JPH04150595A

JPH04150595A - 輝度色分離回路

Info

Publication number: JPH04150595A
Application number: JP27434390A
Authority: JP
Inventors: Toshiya Matsui; 松井　俊也
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 1990-10-12
Filing date: 1990-10-12
Publication date: 1992-05-25
Anticipated expiration: 2012-11-12
Also published as: JP2674298B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、テレビジョン回路に利用する。特に、２ライ
ン（走査線）間の相関検出を有し、その相関検出器が割
算回路で構成される輝度信号と色信号との分離回路（輝
度色分離回路）に関するものである。

〔概要〕

本発明は輝度色分離回路において、入力するコンポジット映像信号から取出した色信号と入
力するコンポジット映像信号を１水平走査期間遅延させ
た遅延信号から取出した色信号との相関性を検出し、相
関有りの場合には入力するコンポジット映像信号から１
水平走査期間遅延させた遅延信号を差引いて取出した色
信号を選択し、相関無しの場合には入力するコンポジッ
ト映像信号から取出した色信号を選択して輝度信号を求
めることにより、１水平走査期間の時間差を持つ二つの信号が互いに異な
る場合でも輝度信号と色信号とを分離できるようにした
ものである。

〔従来の技術〕

第６図は第一従来例の輝度色分離回路のブロック構成図
である。第７図は第二従来例の輝度色分離回路のブロッ
ク構成図である。

従来、輝度色分離回路は、第６図に示すようにコンポジ
ット映像信号１を入力し、この信号を遅延素子２で１水
平走査期間遅延させ、この遅延信号３とコンポジット映
像信号１とを減算器６で減算し、色信号成分６１を取出
す。この減算器６の出力を帯域通過フィルタ７で帯域制
限した後に、この信号を色信号２０として出力する。ま
た、コンポジット映像信号１から色信号２０を減算器１
８で減算することで輝度信号１９を出力する。

また、従来の輝度色分離回路は第７図に示すようにも構
成される。

第７図において、コンポジット映像信号１を入力し、コ
ンポジット映像信号１を遅延素子２で１水平走査期間遅
延させ、この遅延信号３とコンポジット映像信号１との
闇で加算器７１で加算され、また減算器６で減算され、
それぞれ加算器７１から輝度信号成分７２が減算器６か
ら色信号成分７３が出力される。減算器６の出力は帯域
通過フィルタフに入力され、色信号付近の成分が取出さ
れる。加算器２８の出力は遅延フィルタ７４に入力され
、色信号の帯域通過フィルタ７での遅延を補償される。

このようにして輝度色分離が行われる。

−船釣な輝度色分離は、ＮＴＳＣ信号の場合に色信号が
１水平走査期間ごとに反転することを利用して１水平走
査期間の時間差を持つ信号を互いに加算することで色信
号が除去でき、互いに減算することで輝度信号が除去で
きることを利用して行われる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、このような従来例の輝度色分離回路では、１水
平走査期間の時間差をもつ信号を互いに加減算して求め
る場合には、二つの信号が異なる信号のときに、完全に
色信号と輝度信号とを分離できなくなり、色信号の垂直
周波数の高い信号が入力された場合にドツト状の妨害が
画面上にあられれる問題点があった。

この問題点となる入力信号と各部分での信号とを第８図
に示す。第８図は第二従来例の輝度色分離回路の各部分
の信号波形を示す図である。第８図（ａ）は入力信号で
あり、第８図（ｂ）は第７図のブロック図での加算器７
１の出力信号、第８図（Ｃ）は減算器６の出力信号であ
る。８１は走査線、８２は色信号、８３は色信号の輝度
信号への漏れ信号（輝度色分離後）および８４は輝度色
分離後の色信号である。

