JPH046983A - 輝度色度信号分離装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は映像信号の処理装置において用いられ輝度信号
と色信号とを分離する信号分離装置に関するものである
。

〔従来の技術〕

従来コンポジットビデオ信号を輝度信号と色度信号とに
分離するために、ＣＣＤ等の１水平走査線（以下１Ｈと
いう）遅延回路を用いてシンポジットビデオ信号を遅延
させて元の信号と演算することにより、輝度信号と色度
信号とを分離する、いわゆるくし形フィルタが用いられ
ることが多い。

第３図はこのような従来の信号分離装置の一例を示すブ
ロック図である。本図において入力端子１０にはＣＣＤ
による１Ｈ遅延回路１１及び加算器１２、減算器１３が
接続される。１Ｈ遅延回路１１は与えられたコンポジッ
トビデオ信号を１水平走査線分遅延するものであり、そ
の出力は加算器１２及び減算器１３に供給される。減算
器１３は元のコンポジットビデオ信号から遅延出力を減
算し、３．５８ＭＨｚのバンドパスフィルタ１４を介し
て色度信号として出力する。又加算器１２は入力された
信号を加算し、３ＭＨｚのローパスフィルタ１７と同一
の遅延時間を持つ遅延回路１５を介して加算器１６に入
力される。又減算器１３の出力は３ＭＨｚのローパスフ
ィルタ１７を介して加算器１６に入力される。加算器１
６は、これらの入力信号を加算することによって輝度信
号を得るものである。

第４図はこの従来例の各部の波形を示す波形図である。

第４図（ａ）は入力端子１０に入力されるコンポジット
ビデオ信号であり、この信号が入力される間には１水平
走査線前の信号が１Ｈ遅延回路１１から第４図（ｂ）に
示すように出力される。ここでコンポジットビデオ信号
は１Ｈ毎に色度信号の位相が反転しているので、第４図
（ａ）、　（ｂ）に示す信号の色度信号の位相も反転し
ている。従って加算器１２．減算器１３を通ると夫々第
４図（Ｃ）、　（ｄ）に示す信号が得られる。そして減
算器１３の出力信号を３．５８ＭＨｚのバンドパスフィ
ルタ１４を通すことによって第４図（ｅ）の色度信号を
得ることができる。又減算器１３の出力を３ＭＨｚのロ
ーパスフィルタ１７に通すことによって第４図（ｆ）に
示す輝度補正信号を得ており、加算器１６によって遅延
回路１５の出力と加算することにより第４図（□□□に
示す補正された輝度信号を得ている。

（発明が解決しようとする課題〕 しかしながらこのような従来の輝度色度信号分離装置に
よれば、輝度補正信号に３．５８ＭＩ（ｚの色度信号成
分が含まれないようにするため、ローパスフィルタを設
けてその遮断周波数を３．５８ＭＨｚ以下とする必要が
ある。従って第４図げ）に示すように輝度補正信号の波
形が鈍ってしまう。この輝度補正信号を用いて輝度信号
を補正しているため、第４図（□□□に示すように分離
される輝度信号にノイズが発生し、完全な輝度信号を分
離することができないという欠点があった。

本発明はこのような従来の輝度色度信号分離装置の問題
点に鑑みてなされたものであって、完全に輝度信号を分
離できるようにすることを技術的課題とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は入力されたコンポジットビデオ信号を１水平走
査線分遅延する１Ｈ遅延回路と、入力されたコンポジッ
トビデオ信号から１Ｈ遅延回路の出力を減算する第１の
減算器と、第１の減算器の減算出力から色度信号を分離
するバンドパスフィルタと、バンドパスフィルタの通過
に要する遅延時間だけ入力されたコンポジットビデオ信
号を遅延させる遅延回路と、遅延回路の出力を増幅する
増幅回路と、増幅回路の出力よりバンドパスフィルタの
出力を減算する第２の減算器と、を具備することを特徴
とするものである。

〔作用］ このような特徴を有する本発明によれば、入力コンポジ
ットビデオ信号を１Ｈ遅延回路によって１水平走査線分
遅延し、第１の減算器によって減算しバンドパスフィル
タを介して色度信号を出力している。そしてコンポジッ
トビデオ信号を遅延回路によって遅延させ、色度信号を
減算することによって輝度信号を得るようにしている。

〔実施例〕

以下本発明の輝度色度信号分離装置の一実施例について
図面を参照しながら説明する。第１図は本発明の一実施
例を示すブロック図である。本図において入力端子１に
はＣＣＤによる１Ｈ遅延回路２が接続され、更に第１の
減算器３及び遅延回路４が接続される。１Ｈ遅延回路２
は元のコンポジットビデオ信号を１水平走査分遅延する
ものであり、その出力は減算器３に入力される。減算器
３は元のビデオ信号から遅延信号を減算し、３．５８Ｍ
Ｈｚのバンドパスフィルタ５を介して色度信号として端
子６より出力することは前述した従来例と同様である。

さて本実施例では３．５８ＭＨｚのバンドパスフィルタ
５の通過による遅延時間と同一の遅延時間を持った遅延
回路４を設け、コンポジットビデオ信号を遅延させてそ
の出力を増幅回路７に入力する。増幅回路７は、この信
号を２倍のレベルに増幅して色度信号とレベルを揃える
ための回路であり、その出力を第２の減算器８に入力す
る。

減算器８は増幅信号から色度信号を減算して輝度信号と
して端子９より出力するものである。

次に本実施例の動作について波形図を参照しつつ説明す
る。第２図は第１図の輝度色度信号分離装置の各部の波
形を示す波形図である。第２図（ａ）は入力端子１に与
えられるコンポジットビデオ信号の一水平走査線分の波
形を示しており、このとき１Ｈ遅延回路２より第２図（
ｂ）に示すような信号が出力されているものとする。そ
うすれば減算器３より第２図（Ｃ）に示す減算信号が得
られ、バンドパスフィルタ５を通過させることによって
第２図（ｄ）に示すように色度信号が分離される。さて
入力されたコンポジットビデオ信号をバンドパスフィル
タ５と等しい遅延時間を持った遅延回路４に通した後、
増幅回路７によって信号振幅を２倍に増幅する。第２図
（ｅ）は増幅回路７の出力を示しており、この出力から
第２図（ｄ）の色度信号を減算することによって第２図
（ｆ）に示すように輝度信号を得ることができる。この
ように元のコンポジットビデオ信号から完全な色度信号
を減算しているため、ノイズが生じない完全な輝度信号
を得ることができる。

［発明の効果］ 以上詳細に説明したように本発明によれば、色度信号を
分離した後コンポジット信号から色度信号を減算してい
るため、完全な輝度信号を得ることができるという効果
が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による輝度色度信号分離装置
の構成を示すブロック図、第２図は本実施例の各部の波
形を示す波形図、第３図は従来の輝度色度信号分離装置
の一例を示すブロック図、第４図はこの各部の波形を示
す波形図である。 １．４−・、−・−遅延回路、　３−・・・−第１の減
算器、５−・−バンドパスフィルタ、　７−・−・増幅
回路８・〜−−−−−第２の減算器。 特許出願人　松下電器産業株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）入力されたコンポジットビデオ信号を１水平走査
   線分遅延する１Ｈ遅延回路と、 入力されたコンポジットビデオ信号から前記１Ｈ遅延回
   路の出力を減算する第１の減算器と、前記第１の減算器
   の減算出力から色度信号を分離するバンドパスフィルタ
   と、 前記バンドパスフィルタの通過に要する遅延時間だけ入
   力されたコンポジットビデオ信号を遅延させる遅延回路
   と、 前記遅延回路の出力を増幅する増幅回路と、前記増幅回
   路の出力より前記バンドパスフィルタの出力を減算する
   第２の減算器と、を具備することを特徴とする輝度色度
   信号分離装置。