JP2566342B2 - 輝度信号色信号分離フィルタ - Google Patents

輝度信号色信号分離フィルタ

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JP2566342B2
JP2566342B2 JP2334854A JP33485490A JP2566342B2 JP 2566342 B2 JP2566342 B2 JP 2566342B2 JP 2334854 A JP2334854 A JP 2334854A JP 33485490 A JP33485490 A JP 33485490A JP 2566342 B2 JP2566342 B2 JP 2566342B2
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/77Circuits for processing the brightness signal and the chrominance signal relative to each other, e.g. adjusting the phase of the brightness signal relative to the colour signal, correcting differential gain or differential phase
    • H04N9/78Circuits for processing the brightness signal and the chrominance signal relative to each other, e.g. adjusting the phase of the brightness signal relative to the colour signal, correcting differential gain or differential phase for separating the brightness signal or the chrominance signal from the colour television signal, e.g. using comb filter

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、例えばNTSC方式の複合テレビジョン信号
から輝度信号と色信号とを分離する輝度信号色信号分離
フィルタに関する。
[従来の技術] 第18図は従来の輝度信号色信号分離フィルタの構成の
一例を示すブロック図であり、図において、(1)はNT
SC方式の複合カラーテレビジョン信号が入力される入力
端子、(2)はアナログの複合カラーテレビジョン信号
をデジタル信号に変換するA/D変換器、(3)、(4)
は第1、第2の1ライン遅延回路、(5)は補償遅延回
路、(6)は垂直方向フィルタ、(7)は帯域フィル
タ、(8)、(10)は出力端子、(9)は減算回路であ
る。
次に動作について説明する。入力端子(1)に入力さ
れた複合カラーテレビジョン信号は、A/D変換器(2)
を介して垂直方向フィルタ(6)に与えられるとともに
第1の1ライン遅延回路(3)に与えられる。
第1の1ライン遅延回路(3)の出力は、そのまま垂
直方向フィルタ(6)に与えられるとともに、第2の1
ライン遅延回路(4)でさらに1ライン分遅延された
後、垂直方向フィルタ(6)に与えられる。
垂直方向フィルタ(6)は通常2ライン型くし形フィ
ルタと呼ばれるフィルタであり、その出力は帯域フィル
タ(7)に与えられる。
帯域フィルタ(7)の出力は色信号(205)として出
力端子(8)から導出されるとともに、減算回路(9)
の一方の入力に与えられる。この減算回路(9)の他方
の入力には、第1の1ライン遅延回路(3)の出力が補
償遅延回路(5)を介して与えられる。この補償遅延回
路(5)は帯域フィルタ(7)における遅延を補償する
ための回路である。そして減算回路(9)からは輝度信
号(207)が出力され、出力端子(10)に与えられる。
次にNTSC方式の複合カラーテレビジョン信号に対する
上記フィルタの動作について説明する。標本化周波数fs
=4・fsc(fscは色副搬送周波数)にて色副搬送波に同
期標本化された複合カラーテレビジョン信号の入力信号
(201)は、画面上で第19図のような2次元配列とな
る。すなわち、fsc=(455/2)fH(fH:水平周波数)で
あるから、ラインごとに色信号Cの位相が180゜反転
し、1周期が4サンプルとなる。ここで、Yを輝度信
号、C1,C2を色信号とすると、図中、白丸はY+C1、斜
線入り丸はY−C1、白三角はY+C2、斜線入り三角はY
−C2である。
今、1サンプルの遅延を表す記号として、Z変換によ
るZ-1を用いることとする。ここで、 Z-1=exp(−j2πf/4fsc) である。すると、1ラインの遅延Z-lは、 Z-l=exp(−j2πf/fH) =exp(−j2πfl/fs) となり、fs=4・(455/2)fHから、l=910となる。
このとき、第1、第2の1ライン遅延回路(3)、
(4)を用いて遅延させた1ライン遅延信号(202)と
2ライン遅延信号(203)と現在の入力信号(201)とか
ら、垂直方向フィルタ(6)で色信号を含めたラインご
とに支援するライン支援信号(204)を抽出する。垂直
方向フィルタ(6)の伝達関数Hv(Z)は、 Hv(Z)=(−1/4)・(1−Z-l である。
すなわち、第19図の画面上で座標(m,n)のライン支
援信号Hc(m,n)を、 Hc(m,n) =−(1/4){S(m,n−1)−2S(m,s) +S(m,n+1)} として抜き取ることになる。ライン支援信号は輝度信号
Yも含むため、帯域フィルタ(7)によって、高域成分
である色信号C(m,n)をライン支援信号Hc(m,n)から
分離する。そして、これにより得られた色信号(205)
は減算回路(9)に送られる。
この場合、前記帯域フィルタ(7)の伝達関数Hh
(Z)は、例えば、 Hh(Z)=(−1/32)(1−Z-2(1+Z-4(1 +Z-8) として構成できる。
1ライン遅延信号(202)は、帯域フィルタ(7)の
遅延量に応じて補償遅延回路(5)により遅延され、減
算回路(9)は信号S(m,n)から色信号C(m,n)を差
し引き、次のごとく輝度信号Y(m,n)を分離する。
Y(m,n)=S(m,n)−C(m,n) [発明が解決しようとする課題] 従来の輝度信号色信号分離フィルタは以上のように垂
直方向フィルタと水平方向フィルタの特性を固定して組
み合わせていた。すなわち、垂直方向、水平方向ともに
帯域フィルタにより輝度信号と色信号を分離していた。
従って、画像の輝度及び色の変化が激しい領域におい
ては、輝度信号と色信号が相互のチャンネルに漏れ、こ
のため、特にドット妨害等の再生画像の画質劣化を生ず
るなどの問題があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するためにな
されたもので、テレビジョン信号において急激な変化が
生じても、正確な輝度信号と色信号の分離を達成し得る
輝度信号色信号分離フィルタを得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] このような目的を達成するために、本発明に係る輝度
信号色信号分離フィルタは、複合カラーテレビジョン信
号を所定ライン数だけ遅延させ第1の遅延複合カラーテ
レビジョン信号として出力する第1の遅延回路と、第1
の遅延複合カラーテレビジョン信号を第1の遅延回路と
同じライン数だけ遅延させ第2の遅延複合カラーテレビ
ジョン信号として出力する第2の遅延回路と、複合カラ
ーテレビジョン信号、第1の遅延複合カラーテレビジョ
ン信号及び第2の遅延複合カラーテレビジョン信号の3
種類の複合カラーテレビジョン信号から、垂直方向の色
副搬送波の成分に相当する周波数成分を抽出し第1の色
信号として出力する垂直方向色信号抽出フィルタと、第
1の遅延複合カラーテレビジョン信号から水平方向の色
副搬送波の成分に相当する周波数成分を抽出し第2の色
信号として出力する水平方向色信号抽出フィルタと、前
記3種類の複合カラーテレビジョン信号から垂直方向及
び水平方向の色副搬送波の成分に相当する周波数成分を
抽出し第3の色信号として出力する水平垂直方向色信号
抽出フィルタと、第1、第2及び第3の色信号のいずれ
かを選択的に出力する色信号選択手段と、前記3種類の
複合カラーテレビジョン信号に基づき垂直方向と水平方
向の相関を比較判定し、判定結果に応じ第1の色信号、
第2の色信号、又は第3の色信号を、色信号選択手段か
ら出力させる画像相関判定回路と、を備える輝度信号色
信号分離フィルタにおいて、画像相関判定回路が、第1
の遅延複合カラーテレビジョン信号から水平方向の主に
色信号の非相関の度合いを示す水平方向色信号非相関エ
ネルギーDCHを抽出する水平方向色信号非相関エネルギ
ー抽出回路と、前記3種類の複合カラーテレビジョン信
号から水平方向の主に輝度信号の非相関の度合いを示す
水平方向輝度信号非相関エネルギーDYHを抽出する水平
方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路と、複合カラー
テレビジョン信号及び第2の遅延複合カラーテレビジョ
ン信号から垂直方向の主に色信号の非相関の度合いを示
す垂直方向色信号非相関エネルギーDCVを抽出する垂直
方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、前記3種類の
複合カラーテレビジョン信号から垂直方向の主に輝度信
号の非相関の度合いを示す垂直方向輝度信号非相関エネ
ルギーDYVを抽出する垂直方向輝度信号非相関エネルギ
ー抽出回路と、DCHに所定の係数K1を乗じた値K1・DCHと
DYHに所定の係数K2を乗じた値K2・DYHとを比較し、より
大の値max(K1・DCH,K2・DYH)(但し、maxは最大値関
数)を出力する第1の最大値回路と、DCHに所定の係数K
9を乗じた値K9・DCHとDYHに所定の係数K10を乗じた値K1
0・DYHとを比較し、より大の値max(K9・DCH,K10・DY
H)を出力する第2の最大値回路と、DCVに所定の係数K7
を乗じた値K7・DCVとDYVに所定の係数K8を乗じた値K8・
DYVとを比較し、より大の値max(K7・DCV,K8・DYV)を
出力する第3の最大値回路と、DCVに所定の係数K3を乗
じた値K3・DCVとDYVに所定の係数K4を乗じた値K4・DYV
とを比較し、より大の値max(K3・DCV,K4・DYV)を出力
する第4の最大値回路と、max(K1・DCH,K2・DYH)と、
max(K7・DCV,K8・DYV)に所定の係数K6を乗じた値K6・
max(K7・DCV,K8・DYV)と、を比較し、 max(K1・DCH,K2・DYH) ≧K6・max(K7・DCV,K8・DYV) の場合には水平方向の相関が弱い旨の、 max(K1・DCH,K2・DYH) <K6・max(K7・DCV,K8・DYV) の場合には水平方向の相関が強い旨の、信号を出力する
第1の比較回路と、max(K9・DCH,K10・DYH)に所定の
係数K5を乗じた値K5・max(K9・DCH,K10・DYH)と、max
(K3・DCV,K4・DYV)と、を比較し、 K5・max(K9・DCH,K10・DYH) >max(K3・DCV,K4・DYV) の場合は垂直方向の相関が強い旨の、 K5・max(K9・DCH,K10,DYH) ≦max(K3・DCV,K4・DYV) の場合には垂直方向の相関が弱い旨の、信号を出力する
第2の比較回路と、第1の比較回路及び第2の比較回路
の出力信号を取り込み、水平方向の相関及び垂直方向の
相関のそれぞれの強弱を判定して、垂直方向の相関がい
弱い場合には第2の色信号を、水平方向の相関が弱く垂
直方向の相関が強い場合には第1の色信号を、水平方向
及び垂直方向の相関がいずれも強い場合には第3の色信
号を、それぞれ色信号選択手段から出力させる判定回路
と、を備えることを特徴とする。
なお、ここにいう非相関エネルギー抽出回路につい
て、例えばNTSC信号を例として説明すると、色信号の非
相関エネルギーとは色副搬送波付近の周波数成分での非
相関を検出したものであり、輝度信号の非相関エネルギ
ーとは色副搬送波から離れた低い周波数成分での非相関
を検出したものである。
また、請求項(2)は、画像相関判定回路が、水平方
向色信号非相関エネルギー抽出回路として、前記3種類
の複合カラーテレビジョン信号から第1の水平方向色信
号非相関エネルギーDCH1を抽出する第1の水平方向色信
号非相関エネルギー抽出回路と、第1の遅延複合カラー
テレビジョン信号から第2の水平方向色信号非相関エネ
ルギーDCH2を抽出する第2の水平方向色信号非相関エネ
ルギー抽出回路と、を有し、垂直方向色信号非相関エネ
ルギー抽出回路として、前記3種類の複合カラーテレビ
ジョン信号から第1の垂直方向色信号非相関エネルギー
DCV1を抽出する第1の垂直方向色信号非相関エネルギー
抽出回路と、複合カラーテレビジョン信号及び第2の遅
延複合カラーテレビジョン信号から第2の垂直方向色信
号非相関エネルギーDCV2を抽出する第2の垂直方向色信
号非相関エネルギー抽出回路と、を有し、画像相関判定
回路が、さらに、DCH1に所定の係数K1を乗じた値K1・DC
H1とDYHに所定の係数K2を乗じた値K2・DYHとを比較し、
より大の値max(K1・DCH1,K2・DYH)を出力する第1の
最大値回路と、DCH2に所定の係数K9を乗じた値K9・DCH2
とDYHに所定の係数K10を乗じた値K10・DYHとを比較し、
より大の値max(K9・DCH2,K10・DYH)を出力する第2の
最大値回路と、DCV1に所定の係数K3を乗じた値K3・DCV1
とDYVに所定の係数K4を乗じた値K4・DYVとを比較し、よ
り大の値max(K3・DCV1,K4・DYV)を出力する第3の最
大値回路と、DCV2に所定の係数K7を乗じた値K7・DCV2と
DYVに所定の係数K8を乗じた値K8・DYVとを比較し、より
大の値max(K7・DCV2,K8,DYV)を出力する第4の最大値
回路と、max(K1・DCH1,K2・DYH)と、max(K7・DCV2,K
8・DYV)に所定の係数K6を乗じた値K6・max(K7・DCV2,
K8・DYV)と、を比較し、 max(K1・DCH1,K2・DYH) ≧K6・max(K7・DCV2,K8・DYV) の場合には水平方向の相関が弱い旨の、 max(K1・DCH1,K2・DYH) <K6・max(K7・DCV2,K8・DYV) の場合には水平方向の相関が強い旨の、信号を出力する
第1の比較回路と、max(K9・DCH2,K10・DYH)に所定の
係数K5を乗じた値K5・max(K9・DCH2,K10・DYH)と、ma
x(K3・DCV1,K4・DYV)と、を比較し、 K5・max(K9・DCH2,K10・DYH) >max(K3・DCV1,K4・DYV) の場合には垂直方向の相関が強い旨の、 K5・max(K9・DCH2,K10・DYH) ≦max(K3・DCV1,K4・DYV) の場合には垂直方向の相関が弱い旨の、信号を出力する
第2の比較回路と、を備えることを特徴とする。
請求項(3)は、画像相関判定回路が、請求項(1)
と同様に水平及び垂直、色信号及び輝度信号の組合せと
して非相関エネルギー抽出回路を少なくとも4個備え、
さらに、画像相関判定回路が、DCHとDYHとを加算して出
力する第1の加算回路と、DCYとDYVとを加算して出力す
る第2の加算回路と、DCH+DYHと、DCV+DYVに所定の係
数nを乗じた値n・(DCV+DYV)と、を比較し、 DCH+DYH≧n.(DCV+DYV) の場合には水平方向の相関が弱い旨の、 DCH+DYH<n・(DCV+DYV) の場合には水平方向の相関が強い旨の、信号を出力する
第1の比較回路と、DCH+DYHに所定の係数mを乗じた値
m・(DCH+DYH)と、DCV+DYVと、を比較し、 m・(DCH+DYH)>DCV+DYV の場合には垂直方向の相関が強い旨の、 m・(DCH+DYH)≦DCV+DYV の場合には垂直方向の相関が弱い旨の、信号を出力する
第2の比較回路と、を備えることを特徴とする。
請求項(4)は、画像相関判定回路が、請求項(1)
と同様に水平及び垂直、色信号及び輝度信号の組合せと
して非相関エネルギー抽出回路を少なくとも4個備え、
さらに、画像相関判定回路が、DCHに所定の係数bを乗
じた値b・DCHとDYHに所定の係数aを乗じた値a・DYH
とを比較し、より大の値max(b・DCH,a・DYH)を出力
する第1の最大値回路と、DCHとDYHとを加算して出力す
る第1の加算回路と、DCVとDYVとを加算して出力する第
2の加算回路と、DCVに所定の係数dを乗じた値d・DCV
とDYVに所定の係数cを乗じた値c・DYVとを比較し、よ
り大の値max(d・DCV,c・DYV)を出力する第2の最大
