JP2669581B2 - ポジチブ調のレジスト像の形成方法 - Google Patents

ポジチブ調のレジスト像の形成方法

Info

Publication number
JP2669581B2
JP2669581B2 JP4305898A JP30589892A JP2669581B2 JP 2669581 B2 JP2669581 B2 JP 2669581B2 JP 4305898 A JP4305898 A JP 4305898A JP 30589892 A JP30589892 A JP 30589892A JP 2669581 B2 JP2669581 B2 JP 2669581B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
acid
group
radiation
poly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4305898A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05232707A (ja
Inventor
ニコラス・ジエフリーズ・クレカク
ウイラード・アール・コンレー
ラニー・ワイ−リン・クウオン
リーオウ・ロレンス・ラインハン
スコツト・アーサー・マクドナルド
ハーバンズ・シング・サクデブ
フーベルト・シユローサー
カールトン・グラント・ウイルソン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Publication of JPH05232707A publication Critical patent/JPH05232707A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2669581B2 publication Critical patent/JP2669581B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/038Macromolecular compounds which are rendered insoluble or differentially wettable
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/039Macromolecular compounds which are photodegradable, e.g. positive electron resists
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/26Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
    • G03F7/265Selective reaction with inorganic or organometallic reagents after image-wise exposure, e.g. silylation

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は乾式現像可能な、表面像形成性フ
ォトレジスト組成物によってリソグラフパターンを作成
するための方法に関するものである。
【0002】
【背景技術】マイクロエレクトロニクスデバイス中にさ
らに高い回路密度を得ることは、エレクトロニクス業界
における継続的な要望であった。このようなデバイスに
対する基本的な標準に合致するのに必要なさらに高い集
積度を達成するために、フォトレジストフィルム中のリ
ソグラフパターンの解像性を強化する、リソグラフ技術
の改良が行われてきた。
【0003】求電子芳香置換により架橋化する水性塩基
現像可能なフォトレジスト組成物は、Reck氏他によりSP
IE Regional Technical Conference on Photopolymers,
63(1988)で開示されている。これらの処方には3種の
構成成分を有することを特徴とし、これには(a)ポリ
(4−ヒドロキシスチレン)またはノボラックのような
芳香系の部位で、これは求電子芳香置換を受け易く、そ
してイオン化した条件下に現像をされるものである、
(b)酸と反応して求電子体、すなわちカルボカチオン
を生成しうる安定な物質でこの前駆体はアリールメチロ
ールのアセテートである、そして(c)トリフェニルス
ルホニウムヘキサフルオロアンチモネートのようなオニ
ウム塩である光−酸生成剤が含まれている。
【0004】露光により、このレジストフィルムの露光
された領域中に分散された強酸からなる潜像が形成され
る。露光後このフィルムを簡単に焼付けると、潜像求電
子体のアセテート基は酸開裂してベンジル系のカルボカ
チオンを生成し、これは直ちに周囲のフェノール樹脂と
反応して新しい炭素−炭素結合を形成する。この新しい
炭素−炭素結合の形成は樹脂の分子量の増加またはその
架橋化を生じ、これによりその溶解性を根本的に変化さ
せる。うすい塩基中で引き続いて現像するとマスクのネ
ガチブ調の像を与える。(ノボラック樹脂を含んだ系は
深UV光で受け入れ難い高濃度を示すといわれてい
る)。
【0005】Schellekens氏他はProc. SPIE 1086, 220
(1989)においては、ジアゾキノンノボラックレジストと
ポリ(ビニルフェノール)レジストの気相シリル化と乾
式現像とを含む単層レジスト系が開示されており、ノボ
ラックの場合AZ−保護被覆(AZ−Protective Coati
ng)したノボラックが用いられ、架橋化剤としては2,
6−ビス(ヒドロキシメチル)−4−t−ブチル−1−
ヒドロキシベンゼンが用いられ、そして深UV増感剤と
してはジフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスフェ
ートが用いられている。ポリ(ビニルフェノール)の場
合、架橋化剤としてはヘキサメトキシメチルメラミンが
用いられ、そして増感剤としては2(4−フェニル−フ
ェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−ト
リアジンが用いられている。
【0006】この論文の著者らは、ノボラックの場合と
ポリ(ビニルフェノール)の場合の両方で、架橋結合は
エステル化のメカニズムにより生ずるという立場をとっ
ている。架橋化の場所はポリマー鎖上のヒドロキシ基で
ある。この論文はさらにシリル化剤として、ヘキサメチ
ルジシラザンおよびトリメチルシリルジメチルアミンの
両方を使用するレジストのシリル化を記載している。
【0007】Chiong氏他の米国特許第4,613,398
号は選択的な露光をしたレジスト材料の、有機金属材料
の選択的な浸透により耐エッチング性レジストを形成す
る方法に関するものである。その具体例で、この選択的
な浸透は重合体分子の架橋化により、重合体の分子量を
増加させそしてその浸透性を低下させることにより行な
われている。光架橋化可能な代表的な重合体はヒドロキ
シ、カルボニル、フェノール、アミンおよびイミド性N
Hのような官能基を有するものである。これらの重合体
にはノボラック樹脂、レゾール類、エポキサイド類およ
びアジド基とポリビニルフェノールを含む重合体が含ま
れ、付加的な架橋化はおそらく多官能単量体および2重
結合とエポキシ基を含むプレポリマーを通じてのもので
あろう。
【0008】Allen氏他の米国特許第4,810,601
号は、フィルムの表面にだけ画像を転写するレジストフ
ィルムにおける表面画像の形成に関するものであり、そ
れによるとこの有機金属試薬に対しより透過性であるか
またはより反応性であるフィルムの表面部分でのみ有機
金属試薬で引き続き処理することにより2層または多層
系に相当する構造を得る。この開示は、本質的には重合
体鎖から開放されたとき有機金属材料と反応するための
部位を与えるような酸活性くり返し懸垂基を有する材料
に関する。
【0009】1991年7月25日出願のAllen氏他の
米国特許出願第07/735,420号は、フィルムの
実質的な部分を像形成用放射線が通過するのを防止する
ためフォトレジスト組成物中に不透明な色素を導入する
ことによる表面像形成レジスト系と、シリル化剤による
像形成したフィルムの処理とこの処理をしたフィルムの
乾式現像でネガチブ調のレジスト像を形成させる、化学
的に増幅したフォトレジスト系の変換方法に関するもの
である。
【0010】
【発明の要点】本発明は、 (a) (i)求電子芳香置換に対して樹脂を活性化する
官能基を有するフィルム−形成性の芳香系重合体樹脂、
(ii)酸との反応に際してカルボニウムイオンを形成す
る酸触媒性の架橋化剤、および(iii)像形成用の放射
線を吸収するようにした放射線分解可能な酸発生剤とか
ら構成され、架橋化の際、この組成物は未架橋の領域に
おけるよりも架橋化した領域中でさらに高度に稠密度化
され、そして有機金属試薬の吸収に対する浸透性が小さ
くなるようなフィルムにより基体を塗布し; (b) このフィルムを中−または深−UV放射線に像露
光して、フィルムの露光部分における樹脂を稠密度化
し; (c) 前記フィルムを有機金属試薬と接触させて、未露
光の浸透性のさらに大きな領域中に有機金属化剤を吸収
させ;そして (d) 反応性イオンによりこのフィルムをエッチングし
てポジチブのレジストパターンを得る 各工程からなる基体上にポジチブ調のレジスト像を生成
するための方法に関するものである。
【0011】本発明の好ましい具体例において形成され
るカルボニウムイオンはベンジルカルボニウムイオンで
ある。
【0012】本発明の別の具体例においては芳香系色素
をこの組成物中に含有させることができる。
【0013】本発明のさらに詳細な内容は以下の説明と
添付の図面により示される。
【0014】
【発明の具体的な説明】本発明は、 (a) (i)求電子芳香置換に対して樹脂を活性化する
官能基を有するフィルム−形成性の芳香系重合体樹脂、
(ii)酸との反応に際してカルボニウムイオンを形成す
る酸触媒性の架橋化剤、および(iii)像形成用の放射
線を吸収するようにした放射線分解可能な酸発生剤とか
ら構成され、架橋化の際、この組成物は未架橋の領域に
おけるよりも架橋化した領域中でさらに高度に稠密度化
され、そして有機金属試薬の吸収に対する浸透性が小さ
くなるようなフィルムにより基体を塗布し; (b) このフィルムを中−または深−UV放射線に像露
光して、フィルムの露光部分における樹脂を稠密度化
し; (c) 前記フィルムを有機金属試薬と接触させて、未露
光の浸透性のさらに大きな領域中に有機金属化剤を吸収
させ;そして (d) 反応性イオンによりこのフィルムをエッチングし
てポジチブのレジストパターンを得る 各工程からなる基体上にポジチブ調のレジスト像を生成
するための方法に関するものである。
【0015】本発明方法の第1工程において、シリコ
ン、シリコンオキサイド、シリコンナイトライドまたは
ガリウムアルゼナイドのような適当な基体は、適切な溶
剤中に溶解したレジスト組成物からなるフィルムにより
塗布される。
【0016】芳香系重合体樹脂は、好ましくは求電子芳
香置換に対して芳香環を活性化する、フェノール性ヒド
ロキシ基である官能基を有している。このような芳香系
重合体樹脂の代表的なものは、ポリヒドロキシスチレン
またはノボラック樹脂のような活性化した環状系であ
る。これらの材料には、それらの共重合体類も含めて、
ポリ(ヒドロキシスチレン)、ポリ(ヒドロキシスチレ
ン−コ−t−ブチロキシカルボニルオキシスチレン)、
ポリ(ヒドロキシスチレン−コ−ヒドロキシメチルスチ
レン)、ポリ(ヒドロキシスチレン−コ−アセトキシメ
チルスチレン)、アルキル置換ポリビニルフェノールお
よびノボラック樹脂類たとえばクレゾールノボラック、
エチルフェノールノボラック、キシレノールノボラック
などを含むものとみなすべきである。
【0017】酸触媒性の架橋化剤はカルボニウムイオン
の前駆体である。好ましいカルボニウムイオンはベンジ
ルカルボニウムイオン、つまりフェニルメチル形のもの
であり、そして1個所以上のカルボニウムイオンの場所
を前駆体上に存在させることができる。酸と反応してカ
