JP2780939B2 - ドア用ハンドル取付座とドア錠 - Google Patents

ドア用ハンドル取付座とドア錠

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JP2780939B2
JP2780939B2 JP29068594A JP29068594A JP2780939B2 JP 2780939 B2 JP2780939 B2 JP 2780939B2 JP 29068594 A JP29068594 A JP 29068594A JP 29068594 A JP29068594 A JP 29068594A JP 2780939 B2 JP2780939 B2 JP 2780939B2
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島 進 中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表示錠に好適で、取付ビ
スを廃止し、簡易かつ迅速にドアに取付けられるととも
に、錠前のカム穴との芯合わせを容易かつ正確に行な
え、しかも錠前の小型軽量化と施解錠操作の容易化を図
れるようにしたドア用ハンドル取付座とドア錠に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の取付座はドアの内外面に
取り付けられ、ドアハンドルの取付け基部周辺の体裁を
向上するようにしている。従来、この取付座の取り付け
に際しては、例えば図40のようにドア1の側端部内に
錠前2を埋め込み、該錠前2は一対の芯出しガイド孔
3,4と、回動カム5に形成した角芯棒挿入穴6とを有
し、この芯出しガイド孔3,4に対応するドア1の内外
位置にハンドル取付座7,8を位置付け、この一方のハ
ンドル取付座7から取付ビスを9,9を挿入し、これを
芯出しガイド孔3,4を介して、他方のハンドル取付座
8のパイプネジ10,10にねじ込み、これを緊締して
上記取付座7,8を固定する。次にハンドル取付座7,
8の外周に取付座カバー11,12を被着し、一方のド
アハンドル13と一体の角芯棒14を角芯棒挿入穴6に
挿入し、かつこれを他方のドアハンドル15の軸端部に
挿入して、これらをビス16で固定していた。
【0003】しかし、この従来の構造は、ハンドル取付
座7,8の取付けに取付ビスを9,9を要して、その取
付け作業が煩わしく、またその際ハンドル取付座7,8
と角芯棒挿入穴6とが偏心して、ドアハンドル13の軸
端部が取付座8の開口縁部と接触し、その回動操作の円
滑性が損なわれる等の問題があった。このうち、後者の
解決策として、従来より角芯棒挿入穴6を大径にし、ハ
ンドル取付座8の偏心分を許容する方法が採られていた
が、この場合にはドアハンドル13にガタが発生して具
合悪い。
【0004】一方、従来の表示錠は、例えば実公平5ー
45724号のように、ハンドル取付座の近接位置に設
けられ、その取付座の一方に表示窓と解錠シリンダの端
面を配置し、他方の取付座に表示カムの角穴を配置して
いて、該穴にサムターンに連係する芯棒を挿入し、サム
ターンまたは解錠シリンダの操作を介して、表示窓に使
用不使用の表示を可能にするとともに、表示カムの近接
位置にスライドカムを配置し、該カムを表示カムに連動
させてラッチシャフトの後端部に出没させ、スライドカ
ムをラッチシャフトに係合し、該シャフトの後退を阻止
することで表示錠を施錠するようにしていた。
【0005】しかし、この従来の表示錠は、ハンドル取
付座と表示錠の取付座を要して部品点数が増加し、しか
もこれらを近接して配置しているため、ドア表面の体裁
が悪く、また表示カムやスライドカムをラッチシャフト
等と一緒に錠前に収納しているため、錠前が大型化し、
ドアに形成する取付穴も大型化して、その加工に手間が
掛かるばかりか、錠前周辺のドアの強度が低下する等の
問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題を解決し、取付ビスを廃止し、簡易かつ迅速にドアに
取付けられるとともに、錠前のカム穴との芯合わせを容
易かつ正確に行なえ、しかも錠前の小型軽量化と施解錠
操作の容易化を図れるようにしたドア用ハンドル取付座
とドア錠を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明のドア
用ハンドル取付座は、複数の芯出しガイド孔を備えた錠
前をドアの内部に埋設し、上記芯出しガイド孔に対応す
るドアの内外面位置にハンドル取付座を固定するドア用
ハンドル取付座において、前記ハンドル取付座を略板状
に形成し、その一方のハンドル取付座に芯出しガイド孔
に挿入可能な複数のパイプシャフトを突設し、他方のハ
ンドル取付座に、上記パイプシャフトに挿入し、かつ該
シャフトを拡径可能な圧入シャフトを突設し、該拡径し
たパイプシャフトを芯出しガイド孔の内面に圧接可能に
して、取付ビスを廃止し、簡易かつ迅速にドアに取付け
られるとともに、錠前のカム穴との芯合わせを容易かつ
正確に行なえるようにしている。本発明は、一方のハン
ドル取付座に表示窓と非常解錠用プラグを設け、他方の
ハンドル取付座にロックレバーを設け、ロック機構を備
えた表示錠に適用可能にしている。本発明は、一方のハ
ンドル取付座の内部に表示部を有するリングギヤを回動
可能に設け、該リングギヤを非常解錠用プラグに連係
し、該プラグの解錠操作を介して、表示部を表示窓に移
動可能にし、上記プラグによる解錠時に所定の表示を可
能にしている。本発明は、非常解錠用プラグにロックギ
ヤを設け、該ギヤをリングギヤに噛合させて、ロックギ
ヤとリングギヤとを連動させている。本発明は、前記他
方のハンドル取付座の内部に、ロックレバーに連係する
リングギヤを回動可能に設け、ロックレバーにリングギ
ヤを連係させている。本発明は、一方のハンドル取付座
の内部にリングギヤを回動可能に設け、これら両方のハ
ンドル取付座の内部に各リングギヤと噛合する一対の連
動ギヤを回動可能に設け、これらの連動ギヤをドア挟ん
で対向配置するとともに、各連動ギヤにロックバーを挿
入可能なロックバー挿入孔を設け、かつこれらロックバ
ー挿入孔をドアを挟んで対向配置し、両方のリングギヤ
をロックバーの作動に連動させている。本発明は、相対
するロックバー挿入孔の一組にロックバーを選択的に挿
入し、ロックレバーと非常解錠用プラグとを連動可能に
して、ドアの吊元状態に速やかに対応し得るようにして
いる。本発明は、一方のハンドル取付座に一対のパイプ
シャフトを突設し、他方のハンドル取付座に一対の圧入
シャフトを突設し、上記取付座の構成を簡潔にしてい
る。本発明は、一方のハンドル取付座に3つのパイプシ
ャフトを突設し、他方のハンドル取付座に3つの圧入シ
ャフトを突設し、ハンドル取付座を強固に支持するよう
にしている。本発明は、芯出しガイド孔に挿入するパイ
プシャフトに、スリットを軸方向に形成して、パイプシ
ャフトの拡径を促し、芯出しガイド孔への圧接を増進す
るようにしている。本発明は、圧入シャフトの周面に軸
方向に突起を形成し、パイプシャフトの拡径を促すとと
もに、パイプシャフトとの圧入強度を増強するようにし
ている。本発明は、3つのパイプシャフトと、3つの圧
入シャフトを互いに同径の同心円上に配置し、ハンドル
取付座の取付穴を、一対のパイプシャフトおよび圧入シ
ャフトのハンドル取付座の取付穴と同径のもので対応可
能にしている。本発明は、芯出しガイド孔に挿入しない
パイプシャフトと、該シャフトに挿入する圧入シャフト
とを、他のパイプシャフトおよび圧入シャフトよりも大
径にし、その支持強度を増強し得るようにしている。本
発明は、芯出しガイド孔に挿入しないパイプシャフト
を、他の一対のパイプシャフトを挿入する通孔と別個の
挿通孔に挿入した、ハンドル取付座の支持強度を強化し
ている。本発明は、ドアハンドルの角芯棒を挿入可能な
カム穴を有する回動カムを設け、該カムの周面に該カム
の回動角度を規制する一対のストップカムを突設したド
ア錠において、前記一対のストップカムの間にロックカ
ムを突設し、該ロックカムとストップカムとの間にロッ
クピースを出没可能に設け、該ピースを常時はストップ
カムとロックカムとの間から退避させる一方、ロックピ
ースと係合可能な施錠カムを回動可能に設け、該カムの
回動を介してロックピースをロックカムとストップカム
との間に係入可能にし、錠前のロック機構をコンパクト
に構成して、錠前の小型軽量化を図るようにしている。
本発明は、施錠カムにロックバー挿入孔を形成し、該孔
に挿入するロックバーの回動を介して、施錠カムを回動
可能にし、錠前のロック機構の施解錠を可能にしてい
る。本発明は、ドアの内外面に固定するドア用ハンドル
取付座のロックレバーまたは非常解錠用プラグに、上記
ロックバーを連係し、ロックレバーまたは非常解錠用プ
ラグの操作によってロック機構の施解錠を可能にしてい
る。
【0008】
【作 用】請求項1の発明は、一方のハンドル取付座に
芯出しガイド孔に挿入可能な複数のパイプシャフトを突
設し、他方のハンドル取付座に上記パイプシャフトに挿
入し、かつ該シャフトを拡径可能な圧入シャフトを突設
し、パイプシャフトに圧入シャフトを圧入し、これらを
一体に連結するとともに、パイプシャフトを拡径させ
る。拡径したパイプシャフトを芯出しガイド孔の内面に
圧接し、パイプシャフトおよび圧入シャフトを介して、
両ハンドル取付座を錠前に強固に保持させる。したがっ
て、この種目的に多用されていた従来の取付ビスを廃止
でき、該ビスの取付け作業の煩雑を解消して、ハンドル
取付座を簡易かつ迅速にドアに取付けられる。また、複
数のパイプシャフトを芯出しガイド孔の内面に圧接し、
両ハンドル取付座を錠前に取付けて、両ハンドル取付座
と錠前のカム穴との芯合わせを容易かつ確実に行なえ