値回路と、DCH+DYHと、max(d・DCV,c・DYV)に所定
の係数nを乗じた値n・max(d・DCV,c・DYV)と、を
比較し、 DCH+DYH ≧n・max(d・DCV,c・DYV) の場合には水平方向の相関が弱い旨の、 DCH+DYH <n・max(d・DCV,c・DYV) の場合には水平方向の相関が強い旨の、信号を出力する
第1の比較回路と、max(b・DCH,a・DYH)に所定の係
数mを乗じた値m・max(b・DCH,a・DYH)と、DCV+DY
Vと、を比較し、 m・max(b・DCH,a・DYH)>DCV+DYV の場合には垂直方向の相関が強い旨の、 m・max(b・DCH,a・DYH)≦DCV+DYV の場合には垂直方向の相関が弱い旨の、信号を出力する
第2の比較回路と、を備えることを特徴とする。
請求項(5)は、画像相関判定回路が、請求項(1)
と同様に水平及び垂直、色信号及び輝度信号の組合せと
して非相関エネルギー抽出回路を少なくとも4個備え、
さらに、画像相関判定回路が、DCHに所定の係数bを乗
じた値b・DCHとDYHに所定の係数aを乗じた値a・DYH
とを比較し、より大の値max(b・DCH,a・DYH)を出力
する第1の最大値回路と、DCHに所定の係数fを乗じた
値f・DCHとDYHに所定の係数eを乗じた値e・DYHとを
比較し、より大の値max(f・DCH,e・DYH)を出力する
第2の最大値回路と、DCVに所定の係数hを乗じた値h
・DCVとDYVに所定の係数gを乗じた値g・DYVとを加算
して出力する加算回路と、DCVに所定の係数dを乗じた
値d・DCVとDYVに所定の係数cを乗じた値c・DYVとを
比較し、より大の値max(d・DCV,c・DYV)を出力する
第3の最大値回路と、max(b・DCH,a・DYH)と、h・D
CV+g・DYVに所定の係数nを乗じた値n・(h・DCV+
g・DYV)と、を比較し、 max(b・DCH,a・DYH)≧n・(h・DCV+g・DYV) の場合には水平方向の相関が弱い旨の、 max(b・DCH,a・DYH)<n・(h・DCV+g・DYV) の場合には水平方向の相関が強い旨の、信号を出力する
第1の比較回路と、max(f・DCH,e・DYH)に所定の係
数mを乗じた値m・max(f・DCH,e・DYH)と、max(d
・DCV,c・DYV)と、を比較し、 m・max(f・DCH,e・DYH)>max(d・DCV,c・DYV) の場合には垂直方向の相関が強い旨の、 m・max(f・DCH,e・DYH)≦max(d・DCV,c・DYV) の場合には垂直方向の相関が弱い旨の、信号を出力する
第2の比較回路と、を備えることを特徴とする。
請求項(6)は、画像相関判定回路が、請求項(2)
と同様に第1及び第2の水平及び垂直、色信号及び輝度
信号の組合せとして非相関エネルギー抽出回路を少なく
とも6個備え、さらに、画像相関判定回路が、DCH1に所
定の係数bを乗じた値b・DCH1とDYHに所定の係数aを
乗じた値a・DYHとを比較し、より大の値max(b・DCH
1,a・DYH)を出力する第1の最大値回路と、DCH2に所定
の係数fを乗じた値f・DCH2とDYHに所定の係数eを乗
じた値e・DYHとを比較し、より大の値max(f・DCH2,e
・DYH)を出力する第2の最大値回路と、DCV1に所定の
係数dを乗じた値d・DCV1とDYVに所定の係数cを乗じ
た値c・DYVとを比較し、より大の値max(d・DCV1,c・
DYV)を出力する第3の最大値回路と、DCV2に所定の係
数hを乗じた値h・DCV2とDYVに所定の係数gを乗じた
値g・DYVとを加算し出力する加算回路と、max(b・DC
H1,a・DYH)と、h・DCV2+g・DYVに所定の係数nを乗
じた値n・(h・DCV2+g・DYV)と、を比較し、 max(b・DCH1,a・DYH)≧n・(h・DCV2・g・DYV) の場合には水平方向の相関が弱い旨の、 max(b・DCH1,a・DYH)<n・(h・DCV2・g・DYV) の場合には水平方向の相関が強い旨の、信号を出力する
第1の比較回路と、max(f・DCH2,e・DYH)に所定の係
数mを乗じた値m・max(f・DCH2,e・DYH)と、max
(d・DCV1,c・DYV)と、を比較し、 m・max(f・DCH2,e・DYH) >max(d・DCV1,c・DYV) の場合には垂直方向の相関が強い旨の、 m・max(f・DCH2,e・DYH) ≦max(d・DCV1,c・DYV) の場合には垂直方向の相関が弱い旨の、信号を出力する
第2の比較回路と、を備えることを特徴とする。
請求項(7)は、画像相関判定回路が、請求項(1)
と同様に水平及び垂直、色信号及び輝度信号の組合せと
して非相関エネルギー抽出回路を少なくとも4個備え、
さらに、画像相関判定回路が、DCHに所定の係数bを乗
じた値b・DCHとDYHに所定の係数aを乗じた値a・DYH
とを比較し、より大の値max(b・DCH,a・DYH)を出力
する第1の最大値回路と、DCHに所定の係数fを乗じた
値f・DCHとDYHに所定の係数eを乗じた値e・DYHとを
加算して出力する加算回路と、DCVに所定の係数hを乗
じた値h・DCVとDYVに所定の係数gを乗じた値g・DYV
とを比較し、より大の値max(h・DCV,g・DYV)を出力
する第2の最大値回路と、DCVに所定の係数dを乗じた
値d・DCVとDYVに所定の係数cを乗じた値c・DYVとを
比較し、より大の値max(d・DCV,c・DYV)を出力する
第3の最大値回路と、max(b・DCH,a・DYH)と、max
(h・DCV,g・DYV)に所定の係数nを乗じた値n・max
(h・DCV,g・DYV)と、を比較し、 max(b・DCH,a・DYH)≧n・max(h・DCV,g・DYV) の場合には水平方向の相関が弱い旨の、 max(b・DCH,a・DYH)<n・max(h・DCV,g・DYV) の場合には水平方向の相関が強い旨の、信号を出力する
第1の比較回路と、f・DCH+e・DYHに所定の係数mを
乗じた値m・(f・DCH+e・DYH)と、max(d・DCV,c
・DYV)と、を比較し、 m・(f・DCH+e・DYH)>max(d・DCV,c・DYV) の場合には垂直方向の相関が強い旨の、 m・(f・DCH+e・DYH)≦max(d・DCV,c・DYV) の場合には垂直方向の相関が弱い旨の、信号を出力する
第2の比較回路と、を備えることを特徴とする。
請求項(8)は、画像相関判定回路が、請求項(2)
と同様に第1及び第2の水平及び垂直、色信号及び輝度
信号の組合せとして非相関エネルギー抽出回路を少なく
とも6個備え、さらに、画像相関判定回路が、DCH1に所
定の係数bを乗じた値b・DCH1とDYHに所定の係数aを
乗じた値a・DYHとを比較し、より大の値max(b・DCH
1,a・DYH)を出力する第1の最大値回路と、DCH2に所定
の係数fを乗じた値f・DCH2とDYHに所定の係数eを乗
じた値e・DYHとを加算して出力する加算回路と、DCV1
に所定の係数dを乗じた値d・DCV1とDYVに所定の係数
cを乗じた値c・DYVとを比較し、より大の値max(d・
DCV1,c・DYV)を出力する第2の最大値回路と、DCV2に
所定の係数hを乗じた値h・DCV2とDYVに所定の係数g
を乗じた値g・DYVとを比較し、より大の値max(h・DC
V2,g・DYV)を出力する第3の最大値回路と、max(b・
DCH1,a・DYH)と、max(h・DCV2,g・DYV)に所定の係
数nを乗じた値n・max(h・DCV2,g・DYV)と、を比較
し、 max(b・DCH1,a・DYH) ≧n・max(h・DCV2,g・DYV) の場合には水平方向の相関が弱い旨の、 max(b・DCH1,a・DYH) <n・max(h・DCV2,g・DYV) の場合には水平方向の相関が強い旨の、信号を出力する
第1の比較回路と、f・DCH2+e・DYHに所定の係数m
を乗じた値m・(f・DCH2+e・DYH)と、max(d・DC
V1,c・DYV)と、を比較し、 m・(f・DCH2+e・DYH)>max(d・DCV1,c・DYV) の場合には垂直方向の相関が強い旨の、 m・(f・DCH2+e・DYH)≦max(d・DCV1,c・DYV) の場合には垂直方向の相関が弱い旨の、信号を出力する
第2の比較回路と、を備えることを特徴とする。
請求項(9)は、画像相関判定回路が、請求項(2)
と同様に第1及び第2の水平及び垂直、色信号及び輝度
信号の組合せとして非相関エネルギー抽出回路を少なく
とも6個備え、さらに、画像相関判定回路が、DCH1とDY
Hとを加算して出力する第1の加算器と、DCH2とDYHとを
加算して出力する第2の加算器と、DCV1とDYVとを加算
して出力する第3の加算器と、DCV2とDYVとを加算して
出力する第4の加算器と、DCH2+DYHに所定の係数mを
乗じた値m・(DCH2+DYH)と、DCV+DYVと、を比較
し、 m・(DCH2+DYH)>DCV1+DYV の場合には垂直方向の相関が強い旨の、 m・(DCH2+DYH)≦DCV1+DYV の場合には垂直方向の相関が弱い旨の、信号を出力する
第1の比較回路と、DCH1+DYHと、DCV2+DYVに所定の係
数nを乗じた値n・(DCV2+DYV)と、を比較し、 DCH1+DYH≧n・(DCV2+DYV) の場合には水平方向の相関が弱い旨の、 DCH1+DYH<n・(DCV2+DYV) の場合には水平方向の相関が強い旨の、信号を出力する
第2の比較回路と、を備えることを特徴とする。
請求項(10)は、画像相関判定回路が、請求項(2)
と同様に第1及び第2の水平及び垂直、色信号及び輝度
信号の組合せとして非相関エネルギー抽出回路を少なく
とも6個備え、さらに、画像相関判定回路が、DCH1とDY
Hとを加算して出力する第1の加算器と、DCH2に所定の
係数bを乗じた値b・DCH2と、DYHに所定の係数aを乗
じた値a・DYHと、を比較し、より大の値max(b・DCH
2,a・DYH)を出力する第1の最大値回路と、DCV1とDYV
とを加算して出力する第2の加算器と、DCV2に所定の係
数dを乗じた値d・DCV2と、DYVに所定の係数cを乗じ
た値c・DYVと、を比較し、より大の値max(d・DCV2,c
・DYV)を出力する第2の最大値回路と、max(b・DCH
2,a・DYH)に所定の係数mを乗じた値m・max(b・DCH
2,a・DYH)と、第2の加算器の出力DCV1+DYVと、を比
較し、 m・max(b・DCH2,a・DYH)>DCV1+DYV の場合には垂直方向の相関が強い旨の、 m・max(b・DCH2,a・DYH)≦DCV1+DYV の場合には垂直方向の相関が弱い旨の、信号を出力する
第1の比較回路と、DCH1+DYHと、max(d・DCV2,c・DY
V)に所定の係数nを乗じた値n・max(d・DCV2,c・DY
V)と、を比較し、 DCH1+DYH≧n・max(d・DCV2,c・DYV) の場合には水平方向の相関が弱い旨の、 DCH1+DYH<n・max(d・DCV2,c・DYV) の場合には水平方向の相関が強い旨の、信号を出力する
第2の比較回路と、を備えることを特徴とする。
そして、請求項(11)は、水平走査周波数に同期した
周波数で標本化された複合映像信号を遅延させて注目標
本点及びその周辺の複数の参照標本点の標本値を同時に
抽出する手段と、抽出された各標本点の標本値から少な
くとも2種類の非平行な方向の色副搬送波の成分に相当
する周波数成分を抽出することにより、少なくとも2種
類の非平行な方向の色信号を得る手段と、得られた少な
くとも2種類の非平行な方向の色信号のいずれかを色信
号選択信号に応じて選択的に出力する色信号選択手段
と、各標本点の標本値から画像の水平方向の相関及び垂
直方向の相関を検出し、色信号選択信号を色信号選択手
段に供給する画像相関判定手段と、を有し、画像相関判
定手段が、各標本点の標本値から、非相関エネルギーDY
H、DCH、DYV及びDCVを検出する手段と、検出された各非
相関エネルギー同士を比較することで複数の比較信号を
生成する手段と、生成された比較信号の値に応じて色信
号選択信号を発生させる手段と、を備えることを特徴と
する。
[作用] 本発明の輝度信号色信号分離フィルタにおいては、複
合カラーテレビジョン信号が、第1の遅延回路及び第2
の遅延回路により順次遅延される。
第1の遅延回路における遅延量と第2の遅延回路にお
ける遅延量とは同一のライン数である。すなわち、第1
の遅延回路により遅延された複合カラーテレビジョン信
号を基準として、画面上において遅延前の複合カラーテ
レビジョン信号及び第2の信号を見てみると、遅延後の
復号カラーテレビジョン信号は第1の遅延回路による遅
延後の複合カラーテレビジョン信号からみて遅延後の複
合カラーテレビジョン信号は同一ライン数だけ後に示さ
れる。
これら3種類の複合カラーテレビジョン信号は、垂直
方向色信号抽出フィルタ及び水平垂直方向色信号抽出フ
ィルタに供給され、第1の遅延回路により遅延された複
合カラーテレビジョン信号は、これらに加え水平方向色
信号抽出フィルタにも供給される。
垂直方向色信号抽出フィルタはこれら3種類の複合カ
ラーテレビジョン信号から垂直方向の色信号(第1の色
信号)を抽出する。ここに垂直方向とは、前述のライン
に対して垂直な方向である。従って、垂直方向色信号抽
出フィルタにおいて垂直方向の色副搬送波の成分に相当
する周波数成分を抽出するには前述の3種類の複合カラ
ーテレビジョン信号が必要とされる。
水平方向色信号抽出フィルタは、水平方向の色副搬送
波の成分に相当する周波数成分を第2の色信号として抽
出する。この場合には、あるラインに属する信号で足り
るため、前述した3種類の複合カラーテレビジョン信号
のうち中間のラインに相当する複合カラーテレビジョン
信号、すなわち第1の遅延回路により遅延された複合カ
ラーテレビジョン信号が必要とされる。
水平垂直方向色信号抽出フィルタは、垂直方向及び水
平方向の色副搬送波の成分に相当する周波数成分を第3
の色信号として抽出する。
これら3種類のフィルタによって抽出された色信号
は、共に色信号選択手段に供給される。色信号選択手段
からは、画像相関判定回路における比較判定の結果に基
づいていずれかの色信号が選択的に出力される。ここ
で、画像相関判定回路は、色信号選択手段に対し次のよ
うに選択出力を行わせる。すなわち、垂直方向の相関が
弱い場合には第2の色信号が、水平方向の相関が弱く垂
直方向の相関が強い場合には第1の色信号が、水平方向
及び垂直方向の相関がいずれも強い場合には第3の色信
号が、それぞれ出力されるよう色信号選択手段を動作さ
せる。
この結果、例えば複合カラーテレビジョン信号におい
て急激な変化が生じた場合にも、相関判定の結果に基づ
いて分離された色信号が出力されることとなる。
このような作用、特に画像相関判定回路の動作につい
て各請求項毎に説明すると以下のようになる。
まず、請求項(1)、(3)〜(5)及び(7)にお
いては、水平方向色信号非相関エネルギーDCH、水平方
向輝度信号非相関エネルギーDYH、垂直方向色信号非相
関エネルギーDCV及び垂直方向輝度信号非相関エネルギ
ーDYVの抽出が行われる。
水平方向色信号非相関エネルギーDCHは、第1の遅延
複合カラーテレビジョン信号から抽出され、水平方向輝
度信号非相関エネルギーDYHは、3種類の複合カラーテ
レビジョン信号から抽出され、垂直方向色信号非相関エ
ネルギーDCVは、複合カラーテレビジョン信号及び第2
の遅延複合カラーテレビジョン信号から抽出され、垂直
方向輝度信号非相関エネルギーDYVは、3種類の複合カ
ラーテレビジョン信号から抽出される。
このようにして抽出された各非相関エネルギーは、最
大値回路又は加算回路に入力され、演算が実行される。
この演算の結果は、第1及び第2の比較回路における比
較判定の対象となり、第1及び第2の比較回路は比較判
定の結果に応じて水平・垂直の相関の強弱を表す信号を
出力する。判定回路は、この信号に応じ、前述の如くス
イッチ回路を動作させる。
次に、請求項(2)、(6)及び(8)〜(10)にお
いては、第1の水平方向色信号非相関エネルギーDCH1、
第2の水平方向色信号非相関エネルギーDCH2、水平方向
輝度信号非相関エネルギーDYH、第1の垂直方向色信号
非相関エネルギーDCV1、第2の垂直方向色信号非相関エ
ネルギーDCV2及び垂直方向輝度信号非相関エネルギーDY
Vの抽出が行われる。
このうち、水平方向輝度信号非相関エネルギーDYH及
び垂直方向輝度信号非相関エネルギーDYVの抽出は、請
求項(1)、(3)〜(5)及び(7)と同様に実行さ
れる。また、第2の水平方向色信号非相関エネルギーDC
H2はこれらの請求項における水平方向色信号相関エネル
ギーDCHに、第2の垂直方向色信号非相関エネルギーDCV
2は垂直方向色信号非相関エネルギーDCVに、それぞれ対
応するものである。第1の水平方向色信号非相関エネル
