JP2667598B2 - 乗用型水田作業機 - Google Patents

乗用型水田作業機

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JP2667598B2
JP2667598B2 JP14645691A JP14645691A JP2667598B2 JP 2667598 B2 JP2667598 B2 JP 2667598B2 JP 14645691 A JP14645691 A JP 14645691A JP 14645691 A JP14645691 A JP 14645691A JP 2667598 B2 JP2667598 B2 JP 2667598B2
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speed
actuator
transmission
riding type
sensor
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竜児 越智
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用型田植機や乗用型
直播機等のように対地作業装置を昇降操作自在に機体に
連結している乗用型水田作業機において、その走行速度
の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】乗用型水田作業機の一例である乗用型田
植機においては、例えば特開平3−56759号公報に
開示されているように、走行用の変速装置を変速操作す
るアクチュエータと、人為的に操作される変速レバーの
操作位置に対応する変速位置となるようにアクチュエー
タを作動させる走行制御手段を備えているものがある。
これにより、変速レバーによる走行用の変速操作が軽く
行えるのである。
【0003】この乗用型田植機では、1回の植付行程が
終了して機体が畦際に達した際に苗植付装置(対地作業
装置に相当)を上昇操作すると、アクチュエータにより
走行用の変速装置が所定の低速位置にまで、変速レバー
の操作位置に関係なく自動的に減速操作されるように構
成しており、畦際において安全な低速で旋回が行えるよ
うにしている。そして、畦際での旋回が終了して次の植
付行程に入るべく苗植付装置を下降操作すると、アクチ
ュエータが作動して変速装置が変速レバーで設定されて
いる変速位置にまで自動的にゆっくりと増速操作されて
行くのであり、通常の作業速度に戻るのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の構成においては
畦際での旋回が終了してから、苗植付装置を下降操作し
始めるとアクチュエータによる増速操作が開始される。
この場合、旋回時に苗植付装置をその最上位置にまで上
昇操作していれば苗植付装置が田面近傍にまで下降して
来るまでに少し時間を要するので、苗植付装置が田面近
傍の作業位置にまで下降して来たときには、既に走行用
の変速装置が変速レバーで設定されている通常の作業位
置近くに操作されている場合がある。
【0005】乗用型田植機においては、畦際での旋回が
終了してから次の植付行程に入る前に、機体の向きを修
正して前回の植付行程の苗列の横隣に苗植付装置が位置
するようにする条合わせ操作を行う。このような条合わ
せ操作は苗植付装置が田面近傍に位置しているほど行い
易く、又、機体の速度が低速であるほど行い易い。従っ
て、前述のように苗植付装置が田面近傍にまで下降操作
されたときに機体の速度が既に通常の作業速度近くにま
で達していると、この条合わせ操作が行い難くなる場合
がある。本発明は、前述のように畦際での旋回時に走行
用の変速装置を自動的に減速操作し再び増速度操作する
走行制御手段を備えた乗用型水田作業機において、旋回
終了後に行う条合わせ操作が行い易くなるようにするこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな乗用型水田作業機において、次のように構成するこ
とにある。つまり、対地作業装置の上昇操作に伴い走行
用の変速装置が所定の低速位置に減速操作されるように
アクチュエータを作動させる減速制御手段と、対地作業
装置が田面近傍にまで下降操作されたことを検出するセ
ンサーと、このセンサーの検出に基づき走行用の変速装
置が変速レバーで設定された変速位置まで緩慢に増速操
作されるように、アクチュエータを作動させる増速制御
手段とを備えている。
【0007】
【作用】前述のように構成すれば、機体が畦際に達して
作業者が対地作業装置を上昇操作すると、アクチュエー
タが作動して変速レバーの操作位置に関係なく走行用の
変速装置が所定の低速位置にまで自動的に減速操作され
る。そして、この減速状態において旋回操作を行うので
あり、畦際での旋回が略終了すれば作業者は対地作業装
置の下降操作を行う。この場合、センサーにより対地作
業装置が田面近傍にまで下降操作されたことが検出され
るまで前述の減速状態が維持される。そして、センサー
により対地作業装置が田面近傍にまで下降操作されたこ
とが検出されてから、走行用の変速装置が所定の低速位
置から変速レバーの操作位置に対応する元の変速位置に
まで、アクチュエータによりゆっくりと増速操作されて
行くのである。
【0008】このように、対地作業装置が田面近傍にま
で下降操作されてから増速操作が開始されるので、対地
作業装置が田面近傍に達してから少しの時間は機体の走
行速度は前述の低速状態か、又はこれより少し速い状態
となっている。従って、対地作業装置が田面近傍に位置
していること、及び機体の走行速度が低速であることに
より、この間において機体の向きを修正しての条合わせ
操作が行い易くなるのである。
【0009】
【発明の効果】以上のように、畦際での旋回時に走行用
