JP2674298B2 - 輝度色分離回路 - Google Patents
輝度色分離回路Info
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- JP2674298B2 JP2674298B2 JP2274343A JP27434390A JP2674298B2 JP 2674298 B2 JP2674298 B2 JP 2674298B2 JP 2274343 A JP2274343 A JP 2274343A JP 27434390 A JP27434390 A JP 27434390A JP 2674298 B2 JP2674298 B2 JP 2674298B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、テレビジョン回路に利用する。特に、2ラ
イン(走査線)間の相関検出を有し、その相関検出器が
割算回路で構成される輝度信号と色信号との分離回路
(輝度色分離回路)に関するものである。
イン(走査線)間の相関検出を有し、その相関検出器が
割算回路で構成される輝度信号と色信号との分離回路
(輝度色分離回路)に関するものである。
本発明は輝度色分離回路において、 入力するコンポジット映像信号から取出した色信号に
相当する成分と、同じコンポジット映像信号を1水平走
査期間遅延させた遅延信号から取出した色信号に相当す
る成分との相関性を検出し、相関有りの場合には遅延信
号から取出した色信号に相当する成分の反転出力を色信
号として選択し、相関無しの場合には入力するコンポジ
ット映像信号から取出した色信号に相当する成分をその
まま色信号として選択し、この選択された色信号により
輝度信号を求めることにより、 1水平走査期間の時間差を持つ二つの信号が互いに異
なる場合でも輝度信号と色信号とを分離できるようにし
たものである。
相当する成分と、同じコンポジット映像信号を1水平走
査期間遅延させた遅延信号から取出した色信号に相当す
る成分との相関性を検出し、相関有りの場合には遅延信
号から取出した色信号に相当する成分の反転出力を色信
号として選択し、相関無しの場合には入力するコンポジ
ット映像信号から取出した色信号に相当する成分をその
まま色信号として選択し、この選択された色信号により
輝度信号を求めることにより、 1水平走査期間の時間差を持つ二つの信号が互いに異
なる場合でも輝度信号と色信号とを分離できるようにし
たものである。
第2図は第一従来例の輝度色分離回路のブロック構成
図である。第3図は第二従来例の輝度色分離回路のブロ
ック構成図である。
図である。第3図は第二従来例の輝度色分離回路のブロ
ック構成図である。
従来、輝度色分離回路は、第2図に示すようにコンポ
ジット映像信号1を入力し、この信号を遅延素子2で1
水平走査期間遅延させ、この遅延信号3とコンポジット
映像信号1とを減算器6で減算し、色信号成分61を取出
す。この減算器6の出力を帯域通過フィルタ7で帯域制
限した後に、この信号を色信号20として出力する。ま
た、コンポジット映像信号1から色信号20を減算器18で
減算することで輝度信号19を出力する。
ジット映像信号1を入力し、この信号を遅延素子2で1
水平走査期間遅延させ、この遅延信号3とコンポジット
映像信号1とを減算器6で減算し、色信号成分61を取出
す。この減算器6の出力を帯域通過フィルタ7で帯域制
限した後に、この信号を色信号20として出力する。ま
た、コンポジット映像信号1から色信号20を減算器18で
減算することで輝度信号19を出力する。
また、従来の輝度色分離回路は第3図に示すようにも
構成される。
構成される。
第3図において、コンポジット映像信号1を入力し、
コンポジット映像信号1を遅延素子2で1水平走査期間
遅延させ、この遅延信号3とコンポジット映像信号1と
の間で加算器71で加算され、また減算器6で減算され、
それぞれ加算器71から輝度信号成分72が減算器6から色
信号成分73が出力される。減算器6の出力は帯域通過フ
ィルタ7に入力され、色信号付近の成分が取出される。
加算器28の出力は遅延フィルタ74に入力され、色信号の
帯域通過フィルタ7での遅延を補償される。このように
して輝度色分離が行われる。
コンポジット映像信号1を遅延素子2で1水平走査期間
遅延させ、この遅延信号3とコンポジット映像信号1と
の間で加算器71で加算され、また減算器6で減算され、
それぞれ加算器71から輝度信号成分72が減算器6から色
信号成分73が出力される。減算器6の出力は帯域通過フ