ギーDCH1は、3種類の複合カラーテレビジョン信号から
抽出され、第1の垂直方向色信号非相関エネルギーDCV1
は、3種類の複合カラーテレビジョン信号から抽出され
る。
これらの非相関エネルギーも、最大値回路又は加算回
路による演算を経て第1又は第2の比較回路による比較
判定の対象となる。
本発明の各請求項間の相違は、主にその比較判定のア
ルゴリズムの相違にある。具体的には、各請求項におけ
る判定アルゴリズムは、それぞれ以下のように2個の不
等式で表せる。ただし、各請求項について、上の式が成
立する場合には水平方向の相関が弱いとされ、この不等
式が成り立たない場合には水平方向の相関が強いとされ
る。また、下の式が成立する場合には垂直方向の相関が
弱いとされ、この不等式が成り立たない場合には垂直方
向の相関が強いとされる。
請求項(1) max(K1・DCH,K2・DYH) ≧K6・max(K7・DCV,K8・DYV) K5・max(K9・DCH,K10・DYH) ≦max(K3・DCV,K4・DYV) 請求項(2) max(K1・DCH1,K2・DYH) ≧K6・max(K7・DCV2,K8・DYV) K5・max(K9・DCH2,K10・DYH) ≦max(K3・DCV1,K4・DYV) 請求項(3) DCH+DYH≧n・(DCV+DYV) m・(DCH+DYH)≦DCV+DYV 請求項(4) DCH+DYH ≧n・max(d・DCV,c・DYV) m・max(b・DCH,a・DYH)≦DCV+DYV 請求項(5) max(b・DCH,a・DYH) ≧n・(h・DCV+g・DYV) m・max(f・DCH,e・DYH) ≦max(d・DCV,c・DYV) 請求項(6) max(b・DCH1,a・DYH) ≧n・(h・DCV2+g・DYV) m・max(f・DCH2,e・DYH) ≦max(d・DCV1,c・DYV) 請求項(7) max(b・DCH,a・DYH) ≧n・max(h・DCV,g・DYV) m・(f・DCH+e・DYH) ≦max(d・DCV,c・DYV) 請求項(8) max(b・DCH1,a・DYH) ≧n・max(h・DCV2,g・DYV) m・(f・DCH2+e・DYH) ≦max(d・DCV1,c・DYV) 請求項(9) DCH1+DYH≧n・(DCV2+DYV) DCV1+DYV≧m・(DCH2+DYH) 請求項(10) DCH1+DYH≧n・max(d・DCV2,c・DYV) DCV1+DYV≧m・max(b・DCH2,a・DYH) このようないずれのアルゴリズムによっても、複合カ
ラーテレビジョン信号の急変に対する前述の対処が実現
される。
そして、請求項(11)においては、水平走査周波数に
同期した周波数で標本化された複合映像信号(コンポジ
ットビデオ信号)が遅延され、注目標本点及びその周辺
の複数の参照標本点の標本値が同時に抽出される。さら
に、抽出された各標本点の標本値から、少なくとも2種
類の非平行な方向の色信号が抽出される。これらの色信
号は、少なくとも2種類の非平行な方向の色副搬送波の
成分に相当する周波数成分である。このようにして得ら
れた少なくとも2種類の非平行な方向の色信号は、色信
号選択信号に応じて選択的に出力される。その際、画像
相関判定手段が、色信号選択信号を供給する。
色信号選択信号は、次のようにして生成される信号で
ある。すなわち、各標本点の標本値から、非相関の度合
いを示す非相関エネルギーDYH、DCH、DYV及びDCVが検出
され、さらに検出された各非相関エネルギー同士を比較
することで非相関の度合の強弱関係を示す複数の比較信
号が生成される。画像相関判定手段は、生成させた比較
信号の値に応じて色信号選択信号を発生させる。従っ
て、本請求項においても、複合映像信号の急変に対する
前述の対処が実現され、いわゆるクロスカラーやドット
妨害が好適に防止される。
[実施例] 以下、この発明の実施例を図に基づいて説明する。
第1図は本発明の第1実施例を示す概略ブロック図で
ある。第1図に示される実施例は、NTSC方式対応の回路
であり、この図において、入力端子(11)にはNTSC方式
の複合カラーテレビジョン信号が与えられる。A/D変換
器(12)は、入力端子(11)を介して入力されるアナロ
グの複合カラーテレビジョン信号をデジタル信号に変換
する。第1の1ライン遅延回路(13)は、A/D変換器(1
2)の出力信号(101)を1ライン遅延させ、第2の1ラ
イン遅延回路(14)はこれをさらに1ライン遅延させ
る。補償遅延回路(15)は第1の1ライン遅延回路(1
3)の出力信号(102)を補償遅延させる。A/D変換器(1
2)の出力信号(101)、第1の1ライン遅延回路(13)
の出力信号(102)及び第2の1ライン遅延回路(14)
の出力信号(103)は、垂直方向色信号抽出フィルタ(1
6)、水平垂直方向色信号抽出フィルタ(17)、画像相
関判定回路(18)に入力される。第1の1ライン遅延回
路(13)の出力信号(102)は、水平方向色信号抽出フ
ィルタ(19)にも入力される。垂直方向色信号抽出フィ
ルタ(16)の出力信号(104)は補償遅延回路(20)
に、水平垂直方向色信号抽出フィルタ(17)の出力信号
(108)は補償遅延回路(21)に、水平方向色信号抽出
フィルタ(19)の出力信号(106)は補償遅延回路(2
2)に、それぞれ入力される。画像相関判定回路(18)
の出力信号(110)は、色信号選択手段であるスイッチ
回路(23)に供給され、この信号(110)に基づき、補
償遅延回路(20)、(21)、(22)の出力信号(10
5)、(109)、(107)のいずれかが選択される。スイ
ッチ回路(23)の出力端子(24)から出力される信号は
色信号であり、一方で減算回路(25)により求められる
補償遅延回路(15)の出力信号(112)とスイッチ回路
(23)の出力信号(111)との差が輝度信号(113)とし
て出力端子(26)から出力される。
第2図は画像相関判定回路(18)の一例構成を示して
いる。
第2図において、(27)は水平方向色信号非相関エネ
ルギー抽出回路、(28)は水平方向輝度信号非相関エネ
ルギー抽出回路、(29)は垂直方向色信号非相関エネル
ギー抽出回路、(30)は垂直方向輝度信号非相関エネル
ギー抽出回路、(39)、(40)、(41)、(42)は最大
値回路、(31)〜(38)、(43)、(44)は乗算回路、
(45)、(46)は比較回路、(47)は判定回路である。
A/D変換器(12)の出力信号(101)は、水平方向輝度
信号非相関エネルギー抽出回路(28)、垂直方向色信号
非相関エネルギー抽出回路(29)及び垂直方向輝度信号
非相関エネルギー抽出回路(30)に入力される。
第1の1ライン遅延回路(13)の出力信号(102)
は、水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路(27)、
水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路(28)及び
垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路(30)に入
力される。
第2の1ライン遅延回路(14)の出力信号(103)
は、水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路(2
8)、垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路(29)
及び垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路(30)
に入力される。
水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路(27)の出
力信号DCHは、乗算回路(31)及び(37)に入力され
る。乗算回路(37)は、信号DCHに定数K9を乗じて最大
値回路(40)に供給し、乗算回路(31)は、信号DCHに
定数K1を乗じて最大値回路(39)に供給する。水平方向
輝度信号非相関エネルギー抽出回路(28)の出力信号DY
Hは、乗算回路(32)及び(38)に入力される。乗算回
路(38)は、信号DYHに定数K10を乗じて最大値回路(4
0)に供給し、乗算回路(32)は、信号DYHに定数K2を乗
じて最大値回路(39)に供給する。最大値回路(39)の
出力信号は、第1の水平方向非相関エネルギーDH1とし
て比較回路(45)に入力される。最大値回路(40)の出
力信号は、第2の水平方向非相関エネルギーDH2とし
て、乗算回路(43)により定数K5が乗ぜられた後に比較
回路(46)に入力される。
垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路(29)の出
力信号DCVは、乗算回路(35)及び(33)に供給され
る。乗算回路(35)は、信号DCVに定数K7を乗じて最大
値回路(41)に供給し、乗算回路(33)は、信号DCVに
定数K3を乗じて最大値回路(42)に供給する。垂直方向
輝度信号非相関エネルギー抽出回路(30)の出力信号DY
Vは、乗算回路(36)及び(34)に供給される。乗算回
路(36)は、信号DYVに定数K8を乗じて最大値回路(4
1)に供給し、乗算回路(34)は信号DYVに定数K4を乗じ
て最大値回路(42)に供給する。最大値回路(42)の出
力信号は、第1の垂直方向非相関エネルギーDV1として
比較回路(46)に入力される。最大値回路(41)の出力
信号は、第2の垂直方向非相関エネルギーDV2として、
乗算回路(44)により定数K6が乗ぜられた後に比較回路
(45)に入力される。
比較回路(45)は、第1の水平方向非相関エネルギー
DH1と、第2の垂直方向非相関エネルギーDV2にK6を乗じ
たK6・DV2と、を比較し、DH1≧K6・DV2のとき、出力信
号(115)をハイレベルとし、それ以外のときはローレ
ベルとする。
比較回路(46)は、第1の垂直方向非相関エネルギー
DV1と、第2の水平方向非相関エネルギーDH2にK5を乗じ
たK5・DH2と、を比較し、DV1≧K5・DH2のとき、出力信
号(114)をハイレベルとし、それ以外のときはローレ
ベルとする。
比較回路(45)の出力信号(115)と比較回路(46)
の出力信号(114)は判定回路(47)に与えられる。こ
の判定回路(47)の出力信号(110)は画像相関判定回
路(18)の出力として送出される。
第3図は第2図に示す判定回路(47)の一例構成を示
す回路図である。この回路(47)は、AND回路(48)、
(49)、NOT回路(50)及び(51)から構成されてい
る。比較回路(45)の出力信号(115)は、AND回路(4
8)の入力端に、NOT回路(51)を介してAND回路(49)
の入力端に、入力される。また、比較回路(46)の出力
信号(114)はNOT回路(50)を介してAND回路(48)及
び(49)に入力される。AND回路(48)の出力信号とAND
回路(49)の出力信号は、画像相関判定回路(18)の出
力信号(110)となる。
第4図は、第2図に示す水平色信号非相関エネルギー
抽出回路(27)の一例構成を示すブロック図である。こ
の回路(27)は、遅延回路(52)と、減算回路(53)及
び絶対値回路(54)から構成されている。
第1の1ライン遅延回路(13)の出力信号(102)
は、色副搬送波の1周期分の遅延量(1/fSC)を有する
遅延回路(52)の入力端に取り込まれる。
第1の1ライン遅延回路(13)の出力信号(102)及
び遅延回路(52)の出力信号は、減算回路(53)に入力
される。両信号の差である減算回路(53)の出力信号
は、絶対値回路(54)に与えられ、この絶対値回路(5
4)の出力DCHが水平方向色信号非相関エネルギー抽出回
路(27)の出力となる。
第5図は、第2図に示す水平方向輝度信号非相関エネ
ルギー抽出回路(28)の一例構成を示すブロック図であ
る。この回路(28)は、垂直方向低域通過フィルタ(5
5)、遅延回路(56)、(57)、減算回路(58)、(5
9)、絶対値回路(60)、(61)、最大値回路(62)か
ら構成されている。
A/D変換器(12)の出力信号(101)、第1のライン遅
延回路(13)の出力信号(102)及び第2のライン遅延
回路(14)の出力信号(103)は、垂直方向低域通過フ
ィルタ(55)に入力される。垂直方向低域通過フィルタ
(55)の出力は色副搬送波の周期の1/2の遅延量を持つ
遅延回路(56)に入力される。この信号はさらに遅延回
路(56)の出力と共に減算回路(58)に入力される。一
方、遅延回路(56)の出力は、遅延回路(57)及び減算
回路(58),(59)の入力端に取り込まれる。このと
き、遅延回路(57)の出力も、減算回路(59)に供給さ
れる。
減算回路(58)の出力は、絶対値回路(60)を介して
最大値回路(62)に順次入力され、減算回路(59)の出
力は、絶対値回路(61)を介して最大値回路(62)に入
力される。最大値回路(62)の出力DYHは、水平方向輝
度信号非相関エネルギー抽出回路(28)の出力となる。
第6図は、第2図に示す垂直色信号非相関エネルギー
抽出回路(29)の一例構成を示すブロック図である。こ
の回路(29)は、水平方向帯域フィルタ(63)、(6
4)、減算回路(65)及び絶対値回路(66)から構成さ
れている。
A/D変換器(12)の出力信号(101)は、水平方向帯域
フィルタ(63)に、第2の1ライン遅延回路(14)の出
力信号(103)は、水平方向帯域フィルタ(64)に入力
される。
水平方向帯域通過フィルタ(63)及び水平方向帯域フ
ィルタ(64)の出力は、減算回路(65)に供給される。
この減算回路(65)の出力は、絶対値回路(66)に入力
され、絶対値回路(66)の出力DCVは垂直方向色信号非
相関エネルギー抽出回路(29)の出力となる。
第7図は、第2図に示す垂直方向輝度信号非相関エネ
ルギー抽出回路(30)の一例構成を示す回路図である。
この回路(30)は、水平方向低域通過フィルタ(67)〜
(69)、減算回路(70)、(71)、絶対値回路(72)、
(73)及び最大値回路(74)から構成されている。
A/D変換器(12)の出力信号(101)は水平方向低域通
過フィルタ(67)に、第1の1ライン遅延回路(13)の
出力信号(102)は水平方向低域通過フィルタ(68)
に、第2の1ライン遅延回路(14)の出力信号(103)
は水平方向低域通過フィルタ(69)に入力される。
水平方向低域通過フィルタ(67)の出力は減算回路
(70)に、水平方向低域通過フィルタ(68)の出力は減
算回路(70)及び(71)に、水平方向低域通過フィルタ
(69)の出力は減算回路(71)に入力される。
減算回路(70)及び(71)の出力はそれぞれ絶対値回
路(72)及び(73)に入力され、絶対値回路(72)、
(73)の出力は最大値回路(74)に入力される。この最
大値回路(74)の出力DYVが垂直方向輝度信号非相関エ
ネルギー抽出回路(30)の出力となる。
次に上記実施例の動作について説明する。NTSC方式の
複合カラーテレビジョン信号が入力端子(11)を介して
与えられると、A/D変換器(12)はこの複合カラーテレ
ビジョン信号を標本化周波数fs=4fscで標本化する。
A/D変換器(12)の出力信号(101)は、第1の1ライ
ン遅延回路(13)及び第2の1ライン遅延回路(14)を
通ることによって、ある注目標本点の画面上1ライン上
及び1ライン下の2個の参照標本点とが同時抽出され
る。
すなわち、座標(m,n)の位置の複合カラーテレビジ
ョン信号(標本値)S(m,n)が第1の1ライン遅延回
路(13)の抽出に現れた時点で、第2の1ライン遅延回
路(14)の出力には信号S(m,n−1)が現れ、A/D変換
器(12)の出力には信号S(m,n+1)が現れる(第19
図参照)。これら画面上3ラインにわたる標本点の標本
値をもとに輝度信号色信号分離フィルタが構成される。
A/D変換器(12)及び第1、第2の1ライン遅延回路
(13)、(14)から出力される標本値は、垂直方向色信
号抽出フィルタ(16)、水平垂直方向色信号抽出フィル
タ(17)、画像相関判定回路(18)に入力され、第1の
1ライン遅延回路(13)から出力される標本値は水平方
向色信号抽出フィルタ(19)にも入力される。
ここで、垂直方向色信号抽出フィルタ(16)の伝達関
数は、例えば、 Cv(Z)=(−1/4)(1−Z-l と表され、また、水平方向色信号抽出フィルタ(19)の
伝達関数は、例えば、 Ch(Z)=(−1/4)(1−Z-2 と表され、また、水平垂直方向色信号抽出フィルタ(1
7)の伝達関数は、例えば、 Chv(Z)=(−1/4)(1−Z-2・(−1/4)(1−
Z-l と表される。
これらのフィルタ(16)、(19)及び(17)の出力信
号(104)、(106)及び(108)は、それぞれ補償遅延
回路(20)、(22)及び(21)により補償遅延され、信
