JP2675468B2 - バースト送信装置 - Google Patents
バースト送信装置Info
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Description
ースト送信装置に関するものである。
周波数成分すなわちスペクトルは、ゲート信号と送信信
号との畳み込みとなる。このため、バースト信号のスペ
クトルを狭帯域化するためには、送信信号と共にゲート
信号も帯域制限することが必要となる。そしてゲート信
号の帯域制限は、一般に、図3のように立ち上がり区間
および立ち下がり区間においてゲート信号を滑らかに変
化させ、送信信号を連続的に変化させる方法が取られ
る。このような処理を一般にランプ処理という。従来の
バースト送信装置は、ランプ処理を行うために、送信信
号のゲインをアンプなどで変化させる構成であった。
置では、送信信号のゲインをアンプなどで変化させるの
で、ゲインを関数的に正確に変化させることが難しいた
め、精度が充分でなく、最適なランプ処理を行うことが
できなかった。本発明はかかる事情に鑑みて成されたも
のであり、帯域制限のためのランプ処理を最適に行える
バースト送信装置を提供することを目的とする。
に際して、入力信号の連続するmビットに対応して波形
データを生成し、波形データに基づく送信信号を出力す
るバースト送信装置に於いて、バースト通信時の立ち上
がり区間および立ち下がり区間における送信信号の波形
データを(m−1)ビット以下の入力信号に対応させて
予め記憶している記憶手段と、バースト通信時の立ち上
がり区間および立ち下がり区間以外の通常送信区間にお
ける送信信号の波形データをmビットの入力信号に応じ
て生成する通常送信波形データ生成手段と、前記記憶手
段から読み出した波形データと前記通常送信波形データ
生成手段により生成された波形データとを切り換える切
換手段と、を設け、バースト通信時の立ち上がり区間お
よび立ち下がり区間では入力信号に応じて前記記憶手段
から読み出した波形データに、バースト通信時の立ち上
がり区間および立ち下がり区間以外通常送信区間では入
力信号に応じて通常送信波形データ生成手段により生成
された波形データに基づいて送信信号を得る構成とした
ことを特徴としている。
および立ち下がり区間における送信信号の波形データを
(m−1)ビット以下の入力信号に対応させて予め記憶
し、通常送信波形データ生成手段は、バースト通信時の
立ち上がり区間および立ち下がり区間以外の通常送信区
間におけるmビットの送信信号の波形データを入力信号
に応じて生成し、切換手段は、記憶手段から読み出した
波形データと通常送信波形データ生成手段により生成さ
れた波形データとを切り換えている。そしてバースト通
信時の立ち上がり区間および立ち下がり区間では入力信
号に応じて前記記憶手段から読み出した波形データに、
バースト通信時の立ち上がり区間および立ち下がり区間
以外通常送信区間では入力信号に応じて通常送信波形デ
ータ生成手段により生成された波形データに基づいて送
信信号を得る。
説明する。図1は本発明の一実施例におけるバースト送
信装置の構成図で、このバースト送信装置は、入力端子
1と、シリアル−パラレル変換器2と、ランプ波形記憶
メモリ3と、発振器4と、カウンタ5と、通常送信波形
データ生成部6と、セレクタ7と、ディジタル−アナロ
グ変換器8と、制御部9と、出力端子10とを備えてい
る。入力端子1には、入力ディジタル信号が供給され
る。シリアル−パラレル変換器2は、入力端子1に供給
された入力ディジタル信号をパラレル信号に変換する。
このパラレル信号は、ランプ波形記憶メモリ3からのラ
ンプ波形データの読み出しアドレスの上位ビットとして
用いられる。ランプ波形記憶メモリ3は、ベースバンド
信号のランプ波形データを記憶している。発振器4は、
所定の周波数の信号を発生する。カウンタ5は、発振器
4からの信号に基づいて、ランプ波形記憶メモリ3から
のランプ波形データの読み出しアドレスの下位ビットを
生成する。通常送信波形データ生成部6は、通常時の送
信波形データを生成する。セレクタ7は、ランプ波形記
憶メモリ3からの波形データと通常送信波形データ生成
部6からの波形データとを切り換えて、ディジタル−ア
ナログ変換器8に供給する。ディジタル−アナログ変換
器8は、ランプ波形記憶メモリ3あるいは通常送信波形
データ生成部6からの波形データをアナログ信号に変換
する。制御部9は、カウンタ5およびセレクタ7を制御
する。出力端子10には、ディジタル−アナログ変換器
8からアナログの送信信号が出力される。
れた入力ディジタル信号は、シリアル−パラレル変換器
2によりパラレルデータに変換され、読み出しアドレス
の上位ビットとしてランプ波形記憶メモリ3に供給され
る。またカウンタ5は、制御部9に制御されて、発振器
4からの信号に基づいて所定の周期でカウント動作を行
い、そのカウント値を読み出しアドレスの下位ビットと
してランプ波形記憶メモリ3に供給する。すなわち、シ
リアル−パラレル変換器2からのパラレルデータとカウ
ンタ5からのカウント値との組み合わせで読み出しアド