ィルタ7に入力され、色信号付近の成分が取出される。
加算器28の出力は遅延フィルタ74に入力され、色信号の
帯域通過フィルタ7での遅延を補償される。このように
して輝度色分離が行われる。
一般的な輝度色分離は、NTSC信号の場合に色信号が1
水平走査期間ごとに反転することを利用して1水平走査
期間の時間差を持つ信号を互いに加算することで色信号
が除去でき、互いに減算することで輝度信号が除去でき
ることを利用して行われる。
水平走査期間ごとに反転することを利用して1水平走査
期間の時間差を持つ信号を互いに加算することで色信号
が除去でき、互いに減算することで輝度信号が除去でき
ることを利用して行われる。
しかし、このような従来例の輝度色分離回路では、1
水平走査期間の時間差をもつ信号を互いに加減算して求
める場合には、二つの信号が異なる信号のときに、完全
に色信号と輝度信号とを分離できなくなり、色信号の垂
直周波数の高い信号が入力された場合にドット状の妨害
が画面上にあらわれるも問題点があった。
水平走査期間の時間差をもつ信号を互いに加減算して求
める場合には、二つの信号が異なる信号のときに、完全
に色信号と輝度信号とを分離できなくなり、色信号の垂
直周波数の高い信号が入力された場合にドット状の妨害
が画面上にあらわれるも問題点があった。
この問題点となる入力信号と各部分での信号とを第4
図に示す。第4図は第二従来例の輝度色分離回路の各部
分の信号波形を示す図である。第4図(a)は入力信号
であり、第4図(b)は第3図のブロック図での加算器
71の出力信号、第4図(c)は減算器6の出力信号であ
る。81は走査線、82は色信号、83は色信号の輝度信号へ
の漏れ信号(輝度色分離後)および84は輝度色分離後の
色信号である。
図に示す。第4図は第二従来例の輝度色分離回路の各部
分の信号波形を示す図である。第4図(a)は入力信号
であり、第4図(b)は第3図のブロック図での加算器
71の出力信号、第4図(c)は減算器6の出力信号であ
る。81は走査線、82は色信号、83は色信号の輝度信号へ
の漏れ信号(輝度色分離後)および84は輝度色分離後の
色信号である。
上記の問題点を解決し、1水平走査期間の時間差を持
つ二つの信号が互いに異なる場合でも輝度信号と色信号
とを分離するため、入力するコンポジット映像信号から
取り出した色信号と入力するコンポジット映像信号を1
水平走査期間遅延させた遅延信号から取出した色信号と
の相関性を検出し、相関有りの場合には入力するコンポ
ジット映像信号から1水平走査期間遅延させた遅延信号
を差引いて取出した色信号を選択し、相関無しの場合に
は入力するコンポジット映像信号から取出した色信号を
選択して輝度信号を求めることが考えられる。このよう
な構成例を第三従来例として第5図に示す。
つ二つの信号が互いに異なる場合でも輝度信号と色信号
とを分離するため、入力するコンポジット映像信号から
取り出した色信号と入力するコンポジット映像信号を1
水平走査期間遅延させた遅延信号から取出した色信号と
の相関性を検出し、相関有りの場合には入力するコンポ
ジット映像信号から1水平走査期間遅延させた遅延信号
を差引いて取出した色信号を選択し、相関無しの場合に
は入力するコンポジット映像信号から取出した色信号を
選択して輝度信号を求めることが考えられる。このよう
な構成例を第三従来例として第5図に示す。
第5図において、輝度色分離回路は、入力するコンポ
ジット映像信号1から色信号20を分離するための遅延素
子2、帯域通過フィルタ7および減算器6と、この分離
された色信号20を入力するコンポジット映像信号1から
差引いて輝度信号19を出力する減算器18とを備える。遅
延素子2は、入力するコンポジット映像信号を1水平走
査期間遅延させる。減算器6は、この遅延素子2の出力
をコンポジット映像信号1から差引く。帯域通過フィル
タ7は、この減算器6の出力を帯域制限する。
ジット映像信号1から色信号20を分離するための遅延素
子2、帯域通過フィルタ7および減算器6と、この分離
された色信号20を入力するコンポジット映像信号1から
差引いて輝度信号19を出力する減算器18とを備える。遅
延素子2は、入力するコンポジット映像信号を1水平走
査期間遅延させる。減算器6は、この遅延素子2の出力
をコンポジット映像信号1から差引く。帯域通過フィル
タ7は、この減算器6の出力を帯域制限する。
ここで、色信号20を分離するためにさらに、遅延素子
2の出力から色信号に相当する成分を取出す帯域通過フ
ィルタ4と、入力するコンポジット映像信号1から色信
号に相当する成分を取出す帯域通過フィルタ5と、帯域
