JP2894433B2 - 雑音発生器 - Google Patents
雑音発生器Info
- Publication number
- JP2894433B2 JP2894433B2 JP8055254A JP5525496A JP2894433B2 JP 2894433 B2 JP2894433 B2 JP 2894433B2 JP 8055254 A JP8055254 A JP 8055254A JP 5525496 A JP5525496 A JP 5525496A JP 2894433 B2 JP2894433 B2 JP 2894433B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- random number
- noise
- output
- analog
- amplitude information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は雑音発生器に関し、
特に音声帯域を扱うディジタル音声通信機器における雑
音発生方式に関する。
特に音声帯域を扱うディジタル音声通信機器における雑
音発生方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル処理による雑音発生方
式においては、図3に示すように、n段(nは正の整
数)のシフトレジスタ11を用い、このシフトレジスタ
11のn段目の出力を2のn乗周期の乱数として出力し
ている。
式においては、図3に示すように、n段(nは正の整
数)のシフトレジスタ11を用い、このシフトレジスタ
11のn段目の出力を2のn乗周期の乱数として出力し
ている。
【0003】すなわち、シフトレジスタ11のn段中の
j段目(jは正の整数、n>j)の出力とk段目(kは
正の整数、n>k>j)の出力とn段目の出力とを多項
式演算回路12に入力し、この多項式演算回路12の多
項式演算出力をシフトレジスタ11の1段目に再帰的に
入力する。
j段目(jは正の整数、n>j)の出力とk段目(kは
正の整数、n>k>j)の出力とn段目の出力とを多項
式演算回路12に入力し、この多項式演算回路12の多
項式演算出力をシフトレジスタ11の1段目に再帰的に
入力する。
【0004】これによって、シフトレジスタ11のn段
目の出力が2のn乗周期の乱数をホワイトノイズ波形と
して出力している。上記のように構成された乱数発生器
の多項式演算回路12を簡単なEX−OR(排他的論理
和)回路等で構成すれば、1ビット乱数発生器になる。
このような乱数発生器については、特開平1−2596
07号公報等に開示されている。
目の出力が2のn乗周期の乱数をホワイトノイズ波形と
して出力している。上記のように構成された乱数発生器
の多項式演算回路12を簡単なEX−OR(排他的論理
和)回路等で構成すれば、1ビット乱数発生器になる。
このような乱数発生器については、特開平1−2596
07号公報等に開示されている。
【0005】雑音を発生する方法としては上記のような
方法以外にも、実際のロジックハードウェアによる方法
やDSP(Digital Signal Proce
ssor)を利用して実現する方法がある。
方法以外にも、実際のロジックハードウェアによる方法
やDSP(Digital Signal Proce
ssor)を利用して実現する方法がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したディジタル処
理による雑音発生方式では、多項式演算回路による方法
やロジックハードウェアによる方法、及びDSPを利用
して実現する方法等があるが、これらの方法で発生した
ランダムな雑音に対しては音量の制御が必要となってく
る。
理による雑音発生方式では、多項式演算回路による方法
やロジックハードウェアによる方法、及びDSPを利用
して実現する方法等があるが、これらの方法で発生した
ランダムな雑音に対しては音量の制御が必要となってく
る。
【0007】ランダムな雑音に対して音量の制御を行う
場合には、乱数発生器の出力に接続するD/A(ディジ
タル/アナログ)コンバータのアナログ出力に対してア
ッテネータ等による音量制御が必須となるが、D/Aコ
ンバータは一般的にディジタル音声通信機器の主信号自
体のアナログ再生等に利用されているので、D/Aコン
バータが雑音再生用として兼用されることが多い。
場合には、乱数発生器の出力に接続するD/A(ディジ
タル/アナログ)コンバータのアナログ出力に対してア