る。請求項2の発明は、一方のハンドル取付座に表示窓
と非常解錠用プラグを設け、他方のハンドル取付座にロ
ックレバーを設け、ロック機構を備えた表示錠に適用可
能にする。請求項3の発明は、一方のハンドル取付座の
内部に表示部を有するリングギヤを回動可能に設け、該
リングギヤを非常解錠用プラグに連係し、該プラグの解
錠操作を介して、表示部を表示窓に移動可能にし、上記
プラグによる解錠時の表示を可能にする。請求項4の発
明は、非常解錠用プラグにロックギヤを設け、該ギヤを
リングギヤに噛合させて、ロックギヤとリングギヤとを
連動させる。請求項5の発明は、前記他方のハンドル取
付座の内部に、ロックレバーに連係するリングギヤを回
動可能に設け、ロックレバーにリングギヤを連係させ
る。請求項6の発明は、一方のハンドル取付座の内部に
リングギヤを回動可能に設け、これら両方のハンドル取
付座の内部に各リングギヤと噛合する一対の連動ギヤを
回動可能に設け、これらの連動ギヤをドア挟んで対向配
置するとともに、各連動ギヤにロックバーを挿入可能な
ロックバー挿入孔を設け、かつこれらロックバー挿入孔
をドアを挟んで対向配置し、両方のリングギヤをロック
バーの作動に連動させる。請求項7の発明は、相対する
ロックバー挿入孔の一組にロックバーを選択的に挿入
し、ロックレバーと非常解錠用プラグとを連動可能にし
て、ドアの吊元状態に速やかに対応させる。請求項8の
発明は、一方のハンドル取付座に一対のパイプシャフト
を突設し、他方のハンドル取付座に一対の圧入シャフト
を突設し、ハンドル取付座の構成を簡潔にする。請求項
9の発明は、一方のハンドル取付座に3つのパイプシャ
フトを突設し、他方のハンドル取付座に3つの圧入シャ
フトを突設し、ハンドル取付座を強固に支持する。請求
項10の発明は、芯出しガイド孔に挿入するパイプシャ
フトに、スリットを軸方向に形成して、パイプシャフト
の拡径を促し、芯出しガイド孔に対する圧接を増進す
る。請求項11の発明は、圧入シャフトの周面に軸方向
に突起を形成し、パイプシャフトの拡径を促すととも
に、パイプシャフトとの圧入強度を増強する。請求項1
2の発明は、3つのパイプシャフトと、3つの圧入シャ
フトを互いに同径の同心円上に配置し、ハンドル取付座
の取付穴を、一対のパイプシャフトおよび圧入シャフト
のハンドル取付座の取付穴と同径のもので対応可能に
し、その穴明けを容易にする。請求項13の発明は、芯
出しガイド孔に挿入しないパイプシャフトと、該シャフ
トに挿入する圧入シャフトとを、他のパイプシャフトお
よび圧入シャフトよりも大径にし、その支持強度を増強
する。請求項14の発明は、芯出しガイド孔に挿入しな
いパイプシャフトを、他の一対のパイプシャフトを挿入
する通孔と別個の挿通孔に挿入した、ハンドル取付座の
支持強度を強化する。請求項15の発明は、一対のスト
ップカムの間にロックカムを突設し、該ロックカムとス
トップカムとの間にロックピースを出没可能に設け、該
ピースを常時はストップカムとロックカムとの間から退
避させ、回動カムの回動を可能にするロックピースと係
合可能な施錠カムを回動可能に設け、該カムの回動を介
して、ロックピースをロックカムとストップカムとの間
に係入可能にし、回動カムの回動を阻止し、回動カムを
ロックする。錠前のロック機構をコンパクトに構成し、
錠前の小型軽量化を図れる。請求項16の発明は、施錠
カムにロックバー挿入孔を形成し、該孔に挿入するロッ
クバーの回動を介して、施錠カムを回動可能にし、錠前
のロック機構の施解錠を可能にする。請求項17の発明
は、ドアの内外面に固定するドア用ハンドル取付座のロ
ックレバーまたは非常解錠用プラグに、上記ロックバー
を連係し、ロックレバーまたは非常解錠用プラグの操作
によってロック機構の施解錠を可能にする。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
ると、図1乃至図8において17はドアで、その側端部
に縦長の切欠溝18が形成され、該溝18の底部に錠前
19を埋め込み可能な取付穴20が開口され、該穴20
に連通する通孔21がドア17の内外面に開口してい
る。
【0010】錠前19は箱形に形成され、その側端部に
端板22が一体に取り付けられ、該板22に形成した透
孔23に、ラッチボルト24が出没可能に配設されてい
る。錠前19の内部には、ラッチボルト24を突出およ
び後退動させる回動カム25が所定角度回動可能に取り
付けられ、その軸端部にカム穴である角芯棒挿入穴26
が形成され、該穴26の両側の対称位置に芯出しガイド
孔27,27が設けられている。なお、図示の錠前19
には、回動カム25に連係する鍵座や、そのカム機構の
記載を省略している。
【0011】上記角芯棒挿入穴26には、ドア17の外
側に配置したドアハンドル28と一体の操作杆である角
芯棒29が嵌合され、該芯棒29の先端側半部にスリワ
リ29aが形成されている。芯出しガイド孔27,27
には、ドア17の外側に配置したハンドル取付座30と
一体のパイプシャフト31,31が挿入され、該パイプ
シャフト31,31に、ドア17の内側に配置したハン
ドル取付座32と一体の圧入シャフト33,33が挿入
されている。
【0012】ハンドル取付座30,32は実施例の場
合、機械的および熱的性質に優れる合成樹脂、例えばA
BS樹脂で構成され、このうちハンドル取付座30は、
図3,4のように円板形に形成され、その内側中央にパ
イプカラー34が突設されていて、該カラー34の内部
に、ドアハンドル28の小径軸部28aが収容されてい
る。
【0013】ハンドル取付座30の内側面には、パイプ
カラー34を中心に複数の補強リブ35が放射状に突設
され、上記カラー34を挟む補強リブ35,35の対称
位置に、パイプシャフト31,31が突設されている。
【0014】パイプシャフト31,31は円筒形の略直
管状に形成され、その基部は若干大径かつ肉厚に形成さ
れていて、それらのピッチは芯出しガイド孔27,27
のピッチと同ピッチに設定され、かつ上記取付座30の
内側面からの長さLは、上記カラー34の長さの略2倍
に形成され、その内部に内径Dの円形内空断面の圧入孔
36,36が形成されている。パイプシャフト31,3
1の互いに反対側周面には、その基部上端より先端に亙
って、圧入孔36,36に連通するスリット37,37
が軸方向に形成され、圧入シャフト33,33の圧入時
に拡開可能にされている。
【0015】図中、38はパイプカラー34の外側開口
部周縁に形成した環状リブで、ドアハンドル28の大径
軸部28bの端面と係合可能にされ、該リブ38を除く
ハンドル取付座30の外周面は、適宜な色に塗装されて
いる。39,39はハンドル取付座30の内側端面の直
径方向位置に形成した凹溝で、側方に開口しており、該
溝39,39にドライバー等の工具を差し込み可能にし
ている。
【0016】一方、ハンドル取付座32は図5,6のよ
うに円板形に形成され、その内側中央にパイプカラー4
0が突設され、該カラー40の内部にドアハンドル41
の小径軸部41aが収容されている。
【0017】ハンドル取付座32の内側面には、パイプ
カラー40を中心に複数の補強リブ42が放射状に突設
され、上記カラー40を挟む補強リブ42,42の対称
位置に、圧入シャフト33,33が突設されている。圧
入シャフト33,33は略直軸状に構成され、その先端
をテーパ状に形成するとともに、基部を若干大径に形成
していて、それらのピッチはパイプシャフト31,31
のピッチよりも若干大きく設定され、かつ上記取付座3
2の内側面からの長さLを、上記カラー40の長さの略
2倍で、前記パイプシャフト31と同長に形成し、その
先端から基部に亙る周面に複数の突起43を軸方向に形
成している。
【0018】上記突起43は図7のように、圧入シャフ
ト33の周面の等角度位置に三角柱状に突設され、その
相対する突起43,43の外径Dは、前記パイプシャフ
ト31の内径と同径に形成されている。図中、44はパ
イプカラー40の外側開口部周縁に形成した環状リブ
で、ドアハンドル41の大径軸部41bの端面と係合可
能にされ、該リブ44を除くドアハンドル取付座30の
外周面は、適宜な色に塗装されている。45,45はハ
ンドル取付座32の内側端面の直径方向位置に形成した
凹溝で、側方に開口しており、該溝45,45にドライ
バー等の工具を差し込み可能にしている。
【0019】この他、図中46は端板22上に重合配置
するフロント板で、その中間部にラッチボルト24を出
入り可能な通孔47が形成され、該板46をビス48を
介して、端板22と一緒にドア17へ取付け可能にして
いる。49,50は端板22およびフロント板46に設
けたビス孔、51はドアハンドル41の軸部内に形成し
た角穴で、前記角芯棒29と嵌合可能に形成され、これ
らを固定ビス52を介して連結可能にしており、53は
角芯棒29の基端部を大径側軸部28bに連結するピン
である。
【0020】図9乃至図39は本発明の他の実施例を示
し、上述の構成と対応する部分には同一の符号を用いて
いる。このうち、図9に示す第2実施例は、パイプシャ
フトト31周面の等角度位置に4個の突起43を設ける
代わりに、3個の突起43を設け、該突起43の個数低
減分構成を簡潔化するとともに、最小個数で安定した圧
入力を確保するようにした点を特徴にしている。この場
合、突起43の実用的な個数としては、突起43の製作
上、およびパイプシャフト31内面に対する接触面圧力
の確保とを勘案して、3〜6個が望ましく、なかでも5
〜6個とすることで1個の突起43に対する強度負担が
軽減する
【0021】また、図10に示す第3実施例は、パイプ
シャフトト31を中空円形断面とする代わりに、中空矩
形断面とし、更に圧入シャフト33を丸棒とする代わり
に、四角柱状に構成し、その角部を突起43として利用
