JP2677664B2 - テープ貼り付き検出方法 - Google Patents

テープ貼り付き検出方法

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JP2677664B2
JP2677664B2 JP1074977A JP7497789A JP2677664B2 JP 2677664 B2 JP2677664 B2 JP 2677664B2 JP 1074977 A JP1074977 A JP 1074977A JP 7497789 A JP7497789 A JP 7497789A JP 2677664 B2 JP2677664 B2 JP 2677664B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、回転ヘッド式磁気記録再生装置のテープ貼
り付き検出方法に関する。
〔従来の技術〕
R−DAT,VTR,8ミリビデオなどの回転ヘッド式磁気記
録再生装置において、テープスレッティング時に結露な
どによってテープが回転ヘッドドラム(以下、ドラムと
略称)に貼り付いた場合、貼り付き検出回路でこれを検
出して装置の動作を停止し、テープがドラムに巻き込ま
れることのないようにしている。
従来、上記テープ貼り付き検出の1方法として、ドラ
ムサーボのサーボエラー電圧を監視する方法が採用され
ている。この方法は、ドラム負荷が変動するとこれに応
じてドラムサーボ回路のサーボエラー電圧が変動するこ
とを利用したもので、第4図に示すように、ドラムサー
ボ回路の出力するサーボエラー電圧eを所定の閾値VSH
で監視し、テープがドラムに貼り付いてドラムの負荷が
増大し、サーボエラー電圧eが閾値VSHを超えた時にテ
ープの貼り付き事故として検出するようにしたものであ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、回転ヘッド式磁気記録再生装置におけるド
ラムは、回転数と回転位相を一定不変に保つ必要から、
速度サーボに加え、位相サーボがかけられている。この
速度サーボと位相サーボの投入タイミングは、第4図に
示すように、ドラム起動時には速度サーボのみをONし、
ドラムの回転数が規定の一定速となって速度サーボがロ
ックした後、位相サーボをONするようになされている。
しかし、速度サーボによってドラムが一定回転数に維
持されていても、位相サーボの投入によって位相サーボ
ONからロック完了までの過渡時にドラムの回転数が変動
する。したがって、例えば第4図中に点線で示すよう
に、位相サーボによるサーボエラー電圧eの変動が閾値
VSHを超える程に大きくなった場合、貼り付き事故が発
生していないにもかかわらず、貼り付き事故として誤検
出してしまうおそれがあった。
上記問題を解決するには、例えば、テープ貼り付き検
出用の閾値VSHをサーボエラー電圧の最大値VMAXにでき
るだけ近づけて設定することが考えられるが、この方法
によるときは、誤検出を防止できる代わりに、テープ貼
り付き事故の検出能力と検出速度が低下してしまうとい
う問題を生じる。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、テープ貼
り付き事故の検出能力と検出速度を低下させることなし
に、テープ貼り付き事故のみを誤りなく検出するように
した回転ヘッド式磁気記録再生装置のテープ貼り付き検
出方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するために、ドラムサーボ
のサーボエラー電圧を所定の閾値により監視し、スレッ
ディング時にサーボエラー電圧が閾値を超えて変動した
ときに回転ヘッドドラムへのテープの貼り付き事故とし
て検出する回転ヘッド式磁気記録再生装置のテープ貼り
付き検出方法において、位相サーボの投入からロック完
了までの期間と、テープが回転ヘッドドラムに接触して
からスレッディングを完了するまでの期間とが重なるこ
とのないように位相サーボの投入タイミングを設定し、
位相サーボの投入からロック完了までの期間はテープの
貼り付き検出動作をマスキングするようにしたものであ
る。
なお、前記位相サーボの投入タイミングは、テープス
レッディングに要する時間と速度サーボ・位相サーボに
要する時間の相対的な時間関係などを勘案し、テープス
レッディング完了後、あるいは回転ヘッドドラムにテー
プが接触する以前のいずれかを採用すればよい。
〔作 用〕
位相サーボの投入からロック完了までの期間に、位相
サーボのためにサーボエラー電圧が閾値を超えて変動し
ても、この間はテープ貼り付き検出動作はマスキングさ
れるので、テープ貼り付き事故として誤検出することが
なくなる。また、位相サーボの投入からロック完了まで
