに錠本体4を挿入することにより行なうので、
錠取付孔Daと錠本体との間には隙間Gが存在している
が、この隙間Gを放置すると、外観的に好ましくないの
みでなく、不当な操作が行なわれる虞があるために、ア
ウター部材20により覆う必要がある。また、錠本体4
は、鍵10の差し込みを容易にするため、その外端がド
アDより突出するように設けられているが、この突出部
分4aの周囲覆いカバーするためにもアウター部材20
が必要である。
【0007】従来のアウター部材20は、図5に示すよ
うに、突出部分4aのハウジング1外周面に設けられた
片断面逆「く」字状の本体21であるが、この本体21
と先端部分を覆うように設けられた表皮板22との間に
はコイルバネ23が介装され、これにより本体21がハ
ウジング1の外周面に沿って移動可能となっている。
【0008】このように移動可能としたのは、突出部分
4aがドアDより突出する長さLが変化しても、ある程
度錠本体4を共用できるようにするためである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記アウタ
ー部材20は、図5に示すように、表皮板22をハウジ
ング1にかしめ固定しているので、一旦取付けると、ア
ウター部材20を傷付けることなく交換することは極め
て難しい。特に、メーカーから出荷されたシリンダ錠
が、現場のドアの厚みと一致しないことから、アウター
部材20のみを交換し対処しようとしても難しい。
【0010】また、ドアを交換する場合も同様で、錠本
体4を共用できない。つまり、厚肉ドアを薄肉ドアにあ
るいは薄肉ドアを厚肉ドアに変更することがあるが、こ
の場合、例えば、元の厚肉ドアで使用していた錠本体を
薄肉ドアに取付けると、ドアの肉厚の差から錠本体4が
ドアから突出する長さが異なるが、この差分を前記アウ
ター部材20により吸収しようとしても難しく、錠本体
4を共用できない。
【0011】さらに、アウター部材20は、本来的には
前記突出部分4aの外側を全長に渡って覆うもの、つま
り突出部分4aの突出長Lに相当する長さを有するリン
グ状のものが好ましいが、このようにすると、前記かし
め固定するアウター部材の場合、当該アウター部材20
自体がかしめ固定の邪魔になり、実質的にかしめ作業が
不可能となるという不具合もある。
【0012】本発明は、上記従来技術の課題を解決する
ためになされたものであり、ドア交換時などにおいて
も、アウター部材の交換のみで錠本体の共用化が可能
で、しかも錠本体のドアから突出した部分全体を覆うこ
ともでき、ドアの厚みの変化に容易に対処できるシリン
ダ錠を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記す
る手段により達成される。
【0014】(1) ドアに開設された錠取付孔より挿
入され鍵箱と連結される錠本体と、当該錠本体と前記錠
取付孔との間の隙間を塞ぐと共に前記錠本体のドアより
外方突出された突出部分の周囲を覆うように設けられた
アウター部材とを有するシリンダ錠において、前記アウ
ター部材は、前記突出部分が挿通される挿通孔を有する
リング体であり、当該挿通孔の内周壁の内端側に形成さ
れた環状溝及び該環状溝に嵌合されたC字状リングによ
り構成された内端側バネ受部と、当該アウター部材の外
端側に形成された外端側バネ受部と、前記両バネ受部の
間に介装されたコイルバネとを有するシリンダ錠。
【0015】(2) 薄肉ドアに取付けられる前記アウ
ター部材は、前記リング体の内端部内周に軸方向に所定
長入り込むようにテーパ状の切除部を形成し、当該切除
部の近傍に前記内端側バネ受部を形成したことを特徴と
する前記(1)のシリンダ錠。
【0016】(3) 厚肉ドアに取付けられる前記アウ
ター部材は、前記リング体の内端部外周を軸方向所定長
切除することにより前記錠本体と錠取付孔との間の隙間
に入り込むことができる薄肉の伸延部を有し、当該伸延
部に前記内端側バネ受部を形成したことを特徴とする前
記(1)のシリンダ錠。
【0017】(4) 前記アウター部材は、内端側に、
前記環状溝に嵌合されたC字状リングを外す工具を案内
する工具案内部が形成されている前記(1)〜(3)のシリン
ダ錠。
【0018】(5) 前記外端側バネ受部は、前記挿通
孔の内周壁が直状に伸延するように形成された前記アウ
ター部材若しくは錠本体の外端側に半径方向に突出され
た突部により構成したことを特徴とする前記(1)〜(4)の
シリンダ錠。
【0019】(6) 前記外端側バネ受部は、前記錠本
体の先端部分を覆うように嵌着された表皮板により構成
したことを特徴とする前記(1)〜(4)のシリンダ錠。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