することで、圧入シャフト33の構成を簡潔化し、その
製造の容易化と汎用部材の利用によるコストの低減を図
るとともに、角部を平坦なパイプシャフトト31の内面
に係合することで、突起43の滑りを阻止し、両者の位
置ずれを阻止し得るようにした点を特徴にしている。
【0022】この場合、上記実施例の応用例として、圧
入シャフト33を矩形柱状の代わりに、三角柱状や五角
柱状または六角柱状に構成することも可能であり、同様
にパイプシャフト31を中空矩形断面の代わりに、三角
形、五角形、六角形または楕円もしくは長円形の中空断
面にすることも可能であり、これらに汎用部材を使用す
ることで、製造コストの低減を図れる。
【0023】なお、上述の実施例ではハンドル取付座3
0をドア17の外側に取り付け、ハンドル取付座32を
ドア17の内側に取り付けているが、これに限定される
ものではなく、これらを上記と反対側に取り付けること
も可能である。また、上述の実施例ではハンドル取付座
30,32として、ドアハンドル28,41に適用して
いるが、これに限らず例えばサムターン座と、これに対
応する鍵座に適用することも可能である。
【0024】図11乃至図31は本発明を表示錠に適用
した第4実施例を示し、ドア17の外側に取付ける一方
のハンドル取付座30に、表示窓54と非常解錠用プラ
グ55を設け、ドア17の内側に取付ける他方のハンド
ル取付座32に、ロックレバー56を設けている。
【0025】ハンドル取付座30は、取付座本体57に
カバー58を連結して構成され、このうち上記本体57
は円板状に形成され、その外側面にスリット37を形成
した一対のパイプシャフト31を突設している。上記本
体57の中央には、パイプカラー34を緊密に挿入可能
な嵌合穴59が形成され、該穴59の下側の周囲に一対
の通孔60と、それらの間に配置した透孔61を設けて
いる。
【0026】取付座本体57内面の外周部にはリブ62
が環状に形成され、また上記嵌合穴59の開口縁部と通
孔60,60の周囲には、リブ63,64が環状に形成
されていて、通孔60,60の周囲にリブ64,64で
区画する円形の凹部65,65を形成している。図中、
66は透孔61の外側開口部周縁に形成した円形の凹部
で、後述するビスの頭部を収容可能にしており、67,
68は上記本体57の外周面と嵌合穴59の内面に突設
した複数の微小な係止爪である。
【0027】カバー58の周囲にはフランジ部69が形
成され、該フランジ部69の内面の中高位置に段部70
が形成され、該段部70上に取付座本体57の内面外周
部を係合可能にしている。パイプカラー34の周面には
複数のスリット71が軸方向に形成され、該カラー34
を縮径可能にしており、またその基部周面には複数のス
リット72が円周方向に形成され、前記係止爪68を係
合可能にしている。
【0028】カバー58の内面には、後述するリングギ
ヤの回動を規制する略地紙形状の浅底の凹部73が形成
され、該凹部73の中央に表示窓54が形成されてい
る。表示窓54と相対するカバー58の内面には、非常
解錠用プラグ55を挿入可能な透孔74が形成され、そ
の両側に後述の連動ギヤを定位置で回転可能に収容する
一対の凹孔75を形成している。
【0029】すなわち、カバー58の内面には、太陽ギ
ヤを構成する金属製のリングギヤ76が回動可能に収容
され、該ギヤ76は周囲にフランジ部76aを形成して
おり、その内側に略地紙形状の表示片77を突設してい
て、該片77の外面に表示シール78を貼り付けてい
る。上記リングギヤ76には、一対の連動ギヤ79とロ
ックギヤ80とが噛合しており、このうち連動ギヤ79
は両側にボス81と軸筒部82とを同軸上に突設し、そ
の短小なボス81を前記凹孔75に回転可能に収容し、
長尺な軸筒部82を前記通孔60に挿入していて、その
先端を取付座本体57の外側に突出し、その外端面にロ
ックバー挿入孔83を開口している。
【0030】ロックギヤ80は非常解錠用プラグ55と
一体に成形され、該ギヤ80に突設したボス84を前記
透孔61に回転可能に挿入しており、その端面にビス8
5をねじ込み可能なネジ孔86を形成している。上記プ
ラグ55は透孔74に挿入可能にされ、その外端面にコ
イン等と係合可能なスリワリ87を形成している。
【0031】一方、ハンドル取付座32は、その主要部
を前記ハンドル取付座32と同一に構成し、その取付座
本体88にカバー89を連結して構成され、このうち上
記本体88は円板状に形成され、その外側面に複数の突
起43を軸方向に形成した一対の圧入シャフト33を突
設している。上記本体88の中央には、パイプカラー4
0を緊密に挿入可能な嵌合穴90が形成され、該穴90
の下側の周囲に一対の通孔91と、それらの間に配置し
た透孔92を設けている。
【0032】取付座本体88内面の外周部にはリブ93
が環状に形成され、また上記嵌合穴90の開口縁部と通
孔91,91の周囲には、リブ94,95が環状に形成
されていて、通孔91,91の周囲にリブ94,95で
区画する円形の凹部96,96を形成している。図中、
97は透孔92の外側開口部周縁に形成した円形の凹部
で、後述するビスの頭部を収容可能にしており、98,
99は上記本体88の外周面と嵌合穴90の内面に突設
した複数の微小な係止爪である。
【0033】カバー89の周囲にはフランジ部100が
形成され、該フランジ部100の内面の中高位置に段部
101が形成され、該段部101上に取付座本体88の
内面外周部を係合可能にしている。パイプカラー40の
周面には複数のスリット102が軸方向に形成され、該
カラー40を縮径可能にしており、またその基部周面に
は複数のスリット103が円周方向に形成され、前記係
止爪99を係合可能にしている。
【0034】カバー89の内面には、パイプカラー40
を挟んで一対の凹孔104が形成され、これらに後述す
る連動ギヤを定位置で回転可能に収容しており、また凹
孔104,104の間には通孔105が形成され、該孔
105にロックレバー56と一体のロックギヤ106が
挿入されている。ロックレバー56の上端には円筒状の
枢軸部が設けられ、該軸部にロックギヤ106が一体に
成形されている。上記ギヤ106にはボス107が突設
され、該ボス107は前記透孔92に挿入可能にされ、
その端面にビス108をねじ込み可能なビス孔109を
形成している。
【0035】連動ギヤ110は両側にボス(図示略)と
軸筒部111とを同軸上に突設し、その短小なボスを前
記凹孔104に回転可能に収容し、長尺な軸筒部111
を前記通孔91に挿入していて、その先端を取付座本体
88の外側に突出し、その外端面にロックバー挿入孔1
12を開口している。
【0036】カバー89の内面には、太陽ギヤを構成す
るリングギヤ113が回動可能に収容され、該ギヤ11
3は前記リングギヤ76と同形に形成され、該ギヤ11
3にロックギヤ106と一対の連動ギヤ110とが噛合
している。
【0037】一方、切欠溝18の底部には円形の取付穴
20が開口され、該穴20に錠前19が収容されてい
る。錠前20は略円筒形に形成され、これは図示のよう
にダイカスト成形した錠ケース114と錠カバー115
とで略二つ割に構成され、このうち錠ケース114は先
端に端板22を一体に成形し、その透孔23の内面に一
対の凸部116を対向して突設している。
【0038】透孔23にはナイロン等合成樹脂製のラッ
チブッシュ117が嵌込まれ、該ブッシュ117はラッ
チボルト24が出入り可能な略円管状に形成され、その
内周面に前記凸部116と係合可能な一対の溝118を
軸方向に形成している。図中、119はラッチブッシュ
117の一端に形成したフランジで、前記透孔23の開
口部に係合可能にされ、該フランジ119の前面に通孔
47と係合可能な環状のリブ120を突設している。
【0039】錠ケース114の内部には平坦な段部12
1が形成され、該段部121の前端部中央に前方へ拡径
するテーパ状の係合溝122が形成され、後述するラッ
チボルト24の係止突起と係合可能にされている。係合
溝122の両側には凸部123と仕切壁124とが形成
され、このうち凸部123の上面にピン孔125が設け
られ、該孔125にピン126を介して、ラッチカム1
27が回動可能に支持されている。
【0040】ラッチカム127は細長の板体で構成さ
れ、その一端にピン126を挿入可能な透孔128が形
成され、この他端に係合部129が側方に突設されてい
る。段部121の後端部には、凸部123と同高の異形
の張出部130が突設され、該張出部130の側壁と凸
部123との間に、板状のスライドカム131が錠ケー
ス114の長さ方向に移動可能に収容されている。
【0041】スライドカム131の両端には、凸部12
3の側面と当接可能な突起132と、張出部130の側
面に当接可能な突起133とが起立形成され、突起13
2の側方に板状のサイドカム134が突設されている。
サイドカム134は仕切壁124に沿って移動可能にさ
れ、その前端部に突起135が突設されており、該カム
135と突起132との間にラッチカム127の基部が
介挿され、該カム127の先端の係合部129がラッチ
スライド136の係合溝137に係合している。
【0042】ラッチスライド136は略船底形に形成さ
れ、これが錠ケース114の側壁と、仕切壁124との
間に形成したバネ溝138に移動可能に収容されてい
る。バネ溝138にはラッチバネ139が挿入され、該
バネ139の弾性を介して、ラッチスライド136を前
方へ付勢している。
【0043】ラッチスライド36の一端には掛止片14
0が形成され、該片140が仕切壁124の端部に形成
した凸部141と係合可能にされ、この他端に係止片1
42が掛止片140と対向して形成されている。係止片
142には係止孔143が形成され、該孔143がラッ
