JP2657132B2 - アジスロマイシンaのo−メチル誘導体、その製造法、その製造中間体及びそれを含有する抗菌剤組成物 - Google Patents

アジスロマイシンaのo−メチル誘導体、その製造法、その製造中間体及びそれを含有する抗菌剤組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アザリド(azalide) 系
の新規な合成マクロライド抗生物質、特にアジスロマイ
シン(azithromycin)AのO-メチル誘導体及びその薬学的
に許容される付加塩、その製造法、その製造中間体、及
びその医薬(該医薬は特に抗菌剤を示す)としての用途
に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】エリス
ロマイシンAはマクロライド抗生物質であり、その構造
の特徴はC-9位にケト基をもつ14員アグリコン環にある
(Bunch R.L.らの米国特許第2,653,899号明細書;1953
年9月)。従来、エリスロマイシンAは人間の感染症の
治療における先導的マクロライド抗生物質である。しか
しながら、エリスロマイシンAは酸性媒体中では、スピ
ロケタール構造をもつ不活性なC-6/C-12代謝生成物
であるアンヒドロエリスロマイシンに容易に転化する(K
urath P.らの論文:Experientia,1971,27 362)。エリス
ロマイシンAのスピロ環化は、C-9オキシム類の合成(D
jokic S.らの論文: Tetrahedron Lett.,1967,1945)又は
C-9(R)及びC-9(S)アミン類の合成〔Egan R.S.らの論
文: J. Org. Chem.,39,2492(1974)〕の際にはC-9ケト
の化学転位により幸運にも阻止され、またそのアグリ
コン環を拡張させる(Kobrehel G.らの米国特許第4,328,
334号明細書;1982年5月)際にはC-9ケトンが脱離す
ることによって幸運にも阻止される。従って、エリスロ
マイシンAオキシムのベックマン転位、次いで得られた
イミノエーテルの還元(Djokic S.らの論文: J. Chem. S
oc. Perkin Trans 1,1986,1881)によってアザリド系の
最初の15-員マクロライド抗生物質である11-アザ-10-デ
オキソ-10-ジヒドロエリスロマイシンA(すなわち9-デ
オキソ-9a-アザ-9a-ホモエリスロマイシンA)が得られ
た。このアグリコン環に新たに導入された第二級アミノ
基を、エシュワイラー・クラーク法の変法によりギ酸の
存在下でホルムアルデヒドを用いてメチル化する(Kobre
hel G.とDjokic S.のベルギー特許第892,357号明細書;
1982年7月)ことにより、あるいは該アミノ基を対応する
N-オキシド類に転化させることによって予備的に保護し
次いで得られたN-オキシド類をアルキル化及び還元する
(BrightG.の米国特許第4,474,768号明細書;1984年10
月)ことにより、N-メチル-11-アザ-10-デオキソ-10-ジ
ヒドロエリスロマイシンA(すなわち9-デオキソ-9a-ア
ザ-9a-メチル-9a-ホモエリスロマイシンA)(IUPAC有機
化学命名法,1979,68-70.459,500-503)が得られた。こ
の化合物は、アジスロマイシン(azithromycin)という所
有権が存在しない(non-proprietary)名前で現在臨床試
験が行われている。親抗生物質と比較して、アジスロマ
イシンは酸性媒体中における安定性が高いという外に、
グラム陰性微生物類にして高い生体外(in vitro)活性を
示し、しかも極めて高い組織内濃度も示し、現在でも一
日当たり投与量(one-day dose)の実用性(possibility)
が試験されている〔Ratshema J.らの論文:Antimicro
b. AgentsChemother.,31,1939(1987)〕。
【0003】また、エリスロマイシンAのC-6/C-12
スピロ環化は、アグリコン環のC-6位の水酸基のO-メチ
ル化によって首尾よく阻止されることも知られている(W
atanabe Y.らの米国特許第4,331,803 号明細書;1981年
5月) 。エリスロマイシンAをクロロギ酸ベンジルと反