ッテネータ等による音量制御が必須となるが、D/Aコ
ンバータは一般的にディジタル音声通信機器の主信号自
体のアナログ再生等に利用されているので、D/Aコン
バータが雑音再生用として兼用されることが多い。
【0008】しかしながら、乱数発生器の出力をアナロ
グ信号に変換した後に音量制御を行うことは主信号自体
のパスに影響を与えるために好ましくなく、またディジ
タル化した信号の制御にアナログ機器を用いなければな
らず、ディジタル化した効果が薄れてしまう。
グ信号に変換した後に音量制御を行うことは主信号自体
のパスに影響を与えるために好ましくなく、またディジ
タル化した信号の制御にアナログ機器を用いなければな
らず、ディジタル化した効果が薄れてしまう。
【0009】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、主信号自体のパスに影響を与えたりあるいはディ
ジタル化した信号の制御にアナログ機器を用いたりする
ことなく、ランダムな雑音に対して音量の制御を行うこ
とができる雑音発生器を提供することにある。
消し、主信号自体のパスに影響を与えたりあるいはディ
ジタル化した信号の制御にアナログ機器を用いたりする
ことなく、ランダムな雑音に対して音量の制御を行うこ
とができる雑音発生器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による雑音発生器
は、サンプリングクロックによりディジタル音声を処理
する音声通信機器において疑似雑音を発生する雑音発生
器であって、前記サンプリングクロックを計数する計数
手段と、前記疑似雑音の音量に相当する振幅情報を予め
格納する格納手段と、乱数を発生する乱数発生手段と、
外部からのアドレス情報及び前記計数手段の計数結果に
よって前記格納手段から読出された前記振幅情報及び前
記乱数発生手段で発生された前記乱数を基に前記疑似雑
音を生成する生成手段とを備えている。
は、サンプリングクロックによりディジタル音声を処理
する音声通信機器において疑似雑音を発生する雑音発生
器であって、前記サンプリングクロックを計数する計数
手段と、前記疑似雑音の音量に相当する振幅情報を予め
格納する格納手段と、乱数を発生する乱数発生手段と、
外部からのアドレス情報及び前記計数手段の計数結果に
よって前記格納手段から読出された前記振幅情報及び前
記乱数発生手段で発生された前記乱数を基に前記疑似雑
音を生成する生成手段とを備えている。
【0011】本発明による他の雑音発生器は、上記の構
成において、前記計数手段を、前記格納手段から読出さ
れた前記振幅情報内の特定ビットが所定値になった時に
前記計数結果を初期化するよう構成している。
成において、前記計数手段を、前記格納手段から読出さ
れた前記振幅情報内の特定ビットが所定値になった時に
前記計数結果を初期化するよう構成している。
【0012】本発明による別の雑音発生器は、上記の構
成において、前記生成手段が、前記振幅情報及び前記乱
数をアナログ変換するディジタル/アナログ変換回路を
具備している。
成において、前記生成手段が、前記振幅情報及び前記乱
数をアナログ変換するディジタル/アナログ変換回路を
具備している。
【0013】本発明によるさらに別の雑音発生器は、上
記の構成において、前記格納手段が、前記音量の大小に
夫々応じた複数の振幅情報各々を格納する複数の領域を
具備し、前記外部からのアドレス情報に応じて前記複数
の領域のうちの一つが指定されるようにしている。
記の構成において、前記格納手段が、前記音量の大小に
夫々応じた複数の振幅情報各々を格納する複数の領域を
具備し、前記外部からのアドレス情報に応じて前記複数
の領域のうちの一つが指定されるようにしている。
【0014】
【発明の実施の形態】まず、本発明の作用について以下
に述べる。
に述べる。
【0015】疑似雑音の音量に相当する振幅情報が予め
格納されたメモリからバイナリカウンタの計数結果と外
部からの選択信号とによって読出されたデータと乱数発
生器からの1ビットの乱数とをD/A変換器でアナログ
雑音に変換する。
格納されたメモリからバイナリカウンタの計数結果と外
部からの選択信号とによって読出されたデータと乱数発
生器からの1ビットの乱数とをD/A変換器でアナログ
雑音に変換する。
【0016】これによって、主信号自体のパスに影響を
与えたりあるいはディジタル化した信号の制御にアナロ
グ機器を用いたりすることなく、ランダムな雑音に対し
て音量の制御を行うことが可能となる。
与えたりあるいはディジタル化した信号の制御にアナロ