チボルト24の後端部に突設した軸部144に着脱可能
に挿入されている。軸部144の後端には係合フランジ
145が突設され、該フランジ145には一対の係止爪
146が突設されていて、これらが前記係合溝122に
係合可能にされている。
【0044】図中、147,148は芯出しガイド孔2
7,27の近接位置に突設したピンで、それらの基部を
柱状に形成しており、該ピン147と張出部130との
間に、回動カム25の端部を挿入可能なカム孔149が
設けられている。カム孔149の内側開口部周縁は凹状
に形成され、該周縁に円弧状の周回路150が設けら
れ、該周回路150の両端にストッパ151,152が
突設されている。
【0045】回動カム25はカム孔149に挿入可能な
円筒状に形成され、その周面には上記カム25の回動角
度を規制する球面状のストップカム153,155と、
それらの間に位置するロックカム155とが突設され、
このうちストップカム153,カム155は点対称位置
に設けられ、ロックカム154とストップカム155と
は近接位置に配置されている。ストップカム153はス
ライドカム131上に滑動可能に載置され、その側端部
を突起133に係合可能にしており、上記カム154,
155は前記周回路150に滑動可能に収容されてい
て、ロックカム154の側端部はストッパ151に係合
可能にされ、またストップカム155の側端部はストッ
パ152に係合可能にされている。
【0046】ストッパ152の隣には凹溝156が設け
られ、該溝156に略平板状のバネ受157が挿入され
ている。バネ受157は一端にラッチバネ139を着座
可能にされ、この他端に切欠部158が形成されてい
て、該切欠部158の開口縁をスライドカム131の直
上に配置している。そして、このバネ受157の他端と
突起132との間に強力なカムバネ159が介挿され、
その弾性を介してスライドカム131を前方へ付勢して
いる。
【0047】張出部130と錠ケース114の内面との
間には凹部160が設けられ、該凹部160の芯出しガ
イド孔27の近接位置にカム孔161が形成され、該孔
161に施錠カム162が回動可能に支持されている。
施錠カム162は円筒状に形成され、その内部にはロッ
クバー163を挿入可能な矩形の貫通孔164が設けら
れ、その周面に板状のカム165が突設されている。カ
ム165は凹部160の略直交する内壁に当接して、回
動角度を規制され、その回動域に略L字形断面のロック
ピース166が設けられ、カム165と係合可能に配置
されている。
【0048】ロックピース166は、施錠カム162
と、周回路150に臨ませて突設した凸部167との間
に配置され、該ピース166と凸部167との間には弱
いロックバネ168が介挿されていて、その弾性を介し
ロックピース166を施錠カム162方向へ付勢してい
る。ロックピース166の一端には係止片169が屈曲
形成され、該片169はカム154とカム155との間
に係合可能にされていて、常時はロックバネ168によ
って上記係合を解除され、回動カム25の回動を可能に
している。
【0049】ロックバー163は細長の板状に形成さ
れ、その中間部に幅広な突起170を形成していて、錠
ケース114との外面と係合可能にされ、その両端を前
記ロックバー挿入孔83,112に抜き差し可能にして
いる。図中、171は合成樹脂製のラッチヘッドで、ラ
ッチボルト24の先端に嵌込まれている。
【0050】錠カバー115の先端には一対の係合爪1
72が突設され、これらの間に凸部116を嵌合可能に
しており、またその周面には一対の通孔173と開口窓
174とが形成され、前記芯出しガイド孔27およびカ
ム孔149と等ピッチに配置されている。175,17
6は前記ピン147,148と嵌合可能な透孔、177
は施錠カム164を挿入可能な透孔である。なお、取付
穴21は一対の横長の楕円形に形成され、パイプシャフ
ト31とパイプカラー34とを挿入可能にしている。
【0051】このように第4実施例の錠前19は、その
ロック機構およびその解除機構の主要部をハンドル取付
座30,32に設けたから、これらを錠前の内部に設け
た従来のものに比べて構造が簡単になり、また上記機構
の占有スペースの節減分小型軽量になる。したがって、
錠前19に付随する端板22とフロント板46との小形
化を図れ、ドア17の側端面の体裁が向上するととも
に、これらを取付ける切欠溝18の小形化を図れ、該溝
18の製作が容易になる。実施例では、錠前19は回動
カム25の外径と略同径の円筒状に形成され、ドア17
に形成する取付穴20を円孔とし、その小径化を図れる
から、取付穴20の加工の容易化を図れるとともに、取
付穴20の両側の余肉の肉厚化を促し、ドア17の強度
を向上し得る。特に、この利点は薄厚のドア17を使用
する場合に有効である。
【0052】図32乃至図39は本発明を表示錠に適用
した第5実施例を示し、そのハンドル取付座30,32
は、後述する補強シャフトと補強パイプを除いて第4実
施例のものと実質的に同一であり、また錠前19は第4
実施例のものと実質的に同一である。すなわち、この実
施例のハンドル取付座30は、取付座本体57のパイプ
シャフト31と同心円上で透孔61と対向位置に、パイ
プシャフトを構成する補強パイプ178をパイプシャフ
ト31と平行に突設している。補強パイプ178はパイ
プシャフト31と同長で、その内外径はパイプシャフト
31のそれよりも大径に形成され、その内部に圧入シャ
フトを構成する補強シャフト179を圧入している。
【0053】補強シャフト179は、取付座本体88の
圧入シャフト33と同心円上で透孔92と対向位置に、
圧入シャフト33と平行に突設されている。補強シャフ
ト179は圧入シャフト33と同長の中空四角柱状に形
成され、その外径は圧入シャフト33のそれよりも大径
に形成されていて、その周面の隅角部を前記突起43に
代用させており、そのようにすることで補強シャフト1
79の構成が簡潔になり、かつ金型の製作および設計が
容易になる。この場合、補強シャフト179を四角柱状
に限らず、三角柱状、六角柱状に形成してもよく、また
第4実施例のそれと相似形状に構成することも可能であ
り、更に中空構造の代わりに中実構造にすることで、そ
の金型製作および設計が容易になる。図中、180は通
孔21の直上に形成した挿通孔で、ドア17の両側から
補強パイプ178と補強シャフト179とを挿入可能に
している。
【0054】このように構成したドア用ハンドル取付座
は、後述のように従来多用されていた取付ビスや取付座
カバーを廃止したから、その分部品点数が低減し、ドア
ハンドル28,41の取付けを簡易かつ迅速に行なえる
とともに、製造コストの低減を図れる。
【0055】次に本発明のハンドル取付座30,32を
用いて、ドアハンドル28,41を取付ける場合、これ
を図1乃至図8の第1実施例に基いて説明すると、予め
ドア17の吊元側と反対側の端面に、切欠溝18と取付
穴20とを形成するとともに、該穴20に連通する通孔
21をドア17の内外面の所定位置に形成して置く。
【0056】そして、上記取付穴20に錠前19を挿入
し、端板22を切欠溝18に収容するとともに、該板2
2上にフロント板46を重合し、これらのビス孔50,
49にビス48を挿入し、これをドア17にねじ込んで
固定する。このようにすることで、錠前19がドア17
の内部に埋設され、その回動カム25の角芯棒挿入穴2
6と、芯出しガイド孔27,27とが通孔21を介し
て、ドア17の内外に表出する。
【0057】このような状況の下でハンドル取付座30
を保持し、これをドア17の外側から通孔21に挿入
し、かつその際パイプシャフト31,31を芯出しガイ
ド孔27,27に挿入し、上記取付座30がドア17の
表面に当接したところで、当該状態を保持する。
【0058】次にハンドル取付座32を保持し、これを
ドア17の内側から通孔21に挿入し、かつその際圧入
シャフト33,33をパイプシャフト31,31の圧入
孔36,36に押し込み、上記取付座32がドア17の
表面に当接したところで、当該状態を保持する。このよ
うにすると、圧入シャフト33の突起43が若干小径の
圧入孔36に押し込まれ、スリット37,37が押し開
かれて圧入孔36を押し広げ、両シャフト31,33を
一体に連結する。この状況は図8(b),(c)のよう
で、パイプシャフト31が突起43に対応して押し広げ
られ、その変形ないし拡径部が芯出しガイド孔27の内
面を圧接する。
【0059】その際、圧入シャフト33,33のピッチ
が圧入孔36,36のそれよりも若干幅広なため、外側
に位置するスリット37,37を中心にして、圧入孔3
6,36の拡径と、そのピッチの拡径とが増進され、パ
イプシャフト31,31のピッチが先端側に向かって漸
増する。したがって、芯出しガイド孔27,27とパイ
プシャフト31,31との間の接触面圧力が先端側に向
かって漸増し、該シャフト31,31の外側部が、上記
孔27,27の内面に強力に押し付けられ、該シャフト
31,31に圧入シャフト33,33が強力に保持され
る。
【0060】この結果、ハンドル取付座30,32が錠
前19に強固に保持され、ドア17開閉時の振動や衝撃
に堪えられる一方、角芯棒挿入穴26との調心を促さ
れ、それらのパイプカラー34,40が同軸上に位置し
て、それらの中心に回動カム25の角芯棒挿入穴26が
位置付けられる。
【0061】この後、一方のドアハンドル28を保持
し、該ハンドル28と一体の角芯棒29をパイプカラー
34を介して、回動カム25の角芯棒挿入穴26に挿入
し、その大径軸部28bの端面が環状リング38に当接
したところで、当該状態を保持する。
【0062】次に、他方のドアハンドル41を保持し、
該ハンドル41の軸部をパイプカラー40に挿入し、か