本発明は上記の問題点を除去するもので、１水平走査期
間の時間差を持つ二つの信号が互いに異なる場合でも輝
度信号と色信号とを分離できる輝度色分離回路を提供す
ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、入力するコンポジット映像信号を１水平走査
期間遅延させる遅延素子と、上記入力するコンポジット
映像信号から色信号を差引いて輝度信号を出力する第一
の加算器とを備えた輝度色分離回路において、上記入力
するコンポジット映像信号から上記遅延素子の出力を差
引く第二の加算器と、上記第二の加算器の出力から色信
号を取出す第一の帯域通過フィルタと、上記遅延素子の
出力から色信号を取出す第二の帯域通過フィルタと、上
記入力するコンポジット映像信号から色信号を取出す第
三の帯域通過フィルタと、上記第二の帯域通過フィルタ
と上記第三の帯域通過フィルタとの出力の相関性を検出
する相関性８回路と、この相関性８回路の検出結果が相
関有つの場合に上記第一の帯域通過フィルタの出力を相
関無しの場合に上記第三の帯域通過フィルタの出力を色
信号として出力し上記第一の加算器に与える第一の切換
スイッチとを備えたことを特徴とする。

また、本発明は、入力するコンポジット映像信号を１水
平走査期間遅延させる遅延素子と、上記入力するコンポ
ジット映像信号から色信号を差弓いて輝度信号を出力す
る第一の加算器とを備えた輝度色分離回路において、上
記遅延素子の出力から色信号を取出す第二の帯域通過フ
ィルタと、上記入力するコンポジット映像信号から色信
号を取出す第三の帯域通過フィルタと、上記第二の帯域
通過フィルタと上記第三の帯域通過フィルタとの出力の
相関性を検出する相関検出回路と、この相関検出回路の
検出結果が相関有りの場合に上記第二の帯域通過フィル
タの反転出力を相関無しの場合に上記第三の帯域通過フ
ィルタの出力を色信号として出力し上記第一の加算器に
与える第二の切換スイッチを備えることができる。

さらに、本発明は、上記相関性８回路は割算器であるこ
とができる。

加算器はここでは正入力および負入力を有する。

第一の加算器は入力するコンポジット映像信号から色信
号を減算し、第二の加算器は入力するコンポジット映像
信号から遅延素子の出力を減算する場合と、第一の加算
器は入力するコンポジット映像信号と色信号とを加算し
、第二の加算器は遅延素子の出力から入力するコンポジ
ット信号を減算する場合とがある。

〔作用〕

第二の加算器は入力するコンポジット映像信号から遅延
素子の出力を減算する。第一の帯域通過フィルタは第二
の加算器の出力から色信号を取出す。第二の帯域通過フ
ィルタは遅延素子の出力から色信号を取出す。第三の帯
域通過フィルタは入力するコンポジット映像信号から色
信号を取出す。

相関検出回路は第二の帯域通過フィルタと第三の帯域通
過フィルタとの出力の相関性を検出する。

切換スイッチは相関検出回路の検出結果が相関有りの場
合に第一の帯域通過フィルタの出力を相関無しの場合に
第三の帯域通過フィルタの出力を色信号として出力し第
一の加算器に与える。

以上により１水平走査期間の時間差を持つ二つの信号が
互いに異なる場合でも輝度信号と色信号とを分離できる
。

〔実施例〕

本発明の実施例について図面を参照して説明する。第１
図は本発明第一実施例輝度色分離回路のブロック構成図
である。第１図において、輝度色分離回路は、入力する
コンポジット映像信号１を１水平走査期間遅延させる遅
延素子２と、入力するコンポジット映像信号１から色信
号を減算して輝度信号１９を出力する第一の加算器とし
て減算器１８とを備える。

ここで本発明の特徴とするところは、コンポジット映像
信号１から遅延素子２の出力を減算する第二の加算器と
して減算器６と、減算器６の出力から色信号を取８す第
一の帯域通過フィルタとして帯域通過フィルタ７と、遅
延素子２の出力から色信号を取出す第二の帯域通過フィ
ルタとして帯域通過フィルタ４と、入力するコンポジッ
ト映像信号１から色信号を取出す第三の帯域通過フィル
タとして帯域通過フィルタ５と、帯域通過フィルタ４の
出力を増幅する増幅器８と、帯域通過フィルタ５の出力
を増幅する増幅器９と、増幅器８と増幅器９との出力の
相関性を検出する相関検出回路として割算器１３と、割
算器１３の検出結果が相関有りの場合に帯域通過フィル
タ７の出力を相関無しの場合に帯域通過フィルタ５の出
力を色信号として出力し減算器１８に与える切換スイッ
チ１５とを備えたことにある。