号(105)、(107)及び(109)として、スイッチ回路
(23)に入力される。
ここで、上記垂直方向色信号抽出フィルタ(16)、水
平方向色信号抽出フィルタ(19)、及び水平垂直方向色
信号抽出フィルタ(17)の色出力信号のいずれが、スイ
ッチ回路(23)において選択される。
この選択は、次のような基準で行われる。すなわち、
まず、画像相関判定回路(18)で注目標本点に関する垂
直方向及び水平方向の画像の相関を検出する。この結果
に基づいて、水平方向に相関が弱いときには、補償遅延
回路(20)の出力信号(105)を、垂直方向に弱いとき
には補償遅延回路(22)の出力信号(107)を、他の場
合は補償遅延回路(21)の出力信号(109)を選択する
ように、信号(110)でスイッチ回路(23)を切り換え
る。
画像相関判定回路(18)では、以下のような動作でス
イッチ回路を制御する。
ここで、水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路
(27)の伝達関数をDCH(Z)、水平方向輝度信号非相
関エネルギー抽出回路(28)の伝達関数をDYH(Z)、
垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路(29)の伝達
関数をDCV(Z)、垂直方向輝度信号非相関エネルギー
抽出回路(30)の伝達関数をDYV(Z)とすると、これ
らの伝達関数は、各回路(27)〜(30)の構成より、次
のように表すことができる。
DCH(Z)=|1−Z-4| DYH(Z)=max(|(1/4)・(1+Z-l・(1 −Z-2)|,|(1/4)・(1+Z-l・(Z-2+Z-4)|) DCV(Z)=|(1−Z-2・(1−Z-2l)| DYV(Z)=max(|(1/4)・(1+Z-2・(1 −Z-l)|,|(1/4)・(1+Z-2・(Z-l −Z-2l)|) このような伝達関数を有する各回路(27)〜(30)の
出力DCH、DYH、DCV及びDYVは、前述のように各乗算回路
(31)〜(38)を介して最大値回路(39)〜(42)に供
給される。この結果生成される第1の水平方向非相関エ
ネルギーDH1、第2の水平方向非相関エネルギーDH2、第
1の垂直方向非相関エネルギーDV1、第2の垂直方向非
相関エネルギーDV2は、次のように表される。
DH1=max(K1・DCH,K2・DYH) DH2=max(K9・DCH,K10・DYH) DV1=max(K3・DCV,K4・DYV) DV2=max(K7・DCV,K8・DYV) このとき、画像相関判定回路(18)の比較回路(46)
は DV1≧K5・DH2 のとき、垂直方向の相関が弱いと判断し、判定回路(4
7)に記号“1"を送る。また、 DV1<K5・DH2 のとき、垂直方向の相関が強いと判断し、判定回路(4
7)に信号“0"を送る。
一方、画像相関判定回路(18)の比較回路(45)は DH1≧K6・DV2 のとき、水平方向の相関が弱いと判断し、判定回路(4
7)に信号“1"を送る。また、 DH1<K6・DV2 のとき、水平方向の相関が強いと判断し、判定回路(4
7)に信号“0"を送る。
判定回路(47)は上記の相関の検出結果に応じて、次
のようにスイッチ回路(23)を制御する。すなわち、判
定回路(47)の入力と出力との関係は第1表のようにな
る。
スイッチ回路(23)は、このようなAND回路(48)及
び(49)の出力に応じて切り換えられる。すなわち、AN
D回路(48)とAND回路(49)の出力信号がともに“0"の
とき、補償遅延回路(22)の出力信号(107)が流れ、A
ND回路(48)の出力信号が“1"でAND回路(49)の出力
信号が“0"のときは補償遅延回路(20)の出力信号(10
5)が流れ、AND回路(48)の出力信号が“0"でAND回路
(49)の出力信号が“1"のときは、補償遅延回路(21)
の出力信号(109)が流れるようにする。
従って、第1図の実施例においては色信号抽出のフィ
ルタ特性C(Z)は相関の有無に応じて次のように切り
換わる。
垂直相関が弱いとき、 C(Z)=Ch(Z) 垂直相関が強く、水平相関が弱いとき、 C(Z)=Cv(Z) 垂直相関、水平相関が共に強いとき、 C(Z)=Chv(Z) このように、本実施例によれば、複合カラーテレビジ
ョン信号の垂直方向と水平方向の画像の相関を画像相関
判定回路(18)により求め、この結果に応じてスイッチ
回路(23)を切り換えるようにしたため、輝度信号と色
信号の相互のチャンネルへの漏れを減少させることがで
き、ドット妨害を軽減することができる。
第8図には、本発明の第2実施例に係る輝度信号色信
号分離フィルタにおける画像相関判定回路の構成が示さ
れている。
この実施例においては、水平方向色信号非相関エネル
ギー抽出回路(27)が(27a)及び(27b)の2個に分離
構成され、垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路
(29)が、(29a)及び(29b)の2個に分離構成されて
いる。水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路(27
a)はDCH1を乗算回路(31)に供給し、水平方向色信号
非相関エネルギー抽出回路(27b)は乗算回路(37)にD
CH2を供給する。同様に、垂直方向色信号非相関エネル
ギー抽出回路(29a)は乗算回路(35)にDCV1を、垂直
方向色信号非相関エネルギー抽出回路(29b)は乗算回
路(33)にDCV2を、それぞれ供給する。
このように構成しても、前述の第1実施例と同様の効
果を得ることができる。
なお、水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
(28)、垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
(30)のそれぞれ2個に分離構成するようにすることも
可能である。
第9図には、本発明の第3実施例に係る輝度信号色信
号分離フィルタにおける画像相関判定回路(18)の構成
が示されている。
この実施例においては、水平方向色信号非相関エネル
ギー抽出回路(27)の出力DCHと、水平方向輝度信号非
相関エネルギー抽出回路(28)の出力DYHと、を加算す
る加算回路(75)が設けられており、同様に、垂直方向
色信号非相関エネルギー抽出回路(29)の出力DCVと、
垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路(30)の出
力DYVと、を加算する加算回路(76)が設けられてい
る。
加算回路(75)は、乗算回路(77)を介して比較回路
(46)に接続されている。この乗算回路(77)は、加算
回路(75)の出力であるDH1に整数mを乗算し、m・DH1
として比較回路(46)に供給する。また、加算回路(7
5)の出力DH1は、比較回路(45)にも供給される。
加算回路(76)は、乗算回路(78)を介して比較回路
(45)に接続されている。この乗算回路(78)は、整数
nを加算回路(76)の出力DV1の出力に乗ずる回路であ
り、その結果であるn・DV1は比較回路(45)に供給さ
れる。また、加算回路(76)の出力DV1は、比較回路(4
6)にも供給される。
比較回路(46)は、m・DH1とDV1とを大小を比較し、
DV1≧m・DH1の時に出力信号(114)をハイレベルと
し、それ以外の時はローレベルとする。
比較回路(45)は、n・DV1とDH1との大小を比較し、
DH1≧n・DV1の時に出力信号(115)をハイレベルと
し、それ以外の時はローレベルとする。
この実施例においては、加算回路(75)の出力、すな
わち水平方向非相関エネルギーDH1、及び加算回路(7
6)の出力、すなわち垂直方向非相関エネルギーDV1は、
つぎのように表される。
DH1=DCH+DYH DV1=DCV+DYV 比較回路(46)においては、DV1とm・DH1とが比較さ
れる。すなわち、 DV1≧m・DH1 の時には垂直方向の相関が弱いと判断して判定回路(4
7)にハイレベルの信号(114)を送出する。逆に、 DV1<m・DH1 の時には垂直方向の相関が強いと判断して判定回路(4
7)にローレベルの信号(114)を送出する。同様に、比
較回路(45)は、 DH1≧n・DV1 の時には、水平方向の相関が弱いと判断して判定回路
(47)にハイレベルの信号(115)を送出し、また、 DH1<n・DV1 の時には、水平方向の相関が強いと判断して判定回路
(47)にローレベルの信号(115)を送出する。
判定回路(47)は、信号(114)及び(115)に応じて
判定を行い、スイッチ回路(23)の制御を行う。この結
果、スイッチ回路(23)において選択される色信号は第
1表に示すようなものとなる。
このように、本実施例によっても、前述の第1実施例
と同様の効果を得ることができる。
第10図には、本発明の第4実施例に係る輝度信号色信
号分離フィルタにおける画像相関判定回路(18)の構成
が示されている。
この実施例においては、水平方向色信号非相関エネル
ギー抽出回路(27)の出力DCHには乗算回路(37)によ
り整数bが乗ぜられ最大値回路(40)に取り込まれる。
また、水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路(2
8)の出力DYHには、乗算回路(38)により整数aが乗ぜ
られ、同様に最大値回路(40)に取り込まれる。この最
大値回路(40)は、b・DCHとa・DYHを比較し最大値を
求め、第2の水平方向非相関エネルギーDH2として出力
する。この水平方向非相関エネルギーDH2は、乗算回路
(43)において整数mが乗ぜられた後、比較回路(46)
に取り込まれる。
一方、垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路(2
9)の出力DCVは、乗算回路(35)において整数dが乗ぜ
られた後、最大値回路(41)に取り込まれる。垂直方向
輝度信号非相関エネルギー抽出回路(30)の出力DYV
は、乗算回路(36)において整数cが乗ぜられた後、同
様に最大値回路(41)に取り込まれる。最大値回路(4
1)は、d・DCVとc・DYVの最大値を求め、第2の垂直
方向行非相関エネルギーDV2として出力する。この垂直
方向非相関エネルギーDV2は乗算回路(44)において整
数nが乗ぜられた後、比較回路(45)に取り込まれる。
比較回路(46)には、m・DH2の他、第1の垂直方向
非相関エネルギーDV1が取り込まれる。この第1の垂直
方向非相関エネルギーDV1は、垂直方向色信号非相関エ
ネルギー抽出回路(29)の出力DCVと、垂直方向輝度信
号非相関エネルギー抽出回路(30)の出力DYVと、が加
算回路(76)において加算されて得られるものである。
また、比較回路(45)には、n・DV2の他、第1の水
平方向非相関エネルギーDH1も取り込まれる。この第1
の水平方向非相関エネルギーDH1は、水平方向色信号非
相関エネルギー抽出回路(27)の出力DCHと、水平方向
輝度信号非相関エネルギー抽出回路(28)の出力DYH
と、が加算回路(75)において加算されて得られるもの
である。
比較回路(46)及び(45)は、前述の第3実施例と同
様な比較動作を行い、判定回路(47)も同様に動作す
る。ここで、この実施例における各信号の関係を式に表
すと次のようになる。
DH1=DCH+DYH DH2=max(b・DCH,a・DYH) DV1=DCV+DYV DV2=max(d・DCV,c・DYV) このような式によっても、前述の第1表と同様のスイ
ッチ回路(23)による選択動作が行われることとなる。
従って、本実施例によっても、前述の第1実施例と同
様の効果を得ることができる。
第11図には、本発明の第5実施例に係る輝度信号色信
号分離フィルタにおける画像相関判定回路(18)の構成
が示されている。
この実施例においては、水平方向色信号非相関エネル
ギー抽出回路(27)の出力DCHは、乗算回路(37)にお
いて整数bが乗ぜられた後最大値回路(40)に、乗算回
路(31)において整数fが乗ぜられた後に最大値回路
(39)に、供給される。また、水平方向輝度信号非相関
エネルギー抽出回路(28)の出力DYHは、乗算回路(3
8)において整数aが乗ぜられた後最大値回路(40)
に、乗算回路(32)において整数eが乗ぜられた後最大
値回路(39)に、供給される。
また、垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路(2
9)の出力DCVは乗算回路(33)において整数hが乗ぜら
れた後に加算回路(76)に、また乗算回路(35)におい
て整数dが乗ぜられた後に最大値回路(41)に、供給さ
れる。垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路(3
0)の出力DYVは、乗算回路(34)において整数gが乗ぜ
られた後に加算回路(76)に、乗算回路(36)おいて整
数cが乗ぜられた後に最大値回路(41)に、供給され
る。
最大値回路(40)においては、b・DCHと、a・DYHと
の最大値が求められ、その結果が第2の水平方向非相関
エネルギーDH2として比較回路(45)に供給される。
最大値回路(39)においては、f・DCHとe・DYHとの
最大値が求められ、その結果が、第3の水平方向非相関
エネルギーDH3として出力される。この第3の水平方向
非相関エネルギーDH3は、乗算回路(44)において整数
mが乗ぜられた後に比較回路(46)に供給される。
加算回路(76)は、h・DCVとg・DYVとを加算して、
第3の垂直方向非相関エネルギーDV3として出力する。
この第3の垂直方向非相関エネルギーDV3は、乗算回路
(43)において整数nが乗ぜられた後、比較回路(45)
に供給される。
そして、最大値回路(41)は、d・DCVとc・DYVとの
最大値を求め、その結果が第2の垂直方向非相関エネル
ギーDV2として比較回路(46)に供給される。
比較回路(45)は、DH2とn・DV3とを比較して、 DH2≧n・DV3 の時には水平方向の相関が弱いと判断してハイレベルの
信号(115)を判定回路(47)に供給する。逆に、 DH2<n・DV3 の時には水平方向の相関が強いと判断してローレベルの
信号(115)を判定回路(47)に供給する。
比較回路(46)は、DV2とm・DH3とを比較して、 DV2≧m・DH3 の時には垂直方向の相関が弱いと判断してハイレベルの
信号(114)を判定回路(47)に供給する。逆に、 DV2<m・DH3 の時には、垂直方向の相関が強いと判断してローレベル
の信号(114)を判定回路(47)に供給する。判定回路
(47)は、前述の第4実施例と同様な動作を実行する。
従って、この実施例においても、スイッチ回路(23)
が第1表に従って動作することとなり、前述のような効
果を得ることができる。
第12図には、本発明の第7実施例に係る輝度信号色信
号分離フィルタにおける画像相関判定回路(18)の構成
が示されている。
この実施例が第5実施例と異なる点は、第5実施例に
おける最大値回路(39)を加算回路(75)に、加算回路
(76)を最大値回路(42)に、それぞれ置き換えた点に
ある。この実施例によっても、前述の実施例と同様の効
果を得ることができる。
第13図には、本発明の第6実施例に係る輝度信号色信
号分離フィルタにおける画像相関判定回路(18)の構成
が示されている。
この実施例は、第5実施例における水平方向色信号非
相関エネルギー抽出回路(27)及び垂直方向色信号非相
関エネルギー抽出回路(29)を、それぞれ2個に分離構
成したものである。
2個に分離構成された水平方向色信号非相関エネルギ
ー抽出回路(27)のうち、一方の(27)aは最大値回路
(40)に、(27b)は最大値回路(39)に、それぞれ出
力DCH1及びDCH2を供給する。同様に、垂直方向色信号非
相関エネルギー抽出回路(29a)は最大値回路(41)
に、垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路(29b)
は加算回路(76)に、それぞれ出力DCV1及びDCV2を供給
する。
この実施例によっても、前述の第1表と同様のスイッ
チ回路(23)の動作となり、従って、前述の実施例と同
様の効果を得ることができる。
第14図には、本発明の第8実施例に係る輝度信号色信
号分離フィルタにおける画像相関判定回路(18)の構成
が示されている。
この実施例は、第12図に示される第7実施例につい
て、第13図に示される第6実施例と同様に、水平方向色
信号非相関エネルギー抽出回路(27)及び垂直方向色信
号非相関エネルギー抽出回路(29)を分離構成したもの
である。
従って、この実施例によっても前述の第1表と同様の
スイッチ回路(23)切換動作が得られ、前述の実施例と
同様の効果を得ることができる。
第15図には、本発明の第9実施例に係る輝度信号色信
号分離フィルタにおける画像相関判定回路(18)の構成
が示されている。
この実施例は、第9図に示される第3実施例と同様、
加算回路(75)、加算回路(76)、乗算回路(77)及び
(78)を用いた回路であると共に、第13図に示される第
6実施例と同様、水平方向色信号非相関エネルギー抽出
回路(27)及び垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回
路(29)を分離構成した回路である。
すなわち、この実施例においては、水平方向色信号非
相関エネルギー抽出回路(27)が2個設けられ、そのう
ち片方の水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路(27
a)が3種類の信号(101)、(102)及び(103)に基づ
きDCH1を出力し、他方の水平方向色信号非相関エネルギ
ー抽出回路(27b)が信号(102)に基づきDCH2を出力す
る。
これらの出力DCH1及びDCH2は、それぞれ水平方向輝度
信号非相関エネルギー抽出回路(28)の出力DYHと共
に、加算回路(75a)及び(75b)に入力される。
加算回路(75a)は、水平方向色信号非相関エネルギ
ー抽出回路(27a)の出力DCH1と、水平方向輝度信号非
相関エネルギー抽出回路(28)の出力DYHと、を加算
し、水平方向非相関エネルギーDH11として比較回路(4
5)に出力する。
加算回路(75b)は、水平方向色信号非相関エネルギ
ー抽出回路(27b)の出力DCH2と、水平方向輝度信号非
相関エネルギー抽出回路(28)の出力DYHと、を加算
し、水平方向非相関エネルギーDH12として出力する。水
平方向非相関エネルギーDH12には、乗算回路(77)によ
り定数mが乗ぜられ、その後、比較回路(46)に出力さ
れる。
一方で、この実施例においては、垂直方向色信号非相
関エネルギー抽出回路(29)が2個設けられ、そのうち
片方の垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路(29
a)が3種類の信号(101)、(102)及び(103)に基づ
きDCV1を出力し、他方の垂直方向色信号非相関エネルギ
ー抽出回路(29b)が信号(101)及び(103)に基づきD
CV2を出力する。
これらの出力DCV1及びDCV2は、それぞれ垂直方向輝度
信号非相関エネルギー抽出回路(30)の出力DYVと共
に、加算回路(76a)及び(76b)に入力される。
加算回路(76a)は、垂直方向色信号非相関エネルギ
ー抽出回路(29a)の出力DCV1と、垂直方向輝度信号非
相関エネルギー抽出回路(30)の出力DYVと、を加算
し、垂直方向非相関エネルギーDV11として比較回路(4
6)に出力する。
加算回路(76b)は、垂直方向色信号非相関エネルギ
ー抽出回路(29b)の出力DCV2と、垂直方向輝度信号非
相関エネルギー抽出回路(30)の出力DYVと、を加算
し、垂直方向非相関エネルギーDV12として出力する。垂
直方向非相関エネルギーDV12には、乗算回路(78)によ
り定数nが乗ぜられ、その後、比較回路(45)に出力さ
れる。
比較回路(45)及び(46)は、前述の各実施例と同
様、DH11、m・DH12、DV11及びn・DV12に基づき判定を
行う。
すなわち、比較回路(46)は、 m・DH12≦DV11 の場合、垂直方向の相関が弱いと判断して、ハイレベル
の信号(114)を判定回路(47)に出力する。逆に、 m・DH12>DV11 の場合、垂直方向の相関が強いとしてローレベルの信号
(114)を判定回路(47)に出力する。
また、比較回路(45)は、 n・DV12≦DH11 の場合、水平方向の相関が弱いと判断して、ハイレベル
の信号(115)を判定回路(47)に出力する。逆に、 n・DV12>DH11 の場合、水平方向の相関がないとしてローレベルの信号
(115)を判定回路(47)に出力する。
従って、この実施例においても、スイッチ回路(23)
が第1表に従って動作することになり、前述のような効
果を得ることができる。第16図には、本発明の第10実施
例に係る輝度信号色信号分離フィルタにおける画像相関
判定回路(18)の構成が示されている。
この実施例は、第15図に示される第9実施例におい
て、加算回路(75a)を(75)として、(76a)を(76)
として扱い、加算回路(75b)を最大値回路(40)に、
(76b)を最大値回路(41)に、それぞれ置き換えた構
成である。また、この図では、第9実施例における乗算
回路(77)及び(78)に相当する構成が(43)及び(4
4)で示されている。また、最大値回路(40)には乗算
回路(37)及び(38)が、最大値回路(41)には乗算回
路(35)及び(36)が、それぞれ前置されている。
従って、この実施例においても、第9実施例と同様の
論理で比較回路(45)及び(46)が動作し、スイッチ回
路(23)が第1表に従って動作する。
すなわち、水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路
(27a)の出力DCH1は、水平方向輝度信号非相関エネル
ギー抽出回路(28)の出力DYHと共に、加算回路(75)
に入力される。加算回路(75)は水平方向色信号非相関
エネルギー抽出回路(27a)の出力DCH1と、水平方向輝
度信号非相関エネルギー抽出回路(28)の出力DYHと、
を加算し、水平方向非相関エネルギーDH1として比較回
路(45)に出力する。
また、水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路(27
b)の出力DCH2は、乗算回路(37)により定数bが乗ぜ
られた後に、最大値回路(40)に入力される。また、最
大値回路(40)には、水平方向輝度信号非相関エネルギ
ー抽出回路(28)の出力DYHに乗算回路(38)により定
数aが乗ぜられた値も入力される。
最大値回路(40)は、b・DCH2とa・DYHを比較し、
最大値を求め、水平方向非相関エネルギーDH2として、
乗算回路(43)を介して比較回路(46)に出力する。乗
算回路(43)は、水平方向非相関エネルギーDH2に定数
mを乗ずる。
一方、垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路(29
a)の出力DCV1及び垂直方向輝度信号非相関エネルギー
抽出回路(30)の出力DYVは、加算回路(76)に入力さ
れる。加算回路(76)は、両者を加算して、垂直方向非
相関エネルギーDV1として比較回路(46)に出力する。
また、垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路(29
b)の出力DCV2及び垂直方向輝度信号非相関エネルギー
抽出回路(30)の出力DYVは、それぞれ乗算回路(35)
及び(36)を介して最大値回路(41)に供給される。乗
算回路(35)及び(36)は、DCV2及びDYVに定数d及び
cを乗ずる。最大値回路(41)は、両者を比較して最大
値を求め、得られる最大値max(d・DCV2,c・DYV)を垂
直方向非相関エネルギーDV2として出力する。この垂直
方向非相関エネルギーDV2は、乗算回路(44)により定
数nを乗じ、比較回路(45)に入力される。
比較回路(46)は、 m・DH2≦DV1 の場合、垂直方向の相関が弱いとしてハイレベルの信号
(114)を判定回路(47)に出力する。逆に、 m・DH2>DV1 の場合、垂直方向の相関が強いとしてローレベルの信号
(114)を判定回路(47)に出力する。
比較回路(45)は、 n・DV2≦DH1 の場合、水平方向の相関が弱いとしてハイレベルの信号
(115)を判定回路(47)に出力する。逆に、 n・DV2<DH1 の場合、水平方向の相関が強いとしてローレベルの信号
(115)を判定回路(47)に出力する。
従って、この実施例においても、スイッチ回路(23)
が第1表に従って動作することになり、前述のような効
果を得ることができる。
なお、上記実施例では水平走査周波数に同期した色副
搬送波の4倍の周波数で複合カラーテレビジョン信号を
標本化するようにしたが、標本点が画面上で格子状に並
ぶような方法であれば、色副搬送波の4倍に限らず、他
の周波数で標本化を行うようにしてもよい。
また、上記実施例で用いたディジタルフィルタは一例
であり、例えば、フィルタの次数を多く構成してもよ
い。
また、上記実施例ではNTSC方式の輝度信号色信号分離
フィルタについて述べていたが、第1図における1ライ
ン遅延回路(13)、(14)を、第17図のように2ライン
遅延回路(79)、(80)としPAL方式に応用してもよ
い。
さらに、上記実施例では各ディジタルフィルタがFIR
フィルタであったが、これはIIRフィルタとして構成し
てもよい。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、複合カラーテレビ
ジョン信号の垂直方向と水平方向の画像の非相関の度合
いを非相関エネルギーにて定量的に評価し、その相互比
較の結果に応じ、色信号抽出用のフィルタを使い分ける
ように構成したので、輝度信号と色信号の相互のチャン
ネルへの漏れの影響を減少させることができ、ドット妨
害やクロスカラーを軽減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例に係る輝度信号色信号分
離フィルタの構成を示すブロック図、第2図は、この実
施例における画像相関判定回路の構成を示すブロック
図、第3図は、この実施例における判定回路の構成を示
すブロック図、第4図は、この実施例における水平方向
色信号非相関エネルギー抽出回路の構成を示すブロック
図、第5図は、この実施例における水平方向輝度信号非
相関エネルギー抽出回路の構成を示すブロック図、第6
図は、この実施例における垂直方向色信号非相関エネル
ギー抽出回路の構成を示すブロック図、第7図は、この
実施例における垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出
回路の構成を示すブロック図、第8図は、本発明の第2
実施例に係る輝度信号色信号分離フィルタにおける画像
相関判定回路の構成を示すブロック図、第9図は、本発
明の第3実施例に係る輝度信号色信号分離フィルタにお
ける画像相関判定回路の構成を示すブロック図、第10図
は、本発明の第4実施例に係る輝度信号色信号分離フィ
ルタにおける画像相関判定回路の構成を示すブロック
図、第11図は、本発明の第5実施例に係る輝度信号色信
号分離フィルタにおける画像相関判定回路の構成を示す
ブロック図、第12図は、本発明の第7実施例に係る輝度
信号色信号分離フィルタにおける画像相関判定回路の構
成を示すブロック図、第13図は、本発明の第6実施例に
係る輝度信号色信号分離フィルタにおける画像相関判定
回路の構成を示すブロック図、第14図は、本発明の第8
実施例に係る輝度信号色信号分離フィルタにおける画像
相関判定回路の構成を示すブロック図、第15図は、本発
明の第9実施例に係る輝度信号色信号分離フィルタにお
ける画像相関判定回路の構成を示すブロック図、第16図
は、本発明の第10実施例に係る輝度信号色信号分離フィ
ルタにおける画像相関判定回路の構成を示すブロック
図、第17図は、本発明の第11実施例に係る輝度信号色信
号分離フィルタの構成を示すブロック図、第18図は、従
来における輝度信号色信号分離フィルタの一例構成を示
すブロック図、第19図は、信号系列の画面上での配列を
示す図である。 図において、(12)はA/D変換器、(13)、(14)は1
ライン遅延回路、(16)は垂直方向色信号抽出フィル
タ、(17)は水平垂直方向色信号抽出フィルタ、(18)
は画像相関判定回路、(19)は水平方向色信号抽出フィ
ルタ、(23)はスイッチ回路、(27)は水平方向色信号
非相関エネルギー抽出回路、(28)は水平方向輝度信号
非相関エネルギー抽出回路、(29)は垂直方向色信号非
相関エネルギー抽出回路、(30)は垂直方向輝度信号非
相関エネルギー抽出回路、(47)は判定回路である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複合カラーテレビジョン信号を所定ライン
    数だけ遅延させ第1の遅延複合カラーテレビジョン信号
    として出力する第1の遅延回路と、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号を第1の遅延回
    路と同じライン数だけ遅延させ第2の遅延複合カラーテ
    レビジョン信号として出力する第2の遅延回路と、 複合カラーテレビジョン信号、第1の遅延複合カラーテ
    レビジョン信号及び第2の遅延複合カラーテレビジョン
    信号の3種類の複合カラーテレビジョン信号から、垂直
    方向の色副搬送波の成分に相当する周波数成分を抽出し
    て第1の色信号として出力する垂直方向色信号抽出フィ
    ルタと、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号から水平方向の
    色副搬送波の成分に相当する周波数成分を抽出して第2
    の色信号として出力する水平方向色信号抽出フィルタ
    と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から垂直方向
    及び水平方向の色副搬送波の成分に相当する周波数成分
    を抽出して第3の色信号として出力する水平垂直方向色
    信号抽出フィルタと、 第1、第2及び第3の色信号のいずれかを選択的に出力
    する色信号選択手段と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号に基づき垂直
    方向と水平方向の相関を比較判定し、判定結果に応じ第
    1の色信号、第2の色信号、又は第3の色信号を、色信
    号選択手段から出力させる画像相関判定回路と、 を備える輝度信号色信号分離フィルタにおいて、 画像相関判定回路が、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号から水平方向の
    主に色信号の非相関の度合いを示す水平方向色信号非相
    関エネルギーを抽出する水平方向色信号非相関エネルギ
    ー抽出回路と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から水平方向
    の主に輝度信号の非相関の度合いを示す水平方向輝度信
    号非相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出回路と、 複合カラーテレビジョン信号及び第2の遅延複合カラー
    テレビジョン信号から垂直方向の主に色信号の非相関の
    度合いを示す垂直方向色信号非相関エネルギーを抽出す
    る垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から垂直方向
    の主に輝度信号の非相関の度合いを示す垂直方向輝度信
    号非相関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出回路と、 水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第1の最大
    値回路と、 水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第2の最大
    値回路と、 垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第3の最大
    値回路と、 垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第4の最大
    値回路と、 第1の最大値回路の出力値と、第3の最大値回路の出力
    値回路の出力値に所定の係数を乗じた値と、を比較し、
    前者が大の場合には水平方向の相関が弱い旨の、後者が
    大の場合には水平方向の相関が強い旨の、信号を出力す
    る第1の比較回路と、 第2の最大値回路の出力値に所定の係数を乗じた値と、
    第4の最大値回路の出力値と、を比較し、前者が大の場
    合には垂直方向の相関が強い旨の、後者が大の場合には
    垂直方向の相関が弱い旨の、信号を出力する第2の比較
    回路と、 第1の比較回路及び第2の比較回路の出力信号を取り込
    み、水平方向の相関及び垂直方向の相関のそれぞれの強
    弱を判定して、垂直方向の相関が弱い場合には第2の色
    信号を、水平方向の相関が弱く垂直方向の相関が強い場