つその際角穴51を角芯棒29の先端に押し込み、大径
軸部41bの端面が環状リング44に当接したところ
で、当該状態を保持する。この後、固定ビス52を外側
からスリワリ29a内にねじ込み、ドアハンドル41を
角芯棒29に連結すれば、一連の取付け作業が完了す
る。
【0063】このように、本発明はハンドル取付座3
0,32の取付けに際して、従来多用されていた取付ビ
スを廃止したから、部品点数を低減できるとともに、該
ビスの煩雑な取り付け作業から解消され、これを簡易か
つ迅速に行なえる。しかも、パイプシャフト31,31
と圧入シャフト33,33との間には、引張り力が一切
作用していないから、従来のような取付ビスの締め過ぎ
によるドア17の変形を防止し得る。また、パイプシャ
フト31,31に圧入シャフト33,33を押し込むこ
とで、ハンドル取付座30,32と角芯棒挿入穴26と
が自然に調心されるから、この種の作業に未熟な作業者
でも容易かつ確実に作業し得る。
【0064】しかも、ハンドル取付座30,32の表面
を適宜な色で塗装し、従来のような取付座カバーの取付
けをなくしたから、上述と相俟って部品点数の低減と、
取り付け作業の簡素化と、製造コストの低減を図れる。
更に、パイプシャフト31,31と圧入シャフト33,
33とを抜き差し可能にしているから、それらの抜き差
し量を加減することで、種々のドア17の厚さに対応し
得る。
【0065】こうして、ドア17の内外面にハンドル取
付座30,32が取付けられ、この状況は図1のよう
で、それらの内面がドア17の内外面に密着し、それら
の背面の各環状リング38,44に、ドアハンドル2
8,41の大径軸部28b,41bの端面が係合し、こ
の状態を固定ビス52で保持している。
【0066】したがって、パイプシャフト31,31と
圧入シャフト33,33との圧入状態が保持され、それ
らが経年的に抜け出たり、ガタ付くことはない。また、
ドア17の開閉やドアハンドル28,41の使用に際し
ては、前記シャフト31,33に特別な外力や曲げモー
メントが作用する訳ではないから、これらを合成樹脂製
としても強度上および使用上に支障はない。
【0067】更に、ハンドル取付座30,32とカム穴
26とが正確に芯合せされているから、ドアハンドル2
8,41の取付け後、小径軸部28a,41aがパイプ
カラー34,40と同軸上に位置して、それらの擦過を
防止し、上記ハンドル28,41を円滑かつ軽快に操作
し得る。
【0068】しかも、ドアハンドル28,41の大径軸
部28b,41bの端面を、未塗装の環状リング38,
44に係合させているから、他の塗装部の擦過やハゲを
防止を防止できる一方、環状リング38,44は大径軸
部28b,41bによって隠蔽され、外部から遮蔽され
ているから、当該部の体裁を改善し得る。
【0069】なお、ハンドル取付座30,32を取外す
場合は、固定ビス52を緩め、ドアハンドル28,41
をパイプカラー34,40から引き抜き、上記取付座3
0,32の側方に開口した凹溝39,45にドライバー
等の適宜な工具を差し込み、これをこじって両シャフト
31,33を引き離し、それらを引き抜けばよく、その
ようにすることでドア17の取換えに応じられる。
【0070】次に第4実施例のハンドル取付座30,3
2と錠前19について説明する。ハンドル取付座30,
32は、内部のリングギヤ76,113と、連動ギヤ7
9,110、ビス85,109を互いに共用しているか
ら、部品の合理化を図れ、その組み立てに互換性を得ら
れる。
【0071】そこで、先ずハンドル取付座30を組み立
てる場合は、リングギヤ76の表示部77の表面に予め
表示シール78を貼り付け、該ギヤ76をカバー58の
内側に収容し、その表示部77をカバー58の凹部73
内に位置付ける。この後、カバー58の内面の凹孔7
5,75に連動ギヤ79のボス81を嵌め込み、該ギヤ
79,79をリングギヤ76に噛合したところで、取付
座本体57をカバー58に嵌合し、これを段部70上に
収容するとともに、通孔60,60を軸筒部82,82
に挿入し、同時に嵌合穴59をパイプカラー34に嵌込
【0072】このようにすると、係止爪67が弾性に抗
して押し潰され、その弾性によってカバー58がフラン
ジ部69の内面に密着するとともに、スリット71が押
し狭められ、パイプカラー34が弾性に抗し押し縮めら
れて、その弾性によりパイプカラー34が嵌合穴59の
内面に密着し、更に係止爪68がスリット72に係合し
て、取付座本体57とカバー58とが定位置で一体に取
付けられる。
【0073】この後、非常解錠用プラグ55を透孔74
に挿入し、そのボス84を透孔61に挿入して、透孔7
4の内側開口縁部に位置するリングギヤ76にロックギ
ヤ80を噛合し、ボス84の端面に形成したビス孔にビ
ス85をねじ込んで、ビス頭部を凹孔66に係合し、上
記プラグ55を回転自在に取付ける。
【0074】こうして組み付けたハンドル取付座30
は、非常解錠用プラグ55を回動すると、ロックギヤ8
0に噛合するリングギヤ76がフランジ部69の内面に
沿って回転し、これに表示部77が同動して表示窓54
に出没するとともに、リングギヤ76に噛合する連動ギ
ヤ79,79が互いに同方向へ回転する。また、連動ギ
ヤ79,79の一方を回動すると、該ギヤ79に噛合す
るリングギヤ76が回動し、表示部77が表示窓54に
出没するとともに、リングギヤ76に噛合する他方の連
動ギヤ79と、ロックギヤ84とが同方向に回動する。
【0075】次にハンドル取付座32を組み立てる場合
は、リングギヤ113をカバー89の内側に収容し、該
カバー89の内面の凹孔104,104に連動ギヤ11
0のボス(図示略)を嵌め込み、該ギヤ110,110
をリングギヤ113に噛合したところで、取付座本体8
8をカバー89に嵌合し、これを段部101上に収容す
るとともに、通孔91,91を軸筒部111,111に
挿入し、同時に嵌合穴90をパイプカラー40に嵌込
む。
【0076】このようにすると、係止爪98が弾性に抗
して押し潰され、その弾性によってカバー89がフラン
ジ部100の内面に密着するとともに、スリット102
が押し狭められ、パイプカラー40が弾性に抗し押し縮
められて、その弾性によりパイプカラー40が嵌合穴9
0の内面に密着し、更に係止爪99がスリット103に
係合して、取付座本体88とカバー89とが定位置で一
体に取付けられる。
【0077】この後、ロックレバー56を透孔105に
挿入し、そのボス107を透孔92に挿入して、透孔9
2の内側開口縁部に位置するリングギヤ113にロック
ギヤ106を噛合し、ボス107の端面に形成したビス
孔108にビス109をねじ込んで、ビス頭部を凹孔9
7に係合し、上記レバー56を回転自在に取付ける。
【0078】こうして組み付けたハンドル取付座32
は、ロックレバー56を回動すると、ロックギヤ106
に噛合するリングギヤ113がフランジ部100の内面
に沿って回転し、該ギヤ113に噛合する連動ギヤ11
0,110が互いに同方向へ回転する。また、連動ギヤ
110,110の一方を回動すると、該ギヤ110に噛
合するリングギヤ113が回動し、該ギヤ113に噛合
する他方の連動ギヤ110と、ロックギヤ106とが同
方向に回動する。
【0079】次に錠前19を組み立てる場合は、ラッチ
ボルト24にラッチヘッド171を嵌め込み、その軸部
144にラッチスライド136の係止孔143を挿入し
て、このアセンブリを透孔23に挿入し、ラッチボルト
24を端板22側に位置付ける。この後、スライドカム
131を段部121上に載置し、突起132,133を
錠ケース114の端部側へ位置付け、かつこのうち突起
132を前部側へ配置したところで、凹溝156にバネ
受157を挿入し、これを起立させる。
【0080】また、スライドカム131の突起132,
135の間にラッチカム127を挿入し、該カム127
の先端の係合部129を、ラッチスライド136の係合
溝137に挿入したところで、ピン126を透孔128
を介してピン孔125に差し込み、上記カム127の一
端を凸部123に回動可能に枢着する。そして、バネ溝
138内の掛止片140と、バネ受157の一端との間
にラッチバネ139を介挿し、その弾性によってラッチ
スライド136を前方へ付勢し、これにラッチボルト2
4を同動させるとともに、ラッチカム127をピン12
6を中心に図30上時計方向へ回動可能に付勢する。
【0081】また、突起132とバネ受157の他端と
の間に強力なカムバネ159を介挿し、その弾性によっ
てスライドカム131を前方、つまりラッチボルト24
方向へ付勢し、突起132を凸部123に当接させる。
【0082】次に回動カム25をカム孔149に挿入
し、カム153をバネ受157の他端と突起133との
間に位置付け、またカム154を周回路150の一端、
つまりストッパ151側へ位置付け、カム155を周回
路150の他端、つまり凸部167側へ位置付ける。更
に、凹部106内のカム孔161に施錠カム162を挿
入し、該カム162に隣接してロックピース166を起
立して収容し、該ピース166と凸部167との間にロ
ックバネ168を介挿し、該バネ168の弾性によって
ロックピース166を施錠カム162側へ付勢し、この
両者を係合可能に配置するとともに、ロックピース16
6の係止片169を常時はカム154,155の間から
避退させ、回動カム25を回動可能にする。
【0083】この後、錠カバー115を錠ケース114
に被せ、その一端を透孔23に押し込んで、係合爪17
2,172の間に一方の凸部116を差し込み、また透
孔175,176,176にピン147,148,14
8を挿入する。また、開口窓174に回動カム25を挿
入し、透孔177に施錠カム162を挿入したところ
で、錠カバー115の表面に突出したピン147,14