の変速装置を自動的に減速操作し再び増速操作する走行
制御手段を備えた乗用型水田作業機において、旋回終了
後に対地作業装置が田面近傍に位置し機体の走行速度が
低速である状態を少しの時間だけ現出するように構成す
ることにより、条合わせ操作が行い易くなり操作性が向
上した。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図3に示すように前輪1及び後輪2で支持された
機体の後部に、苗植付装置3(対地作業装置に相当)を
リンク機構4及び油圧シリンダ5により、昇降操作自在
に連結して乗用型水田作業機の一例である乗用型田植機
が構成されている。
【0011】図1及び図3に示すように、田面Gから苗
植付装置3までの高さを検出するソリ状の高さセンサー
6が苗植付装置3に設けられている。そして、操縦パネ
ル12に苗植付装置3用の操作レバー14が設けられて
おり、この操作レバー14を上昇位置、下降位置及び中
立位置に操作することにより油圧シリンダ5用の制御弁
16が操作されて、苗植付装置3の人為的な昇降操作が
行える。そして、操作レバー14を植付位置に操作する
と苗植付装置3が植付作動を開始すると共に、高さセン
サー6の検出値に基づき制御装置7により制御弁16が
操作されて、油圧シンダ5により苗植付装置3が田面G
から設定高さを維持するように自動的に昇降操作される
のである。
【0012】次に走行用の伝動系について説明する。図
1及び図3に示すように、エンジン8からの動力が伝動
ベルトによる割りプーリー型式の無段変速装置9(走行
用の変速装置に相当)から、ギヤ変速装置10に伝達さ
れて前輪1及び後輪2に伝達されるように構成してい
る。無段変速装置9は電動シリンダ11(アクチュエー
タに相当)により変速操作されるように構成されてお
り、操縦パネル12に設けられた変速レバー13の操作
位置に対応する変速位置となるように、制御装置7から
の操作信号により電動シリンダ11が操作される。
【0013】次に、1回の植付行程が終了して機体が畦
際に達した場合の制御の流れについて説明する。図2及
び図1に示すように、機体が畦際に達して作業者が操作
レバー14を植付位置から上昇位置に操作して、苗植付
装置3を田面Gから上昇操作すると(ステップS1)、
制御装置7からの操作信号により電動シリンダ11が作
動して、変速レバー13の操作位置に関係なく無段変速
装置9が最低速位置(所定の低速位置に相当)にまで自
動的に減速操作される(ステップS2)(減速制御手段
に相当)。
【0014】このように減速操作された状態において、
作業者は操縦ハンドル15を操作して旋回操作を行うの
であり、畦際での旋回が略終了すれば作業者は操作レバ
ー14を下降位置に操作して、上方に位置する苗植付装
置3を下降させる。田面Gから上方に位置している状態
において、苗植付装置3の高さセンサー6(苗植付装置
3が田面G近傍にまで下降操作されたことを検出するセ
ンサーに相当)は、自重により垂れ下がった状態にあ
る。従って、苗植付装置3が田面Gの近傍にまで下降し
て来て高さセンサー6が田面Gに接地して少し持ち上が
ったことが検出されると(ステップS3)、これに基づ
き苗植付装置3の下降操作が自動的に停止される(ステ
ップS4)。
【0015】次に、高さセンサー6が田面Gに接地して
から、無段変速装置9が最低速位置から変速レバー13
の操作位置に対応する元の変速位置にまで、電動シリン
ダ11によりゆっくりと増速操作されて行くのである
(ステップS5)。そして、この間において操縦ハンド
ル15を操作して機体の向きを修正して条合わせ操作を
行うのであり、条合わせ操作が終了してから操作レバー
14を植付位置に操作して植付作業を再開するのであ
る。
【0016】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行用の無段変速装置、電動シリンダ、高さセ
ンサー及び変速レバー等の連係状態を示す概略連係図
【図2】畦際での旋回時の制御の流れを示すフローチャ
ート
【図3】乗用型田植機の全体側面図
【符号の説明】
3 対地作業装置 6 センサー 9 走行用の変速装置 11 アクチュエータ 13 変速レバー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行用の変速装置(9)と、この変速装
    置(9)を変速操作するアクチュエータ(11)と、人
    為的に操作される変速レバー(13)の操作位置に対応
    する変速位置となるように前記アクチュエータ(11)
    を作動させる走行制御手段を備え、対地作業装置(3)
    を昇降操作自在に機体に連結している乗用型水田作業機
    であって、前記対地作業装置(3)の上昇操作に伴い前
    記変速装置(9)が所定の低速位置に減速操作されるよ
    うに前記アクチュエータ(11)を作動させる減速制御
    手段と、前記対地作業装置(3)が田面(G)近傍にま
    で下降操作されたことを検出するセンサー(6)と、こ
    のセンサー(6)の検出に基づき前記変速装置(9)が
    前記変速レバー(13)で設定された変速位置まで緩慢
    に増速操作されるように、前記アクチュエータ(11)
    を作動させる増速制御手段とを備えている乗用型水田作
    業機。
JP14645691A 1991-06-19 1991-06-19 乗用型水田作業機 Expired - Lifetime JP2667598B2 (ja)

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JPH04370008A JPH04370008A (ja) 1992-12-22
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