    合には第1の色信号を、水平方向及び垂直方向の相関が
    いずれも強い場合には第3の色信号を、それぞれ色信号
    選択手段から出力させる判定回路と、 を備えることを特徴とする輝度信号色信号分離フィル
    タ。
  2. 【請求項2】複合カラーテレビジョン信号を所定ライン
    数だけ遅延させ第1の遅延複合カラーテレビジョン信号
    として出力する第1の遅延回路と、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号を第1の遅延回
    路と同じライン数だけ遅延させ第2の遅延複合カラーテ
    レビジョン信号として出力する第2の遅延回路と、 複合カラーテレビジョン信号、第1の遅延複合カラーテ
    レビジョン信号及び第2の遅延複合カラーテレビジョン
    信号の3種類の複合カラーテレビジョン信号から、垂直
    方向の色副搬送波の成分に相当する周波数成分を抽出し
    て第1の色信号として出力する垂直方向色信号抽出フィ
    ルタと、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号から水平方向の
    色副搬送波の成分に相当する周波数成分を抽出して第2
    の色信号として出力する水平方向色信号抽出フィルタ
    と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から垂直方向
    及び水平方向の色副搬送波の成分に相当する周波数成分
    を抽出して第3の色信号として出力する水平垂直方向色
    信号抽出フィルタと、 第1、第2及び第3の色信号のいずれかを選択的に出力
    する色信号選択手段と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号に基づき垂直
    方向と水平方向の相関を比較判定し、判定結果に応じ第
    1、第2又は第3の色信号を、色信号選択手段から出力
    させる画像相関判定回路と、 を有する輝度信号色信号分離フィルタにおいて、 画像相関判定回路が、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から水平方向
    の主に色信号の非相関の度合いを示す第1の水平方向色
    信号非相関エネルギーを抽出する第1の水平方向色信号
    非相関エネルギー抽出回路と、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号から水平方向の
    主に色信号の非相関の度合いを示しかつ第1の水平方向
    色信号非相関エネルギーと異なる内容の第2の水平方向
    色信号非相関エネルギーを抽出する第2の水平方向色信
    号非相関エネルギー抽出回路と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から水平方向
    の主に輝度信号の非相関の度合いを示す水平方向輝度信
    号非相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出回路と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から垂直方向
    の主に色信号の非相関の度合いを示す第1の垂直方向色
    信号非相関エネルギーを抽出する第1の垂直方向色信号
    非相関エネルギー抽出回路と、 複合カラーテレビジョン信号及び第2の遅延複合カラー
    テレビジョン信号から垂直方向の主に色信号の非相関の
    度合いを示しかつ第1の垂直方向色信号非相関エネルギ
    ーと異なる内容の第2の垂直方向色信号非相関エネルギ
    ーを抽出する第2の垂直方向色信号非相関エネルギー抽
    出回路と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から垂直方向
    の主に輝度信号の非相関の度合いを示す垂直方向輝度信
    号非相関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出回路と、 第1の水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の
    係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第1
    の最大値回路と、 第2の水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の
    係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第2
    の最大値回路と、 第1の垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の
    係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第3
    の最大値回路と、 第2の垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の
    係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第4
    の最大値回路と、 第1の最大値回路の出力値と、第4の最大値回路の出力
    値に所定の係数を乗じた値と、を比較し、前者が大の場
    合には水平方向の相関が弱い旨の、後者が大の場合には
    水平方向の相関が強い旨の、信号を出力する第1の比較
    回路と、 第2の最大値回路の出力値に所定の係数を乗じた値と、
    第3の最大値回路の出力値と、を比較し、前者が大の場
    合には垂直方向の相関が強い旨の、後者が大の場合には
    垂直方向の相関が弱い旨の、信号を出力する第2の比較
    回路と、 第1の比較回路及び第2の比較回路の出力信号を取り込
    み、水平方向の相関及び垂直方向の相関のそれぞれの強
    弱を判定して、垂直方向の相関が弱い場合には第2の色
    信号を、水平方向の相関が弱く垂直方向の相関が強い場
    合には第1の色信号を、水平方向及び垂直方向の相関が
    いずれも強い場合には第3の色信号を、それぞれ色信号
    選択手段から出力させる判定回路と、 を備えることを特徴とする輝度信号色信号分離フィル
    タ。
  3. 【請求項3】複合カラーテレビジョン信号を所定ライン
    数だけ遅延させ第1の遅延複合カラーテレビジョン信号
    として出力する第1の遅延回路と、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号を第1の遅延回
    路と同じライン数だけ遅延させ第2の遅延複合カラーテ
    レビジョン信号として出力する第2の遅延回路と、 複合カラーテレビジョン信号、第1の遅延複合カラーテ
    レビジョン信号及び第2の遅延複合カラーテレビジョン
    信号の3種類の複合カラーテレビジョン信号から、垂直
    方向の色副搬送波の成分に相当する周波数成分を抽出し
    第1の色信号として出力する垂直方向色信号抽出フィル
    タと、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号から水平方向の
    色副搬送波の成分に相当する周波数成分を抽出し第2の
    色信号として出力する水平方向色信号抽出フィルタと、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から垂直方向
    及び水平方向の色副搬送波の成分に相当する周波数成分
    を抽出し第3の色信号として出力する水平垂直方向色信
    号抽出フィルタと、 第1、第2及び第3の色信号のうちいずれかを選択的に
    出力する色信号選択手段と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号に基づき垂直
    方向と水平方向の相関を比較判定し、判定結果に応じ第
    1、第2又は第3の色信号を、色信号選択手段から出力
    させる画像相関判定回路と、 を有する輝度信号色信号分離フィルタにおいて、 画像相関判定回路が、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号から水平方向の
    主に色信号の非相関の度合いを示す水平方向色信号非相
    関エネルギーを抽出する水方向色信号非相関エネルギー
    抽出回路と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から水平方向
    の主に輝度信号の非相関の度合いを示す水平方向輝度信
    号非相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出回路と、 複合カラーテレビジョン信号及び第2の遅延複合カラー
    テレビジョン信号から垂直方向の主に色信号の非相関の
    度合いを示す垂直方向色信号非相関エネルギーを抽出す
    る垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から垂直方向
    の主に輝度信号の非相関の度合いを示す垂直方向輝度信
    号非相関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出回路と、 水平方向色信号非相関エネルギーと水平方向輝度信号非
    相関エネルギーとを加算して出力する第1の加算回路
    と、 垂直方向色信号非相関エネルギーと垂直方向輝度信号非
    相関エネルギーとを加算して出力する第2の加算回路
    と、 第1の加算回路の出力値と、第2の加算回路の出力値に
    所定の係数を乗じた値と、を比較し、前者が大の場合に
    は水平方向の相関が弱旨の、後者が大の場合には水平方
    向の相関が強い旨の、信号を出力する第1の比較回路
    と、 第1の加算回路の出力値に所定の係数を乗じた値と、第
    2の加算回路の出力値と、を比較し、前者が大の場合に
    は垂直方向の相関が強い旨の、後者が大の場合には垂直
    方向の相関が弱い旨の、信号を出力する第2の比較回路
    と、 第1の比較回路及び第2の比較回路の出力信号を取り込
    み、水平方向の相関及び垂直方向の相関のそれぞれの強
    弱を判定して、垂直方向の相関が弱い場合には第2の色
    信号を、水平方向の相関が弱く垂直方向の相関が強い場
    合には第1の色信号を、水平方向及び垂直方向の相関が
    いずれも強い場合には第3の色信号を、 それぞれ色信号選択手段から出力させる判定回路と、 を備えることを特徴とする輝度信号色信号分離フィル
    タ。
  4. 【請求項4】複合カラーテレビジョン信号を所定ライン
    数だけ遅延させ第1の遅延複合カラーテレビジョン信号
    として出力する第1の遅延回路と、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号を第1の遅延回
    路と同じライン数だけ遅延させ第2の遅延複合カラーテ
    レビジョン信号として出力する第2の遅延回路と、 複合カラーテレビジョン信号、第1の遅延複合カラーテ
    レビジョン信号及び第2の遅延複合カラーテレビジョン
    信号の3種類の複合カラーテレビジョン信号から、垂直
    方向の色副搬送波の成分に相当する周波数成分を抽出し
    第1の色信号として出力する垂直方向色信号抽出フィル
    タと、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号から水平方向の
    色副搬送波の成分に相当する周波数成分を抽出し第2の
    色信号として出力する水平方向色信号抽出フィルタと、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から垂直方向
    及び水平方向の色副搬送波の成分に相当する周波数成分
    を抽出して第3の色信号として出力する水平垂直方向色
    信号抽出フィルタと、 第1、第2及び第3の色信号のいずれかを選択的に出力
    する色信号選択手段と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号に基づき垂直
    方向と水平方向の相関を比較判定し、判定結果に応じ第
    1、第2又は第3の色信号を、色信号選択手段から出力
    させる画像相関判定回路と、 を有する輝度信号色信号分離フィルタにおいて、 画像相関判定回路が、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号から水平方向の
    主に色信号の非相関の度合いを示す水平方向色信号非相
    関エネルギーを抽出する水平方向色信号非相関エネルギ
    ー抽出回路と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から水平方向
    の主に輝度信号の非相関の度合いを示す水平方向輝度信
    号非相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出回路と、 複合カラーテレビジョン信号及び第2の遅延複合カラー
    テレビジョン信号から垂直方向の主に色信号の非相関の
    度合いを示す垂直方向色信号非相関エネルギーを抽出す
    る垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から垂直方向
    の主に輝度信号の非相関の度合いを示す垂直方向輝度信
    号非相関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出回路と、 水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第1の最大
    値回路と、 水平方向色信号非相関エネルギーと水平方向輝度信号非
    相関エネルギーとを加算して出力する第1の加算回路
    と、 垂直方向色信号非相関エネルギーと垂直方向輝度信号非
    相関エネルギーとを加算して出力する第2の加算回路
    と、 垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第2の最大
    値回路と、 第1の加算回路の出力値と、第2の最大値回路の出力値
    に所定の係数を乗じた値と、を比較し、前者が大の場合
    には水平方向の相関が弱い旨の、後者が大の場合には水
    平方向の相関が強い旨の、信号を出力する第1の比較回
    路と、 第1の最大値回路の出力値に所定の係数を乗じた値と、
    第2の加算回路の出力値と、を比較し、前者が大の場合
    には垂直方向の相関が強い旨の、後者が大の場合には垂
    直方向の相関が弱い旨の、信号を出力する第2の比較回
    路と、 第1の比較回路及び第2の比較回路の出力信号を取り込
    み、水平方向の相関及び垂直方向の相関のそれぞれの強
    弱を判定して、垂直方向の相関が弱い場合には第2の色
    信号を、水平方向の相関が弱く垂直方向の相関が強い場
    合には第1の色信号を、水平方向及び垂直方向の相関が
    いずれも強い場合には第3の色信号を、それぞれ色信号
    選択手段から出力させる判定回路と、 を備えることを特徴とする輝度信号色信号分離フィル
    タ。
  5. 【請求項5】複合カラーテレビジョン信号を所定ライン
    数だけ遅延させ第1の遅延複合カラーテレビジョン信号
    として出力する第1の遅延回路と、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号を第1の遅延回
    路と同じライン数だけ遅延させ第2の遅延複合カラーテ
    レビジョン信号として出力する第2の遅延回路と、 複合カラーテレビジョン信号、第1の遅延複合カラーテ
    レビジョン信号及び第2の遅延複合カラーテレビジョン
    信号の3種類の複合カラーテレビジョン信号から、垂直
    方向の色副搬送波の成分に相当する周波数成分を抽出し
    第1の色信号として出力する垂直方向色信号抽出フィル
    タと、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号から水平方向の
    色副搬送波の成分に相当する周波数成分を抽出し第2の
    色信号として出力する水平方向色信号抽出フィルタと、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から垂直方向
    及び水平方向の色副搬送波の成分に相当する周波数成分
    を抽出し第3の色信号として出力する水平垂直方向色信
    号抽出フィルタと、 第1、第2及び第3の色信号いのいずれかを選択的に出
    力する色信号選択手段と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号に基づき垂直
    方向と水平方向の相関を比較判定し、判定結果に応じ第
    1の色信号、第2の色信号、又は第3の色信号を、色信
    号選択手段から出力させる画像相関判定回路と、 を備える輝度信号色信号分離フィルタにおいて、 画像相関判定回路が、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号から水平方向の
    主に色信号の非相関の度合いを示す水平方向色信号非相
    関エネルギーを抽出する水平方向色信号非相関エネルギ
    ー抽出回路と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から水平方向
    の主に輝度信号の非相関の度合いを示す水平方向輝度信
    号非相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出回路と、 複合カラーテレビジョン信号及び第2の遅延複合カラー
    テレビジョン信号から垂直方向の主に色信号の非相関の
    度合いを示す垂直方向色信号非相関エネルギーを抽出す
    る垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から垂直方向
    の主に輝度信号の非相関の度合いを示す水平方向輝度信
    号非相関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出回路と、 水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第1の最大
    値回路と、 水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第2の最大
    値回路と、 垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値とを加算して出力する加算回路と、 垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第3の最大
    値回路と、 第1の最大値回路の出力値と、加算回路の出力値に所定
    の係数を乗じた値と、を比較し、前者が大の場合には水
    平方向の相関が弱い旨の、後者が大の場合には水平方向
    の相関が強い旨の、信号を出力する第1の比較回路と、 第2の最大値回路の出力値に所定の係数を乗じた値と、
    第3の最大値回路の出力値と、を比較し、前者が大の場
    合には垂直方向の相関が強い旨の、後者が大の場合には
    垂直方向の相関が弱い旨の、信号を出力する第2の比較
    回路と、 第1の比較回路及び第2の比較回路の出力信号を取り込
    み、水平方向の相関及び垂直方向の相関のそれぞれの強
    弱を判定して、垂直方向の相関が弱い場合には第2の色
    信号を、水平方向の相関が弱く垂直方向の相関が強い場
    合には第1の色信号を、水平方向及び垂直方向の相関が
    いずれも強い場合には第3の色信号を、それぞれ色信号
    選択手段から出力させる判定回路と、 を備えることを特徴とする輝度信号色信号分離フィル
    タ。
  6. 【請求項6】複合カラーテレビジョン信号を所定ライン
    数だけ遅延させ第1の遅延複合カラーテレビジョン信号
    として出力する第1の遅延回路と、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号を第1の遅延回
    路と同じライン数だけ遅延させ第2の遅延複合カラーテ
    レビジョン信号として出力する第2の遅延回路と、 複合カラーテレビジョン信号、第1の遅延複合カラーテ
    レビジョン信号及び第2の遅延複合カラーテレビジョン
    信号の3種類の複合カラーテレビジョン信号から、垂直
    方向の色副搬送波の成分に相当する周波数成分を抽出し
    第1の色信号として出力する垂直方向色信号抽出フィル
    タと、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号から水平方向の
    色副搬送波の成分に相当する周波数成分を抽出し第2の
    色信号として出力する水平方向色信号抽出フィルタと、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から垂直方向
    及び水平方向の色副周波数の成分に相当する周波数成分
    を抽出し第3の色信号として出力する水平垂直方向色信
    号抽出フィルタと、 第1、第2及び第3の色信号のいずれかを選択的に出力
    する色信号選択手段と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号に基づき垂直
    方向と水平方向の相関を比較判定し、判定結果に応じ第
    1、第2又は第3の色信号を、色信号選択手段から出力
    させる画像相関判定回路と、 を有する輝度信号色信号分離フィルタにおいて、 画像相関判定回路が、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から水平方向
    の主に色信号の非相関の度合いを示す第1の水平方向色
    信号非相関エネルギーを抽出する第1の水平方向色信号
    非相関エネルギー抽出回路と、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号から水平方向の
    主に色信号の非相関の度合いを示しかつ第1の水平方向
    色信号非相関エネルギーと異なる内容の第2の水平方向
    色信号非相関エネルギーを抽出する第2の水平方向色信
    号非相関エネルギー抽出回路と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から水平方向
    に主に輝度信号の非相関の度合いを示す水平方向輝度信
    号非相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出回路と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から垂直方向
    の主に輝度信号の非相関の度合いを示す第1の垂直方向
    色信号非相関エネルギーを抽出する第1の垂直方向色信
    号非相関エネルギー抽出回路と、 複合カラーテレビジョン信号及び第2の遅延複合カラー
    テレビジョン信号から垂直方向の主に色信号の非相関の
    度合いを示しかつ第1の垂直方向色信号非エネルギーと
    異なる内容の第2の垂直方向色信号非相関エネルギーを
    抽出する第2の垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回
    路と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から垂直方向
    の主に輝度信号の非相関の度合いを示す垂直方向輝度信
    号非相関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出回路と、 第1の水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の
    係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第1
    の最大値回路と、 第2の水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の
    係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第2
    の最大値回路と、 第1の垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の
    係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第3
    の最大値回路と、 第2の垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の
    係数を乗じた値とを加算し出力する加算回路と、 第1の最大値回路の出力値と、加算回路の出力値に所定
    の係数を乗じた値と、を比較し、前者が大の場合には水
    平方向の相関が弱い旨の、後者が大の場合には水平方向
    の相関が強い旨の、信号を出力する第1の比較回路と、 第2の最大値回路の出力値に所定の係数を乗じた値と、
    第3の最大値回路の出力値と、を比較し、前者が大の場
    合には垂直方向の相関が強い旨の、後者が大の場合には
    垂直方向の相関が弱い旨の、信号を出力する第2の比較
    回路と、 第1の比較回路及び第2の比較回路の出力信号を取り込
    み、水平方向の相関及び垂直方向の相関のそれぞれの強
    弱を判定して、垂直方向の相関が弱い場合には第2の色
    信号を、水平方向の相関が弱く垂直方向の相関が強い場
    合には第1の色信号を、水平方向及び垂直方向の相関が
    いずれも強い場合には第3の色信号を、それぞれ色信号
    選択手段から出力させる判定回路と、 を備えることを特徴とする輝度信号色信号分離フィル
    タ。
  7. 【請求項7】複合カラーテレビジョン信号を所定ライン
    数だけ遅延させ第1の遅延複合カラーテレビジョン信号
    として出力する第1の遅延回路と、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号を第1の遅延回
    路と同じライン数だけ遅延させ第2の遅延複合カラーテ
    レビジョン信号として出力する第2の遅延回路と、 複合カラーテレビジョン信号、第1の遅延複合カラーテ
    レビジョン信号及び第2の遅延複合カラーテレビジョン
    信号の3種類の複合カラーテレビジョン信号から、垂直
    方向の色副搬送波の成分に相当する周波数成分を抽出し
    て第1の色信号として出力する垂直方向色信号抽出フィ
    ルタと、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号から水平方向の
    色副搬送波の成分に相当する周波数成分を抽出して第2
    の色信号として出力する水平方向色信号抽出フィルタ
    と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から垂直方向
    及び水平方向の色副搬送波の成分に相当する周波数成分
    を抽出して第3の色信号として出力する水平垂直方向色
    信号抽出フィルタと、 第1、第2及び第3の色信号のいずれかを選択的に出力
    する色信号選択手段と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号に基づき垂直
    方向と水平方向の相関を比較判定し、判定結果に応じ第
    1、第2又は第3の色信号を色信号選択手段から出力さ
    せる画像相関判定回路と、 を有する輝度信号色信号分離フィルタにおいて、 画像相関判定回路が、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号から水平方向の
    主に色信号の非相関の度合いを示す水平方向色信号非相
    関エネルギーを抽出する水平方向色信号非相関エネルギ
    ー抽出回路と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から水平方向
    に主に輝度信号の非相関の度合いを示す水平方向輝度信
    号非相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出回路と、 複合カラーテレビジョン信号及び第2の遅延複合カラー
    テレビジョン信号から垂直方向の主に色信号の非相関の
    度合いを示す垂直方向色信号非相関エネルギーを抽出す
    る垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から垂直方向
    の主に輝度信号の非相関の度合いを示す垂直方向輝度信
    号非相関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出回路と、 水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第1の最大
    値回路と、 水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値とを加算して出力する加算回路と、 垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値とを加算し、より大の値を出力する第2の最大
    値回路と、 垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第3の最大
    値回路と、 第1の最大値回路の出力値と、第2の最大値回路の出力
    値に所定の係数を乗じた値と、を比較し、前者が大の場
    合には水平方向の相関が弱い旨の、後者が大の場合には
    水平方向の相関が強い旨の、信号を出力する第1の比較
    回路と、 加算回路の出力値に所定の係数を乗じた値と、第3の最
    大値回路の出力値と、を比較し、前者が大の場合には垂
    直方向の相関が強い旨の、後者が大の場合には垂直方向
    の相関が弱い旨の、信号を出力する第2の比較回路と、 第1の比較回路及び第2の比較回路の出力信号を取り込
    み、水平方向の相関及び垂直方向の相関のそれぞれの強
    弱を判定して、垂直方向の相関が弱い場合には第2の色
    信号を、水平方向の相関が弱く垂直方向の相関が強い場
    合には第1の色信号を、水平方向及び垂直方向の相関が
    いずれも強い場合には第3の色信号を、それぞれ色信号
    選択手段から出力させる判定回路と、 を備えることを特徴とする輝度信号色信号分離フィル
    タ。
  8. 【請求項8】複合カラーテレビジョン信号を所定ライン
    数だけ遅延させ第1の遅延複合カラーテレビジョン信号
    として出力する第1の遅延回路と、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号を第1の遅延回
    路と同じライン数だけ遅延させ第2の遅延複合カラーテ
    レビジョン信号として出力する第2の遅延回路と、 複合カラーテレビジョン信号、第1の遅延複合カラーテ
    レビジョン信号及び第2の遅延複合カラーテレビジョン
    信号の3種類の複合カラーテレビジョン信号から、垂直
    方向の色副搬送波の成分に相当する周波数成分を抽出し
    第1の色信号として出力する垂直方向色信号抽出フィル
    タと、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号から水平方向の
    色副搬送波の成分に相当する周波数成分を抽出し第2の
    色信号として出力する水平方向色信号抽出フィルタと、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から垂直方向
    及び水平方向の色副搬送波の成分に相当する周波数成分
    を抽出し第3の色信号として出力する水平垂直方向色信
    号抽出フィルタと、 第1、第2及び第3の色信号のいずれかを選択的に出力
    する色信号選択手段と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号に基づき垂直
    方向と水平方向の相関を比較判定し、判定結果に応じ第
    1、第2又は第3の色信号を、色信号選択手段から出力
    させる画像相関判定回路と、 を有する輝度信号色信号分離フィルタにおいて、 画像相関判定回路が、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から水平方向
    の主に色信号の非相関の度合いを示す水平方向色信号非
    相関エネルギーを抽出する第1の水平方向色信号非相関
    エネルギー抽出回路と、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号から水平方向の