通過フィルタ4と帯域通過フィルタ5との出力の相関性
を検出する相関検出回路としての割算器13と、この割算
器13の検出結果が相関有りの場合には帯域通過フィルタ
7の出力を色信号として選択し、相関無しの場合には帯
域通過フィルタ5の出力を色信号として選択して出力す
る切換スイッチ15とを備えたことにある。この従来例で
はまた、帯域通過フィルタ4、5と割算器13との間に、
帯域通過フィルタ4、5のそれぞれの出力を増幅する増
幅器8、9を備える。
2の出力から色信号に相当する成分を取出す帯域通過フ
ィルタ4と、入力するコンポジット映像信号1から色信
号に相当する成分を取出す帯域通過フィルタ5と、帯域
通過フィルタ4と帯域通過フィルタ5との出力の相関性
を検出する相関検出回路としての割算器13と、この割算
器13の検出結果が相関有りの場合には帯域通過フィルタ
7の出力を色信号として選択し、相関無しの場合には帯
域通過フィルタ5の出力を色信号として選択して出力す
る切換スイッチ15とを備えたことにある。この従来例で
はまた、帯域通過フィルタ4、5と割算器13との間に、
帯域通過フィルタ4、5のそれぞれの出力を増幅する増
幅器8、9を備える。
このような構成の輝度色分離回路の動作について説明
する。第6図は輝度色分離回路の割算器のブロック構成
図である。第7図は割算器の入出力信号のタイムチャー
トである。第8図は割算器の入出力特性を示す図であ
る。第5図において、コンポジット映像信号1が入力さ
れ、遅延素子2で遅延される。遅延信号3は一方は帯域
通過フィルタ4に入力され、その後増幅器8によって増
幅され割算器13に入力される。また、コンポジット映像
信号1は帯域通過フィルタ5に入力され、その後増幅器
9によって増幅され、割算器13に入力される。すなわ
ち、遅延されない信号は処理後に割算器入力信号Bとし
て入力され、また遅延された信号は処理後に割算器入力
信号Aとして入力される。
する。第6図は輝度色分離回路の割算器のブロック構成
図である。第7図は割算器の入出力信号のタイムチャー
トである。第8図は割算器の入出力特性を示す図であ
る。第5図において、コンポジット映像信号1が入力さ
れ、遅延素子2で遅延される。遅延信号3は一方は帯域
通過フィルタ4に入力され、その後増幅器8によって増
幅され割算器13に入力される。また、コンポジット映像
信号1は帯域通過フィルタ5に入力され、その後増幅器
9によって増幅され、割算器13に入力される。すなわ
ち、遅延されない信号は処理後に割算器入力信号Bとし
て入力され、また遅延された信号は処理後に割算器入力
信号Aとして入力される。
割算器13において、これら二つの信号で割算処理が行
われ、遅延された信号と遅延されない信号との相関度が
検出される。この割算器13の出力する切換信号14は切換
スイッチ15に入力され、切換スイッチ15は信号切換を行
う。この切換られる信号は、遅延信号3と遅延されない
コンポジット映像信号1との間で減算器6により減算さ
れた信号を帯域通過フィルタ7を通して得られた信号16
と遅延されていないコンポジット映像信号1を帯域通過
フィルタ5を通して得られた信号10とである。動作とし
ては遅延信号3と遅延されないコンポジット映像信号1
との間に相関がある場合には、信号16を出力し、遅延信
号3と遅延されないコポジット映像信号1との間に相関
がない場合には信号10を出力する。この出力信号は色信
号20として出力され、また、減算器18でコンポジット映
像信号1から色信号20を減算し輝度信号19を出力する。
われ、遅延された信号と遅延されない信号との相関度が
検出される。この割算器13の出力する切換信号14は切換
スイッチ15に入力され、切換スイッチ15は信号切換を行
う。この切換られる信号は、遅延信号3と遅延されない
コンポジット映像信号1との間で減算器6により減算さ
れた信号を帯域通過フィルタ7を通して得られた信号16
と遅延されていないコンポジット映像信号1を帯域通過
フィルタ5を通して得られた信号10とである。動作とし
ては遅延信号3と遅延されないコンポジット映像信号1
との間に相関がある場合には、信号16を出力し、遅延信
号3と遅延されないコポジット映像信号1との間に相関
がない場合には信号10を出力する。この出力信号は色信
号20として出力され、また、減算器18でコンポジット映
像信号1から色信号20を減算し輝度信号19を出力する。
第6図において、割算器入力信号Aとして入力された
信号は、絶対値変換部22で絶対値化され、電圧電流変換
部23で信号電流IAに変換される。同様に割算器入力信号