応させ、次いで得られた2'-0,3'-N-ビス(ベンジルオキ
シカルボニル)-誘導体をメチル化し、さらに2'-位及び
3'-位の保護基を脱離させ、次いで還元条件下で3'-メ
チルアミノ基をN-メチル化することにより、6-O-メチル
- エリスロマイシンAの他に有意量の6,11- ジ-O- メチ
ル- エリスロマイシンAが得られる〔Morimoto S. らの
論文:J. Antibiotics.,37,187(1984)〕。C-9ケトンの
予備的オキシム化及び対応する置換又は非置換ベンジル
オキシイミノ誘導体のO-メチル化によって、さらに高い
選択性が得られる(Morimoto S.らの米国特許第4,680,36
8 号明細書;1981年5月)。6-O-メチル- エリスロマイ
シンAはクラリスロマイシン(clarithromycin)という所
有権が存在しない名前で現在臨床試験が行われている。
エリスロマイシンAと比較して、クラリスロマイシンは
グラム陰性微生物に対して高い生体外活性を示す(Kris
t H.A.らの論文:Antimicrobial Agents and Chemothe
r.,1989,1419)。
【0004】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】本発明者
らの当該技術分野の先行技術文献調査によれば、アジス
ロマイシンAのO-メチル誘導体は先行技術文献に記載が
ない新規化合物であることが明らかになった。
【0005】従って、本発明の要旨によれば、次の式
(I):
【0006】
【0007】〔式中、R、R、R、R及びR
は次の組み合わせ(Ia)〜(Il):
【0008】
【0009】に示される意義を有する)で表わされるア
ジスロマイシンAの新規なO-メチル誘導体及びその薬学
的に許容される酸付加塩が提供される。
【0010】本発明の別の要旨によれば、前記の式(I)
で表わされるアジスロマイシンAのO-メチル誘導体及び
その薬学的に許容される酸付加塩の製造法であって、次
の式(II):
【0011】
【0012】〔式中、R及びRは次の組み合わせ(I
Ia): (IIa) R=H、R=CH に示される意義を有する〕で表わされるアジスロマイシ
ン又はその二水和物〔Djokic S. らの論文:J. Chem. R
esearch(S),1988,152-153;(M)1988 1239-12621〕をクロ
ロギ酸ベンジルと、過剰量の適当な塩基例えば炭酸水素
ナトリウムの存在下に、反応不活性溶媒例えばベンゼン
中で、25℃〜60℃の温度で反応温度に応じて3〜24時間
反応させ、次いで得られた新規且つ文献未載の中間体、
すなわち前記の式(II)で表わされ該式中のR及びR
が次の組み合わせ(IIb):
【0013】
【0014】に示される意義を有する物質である2'-0,
3'-N-ビス(ベンジルオキシカルボニル)-N- デメチル-
アジスロマイシンAのC-6位、C-11 位及びC-4″位
の水酸基を、1〜18モル過剰量の適当なメチル化剤例え
ば例えば沃化メチル、硫酸ジメチル、メタンスルホン酸
メチル又はp-トルエンスルホン酸メチルを用いて、適当
な塩基例えば水素化ナトリウム、水性水酸化カリウム又
は水酸化ナトリウムの存在下に、適当な溶媒例えばジメ
チルスルホキシド又はN,N-ジメチルホルムアミド中で、
あるいはそれらと反応不活性溶媒例えばテトラヒドロフ
ラン、アセトニトリル、酢酸エチル、1,2-ジメトキシエ
タンとの混合物中で、0℃〜室温の温度で3〜30時間O-
メチル化して、前記の式(I) で表わされ該式中のR
、R、R及びRが次の組み合わせ(Ia)〜(I
d):
【0015】
【0016】に示される意義を有する物質であるO-メチ
ル-2'-0,3'-N- ビス(ベンジルオキシカルボニル)-N-
デメチル- アジスロマイシンAの混合物を得、さらに必
要に応じて (A) 該混合物をシリカゲルカラム〔シリカゲル60(商品
名)、Merck Co. 社製、粒度70〜230 メッシュ〕上をジ
クロロメタン/メタノール/アンモニア(NHOH)(9
0:9:0.5)からなる混合溶媒で分離して、R0.660 の
クロマトグラフィ−で均質な化合物(Ia)〔すなわち、前
記の式(I) で表わされ、該式中のR、R、R、R
及びRが前記の組み合わせ(Ia)に示される意義を有
する化合物〕、R0.811 のクロマトグラフィ−で均質
