JP2878776B2 - 輝度信号色信号分離フィルタ - Google Patents

輝度信号色信号分離フィルタ

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JP2878776B2 JP9673390A JP9673390A JP2878776B2 JP 2878776 B2 JP2878776 B2 JP 2878776B2 JP 9673390 A JP9673390 A JP 9673390A JP 9673390 A JP9673390 A JP 9673390A JP 2878776 B2 JP2878776 B2 JP 2878776B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は例えばNTSC方式の複合テレビジョン信号か
ら輝度信号と色信号とを分離する輝度信号色信号分離フ
ィルタに関する。
[従来の技術] 第9図は従来の輝度信号色信号分離フィルタの構成の
一例を示すブロック図であり、図において、(1)はNT
SC方式の複合カラーテレビジョン信号が入力される入力
端子、(2)はアナログの複合カラーテレビジョン信号
をデジタル信号に変換するA/D変換器、(3),(4)
は第1,第2の1ライン遅延回路、(5)は補償遅延回
路、(6)は垂直方向フィルタ、(7)は帯域フィル
タ、(8),(10)は出力端子、(9)は減算回路であ
る。
次に動作について説明する。
入力端子(1)に入力された複合カラーテレビジョン
信号は、A/D変換器(2)を介して垂直方向フィルタ
(6)に与えられるとともに第1の1ライン遅延回路
(3)に与えられる。
第1の1ライン遅延回路(3)の出力は、そのまま垂
直方向フィルタ(6)に与えられるとともに、第2の1
ライン遅延回路(4)でさらに1ライン分遅延された
後、垂直方向フィルタ(6)に与えられる。
垂直方向フィルタ(6)は通常2ライン型くし形フィ
ルタと呼ばれるフィルタであり、その出力は帯域フィル
タ(7)に与えられる。
帯域フィルタ(7)の出力は色信号205として出力端
子(8)から導出されるとともに、減算回路(9)の一
方の入力に与えられる。この減算回路(9)の他方の入
力には、第1の1ライン遅延回路(3)の出力が補償遅
延回路(5)を介して与えられる。この補償遅延回路
(5)は帯域フィルタ(7)における遅延を補償するた
めの回路である。そして減算回路(9)からは輝度信号
(207)が出力され、出力端子(10)に与えられる。
次に、NTSC方式の複合カラーテレビジョン信号に対す
る上記フィルタの動作について説明する。
標本化周波数fs=4・fsc(fscは色副搬送周波数)に
て色副搬送波に同期標本化された複合カラーテレビジョ
ン信号の入力信号201は、画面上で第10図のような2次
元配列となる。すなわち、fsc=(455/2)fHであるか
ら、ラインごとに色信号Cの位相が180゜反転したもの
を1周期に4サンプル抽出したものとなる。ここで、図
中、Yは輝度信号、C1,C2は色信号を示しており、白丸
はY+C1、斜線入り丸はY−C1、白三角はY+C2、斜線
入り三角はY−C2である。今、1サンプルの遅延および
1ラインの遅延を表わす記号として、それぞれZ変換を
用いてZ-1およびZ-lを用いることとする。ここで、Z-1
=exp(−j2πf/4fsc)である。
また、fsc=(455/2)fHであるからl=910となる。
このとき、第1、第2の1ライン遅延回路(3),
(4)を用いて遅延させた1ライン遅延信号(202)と
2ライン遅延信号(203)と現在の入力信号(201)とか
ら、垂直方向フィルタ(6)で色信号を含めたラインご
とに支援するライン支援信号(204)を抽出する。垂直
方向フィルタ(6)の伝達関数Hv(Z)は、 Hv(Z)=(−1/4)・(1−Z-l となる。すなわち、第10図の画面上で座標(m,n)のラ
イン支援信号Hc(m,n)を Hc(m,n)=−(1/4){S(m,n−1)−2S(m,n)+S
(m,n+1)} として抜き取ることになる。ライン支援信号は輝度信号
Yを含むため、帯域フィルタ(7)によって、高域成分
である色信号C(m,n)をライン支援信号Hc(m,n)から
分離する。そして、これにより得られた色信号(205)