ルボニウムイオンを形成する代表的な官能基は、ベンジ
ルアセテートタイプの構造におけるアセテート基であ
る。芳香環は重合体鎖の1部であることかでき、そして
またカルボニウムイオンの形成と安定性とを促すような
置換基を有していてもよい。しかしながら、この置換基
は最終的なレジスト処方物の像形成特性と安定性とに両
立するものでなければならない。好ましい置換基にはヒ
ドロキシ(−OH)、低級アルキル(好ましくは−CH
3)および置換低級アルキル(好ましくは−CH2OAc
であるが、ここでOAcはアセテート基である)などが
含まれる。
【0018】架橋化剤は多官能芳香系重合体が含まれ、
これは酸と反応してベンジルカルボニウムイオンを形成
する。この重合体は各芳香環上に官能前駆基を有する必
要はない。好ましい重合体の構造はポリアセトキシメチ
ルスチレンとその共重合体である。もっとも好ましい共
重合体はポリ(アセトキシメチルスチレン−コ−ヒドロ
キシスチレン)重合体である。パラ配向のものが好まし
く、またヒドロキシスチレン対アセトキシメチルスチレ
ンの比は4:1である。
【0019】有用な単量体の架橋化剤はジアセトキシメ
チルフェノール単量体の形のものである。フェノール性
のヒドロキシ基に対してオルソ位置にアセトキシメチル
基を有することがカルボニウムイオンの安定化を促すこ
とが認められた。好ましい単量体カルボニウムイオン前
駆体には2,6−ジアセトキシメチル−p−クレゾー
ル、2,6−ジアセトキシメチルフェノール、2,2′,
6,6′−テトラアセトキシメチル−ビスフェノールA
およびトリアセトキシメジチレンが含まれる。
【0020】本発明で使用するのに適した光酸発生剤に
は放射線分解可能な酸発生剤(ときとしてフォトアシッ
ドとして知られている)が含まれる。これらのフォトア
シッドには放射線に露光すると強酸を生ずる、金属およ
び非金属のオニウム塩と非金属のスルホン酸前駆体が含
まれる。代表的なオニウム塩はジアリールヨードニウム
およびトリアリールスルホニウム塩である。これらのフ
ォトアシッドにはジフェニルヨードニウムヘキサフルオ
ロアルゼネート、ジ(t−ブチルフェニル)ヨードニウ
ムヘキサフルオロアルゼネート、ジフェニルヨードニウ
ムヘキサフルオロアンチモネート、ジ(t−ブチルフェ
ニル)ヨードニウムヘキサフルオロアンチモネート、ジ
フェニルヨードニウムトリフレート、ジ(t−ブチルフ
ェニル)ヨードニウムトリフレート、トリフェニルスル
ホニウムヘキサフルオロアンチモネート、トリ(t−ブ
チルフェニル)スルホニウムヘキサフルオロアンチモネ
ート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアルゼ
ネート、トリ(t−ブチルフェニル)スルホニウムヘキ
サフルオロアルゼネート、トリフェニルスルホニウムヘ
キサフルオロホスフェート、トリ(t−ブチルフェニ
ル)スルホニウムヘキサフルオロホスフェート、トリフ
ェニルスルホニウムトリフレートおよびトリ(t−ブチ
ルフェニル)スルホニウムトリフレートが含まれる。
【0021】放射線に露光する際に強酸を発生する非金
属性のスルホン酸前駆体は以下の形のN−スルホニルオ
キシイミド
【化1】 ここで、Rは−CF、−CFCF、−CFCF
H、)−(CF−Zよりなる群から選ばれ、そ
の際n=1〜4、ZはH、アルキル、アリールであり;
【化2】 ここでm=1〜5であり、またXとYとは(1)1個ま
たはそれ以上のヘテロ原子を有することのできる環式環
または多環式環を形成し、(2)融合した芳香環を形成
し、(3)独立してH、アルキルまたはアリールであっ
てもよく、(4)別のスルホニルオキシイミドを有する
残基と結合することもでき、あるいは(5)重合体鎖ま
たは骨格と結合することもできる。
【0022】フィルムはまた工程中のフィルム上に入射
する実質上すべての像形成用の中−および深−UV放射
線を、それが基体に到達する前に吸収するように作用す
る芳香系色素を含むことができる。本発明の方法で使用
する像形成用の中−および深−UV放射線は、好ましく
約200〜約370nmの波長を有するものである。適当
な色素にはフェノキシメチルアントラセン、アントラセ
ンメタノール、9,10−ジフェニルアントラセンおよ
びフェナントラセンとビフェニル誘導体が含まれる。
【0023】本発明方法の第2工程において、フィルム
は中−または深−UV放射線に像露光され、フィルムの
露光された部分の芳香系重合体を稠密度化する。適当な
放射線源には水銀、重水素のような各種アーク燈または
エキシマ−レーザー光源などが含まれる。
【0024】本発明方法の第3工程において、フィルム
は液相または気相の有機金属化剤と接触させる。この有
機金属化剤の金属部分の好ましいものにはシリコン、す
ず、ゲルマニウムおよびチタニウムが含まれる。好まし
い有機金属化合物はオルガノシリコンとオルガノすずと
であり、たとえばジメチルアミノトリメチルシラン、ヘ
キサメチルジシラザン、トリメチルシリルクロライド、
トリメチルスタンニルクロライドおよび1,1,3,3,
5,5−ヘキサメチルシクロトリシラザンが含まれる。
この他の有機金属化剤も当業者には知られていよう。
【0025】レジストフィルムの未架橋部分は有機金属
化合物を吸収して、フィルムにO2反応性イオンエッチ
ングに耐性を与える。
【0026】本発明方法の最終工程は、ポジチブ調に乾
式現像された画像を得るためのフィルムの反応性イオン
エッチングからなり、エッチング方法、エッチング剤お
よび装置は従来から良く知られている。本発明において
エッチング用のプラズマはO2プラズマであるのが好ま
しい。
【0027】以下の各実施例は本発明の方法の調製方法
と使用とを詳細に説明するものである。この詳細な調製
法は前で一般的に記載した方法の範囲内に入るものであ
り、そして例示するためのものである。この各実施例は
例示のためだけに示されたものであり、発明の範囲を制
限ないし限定することを意図したものではない。
【0028】実施例1 約8個のp−ヒドロキシスチレン基と約2個のp−アセ
トキシメチルスチレン基とを有するポリ(p−ヒドロキ
シスチレン−コ−p−アセトキシメチルスチレン)2.
0gとトリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアルゼ
ネート0.10gとを、プロピレングリコールモノメチ
ルエーテルアセテート(PMA)中固体分18重量%を
有するフォトレジストとなるように処方した。このフォ
トレジスト混合物はシリコンウエハー上に4,000rpm
でスピンコートして厚さ1.0μmの塗膜を形成させ、
この塗布済みウエハーを熱板上で4分間90℃でベーク
した。この塗布したウエハーをUV−2モードで操作中
のパーキンエルマー社のマイクラライン500を用い
て、16mJ/cm2の深−UV放射線に露光した。露光済
みウエハーを120℃で3分間熱板上でベークした。
【0029】この露光済みのウエハーはついで200ト
ルのジメチルアミノトリメチルシランを用い70℃で5
分間シリル化をした。このシリル化したウエハーをレリ
ーフ像のO2プラズマ現像のために、プラズマ−サーム
(Plasma-Therm)平行板反応性イオンエッチング機に入
れた。エッチングの条件は、RF出力150W、O2
0 SCCM、20mトルおよびエッチング時間30分
である。この実施例で生成されたレリーフ像を図1に示
す。この処方物の254nmにおける感度とコントラスト
は図2に示すように、それぞれ約3mJ/cm2および9と
測定された。
【0030】実施例2 レジストフィルム中にとり入れられるシリコンの量はシ
リル化の温度により強く影響を受ける。シリル化温度と
露光量の関数としてのシリコンのとり入れを測定するた
めにIR分光を使用して検討した。この実施例におい
て、実施例1のレジスト処方物をNaCl基体上にスピ
ンコートし、そしてベークした。この塗布済みの基体を
4つに分割し、第1のものは5mJ/cm2に露光し、第2
のものは10mJ/cm2、第3のものは16mJ/cm2に露光
し、そして第4のものは露光をしなかった。ウエハーは
120℃で4分間ベークし、そして各種の反応温度にお
いて200トルで5分間ジメチルアミノトリメチルシラ
ンによりシラン化した。図3に、シリル化の%(IR分
光で測定して)は温度とともに増加し、UV露光量とと
もに減少するのが示されている。
【0031】実施例3 この実施例は現像したレリーフ像の画質に及ぼすシリル
化温度の影響を示す。この試験で、処方物は5インチ
(12.7cm)のシリコンウエハー上に塗布し、実施例
1と2で前述したようにして処理した。処理条件はシリ
ル化の温度を70℃から100℃に変更したこと以外は
同じであった。図4で見られるように、シリル化の際の
温度が高ければ高い程レリーフ像の画質の劣化が大きく
なる。
【0032】実施例4 実施例1のレジスト組成物に不透明化剤の9−フェノキ
シメチルアントラセンを加えることにより、表面像形成
性レジストを調製した。この系の組成物は次のとおりで
ある:ポリ(p−ヒドロキシスチレン−コ−p−アセト
キシメチルスチレン)17%(wt/wt)、9−フェノキ
シメチルアントラセン0.9%(wt/wt)、トリフェニ
ルスルホニウムトリフルオロメチルスルホネート0.9
%(wt/wt)、そしてプロピレングリコールモノメチル
エーテルアセテート(PMA)81.2%(wt/wt)。
このフォトレジスト組成物をシリコンウエハー上に30
00rpmでスピンコートして厚さ0.8μmの塗膜を形成
させた。コーティング済みのウエハーを90℃で1分間
ベークし、ついで248nmで7nm幅の帯域パスフィルタ
ーで作動する、ウルトラテック社の1Xステップ−アン
ド−リピート機(X−248Eモデル)を使用し3.5m
J/cm2の深−UV光で露光した。
【0033】次いで、露光したウエハーをモナーク社の
シングルウエハーシリル化機中で、200トルのジメチ
ルアミノトリメチルシランを使用し70℃で2分間シリ
ル化をした。シリル化したウエハーをマテリアルズリサ
ーチ社製の強化プラズマエッチング機(#MIE 71
0モデル)に移した。エッチング条件は次のとおりであ
った:RF出力1kW、O2 10 SCCM、1.0mト
ル、そしてエッチング時間1.2分間。ウエハーを6:
1の緩衝HFですすぎ、ついで水ですすいで少量の基体
残留物を除去した。図5はこの方法で生成したレリーフ
像を示す。
【0034】実施例5 2,6−ジアセトキシメチル−p−クレゾールの調製
は、2当量のホルムアルデヒドとp−クレゾールの反応
により2,6−ジヒドロキシメチル−p−クレゾールを
形成させ、さらに酢酸中硫酸と無水酢酸で処理してジア
セテート(ジエステル)を形成させることにより、定量
的に行なった。
【0035】このジアセテートは以下のようにフォトレ
ジスト処方物中に配合された:ポリ(p−ヒドロキシス
チレン)14.40%(w/w)、2,6−ジアセトキシ
メチル−p−クレゾール1.00%(wt/wt)、9−ア
ントラセンメタノール1.15%(w/w)、プロピレ
ングリコールメチルエーテルアセテート81.99%
(w/w)そしてMDT(トリフルオロメチルスルホニ
ルオキシ−ビシクロ−〔2.2.1〕−ヘプト−5−エン
−2,3−ジカルボキシイミド)1.44%(w/w)で
あり、ここでMDTは1989年3月14日出願の米国
特許出願第07/322,848に開示された非金属性
スルホン酸前駆体であって、この内容は本出願中に組入
れられている。このフォトレジスト処方物をシリコンウ
エハー上にスピンコートして厚さ1.1μmの塗膜を形
成させた。コーティングしたウエハーを90℃で1分間
ベークし、ついでキャノン社製の0.37NAエキシマ
−ステップアンドリピート機を使用し、248nm光の
4.0mJ/cm2で露光した。このウエハーを次に110℃
の熱板上で12秒間後露光焼付けをした。
【0036】ついでウエハーをモナーク150シングル
ウエハーシリル化機で、100トルのジメチルアミノト
リメチルシランを使用して60℃で3分間シリル化し
た。シリル化したウエハーをアプライドマテリアル社製
のAME5000磁気強化プラズマエッチング機でエッ
チングした。エッチング条件は次のとおりであった:R
F出力500W、O2 20 SCCM、50mトル、6
0ガウスで90秒間。エッチング残留物は7:1のBH
F中に10秒間漬けついで水ですすぐことによりウエハ
ーからとり除いた(図6)。365nmでの像形成をGC
A 0.45NAステップアンドリピート機を使用してこ
のレジスト系について行なった。像形成には20mJ/cm
2の露光量が用いられた(図7)。
【0037】本発明を特定の具体例について説明をした
がこれは限定と解されるべきものではなく、本発明の精
神と範囲から逸脱することなく各種の具体化、変形およ
び変更をなし得ることは明らかであり、このような均等
の具体化も本発明の範囲内に含むことを意図するもので
ある。
【0038】以上、本発明を詳細に説明したが、本発明
はさらに次の実施態様によってこれを要約して示すこと
ができる。
【0039】1)(a) (i)求電子芳香置換化に対し
て樹脂を安定化して活性化する官能基を有するフィルム
−形成性の芳香系重合体樹脂、(ii)酸との反応に際し
てカルボニウムイオンを形成する酸触媒性の架橋化剤、
および(iii)像形成用放射線を吸収するようにした放
射線分解可能な酸発生剤とから構成され、架橋化の際、
この組成物は未架橋の領域におけるよりも架橋化した領
域中でさらに高度に稠密度化され、そして有機金属試薬
の吸収に対する浸透性が小さくなるようなフィルムによ
り基体を塗布し; (b) このフィルムを中−または深−UV放射線に像露