本発明の実施の形態を説明する。
【0021】図1は本発明の実施形態に係るシリンダ錠
の概略断面図、図2は同シリンダ錠の要部を示す分解斜
視図である。なお、前記図5,6に示す部材と共通する
部材には同一符号を使用し、一部説明を省略する。
【0022】図1において、本実施形態のシリンダ錠
は、ハウジング1内に、外筒2、内筒3、コイルバネ
6、ドライバ8、ピン9等(いずれも図示せず)が設け
られた錠本体4を有している。この錠本体4は、ハウジ
ング1と外筒2がノックピン30により連結され、ハウ
ジング1の内端がドアD内に埋設された鍵箱11と連結
され、外端がドアDより外方に突出されている。
【0023】このドアDより突出している錠本体4の突
出部分4aは、本実施形態では全体がアウター部材31
により覆われている。
【0024】さらに詳述する。本実施形態のアウター部
材31は、図1,2に示すように、外形が截頭円錐台状
で、内部に挿通孔32を有するリング体である。このア
ウター部材31の挿通孔32内には、当該アウター部材
31をドアDに押し付けるためのコイルバネ33が突出
部分4aに沿って介装され、両端が内端側と外端側のバ
ネ受部S1,S2により支持されている。
【0025】内端側バネ受部S1は、環状溝34に嵌合
されたC字状リング35である。環状溝34は、図2に
示すように、アウター部材31の内端側、つまり、挿通
孔32の内周壁内端部位に形成されているので、外部か
らC字状リング35を嵌合し易い。
【0026】また、このアウター部材31には、嵌合さ
れたC字状リング35を円滑に着脱し、アウター部材3
1の交換作業を容易にする工具案内部37も設けられて
いる。
【0027】図2に示す工具案内部37は、アウター部
材31の内端から環状溝34に到達するように形成され
た切欠溝である。このような切欠溝を形成すれば、錠本
体4をドアDから取外した後に、尖端を持った工具(ド
ライバ等)を環状溝34とC字状リング35との間に差
し込み易く、簡単にC字状リング35を外すことがで
き、アウター部材31を錠本体4から容易に外すことが
できる。
【0028】一方、外端側バネ受部S2は、図1に示す
ものでは、錠本体4の突出部分4a先端を覆う表皮板3
6により構成されている。この表皮板36は、突出部分
4aの先端を覆い、折曲された外周縁部分36aがアウ
ター部材31と錠本体4との間に入り込むように取付け
られているが、コイルバネ33の弾撥力に対抗し得るよ
うに突出部分4aに嵌着されている。なお、この表皮板
36は、アウター部材31と錠本体4との間の隙間を塞
ぎ、製品の仕上がり性あるいは外観性を高める機能も有
している。
【0029】次に、作用について説明する。
【0030】例えば、当初シリンダ錠が取付けられてい
るドアDの厚さと、後にシリンダ錠を取付けるドアDの
厚さの差が大きく、アウター部材31のコイルバネ33
を利用した変位量では吸収できない程であるとき、錠本
体4を共用しつつ他のアウター部材31と交換する場合
について述べる。
【0031】まず、ドアDからシリンダ錠を外す。これ
は、側板Pを外した後、鍵箱11とハウジング1を連結
しているピンを抜けばよい。
【0032】次に、シリンダ錠からアウター部材31を
外す。例えば、ドライバ等の尖端を持った工具を工具案
内部37から環状溝34を越えて差し込む。これによ
り、環状溝34に嵌合されたC字状リング35は環状溝
34から簡単に外れる。
【0033】このリング35は、C字状で、しかも弾性
を有しているので、外方に引っ張ると、突出部分4aに
より拡開され、アウター部材31から外部に引き出され
る。この結果、アウター部材31は、錠本体4との連結
状態が解かれ、コイルバネ33と共に錠本体4から外す
ことができる。
【0034】そして、新たなアウター部材31と交換す
る場合には、突出部分4aの長さLにマッチした新たな
アウター部材31を準備し、これに前記突出部分4aを
挿入する。
【0035】次に、内端側バネ受部S1であるC字状リ
ング35をアウター部材31と突出部分4aとの間に入
れ、C字状リング35を環状溝34に嵌合する。この場
合、リング35はその弾性により拡開されるので、問題
なくアウター部材31内に入れることができる。そし
て、コイルバネ33を外端側から入れ、内端側バネ受部
1であるC字状リング35にコイルバネ33の内端側
を当接し、該コイルバネ33全体をアウター部材31と
突出部分4aとの間に押し込む。このコイルバネ33の
外端を、外端側バネ受部S2である表皮板36により押
圧するように、表皮板36をアウター部材31の先端に
取付ける。これによりアウター部材31の交換が完了す
る。
【0036】このように本実施形態では、コイルバネ3