は減算回路(9)に送られる。
減算回路(9)は1ライン遅延信号(202)を、帯域
フィルタ(7)に応じて補償遅延回路(5)で遅延させ
た信号S(m,n)から色信号C(m,n)を差し引き、次の
ごとく輝度信号Y(m,n)を分離する。
Y(m,n)=S(m,n)−C(m,n) この場合、前記帯域フィルタ(7)の伝達関数Hh
(Z)は、例えば、 Hh(Z)=(−1/32)(1−Z-2(1+Z-4
(1+Z-8) として構成できる。
[発明が解決しようとする課題] 従来の輝度信号色信号分離フィルタは以上のように構
成されているので、垂直方向フィルタと水平方向フィル
タの特性を固定して組合わせていた。すなわち、垂直方
向、水平方向ともに帯域フィルタ(7)により輝度信号
と色信号を分離していた。
したがって、画像の輝度および色の変化が激しい領域
においては、輝度信号と色信号が相互のチャンネルに漏
れ、そのため特にドット妨害等の再生画像の画質劣化を
生ずるなどの問題があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するためにな
されたもので、テレビジョン信号において急激な変化が
生じても、正確な輝度信号と色信号の分離を達成し得る
輝度信号色信号分離フィルタを得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る輝度信号色信号分離フィルタは、水平
走査周波数に同期した所定の周波数で標本化された複合
映像信号を遅延して、輝度信号と色信号とを分離すべき
注目標本点および画面上該注目標本点の周辺の複数の参
照標本点の標本値を得る複数の遅延手段と、 少なくとも前記注目標本点および所定の参照標本点の
標本値を入力とし、水平方向の色副搬送波の成分に相当
する周波数成分を抽出して第1の色信号を得る水平方向
色信号抽出フィルタと、 前記注目標本点および所定の参照標本点の標本値を入
力とし、少なくとも、垂直方向の色副搬送波の成分に相
当する周波数成分を抽出して第2の色信号を得る垂直方
向色信号抽出フィルタと、 前記垂直方向および水平方向ともに色副搬送波の成分
に相当する周波数成分を抽出して第3の色信号を得る水
平・垂直方向色信号抽出フィルタと、 前記注目標本点および所定の参照標本点の標本値を入
力とし、水平方向の少なくとも1つの主に輝度信号の非
相関エネルギーを検出する水平方向輝度信号非相関エネ
ルギー検出手段と、 水平方向の少なくとも1つの主に色信号の非相関エネ
ルギーを検出する水平方向色信号非相関エネルギー検出
手段と、 前記水平方向の輝度信号の非相関エネルギーのa倍
(a:整数)と前記水平方向の色信号の非相関エネルギー
のb倍(b:整数)のうち大きい方を選択して水平方向非
相関エネルギーDH1とする第1の水平方向非相関エネル
ギー検出手段と、 前記水平方向の輝度信号の非相関エネルギーと前記水
平方向の色信号の非相関エネルギーを加算したものを水
平非相関エネルギーDH2とする第2の水平方向非相関エ
ネルギー検出手段と、 前記注目標本点および所定の参照標本点の標本値を入
力とし、垂直方向の少なくとも1つの主に輝度信号の非
相関エネルギーを検出する垂直方向輝度信号非相関エネ
ルギー検出手段と、 垂直方向の少なくとも1つの主に色信号の非相関エネ
ルギーを検出する垂直方向色信号非相関エネルギー検出
手段と、 前記垂直方向の輝度信号の非相関エネルギーのc倍
(c:整数)と前記垂直方向の色信号の非相関エネルギー
のd倍(d:整数)のうち大きい方を選択して垂直方向非
相関エネルギーDV1とする第1の垂直方向非相関エネル
ギー検出手段と、 前記垂直方向の輝度信号の非相関エネルギーと前記垂
直方向の色信号の非相関エネルギーを加算したものを垂
直方向非相関エネルギーDV2とする第2の垂直方向非相
関エネルギー検出手段と、 少なくともDV1≧m×DH2(m:整数)の不等式が成り立
つとき、最終的な色信号を前記第1の色信号とする色信
号抽出手段と、 少なくともDH1≧n×DV2(n:整数)の不等式が成り立
つとき、最終的な色信号を前記第2の色信号とする色信
号抽出手段と、 前記の不等式が成り立たないとき、最終的な色信号を
前記第3の色信号とする色信号抽出手段を備えたもので
ある。