な化合物(Ib)〔すなわち前記の式(I) で表わされ、該式
中のR、R、R、R及びRが前記の組み合わ
せ(Ib)に示される意義を有する化合物〕、R0.843 の
クロマトグラフィ−で均質な化合物(Ic)〔すなわち前記
の式(I) で表わされ、該式中のR、R、R、R
及びRが前記の組み合わせ(Ic)に示される意義を有す
る化合物〕及びR0.881 のクロマトグラフィ−で均質
な化合物(Id)〔すなわち、前記の式(I) で表わされ、該
式中のR、R、R、R及びRが前記の組み合
わせ(Id) に示される意義を有する化合物〕を得て、次
いで該化合物を低級アルコール例えばメタノール又はエ
タノール溶液中で、触媒例えばパラジウム黒又は炭素に
担持させたパラジウムの存在下に、水素雰囲気中1〜20
バールの圧力で反応化合物を攪拌して室温で2〜10時間
水添分解するこにより該化合物の2'-位及び3'-位の保
護基を脱離させ、次いで触媒を濾過し、その後に慣用の
pH勾配抽出法(pH5.0 〜pH9.0)により適当な疎水性溶媒
例えばクロロホルム、ジクロロメタン、酢酸エチル等を
用いて水から単離することによって、前記の式(I) で表
わされ該式中のR、R、R、R及びRが次の
組み合わせ(Ie)〜(Ih): (Ie) R=R=R=R=H、R=CH (If) R=R=R=H、R=R=CH (Ig) R=R=R=R=H、R=CH (Ih) R=R=H、R=R=R=CH に示される意義を有する物質であるO-メチル-N- デメチ
ル- アジスロマイシンA誘導体を得、次いで該誘導体の
3'-メチルアミノ基を、ホルムアルデヒド(37%)を用い
て等量又は2倍量のギ酸(98〜100%) あるいは別の水素
源の存在下に、ハロゲン化炭化水素例えばクロロホル
ム、低級アルコール例えばメタノールもしくはエタノー
ル又は低級ケトン例えばアセトンから選ばれる反応不活
性溶媒中で、反応混合物の還流温度で2〜8時間還元N-
メチル化し、次いで慣用のpH勾配抽出法(pH5.0 〜pH9.
0)により生成物を単離して、前記の式(I) で表わされ該
式中のR、R、R、R及びRが次の組み合わ
せ(Ii)〜(Il): (Ii) R=R=R=H、R=R=CH (Ij) R=R=H、R=R=R=CH (Ik) R=R=R=H、R=R=CH (Il) R=H、R=R=R=R=CH に示される意義を有する物質であるO-メチル- アジスロ
マイシンA誘導体を得るか、あるいは (B) 前記O-メチル-2'-0,3'-N- ビス(ベンジルオキシカ
ルボニル)-N- デメチル- アジスロマイシンAの混合物
の2'-位及び3'-位の保護ベンジルオキシカルボニル基
を前記(A) に記載のようにして脱離させて、6-O-メチル
-N- デメチル-アジスロマイシンA(Ie)〔すなわち、前
記の式(I) で表わされ,該式中のR、R、R、R
及びRが前記の組み合わせ(Ie)に示される意義を有
する化合物〕、 6,11-ジ-O- メチル-N- デメチル- アジ
スロマイシンA(If)〔すなわち、前記の式(I) で表わさ
れ,該式中のR、R、R、R及びRが前記の
組み合わせ(If)に示される意義を有する化合物〕、 11-
O-メチル-N- デメチル- アジスロマイシンA(Ig)〔すな
わち前記の式(I) で表わされ,該式中のR、R、R
、R及びRが前記の組み合わせ(Ig)に示される意
義を有する化合物〕及び6,11,4″- トリ-O- メチル-N-
デメチル- アジスロマイシンA(Ih)〔すなわち、前記の
式(I) で表わされ,該式中のR、R、R、R
びRが前記の組み合わせ(Ih)に示される意義を有する
化合物〕の混合物を得、これをホルムアルデヒド(37%)
を用いてギ酸(98〜100%) 又は別の水素源の存在下で前
記(A)に記載のようにして還元N-メチル化して、6-O-メ
チル- アジスロマイシンA(Ii)〔すなわち、前記の式
(I) で表わされ,該式中のR、R、R、R及び
が前記の組み合わせ(Ii)に示される意義を有する化
合物〕、 6,11-ジ-O- メチル- アジスロマイシンA(Ij)
〔すなわち、前記の式(I) で表わされ,該式中のR
、R、R及びRが前記の組み合わせ(Ij)に示
される意義を有する化合物〕、 11-O-メチル- アジスロ
マイシンA(Ik)〔すなわち、前記の式(I) で表わされ,
該式中のR、R、R、R及びRが前記の組み
合わせ(Ik)に示される意義を有する化合物〕及び6,11,
4″- トリ-O- メチル- アジスロマイシンA(Il)〔すな
わち、前記の式(I) で表わされ,該式中のR、R
、R及びRが前記の組み合わせ(Il)に示される
意義を有する化合物〕の混合物を得、次いでこれをシリ
カゲルカラム上で、ジクロロメタン/メタノール/アン
モニア(NHOH)(90:9:0.5)からなる混合溶媒を用い
て分離して、R0.346 のクロマトグラフィ−で均質な
(TLC 、前記と同一の混合溶媒系)アジスロマイシンA
のO-メチル誘導体(Ii)〔すなわち、前記の式(I) で表わ
され、該式中のR、R、R、R及びRが前記
の組み合わせ(Ii)に示される意義を有する化合物〕、R
0.393 のクロマトグラフィ−で均質なアジスロマイシ
ンAのO-メチル誘導体(Ij)〔すなわち,前記の式(I) で
表わされ、該式中のR、R、R、R及びR
前記の組み合わせ(Ij)に示される意義を有する化合
物〕、R0.428 のクロマトグラフィ−で均質なアジス
ロマイシンAのO-メチル誘導体(Ik)〔すなわち前記の式
(I) で表わされ、該式中のR、R、R、R及び
が前記の組み合わせ(Ik)に示される意義を有する化
合物〕及びR0.456 のクロマトグラフィ−で均質なア
ジスロマイシンAのO-メチル誘導体(Il)〔すなわち、前
記の式(I) で表わされ、該式中のR、R、R、R
及びRが前記の組み合わせ(Il) に示される意義を
有する化合物〕を得ることを特徴とする、アジスロマイ
シンAのO-メチル誘導体及びその薬学的に許容される酸
付加塩の製造法が提供される。
【0017】前記の式(I) で表わされる化合物の薬学的
に許容される酸付加塩は、前記の式(I) で表わされるア
ジスロマイシンAのO-メチル誘導体と、少なくとも当モ
ル量の対応する有機酸又は無機酸、例えば塩化水素、沃
化水素、硫酸、燐酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオ
ロ酢酸、マレイン酸、クエン酸、エチルコハク酸、コハ
ク酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p-トル
エンスルホン酸、ラウリルスルホン酸等から選ばれる有
機酸又は無機酸とを反応不活性溶媒中で反応させること
によって製造できる。得られた上記付加塩は、使用した
反応不活性溶媒に不溶性である場合には濾過することに
よって単離され、あるいは非溶剤を用いて、ほとんどの
場合は凍結乾燥法によって単離される。
【0018】前記の式(Ii)〜(Il)で表わされるアジスロ
マイシンAのO-メチル誘導体及びそれらの薬学的に許容
される酸付加塩は、効果的な抗菌活性を有する。6-O-メ
チル- アジスロマイシンA(Ii)の予備的な生体外(in vi
tro)抗菌活性は、一連のグラム陰性及びグラム陽性試験
細菌並びに臨床分離菌についてエリスロマイシンAと比
較して定量した。この活性評価は、“試験管希釈”法で
実施した。この試験は標準菌株と臨床試料からの新鮮な
分離菌株との“ブレイン・ハース・ブイヨン”中で24時
間培養した培養物を使用した。得られた結果は、最小阻
止濃度(μg/ml;MIC と略記する)又は最小殺菌濃度
(μg/ml;MBCと略記する)として表わし、表1及び表
2に示した。得られた結果によれば、6-O-メチル- アジ
スロマイシンAは供試菌株に対してエリスロマイシンA
と比較して幾分高い活性をもつことが示される。
【0019】表3には、アジスロマイシンと比較した
6,11-ジ-O- メチル- アジスロマイシンA(Ij)、 11-O-
メチル- アジスロマイシンA(Ik)及び6,11,4″- トリ-O
- メチル- アジスロマイシンA(Il)の生体外抗菌試験結
果を示す。一連の標準菌株について調べた最小阻止濃度
(MIC;μg/ml)は、6-O-メチル- アジスロマイシンA(I
i)がバシラス・サチリス(Bacillus subtilis) NCTC 824
1 とサルシナ・ルテア(S arcina lutea) ATCC 9341 に対
してはアジスロマイシンの2倍の活性があり、ミクロコ
ッカス・フラブス(Micricoccus flavus) ATCC 6538P に
対してはアジスロマイシンの4倍の活性があることを示