3を利用したアウター部材31の変位により吸収できな
い程、ドアDの厚みが異なる場合でも、錠本体4を共用
しアウター部材31のみの交換により容易に対処でき
る。しかも、アウター部材31が突出部分4a全体を覆
うことになるので、外見的に優れたシリンダ錠となる。
さらに、アウター部材31はコイルバネ33により軸方
向変位可能で、この変位範囲も設定によっては大きくで
きるので、ドアDの厚み変化に対する吸収代が大きく、
種々のアウター部材31を不必要に在庫として持つこと
もない。
【0037】上述した実施形態は、外端側バネ受部S2
として表皮板36を使用したものであるが、本発明は、
これのみに限定されるものではない。ここに、図3は薄
肉ドアにアウター部材を組み込んだシリンダ錠の概略断
面図、図4Aは厚肉ドアにアウター部材を組み込んだシ
リンダ錠の概略断面図,図4Bは図4Aの要部拡大断面
図である。
【0038】例えば、図3に示すように、前記表皮板3
6を使用せず、錠本体4のハウジング1の外端側に半径
方向外方に突出された突部1aを形成し、この突部1a
が外端側バネ受部S2を構成してもよく、図示はしない
が、アウター部材31の外端側に半径方向内方に突出し
た突部により外端側バネ受部S2としてもよい。
【0039】図3に示すアウター部材31は、厚肉ドア
を薄肉ドアに変更するときに使用されるものであり、リ
ング体の内端部内周に軸方向に所定長入り込むようにテ
ーパ状の切除部37aを形成し、当該切除部37aの近
傍に内端側バネ受部S1と工具案内部37を形成してい
る。
【0040】このようにすれば、厚肉ドアを薄肉ドアに
変更するとき、全長が長いアウター部材31によりドア
厚の差分を吸収できる。また、内端側バネ受部S1や工
具案内部37が切除部37aによりアウター部材31の
軸方向に入り込んだ位置となるので、厚肉ドア時に使用
していた比較的短いコイルバネ等もアウター部材内に確
実に収容し使用できる。しかも、アウター部材31の内
端側の肉厚が薄くなるので、工具の差し込みも容易とな
り、作業性も向上する。
【0041】図4A,Bに示すアウター部材31は、薄
肉ドアを厚肉ドアに変更するときに使用されるものであ
り、リング体の内端部外周を軸方向所定長切除すること
により錠本体4と錠取付孔Daとの間の隙間Gに入り込
むことができる薄肉の伸延部37dを形成し、当該伸延
部37dに内端側バネ受部S1と工具案内部37を形成
している。
【0042】このようにすれば、薄肉ドアを厚肉ドアに
変更するとき、リング体の内端部外周を切除したので、
実質的に短いアウター部材31によりドア厚の差分を吸
収できる。また、内端側バネ受部S1や工具案内部37
が伸延部37dの位置となるので、薄肉ドア時に使用し
ていた比較的長いコイルバネ等もアウター部材内に確実
に収容し使用できる。しかも、工具により直接C字状リ
ング35を操作し、環状溝34から外すことができ、一
層作業性が向上する。
【0043】本発明は、上記した実施形態のみに限定さ
れるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改
変することができる。例えば、前記実施形態では、ハウ
ジング1に外筒2と内筒3を設けることにより錠本体4
を形成しているが、ハウジング1と外筒2を一体化し、
内部に内筒が設けられた錠本体4であってもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、ドアの錠取付孔と錠本体との間の隙間を塞ぐリング
状アウター部材の内外端部に内端側バネ受部と外端側バ
ネ受部を形成し、両バネ受部間にコイルバネを介装する
ようにしたので、肉厚の異なるドアを交換する場合に、
アウター部材の交換作業が容易となり、元の錠本体を共
用できる。また、錠本体の突出部分をアウター部材によ
り覆って錠の外観を高めることもできる。
【0045】請求項2の発明は、リング体の内端部内周
にテーパ状の切除部を形成し、その近傍に内端側バネ受
部を形成したアウター部材としたので、厚肉ドアを薄肉
ドアに変更するとき、元の厚肉ドアで使用していた錠本
体及びコイルバネ等を当該薄肉ドア用の長いアウター部
材内に確実に収容できる。
【0046】請求項3の発明は、リング体の内端部外周
を軸方向所定長切除して、錠本体と錠取付孔間の隙間に
入り込む伸延部を形成し、該伸延部に内端側バネ受部を
形成したアウター部材としたので、薄肉ドアを厚肉ドア
に変更するとき、元の薄肉ドアで使用していた錠本体及
びコイルバネ等を当該厚肉ドア用の短いアウター部材内
に確実に収容できる。
【0047】請求項4の発明は、アウター部材の内端側
に、C字状リングを外す工具を案内する工具案内部を形
成したので、C字状リングを外す作業を容易に行なうこ