光して、フィルムの露光部分の樹脂を稠密度化し; (c) 前記フィルムを有機金属試薬と接触させて、未露
光の浸透性のさらに大きな領域に有機金属化剤を吸収さ
せ;そして (d) 反応性イオンによりこのフィルムをエッチングし
てポジチブのレジストパターンを得る 各工程からなる基体上にポジチブ調のレジスト像を生成
する方法。
【0040】2) 形成されるカルボニウムイオンがベ
ンジルカルボニウムイオンである、前項1に記載の方
法。 3) 有機金属試薬が液体状または気体状である、前項
1に記載の方法。 4) 有機金属試薬がオルガノシリコン、オルガノす
ず、オルガノゲルマニウムおよびオルガノチタニウム化
合物よりなる群から選ばれる前項3に記載の方法。 5) 有機金属試薬がジメチルアミノトリメチルシラ
ン、ヘキサメチルジシラザン、トリメチルシリルクロラ
イド、トリメチルスタンニルクロライドおよび1,1,
3,3,5,5−ヘキサメチルシクロトリシラザンであ
る、前項4に記載の方法。
【0041】6) 芳香系重合体樹脂の官能基がフェノ
ール性のヒドロキシル基である、前項1に記載の方法。 7) 芳香系重合体樹脂がポリ(ヒドロキシスチレ
ン)、ポリ(ヒドロキシスチレン−コ−t−ブチロキシ
カルボニルオキシスチレン)、ポリ(ヒドロキシスチレ
ン−コ−ヒドロキシメチルスチレン)、ポリ(ヒドロキ
シスチレン−コ−アセトキシメチルスチレン)およびノ
ボラック樹脂よりなる群から選ばれる、前項1に記載の
方法。 8) ノボラック樹脂がアルキルフェノールホルムアル
デヒド縮合生成物である、前項7に記載の方法。 9) アルキルフェノールホルムアルデヒド縮合生成物
がクレゾールノボラック、エチルフェノールノボラック
およびキシレノールノボラックよりなる群から選ばれ
る、前項8に記載の方法。
【0042】10) 酸との反応に際してベンジルカル
ボニウムイオンを形成する酸で触媒される架橋化剤が多
官能単量体である、前項1に記載の方法。 11) 多官能単量体が2,6−ジアセトキシメチル−
p−クレゾール、2,6−ジアセトキシフェノール、2,
2′,6,6′−テトラアセトキシメチル−ビスフェノー
ルAおよびトリアセトキシメシチレンよりなる群から選
ばれる、前項10に記載の方法。 12) 酸との反応に際してベンジルカルボニウムイオ
ンを形成する酸で触媒される架橋化剤が多官能重合体で
ある、前項1に記載の方法。 13) 多官能重合体がアセトキシメチルスチレンおよ
びその共重合体よりなる群から選ばれる、前項12に記
載の方法。
【0043】14) 多官能重合体がp−ヒドロキシス
チレンとp−アセトキシメチルスチレンとの共重合体で
あり、p−ヒドロキシスチレン:p−アセトキシメチル
スチレンの分子比が約4:1である、前項13に記載の
方法。 15) 像形成用放射線を吸収するようにした放射線分
解可能な酸発生剤が、放射線の露光に際し強酸を発生す
る、金属および非金属のオニウム塩と非金属性のスルホ
ン酸前駆体よりなる群から選ばれる、前項1に記載の方
法。 16) オニウム塩がジアリールヨードニウム塩類とト
リアリールスルホニウム塩類よりなる群から選ばれる、
前項15に記載の方法。 17) ジアリールヨードニウム塩がジアリールヨード
ニウムのヘキサフルオロアルゼネート、ヘキサフルオロ
アンチモネートおよびトリフレートよりなる群から選ば
れる、前項16に記載の方法。
【0044】18) ジアリールヨードニウムのヘキサ
フルオロアルゼネート、ヘキサフルオロアンチモネート
およびトリフレートが、ジフェニルヨードニウムヘキサ
フルオロアルゼネート、ジ(t−ブチルフェニル)ヨー
ドニウムヘキサフルオロアルゼネート、ジフェニルヨー
ドニウムヘキサフルオロアンチモネート、ジ(t−ブチ
ルフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロアンチモネー
ト、ジフェニルヨードニウムトリフレートおよびジ(t
−ブチルフェニル)ヨードニウムトリフレートよりなる
群から選ばれる、前項17に記載の方法。 19) トリアリールスルホニウム塩がトリアルキルス
ルホニウムのヘキサフルオロアンチモネート、ヘキサフ
ルオロアルゼネート、ヘキサフルオロホスフェートおよ
びトリフレートよりなる群から選ばれる、前項16に記
載の方法。
【0045】20) トリアルキルスルホニウムのヘキ
サフルオロアンチモネート、ヘキサフルオロアルゼネー
ト、ヘキサフルオロホスフェートおよびトリフレート
が、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモ
ネート、トリ(t−ブチルフェニル)スルホニウムヘキ
サフルオロアンチモネート、トリフェニルスルホニウム
ヘキサフルオロアルゼネート、トリ(t−ブチルフェニ
ル)スルホニウムヘキサフルオロアルゼネート、トリフ
ェニルスルホニウムヘキサフルオロホスフェート、トリ
(t−ブチルフェニル)スルホニウムヘキサフルオロホ
スフェート、トリフェニルスルホニウムトリフレートお
よびトリ(t−ブチルフェニル)スルホニウムトリフレ
ートよりなる群から選ばれる、前項19に記載の方法。
【0046】21) 非金属性のスルホン酸前駆体が以
下の式の形のN−スルホニルオキシイミド類である、前
項15に記載の方法。
【化3】 ここで、Rは−CF、−CFCF、−CFCF
H、−(CH−Zよりなる群から選ばれ、n=
1〜4、ZはH)アルキル、アリール、
【化4】 でm=1〜5であり、またここで、XとYとは(1)1
個またはそれ以上のヘテロ原子を有することができる環
式環または多環式環を形成し、(2)縮合した芳香環を
形成し、(3)独立してH、アルキルまたはアリールで
あってもよく、(4)別のスルホニルオキシイミド基を
有する残基と結合することができるか、あるいは(5)
重合体鎖または骨格と結合することができるかのいずれ
かとなるものである。
【0047】22) 像形成中にフィルム上に入射する
実質上すべての像形成用電磁放射線を吸収する芳香系色
素の効果量をさらに含有する、前項1に記載の方法。 23) 芳香系色素がニトロスチルベンおよびアントラ
センまたはビフェニルよりなる群から選ばれる、前項2
2に記載の方法。 24) アントラセンがフェノキシメチルアントラセ
ン、アントラセンメタノール、9,10−ジフェニルア
ントラセンおよびフェナントラセンよりなる群から選ば
れる、前項23に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】AおよびBは本発明方法により作成された像を
示す顕微鏡写真である。
【図2】本発明方法の感度とコントラストとの関係を示
す図である。
【図3】処理温度の関数としてのシリル化%を示す図で
ある。
【図4】シリル化温度の関数としての像崩壊の比較を示
す顕微鏡写真であり、A〜Dはシリル化温度70℃、8
0℃、90℃および100℃の結果をそれぞれ示す。
【図5】着色したフォトレジストを用いて作成した像の
形状を示す顕微鏡写真である。
【図6】AおよびBは単量体の架橋化剤を使用したフォ
トレジストの深−UV像形成を示す顕微鏡写真である。
【図7】AおよびBは単量体の架橋化剤を使用したフォ
トレジストのi−線形形成を示す顕微鏡写真である。