[作用] この発明における輝度信号色信号分離フィルタは、注
目標本点が垂直方向に相関が弱く、水平方向に相関が強
いとき、水平方向色信号抽出フィルタにより色信号を分
離し、注目標本点が水平方向に相関が弱く、垂直方向に
相関が強いとき、垂直方向色信号抽出フィルタにより色
信号を分離し、そのどちらでもないときは水平方向色信
号抽出フィルタと垂直方向色信号抽出フィルタにより色
信号を分離するようにしたことにより、垂直方向に画像
の変化が激しい領域における輝度信号と色信号の相互の
チャンネルへの漏れの影響を減少させ、ドット妨害を軽
減する。
[実施例] 以下、この発明を図に基づいて説明する。
第1図はこの発明の一実施例によるNTSC方式の輝度信
号色信号分離フィルタを示す概略ブロック図であり、図
において、(11)はNTSC方式の複合カラーテレビジョン
信号が与えられる入力端子、(12)は入力端子(11)を
介して入力されるアナログの複合カラーテレビジョン信
号をデジタル信号に変換するA/D変換器、(13)はA/D変
換器(12)の出力信号を入力する第1の1ライン遅延回
路、(14)と(15)は第1の1ライン遅延回路(13)の
出力信号を入力する第2の1ライン遅延回路と補償遅延
回路、(16),(17),(18)はA/D変換器(12)の出
力信号(101)と第1の1ライン遅延回路(13)の出力
信号(102)および第2の1ライン遅延回路(14)の出
力信号(103)をそれぞれ入力する垂直方向色信号抽出
フィルタ、水平・垂直方向色信号抽出フィルタ、画像相
関判定回路、(19)は第1の1ライン遅延回路(13)の
出力信号(102)を入力する水平方向色信号抽出フィル
タ、(20)は垂直方向色信号抽出フィルタ(16)の出力
信号(104)を入力する補償遅延回路、(21)は水平・
垂直方向色信号抽出フィルタ(17)の出力信号(108)
を入力する補償遅延回路、(22)は水平方向色信号抽出
フィルタ(19)の出力信号(106)を入力する補償遅延
回路、(23)は画像相関判定回路(18)の出力信号(11
0)により補償遅延回路(20),(21),(22)の出力
信号(105),(107),(109)のいずれかを選択する
スイッチ回路、(24)はスイッチ回路(23)の出力端
子、(25)は補償遅延回路(15)の出力信号(112)と
スイッチ回路(23)の出力信号(111)とを減算して出
力信号(113)を出力する減算回路、(26)は減算回路
(25)の出力端子である。
第2図は上記画像相関判定回路(18)の一例を示すも
ので、第2図において、(27)は水平方向色信号非相関
エネルギー抽出回路、(28)は水平方向輝度非相関エネ
ルギー抽出回路、(29)は垂直方向色信号非相関エネル
ギー抽出回路、(30)は垂直方向輝度非相関エネルギー
抽出回路、(31),(32),(33),(34),(39),
(40)は乗算回路、(35),(38)は最大値回路、(3
6),(37)は加算回路、(41),(42)は比較回路、
(43)は判定回路である。
前記第1図におけるA/D変換器(12)の出力信号(10
1)は水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路(2
8)と垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路(29)
および垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路(3
0)に与えられる。
第1の1ライン遅延回路(13)の出力信号(102)は
水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路(27)と水平
方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路(28)および垂
直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路(30)に与え
られる。
第2の1ライン遅延回路(14)の出力信号(103)は
水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路(28)の垂
直方向色信号非相関エネルギー抽出回路(29)および垂
