JPH06327030A - 動き検出回路 - Google Patents

動き検出回路

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JPH06327030A
JPH06327030A JP5113062A JP11306293A JPH06327030A JP H06327030 A JPH06327030 A JP H06327030A JP 5113062 A JP5113062 A JP 5113062A JP 11306293 A JP11306293 A JP 11306293A JP H06327030 A JPH06327030 A JP H06327030A
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signal
chroma
circuit
chroma component
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JP5113062A
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Inventor
Takanari Hoshino
隆也 星野
Hiroyuki Kita
宏之 喜多
Toshio Sarugaku
寿雄 猿楽
Mamoru Kano
護 加納
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/77Circuits for processing the brightness signal and the chrominance signal relative to each other, e.g. adjusting the phase of the brightness signal relative to the colour signal, correcting differential gain or differential phase
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/18Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Color Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で正確な動き検出ができる動き検
出回路を提供する。 【構成】 複合映像信号に含まれる輝度成分を検出する
第1の輝度検出手段42と、複合映像信号を少なくとも
1フレーム遅延させる遅延回路44と、この遅延回路に
より遅延された信号に含まれる輝度成分を検出する第2
の輝度検出手段45と、第1の輝度検出手段42が出力
する輝度成分と第2の輝度検出手段45が出力する輝度
成分との差分を検出する減算手段43と、この減算手段
43の出力より色副搬送波の周波数帯域を除去するフィ
ルタ60と、このフィルタ60の出力と減算手段43の
出力とを選択する切換手段46と、複合映像信号よりク
ロマ成分を検出するクロマ成分検出手段50とを設け、
クロマ成分検出手段50が検出したクロマ成分のレベル
に基づいて切換手段46を制御し、この切換手段46で
選択された信号のレベルに基づいて動き検出を行うよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば複合映像信号よ
り輝度信号とクロマ信号とを分離する輝度/クロマ分離
回路に適用して好適な動き検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビジョン受像機等において、
輝度/クロマ分離回路で複合映像信号を輝度信号とクロ
マ信号とに分離して信号処理することが行われている。
即ち、テレビジョン受像機の回路構成の一例を図4に示
すと、入力端子1に得られる複合映像信号を、アナログ
/デジタル変換器2でデジタル複合映像信号に変換した
後、このアナログ/デジタル変換器2が出力するデジタ
ル複合映像信号を、輝度/クロマ分離回路3に供給す
る。この輝度/クロマ分離回路3では、各フィールド内
の隣接水平ラインの相関や各フレーム間の相関を利用し
て輝度信号Yとクロマ信号Cとを検出して分離する。
【0003】そして、輝度/クロマ分離回路3で分離さ
れたデジタル輝度信号を、デジタル/アナログ変換器4
でアナログ輝度信号に変換した後、マトリクス回路5に
供給する。また、輝度/クロマ分離回路3で分離された
デジタルクロマ信号を、デジタル/アナログ変換器6で
アナログクロマ信号に変換した後、色復調回路7に供給
し、色差信号R−Y及びB−Yを得、それぞれの色差信
号R−Y及びB−Yを、マトリクス回路5に供給する。
そして、マトリクス回路5では、輝度信号Yと色差信号
R−Y及びB−Yより原色信号R,G,Bを得、このそ
れぞれの原色信号R,G,Bを陰極線管8に供給してカ
ラー画像を表示させる。
【0004】このように使用される輝度/クロマ分離回
路の構成を図5に示すと、図5において10は輝度/ク
ロマ分離回路全体を示す。この輝度/クロマ分離回路1
0は、映像の動きに応じて抽出するクロマ信号の処理を
変えるようにした動き適応型の輝度/クロマ分離回路と
称されるもので、入力端子11に得られる複合映像信号
を、フィールド内クロマ成分抽出回路12に供給する。
このフィールド内クロマ成分抽出回路12は、各フィー
ルド内の映像信号の隣接ラインの相関を利用してクロマ
成分を抽出する回路で、抽出したクロマ成分を係数乗算
器13を介して加算器14に供給する。ここで、係数乗
算器13は後述する動き検出回路20から供給される係
数k(但し0≦k≦1)を乗算する。
【0005】また、入力端子11に得られる複合映像信
号を、フレーム間クロマ成分抽出回路15に供給する。
このフレーム間クロマ成分抽出回路15は、フレーム間
の同一ラインの映像信号の相関を利用してクロマ成分を
抽出する回路で、抽出したクロマ成分を係数乗算器16
を介して加算器14に供給する。ここで、係数乗算器1
6は後述する動き検出回路20から供給される係数(1
−k)を乗算する。
【0006】そして、加算器14でそれぞれのクロマ成
分抽出回路13,15で抽出されたクロマ成分を加算
し、加算されたクロマ成分を減算器17に供給する。こ
の減算器17には、入力端子11に得られる複合映像信
号が供給され、この複合映像信号から加算器14が出力
するクロマ成分を減算する処理を行い、減算された信号
を輝度信号Yとして出力端子18に供給する。また、加
算器14が出力するクロマ成分をクロマ信号Cとして出
力端子19に供給する。
【0007】また、入力端子11に得られる複合映像信
号を動き検出回路20に供給し、この動き検出回路20
で複合映像信号により示される映像の動き検出を行う。
この動き検出回路20は、例えば図6に示すように構成
される。即ち、入力端子21に得られる複合映像信号
を、1フレーム遅延させる遅延回路22に供給し、この
遅延回路22により遅延された信号と遅延されてない信
号との差分を減算器23でとる。このようにフレーム間
の差分を求めることで、映像信号で示される映像に動き
がある場合、動き量に応じたレベルの信号がフレーム差
分信号として得られる。そして、このフレーム差分信号
をローパスフィルタ24に供給して、このローパスフィ
ルタ24で色副搬送波の周波数帯域(即ち3.58MH
zの近傍の帯域)の除去を行い、ローパスフィルタ24
の出力を動き係数発生回路25に供給する。この動き係
数発生回路25では、供給されるフレーム差分信号より
動き量の判定を行い、判定した動き量に応じた係数k及
び(k−1)を生成させ、それぞれの係数k及び(k−
1)を出力端子26及び27から係数乗算器13及び1
6(図5参照)に供給する。
【0008】このように生成される動き量に応じた係数
kは、動きが全くないと判断したときには係数k=0と
し、動きが激しいと判断したときには係数k=1とし、
その中間の動き量であるとき、このときの動き量に応じ
て0から1の間の中間値とする。
【0009】このように係数を変化させることで、例え
ば映像に動きが全くなく係数k=0である場合には、係
数乗算器13に設定される係数が0になり、フィールド
内クロマ成分抽出回路12で抽出されたクロマ成分が全
く加算器14側に供給されなくなると共に、係数乗算器
16に設定される係数が1になり、フレーム間クロマ成
分抽出回路15で抽出されたクロマ成分がそのままのレ
ベルで加算器14側に供給される。従って、映像に動き
が全くない状態では、フレーム間クロマ成分抽出回路1
5で抽出されたクロマ成分だけが加算器14から出力さ
れ、減算器17で輝度信号の作成処理に使用されるクロ
マ成分や、出力端子19から出力されるクロマ信号が、
フレーム間の相関に基づいて抽出されたクロマ成分だけ
になる。
【0010】逆に、映像に激しい動きがあり係数k=1
である場合には、係数乗算器14に設定される係数が1
になり、フィールド内クロマ成分抽出回路12で抽出さ
れたクロマ成分がそのままのレベルで加算器14側に供
給されると共に、係数乗算器16に設定される係数が0
になり、フレーム間クロマ成分抽出回路15で抽出され
たクロマ成分が全く加算器14側に供給されなくなる。
従って、映像に激しい動きがある状態では、フィールド
内クロマ成分抽出回路12で1フィールド内の相関など
に基づいて抽出されたクロマ成分だけが加算器14から
出力され、減算器17で輝度信号の作成処理に使用され
るクロマ成分や、出力端子19から出力されるクロマ信
号が、1フィールド内の映像信号だけから抽出されたク
ロマ成分になる。
【0011】そして、映像に若干の動きがあると判断さ
れた場合には、係数kが1から0の間の中間の値とな
り、フィールド内クロマ成分抽出回路12で抽出された
クロマ成分と、フレーム間クロマ成分抽出回路15で抽
出されたクロマ成分とが、適当な比率で加算器14で加
算され、輝度信号の作成処理に使用されるクロマ成分や
出力されるクロマ信号が、両クロマ成分を適当な比率で
混合したものになる。
【0012】このようにして複合映像信号から分離した
輝度信号Y及びクロマ信号Cが出力端子18,19から
出力されることで、映像信号により示される映像の動き
に応じた良好な輝度信号とクロマ信号との分離処理が行
われる。即ち、映像の動きが少ない場合には、各フレー
ム間の映像の相関に基づいた抽出処理が行われたクロマ
成分を主として使用した処理が行われれ、静止画像に適
した精度の高い分離処理が行われる。また、映像の動き
が激しい場合には、1フィールド毎に完結した抽出処理
が行われたクロマ成分を主として使用した処理が行わ
れ、動きに追随した良好な分離処理が行われる。
【0013】なお、動き検出回路として、図6に示した
回路の代わりに、図7に示した回路とすることもでき
る。即ち、図7に示すように、入力端子31に得られる
複合映像信号を、輝度抽出用くし形フィルタ32に供給
し、このくし形フィルタ32内で、遅延回路32aによ
り1水平ライン(1H)遅延された信号と、遅延されて
ない信号とを、加算器32bで加算して輝度成分を得
る。そして、このくし形フィルタ32で得られた輝度成
分を、減算器33に供給する。また、入力端子31に得
られる複合映像信号を、遅延回路34で1フレーム期間
遅延させ、遅延された複合映像信号を、輝度抽出用くし
形フィルタ34に供給する。この輝度抽出用くし形フィ
ルタ34内でも、遅延回路34aにより1水平ライン
(1H)遅延された信号と、遅延されてない信号とを、
加算器34bで加算して輝度成分を得る。そして、この
くし形フィルタ34で得られた輝度成分を、減算器33
に供給する。
【0014】そして、減算器33で現在のフレームの映
像信号の輝度成分から、1フレーム前の映像信号の輝度
成分を減算し、減算して得た差分信号をローパスフィル
タ24に供給する。そして、以後の構成は図6に示した
動き検出回路と同じである。即ち、ローパスフィルタ2
4で色副搬送波の周波数帯域の除去を行い、ローパスフ
ィルタ24の出力を動き係数発生回路25に供給し、判
定した動き量に応じた係数k及び(k−1)を生成さ
せ、それぞれの係数k及び(k−1)を出力端子26及
び27から係数乗算器13及び16(図5参照)に供給
する。
【0015】この図7に示すように構成した動き検出回
路の場合にも、図6に示した動き検出回路と同様に、動
き量に応じた係数kの生成が可能になる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6に示し
た構成の動き検出回路の場合には、複合映像信号から色
副搬送波の周波数帯域に含まれるクロマ成分を除去する
ために、ローパスフィルタ24が挿入されているのであ
るが、このローパスフィルタ24でクロマ成分を除去し
てしまうと、複合映像信号に含まれる輝度成分の高域成
分も同時に除去されてしまう。このように輝度の高域成
分(即ち画像の絵柄の細かい部分の情報)が除去されて
しまうと、動き検出発生回路25側に供給される動き信
号としては低周波成分(即ち画像の比較的大きな絵柄の
部分の情報)だけになり、高周波の動き成分は供給され
なくなってしまう。従って、細かい絵柄の動き(例えば
格子状の縞模様が動いている状態の画像)があっても、
動きとして検出できなくなってしまう。
【0017】このように細かい絵柄の動きを検出できな
いと、例えば上述した動き適応型の輝度/クロマ分離回
路の場合には、画像に動きがあるのに、フレーム間クロ
マ成分抽出回路15で抽出されたクロマ成分を使用した
輝度信号とクロマ信号との分離処理が行われて、画質が
劣化してしまう。
【0018】一方、図7に示す動き検出回路の場合に
は、輝度抽出用くし形フィルタ32及び34で予め輝度
成分だけを抽出させてから処理を行うので、ローパスフ
ィルタ24が必要ないように思われるが、実際には色が
垂直方向に変化する箇所では、くし形フィルタ32及び
34の出力にクロマ成分が漏れてしまうため、ローパス
フィルタ24が必要で、図6の例の場合と同様に、輝度
の高域成分が除去されて、細かい絵柄の動きがあって
も、動きとして検出できなくなってしまう不都合があっ
た。
【0019】なお、ここでは輝度/クロマ分離を行う場
合に必要な動き検出について説明したが、他の映像信号
処理に必要な動き検出回路についても同様な問題点があ
る。
【0020】本発明はこれらの点に鑑み、簡単な構成で
正確な動き検出ができる動き検出回路を提供することを
目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば図1に
示すように、複合映像信号に含まれる輝度成分を検出す
る第1の輝度検出手段42と、複合映像信号を少なくと
も1フレーム遅延させる遅延回路44と、この遅延回路
により遅延された信号に含まれる輝度成分を検出する第
2の輝度検出手段45と、第1の輝度検出手段42が出
力する輝度成分と第2の輝度検出手段45が出力する輝
度成分との差分を検出する減算手段43と、この減算手
段43の出力より色副搬送波の周波数帯域を除去するフ
ィルタ60と、このフィルタ60の出力と減算手段43
の出力とを選択する切換手段46と、複合映像信号より
クロマ成分を検出するクロマ成分検出手段50とを設
け、クロマ成分検出手段50が検出したクロマ成分のレ
ベルに基づいて切換手段46を制御し、この切換手段4
6で選択された信号のレベルに基づいて動き検出を行う
ようにしたものである。
【0022】またの場合に、第1及び第2の輝度検出手
段42及び44として、1水平ライン遅延させる遅延回
路42a及び44aと、この遅延回路42a及び44a
で遅延された信号及び遅延されてない信号を加算する加
算回路42b及び44bとで構成されるくし形フィルタ
を使用するようにしたものである。
【0023】さらにこの場合に、クロマ成分検出手段5
0が検出したクロマ成分レベルを、所定の閾値と比較
し、この閾値以上のとき、切換手段46でフィルタ60
の出力を選択させるようにしたものである。
【0024】
【作用】本発明によると、供給される複合映像信号にク
ロマ成分が含まれている箇所と、クロマ成分が含まれて
いない箇所で、クロマ成分を除去するフィルタの挿入状
態を変えることで、それぞれの状態に応じた適切な帯域
の輝度の差分信号が得られ、この適切な帯域の輝度の差
分信号より良好な動き検出が可能になる。
【0025】また、この場合に第1及び第2の輝度検出
手段として、くし形フィルタを使用するようにしたこと
で、精度の高い輝度成分の抽出が出来る。
【0026】さらに、この場合にクロマ成分検出手段が
検出したクロマ成分レベルを、所定の閾値と比較し、こ
の閾値以上のとき切換手段でフィルタの出力を選択させ
るようにしたことで、クロマ成分に含まれるノイズによ
り誤動作することがなくなる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図3を参
照して説明する。
【0028】本例においては、従来例として図5に示し
た動き適応型の輝度/クロマ分離回路10の動き検出回
路に適用したもので、この例ではNTSC方式の複合映
像信号をサンプリング周波数4fsc(fscは色副搬送波
周波数)でデジタルデータ化したデジタル複合映像信号
を輝度信号とクロマ信号とに分離する。
【0029】以下本例の動き検出回路の構成を説明する
と、図1において、41は複合映像信号(デジタル信
号)が得られる入力端子を示し、この入力端子41に得
られる複合映像信号を、輝度抽出用くし形フィルタ42
に供給し、このくし形フィルタ42内で、遅延回路42
aにより1水平ライン(1H)遅延された信号と、遅延
されてない信号とを、加算器42bで加算して輝度成分
を得る。そして、このくし形フィルタ42で得られた輝
度成分を、減算器43に供給する。また、入力端子41
に得られる複合映像信号を、遅延回路44で1フレーム
期間遅延させ、遅延された複合映像信号を、輝度抽出用
くし形フィルタ44に供給する。この輝度抽出用くし形
フィルタ44内でも、遅延回路44aにより1水平ライ
ン(1H)遅延された信号と、遅延されてない信号と
を、加算器44bで加算して輝度成分を得る。そして、
このくし形フィルタ44で得られた輝度成分を、減算器
43に供給する。
【0030】そして、減算器43で現在のフレームの映
像信号の輝度成分から、1フレーム前の映像信号の輝度
成分を減算する。そして、この減算器43で減算して得
た差分信号を、ローパスフィルタ60を介して切換スイ
ッチ46の第1の固定接点46aに供給すると共に、ロ
ーパスフィルタ60を介さずに直接切換スイッチ46の
第2の固定接点46bに供給する。この場合、ローパス
フィルタ60は色副搬送波の周波数帯域の除去を行うフ
ィルタで、図2に示すように構成される。
【0031】即ち、入力端子61に得られる信号(減算
器43が出力する差分信号)を、4個直列に接続された
遅延回路62,63,64,65に供給する。このそれ
ぞれの遅延回路62〜65は、入力信号(デジタル信
号)を1サンプルずつ遅延させる回路である。そして、
入力端子61に得られる差分信号と、遅延回路63が出
力する差分信号と、遅延回路65が出力する差分信号と
を、加算器66で加算する。このときの加算する比率
は、入力端子61から直接供給される信号を+(1/
4)、遅延回路63の出力を+(1/2)、遅延回路6
5の出力を+(1/4)とする。そして、この加算器6
6の加算出力を出力端子67に供給する。このような加
算処理により、クロマ成分が含まれる周波数である副搬
送波周波数fscの帯域を除去するローパスフィルタが構
成される。なお、図2に示す構成でこのような特性にな
るのは、処理するデジタルデータが副搬送波周波数fsc
の4倍(即ち4fsc)のサンプリング周波数であるため
である。
【0032】そして、このような構成のローパスフィル
タ60の次段に接続された切換スイッチ46は、可動接
点46mの切換えが、後述するクロマ成分検出回路50
の出力により制御されるスイッチである。そして、この
可動接点46mに得られる輝度成分の差分信号を、動き
係数発生回路47に供給する。この動き係数発生回路4
7では、供給される輝度成分の差分信号より動き量の判
定を行い、判定した動き量に応じた係数k及び(k−
1)を生成させ、それぞれの係数k及び(k−1)を出
力端子48及び49から出力させる。そして、この出力
端子48及び49から出力される係数k及び(k−1)
を、輝度/クロマ分離回路の係数乗算器(図5の係数乗
算器13及び16に相当)に供給して、係数乗算処理さ
せる。
【0033】このように生成される動き量に応じた係数
kは、動きが全くないと判断したときには係数k=0と
し、動きが激しいと判断したときには係数k=1とし、
その中間の動き量であるとき、このときの動き量に応じ
て0から1の間の中間値とする。
【0034】ここで、この係数k及び(k−1)の生成
状態について説明すると、図3に示すように、或る特定
の動き量の値m1までは係数kの値が0から1までほぼ
直線的に増加し、この値m1以上の動き量のときは係数
kを1(即ちk−1を0)にする。なお、この係数の値
は、供給される映像信号の1画素毎に逐次変化させる。
【0035】このような画像の動きに応じた係数kの設
定により、フィールド内クロマ成分抽出回路12で抽出
されたクロマ成分と、フレーム間クロマ成分抽出回路1
5で抽出されたクロマ成分との混合比率が設定され、動
き適応型の輝度/クロマ分離回路として機能する。
【0036】そして本例においては、動き係数発生回路
47に供給される輝度成分の差分信号が、切換スイッチ
46の切換えにより、ローパスフィルタ60を通過した
信号と、ローパスフィルタ60を通過してない信号と
を、選択できるようにしてあり、この選択するための構
成について以下説明する。
【0037】まず、輝度抽出用くし形フィルタ42を構
成する遅延回路42aにより1水平ライン遅延された信
号と、遅延されてない信号とを、クロマ成分検出回路5
0に供給する。このクロマ成分検出回路50では、両信
号をクロマ抽出用くし形フィルタ51に供給して、クロ
マ成分を抽出させる。即ち、クロマ抽出用くし形フィル
タ51に供給される1水平ライン遅延された信号と、遅
延されてない信号とを、減算器51aで減算処理して差
分を検出し、検出した差分信号をバンドパスフィルタ5
1bに供給する。このバンドパスフィルタ51bは、ク
ロマ成分の帯域(即ち色副搬送波fscの周波数帯域)を
通過させるフィルタで、このバンドパスフィルタ51b
の出力を、クロマ抽出用くし形フィルタ51の出力とし
て、絶対値検出回路52に供給する。
【0038】この絶対値検出回路52では、供給される
クロマ信号の絶対値を検出し、検出した絶対値のデータ
を、ローパスフィルタ53を介して比較器54に供給す
る。この比較器54には、閾値入力端子55から所定の
値の信号が供給され、比較器54でクロマ信号の絶対値
が閾値以上の値か否か判断される。そして、閾値以上の
値であるとき、このことを示す信号(ハイレベル信号な
ど)を比較器54が出力する。なお、閾値入力端子55
への閾値の信号の供給は、例えばこの動き検出回路が組
み込まれたテレビジョン受像機のコントローラ側から行
うようにし、使用される機器毎に適切な閾値を設定させ
る。
【0039】そして、比較器54の出力を、クロマ成分
検出回路50の出力として、切換スイッチ46に供給
し、可動接点46mの切換えを制御させる。
【0040】この具体的な制御について説明すると、比
較器54で閾値以上のレベルのクロマ信号が検出された
とき、可動接点46mを第1の固定接点46aと接続さ
せ、比較器54で閾値以上のレベルのクロマ信号が検出
されなかったとき、可動接点46mを第2の固定接点4
6bと接続させる。従って、クロマ成分検出回路50で
閾値以上のレベルのクロマ信号が検出されたとき、ロー
パスフィルタ60でクロマ成分の除去処理が行われた信
号が動き係数発生回路47に供給され、クロマ成分検出
回路50で閾値以上のクロマ信号が検出されなかったと
き、ローパスフィルタ60を通過してない信号が動き係
数発生回路47に供給される。
【0041】このような制御が行われることで、入力映
像信号に一定レベル以上のクロマ成分が含まれている場
合には、従来の動き検出回路(図6,図7参照)と同様
に、ローパスフィルタ60で副搬送波周波数fscの帯域
(即ちクロマ成分)が除去された信号に基づいて、動き
検出の生成が行われ、クロマ成分の影響なく良好な動き
係数の生成処理ができる。
【0042】そして、入力映像信号に一定レベル以上の
クロマ成分が含まれていない場合には、動き係数発生回
路47に供給される信号がローパスフィルタ60を通過
していないので、副搬送波周波数fscの近傍の帯域の信
号がそのまま動き係数発生回路47に供給される。この
ため、動き係数発生回路47に供給される輝度の差分信
号に、副搬送波周波数fscの近傍の帯域の高周波成分が
含まれることになり、低周波から高周波まで全ての帯域
の輝度成分に基づいた動き係数の生成処理ができる。な
お、元々の入力映像信号にクロマ成分がほとんど含まれ
ていない場合に行われる処理であるので、ローパスフィ
ルタ60でクロマ成分の除去をしなくても、クロマ成分
が動き検出の生成処理に邪魔をすることがない。
【0043】このように全ての帯域の輝度成分に基づい
た動き係数の生成処理ができることで、高周波の輝度成
分で示される細かい絵柄の画像の動きを検出でき、細か
い絵柄の部分が動いている場合でも、動きがあるとした
対応した係数の生成処理ができるようになる。従って、
この動き検出回路を使用した動き適応型の輝度/クロマ
分離回路は、動きに対応した正確な分離処理ができる。
【0044】なお、このような広帯域の輝度信号に基づ
いた処理が行われるのは、クロマ成分のレベルが低い場
合に限られるので、ほとんど着色されてない白黒に近い
画像の部分(画素)だけであるが、実際のテレビジョン
放送などで伝送される映像信号には、このような箇所は
かなりあり、テレビジョン受像機などに使用して大きな
画質の改善効果が得られる。
【0045】また本例においては、クロマ成分検出回路
50内で検出したクロマ成分を閾値と比較しているの
で、クロマ成分にノイズが重畳されていても、このノイ
ズの影響を除去することができ、ノイズの影響のない良
好な動き検出処理が可能になる。
【0046】なお、本発明は上述実施例に示した回路に
限定されることはなく、例えば図1に示した動き検出回
路内の1フレーム遅延回路44などを、輝度/クロマ分
離回路内の遅延回路などと兼用させる構成としても良
い。
【0047】また、上述実施例では動き適応型の輝度/
クロマ分離回路に使用する動き検出回路としたが、他の
映像信号処理回路の動き検出回路にも適用できる。例え
ば、映像信号のノイズ除去を行うノイズリデューサや、
映像信号の走査線数を2倍に変換する変換回路などが必
要とする動き検出回路としても良い。
【0048】さらに、上述実施例で示した輝度/クロマ
分離回路が適用される装置については何も説明しなかっ
たが、従来例で説明したテレビジョン受像機の他に、V
TR,ビデオディスク再生装置など、輝度信号とクロマ
信号とを分離する処理が必要な各種映像機器に適用でき
る。
【0049】さらにまた、信号方式についても上述実施
例ではNTSC方式のデジタル複合映像信号から動き検
出するようにしたが、他の方式の映像信号から動き検出
を行う回路にも適用できることは勿論である。
【0050】
【発明の効果】本発明によると、供給される複合映像信
号にクロマ成分が含まれている箇所と、クロマ成分が含
まれていない箇所で、クロマ成分を除去するフィルタの
挿入状態を変えることで、それぞれの状態に応じた適切
な帯域の輝度の差分信号が得られ、この適切な帯域の輝
度の差分信号より良好な動き検出が可能になる効果を有
する。
【0051】また、この場合に第1及び第2の輝度検出
手段として、くし形フィルタを使用するようにしたこと
で、精度の高い輝度成分の抽出が出来、精度の高い動き
検出処理が可能になる。
【0052】さらに、この場合にクロマ成分検出手段が
検出したクロマ成分レベルを、所定の閾値と比較し、こ
の閾値以上のとき切換手段でフィルタの出力を選択させ
るようにしたことで、クロマ成分に含まれるノイズによ
り誤動作することがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による動き検出回路を示す構
成図である。
【図2】一実施例のローパスフィルタを示す構成図であ
る。
【図3】一実施例の回路による動き係数の発生状態を示
す特性図である。
【図4】テレビジョン受像機の一例を示す構成図であ
る。
【図5】動き適応型の輝度/クロマ分離回路の一例を示
す構成図である。
【図6】従来の動き検出回路の一例を示す構成図であ
る。
【図7】従来の動き検出回路の他の例を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
41 入力端子 42,45 輝度抽出用くし形フィルタ 43 減算器 44 1フレーム遅延回路 46 切換スイッチ 47 動き係数発生回路 50 クロマ成分検出回路 51 クロマ抽出用くし形フィルタ 54 比較器 55 閾値入力端子 60 ローパスフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加納 護 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複合映像信号に含まれる輝度成分を検出
    する第1の輝度検出手段と、 上記複合映像信号を少なくとも1フレーム遅延させる遅
    延回路と、 該遅延回路により遅延された信号に含まれる輝度成分を
    検出する第2の輝度検出手段と、 上記第1の輝度検出手段が出力する輝度成分と上記第2
    の輝度検出手段が出力する輝度成分との差分を検出する
    減算手段と、 該減算手段の出力より色副搬送波の周波数帯域を除去す
    るフィルタと、 該フィルタの出力と上記減算手段の出力とを選択する切
    換手段と、 上記複合映像信号よりクロマ成分を検出するクロマ成分
    検出手段とを設け、 上記クロマ成分検出手段が検出したクロマ成分のレベル
    に基づいて上記切換手段の制御を行い、この切換手段で
    選択された信号のレベルに基づいて動き検出を行うよう
    にした動き検出回路。
  2. 【請求項2】 上記第1及び第2の輝度検出手段とし
    て、1水平ライン遅延させる遅延回路と、この遅延回路
    で遅延された信号及び遅延されてない信号を加算する加
    算回路とで構成されるくし形フィルタを使用するように
    した請求項1記載の動き検出回路。
  3. 【請求項3】 上記クロマ成分検出手段が検出したクロ
    マ成分レベルを、所定の閾値と比較し、この閾値以上の
    とき、上記切換手段で上記フィルタの出力を選択させる
    ようにした請求項1記載の動き検出回路。
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