8,148を適宜手段で押し潰し、錠カバー115を錠
ケース114に一体に連結する。
【0084】更に、ラッチブッシュ117を透孔23と
ラッチボルト24の間に挿入し、その一対の溝118を
凸部116に挿入するとともに、フランジ119を端板
22に密着し、該板22上にフロント板46を押し当
て、そのビス孔50の後方開口縁に突出したバーリング
部50aをビス孔49に押し込み、リブ120を通孔4
7の口縁部に嵌込んで、フロント板46を錠前19に仮
止めする。このようにすることで、フロント板46と錠
前19とが一体的になり、それらの取り扱いが至便にな
る。
【0085】このように第4実施例の錠前19は、その
ロック機構およびその解除機構の主要部をハンドル取付
座30,32に設けたから、これらを錠前の内部に設け
た従来のものに比べて構造が簡単になり、また上記機構
の占有スペースの節減分小型軽量になる。したがって、
錠前19に付随する端板22とフロント板46との小形
化を図れ、ドア17の側端面の体裁が向上するととも
に、これらを取付ける切欠溝18の小形化を図れ、該溝
18の製作が容易になる。
【0086】実施例では、錠前19は回動カム25の外
径と略同径の円筒状に形成され、ドア17に形成する取
付穴20を円孔とし、その小径化を図れるから、取付穴
20の加工の容易化を図れるとともに、取付穴20の両
側の余肉の肉厚化を促し、ドア17の強度を向上し得
る。特に、この利点は薄厚のドア17を使用する場合に
有効である。なお、第5実施例も第4実施例の錠前19
を使用しているので、上述の効果を有する。
【0087】このような表示錠に適用したハンドル取付
座30,32と、錠前19をドア17に取付ける場合
は、ドア17の側端面に切欠溝18を形成し、該溝18
の略中央に円形の取付穴20を穴明けし、更にドア17
の端部に厚さ方向に横長の通孔21を穴明けして、前記
取付穴20に連通させる。この場合、前述のように錠前
19の小形軽量化とフロント板46の小形化によって、
切欠溝18と取付穴20が小形になり、それらの加工が
容易になるとともに、取付穴20の両側に位置するドア
17の残厚が厚肉に保たれ、その強度低下を防止する。
【0088】そして、上記取付穴20に錠前19を挿入
し、その端版22とフロント板46とを一緒に切欠溝1
8に収容し、それらのビス孔50,49にビス48を挿
入し、これを切欠溝18にねじ込んで、錠前19を固定
する。
【0089】このようにすることで、錠前19がドア1
7の内部に埋設され、その回動カム25の角芯棒挿入穴
26と、芯出しガイド孔27,27と、施錠カム162
の貫通孔164とが、通孔21を介してドア17の内外
に表出する。そこで、ロックバー163をドア17の外
側から貫通孔164に差し込み、これを錠ケース114
の後方へ突出させ、突起170が透孔177の開口縁部
に当接したところで、ロックバー163の差し込みを停
止する。この場合、ロックバー163をドア17の内側
から貫通孔164に差し込んでもよい。
【0090】このような状況の下で上記組み立てたハン
ドル取付座30を保持し、これをドア17の外側から通
孔21に挿入し、パイプシャフト31,31を芯出しガ
イド孔27,27に挿入するとともに、一方の連動ギヤ
79のロックバー挿入孔83にロックバー163を挿入
し、上記取付座30がドア17の表面に当接し、かつ軸
筒部82の端部を突起170に当接したところで、当該
状態を保持する。
【0091】次にハンドル取付座32を保持し、これを
ドア17の内側から通孔21に挿入し、圧入シャフト3
3,33をパイプシャフト31,31の圧入孔36,3
6に押し込むとともに、一方の連動ギヤ110のロック
バー挿入孔112にロックバー163を挿入し、上記取
付座32がドア17の表面に当接し、かつ軸筒部111
の端部を突起170に当接したところで、当該状態を保
持する。
【0092】この場合、ロックバー163に対するロッ
クバー挿入孔112は、ドア17の吊元状況によって、
左右一対の連動ギヤ79,110の各一方が使用され
る。例えば、図14のような右吊元のドア17のとき
は、ハンドル取付座30の右側の連動ギヤ79と、ハン
ドル取付座32の左側の連動ギヤ110とが使用され、
左吊元のドア17のときは、ハンドル取付座30の左側
の連動ギヤ79と、ハンドル取付座32の右側の連動ギ
ヤ110とが使用され、吊元状況に速やかに対応し得
る。
【0093】こうして、圧入シャフト33の突起43が
若干小径の圧入孔36に押し込まれると、スリット3
7,37が押し開かれて、圧入孔36を押し広げ、両シ
ャフト31,33を一体に連結する。このときの圧接作
用と、パイプシャフト31と圧入シャフト33との保持
作用は、第1実施例と同様である。この結果、ハンドル
取付座30,32が錠前19に強固に保持され、ドア1
7開閉時の振動や衝撃に堪えられる一方、角芯棒挿入穴
26との調心を促され、それらのパイプカラー34,4
0が同軸上に位置して、それらの中心に回動カム25の
角芯棒挿入穴26が位置付けられる。
【0094】また、この後のドアハンドル28とドアハ
ンドル41との取り付け作業は、第1実施例と同様であ
り、またその際の取付ビスの廃止や、取り付け作業の簡
易かつ迅速化、更には従来のような取付ビスの締め過ぎ
によるドア17の変形防止、ハンドル取付座30,32
と角芯棒挿入穴26との調心の容易かつ確実化、種々の
ドア厚に対する対応ついても、第1実施例と同様であ
る。
【0095】なお、ドア17の開閉やドアハンドル2
8,41の使用に際しては、前記シャフト31,33に
特別な外力や曲げモーメントが作用する訳ではないか
ら、これらを合成樹脂製としても強度上および使用上に
支障はない。また、ドアハンドル28,41操作の円滑
化と、ハンドル取付座30,32の他の塗装部の擦過や
ハゲの防止、環状リング38,44部の体裁の改善につ
いては、第1実施例と同様である。
【0096】こうして、ハンドル取付座30とドアハン
ドル28を取付けたドア17の外側の状況は図11のよ
うで、大径軸部28bの直上に表示窓54が位置し、ま
た大径軸部28bの直下に非常解錠用プラグ55が位置
していて、常時は表示窓54に不使用を表示する表示シ
ール78の中央表示部(散点模様部)が位置し、上記プ
ラグ55のスリワリ87が垂直に位置する一方、ドア1
7の内側では大径軸部41bの直下に、ロックレバー5
6が垂直下向きに位置している。
【0097】このような閉扉状況の下で、ドア17の外
側からドア17を開放する場合は、ドアハンドル28を
回動し、該ハンドル28に連結した角芯棒29を同動さ
せて、角芯棒29を嵌合した回動カム25を図30上時
計方向へ回動する。このようにすると、上記カム25の
カム153が係合下の突起133を上図上右方へ押し動
かし、該突起133と一体のスライドカム131が同動
して、突起135と係合下のラッチカム127が、ピン
127を中心に同図上反時計方向へ回動する。
【0098】このため、ラッチカム127の係合部12
9と係合下のラッチスライド136が、ラッチバネ13
9の弾性に抗して図30上右方へ移動し、これに上記ス
ライド136に係止したラッチボルト24が同動して、
縦枠のトロヨケ(図示略)から引き抜かれ、開扉可能に
なる。この場合、透孔23に合成樹脂製のラッチブッシ
ュ117が装着されているから、ラッチボルト24の後
退時、該ボルト24が透孔23の内面に接触しても異音
を発生しない。ドア17の開放後、例えばトイレ等の利
用者がドア17を閉め、これを閉鎖後ロックレバー56
を回動すると、該レバー56と一体のロックギヤ106
が回動し、該ギヤ106と噛合するリングギヤ113が
回動して、該ギヤ113と噛合する一対の連動ギヤ11
0が同方向に回動する
【0099】上記連動ギヤ110の動力は、その一方の
ギヤ110のロックバー挿入孔112に挿入したロック
バー163を介して、該バー163に連係する外側のハ
ンドル取付座30に内蔵した一方の連動ギヤ79に伝達
され、該ギヤ79が同期回動する。このため、上記ギヤ
79と噛合するリングギヤ76が回動し、その表示部7
7が同動して、不使用を表示する前記中央表示部(散点
模様部)が表示窓54から移動し、代わりに使用を表示
する側方表示部が表示窓54に位置する。この結果、ド
ア17の外側からトイレの使用状態が確認される。
【0100】一方、ロックレバー56の回動操作によっ
て、ロックバー163が回動すると、該バー163を係
入した施錠カム162が図30上時計方向へ回動し、そ
のカム165が隣接のロックピース166を上図上左方
へ押し動かす。このため、ロックピース166が、ロッ
クバネ168の弾性に抗して上図上左方へ移動し、これ
に係止片169が同動して、ロックカム154とストッ
プカム155との間に係入し、回動カム25をロックす
る。
【0101】したがって、この後ドア17の内外からド
アハンドル28,41を回動しても、回動カム25の回
動が阻止され、ドア17は開放されない。
【0102】このような状況の下でドア17の内側から
開扉する場合は、ロックレバー56を前述したロック操
作と反対方向へ回動する。このようにすると、ロックレ
バー56と一体のロックギヤ106が回動し、該ギヤ1
06と噛合するリングギヤ113が回動して、該ギヤ1
13と噛合する一対の連動ギヤ110が同方向に回動す
る。
【0103】上記連動ギヤ110の動力は、その一方の
ギヤ110のロックバー挿入孔112に挿入したロック
バー163を介して、該バー163に連係する外側のハ
ンドル取付座30に内蔵した一方の連動ギヤ79に伝達
され、該ギヤ79が同期回動する。このため、上記ギヤ
79と噛合するリングギヤ76が回動し、その表示部7
7が同動して、使用を表示する側方表示部が表示窓54
から移動し、代わりに不使用を表示する中央表示部が表