直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路(30)に与え
られる。
水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路(27)の出
力信号DCHは二方に分かれ、一方は加算回路(36)に、
他方は乗算回路(31)により定数k1が乗ぜられ最大値回
路(35)に与えられる。水平方向輝度信号非相関エネル
ギー抽出回路(28)の出力信号DYHは二方に分かれ、一
方は加算回路(36)に、他方は乗算回路(32)により定
数k2が乗ぜられ最大値回路(35)に与えられる。最大値
回路(35)の出力信号は第1の水平方向非相関エネルギ
ーDH1として、比較回路(41)に与えられる。加算回路
(36)の出力信号は第2の水平方向非相関エネルギーDH
2として、乗算回路(39)により定数k5が乗ぜられた
後、比較回路(42)に与えられる。
乗算方向色信号非相関エネルギー抽出回路(29)の出
力信号DCVは二方に分かれ、一方は加算回路(37)に、
他方は乗算回路(33)により定数k3が乗ぜられ最大値回
路(38)に与えられる。垂直方向輝度信号非相関エネル
ギー抽出回路(30)の出力信号DYVは二方に分かれ、一
方は加算回路(37)に、他方は乗算回路(34)により定
数k4が乗ぜられ最大値回路(38)に与えられる。最大値
回路(38)の出力信号は第1の垂直方向非相関エネルギ
ーDV1として、比較回路(42)に与えられる。加算回路
(37)の出力信号は第2の垂直方向非相関エネルギーDV
2として、乗算回路(40)により定数k6が乗ぜられた後
に比較回路(41)に与えられる。
比較回路(41)は第1の水平方向非相関エネルギーDH
1と第2の垂直方向非相関エネルギーDV2に定数k6を乗じ
たk6・DV2を比較し、DH1≧k6・DV2のとき、出力信号(1
15)をハイレベルとし、それ以外のときはローレベルと
する。
比較回路(42)は第1の垂直方向非相関エネルギーDV
1と第2の水平方向非相関エネルギーDH2に定数k5を乗じ
たk5・DH2を比較し、DV1≧k5・DH2のとき、出力信号(1
14)をハイレベルとし、それ以外のときはローレベルと
する。
比較回路(41)の出力信号(115)と比較回路(42)
の出力信号(114)は判定回路(43)に与えられる。こ
の判定回路(43)の出力信号(110)は画像相関判定回
路(18)の出力として送出される。
第3図は第2図に示す判定回路(43)の一例を示す回
路図であり、AND回路(44),(45)とNOT回路(46),
(47)とで構成されている。そして、比較回路(41)の
出力信号(115)はAND回路(44)の一方およびNOT回路
(47)の入力に与えられる。
また、比較回路(42)の出力信号(114)はNOT回路
(46)に与えられる。このNOT回路(46)の出力は、AND
回路(44)およびAND回路(45)それぞれの一方の入力
に与えられる。NOT回路(47)の出力信号はAND回路(4
5)の他方の入力に与えられる。
このAND回路(44)の出力信号とAND回路(45)の出力
信号は画像相関判定回路(18)の出力信号(110)とな
る。
第4図は第2図に示す水平色信号非相関エネルギー抽
出回路(27)の一例を示すブロック図であり、遅延回路
(47)と減算回路(49)および絶対値回路(50)とで構
成されている。そして、第1の1ライン遅延回路(13)
の出力信号(102)は色副搬送波の1周期分の遅延量を
有する遅延回路(48)および減算回路(49)の一方の入
力に与えられる。
遅延回路(48)の出力信号は減算回路(49)の他方の
入力に与えられる。減算回路(49)の出力信号は絶対値
回路(50)に与えられ、この絶対値回路(50)の出力DC
Hは水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路(27)の
出力となる。
第5図は第2図に示す水平方向輝度信号非相関エネル
ギー抽出回路(28)の一例を示すブロック図であり、垂
直方向低減通過フィルタ(51)、遅延回路(52),(5
3)、減算回路(54),(55)、絶対値回路(56),(5
7)、最大値回路(58)とで構成されている。