とができる。
【0048】請求項5の発明は、挿通孔内周壁を直状に
形成したアウター部材若しくは錠本体の外端側に半径方
向に突出する突部により外端側バネ受部を形成したの
で、元の錠のコイルバネを確実に収容できる。
【0049】請求項6の発明は、外端側バネ受部を錠本
体の先端部分を覆う表皮板により構成したので、アウタ
ー部材を軸方向移動可能に保持できる、外見のよいシリ
ンダ錠にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るシリンダ錠の概略断
面図である。
【図2】 同シリンダ錠の要部を示す分解斜視図であ
る。
【図3】 薄いドアに組み込んだシリンダ錠の概略断面
図である。
【図4】 (A)は厚いドア用のアウター部材を組み込
んだシリンダ錠の概略断面図、(B)は(A)の要部拡
大断面図である。
【図5】 従来のシリンダ錠の断面図である。
【図6】 同シリンダ錠が組み込まれるドア部分の分解
斜視図である。
【符号の説明】
1a…突部、 4…錠本体、 4a…突出部分、 31…アウター部材、 32…挿通孔、 33…コイルバネ、 34…環状溝、 35…C字状リング、 36…表皮板、 37…工具案内部、 37a…切除部、 37b…溝部、 37c…切除部、 37d…伸延部、 37e…切欠部、 D…ドア、 Da…錠取付孔、 G…隙間、 S1…内端側バネ受部、 S2…外端側バネ受部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア(D)に開設された錠取付孔(Da)より
    挿入され鍵箱(11)と連結される錠本体(4)と、当該錠本
    体(4)と前記錠取付孔(Da)との間の隙間(G)を塞ぐと共に
    前記錠本体(4)のドア(D)より外方突出された突出部分(4
    a)の周囲を覆うように設けられたアウター部材(31)とを
    有するシリンダ錠において、 前記アウター部材(31)は、前記突出部分(4a)が挿通され
    る挿通孔(32)を有するリング体であり、 当該挿通孔(32)の内周壁の内端側に形成された環状溝(3
    4)及び該環状溝(34)に嵌合されたC字状リング(35)によ
    り構成された内端側バネ受部(S1)と、 前記アウター部材(31)の外端側に形成された外端側バネ
    受部(S2)と、 前記両バネ受部(S1,S2)の間に介装されたコイルバネ(3
    3)と、を有するシリンダ錠。
  2. 【請求項2】 薄肉ドア(D)に取付けられる前記アウタ
    ー部材(31)は、前記リング体の内端部内周に軸方向に所
    定長入り込むようにテーパ状の切除部(37a)を形成し、
    当該切除部(37a)の近傍に前記内端側バネ受部(S1)を形
    成したことを特徴とする請求項1に記載のシリンダ錠。
  3. 【請求項3】 厚肉ドア(D)に取付けられる前記アウタ
    ー部材(31)は、前記リング体の内端部外周を軸方向所定
    長切除することにより前記錠本体(4)と錠取付孔(Da)と
    の間の隙間(G)に入り込むことができる薄肉の伸延部(37
    d)を有し、当該伸延部(37d)に前記内端側バネ受部(S1)
    を形成したことを特徴とする請求項1に記載のシリンダ
    錠。
  4. 【請求項4】 前記アウター部材(31)は、内端側に、前
    記環状溝(34)に嵌合されたC字状リング(35)を外す工具
    を案内する工具案内部(37)が形成されている請求項1〜
    3のいずれかに記載のシリンダ錠。
  5. 【請求項5】 前記外端側バネ受部(S2)は、前記挿通孔
    (32)の内周壁が直状に伸延するように形成された前記ア
    ウター部材(31)若しくは錠本体(4)の外端側に半径方向
    に突出された突部(1a)により構成したことを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載のシリンダ錠。
  6. 【請求項6】 前記外端側バネ受部(S2)は、前記錠本体
    (4)の先端部分を覆うように嵌着された表皮板(36)によ
    り構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載のシリンダ錠。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006016822A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Goal Co Ltd

Cited By (2)

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