示窓54に位置する。この結果、ドア17の外側からト
イレの不使用状態が確認される。
【0104】一方、ロックレバー56の回動操作によっ
て、ロックバー163が回動すると、該バー163を係
入した施錠カム162が図30上反時計方向へ回動し、
そのカム165が原位置へ復帰する。このため、ロック
ピース166が、ロックバネ168の弾性によって上図
上右方へ移動し、係止片169がロックカム154とス
トップカム155との間から引き抜かれて、回動カム2
5のロックを解除する。
【0105】したがって、この後ドア17の内外からド
アハンドル28,41を回動すれば、回動カム25が回
動し、ラッチボルト24がトロヨケ(図示略)から引き
抜かれて、ドア17が開放される。
【0106】なお、ドア17のロック時に、ドア17の
外側から開扉する場合は、ドライバーやコイン等の適宜
手段を非常解錠用プラグ55のスリワリ87に差し込
み、これを押し回わす。このようにすると、上記プラグ
55と一体のロックギヤ80が回動し、該ギヤ80と噛
合するリングギヤ76が回動して、使用を表示する側方
表示部が表示窓54から移動し、代わりに不使用を表示
する中央表示部が表示窓54に位置するこの結果、ドア
17の外側からトイレの不使用状態が確認される。
【0107】また、リングギヤ76が回動すると、該ギ
ヤ76と噛合する一対の連動ギヤ79が回動し、その動
力が一方のギヤ79のロックバー挿入孔83に挿入した
ロックバー163を介して、該バー163に連係する内
側のハンドル取付座32に内蔵した一方の連動ギヤ11
0に伝達され、該ギヤ110が同期回動する。このた
め、上記ギヤ110と噛合するリングギヤ113が回動
し、該ギヤ113と噛合するロックギヤ106が同動し
て、該ギヤ106と一体のロックレバー56が復帰回動
し、原状を回復する。
【0108】一方、非常解錠用プラグ55の回動操作に
よって、ロックバー163が回動すると、該バー163
を係入した施錠カム162が図30上反時計方向へ回動
し、そのカム165が原位置へ復帰する。このため、ロ
ックピース166が、ロックバネ168の弾性によって
上図上右方へ移動し、係止片169がロックカム154
とストップカム155との間から引き抜かれて、回動カ
ム25のロックを解除する。
【0109】したがって、この後ドア17の内外からド
アハンドル28,41を回動すれば、回動カム25が回
動し、ラッチボルト24がトロヨケ(図示略)から引き
抜かれて、ドア17が開放される。それゆえ、ドア17
のロック後、ドア17の内側で例えば利用者の急病等の
異状が発生した場合、ドア17の外側からロックを解除
して開扉し、利用者を速やかに救出できる。
【0110】なお、ハンドル取付座30,32の取外し
法およびその作用効果は、第4実施例と同様である。
【0111】次に第5実施例について説明する。この実
施例の構成は、補強パイプ178と補強シャフト179
および挿通孔180を除いて、第5実施例と実質的に同
一であり、そのハンドル取付座30,32の組み立て法
およびその作用効果も、第5実施例と実質的に同一であ
る。すなわち、補強パイプ178は圧入パイプ31より
も大径であり、補強シャフト179も圧入シャフト33
より大径であるが、それらは共にパイプシャフト31,
31および圧入シャフト33,33と同心円上に位置
し、それらを挿入する挿通孔180を通孔21の直上に
穴明けする。
【0112】そして、取付穴20に錠前19を埋設後、
通孔21に表出する施錠カム162の貫通孔164にロ
ックバー163を差し込み、ハンドル取付座30をドア
17の外側から通孔21に挿入して、パイプシャフト3
1,31を錠前19の芯出しガイド穴27,27に挿入
するとともに、補強パイプ178を挿通孔180に挿入
する。そして、一方の連動ギヤ79のロックバー挿入孔
83にロックバー163を挿入し、上記取付座30がド
ア17の表面に当接し、かつ軸筒部82の端部が突起1
70に当接したところで、当該状態を保持する。この状
況は図39のようで、補強パイプ178は錠前19の直
上に位置する。
【0113】この後、ハンドル取付座32をドア17の
内側から通孔21に挿入し、圧入シャフト33,33を
パイプシャフト31,31の圧入孔36,36に押し込
むとともに、補強シャフト179を挿通孔180を介し
て補強パイプ178に挿入する。そして、一方の連動ギ
ヤ110のロックバー挿入孔112にロックバー163
を挿入し、上記取付座32がドア17の表面に当接し、
かつ軸筒部111の端部が突起170に当接したところ
で、当該状態を保持する。
【0114】こうして、パイプシャフト31,31が圧
入シャフト33,33の圧入によって拡径され、これが
芯出しガイド穴27,27の内面を圧接して、第4実施
例と同様に錠前19とハンドル取付座30,32とが一
体に保持され、また補強パイプ178に補強シャフト1
79が圧入されて、これらが一体に連結される。この
後、錠前19にドアハンドル28,41を取付け、一連
の取り付け作業が終了する。その際のドア17の内外側
の状況は第4実施例と同一である。
【0115】この実施例は、上述のようにパイプシャフ
ト31,31と圧入シャフト33,33の連結に加え、
補強パイプ178と補強シャフト179とを挿通孔18
0の内側で連結し、これらでハンドル取付座30,32
を保持するから、第4実施例に比べて支持強度が強化さ
れ、特に上下方向に作用する外力や曲げモーメントに対
抗して、ハンドル取付座30,32のガタの発生を防止
し得る。この場合、補強シャフト179を中空構造にす
れば、その曲げ剛性が一層強化され、その支持強度が増
強される。なお、この実施例によるドア17の開閉操作
と、錠前19の施解錠作動および表示作動は第4実施例
と同一である。
【0116】
【発明の効果】本発明のドア用ハンドル取付座は以上の
ように、一方のハンドル取付座に芯出しガイド孔に挿入
可能な複数のパイプシャフトを突設し、他方のハンドル
取付座に上記パイプシャフトに挿入し、かつ該シャフト
を拡径可能な圧入シャフトを突設し、パイプシャフトに
圧入シャフトを圧入したから、これらを一体に連結する
とともに、パイプシャフトを拡径させることができる。
そして、拡径したパイプシャフトを芯出しガイド孔の内
面に圧接し、パイプシャフトおよび圧入シャフトを介し
て、両ハンドル取付座を錠前に強固に保持させることが
できる。したがって、この種目的に多用されていた従来
の取付ビスを廃止でき、該ビスの取付け作業の煩雑を解
消して、ハンドル取付座を簡易かつ迅速にドアに取付け
ることができるとともに、複数のパイプシャフトを芯出
しガイド孔の内面に圧接し、両ハンドル取付座を錠前に
取付けることで、両ハンドル取付座と錠前のカム穴との
芯合わせを容易かつ確実に行なうことができる。本発明
のドア用ハンドル取付座は、一方のハンドル取付座に表
示窓と非常解錠用プラグを設け、他方のハンドル取付座
にロックレバーを設けたから、ロック機構を備えた表示
錠に適用可能にすることができる。本発明のドア用ハン
ドル取付座は、一方のハンドル取付座の内部に表示部を
有するリングギヤを回動可能に設け、該リングギヤを非
常解錠用プラグに連係し、該プラグの解錠操作を介し
て、表示部を表示窓に移動可能にしたから、上記プラグ
による解錠時の表示を可能にすることができる。本発明
のドア用ハンドル取付座は、非常解錠用プラグにロック
ギヤを設け、該ギヤをリングギヤに噛合させたから、ロ
ックギヤとリングギヤとを連動させることができる。本
発明のドア用ハンドル取付座は、前記他方のハンドル取
付座の内部に、ロックレバーに連係するリングギヤを回
動可能に設けたから、ロックレバーにリングギヤを連係
させることができる。本発明のドア用ハンドル取付座
は、一方のハンドル取付座の内部にリングギヤ を回動可
能に設け、これら両方のハンドル取付座の内部に各リン
グギヤと噛合する一対の連動ギヤを回動可能に設け、こ
れらの連動ギヤをドア挟んで対向配置するとともに、各
連動ギヤにロックバーを挿入可能なロックバー挿入孔を
設け、かつこれらロックバー挿入孔をドアを挟んで対向
配置し、両方のリングギヤをロックバーの作動に連動さ
せることができる。本発明のドア用ハンドル取付座は、
相対するロックバー挿入孔の一組にロックバーを選択的
に挿入し、ロックレバーと非常解錠用プラグとを連動可
能にしたから、ドアの吊元状態に速やかに対応させるこ
とができる。本発明のドア用ハンドル取付座は、一方の
ハンドル取付座に一対のパイプシャフトを突設し、他方
のハンドル取付座に一対の圧入シャフトを突設したか
ら、ハンドル取付座の構成を簡潔にすることができる。
本発明のドア用ハンドル取付座は、一方のハンドル取付
座に3つのパイプシャフトを突設し、他方のハンドル取
付座に3つの圧入シャフトを突設したから、ハンドル取
付座を強固に支持することができる。本発明のドア用ハ
ンドル取付座は、芯出しガイド孔に挿入するパイプシャ
フトに、スリットを軸方向に形成したから、パイプシャ
フトの拡径を促し、芯出しガイド孔に対する圧接を増進
して、ハンドル取付座を強固に支持することができる本
発明のドア用ハンドル取付座は、圧入シャフトの周面に
軸方向に突起を形成したから、パイプシャフトの拡径を
促すとともに、パイプシャフトに対する圧入強度を増強
することができる。本発明のドア用ハンドル取付座は、
3つのパイプシャフトと、3つの圧入シャフトを互いに
同径の同心円上に配置したから、ハンドル取付座の取付
穴を、一対のパイプシャフトおよび圧入シャフトのハン
ドル取付座の取付穴と同径のもので対応でき、その穴明
けを容易にすることができる。本発明のドア用ハンドル
取付座は、芯出しガイド孔に挿入しないパイプシャフト
と、該シャフトに挿入する圧入シャフトとを、他のパイ
プシャフトおよび圧入シャフトよりも大径に形成したか