そして、A/D変換器(12)の出力信号(101)、第1の
1ライン遅延回路(13)の出力信号(102)および第2
の1ライン遅延回路(14)の出力信号(103)は垂直方
向低域通過フィルタ(51)に与えられる。
この垂直方向低域通過フィルタ(51)の出力は色副搬
送波の1/2の周期の遅延量を持つ遅延回路(52)および
減算回路(54)の一方の入力に与えられる。遅延回路
(52)の出力は遅延回路(53)と減算回路(54)の他方
の入力および減算回路(55)の一方の入力に与えられ
る。
遅延回路(53)の出力は減算回路(55)の他方の入力
に与えられる。
減算回路(54)の出力は絶対値回路(56)に与えら
れ、この絶対値回路(56)の出力は最大値回路(58)に
与えられる。また、減算回路(55)の出力は絶対値回路
(57)に与えられ、この絶対値回路(57)の出力は最大
値回路(58)に与えられる。最大値回路(58)の出力DY
Hは水平輝度信号非相関エネルギー抽出回路(28)の出
力となる。
第6図は第2図に示す垂直色信号非相関エネルギー抽
出回路(29)の一例を示すブロック図であり、水平方向
帯域フィルタ(59),(60)、減算回路(61)、絶対値
回路(62)とで構成されている。そして、A/D変換器(1
2)の出力信号(101)は水平方向低域通過フィルタ(5
9)に与えられる。第2の1ライン遅延回路(14)の出
力信号(103)は水平方向帯域通過フィルタ(60)に与
えられる。
この水平方向帯域通過フィルタ(59)の出力は減算回
路(61)の一方の入力に与えられ、水平方向帯域通過フ
ィルタ(60)の出力は減算回路(61)の他方の入力に与
えられる。この減算回路(61)の出力は絶対値回路(6
2)に与えられ、この絶対値回路(62)の出力DCVは垂直
色信号非相関エネルギー抽出回路(29)の出力となる。
第7図は第2図に示す垂直輝度信号非相関エネルギー
抽出回路(30)の一例を示すブロック図であり、水平方
向低域通過フィルタ(63)〜(65)、減算回路(66),
(67)、絶対値回路(68),(69)、最大値回路(70)
とで構成されている。
そして、A/D変換器(12)の出力信号(101)は水平方
向低域通過フィルタ(63)に与えられ、第1の1ライン
遅延回路(13)の出力信号(102)は水平方向低域通過
フィルタ(64)に与えられ、第2の1ライン遅延回路
(14)の出力信号(103)は水平方向低域通過フィルタ
(65)に与えられる。
水平方向低域通過フィルタ(63)の出力は減算回路
(66)の一方の入力に与えられ、水平方向低域通過フィ
ルタ(64)の出力は減算回路(66)の他方の入力および
減算回路(67)の一方の入力に与えられ、水平方向低域
通過フィルタ(65)の出力は減算回路(67)の他方の入
力に与えられる。
減算回路(66)の出力は絶対値回路(68)に与えら
れ、減算回路(67)の出力は絶対値回路(69)に与えら
れ、これらの絶対値回路(68),(69)の出力は最大値
回路(70)に与えられ、この最大値回路(70)の出力DY
Vが垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路(30)
の出力となる。
次に上記実施例の動作について説明する。
NTSC方式の複合カラーテレビジョン信号が入力端子
(11)を介して与えられると、A/D変換器(12)はこの
複合カラーテレビジョン信号を標本化周波数fs=4fsec
で標本化する。
標本化された複合カラーテレビジョン信号は、第1の
1ライン遅延回路(13)に与えられ、さらに第2の1ラ
イン遅延回路(14)を介することによって、ある注目標
本点における標本値と、その注目標本点の画面上1ライ
ン上、1ライン下の3つの標本点における標本値とが同
時に抽出される。
すなわち、座標(m,n)の位置の複合カラーテレビジ
ョン信号(標本値)S(m,n)が第1の1ライン遅延回
路(13)の出力に現われた時点で、第2の1ライン遅延
回路(14)の出力には信号(m,n−1)が現われ、A/D変
換器(12)の出力には信号S(m,n+1)が現われる
(第10図参照)。これら画面上3ラインにわたる標本点
の標本値をもとに輝度信号色信号分離フィルタを構成す
る。
この第1,第2の1ライン遅延回路(13),(14)によ