    主に色信号の非相関の度合いを示しかつ第1の水平方向
    色信号非相関エネルギーと異なる内容の第2の水平方向
    色信号非相関エネルギーを抽出する第2の水平方向色信
    号非相関エネルギー抽出回路と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から水平方向
    の主に輝度信号の非相関の度合いを示す水平方向輝度信
    号非相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出回路と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から垂直方向
    の主に色信号の非相関の度合いを示す第1の垂直方向色
    信号非相関エネルギーを抽出する第1の垂直方向色信号
    非相関エネルギー抽出回路と、 複合カラーテレビジョン信号及び第2の遅延複合カラー
    テレビジョン信号から垂直方向の主に色信号の非相関の
    度合いを示しかつ第1の垂直方向色信号非相関エネルギ
    ーと異なる内容の第2の垂直方向色信号非相関エネルギ
    ーを抽出する第2の垂直方向色信号非相関エネルギー抽
    出回路と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から垂直方向
    の主に輝度信号の非相関の度合いを示す垂直方向輝度信
    号非相関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出回路と、 第1の水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の
    係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第1
    の最大値回路と、 第2の水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の
    係数を乗じた値とを加算して出力する加算回路と、 第1の垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の
    係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第2
    の最大値回路と、 第2の垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の
    係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第3
    の最大値回路と、 第1の最大値回路の出力値と、第3の最大値回路の出力
    値に所定の係数を乗じた値と、を比較し、前者が大の場
    合には水平方向の相関が弱い旨の、後者が大の場合には
    水平方向の相関が強い旨の、信号を出力する第1の比較
    回路と、 加算回路の出力値に所定の係数を乗じた値と、第2の最
    大値回路の出力値と、を比較し、前者が大の場合には垂
    直方向の相関が強い旨の、後者が大の場合には垂直方向
    の相関が弱い旨の、信号を出力する第2の比較回路と、 第1の比較回路及び第2の比較回路の出力信号を取り込
    み、水平方向の相関及び垂直方向の相関のそれぞれの強
    弱を判定して、垂直方向の相関が弱い場合には第2の色
    信号を、水平方向の相関が弱く垂直方向の相関が強い場
    合には第1の色信号を、水平方向及び垂直方向の相関が
    いずれも強い場合には第3の色信号を、それぞれ色信号
    選択手段から出力させる判定回路と、 を備えることを特徴とする輝度信号色信号分離フィル
    タ。
  9. 【請求項9】複合カラーテレビジョン信号を所定ライン
    数だけ遅延させ第1の遅延複合カラーテレビジョン信号
    として出力する第1の遅延回路と、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号を第1の遅延回
    路と同じライン数だけ遅延させ第2の遅延複合カラーテ
    レビジョン信号として出力する第2の遅延回路と、 複合カラーテレビジョン信号、第1の遅延複合カラーテ
    レビジョン信号及び第2の遅延複合カラーテレビジョン
    信号の3種類の複合カラーテレビジョン信号から、垂直
    方向の色副搬送波の成分に相当する周波数成分を抽出し
    第1の色信号として出力する垂直方向色信号抽出フィル
    タと、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号から水平方向の
    色副搬送波の成分に相当する周波数成分を抽出し第2の
    色信号として出力する水平方向色信号抽出フィルタと、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から垂直方向
    及び水平方向の色副搬送波の成分に相当する周波数成分
    を抽出し第3の色信号として出力する水平垂直方向色信
    号抽出フィルタと、 第1、第2及び第3の色信号のいずれかを選択的に出力
    する色信号選択手段と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号に基づき垂直
    方向と水平方向の相関を比較判定し、判定結果に応じ第
    1、第2又は第3の色信号を、色信号選択手段から出力
    させる画像相関判定回路と、 を有する輝度信号色信号分離フィルタにおいて、 画像相関判定回路が、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から水平方向
    の主に色信号の非相関の度合いを示す第1の水平方向色
    信号非相関エネルギーを抽出する第1の水平方向色信号
    非相関エネルギー抽出回路と、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号から水平方向の
    主に色信号の非相関の度合いを示しかつ第1の水平方向
    色信号非相関エネルギーと異なる内容の第2の水平方向
    色信号非相関エネルギーを抽出する第2の水平方向色信
    号非相関エネルギー抽出回路と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から水平方向
    の主に輝度信号の非相関の度合いを示す水平方向輝度信
    号非相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出回路と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から垂直方向
    の主に色信号の非相関の度合いを示す第1の垂直方向色
    信号非相関エネルギーを抽出する第1の垂直方向色信号
    非相関エネルギー抽出回路と、 複合カラーテレビジョン信号及び第2の遅延複合カラー
    テレビジョン信号から垂直方向の主に色信号の非相関の
    度合いを示しかつ第1の垂直方向色信号非相関エネルギ
    ーと異なる内容の第2の垂直方向色信号非相関エネルギ
    ーを抽出する第2の垂直方向色信号非相関エネルギー抽
    出回路と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から垂直方向
    の主に輝度信号の非相関の度合いを示す垂直方向輝度信
    号非相関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出回路と、 第1の水平方向色信号非相関エネルギーと水平方向輝度
    信号非相関エネルギーとを加算して出力する第1の加算
    回路と、 第2の水平方向色信号非相関エネルギーと水平方向輝度
    信号非相関エネルギーとを加算して出力する第2の加算
    回路と、 第1の垂直方向色信号非相関エネルギーと垂直方向輝度
    信号非相関エネルギーとを加算して出力する第3の加算
    回路と、 第2の垂直方向色信号非相関エネルギーと垂直方向輝度
    信号非相関エネルギーとを加算して出力する第4の加算
    回路と、 第2の加算回路の出力に所定の係数を乗じた値と、第3
    の加算回路の出力と、を比較し、前者が大の場合には垂
    直方向の相関が強い旨の、後者が大の場合には垂直方向
    の相関が弱い旨の、信号を出力する第1の比較回路と、 第1の加算回路の出力と、第4の加算回路の出力に所定
    の係数を乗じた値と、を比較し、前者が大の場合には水
    平方向の相関が弱い旨の、後者が大の場合には水平方向
    の相関が強い旨の、信号を出力する第2の比較回路と、 第1の比較回路及び第2の比較回路の出力信号を取り込
    み、水平方向の相関及び垂直方向の相関のそれぞれの強
    弱を判定して、垂直方向の相関が弱い場合には第2の色
    信号を、水平方向の相関が弱く垂直方向の相関が強い場
    合には第1の色信号を、水平方向及び垂直方向の相関が
    いずれも強い場合には第3の色信号を、それぞれ色信号
    選択手段から出力させる判定回路と、 を備えることを特徴とする輝度信号色信号分離フィル
    タ。
  10. 【請求項10】複合カラーテレビジョン信号を所定ライ
    ン数だけ遅延させ第1の遅延複合カラーテレビジョン信
    号として出力する第1の遅延回路と、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号を第1の遅延回
    路と同じライン数だけ遅延させ第2の遅延複合カラーテ
    レビジョン信号として出力する第2の遅延回路と、 複合カラーテレビジョン信号、第1の遅延複合カラーテ
    レビジョン信号及び第2の遅延複合カラーテレビジョン
    信号の3種類の複合カラーテレビジョン信号から、垂直
    方向の色副搬送波の成分に相当する周波数成分を抽出し
    第1の色信号として出力する垂直方向色信号抽出フィル
    タと、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号から水平方向の
    色副搬送波の成分に相当する周波数成分を抽出し第2の
    色信号として出力する水平方向色信号抽出フィルタと、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から垂直方向
    及び水平方向の色副搬送波の成分に相当する周波数成分
    を抽出し第3の色信号として出力する水平垂直方向色信
    号抽出フィルタと、 第1、第2及び第3の色信号のいずれかを選択的に出力
    する色信号選択手段と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号に基づき垂直
    方向と水平方向の相関を比較判定し、判定結果に応じ第
    1、第2又は第3の色信号を色信号選択手段から出力さ
    せる画像相関判定回路と、 を有する輝度信号色信号分離フィルタにおいて、 画像相関判定回路が、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から水平方向
    の主に色信号の非相関の度合いを示す第1の水平方向色
    信号非相関エネルギーを抽出する第1の水平方向色信号
    非相関エネルギー抽出回路と、 第1の遅延複合カラーテレビジョン信号から水平方向の
    主に色信号の非相関の度合いを示しかつ第1の水平方向
    色信号非相関エネルギーと異なる内容の第2の水平方向
    色信号非相関エネルギーを抽出する第2の水平方向色信
    号非相関エネルギー抽出回路と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から水平方向
    の主に輝度信号の非相関の度合いを示す水平方向輝度信
    号非相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出回路と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から垂直方向
    の主に色信号の非相関の度合いを示す第1の垂直方向色
    信号非相関エネルギーを抽出する第1の垂直方向色信号
    非相関エネルギー抽出回路と、 複合カラーテレビジョン信号及び第2の遅延複合カラー
    テレビジョン信号から垂直方向の主に色信号の非相関の
    度合いを示しかつ第1の垂直方向色信号非相関エネルギ
    ーと異なる内容の第2の垂直方向色信号非相関エネルギ
    ーを抽出する第2の垂直方向色信号非相関エネルギー抽
    出回路と、 前記3種類の複合カラーテレビジョン信号から垂直方向
    の主に輝度信号の非相関の度合いを示す垂直方向輝度信
    号非相関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出回路と、 第1の水平方向色信号非相関エネルギーと水平方向輝度
    信号非相関エネルギーとを加算して出力する第1の加算
    回路と、 第2の水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値と、水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定
    の係数を乗じた値と、を比較し、より大の値を出力する
    第1の最大値回路と、 第1の垂直方向色信号非相関エネルギーと垂直方向輝度
    信号非相関エネルギーとを加算して出力する第2の加算
    回路と、 第2の垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値と、垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定
    の係数を乗じた値と、を比較し、より大の値を出力する
    第2の最大値回路と、 第1の最大値回路の出力に所定の係数を乗じた値と、第
    2の加算回路の出力と、を比較し、前者が大の場合には
    垂直方向の相関が強い旨の、後者が大の場合には垂直方
    向の相関が弱い旨の、信号を出力する第1の比較回路
    と、 第1の加算回路の出力と、第2の最大値回路の出力に所
    定の係数を乗じた値と、を比較し、前者が大の場合には
    水平方向の相関が弱い旨の、後者が大の場合には水平方
    向の相関が強い旨の、信号を出力する第2の比較回路
    と、 第1の比較回路及び第2の比較回路の出力信号を取り込
    み、水平方向の相関及び垂直方向の相関のそれぞれの強
    弱を判定して、垂直方向の相関が弱い場合には第2の色
    信号を、水平方向の相関が弱く垂直方向の相関が強い場
    合には第1の色信号を、水平方向及び垂直方向の相関が
    いずれも強い場合には第3の色信号を、それぞれ色信号
    選択手段から出力させる判定回路と、 を備えることを特徴とする輝度信号色信号分離フィル
    タ。
  11. 【請求項11】水平走査周波数に同期した周波数で標本
    化された複合映像信号を遅延させて注目標本点及びその
    周辺の複数の参照標本点の標本値を同時に抽出する手段
    と、 抽出された各標本点の標本値から少なくとも2種類の非
    平行な方向の色副搬送波の成分に相当する周波数成分を
    抽出することにより、少なくとも2種類の非平行な方向
    の色信号を得る手段と、 得られた少なくとも2種類の非平行な方向の色信号のい
    ずれかを色信号選択信号に応じて選択的に出力する色信
    号選択手段と、 各標本点の標本値から画像の水平方向の相関及び垂直方
    向の相関を検出し、色信号選択信号を色信号選択手段に
    供給する画像相関判定手段と、 を有し、 画像相関判定手段が、 各標本点の標本値から、水平方向の輝度信号の非相関の
    度合いを水平方向輝度信号非相関エネルギーとして、水
    平方向の色信号の非相関の度合いを水平方向色信号非相
    関エネルギーとして、垂直方向の輝度信号の非相関の度
    合いを垂直方向輝度信号非相関エネルギーとして、垂直
    方向の色信号の非相関の度合いを垂直方向色信号非相関
    エネルギーとして、それぞれ検出する手段と、 検出された各非相関エネルギー同士を比較することで複
    数の比較信号を生成する手段と、 生成された比較信号の値に応じて色信号選択信号を発生
    させる手段と、 を備えることを特徴とする輝度信号色信号分離フィル
    タ。
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