Bとして入力された信号は絶対値変換部38で絶対値化さ
れ、電圧電流変換部37で信号電流IBに変換される。信号
電流IA、IBは、それぞれ対数変換用トランジスタTR1、T
R4で対数電圧に変換される。この対数電圧をお互いに差
動トランジスタTR2、TR3で減算し、出力電流31、32を得
る。以上の様子を数式で示すと対数変換用トランジスタ
TR1で発生する対数電圧VBE1と対数変換用トランジスタT
R4で発生する対数電圧VBE4とは、 k:ボルツマン定数 T:絶対温度 q:電子の電荷=1.6×10-14クーロン この対数電圧VBE1と対数電圧VBE4とから出力電流31、
32のI0−IZ、I0+IZを求めると、 すなわち出力電流31、32は、 となる。
信号は、絶対値変換部22で絶対値化され、電圧電流変換
部23で信号電流IAに変換される。同様に割算器入力信号
Bとして入力された信号は絶対値変換部38で絶対値化さ
れ、電圧電流変換部37で信号電流IBに変換される。信号
電流IA、IBは、それぞれ対数変換用トランジスタTR1、T
R4で対数電圧に変換される。この対数電圧をお互いに差
動トランジスタTR2、TR3で減算し、出力電流31、32を得
る。以上の様子を数式で示すと対数変換用トランジスタ
TR1で発生する対数電圧VBE1と対数変換用トランジスタT
R4で発生する対数電圧VBE4とは、 k:ボルツマン定数 T:絶対温度 q:電子の電荷=1.6×10-14クーロン この対数電圧VBE1と対数電圧VBE4とから出力電流31、
32のI0−IZ、I0+IZを求めると、 すなわち出力電流31、32は、 となる。
すなわち、入力電圧で考えると入出力の演算式は、 となる。第8図に、 の特性をプロットしたグラフを示し、第7図に、入力信
号と、 との出力信号を示す。
号と、 との出力信号を示す。
本発明は、第5図に示した構成とは別の構成で、1水
平走査期間の時間差を持つ二つの信号が互いに異なる場
合でも輝度信号と色信号とを分離できる輝度色分離回路
を提供することを目的とする。
平走査期間の時間差を持つ二つの信号が互いに異なる場
合でも輝度信号と色信号とを分離できる輝度色分離回路
を提供することを目的とする。
本発明の輝度色分離回路は、入力するコンポジット映
像信号から色信号を分離する色分離手段と、この分離さ
れた色信号を入力するコンポジット映像信号から差引い
て輝度信号を出力する輝度分離手段とを備えた輝度色分
離回路において、色分離手段は、入力するコンポジット
映像信号を1水平走査期間遅延させる遅延素子と、この
遅延素子の出力から色信号に相当する成分を取出す第一
の帯域通過フィルタと、入力するコンポジット映像信号
から色信号に相当する成分を取出す第二の帯域通過フィ
ルタと、第一の帯域通過フィルタと第二の帯域通過フィ
ルタとの出力の相関性を検出する相関検出回路と、この
相関検出回路の検出結果が相関有りの場合には第一の帯
域通過フィルタの反転出力を色信号として選択し、相関
無しの場合には第二の帯域通過フィルタの出力を色信号
として選択して出力する切換スイッチとを備えたことを
特徴とする。
像信号から色信号を分離する色分離手段と、この分離さ
れた色信号を入力するコンポジット映像信号から差引い
て輝度信号を出力する輝度分離手段とを備えた輝度色分
離回路において、色分離手段は、入力するコンポジット
映像信号を1水平走査期間遅延させる遅延素子と、この
遅延素子の出力から色信号に相当する成分を取出す第一
の帯域通過フィルタと、入力するコンポジット映像信号
から色信号に相当する成分を取出す第二の帯域通過フィ
ルタと、第一の帯域通過フィルタと第二の帯域通過フィ
ルタとの出力の相関性を検出する相関検出回路と、この
相関検出回路の検出結果が相関有りの場合には第一の帯
域通過フィルタの反転出力を色信号として選択し、相関
無しの場合には第二の帯域通過フィルタの出力を色信号
として選択して出力する切換スイッチとを備えたことを
特徴とする。
輝度分離手段としては、正入力および負入力を有する
加算器を用いることができる。また、相関検出回路とし
ては割算器を用いることができる。
加算器を用いることができる。また、相関検出回路とし
ては割算器を用いることができる。
本発明では、入力するコンポジット映像信号と、それ
を1水平走査期間遅延させた信号とからそれぞれ色信号
に相当する成分を取出し、その相関性を検出する。相関
がある場合には、遅延させた信号から得られた色信号に
相当する成分を反転させた信号を色信号として出力し、
その色信号をコンポジット映像信号から差し引いて輝度
