JP3659513B2 - 自動車用チェンジレバーの軸受け構造 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、自動車用チェンジレバーのボス部を合成樹脂製のベースプレートで回動自在に支持する軸受け構造に関し、特に、部品費及び組み付け費を大幅にコストダウンできるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、特にオートマチック車のチェンジレバーとしては、図5に示すように、ベースプレート5にボス部1aを回動自在に支持したチェンジレバー1に、プッシュボタン6のプッシュ操作で上下動されるガイドピン7を設け、該チェンジレバー1の側方に、上記ガイドピン7が係合するポジション規制溝2bを有するガイドプレート2を設けたものがある。
上記ガイドプレート2の上部には節度溝2aが形成され、該節度溝2aの1つに上記チェンジレバー1に取り付けた板ばね3のローラ4を嵌合させて、チェンジレバー1のシフト操作に節度を与えるようになっている。
【0003】
上記チェンジレバー1は、図6(A)に詳細に示すように、ボス部1aをベースプレート5の両側壁5a,5bの間に挿入して、一方の側壁5aの軸受け穴5cからボス部1aの貫通穴1bにスピンドル8を嵌入して、他方の側壁5bの軸受け穴5dから突出したスピンドル8のボルト部8aにナット9を締め付けることにより、ベースプレート5に組み付けている。
また、図6(B)に示すように、スピンドル8のボルト部8aを小径軸部8bとして、該小径軸部8bに上記ナット9に代えて、スピートナット10を嵌め込んだものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記スピンドル8やナット9,10等の部品が必要であり、さらに、上記スピンドル8を嵌入する工程、ナット9又はスピートナット10を締め付け又は嵌め込む工程が必要であると共に、専用の組み付け治具、トルクレンチ等の検具も必要であって、部品費及び組み付け費がコストアップするという問題がある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、組み付け費を大幅にコストダウンできることを可能にした自動車用チェンジレバーの軸受構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、自動車用チェンジレバーのボス部を合成樹脂製のベースプレートで回動自在に支持する軸受け構造であって、
上記ベースプレートは、ベース本体と、該ベース本体にヒンジ部を介して一体的に成形したベース底蓋とで構成して、上記ベース本体の底面に設けた開口の内部に、上記チェンジレバーのボス部の上半分を開口から嵌入可能な半円状の上軸受け穴を形成すると共に、該上軸受け穴からベース本体の上面に貫通して、上記チェンジレバーが挿通する挿通穴を形成する一方、上記ベース底蓋に、上記開口を閉塞してベース本体にロックしたとき、上記チェンジレバーのボス部の下半分を嵌入可能な半円状の下軸受け穴を形成したことを特徴とする自動車用チェンジレバーの軸受け構造を提供するものである。
【0007】
【作用】
本発明によれば、ベースプレートにチェンジレバーを組み付けるときは、チェンジレバーをベース本体の底面の開口から上軸受け穴を横切って挿通穴に挿通させて、ボス部の上半分を上軸受け穴に嵌合させた後、ベース底蓋で開口を閉塞してベース本体にロックすると、ボス部の下半分が下軸受け穴に嵌合して、ボス部が開口から抜け出さないように保持するようになる。
これにより、チェンジレバーのボス部がベースプレートのベース本体の上軸受け穴とベース底蓋の下軸受け穴とで軸受けされて、回動自在に支持されるようになる。
【0008】
上記チェンジレバーは、ボス部をベース本体の上軸受け穴に嵌合させた後に、ベース底蓋を閉塞してロックする工程のみで、ワンタッチでベースプレートに自動的に組み付けられるから、従来のようなスピンドルの嵌入工程やナットの締め付け工程等が不要になると共に、専用の組み付け治具や検具も不要になり、組み付け費が大幅にコストダウンする。
また、従来のようなスピンドルやナット等も不要になり、部品費も大幅にコストダウンする。
【0009】
【実施例】
以下、本発明を図示の実施例により詳細に説明する。
なお、図5以下の従来技術と同一構成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
図1及び図2に示すように、合成樹脂のベースプレート12は、ベース本体12Aと、該ベース本体12Aに薄肉ヒンジ部12aを介して一体的に成形したベース底蓋12Bとで構成している。