フロントページの続き (72)発明者 ウイラード・アール・コンレー アメリカ合衆国ニユーヨーク州12518. コーンウオール.チヤデエインアベニユ ー16 (72)発明者 ラニー・ワイ−リン・クウオン アメリカ合衆国ニユーヨーク州12590. ウオツピンガーズフオールズ.マイナド ライブ31 (72)発明者 リーオウ・ロレンス・ラインハン アメリカ合衆国ニユーヨーク州12586. ウオルデン.ワインデイングブルツクド ライブ46 (72)発明者 スコツト・アーサー・マクドナルド アメリカ合衆国カリフオルニア州96128. サンホゼー.ヘスターアベニユー1622 (72)発明者 ハーバンズ・シング・サクデブ アメリカ合衆国ニユーヨーク州12533. ホープウエルジヤンクシヨン.フエアビ ユードライブ23 (72)発明者 フーベルト・シユローサー ドイツ連邦共和国デー−6246グラースフ ツテン.イム・ハイン2 (72)発明者 カールトン・グラント・ウイルソン アメリカ合衆国カリフオルニア州95126. サンホゼー.ユニバーシテイアベニユー 1982 (56)参考文献 特開 昭63−231442(JP,A) 特開 平2−154266(JP,A) 特開 昭63−253356(JP,A) 特開 昭63−24248(JP,A) 特開 昭61−284924(JP,A) 特開 平2−6566(JP,A) 欧州特許出願公開436174(EP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)(i)芳香環求電子置換化に対し
    て樹脂の化学反応性を増大させる官能基を有するフィル
    ム−形成性の芳香族重合体樹脂、 (ii)酸との反応により安定化なベンジルカルボニウ
    ムイオンからなる電子供与性基を生成する酸触媒性の架
    、 (iii)像形成放射線への放射線感受性フィルムの露
    光において酸を生成する放射線で分解可能な酸発生剤、 から構成され、この組成物は、架橋に際して、有機金属
    試薬の吸収に対する浸透性が未架橋領域よりも架橋領域
    において選択的に小さくなる、そのような放射線感受性
    フィルムで基体を塗布する工程; (b)このフィルムを中−または深−UV放射線に像露
    光して、フィルムの露光部分に樹脂の架橋を生起させる
    工程; (c)前記フィルムを有機金属試薬と接触させて、浸透
    性のより大きい未露光領域に有機金属試薬を吸収させる
    工程;および (d)フィルムを反応性イオンによりエッチングして、
    ポジチブのレジストパターンを得る工程; からなる、基体上にポジチブ調のレジスト像を形成する
    方法。
  2. 【請求項2】 芳香族重合体樹脂が、官能性基としてフ
    ェノール性水酸基を有し、ポリ(ヒドロキシスチレ
    ン)、ポリ (ヒドロキシスチレン−コ−t−ブチロキ
    シカルボニルオキシスチレン)、ポリ(ヒドロキシスチ
    レン−コ−ヒドロキシメチルスチレン)、ポリ(ヒドロ
    キシスチレン−コ−アセトキシメチルスチレン)および
    ノボラック樹脂よりなる群から選択される請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 酸との反応によりベンジルカルボニウム
    イオンを生成する酸触媒性架橋剤が、2,6−ジアセト
    キシメチル−p−クレゾール、2,6−ジアセトキシメ
    チルフェノール、2,2′,6,6′−テトラアセトキ
    シメチル−ビスフェノールAおよびトリスアセトキシメ
    シチレンよりなる群から選択される多官能性単量体であ
    請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 酸との反応によりベンジルカルボニウム
    イオンを生成する酸触媒性架橋剤が、アセトキシメチル
    スチレンの重合体およびそれらの共重合体 よりなる群か
    ら選択される多官能性重合体である請求項1記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 さらに芳香族系色素の有効量を含有し、
    像形成中にフィルムに入射する全像形成用電磁放射線を
    実質的に吸収する請求項1記載の方法。
JP4305898A 1991-11-22 1992-10-21 ポジチブ調のレジスト像の形成方法 Expired - Fee Related JP2669581B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/796,527 US5322765A (en) 1991-11-22 1991-11-22 Dry developable photoresist compositions and method for use thereof
US796527 1991-11-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05232707A JPH05232707A (ja) 1993-09-10
JP2669581B2 true JP2669581B2 (ja) 1997-10-29

Family

ID=25168399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4305898A Expired - Fee Related JP2669581B2 (ja) 1991-11-22 1992-10-21 ポジチブ調のレジスト像の形成方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5322765A (ja)
EP (1) EP0543762B1 (ja)
JP (1) JP2669581B2 (ja)
DE (1) DE69230684T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015158546A (ja) * 2014-02-21 2015-09-03 富士フイルム株式会社 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、感活性光線性又は感放射線性膜、感活性光線性又は感放射線性膜を備えたマスクブランクス、パターン形成方法、電子デバイスの製造方法、及び電子デバイス

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR960012630B1 (ko) * 1993-08-23 1996-09-23 현대전자산업 주식회사 반도체소자의 미세패턴 형성방법
DE69511141T2 (de) * 1994-03-28 2000-04-20 Wako Pure Chem Ind Ltd Resistzusammensetzung für tiefe Ultraviolettbelichtung
US5705116A (en) * 1994-06-27 1998-01-06 Sitzmann; Eugene Valentine Increasing the useful range of cationic photoinitiators in stereolithography
KR0174316B1 (ko) * 1994-07-05 1999-04-01 모리시다 요이치 미세패턴 형성방법
JPH09230606A (ja) * 1994-07-05 1997-09-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 微細パターン形成方法