信号を得る。相関が無い場合には、入力するコンポジッ
ト映像信号から取出した成分を色信号として用いる。こ
れにより、1水平走査期間の時間差をもつ二つの信号が
互いに異なる場合でも、輝度信号と色信号とを分離でき
る。
を1水平走査期間遅延させた信号とからそれぞれ色信号
に相当する成分を取出し、その相関性を検出する。相関
がある場合には、遅延させた信号から得られた色信号に
相当する成分を反転させた信号を色信号として出力し、
その色信号をコンポジット映像信号から差し引いて輝度
信号を得る。相関が無い場合には、入力するコンポジッ
ト映像信号から取出した成分を色信号として用いる。こ
れにより、1水平走査期間の時間差をもつ二つの信号が
互いに異なる場合でも、輝度信号と色信号とを分離でき
る。
第1図は本発明実施例輝度色分離回路のブロック構成
図である。第1図において、コンポジット映像信号1が
入力され、遅延素子2で遅延される。遅延信号3は帯域
通過フィルタ4に入力され、反転増幅器8Aで増幅された
後に、割算器13で切換スイッチ15Aとに入力される。ま
た、コンポジット映像信号1は帯域通過フィルタ5に入
力され、増幅器9で増幅された後に割算器13および切換
スイッチ15Aに入力される。割算器13に入力された二つ
の信号間で割算が行われ、相関検出された後に切換スイ
ッチ15Aに切換信号14が出力される。遅延信号3と遅延
されないコンポジット映像信号1との間で相関がない場
合には、遅延されないコンポジット映像信号1の信号52
が選択され、相関がある場合には遅延信号3の信号51が
選択される。この選択は切換スイッチ15Aで行われ、色
信号20として出力される。また、コンポジット映像信号
1から色信号20を減算器18で減算し、輝度信号19を得
る。
図である。第1図において、コンポジット映像信号1が
入力され、遅延素子2で遅延される。遅延信号3は帯域
通過フィルタ4に入力され、反転増幅器8Aで増幅された
後に、割算器13で切換スイッチ15Aとに入力される。ま
た、コンポジット映像信号1は帯域通過フィルタ5に入
力され、増幅器9で増幅された後に割算器13および切換
スイッチ15Aに入力される。割算器13に入力された二つ
の信号間で割算が行われ、相関検出された後に切換スイ
ッチ15Aに切換信号14が出力される。遅延信号3と遅延
されないコンポジット映像信号1との間で相関がない場
合には、遅延されないコンポジット映像信号1の信号52
が選択され、相関がある場合には遅延信号3の信号51が
選択される。この選択は切換スイッチ15Aで行われ、色
信号20として出力される。また、コンポジット映像信号
1から色信号20を減算器18で減算し、輝度信号19を得
る。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明は、1水平走査期間差を
持つ二つの信号が互いに異なる場合でも輝度信号と色信
号とを分離できる優れた効果がある。
持つ二つの信号が互いに異なる場合でも輝度信号と色信
号とを分離できる優れた効果がある。
第1図は本発明実施例輝度色分離回路のブロック構成
図。 第2図は第一従来例輝度色分離回路のブロック構成図。 第3図は第二従来例輝度色分離回路のブロック構成図。 第4図は第二従来例輝度色分離回路の各部分の信号波形
を示す図。 第5図は第三従来例輝度色分離回路のブロック構成図。 第6図は第三従来例輝度色分離回路の割算器のブロック
構成図。 第7図は第三従来例輝度色分離回路の割算器の入出力信
号のタイムチャート。 第8図は第三従来例輝度色分離回路の割算器の入出力特
性を示す図。 1……コンポジット映像信号、2……遅延素子、3……
遅延信号、4、5、7……帯域通過フィルタ(BPF)、
6、18……減算器、8、9……増幅器、8A……反転増幅
器、10、16、51、52……信号、13……割算器、14……切
換信号、15、15A……切換スイッチ、19……輝度信号、2
0、82……色信号、22、38……絶対値変換部、23、37…
…電圧電流変換部、27……定電流(2I0)、29、30……
負荷抵抗(RL)、31、32……出力電流(I0−IZ)、34…
…対数変換用基準バイアス、35……電源、61、73……色
信号成分、71……加算器、72……輝度信号成分、74……
遅延フィルタ、81……走査線、83……色信号の輝度信号
への漏れ信号(輝度色分離後)、84……輝度色分離後の
色信号、A、B……割算器入力信号、IA、IB……信号電
流、I0……定電流、TR1、TR4……対数変換用トランジス
タ、TR2、TR3……差動トランジスタ。