このような構成の輝度色分離回路の動作について説明す
る。第２図は本発明第一実施例輝度色分離回路の割算器
のブロック構成図である。第３図は本発明第一実施例輝
度色分離回路の割算器の入出力信号のタイムチャートで
ある。第４図は第一実施例輝度色分離回路の割算器の入
出力特性を示す図である。第１図において、コンポジッ
ト映像信号１が入力され、遅延素子２で遅延される。遅
延信号３は一方は帯域通過フィルタ４に入力され、その
後増幅器８によって増幅され割算器１３に入力される。

また、コンポジット映像信号１は帯域通過フィルタ５に
入力され、その後増幅器９によって増幅され、割算器１
３に入力される。すなわち、遅延されない信号は処理後
に割算器入力信号Ｂとして入力され、また遅延された信
号は処理後に割算器入力信号Ａとして入力される。

割算器１３において、これら二つの信号で割算処理が行
われ、遅延された信号と遅延されない信号との相関度が
検出される。この割算器１３の出力する切換信号１４は
切換スイッチ１５に入力され、切換スイッチ１５は信号
切換を行う。この切換られる信号は、遅延信号３と遅延
されないコンポジット映像信号１との間で減算器６によ
り減算された信号を帯域通過フィルタ７を通して得られ
た信号１６と遅延されていないコンポジット映像信号１
を帯域通過フィルタ５を通して得られた信号１０とであ
る。

動作としては遅延信号３と遅延されないコンポジット映
像信号１との間に相関がある場合には、信号１６を出力
し、遅延信号３と遅延されないコンポジット映像信号１
との間に相関がない場合には信号１０を出力する。この
出力信号は色信号２０として出力され、また、減算器１
８でコンポジット映像信号１から色信号２０を減算し輝
度信号１９を出力する。

第２図において、割算器入力信号Ａとして入力された信
号は、絶対値変換部２２で絶対値化され、電圧電流変換
部２３で信号電流ＩＡに変換される。

同様に割算器入力信号Ｂとして入力された信号は絶対値
変換部３８で絶対値化され、電圧電流変換部３７で信号
電流Ｉｎに変換される。信号電流■え、ＩＢは、それぞ
れ対数変換用トランジスタＴＲＴＲ，で対数電圧に変換
される。この対数電圧をあ互いに差動トランジスタＴＲ
２、ＴＲ，で減算し、出力電流３１．３２を得る。以上
の様子を数式で表すと対数変換用トランジスタＴ　Ｒ１
で発生する対数電圧ＶＩＳＥ！ｌ　と対数変換用トラン
ジスタＴＲａで発生する対数電圧ｖ０．とは、ｋ：ボルツマン定数Ｔ：絶対温度ｑ：電子の電荷＝１．６　Ｘｌ０−”クーロンこの対数
電圧Ｖ！ＩＩ！ｌ　と対数電圧Ｖ　Ｂ　！４　とから出
力電流３１．３２の王。

ｚＩ。

＋ｒｚを求めると、すなわち出力電流３１．３２は、となる。

すなわち、入力電圧で考えると人出力の演算式は、す。

第５図は本発明第二実施例輝度色分離回路のブロック構
成図である。第５図において、コンポジット映像信号１
が入力され、遅延素子２で遅延される。遅延信号３は帯
域通過フィルタ４に入力され、反転増幅器８Ａで増幅さ
れた後に、割算器１３と切換スイッチ１５Ａとに入力さ
れる。また、コンポジット映像信号１は帯域通過フィル
タ５に入力され、増幅器９で増幅された後に割算器１３
および切換スイッチ１５Ａに入力される。割算器１３に
入力された二つの信号間で割算が行われ、相関検出され
た後に切換スイッチ１５Ａに切換信号１４が出力される
。遅延信号３と遅延されないコンポジット映像信号１と
の間で相関がない場合には、遅延されないコンポジット
映像信号１の信号５２が選択され、相関がある場合には
遅延信号３の信号５１が選択される。この選択は切換ス
イッチ１５Ａで行われ、色信号２０として出力される。