JPH08146599A (ja) * 1994-11-24 1996-06-07 Nec Corp 感光性組成物とこれを用いた微細パターン形成方法
JP3579946B2 (ja) * 1995-02-13 2004-10-20 Jsr株式会社 化学増幅型感放射線性樹脂組成物
US5648196A (en) * 1995-07-14 1997-07-15 Cornell Research Foundation, Inc. Water-soluble photoinitiators
US5707783A (en) * 1995-12-04 1998-01-13 Complex Fluid Systems, Inc. Mixtures of mono- and DI- or polyfunctional silanes as silylating agents for top surface imaging
US6136498A (en) * 1996-06-28 2000-10-24 International Business Machines Corporation Polymer-bound sensitizer
US6200726B1 (en) 1996-09-16 2001-03-13 International Business Machines Corporation Optimization of space width for hybrid photoresist
US7147983B1 (en) * 1996-10-07 2006-12-12 Shipley Company, L.L.C. Dyed photoresists and methods and articles of manufacture comprising same
US5976770A (en) * 1998-01-15 1999-11-02 Shipley Company, L.L.C. Dyed photoresists and methods and articles of manufacture comprising same
US6383712B1 (en) 1998-06-05 2002-05-07 International Business Machines Corporation Polymer-bound sensitizer
US7704668B1 (en) * 1998-08-04 2010-04-27 Rohm And Haas Electronic Materials Llc Photoresist compositions and methods and articles of manufacture comprising same
US6280911B1 (en) 1998-09-10 2001-08-28 Shipley Company, L.L.C. Photoresist compositions comprising blends of ionic and non-ionic photoacid generators
US6200728B1 (en) 1999-02-20 2001-03-13 Shipley Company, L.L.C. Photoresist compositions comprising blends of photoacid generators
US7067227B2 (en) 2002-05-23 2006-06-27 Applied Materials, Inc. Sensitized chemically amplified photoresist for use in photomask fabrication and semiconductor processing
US7255970B2 (en) * 2005-07-12 2007-08-14 Az Electronic Materials Usa Corp. Photoresist composition for imaging thick films
KR102306612B1 (ko) 2014-01-31 2021-09-29 램 리써치 코포레이션 진공-통합된 하드마스크 프로세스 및 장치
JP6922770B2 (ja) * 2017-02-22 2021-08-18 信越化学工業株式会社 パターン形成方法
JP2022507368A (ja) 2018-11-14 2022-01-18 ラム リサーチ コーポレーション 次世代リソグラフィにおいて有用なハードマスクを作製する方法
WO2020132281A1 (en) * 2018-12-20 2020-06-25 Lam Research Corporation Dry development of resists
EP3997516A4 (en) * 2019-07-12 2023-08-02 Inpria Corporation STABILIZED INTERFACES OF INORGANIC RADIATION STRUCTURING COMPOSITIONS ON SUBSTRATES
JP7189375B2 (ja) 2020-01-15 2022-12-13 ラム リサーチ コーポレーション フォトレジスト接着および線量低減のための下層

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4371605A (en) * 1980-12-09 1983-02-01 E. I. Du Pont De Nemours And Company Photopolymerizable compositions containing N-hydroxyamide and N-hydroxyimide sulfonates
DE3107109A1 (de) * 1981-02-26 1982-09-09 Hoechst Ag, 6000 Frankfurt Lichtempfindliches gemisch und daraus hergestelltes kopiermaterial
US4810601A (en) * 1984-12-07 1989-03-07 International Business Machines Corporation Top imaged resists
US4613398A (en) * 1985-06-06 1986-09-23 International Business Machines Corporation Formation of etch-resistant resists through preferential permeation
GB8611229D0 (en) * 1986-05-08 1986-06-18 Ucb Sa Forming positive pattern
US4939070A (en) * 1986-07-28 1990-07-03 Brunsvold William R Thermally stable photoresists with high sensitivity
US4863827A (en) * 1986-10-20 1989-09-05 American Hoechst Corporation Postive working multi-level photoresist
NL8700421A (nl) * 1987-02-20 1988-09-16 Philips Nv Werkwijze voor het vervaardigen van een halfgeleiderinrichting.