グ機器を用いたりすることなく、ランダムな雑音に対し
て音量の制御を行うことが可能となる。
【0017】また、DSPやCPUに負担をかけること
なく、アナログ雑音の音量の制御が可能になるととも
に、バイナリカウンタやメモリに対しては時分割に処理
させる等の工夫が容易なので、音声通信機器に使用され
るトーン発生回路等との共通利用によって、ハードウェ
ア規模を小さくすることができ、回路をディジタル化し
た効果を向上させることが可能となる。
なく、アナログ雑音の音量の制御が可能になるととも
に、バイナリカウンタやメモリに対しては時分割に処理
させる等の工夫が容易なので、音声通信機器に使用され
るトーン発生回路等との共通利用によって、ハードウェ
ア規模を小さくすることができ、回路をディジタル化し
た効果を向上させることが可能となる。
【0018】次に、本発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は本発明の一実施例の構成を示す
ブロック図である。図において、本発明の一実施例によ
る雑音発生器はバイナリカウンタ1と、メモリ2と、パ
ラレル/シリアル変換器3と、乱数発生器4と、D/A
(ディジタル/アナログ)変換器5とから構成されてい
る。
照して説明する。図1は本発明の一実施例の構成を示す
ブロック図である。図において、本発明の一実施例によ
る雑音発生器はバイナリカウンタ1と、メモリ2と、パ
ラレル/シリアル変換器3と、乱数発生器4と、D/A
(ディジタル/アナログ)変換器5とから構成されてい
る。
【0019】バイナリカウンタ1はサンプリングクロッ
クに同期してカウントアップするmビットのカウンタで
あり、LD(ロード信号)端子へのメモリ2の出力D0
が所定値となった時に初期値にリセットされる。
クに同期してカウントアップするmビットのカウンタで
あり、LD(ロード信号)端子へのメモリ2の出力D0
が所定値となった時に初期値にリセットされる。
【0020】メモリ2には疑似雑音の音量に相当する振
幅情報が予め格納されており、外部から入力される(n
−m)ビットの選択信号が上位アドレスバスAm+1〜
Anに接続され、バイナリカウンタ1の出力が下位アド
レスバスA1〜Amに接続されている。
幅情報が予め格納されており、外部から入力される(n
−m)ビットの選択信号が上位アドレスバスAm+1〜
Anに接続され、バイナリカウンタ1の出力が下位アド
レスバスA1〜Amに接続されている。
【0021】ここで、選択信号は図示せぬディップスイ
ッチあるいはCPUから指示される音量の大小を示す信
号であり、任意に指定可能な信号である。すなわち、メ
モリ2は選択信号によって指定される上位アドレスAm
+1〜Anで複数の領域(図示せず)に分割されてお
り、それら複数の領域各々には疑似雑音の音量の大小に
応じた振幅情報が格納されている。
ッチあるいはCPUから指示される音量の大小を示す信
号であり、任意に指定可能な信号である。すなわち、メ
モリ2は選択信号によって指定される上位アドレスAm
+1〜Anで複数の領域(図示せず)に分割されてお
り、それら複数の領域各々には疑似雑音の音量の大小に
応じた振幅情報が格納されている。
【0022】例えば、メモリ2内のある領域には疑似雑
音の音量が大きい時の振幅情報が格納され、他の領域に
は疑似雑音の音量が小さい時の振幅情報が格納されるよ
うになっている。
音の音量が大きい時の振幅情報が格納され、他の領域に
は疑似雑音の音量が小さい時の振幅情報が格納されるよ
うになっている。
【0023】メモリ2は選択信号及びバイナリカウンタ
1の出力によってアドレスが指示されると、そのアドレ
スから読出されたデータを出力D0〜D7として出力す
る。その場合、出力D0はバイナリカウンタ1のLD端
子に出力され、出力D1〜D7はパラレル/シリアル変
換器3の端子B〜Hに出力される。
1の出力によってアドレスが指示されると、そのアドレ
スから読出されたデータを出力D0〜D7として出力す
る。その場合、出力D0はバイナリカウンタ1のLD端
子に出力され、出力D1〜D7はパラレル/シリアル変
換器3の端子B〜Hに出力される。
【0024】パラレル/シリアル変換器3は端子Aに入
力される乱数発生器4からの1ビットの乱数と端子B〜
Hに入力されるメモリ2からのデータとをシリアルデー
タに変換する。したがって、パラレル/シリアル変換器
3の端子QHからは乱数発生器4からの1ビットの乱数
を符号成分としてもつシリアルデータがD/A変換器5
に出力される。
力される乱数発生器4からの1ビットの乱数と端子B〜
Hに入力されるメモリ2からのデータとをシリアルデー
タに変換する。したがって、パラレル/シリアル変換器
3の端子QHからは乱数発生器4からの1ビットの乱数
を符号成分としてもつシリアルデータがD/A変換器5
に出力される。
【0025】D/A変換器5はパラレル/シリアル変換
器3の端子QHからのシリアルデータのうち乱数発生器
4からの1ビットの乱数で示される正負の符号をランダ
ムなデータとして処理し、メモリ2からのデータを振幅
情報とするアナログ雑音出力に変換する。
器3の端子QHからのシリアルデータのうち乱数発生器
4からの1ビットの乱数で示される正負の符号をランダ
ムなデータとして処理し、メモリ2からのデータを振幅
情報とするアナログ雑音出力に変換する。
【0026】尚、上記の構成においては、乱数発生器4
からの1ビットの乱数とメモリ2からのデータとをパラ
レル/シリアル変換器3でシリアルデータに変換してか
らD/A変換器5に入力しているが、それら乱数発生器
4からの1ビットの乱数とメモリ2からのデータとを直
接D/A変換器5に入力するようにしてもよい。その場
合、乱数発生器4からの1ビットの乱数をD/A変換器
5の最上位ビットに入力するようにすればよい。
からの1ビットの乱数とメモリ2からのデータとをパラ
レル/シリアル変換器3でシリアルデータに変換してか
らD/A変換器5に入力しているが、それら乱数発生器
4からの1ビットの乱数とメモリ2からのデータとを直
接D/A変換器5に入力するようにしてもよい。その場
合、乱数発生器4からの1ビットの乱数をD/A変換器
5の最上位ビットに入力するようにすればよい。
【0027】図2は図1のメモリ2の構成例を示す図で
ある。図において、メモリ2は選択信号で指示される上
位アドレス「XY」と、バイナリカウンタ1の出力で指
示される下位アドレス「00」〜「02」とによって指
定されるアドレスに疑似雑音の音量に相当するデータ
“01111101”(‘7DH’)と“011111
10”(‘7EH’)と“11111100”(‘FC
H’)とが夫々予め格納されている。これらのデータは
μ則PCM(Pulse Code Modulati
on)符号である。
ある。図において、メモリ2は選択信号で指示される上
位アドレス「XY」と、バイナリカウンタ1の出力で指
示される下位アドレス「00」〜「02」とによって指
定されるアドレスに疑似雑音の音量に相当するデータ
“01111101”(‘7DH’)と“011111
10”(‘7EH’)と“11111100”(‘FC
H’)とが夫々予め格納されている。これらのデータは
μ則PCM(Pulse Code Modulati
on)符号である。
【0028】これら図1及び図2を用いて本発明の一実
施例の動作について説明する。まず、メモリ2は選択信
号として「XY」が、バイナリカウンタ1の出力として
初期値「00」が夫々入力されると、「XY00」のア
ドレスから“01111101”のデータを出力する。
施例の動作について説明する。まず、メモリ2は選択信
号として「XY」が、バイナリカウンタ1の出力として
初期値「00」が夫々入力されると、「XY00」のア
ドレスから“01111101”のデータを出力する。
【0029】パラレル/シリアル変換器3は乱数発生器
4の出力と、メモリ2のデータ“1111101”とを
シリアルデータに変換してD/A変換器5に出力する。
D/A変換器5はこのシリアルデータをアナログ信号に
変換するので、D/A変換器5からは“111110
1”を振幅としかつ乱数発生器4の出力で示される正ま
たは負のアナログ雑音が出力される。
4の出力と、メモリ2のデータ“1111101”とを
シリアルデータに変換してD/A変換器5に出力する。
D/A変換器5はこのシリアルデータをアナログ信号に
変換するので、D/A変換器5からは“111110
1”を振幅としかつ乱数発生器4の出力で示される正ま
たは負のアナログ雑音が出力される。
【0030】つまり、D/A変換器5からはメモリ2の
データ“1111101”で指示される音量の正または
負のアナログ雑音が出力される。この場合、乱数発生器
4の出力が“1”であれば正のアナログ雑音が出力さ
れ、乱数発生器4の出力が“0”であれば負のアナログ
雑音が出力される。
データ“1111101”で指示される音量の正または
負のアナログ雑音が出力される。この場合、乱数発生器
4の出力が“1”であれば正のアナログ雑音が出力さ
れ、乱数発生器4の出力が“0”であれば負のアナログ
雑音が出力される。
【0031】バイナリカウンタ1が次のサンプリングク
ロックによってカウントアップして「01」を出力する
と、メモリ2は「XY01」のアドレスから“0111
1110”のデータを出力する。
ロックによってカウントアップして「01」を出力する
と、メモリ2は「XY01」のアドレスから“0111
1110”のデータを出力する。
【0032】パラレル/シリアル変換器3は乱数発生器
4の出力と、メモリ2のデータ“1111110”とを
シリアルデータに変換してD/A変換器5に出力する。
D/A変換器5はこのシリアルデータをアナログ信号に
変換するので、D/A変換器5からは“111111
0”を振幅としかつ乱数発生器4の出力で示される正ま
たは負のアナログ雑音が出力される。
4の出力と、メモリ2のデータ“1111110”とを
シリアルデータに変換してD/A変換器5に出力する。
D/A変換器5はこのシリアルデータをアナログ信号に
変換するので、D/A変換器5からは“111111
0”を振幅としかつ乱数発生器4の出力で示される正ま
たは負のアナログ雑音が出力される。
【0033】さらに、バイナリカウンタ1がその次のサ
ンプリングクロックによってカウントアップして「0
2」を出力すると、メモリ2は「XY02」のアドレス
から“11111100”のデータを出力する。
ンプリングクロックによってカウントアップして「0
2」を出力すると、メモリ2は「XY02」のアドレス
から“11111100”のデータを出力する。
【0034】パラレル/シリアル変換器3は乱数発生器
4の出力と、メモリ2のデータ“1111100”とを
シリアルデータに変換してD/A変換器5に出力する。
D/A変換器5はこのシリアルデータをアナログ信号に
変換するので、D/A変換器5からは“111110
0”を振幅としかつ乱数発生器4の出力で示される正ま
たは負のアナログ雑音が出力される。
4の出力と、メモリ2のデータ“1111100”とを
シリアルデータに変換してD/A変換器5に出力する。
D/A変換器5はこのシリアルデータをアナログ信号に
変換するので、D/A変換器5からは“111110
0”を振幅としかつ乱数発生器4の出力で示される正ま
たは負のアナログ雑音が出力される。
【0035】この場合、メモリ2の出力D0が“1”に
なると、バイナリカウンタ1は初期値にリセットされる
ので、選択信号が「XY」のままであるならば、メモリ
2からは「XY00」〜「XY02」のデータ“011
11101”、“01111110”、“111111
00”がサイクリックに出力されることとなる。
なると、バイナリカウンタ1は初期値にリセットされる
ので、選択信号が「XY」のままであるならば、メモリ
2からは「XY00」〜「XY02」のデータ“011
11101”、“01111110”、“111111
00”がサイクリックに出力されることとなる。
【0036】しかしながら、例えば、選択信号が「X
Z」に変更されると、メモリ2からはアドレス「XZ0
0」のデータが出力される。この選択信号が「XZ」の
時に、メモリ2の出力D0が“1”になると、上記と同
様に、バイナリカウンタ1が初期値にリセットされるの
で、メモリ2からは上位アドレス「XZ」のデータがサ
イクリックに出力されることとなる。
Z」に変更されると、メモリ2からはアドレス「XZ0
0」のデータが出力される。この選択信号が「XZ」の
時に、メモリ2の出力D0が“1”になると、上記と同
様に、バイナリカウンタ1が初期値にリセットされるの
で、メモリ2からは上位アドレス「XZ」のデータがサ
イクリックに出力されることとなる。
【0037】上記の動作において、メモリ2からの出力
値は最終的にD/A変換器5に入力される振幅情報とな
るので、D/A変換器5からのアナログ雑音出力の音量
はメモリ2に格納する値を設定することで、自由に組合
わせることが可能である。
値は最終的にD/A変換器5に入力される振幅情報とな
るので、D/A変換器5からのアナログ雑音出力の音量
はメモリ2に格納する値を設定することで、自由に組合
わせることが可能である。
【0038】また、メモリ2に記憶させるデータはバイ
ナリカウンタ1が無限にアドレスのカウントアップを行
わないようにするために最終データのD0ビットに
“1”を記憶させ、それ以外のデータのD0ビットに
“0”を記憶させる。これによって、メモリ2の任意の
アドレスでバイナリカウンタ1を初期化することができ
る。
ナリカウンタ1が無限にアドレスのカウントアップを行
わないようにするために最終データのD0ビットに
“1”を記憶させ、それ以外のデータのD0ビットに
“0”を記憶させる。これによって、メモリ2の任意の
アドレスでバイナリカウンタ1を初期化することができ
る。
【0039】このように、疑似雑音の音量に相当する振
幅情報が予め格納されたメモリ2からバイナリカウンタ
1の計数結果と外部からの選択信号とによって読出され
たデータと乱数発生器4からの1ビットの乱数とをD/
A変換器5でアナログ雑音に変換することによって、主
信号自体のパスに影響を与えたりあるいはディジタル化
した信号の制御にアナログ機器を用いたりすることな
く、ランダムな雑音に対して音量の制御を行うことがで
きる。
幅情報が予め格納されたメモリ2からバイナリカウンタ
1の計数結果と外部からの選択信号とによって読出され
たデータと乱数発生器4からの1ビットの乱数とをD/
A変換器5でアナログ雑音に変換することによって、主
信号自体のパスに影響を与えたりあるいはディジタル化
した信号の制御にアナログ機器を用いたりすることな
く、ランダムな雑音に対して音量の制御を行うことがで
きる。
【0040】これによって、図示せぬDSPやCPUに
負担をかけることなく、アナログ雑音の音量の制御が可
能となる。また、バイナリカウンタ1やメモリ2に対し
ては時分割に処理させる等の工夫が容易なので、音声通
信機器に使用されるトーン発生回路等との共通利用によ
って、ハードウェア規模を小さくすることができ、回路
をディジタル化した効果を向上させることができる。
負担をかけることなく、アナログ雑音の音量の制御が可
能となる。また、バイナリカウンタ1やメモリ2に対し
ては時分割に処理させる等の工夫が容易なので、音声通
信機器に使用されるトーン発生回路等との共通利用によ
って、ハードウェア規模を小さくすることができ、回路
をディジタル化した効果を向上させることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、サ
ンプリングクロックによりディジタル音声を処理する音
声通信機器において、疑似雑音の音量に相当する振幅情
報を予めメモリに格納しておき、このメモリからサンプ
リングクロックの計数結果と外部からのアドレス情報と
によって読出された振幅情報及び1ビットの乱数を基に
疑似雑音を生成することによって、主信号自体のパスに
影響を与えたりあるいはディジタル化した信号の制御に
アナログ機器を用いたりすることなく、ランダムな雑音
に対して音量の制御を行うことができるという効果があ
る。
ンプリングクロックによりディジタル音声を処理する音
声通信機器において、疑似雑音の音量に相当する振幅情
報を予めメモリに格納しておき、このメモリからサンプ
リングクロックの計数結果と外部からのアドレス情報と
によって読出された振幅情報及び1ビットの乱数を基に
疑似雑音を生成することによって、主信号自体のパスに
影響を与えたりあるいはディジタル化した信号の制御に
アナログ機器を用いたりすることなく、ランダムな雑音
に対して音量の制御を行うことができるという効果があ
る。
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】図1のメモリの構成例を示す図である。
【図3】従来例の構成を示すブロック図である。
1 バイナリカウンタ 2 メモリ 3 パラレル/シリアル変換器 4 乱数発生器 5 ディジタル/アナログ変換器
Claims (4)
- 【請求項1】 サンプリングクロックによりディジタル
音声を処理する音声通信機器において疑似雑音を発生す
る雑音発生器であって、前記サンプリングクロックを計
数する計数手段と、前記疑似雑音の音量に相当する振幅
情報を予め格納する格納手段と、乱数を発生する乱数発
生手段と、外部からのアドレス情報及び前記計数手段の
計数結果によって前記格納手段から読出された前記振幅
情報及び前記乱数発生手段で発生された前記乱数を基に
前記疑似雑音を生成する生成手段とを有することを特徴
とする雑音発生器。 - 【請求項2】 前記計数手段は、前記格納手段から読出
された前記振幅情報内の特定ビットが所定値となった時
に前記計数結果を初期化するよう構成したことを特徴と
する請求項1記載の雑音発生器。 - 【請求項3】 前記生成手段は、前記振幅情報及び前記
乱数をアナログ変換するディジタル/アナログ変換回路
を含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の
雑音発生器。 - 【請求項4】 前記格納手段は、前記音量の大小に夫々
応じた複数の振幅情報各々を格納する複数の領域を含
み、前記外部からのアドレス情報に応じて前記複数の領
域のうちの一つが指定されるようにしたことを特徴とす
る請求項1から請求項3のいずれか記載の雑音発生器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8055254A JP2894433B2 (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | 雑音発生器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8055254A JP2894433B2 (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | 雑音発生器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09246869A JPH09246869A (ja) | 1997-09-19 |
JP2894433B2 true JP2894433B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=12993468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8055254A Expired - Lifetime JP2894433B2 (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | 雑音発生器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2894433B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000269745A (ja) | 1999-03-18 | 2000-09-29 | Ando Electric Co Ltd | 雑音発生装置 |
KR20030020023A (ko) * | 2001-08-29 | 2003-03-08 | 엘지이노텍 주식회사 | 고주파 노이즈 발생장치 및 이를 이용한 노이즈 발생방법 |
-
1996
- 1996-03-13 JP JP8055254A patent/JP2894433B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09246869A (ja) | 1997-09-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH07101840B2 (ja) | ディジタル雑音信号発生回路 | |
JPH03165629A (ja) | 信号変調装置 | |
JP2894433B2 (ja) | 雑音発生器 | |
US6624774B2 (en) | Delta sigma D/A converter | |
US4805508A (en) | Sound synthesizing circuit | |
JPH11509658A (ja) | 拡張されたチップ選択リセット装置および方法 | |
JPH0722861A (ja) | パルス幅変調器 | |
JP3145860B2 (ja) | Da変換器 | |
JP2003037504A (ja) | グレイコード発生装置 | |
JP2001203580A (ja) | パルス密度変調回路 | |
KR950002302B1 (ko) | 디지탈-아날로그 변환기 | |
JPH0764903A (ja) | 直列データローディングポート拡張回路 | |
JPH0728599A (ja) | データ処理装置 | |
JPH02275496A (ja) | 電子楽器の音量制御装置 | |
JP2003299179A (ja) | ディジタルオーディオ装置 | |
JPH07240721A (ja) | Pcm信号ノイズ除去方式 | |
JPH0621790A (ja) | パルス幅変調回路 | |
JPS59172104A (ja) | デイジタル・デ−タ・エンベロ−プ・コントロ−ル回路 | |
JPH05327856A (ja) | オートダイアラ装置 | |
JPS61203720A (ja) | D/a変換回路 | |
JPH0239099A (ja) | 楽音発生装置 | |
JPH07143237A (ja) | 音声応答装置 | |
JPH118548A (ja) | カウンタ | |
JP2000214857A (ja) | 電子音発生装置 | |
JPS6129000A (ja) | 音程変換装置 |