の期間と、テープが回転ヘッドドラムに接触してからス
レッディングを完了するまでの期間とが重なることのな
いように位相サーボの投入タイミングが設定されている
ので、位相サーボによる変動とテープ貼り付きによる変
動とが重なることがなくなり、テープ貼り付き事故を見
逃すこともなくなる。したがって、テープ貼り付き検出
用の閾値を小さな値に設定したままでテープ貼り付き事
故を検出することができ、テープ貼り付き事故の検出能
力と検出速度を低下させることなしにテープ貼り付き事
故のみを検出できる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例につき説明す
る。
第1図は本発明方法を適用して構成した回転ヘッド式
磁気記録再生装置の1実施例のブロック図である。図に
おいて、1は回転ヘッドドラム(図示なし)を回転駆動
するドラムモータ、2は該ドラムモータ1の回転数を検
出する回転数検出器(FG)、3はFG用アンプ、4は回転
数検出器2の出力する速度パルス信号Nをそのパルス数
に比例した速度電圧VNに変換するF−V変換器、5は速
度電圧VNと基準速度電圧Vrefとを比較し、その回転数差
に比例した速度エラー電圧eNを出力する速度比較回路、
6は開閉スイッチである。これら回路は、いわゆる速度
サーボ回路を形成している。
7はドラムモータ1の回転位相を検出する位相検出器
(PG)、8はPG用アンプ、9は位相検出器7の出力する
位相パルス信号Pと基準位相信号Prefとを比較し、その
位相差に比例した位相エラー電圧ePを出力する位相比較
回路、10は開閉スイッチである。これら回路は、いわゆ
る位相サーボ回路を形成している。
11は速度エラー電圧eNと位相エラー電圧ePの加算信号
をサーボエラー電圧eとしてモータ駆動回路12へ送る加
算器、13は貼り付き検出回路、14はマイクロコンピュー
タなどからなるシステムコントローラである。
進んで、位相サーボの投入タイミングをテープスレッ
ディングの完了後とした場合の動作につき、第2図の動
作波形図を参照して説明する。
操作スイッチ(図示なし)が押され、記録あるいは再
生などの所要の動作が指示されると、システムコントロ
ーラ14はローディング機構(図示なし)を駆動し、テー
プスレッディングを開始する。これと同時に、速度比較
回路5は速度エラー電圧eNとして最大値VMAXを出力し、
ドラムモータ1を起動して速度サーボを開始する。
ドラム起動時には、開閉スイッチ6はON、開閉スイッ
チ10はOFFとされている。したがって、速度比較回路5
の出力する速度エラー電圧eNがサーボエラー電圧eとし
て加算器11を通じてモータ駆動回路12へ送られる。
ドラムモータ1の回転数は回転数検出器2で検出され
て速度比較回路5にフィードバックされ、速度電圧VN
基準速度電圧Vrefとの差分が速度エラー電圧eNとしてモ
ータ駆動回路12へ出力される。したがって、第2図から
明らかなように、ドラムモータ1は速度サーボの開始後
速やかに規定の回転数に近づき、サーボエラー電圧e
(=eN)は最大電圧VMAXのほぼ2分の1付近に維持さ
れ、速度サーボのロックが完了する。
速度サーボのロックが完了すると、貼り付き検出回路
13によるテープ貼り付き検出動作が開始され、閾値VSH
によりサーボエラー電圧eのレベル変動を監視する。
所定の時間が経過すると、テープスレッディングのた
めにカセットから引き出されたテープがドラム周面に接
触し、規定のラップ角(例えばR−DATの場合、ドラム
径30φで90゜)だけドラムに巻き付けられる。このと
き、結露などによってテープがドラム周面に貼り付くと
ドラム負荷が急上昇し、これに応じてサーボエラー電圧
e(=eN)が第2図中に一点鎖線で示すように大きくな
る。したがって、サーボエラー電圧eが予め設定した閾
値VSHを超えた時点で、貼り付き検出回路13が作動して
テープの貼り付き事故を検出し、貼り付き検出信号をシ
ステムコントローラ14へ出力する。
システムコントローラ14は、上記貼り付き検出信号を
受信すると、開閉スイッチ6をOFFし、ドラムモータ1
を直ちに停止すると同時に、図示しないテープ供給リー
ル軸にブレーキをかけ、ドラム周面に貼り付いたテープ
がドラムに巻き込まれることのないように制御する。そ
して、アンローディングし、必要に応じてカセットをイ
ジェクトする。
一方、テープの貼り付き事故がなかった場合、システ
ムコントローラ14はスレッディング完了後、開閉スイッ
チ10を閉じて位相サーボを開始する。位相サーボが開始
されると、位相比較回路9は、位相検出器7から送られ
てくる位相パルス信号Pと基準位相信号Prefとの位相を
比較し、その位相差に比例する位相エラー電圧ePを出力
し、ドラムの回転位相が基準位相信号Prefに一致するよ
うに位相制御する。そして、位相差が0となった時点で
位相サーボのロックを完了する。
上記位相サーボのONからロック完了までの期間は、シ
ステムコントローラ14によって貼り付き検出回路13の貼
り付き検出動作はマスキングされており、テープ貼り付
き検出は中断される。したがって、位相サーボのために
位相エラー電圧ePが変動して加算器11から出力されるサ
ーボエラー電圧eが図中点線で示すように閾値VSH以上
に変動したとしても、これがテープ貼り付き事故として
誤検出されることはない。
以上のようにして位相サーボのロックが完了すると、
テープ貼り付き検出動作のマスキングが解除され、以後
は通常の動作へ移行する。
次に、位相サーボの投入タイミングをテープが回転ヘ
ッドドラムに接触する以前とした場合の動作につき、第
3図の動作波形図を参照して簡単に説明する。
この場合の動作は、第3図から明らかなように、位相
サーボの投入タイミングが速度サーボのロック完了直後
となされていることを除けば、前述した第2図の場合と
同じである。なお、第3図に示す位相サーボの投入タイ
ミングを採用するには、テープがドラムに接触するまで
の間に、速度サーボと位相サーボのロックが完了してい
る必要があるが、この種の回転ヘッド式磁気記録再生装
置ではローディング機構を機械的に移動することにより
テープスレッディングを行っているため、速度サーボと
位相サーボの両者がロックした後にテープがドラムに接
触するのが普通である。したがって、通常の回転ヘッド
式磁気記録再生装置であれば、第3図に示す位相サーボ
の投入タイミングを採用しても何ら問題を生じることは
ない。
なお、貼り付き検出動作のマスキングは、システムコ
ントローラ14において割り込み禁止などのソフトウェア
的な手法で行ってもよいし、また貼り付き検出回路13の
検出動作自体をハードウェア的に停止するようにしても
よい。
〔発明の効果〕
以上述べたところから明らかなように、本発明によれ
ば、回転ヘッド式磁気記録再生装置において、テープ貼
り付き事故の検出能力と検出速度を低下させることなし
にテープ貼り付き事故のみを確実に検出できるという優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を適用して構成した回転ヘッド式磁
気記録再生装置の実施例のブロック図、 第2図は位相サーボの投入タイミングをテープスレッデ
ィングの完了後とした場合の本発明の動作波形図、 第3図は位相サーボの投入タイミングをテープが回転ヘ
ッドドラムに接触する以前とした場合の本発明の動作波
形図、 第4図は従来のテープ貼り付き検出方法を説明するため
の動作波形図である。 1……ドラムモータ、2……回転数検出器、5……速度
比較回路、6……開閉スイッチ、7……位相検出器、9
……位相比較回路、10……開閉スイッチ、11……加算
器、12……モータ駆動回路、13……貼り付き検出回路、
14……システムコントローラ、e……サーボエラー電
圧、VSH……閾値。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−282765(JP,A) 特開 平1−320655(JP,A) 特開 平2−236843(JP,A) 実開 昭62−56031(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドラムサーボのサーボエラー電圧を所定の
    閾値により監視し、スレッディング時にサーボエラー電
    圧が閾値を超えて変動したときに回転ヘッドドラムへの
    テープの貼り付き事故として検出する回転ヘッド式磁気
    記録再生装置のテープ貼り付き検出方法において、 位相サーボの投入からロック完了までの期間と、テープ
    が回転ヘッドドラムに接触してからスレッディングを完
    了するまでの期間とが重なることのないように位相サー
    ボの投入タイミングを設定し、 位相サーボの投入からロック完了までの期間はテープの
    貼り付き検出動作をマスキングすることを特徴とするテ
    ープ貼り付き検出方法。
  2. 【請求項2】位相サーボの投入タイミングをテープスレ
    ッディングの完了後としたことを特徴とする請求項
    (1)記載のテープ貼り付き検出方法。
  3. 【請求項3】位相サーボの投入タイミングをテープが回
    転ヘッドドラムに接触する以前としたことを特徴とする
    請求項(1)記載のテープ貼り付き検出方法。
JP1074977A 1989-03-29 1989-03-29 テープ貼り付き検出方法 Expired - Lifetime JP2677664B2 (ja)

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