り抽出された標本値は、垂直方向色信号抽出フィルタ
(16)、水平方向色信号抽出フィルタ(19)、水平・垂
直方向色信号抽出フィルタ(17)、画像相関判定回路
(18)に以下のように与えられる。すなわち、垂直方向
色信号抽出フィルタ(16)、水平・垂直方向色信号抽出
フィルタ(17)および画像相関判定回路(18)の入力に
は、A/D変換器(12)の出力信号(101)、第1の1ライ
ン遅延回路(13)の出力信号(102)、および第2の1
ライン遅延回路(14)の出力信号(103)がそれぞれ与
えられる。また、水平方向色信号抽出フィルタ(19)に
は、第1の1ライン遅延回路(13)の出力信号(102)
が与えられる。
このとき、例えば、垂直方向色信号抽出フィルタ(1
6)は伝達関数を用いて表わすと、 Cv(Z)=(−1/4)(1−Z-l と表され、また、水平方向色信号抽出フィルタ(19)
は、 Ch(Z)=(−1/4)(1−Z-2 と表され、また、水平・垂直方向色信号抽出フィルタ
(17)は、 Chv(Z)=(−1/4)(1−Z-2・(−1/4)(1
−Z-l と表されるようなフィルタである。
垂直方向色信号抽出フィルタ(16)の出力信号(10
4)は補償遅延回路(20)の出力信号(105)として、水
平方向色信号抽出フィルタ(19)の出力信号(106)は
補償遅延回路(22)の出力信号(107)として、水平・
垂直方向色信号抽出フィルタ(17)の出力信号(108)
は補償遅延回路(21)の出力信号(109)としてそれぞ
れ、スイッチ回路(23)に与えられる。
ここで、上記垂直方向色信号抽出フィルタ(16)、水
平方向色信号抽出フィルタ(19)、および水平・垂直方
向色信号抽出フィルタ(17)の色出力信号のいずれを選
択するかを決定する動作について説明する。
注目標本点に関し、垂直方向および水平方向の画像の
相関を検出し、垂直方向に特に相関が強いときには、垂
直方向色信号抽出フィルタ(16)の出力信号(104)に
基づく補償遅延回路(20)の出力信号(105)を選択
し、水平方向に特に、相関が強いときには水平方向色信
号抽出フィルタ(19)の出力信号(106)に基づく補償
遅延回路(22)の出力信号(107)を選択し、他の場合
は水平・垂直方向色信号抽出フィルタ(17)の出力信号
(108)に基づく補償遅延回路(21)の出力信号(109)
を選択するようにスイッチ回路(23)を切り換える。
上記画像の相関の検出およびスイッチ回路(23)の制
御は、画像相関判定回路(18)によって行われる。この
画像相関判定回路(18)では、以下のような操作でスイ
ッチ回路(23)を制御する。
水平方向色信号非相関エネルギーをDCH(Z)とし、
水平方向輝度信号非相関エネルギーをDYH(Z)とし、
垂直方向色信号非相関エネルギーをDCV(Z)とし、垂
直方向輝度信号非相関エネルギーをDYV(Z)とし、次
のように表すことにする。
DCH(Z)=|1−Z-4| DYH(Z)=max(|(1/4)・(1+Z-l・(1−Z)-2|, |(1/4)・(1+Z-l・(Z-2−Z)|) DCV(Z)=|(1−Z-2・(1+Z-2l)| DYV(Z)=max(|(1/4)・(1+Z-22・(1−Z-l)|, |(1/4)・(1+Z-2・(Z-l−Z)| このとき、水平方向非相関エネルギーDH1,DH2、垂直
方向非相関エネルギーDV1,DV2は、次のように表わされ
る。
DH1=max(K1・DCH,K2・DYH) DH2=DCH+DYH DV1=max(K3・DCV,K4・DYV) DV2=DCV+DYV このとき、画像相関判定回路(18)の比較回路(42)
は DV1≧K5・DH2 のとき、水平方向に相関があり、垂直方向に相関がない
と判断し、判定回路(43)に信号“1"を送る。また、 DV1<K5・DH2 のとき、水平方向に相関がないと判断し、判定回路(4
3)に信号“0"を送る。
一方、画像相関判定回路(18)の比較回路(41)は DH1≧K6・DV2 のとき、垂直方向に相関があり、水平方向に相関がない
と判断し、判定回路(43)に信号“1"を送る。また、 DH1<K6・DV2 のとき、垂直方向に相関がないと判断し、判定回路(4
3)に信号“0"を送る。
判定回路(43)は上記の相関の検出結果に応じて、次
のようにスイッチ回路(23)を制御する。すなわち、判
定回路(43)の入力と出力との関係は第1表のようにな
る。
このとき、スイッチ回路(23)はAND回路(44)とAND
回路(45)の出力信号がともに“0"のとき、補償遅延回
路(22)の出力信号(107)が流れるようにする。
AND回路(44)の出力信号が“1"でAND回路(45)の出
力信号が“0"のときは補償遅延回路(20)の出力信号
(105)が流れるようにする。
AND回路(44)の出力信号が“0"でAND回路(45)の出
力信号が“1"のときは、補償遅延回路(21)の出力信号
(109)が流れるようにする。
従って、第1図の実施例においては色信号抽出のフィ
ルタ特性C(Z)は相関の有無に応じて次のように切り
替わる。
水平相関ありのとき、 C(Z)=Ch(Z) 水平相関なし、垂直相関ありのとき、 C(Z)=Cv(Z) 水平相関なし、垂直相関なしのとき、 C(Z)=Chv(Z) なお、上記実施例では水平走査周波数に同期した色副
搬送波の4倍の周波数で複合カラーテレビジョン信号を
標本化するようにしたが、標本点が画面上で格子状に並
ぶような方法であれば、色副搬送波の4倍に限らず、他
の周波数で標本化を行なうようにしてもよい。
また、上記実施例で用いたディジタルフィルタは一例
であり、例えば、フィルタの次数を多く構成してもよ
い。
また、上記実施例ではNTSC方式の輝度信号色信号分離
フィルタについて述べていたが、第1図における1ライ
ン遅延回路(13),(14)を第8図のように2ライン遅
延回路(71),(72)としPAL方式に応用してもよい。
また、上記実施例では水平方向色信号非相関エネルギ
ー抽出回路(27)の出力DRCHを乗算器(31)及び加算器
(36)の両方に供給していたが、第11図のように特性の
異る2つの水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路
(27a)及び(27b)を設け、それらの出力DCH1及びDCH2
をそれぞれ乗算器(31)と加算器(36)に供給してもよ
い。また、垂直方向についても同様に、2つの垂直方向
色信号非相関エネルギー抽出回路(29a)及び(29b)を
設け、それらの出力DCV1及びDCV2をそれぞれ乗算器(3
3)と加算器(37)に供給してもよい。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、複合カラーテレビ
ジョン信号の垂直方向と水平方向の画像の相関により、
輝度信号色信号分離フィルタを使い分けるように構成し
たので、輝度信号と色信号の相互のチャンネルへの漏れ
の影響を減少させることができ、ドット妨害を軽減でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるNTSC方式の輝度信号
色信号分離フィルタを示す概略ブロック図、第2図は第
1図実施例における画像相関判定回路のブロック図、第
3図は第2図の画像相関判定回路における判定回路を示
す回路図、第4図は水平方向色信号非相関エネルギー抽
出回路を示すブロック図、第5図は水平方向輝度信号非
相関エネルギー抽出回路を示すブロック図、第6図は垂
直方向色信号非相関エネルギー抽出回路を示すブロック
図、第7図は垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回
路を示すブロック図、第8図及び第11図はこの発明の他
の実施例を示す概略ブロック図、第9図は従来の輝度信
号色信号分離フィルタの概略ブロック図、第10図はNTSC
方式の複合カラーテレビジョン信号を色副搬送波の4倍
で同期標本化した信号系列の画面上での配列を示す説明
図である。 図において、(12)はA/D変換器、(13),(14)は1
ライン遅延回路、(16)は垂直方向色信号抽出フィル
タ、(17)は水平・垂直方向色信号抽出フィルタ、(1
8)は画像相関判定回路、(19)は水平方向信号抽出フ
ィルタ、(23)はスイッチ回路(色信号抽出手段)、
(27)は水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路、
(28)は水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路、
(29)は垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路、
(30)は垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路、
(43)は判定回路である。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−294088(JP,A) 特開 昭64−69190(JP,A) 特開 昭63−141490(JP,A) 特開 昭63−206090(JP,A) 特開 平1−98385(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 9/78

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平走査周波数に同期した所定の周波数で
    標本化された複合映像信号を遅延して、輝度信号と色信
    号とを分離すべき注目標本点および画面上該注目標本点
    の周辺の複数の参照標本点の標本値を得る複数の遅延手
    段と、 少なくとも前記注目標本点および所定の参照標本点の標
    本値を入力とし、水平方向の色副搬送波の成分に相当す
    る周波数成分を抽出して第1の色信号を得る水平方向色
    信号抽出フィルタと、 前記注目標本点および所定の参照標本点の標本値を入力
    とし、少なくとも、垂直方向の色副搬送波の成分に相当
    する周波数成分を抽出して第2の色信号を得る垂直方向
    色信号抽出フィルタと、 前記垂直方向および水平方向ともに色副搬送波の成分に
    相当する周波数成分を抽出して本3の色信号を得る水平
    ・垂直方向色信号抽出フィルタと、 前記注目標本点および所定の参照標本点の標本値を入力
    とし、水平方向の少なくとも1つの主に輝度信号の非相
    関エネルギーを検出する水平方向輝度信号非相関エネル
    ギー検出手段と、 水平方向の少なくとも1つの主に色信号の非相関エネル
    ギーを検出する水平方向色信号非相関エネルギー検出手
    段と、 前記水平方向の輝度信号の非相関エネルギーのa倍(a:
    整数)と前記水平方向の色信号の非相関エネルギーのb
    倍(b:整数)のうち大きい方を選択して水平方向非相関
    エネルギーDH1とする第1の水平方向非相関エネルギー
    検出手段と、 前記水平方向の輝度信号の非相関エネルギーと前記水平
    方向の色信号の非相関エネルギーを加算したものを水平
    非相関エネルギーDH2とする第2の水平方向非相関エネ
    ルギー検出手段と、 前記注目標本点および所定の参照標本点の標本値を入力
    とし、垂直方向の少なくとも1つの主に輝度信号の非相
    関エネルギーを検出する垂直方向輝度信号非相関エネル
    ギー検出手段と、 垂直方向の少なくとも1つの主に色信号の非相関エネル
    ギーを検出する垂直方向色信号非相関エネルギー検出手
    段と、 前記垂直方向の輝度信号の非相関エネルギーのc倍(c:
    整数)と前記垂直方向の色信号の非相関エネルギーのd
    倍(d:整数)のうち大きい方を選択して垂直方向非相関
    エネルギーDV1とする第1の垂直方向非相関エネルギー
    検出手段と、 前記垂直方向の輝度信号の非相関エネルギーと前記垂直
    方向の色信号の非相関エネルギーを加算したものを垂直
    方向非相関エネルギーDV2とする第2の垂直方向非相関
    エネルギー検出手段と、 少なくともDV1≧m×DH2(m:整数)の不等式が成り立つ
    とき、最終的な色信号を前記第1の色信号とする色信号
    抽出手段と、 少なくともDH1≧n×DV2(n:整数)の不等式が成り立つ
    とき、最終的な色信号を前記第2の色信号とする色信号
    抽出手段と、 前記の不等式が成り立たないとき、最終的な色信号を前
    記第3の色信号とする色信号抽出手段を備えたことを特
    徴とする輝度信号色信号分離フィルタ。
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