JP2667240B2 - 電磁遮蔽用複合シートの製造方法 - Google Patents

電磁遮蔽用複合シートの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、導電性金属箔と電気絶縁性を有するプラス
チックシートを接合してなる電磁遮蔽用複合シートの製
造方法に係り、特に導電性金属箔又はプラスチックシー
トの一部が任意の形状で剥取られてなる複合シートを容
易に得ることができる製造方法に関する。
(従来の技術及びその課題) 近年、エレクトロニクス技術の高度化に伴ないIC回路
等の電子部品を使用した電子機器や電気製品が様々な分
野で多用されている。またこれに伴ない、不要な電磁波
によって電子部品が影響を受け誤動作等の障害を発生す
るという問題が顕在化しつつあり、不要な電磁波から電
子機器や電気製品を守るための各種電磁遮蔽材が検討、
実施されている。
上記電磁遮蔽材の一つとして導電性金属箔(以下「金
属箔」という)と絶縁性を有するプラスチックシート
(以下「絶縁シート」という)を接合した電磁遮蔽用複
合シートが知られ、この複合シートでは電磁遮蔽効果と
共に量産性に優れているという利点を有している。ここ
で上記複合シートを電子機器等のケース内で使用する場
合、電磁遮蔽を要求される部分のみにシートを設けるこ
とがなされ、第8図の一部断面図に示すように、特にケ
ース5内へ電子部品6が高密度に収納された製品の場
合、複合シートの端部に隣接して電子部品が実装される
ことがある。通常複合シート10の端部は面一であり、例
えばIC等の電子部品6のリード部7が金属箔1と接触し
ショートすることがある。製品の小型化を図る場合、こ
の問題発生し易く、対策として第7図の一部断面図に示
すように周辺部分に金属箔がない複合シート11を使用す
ることで、たとえリード部7がシート端部に接触しても
問題がないようにしている。このような周辺部分の金属
箔がない複合シート11の製造方法としては、通常、不要
な部分を考慮した一定大きさの金属箔又は絶縁シート上
に各種接着剤を塗布した後、互いに正確に位置合わせ
し、加圧又は加熱手段により接着剤を硬化させ一体積層
化することがなされている。
しかしながら、上記方法では金属箔と絶縁シートを一
枚づつ用いて正確に位置合せする必要があり、肉厚の薄
い箔やシートを使用した作業は極めて手間がかかり、特
に金属箔の両面に絶縁シートを設けた複合シートではそ
の位置合わせが困難であり、量産性を阻害するという問
題があった。
本発明は正確な位置合せを必要としない方法であっ
て、複合シートの一部を剥取る方法を提供することを目
的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明の製造方法において
は、金属箔3と絶縁シート1を接合するにあたり、金属
箔3又は絶縁シート1の接合面に常温でタックを有する
感熱性接着剤2を塗布した後、常温又は低温加熱下で両
者を重ね合せて仮止めし、ついで金属箔3又は絶縁シー
ト1の一方の不要部分を切り溝4から剥取った後、上記
感熱性接着剤2を加熱溶融し固化させて両者を一体化す
ることによって上記問題点を解消できることを見出した
ものである。
以下、本発明を図面により詳細に説明する。第1図乃
至第4図は本発明の製造方法による一実施例であって、
各工程での複合シートの斜視図を示しており、第1図で
は絶縁シート1の片面に感熱性接着剤2を塗布した状態
を示している。
絶縁シート1としては、電気絶縁性を有する各種プラ
スチックからなるシートが使用でき、プラスチックとし
ては、例えば軟質又は硬質ポリ塩化ビニル樹脂、後塩素
化ポリ塩化ビニル樹脂、飽和ポリエステル樹脂、ポリオ
レフィン樹脂、ナイロン樹脂等が使用でき、シートの厚
みとしては0.05〜1.0mm程度のものが好適に使用でき
る。
上記絶縁シート1の片面に塗布する感熱性接着剤2と
してはポリウレタン系、ポリアミド系、アクリル系接着
剤等種々のものが使用できるが、特に常温でタックを有
し接合面で仮止めが可能な性質を有することが必要であ
る。常温でタックを有する接着剤を得るには、使用する
接着剤の組成として低融点成分の添加や粘着付与剤の添
加等により適宜調整すればよく、常温でタックを有しな
い通常の感熱性接着剤では仮止めがしにくく使いづらい
という問題がある。
感熱性接着剤の塗布方法としては通常のロールコータ
ー等によればよく塗布厚みは5〜100μm程度が好まし
い。
次に上記接着剤塗布面には第2図に示すように金属箔
3を重ね合わせる。この場合、金属箔3と絶縁シート1
間は仮止めしておく必要があり、仮止めの程度は通常の