【0010】
上記ベース本体12Aは、長方形状のフランジ部12bの上面に半円状に形成されて、該ベース本体12Aの底面には、図3及び図4にも示すように、長さ方向は同じ長さCであるが、幅方向に広幅Dで浅い広幅開口12dと、狭幅Eで深い狭幅開口12eとが2段に形成されている。
【0011】
上記ベース本体12Aの狭幅開口12eの奥内面12kには、上記チェンジレバー1のボス部1aの上半分を、広幅開口12dから狭幅開口12eをへて軸直角方向から嵌入可能な半円状の上軸受け穴12fが形成されている。
また、上記ベース本体12Aには、上記上軸受け穴12fからベース本体12Aの上面に貫通して、上記チェンジレバー1が挿通する挿通穴12hが形成されている。該挿通穴12hは、上記チェンジレバー1の回動方向に長穴に形成されている。
【0012】
上記ベース底蓋12Bは、上記ベース本体12Aの広幅開口12dに嵌まり込んで閉塞する広幅蓋部12iと、上記狭幅開口12eの嵌まり込んで、奥内面12kに面対面で当接する上内面12mを有する狭幅蓋部12jとを有している。該狭幅蓋部12jの上内面12mには、上記ベース本体12Aの各開口12d,12eを閉塞したとき、上記上軸受け穴12fに合致して、上記チェンジレバー1のボス部1aの下半分に軸直角方向から嵌入可能な下軸受け穴12gが形成されている。
なお、該下軸受け穴12g及び上記上軸受け穴12fの内周面には、ボス部1aの外周面との摩擦を減少させるための凹溝12t,…,12tを形成する。
【0013】
上記ベース底蓋12Bの広幅蓋部12iの長さ方向の両端部には、上向きに突出するロック爪12p,12pをそれぞれ設ける一方、上記ベース本体12Aのフランジ部12aの長さ方向の両端には、上記各ロック爪12p,12pが嵌入する切欠き12q,12qをそれぞれ形成して、該各切欠き12q,12qに対応するベース本体12Aの両外側面12r,12rには、上記ベース底蓋12Bでベース本体12Aの各開口12d,12eを閉塞したとき、上記ロック爪12p,12pが係合して、ベース本体12Aにベース底蓋12Bをロックするロック凹部12s,12sをそれぞれ形成する。
【0014】
上記構成であれば、ベースプレート12にチェンジレバー1を組み付けるときは、図1に示すように、上記ベース底蓋12Bを開いた状態で、チェンジレバー1をベース本体12Aの底面の各開口12d,12eから上軸受け穴12fを横切って挿通穴12hに挿通させて、ボス部1aの上半分を上軸受け穴12fに嵌合させる。
【0015】
その後、ベース底蓋12Bで、ヒンジ部12aを利用して各開口12d,12eを閉塞し、ロック爪12pをロック凹部12sに係合させて、ベース底蓋12Bをベース本体12Aにロックすると、ボス部1aの下半分がベース底蓋12Bの下軸受け穴12gに嵌合して、ボス部1aが各開口12d,12eから抜け出さないように保持する。
【0016】
これにより、図2及び図3に示すように、チェンジレバー1のボス部1aがベースプレート12の軸受け穴12f,12gでで軸受けされて、回動自在に支持されることになる。
【0017】
上記のように、チェンジレバー1は、ボス部1aをベースプレート12の上軸受け穴12fに嵌合させた後に、ベース底蓋12Bを閉塞してロックする工程のみで、ワンタッチでベースプレート12に自動的に組み付けることができる。
したがって、従来のようなスピンドルの嵌入やナットの締め付け工程等が不要になる。また、専用の組み付け治具や検具も不要になる。
さらに、従来のようなスピンドルやナット等も不要になる。
これらにより、組み付け費及び部品費を大幅にコストダウンできるようになる。
【0018】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明のチェンジレバーの軸受け構造は、ベースプレートにチェンジレバーを組み付けるとき、チェンジレバーをベース本体の開口から上軸受け穴を横切って挿通穴に挿通させて、ボス部の上半分を上軸受け穴に嵌合させた後、ベース底蓋で開口を閉塞してベース本体にロックすると、ボス部の下半分が下嵌合穴に嵌合して、ボス部が開口から抜け出さないように保持されるようになり、チェンジレバーのボス部がベースプレートのベース本体の上軸受け穴とベース底蓋の下軸受け穴とで軸受けされて、回動自在に支持されるようになる。
【0019】
したがって、チェンジレバーは、ボス部をベース本体の上軸受け穴に嵌合させた後に、ベース底蓋を閉塞してロックする工程のみで、ワンタッチでベースプレートに自動的に組み付けられるから、従来のようなスピンドルの嵌入工程やナットの締め付け工程等が不要になると共に、専用の組み付け治具や検具も不要になり、組み付け費が大幅にコストダウンするようになる。
また、従来のようなスピンドルやナット等も不要になり、部品費も大幅にコストダウンするようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のベースプレートの斜視図である。
【図2】 図1のベースプレートの正面断面図である。
【図3】 図2のA−A線断面図である。
【図4】 図2のB−B線断面図である。
【図5】 従来のチェンジレバーの斜視図である。
【図6】 (A)はナットで固定するスピンドルの斜視図、(B)はスピードナットで固定するスピンドルの斜視図である。
【符号の説明】
1 チェンジレバー
1a ボス部
12 ベースプレート
12A ベース本体
12B ベース底蓋
12a ヒンジ部
12d,12e 開口
12f 上軸受け穴
12g 下軸受け穴
12h 挿通穴
12P ロック爪
12s ロック凹部
Claims (1)
- 自動車用チェンジレバーのボス部を合成樹脂製のベースプレートで回動自在に支持する軸受け構造であって、
上記ベースプレートは、ベース本体と、該ベース本体にヒンジ部を介して一体的に成形したベース底蓋とで構成して、上記ベース本体の底面に設けた開口の内部に、上記チェンジレバーのボス部の上半分を開口から嵌入可能な半円状の上軸受け穴を形成すると共に、該上軸受け穴からベース本体の上面に貫通して、上記チェンジレバーが挿通する挿通穴を形成する一方、上記ベース底蓋に、上記開口を閉塞してベース本体にロックしたとき、上記チェンジレバーのボス部の下半分を嵌入可能な半円状の下軸受け穴を形成したことを特徴とする自動車用チェンジレバーの軸受け構造。
Priority Applications (1)
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JP04911395A JP3659513B2 (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 自動車用チェンジレバーの軸受け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04911395A JP3659513B2 (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 自動車用チェンジレバーの軸受け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08216721A JPH08216721A (ja) | 1996-08-27 |
JP3659513B2 true JP3659513B2 (ja) | 2005-06-15 |
Family
ID=12822018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP04911395A Expired - Fee Related JP3659513B2 (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 自動車用チェンジレバーの軸受け構造 |
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JP (1) | JP3659513B2 (ja) |
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JP2011105044A (ja) * | 2009-11-12 | 2011-06-02 | Tokai Rika Co Ltd | シフトレバー装置のレバー支持構造 |
DE102015110625A1 (de) * | 2015-07-01 | 2017-01-05 | Tobias Burdik | Vorrichtung zur Lagerung und Führung einer Betätigungseinrichtung für ein Steuerventil |
-
1995
- 1995-02-13 JP JP04911395A patent/JP3659513B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08216721A (ja) | 1996-08-27 |
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