また、コンポジット映像信号１から色信号２０を減算器
１８で減算し、輝度信号１９を得る。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、１水平走査期間差を持
つ二つの信号が互いに異なる場合でも輝度信号と色信号
とを分離できる優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明第一実施例輝度色分離回路のブロック構
成図。第２図は本発明第一実施例輝度色分離回路の割算器のブ
ロック構成図。第３図は本発明第一実施例輝度色分離回路の割算器の入
出力信号のタイムチャート。第４ｖＸＩは本発明第一実施例輝度色分離回路の割算器
の入出力特性を示す図。第５図は本発明第二実施例輝度色分離回路のブロック構
成図。第６図は第一従来例輝度色分離回路のブロック構成図。第７図は第二従来例輝度色分離回路のブロック構成図。第８図は第二従来例輝度色分離回路の各部分の信号波形
を示す図。１・・・コンポジット映像信号、２・・・遅延素子、３
・・・遅延信号、４．５．７・・・帯域通過フィルタ　
（ＢＰＦ）、６．１８・・・減算器、８．９・・・増幅
器、８Ａ・・・反転増幅器、１０．１６．５１．５２・
・・信号、１３・・・割算器、１４・・・切換信号、１
５．１５Ａ・・・切換スイッチ、１９・・・輝度信号、
２０．８２・・・色信号、２２．３８・・・絶対値変換
部、２３．３７・・・電圧電流変換部、２７・・・定電
流（２１０）、２９．３０・・・負荷抵抗（ＲＬ）、３
１．３２・・・出力電流（ＩＯ−ＩＺ　）　、３４・・
・対数変換用基準バイアス、３５・・・電源、６１．７
３・・・色信号成分、７１・・・加算器、７２・・・輝
度信号成分、７４・・・遅延フィルタ、８１・・・走査
線、８３・・・色信号の輝度信号への漏れ信号（輝度色
分離後）、８４・・・輝度色分離後の色信号、Ａ、Ｂ・
・・割算器入力信号、ＩＡ、１．・・・信号電流、Ｉ。・・・定電流、ＴＲ，、ＴＲ，・・・対数変換用トラン
ジスタ、Ｔ　Ｒ２、Ｔ　Ｒ３・・・差動トランジスタ。

Claims

【特許請求の範囲】１、入力するコンポジット映像信号（１）を１水平走査
期間遅延させる遅延素子（２）と、上記入力するコンポ
ジット映像信号から色信号を差引いて輝度信号（１９）
を出力する第一の加算器（１８）とを備えた輝度色分離
回路において、上記入力するコンポジット映像信号から上記遅延素子の
出力を差引く第二の加算器（６）と、上記第二の加算器
の出力から色信号を取出す第一の帯域通過フィルタ（７
）と、上記遅延素子の出力から色信号を取出す第二の帯
域通過フィルタ（４）と、上記入力するコンポジット映
像信号から色信号を取出す第三の帯域通過フィルタ（５
）と、上記第二の帯域通過フィルタと上記第三の帯域通
過フィルタとの出力の相関性を検出する相関検出回路（
１３）と、この相関検出回路の検出結果が相関有りの場
合に上記第一の帯域通過フィルタの出力を相関無しの場
合に上記第三の帯域通過フィルタの出力を色信号として
出力し上記第一の加算器に与える第一の切換スイッチ（
１５）とを備えたことを特徴とする輝度色分離回路。２、入力するコンポジット映像信号（１）を１水平走査
期間遅延させる遅延素子（２）と、上記入力するコンポ
ジット映像信号から色信号を差引いて輝度信号（１９）
を出力する第一の加算器（１８）とを備えた輝度色分離
回路において、上記遅延素子の出力から色信号を取出す第二の帯域通過
フィルタ（４）と、上記入力するコンポジット映像信号
から色信号を取出す第三の帯域通過フィルタ（５）と、
上記第二の帯域通過フィルタと上記第三の帯域通過フィ
ルタとの出力の相関性を検出する相関検出回路（１３）
と、この相関検出回路の検出結果が相関有りの場合に上
記第二の帯域通過フィルタの反転出力を相関無しの場合
に上記第三の帯域通過フィルタの出力を色信号として出
力し上記第一の加算器に与える第二の切換スイッチ（１
５Ａ）を備えたことを特徴とする輝度色分離回路。３、上記相関検出回路は割算器（１３）である請求項１
または請求項２記載の輝度色分離回路。