状態ではずれ等がないが、カッター刃等によれば容易に
引剥せる程度とする。この場合の両者間のタックの程度
としては接着強度として150〜200g/25mm幅程度が好まし
く、常温又はタックが不足している場合は接着剤が完全
に溶融しない低温加熱下で重ね合せればよい。
上記金属箔3としてはアルミニウム、鉄、銅等の導電
性金属からなり、厚みは要求される電磁遮蔽能によって
異なるが、通常20〜100μm程度の範囲が好ましい。
上記第1図から第2図に示した工程では絶縁シートと
金属箔として各ロール巻を使用すれば、一貫して塗布や
重ね合わせができ量産化が容易になる。
接着剤塗布面に仮止めされた金属箔の不要部分は第3
図に示すように切り溝4から剥取られる。切り溝4を設
ける方法としては、通常のカッター刃を用いて上部の金
属箔3のみに切り溝を設ける、いわゆるハーフカットに
より行なえばよく、必要箇所に設けた切り溝4から不要
部分を取り除くことができる。ここで上記ロール巻物を
使用する場合、ハーフカットと同時にシートを必要な大
きさにカットすれば作業効率上好ましい。第4図には不
要部分を取り除いた後の複合シート11を示した。
上記実施例では接合面の絶縁シート側に感熱性接着剤
を塗布したが、金属箔側に設けてもよく、金属箔側に塗
布し、上記方法で得られた複合シートを第5図の斜視図
に示した。この複合シート11では不要部分を削除した後
に接着剤が残らないという利点がある。さらに第6図の
斜視図に示した例では金属箔3の両側に絶縁シート1を
接合した複合シートであり、上述した方法で絶縁シート
の一部を取り除いてその部分の金属箔上にアース線8を
設けたものである。本発明によれば要求等により例示し
た以外の種々の形状で剥取ることが可能である。
上記方法で不要部分が剥取られた複合シートは上記の
感熱性接着剤を加熱溶融し固化させて一体化する必要が
ある。加熱溶融の方法としては種々の方法が考えられる
が、上記の不要部分を剥取った複合シートを一定温度に
加熱されたニップロール間に挿入する方法により容易に
加熱溶融させて一体化することができる。加熱温度、加
熱時間等は使用する感熱性拙宅剤の種類等により適宜決
めることができ、使用するシートが後塩素化ポリ塩化ビ
ニル樹脂シートの場合60〜100℃程度で加熱すればよ
い。加熱溶融し固化された後は層間の接着力が優れた複
合シートであって、層間の接着強度が1〜3kg/25mm幅程
度の実用上問題のないものが得られる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、金属箔又は絶
縁シートの一部が任意の形状で剥取られてなる複合シー
トを容易に得ることができ電磁遮蔽材としての量産化が
図り易いという利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1乃至第4図は本発明製造方法による各工程での複合
シートの斜視図、第5図は本発明により得られた複合シ
ートの他の実施例を示す斜視図、第6図は同様に本発明
による複合シートの断面図、第7図は本発明により得ら
れた複合シートの使用状態を示す断面図、第8図は従来
の複合シートの使用状態を示す断面図である。 1……電気絶縁性を有するプラスチックシート 2……常温でタックを有する感熱性接着剤 3……導電性金属箔 4……切り溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性金属箔(3)と電気絶縁性を有する
    プラスチックシート(1)を接合するにあたり、導電性
    金属箔(3)又は電気絶縁性を有するプラスチックシー
    ト(1)の接合面に、常温でタックを有する感熱性接着
    剤(2)を塗布した後、常温又は低温加熱下で両者を重
    ね合せて仮止めし、ついで導電性金属箔(3)又はプラ
    スチックシート(1)の一方の不要部分を切り溝(4)
    から剥取った後、上記感熱性接着剤(2)を加熱溶融し
    固化させて両者を一体化することを特徴とする電磁遮蔽
    用複合シートの製造方法。
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JPH06224589A (ja) * 1993-01-22 1994-08-12 Sumitomo Bakelite Co Ltd 電磁波シールド用シート
JP6513359B2 (ja) * 2014-09-29 2019-05-15 昭和電工パッケージング株式会社 ラミネート外装材の製造方法

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