ら、その分支持強度を増強することができる。本発明の
ドア用ハンドル取付座は、芯出しガイド孔に挿入しない
パイプシャフトを、他の一対のパイプシャフトを挿入す
る通孔と別個の挿通孔に挿入したから、ハンドル取付座
の支持強度を強化することができる。本発明のドア錠
は、一対のストップカムの間にロックカムを突設し、該
ロックカムとストップカムとの間にロックピースを出没
可能に設け、該ピースを常時はストップカムとロックカ
ムとの間から退避させたから、回動カムの回動を可能に
することができる。また、ロックピースと係合可能な施
錠カムを回動可能に設け、該カムの回動を介して、ロッ
クピースをロックカムとストップカムとの間に係入可能
にしたから、回動カムの回動を阻止し、回動カムをロッ
クすることができるとともに、錠前のロック機構をコン
パクトに構成し、錠前の小型軽量化を図ることができ
る。本発明のドア錠は、施錠カムにロックバー挿入孔を
形成し、該孔に挿入するロックバーの回動を介して施錠
カムを回動可能にしたから、錠前のロック機構の施解錠
を可能にすることができる。本発明のドア錠は、ドアの
内外面に固定するドア用ハンドル取付座のロックレバー
または非常解錠用プラグに、上記ロックバーを連係し、
ロックレバーまたは非常解錠用プラグの操作によって、
ロック機構の施解錠を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す横断面図である。
【図2】本発明の要部を分解して示す斜視図である。
【図3】本発明に適用した一方のハンドル取付座の一例
を示す背面図である。
【図4】図3のAーA線に沿う断面図で、若干拡大して
示している。
【図5】本発明に適用した他方のハンドル取付座の一例
を示す背面図である。
【図6】図5のBーB線に沿う断面図で、若干拡大して
示している。
【図7】図6のCーC線に沿う拡大断面図である。
【図8】本発明に適用したパイプシャフトと圧入シャフ
トとの圧入状態を示す断面図で、(a)はそれらの圧入
前の状況を示し、(b)はそれらの圧入後の状況を示
し、(C)は同図(b)のDーD線に沿う拡大断面図で
ある。
【図9】本発明の第2実施例の要部を示す背面図であ
る。
【図10】本発明の第3実施例の要部を示す背面図であ
る。
【図11】本発明を表示錠に適用した第4実施例の要部
を示す斜視図である。
【図12】図11のEーE線に沿う断面図で、若干拡大
して示している。
【図13】図11のFーF線に沿う断面図で、若干拡大
して示している。
【図14】上記第4実施例の要部を分解して示す斜視図
である。
【図15】上記第4実施例に適用した一方のハンドル取
付座を示す正面図である。
【図16】図15の側面図である。
【図17】図15の背面図である。
【図18】上記一方のハンドル取付座を分解して示す斜
視図である。
【図19】図18の取付座カバーの背面状況を示す斜視
図である。
【図20】上記一方のハンドル取付座の内部構造を示す
説明図である。
【図21】上記第4実施例に適用した他方のハンドル取
付座を示す正面図である。
【図22】図21の側面図である。
【図23】図21の背面図である。
【図24】上記他方のハンドル取付座を分解して示す斜
視図である。
【図25】図24の取付座本体の背面状況を示す斜視図
である。
【図26】上記他方のハンドル取付座の内部構造を示す
説明図である。
【図27】上記第4実施例に適用した錠前を分解して示
す斜視図である。
【図28】上記錠前の正面図である。
【図29】図28の側面図である。
【図30】上記錠前の組み付け状況をを示す正面図であ
る。
【図31】図30のGーG線に沿う拡大断面図である。
【図32】本発明を表示錠に適用した第5実施例の要部
を示す斜視図である。
【図33】上記第5実施例に適用した一方のハンドル取
付座を示す正面図である。
【図34】図33の側面図である。
【図35】図33の背面図である。
【図36】上記第5実施例に適用した他方のハンドル取
付座を示す正面図である。
【図37】図36の側面図である。
【図38】図36の背面図である。
【図39】図32のHーH線に沿う断面図で、若干拡大
して示している。
【図40】本発明の従来例の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
17 ドア 19 錠前 21 通孔 25 回動カム 26 カム穴 27 芯出しガイド穴 29 角芯棒 30,32 ハンドル取付座 31 パイプシャフト 33 圧入シャフト 37 スリット 43 突起 54 表示窓 55 非常解錠用プラグ 76,113 リングギヤ 77 表示部 79,110 連動ギヤ 83,112 ロックバー挿入孔 153,155 ストップカム 154 ロックカム 162 施錠カム 164 貫通孔 166 ロックピース 180 挿通孔

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の芯出しガイド孔を備えた錠前をド
    アの内部に埋設し、上記芯出しガイド孔に対応するドア
    の内外面位置にハンドル取付座を固定するドア用ハンド
    ル取付座において、前記ハンドル取付座を略板状に形成
    し、その一方のハンドル取付座に芯出しガイド孔に挿入
    可能な複数のパイプシャフトを突設し、他方のハンドル
    取付座に、上記パイプシャフトに挿入し、かつ該シャフ
    トを拡径可能な圧入シャフトを突設し、該拡径したパイ
    プシャフトを芯出しガイド孔の内面に圧接可能にしたこ
    とを特徴とするドア用ハンドル取付座。
  2. 【請求項2】 一方のハンドル取付座に表示窓と非常解
    錠用プラグを設け、他方のハンドル取付座にロックレバ
    ーを設けた請求項1記載のドア用ハンドル取付座。
  3. 【請求項3】 一方のハンドル取付座の内部に表示部を
    有するリングギヤを回動可能に設け、該リングギヤを非
    常解錠用プラグに連係し、該プラグの解錠操作を介し
    て、表示部を表示窓に移動可能にした請求項2記載のド
    ア用ハンドル取付座。
  4. 【請求項4】 非常解錠用プラグにロックギヤを設け、
    該ギヤをリングギヤに噛合させた請求項3記載のドア用
    ハンドル取付座。
  5. 【請求項5】 前記他方のハンドル取付座の内部に、ロ
    ックレバーに連係するリングギヤを回動可能に設けた請
    求項2記載のドア用ハンドル取付座。
  6. 【請求項6】 一方のハンドル取付座の内部にリングギ
    ヤを回動可能に設け、これら両方のハンドル取付座の内
    に各リングギヤと噛合する一対の連動ギヤを回動可能
    に設け、これらの連動ギヤをドア挟んで対向配置すると
    ともに、各連動ギヤにロックバーを挿入可能なロックバ
    ー挿入孔を設け、かつこれらロックバー挿入孔をドアを
    挟んで対向配置した請求項記載のドア用ハンドル取付
    座。
  7. 【請求項7】 相対するロックバー挿入孔の一組にロッ
    クバーを選択的に挿入し、ロックレバーと非常解錠用プ
    ラグとを連動可能にした請求項6記載のドア用ハンドル
    取付座。
  8. 【請求項8】 一方のハンドル取付座に一対のパイプシ
    ャフトを突設し、他方のハンドル取付座に一対の圧入シ
    ャフトを突設した請求項1記載のドア用ハンドル取付
    座。
  9. 【請求項9】 一方のハンドル取付座に3つのパイプシ
    ャフトを突設し、他方のハンドル取付座に3つの圧入シ
    ャフトを突設した請求項1記載のドア用ハンドル取付
    座。
  10. 【請求項10】 芯出しガイド孔に挿入するパイプシャ
    フトに、スリットを軸方向に形成した請求項1記載のド
    ア用ハンドル取付座。
  11. 【請求項11】 圧入シャフトの周面に軸方向に突起を
    形成した請求項1記載のドア用ハンドル取付座。
  12. 【請求項12】 3つのパイプシャフトと、3つの圧入
    シャフトを互いに同径の同心円上に配置した請求項1記
    載のドア用ハンドル取付座。
  13. 【請求項13】 芯出しガイド孔に挿入しないパイプシ
    ャフトと、該シャフトに挿入する圧入シャフトとを、他
    のパイプシャフトおよび圧入シャフトよりも大径にした
    請求項9記載のドア用ハンドル取付座。
  14. 【請求項14】 芯出しガイド孔に挿入しないパイプシ
    ャフトを、他の一対のパイプシャフトを挿入する通孔と
    別個の挿通孔に挿入した請求項13記載のドア用ハンド
    ル取付座。
  15. 【請求項15】 ドアハンドルの角芯棒を挿入可能なカ
    ム穴を有する回動カムを設け、該カムの周面に該カムの
    回動角度を規制する一対のストップカムを突設したドア
    錠において、前記一対のストップカムの間にロックカム
    を突設し、該ロックカムとストップカムとの間にロック
    ピースを出没可能に設け、該ピースを常時はストップカ
    ムとロックカムとの間から退避させる一方、ロックピー
    スと係合可能な施錠カムを回動可能に設け、該カムの回
    動を介してロックピースをロックカムとストップカムと
    の間に係入可能にしたドア錠。
  16. 【請求項16】 施錠カムにロックバー挿入孔を形成
    し、該孔に挿入するロックバーの回動を介して、施錠カ
    ムを回動可能にした請求項15記載のドア錠。
  17. 【請求項17】 ドアの内外面に固定するドア用ハンド
    ル取付座のロックレバーまたは非常解錠用プラグに、上
    記ロックバーを連係した請求項15記載のドア錠。
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