図。 第2図は第一従来例輝度色分離回路のブロック構成図。 第3図は第二従来例輝度色分離回路のブロック構成図。 第4図は第二従来例輝度色分離回路の各部分の信号波形
を示す図。 第5図は第三従来例輝度色分離回路のブロック構成図。 第6図は第三従来例輝度色分離回路の割算器のブロック
構成図。 第7図は第三従来例輝度色分離回路の割算器の入出力信
号のタイムチャート。 第8図は第三従来例輝度色分離回路の割算器の入出力特
性を示す図。 1……コンポジット映像信号、2……遅延素子、3……
遅延信号、4、5、7……帯域通過フィルタ(BPF)、
6、18……減算器、8、9……増幅器、8A……反転増幅
器、10、16、51、52……信号、13……割算器、14……切
換信号、15、15A……切換スイッチ、19……輝度信号、2
0、82……色信号、22、38……絶対値変換部、23、37…
…電圧電流変換部、27……定電流(2I0)、29、30……
負荷抵抗(RL)、31、32……出力電流(I0−IZ)、34…
…対数変換用基準バイアス、35……電源、61、73……色
信号成分、71……加算器、72……輝度信号成分、74……
遅延フィルタ、81……走査線、83……色信号の輝度信号
への漏れ信号(輝度色分離後)、84……輝度色分離後の
色信号、A、B……割算器入力信号、IA、IB……信号電
流、I0……定電流、TR1、TR4……対数変換用トランジス
タ、TR2、TR3……差動トランジスタ。
Claims (2)
- 【請求項1】入力するコンポジット映像信号(1)から
色信号を分離する色分離手段と、 この分離された色信号を上記入力するコンポジット映像
信号から差引いて輝度信号(19)を出力する輝度分離手
段(18)と を備えた輝度色分離回路において、 上記色分離手段は、上記入力するコンポジット映像信号
を1水平走査期間遅延させる遅延素子(2)と、この遅
延素子の出力から色信号に相当する成分を取出す第一の
帯域通過フィルタ(4)と、上記入力するコンポジット
映像信号から色信号に相当する成分を取出す第二の帯域
通過フィルタ(5)と、上記第一の帯域通過フィルタと
上記第二の帯域通過フィルタとの出力の相関性を検出す
る相関検出回路(13)と、この相関検出回路の検出結果
が相関有りの場合には上記第一の帯域通過フィルタの反
転出力を色信号として選択し、相関無しの場合には上記
第二の帯域通過フィルタの出力を色信号として選択して
出力する切換スイッチ(15A)とを含む ことを特徴とする輝度色分離回路。 - 【請求項2】上記相関検出回路は割算器(13)である請
求項1記載の輝度色分離回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2274343A JP2674298B2 (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | 輝度色分離回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2274343A JP2674298B2 (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | 輝度色分離回路 |
Publications (2)
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JP2674298B2 true JP2674298B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=17540337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2274343A Expired - Lifetime JP2674298B2 (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | 輝度色分離回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2674298B2 (ja) |
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-
1990
- 1990-10-12 JP JP2274343A patent/JP2674298B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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