US4800152A (en) * 1987-03-16 1989-01-24 International Business Machines Corporation Negative resist compositions
JPH026566A (ja) * 1988-06-24 1990-01-10 Mitsubishi Pencil Co Ltd 顔料インク
US5079131A (en) * 1988-08-29 1992-01-07 Shipley Company Inc. Method of forming positive images through organometallic treatment of negative acid hardening cross-linked photoresist formulations
EP0361906A3 (en) * 1988-09-29 1991-05-02 Hoechst Celanese Corporation Method of producing an image reversal negative photoresist having a photo-labile blocked imide
EP0361907A3 (en) * 1988-09-29 1991-05-02 Hoechst Celanese Corporation Photoresist compositions for deep uv image reversal
JPH02127645A (ja) * 1988-11-08 1990-05-16 Fujitsu Ltd ポジ型パターンの形成方法
DE69027799T2 (de) * 1989-03-14 1997-01-23 Ibm Chemisch amplifizierter Photolack
JPH036566A (ja) * 1989-06-02 1991-01-14 Mitsubishi Electric Corp エキシマレーザによるパターン形成方法
JPH0383063A (ja) * 1989-08-28 1991-04-09 Kanto Chem Co Inc パターン形成方法
JPH03152543A (ja) * 1989-10-23 1991-06-28 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 塩基で現像可能なネガ階調ホトレジスト
JPH03154058A (ja) * 1989-11-13 1991-07-02 Fujitsu Ltd シリル化用樹脂組成物および該樹脂組成物を用いたレジストパターンの形成方法
DE3943413A1 (de) * 1989-12-30 1991-07-04 Basf Ag Strahlungsempfindliches gemisch und verfahren zur herstellung von reliefstrukturen

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015158546A (ja) * 2014-02-21 2015-09-03 富士フイルム株式会社 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、感活性光線性又は感放射線性膜、感活性光線性又は感放射線性膜を備えたマスクブランクス、パターン形成方法、電子デバイスの製造方法、及び電子デバイス
US9904168B2 (en) 2014-02-21 2018-02-27 Fujifilm Corporation Actinic ray-sensitive or radiation-sensitive resin composition, actinic ray-sensitive or radiation-sensitive film, mask blank provided with actinic ray-sensitive or radiation-sensitive film, pattern forming method, method for manufacturing electronic device, and electronic device

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05232707A (ja) 1993-09-10
EP0543762A1 (en) 1993-05-26
EP0543762B1 (en) 2000-02-16
US5322765A (en) 1994-06-21
DE69230684D1 (de) 2000-03-23
DE69230684T2 (de) 2000-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2669581B2 (ja) ポジチブ調のレジスト像の形成方法
JP4467857B2 (ja) 電子線露光による193nm感光性フォトレジスト材料の改変
JP2669584B2 (ja) フォトレジスト組成物及びフォトレジスト像形成方法
TWI443457B (zh) 包含鹼反應性成分之組成物及光微影製程
USRE35821E (en) Pattern forming method including the formation of an acidic coating layer on the radiation-sensitive layer
JP2001053068A (ja) 反射防止ハードマスク組成物
JP2000221687A (ja) シリコン含有レジスト組成物およびその使用
JPH11311860A (ja) ネガ型レジスト組成物およびレジストパターンの形成方法
US5532113A (en) Method of making microelectronic structures utilzing photoresists containing C3 C12 water soluble sugar crosslinking agents
JP3683986B2 (ja) 感光性組成物
JP3837328B2 (ja) フォトレジストパターン形成方法、及び半導体素子の製造方法
JP2005148752A (ja) 環状ケタール保護基を有するシリコン含有レジスト系
JP3607432B2 (ja) 感光性組成物
JP2000100700A (ja) パターン形成方法およびハイブリッド露光方法
JPH02120366A (ja) 放射線感応性組成物およびそれを用いたパターン形成法
EP0285025A2 (en) Silylated poly(vinyl)phenol resists
JPH02248952A (ja) 感光性組成物
JPH02248953A (ja) 感光性組成物
JP3249194B2 (ja) 感光性レジスト組成物
JP2676981B2 (ja) 感光性樹脂組成物
US20070275321A1 (en) Methods for enhancing resolution of a chemically amplified photoresist
JP3539792B2 (ja) レジスト材料及びレジストパターンの形成方法
JP2001249456A (ja) ネガ型レジスト組成物及びレジストパターン形成方法
JP3813211B2 (ja) レジスト組成物及びパターン形成方法
JPS63121043A (ja) シリコ−ンレジスト材料

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080704

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees