JP4724263B2 - デジタル無線機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、バースト信号送信時に、変調信号の立ち上がり、立ち下がりに対して、包絡値制御を行うデジタル送信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタル送信機において、デジタル変調された信号をバースト送信する場合、立ち上がりと立ち下がりの急峻な振幅変化による他のキャリアへの干渉を避けるために、ウィンドウ関数による包絡値制御が行われている。信号のバースト送信のタイミングは、信号フォーマットにより規定されている。図4に、信号フォーマットの例として、信号フォーマット11を示す。信号フォーマットは送信チャネルの種類によりそれぞれ1スロットごとに決められており、1つの無線システムには信号の立ち上がりのタイミング13や立ち下がりのタイミング14が異なる数種類の信号フォーマットがある。信号フォーマット11を例として包絡値制御を行うと包絡値制御された信号12のようになる。包絡値制御された信号12の立ち上げ区間15、立ち下げ区間16における包絡線はウィンドウ関数によるものである。
【0003】
以下に、従来の包絡値制御の方法を図5の機能ブロック図を参照して説明する。図5に示すように、デジタル変調部8は乗算器7に接続される。信号フォーマット情報入力端子2は乗算係数選択部19に接続され、乗算係数選択部19は乗算係数メモリ18と除算器7に接続される。乗算器7はD/Aコンバータ9に接続され、D/Aコンバータ9は送信RF部10に接続される。また、乗算器7、乗算係数メモリ18、乗算係数選択部19によって、包絡値制御部17を構成している。
【0004】
デジタル変調部8によりデジタル変調された信号は、乗算器7に入力される。包絡値制御部17では、送信チャネルに合わせた信号フォーマット情報信号が、フォーマット情報入力端子2より入力され、乗算係数選択部19に入力される。乗算係数選択部19は、入力された信号フォーマット情報によって、乗算係数を乗算係数メモリ18から選択して乗算器7に出力する。ここで、乗算係数メモリ18は、図6のように、予め信号フォーマットより求めた1スロット分の乗算係数が順番に並べられている。また、多種の信号フォーマットがあるため、信号フォーマットの数だけ乗算係数を用意しておく。
【0005】
乗算係数選択部19は、スロットの先頭の時に信号フォーマット情報入力端子2から得られた情報によりどの信号フォーマットであるのかを選択し、その信号フォーマットの乗算係数を乗算係数メモリ18より並んでいる順番に呼び出して乗算器7へと出力する。乗算器7では、デジタル変調部8より入力されるデジタル変調された信号に、乗算選択部より入力された乗算係数を乗じて、D/Aコンバータ9に出力する。D/Aコンバータ9では、乗算器7により出力された包絡値制御されたデジタル信号をアナログ信号に変換して、送信RF部10へと出力する。以上より、デジタル変調信号の振幅の立ち上がり、立ち下がりに対して包絡値制御を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来の包絡値制御の方法では、それぞれの信号フォーマットに対応させた乗算係数を求めて、その値をメモリに格納しておく必要があり、多種の信号フォーマットに対応させる場合には乗算係数を格納しておくメモリのサイズが大きくなってしまうという問題があった。また、信号フォーマットを追加する際には、使用するメモリを増やさなければならない問題も有していた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、必要最低限となる立ち上げ区間と立ち下げ区間の乗算係数と、サンプル点が立ち上げ区間、もしくは立ち下げ区間であるか、またはそれ以外の区間であるかをあらわす0、1のビット情報により包絡値制御を行うようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図1〜図4を参照して説明する。図1に示すように、デジタル変調部8は乗算器7に接続される。信号フォーマット情報入力端子2はランプ情報選択部3に接続される。また、ランプ情報メモリ4はランプ情報選択部3に接続され、ランプ情報選択部3は乗算係数選択部5に接続される。乗算係数メモリ6もまた乗算係数選択部5に接続され、乗算係数選択部5は乗算器7に接続される。乗算器7はD/Aコンバータ9に接続され、D/Aコンバータ9は送信RF部10に接続される。ランプ情報選択部3、ランプ情報メモリ4、乗算係数選択部5、乗算係数メモリ6、乗算器7は包絡値制御部1を構成している。
【0009】
図1中、デジタル変調部8でデジタル変調された信号は、乗算器7に入力される。包絡値制御部1では、送信チャネルに合わせた信号フォーマット情報が、信号フォーマット情報入力端子2よりランプ情報選択部3に入力される。ランプ情報選択部3では、信号フォーマット情報によりランプ情報をランプ情報メモリ4より選択し、そのランプ情報を乗算係数選択部5に出力する。乗算係数選択部5では入力されたランプ情報を確認し、乗算係数メモリ6より乗算係数を選択して乗算器7へと出力する。乗算器7ではデジタル変調部2より入力された信号に乗算係数選択部5より入力された乗算係数を乗じてD/Aコンバータ9へと出力する。D/Aコンバータでは入力されたデジタル信号をアナログ信号へと変換し、送信RF部10へと出力する。
【0010】
包絡値制御部1のランプ情報メモリ4には、それぞれの信号フォーマットの立ち上げ、立ち下げ区間のタイミングを表す情報が、サンプル点毎に、立ち上げ、立ち下げ区間の場合は1、それ以外の場合は0のビット情報を割り当てたものが格納されている。図2に示すように、ランプ情報メモリ4のサイズは1スロットのサンプル点の数となっており、ランプ情報は、サンプル点の順番に、信号フォーマットごと決めたビットの位置に格納されている。図4の信号フォーマット11を例とすると、包絡値制御された信号12において立ち上げ区間13と立ち下げ区間14のサンプル点のランプ情報は1、それ以外のサンプル点のランプ情報は0が割り当てられている。
【0011】
また、包絡値制御部1の乗算係数メモリ6は、図3のように、ウィンドウ関数より求めた立ち上げ区間、立ち下げ区間の乗算係数が立ち上げ、立ち下げの順番で格納されている。図1中、包絡値制御部1において、まずランプ情報選択部3は、信号フォーマット情報入力端子2から入力された信号フォーマット情報を確認し、ランプ情報選択部メモリ4より順番に読み出した1wordのランプ情報から必要なビットを選択して、乗算係数選択部5にランプ情報として出力する。乗算係数選択部5は、ランプ情報選択部3より入力されたランプ情報が0であるか1であるかを確認する。ランプ情報が0である間は、乗算係数メモリ6より一定の乗算係数を読み出し、その値を乗算器7に出力する。一方、ランプ情報が1である間は乗算係数メモリ6より乗算係数を格納されている順番に読み出して乗算器7へと出力する。
【0012】
乗算器7では、デジタル変調部より入力された信号に、乗算係数選択部5で選択された乗算係数を乗算することで、変調信号の出力を制御する。つまり、ランプ情報が1の間は立ち上げまたは立ち下げ区間の乗算係数を、順番に変調信号に乗算していくことで、振幅の立ち上がり、立ち下がりを実現している。一方、ランプ情報が0の間は乗算係数として一定の値を変調信号に乗算し続けることとなる。
【0013】
【発明の効果】
本発明は、乗算係数を立ち上げ区間、立ち下げ区間のみの値とし、また各サンプル点の情報を1ビットの情報として複数の信号フォーマットの情報を同じメモリに格納することを可能としたことで、使用するメモリの量を大幅に削減することができ、また信号フォーマットが増えるような場合にも使用するメモリ数を増やさずに対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す機能ブロック図。
【図2】ランプ情報メモリを示す図。
【図3】本発明の一実施例における乗算係数メモリを示す図。
【図4】信号フォーマットと包絡線の一例を示す図。
【図5】従来例の構成を示す機能ブロック図。
【図6】従来例の乗算係数メモリを示す図。
【符号の説明】
1:包絡値制御部、2:信号フォーマット情報入力端子、
3:ランプ情報選択部、4:ランプ情報メモリ、5:乗算係数選択部、
6:乗算係数メモリ、7:乗算器、8:デジタル変調部、
9:D/Aコンバータ、10:送信RF部、11:信号フォーマット、
12:包絡値制御された信号、13:立ち上がりタイミング、
14:立ち下がりタイミング、15:立ち上げ区間、16:立ち下げ区間、
17:包絡値制御部、18:乗算係数メモリ、19:乗算係数選択部。
Claims (1)
- 送信部においてランプ情報選択部、ランプ情報メモリ、乗算係数選択部、乗算係数メモリおよび乗算器を有し、
前記ランプ情報メモリには、信号フォーマットにおける立ち上げ、立ち下げ区間とそれ以外の区間を表すランプ情報が1スロットのサンプル点毎に1,0のビット情報として格納され、
前記乗算係数メモリには、前記立ち上げ、立ち下げ区間における乗算係数が格納され、
前記ランプ情報選択部は、前記ランプ情報メモリに格納されたサンプル点毎のビット情報を前記乗算係数選択部に出力し、
前記乗算係数選択部は、前記ランプ情報選択部より入力されたビット情報が前記立ち上げ、立ち下げ区間を示すものである場合に、前記乗算係数メモリに格納されている乗算係数を読み出して前記乗算器に出力し、
前記乗算器は、前記乗算係数選択部により入力された乗算係数を用いて、デジタル変調されたバースト信号の立ち上がりと立ち下がりにおいて包絡値制御を行うように構成したことを特徴とするデジタル無線機。
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Family Applications (1)
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