レスが指定され、ランプ波形記憶メモリ3からランプ波
形データが読み出される。一方、入力端子1に供給され
た入力ディジタル信号は、通常送信波形データ生成部6
にも供給され、通常送信波形データが生成される。バー
スト送信の開始時および終了時のランプ区間において
は、セレクタ7が制御部9により制御されてランプ波形
記憶メモリ3からのランプ波形データをディジタル−ア
ナログ変換器8に供給する。またバースト送信の開始時
および終了時以外の通常送信区間においては、セレクタ
7が制御部9により制御されて通常送信波形データ生成
部6からの波形データをディジタル−アナログ変換器8
に供給する。セレクタ7からの波形データは、ディジタ
ル−アナログ変換器8によりアナログのベースバンド信
号に変換され、送信信号として出力端子10に供給され
る。かくして、開始時および終了時にランプ処理を施し
たバースト送信が実現される。
ではカウントアップ、立ち下がり区間ではカウントダウ
ンというように、立ち上がり区間と立ち下がり区間とで
動作を逆転させ、ランプ波形データの時間軸を逆転させ
ることで、1つのランプ波形データを立ち上がり区間と
立ち下がり区間との双方で使用するようになされてい
る。
ランプ波形の作成方法について説明する。先ず、通常送
信時のベースバンド波形を、各入力ディジタルデータに
対するインパルス応答波形を合成して求める。この際、
合成波形は求める範囲を中心として前後の入力ディジタ
ルデータのインパルス波形を合成するため、送信開始時
には合成波形の以前の入力ディジタルデータが存在せ
ず、前部の数ビットの入力ディジタルデータが不足す
る。なお一般には、蓄積数/2−1ビットのデータが不
足する。このため、不足する部分には固定のデータすな
わちダミーデータを仮定して合成波形を求める。この場
合、ダミーデータは固定されているため、波形の種類は
入力ディジタルデータのビット数により決定される。次
に、合成された通常送信時のベースバンド波形にゲート
信号を乗算して、ランプ波形を求める。以上の操作によ
り全ての種類のランプ波形データを求め、入力ディジタ
ルデータをアドレスの上位ビットとしてランプ波形記憶
メモリ3に記憶させておく。
(A)のようにランプ処理区間が区間から区間まで
の入力ディジタルデータの3ビット分であり、1ビット
分のランプ波形を決定するのに7ビット分の入力ディジ
タルデータを用いるとすると、入力ディジタルデータの
1ビット目から4ビット目までが1100である場合の
区間のランプ波形は、先ず図2の(B)のように3ビ
ット分のダミーデータを加えて0001100のインパ
ルス応答波形を合成して通常送信時のベースバンド波形
を求め、次に図2の(C)のように通常送信時のベース
バンド波形と区間のゲート信号とを乗算することによ
り得られる。このランプ波形データをランプ波形記憶メ
モリ3のアドレスの上位ビットが1100である番地に
格納するのである。アドレスの下位ビットはもちろん区
間に対応している。区間においては、入力ディジタ
ルデータの4ビット分すなわち16種類のランプ波形デ
ータがランプ波形記憶メモリ3に格納されることにな
る。同様にして区間および区間におけるランプ波形
データもランプ波形記憶メモリ3に格納されるが、区間
においては入力ディジタルデータの5ビット分すなわ
ち32種類のランプ波形データがランプ波形記憶メモリ
3に格納され、区間においては入力ディジタルデータ
の6ビット分すなわち64種類のランプ波形データがラ
ンプ波形記憶メモリ3に格納される。そしてこれらのラ
ンプ波形データは図2の(D)のように、入力ディジタ
ルデータの所定ビット分を読み出しアドレスの上位ビッ
トとしてランプ波形記憶メモリ3から読み出される。な
お読み出しアドレスの下位ビットはカウンタ5により指
定される。
区間および立ち下がり区間における送信信号のランプ波
形データを入力ディジタルデータに対応させて予め記憶
しているランプ波形記憶メモリ3を設け、バースト通信
時の立ち上がり区間および立ち下がり区間では入力ディ
ジタルデータに応じてランプ波形記憶メモリ3から読み
出したランプ波形データに基づいて送信信号を得るの
で、最適なランプ処理を実現できることから、バースト
送信時のバースト信号のスペクトルの広がりを最小限に
抑えることができる。
タル回路で構成すれば、LSI化などが容易であり、製
造コストの低減や小型・軽量化を実現できる。また本実
施例のように、例えば立ち上がり区間ではカウントアッ
プ、立ち下がり区間ではカウントダウンというように、
立ち上がり区間と立ち下がり区間とでカウンタ5の動作
を逆転させ、ランプ波形データの時間軸を逆転させるこ
とで、1つのランプ波形データを立ち上がり区間と立ち
下がり区間との双方で使用するように構成すれば、ラン
プ波形記憶メモリ3の容量を良好に低減できる。
モリ3に記憶させるランプ波形の作成に際して、入力デ
ィジタルデータが不足する部分には固定のデータすなわ
ちダミーデータを仮定して合成波形を求めるようにすれ
ば、ランプ波形記憶メモリ3の容量を良好に低減でき
る。なお、上記実施例では送信信号がベースバンド信号
の場合について説明したが、送信信号が変調波の場合に
も同様に本発明のバースト送信装置を使用できる。
ースト通信時の立ち上がり区間および立ち下がり区間に
おける送信信号の波形データを(m−1)ビット以下の
入力信号に対応させて予め記憶している記憶手段を設
け、バースト通信時の立ち上がり区間および立ち下がり
区間では(m−1)ビット以下の入力信号に応じて記憶
手段から読み出した波形データに基づいて送信信号を得
る構成としたので、最適なランプ処理を実現できること
から、バースト送信時のバースト信号のスペクトルの広
がりを最小限に押さえることができるという優れた効果
を奏する。更には、ランプ波形記憶メモリの容量を低減
できるという効果も奏する。
構成図である。
の作成方法の説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 バースト通信に際して、入力信号の連続
するmビットに対応して波形データを生成し、波形デー
タに基づく送信信号を出力するバースト送信装置に於い
て、 バースト通信時の立ち上がり区間および立ち下がり区間
における送信信号の波形データを(m−1)ビット以下
の入力信号に対応させて予め記憶している記憶手段と、 バースト通信時の立ち上がり区間および立ち下がり区間
以外の通常送信区間における送信信号の波形データをm
ビットの入力信号に応じて生成する通常送信波形データ
生成手段と、 前記記憶手段から読み出した波形データと前記通常送信
波形データ生成手段により生成された波形データとを切
り換える切換手段と、を設け、 バースト通信時の立ち上がり区間および立ち下がり区間
では入力信号に応じて前記記憶手段から読み出した波形
データに、バースト通信時の立ち上がり区間および立ち
下がり区間以外通常送信区間では入力信号に応じて通常
送信波形データ生成手段により生成された波形データに
基づいて送信信号を得る構成としたことを特徴とするバ
ースト送信装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP3312362A JP2675468B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | バースト送信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3312362A JP2675468B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | バースト送信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05153175A JPH05153175A (ja) | 1993-06-18 |
JP2675468B2 true JP2675468B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=18028342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3312362A Expired - Fee Related JP2675468B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | バースト送信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Families Citing this family (6)
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JP2967710B2 (ja) * | 1995-09-29 | 1999-10-25 | 日本電気株式会社 | デジタル変調器 |
JP3454623B2 (ja) * | 1995-11-28 | 2003-10-06 | 三洋電機株式会社 | π/4シフトQPSK直交変調装置 |
JP4724263B2 (ja) * | 2001-08-29 | 2011-07-13 | 株式会社日立国際電気 | デジタル無線機 |
JP4252404B2 (ja) * | 2003-09-03 | 2009-04-08 | 株式会社日立国際電気 | デジタル無線通信装置 |
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Family Cites Families (2)
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JP2846671B2 (ja) * | 1989-09-29 | 1999-01-13 | キャノン販売 株式会社 | 半導体装置の製造方法およびその装置 |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP3312362A patent/JP2675468B2/ja not_active Expired - Fee Related
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