す。 11-O-メチル- アジスロマイシンA(Ik)も極めて高
い活性を示した。すなわち、供試菌株の大部分に対して
親抗生物質と比較して2〜4倍の活性があった。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】本発明のさらに別の要旨によれば、本発明
の新規化合物の抗菌有効量でしかも生理学的に許容され
る量を含有してなる抗菌剤組成物が提供される。化合物
(Ii)〜(Il)及びこれらの薬学的に許容される塩は、化合
物(Ii)〜(Il)に対して感受性のグラム陽性菌、マイコプ
ラズマ又は病原菌によって引き起こされる人又は動物の
感染症の処置(treatment)における治療剤として使用し
得る。従って化合物(Ii)〜(Il)及びこれらの薬学的に許
容される塩は、慣用の製剤方法に従って製剤した例えば
皮下(s.c)又は筋内(i.m)注射剤、錠剤、カプセル剤、散
剤等の形態で経口的に又は非経口的に投与し得る。
【0024】
【実施例】本発明を以下の実施例により説明する。
【0025】実施例1 2'-0,3'-N-ビス(ベンジルオキシカルボニル)-N-デメチ
ル- アジスロマイシンA(IIB) の製造 方法A アジスロマイシン二水和物(30g;0.038モル)を無水ベン
ゼン140ml に溶解した溶液に NaHCO(48g)を加え、反
応混合物を撹拌下で55〜60℃に加熱し、次いでクロロギ
酸ベンジル75ml(89.63g;0.53モル)を1時間にわたって
徐々に滴下した。反応混合物を撹拌しながら前記温度で
3時間保持し、次いで室温で1夜放置しておいた。得ら
れたベンゼン懸濁物を0.25N 塩酸150ml で3回抽出し、
得られたベンゼン溶液を塩化カルシウムで乾燥し、濾過
し、次いで粘稠油状物に減圧濃縮した。得られた残留物
を、撹拌しながら冷却した石油エーテル500ml に滴下
し、反応懸濁物を冷却しながら4時間攪拌し、生成した
沈殿物を濾過し、石油(petroleum) で洗浄し、次いで乾
燥して標題の化合物27.5g(収率71.6%)を得、これをエ
ーテル/石油エーテルの混合溶媒から再結晶して融点14
8 〜154℃の化合物を得た。
【0026】
【0027】方法B クロロギ酸ベンジル(30ml;0.21モル)を無水ベンゼン50
mlに溶解した溶液に、攪拌下で NaHCO(22g)を加え、
次いでアジスロマイシン15g(0.019 モル)を徐々に加え
た。アジスロマイシンの全量のうちの約3/4 を添加した
時点で別量のクロロギ酸ベンジル15ml(0.106モル)を加
えた。得られた反応混合物を攪拌下に室温で24時間保持
し、濾過し、得られた濾液を0.25N 塩酸150ml で3回抽
出し、硫酸マグネシウムで乾燥し、次いで減圧濃縮し
た。得られた残留物に石油エーテルを加えて粗製2'-0,
3'-N-ビス(ベンジルオキシカルボニル)-N-デメチル-
アジスロマイシンAを沈殿させ、生成した沈殿物を濾過
し、すぐに冷エーテル50mlに攪拌しながら懸濁させた。
この反応懸濁物を室温で1時間攪拌し、生成した沈殿物
を濾過し、次いで乾燥して方法Aに記載の物理化学的特
性と同一の特性をもつ均質な化合物(TLCで) 8.67g(収率
43.09 %)を得た。
【0028】実施例2 2'-0,3'-N-ビス(ベンジルオキシカルボニル)-N-デメチ
ル- アジスロマイシンAのO-メチル化物(Ia)、(Ib)、(I
c)及び(Id)の製造 方法A 実施例1で製造した化合物(6g;0.006モル)をジメチル
スルホキシドとテトラヒドロフランの混合物(1:1) 64ml
に溶解した溶液に沃化メチル(6ml;0.106モル)を加え、
沃化メチル(6.6ml;0.106モル)を加え、次いで NaH油中
分散物(55〜60%)2.4g(約0.06モル)を室温で4時間
にわたって徐々に加えた。この反応懸濁物をさらに5時
間攪拌し、1夜放置し、次いで飽和食塩水(100ml)に注
加し、酢酸エチル 100mlで2回抽出した。有機抽出液を
一緒にして飽和食塩水100ml で3回洗浄し、炭酸カリウ
ムで乾燥し、次いで溶媒を蒸発させ粗生成物 6.35gを
得、これを後記の実施例9に記載の方法に従って水添分
解し、所望の場合にはシリカゲルカラム〔シリカゲル60
(商品名)、Merck Co. 社製、粒度70〜230 メッシュ〕
上をジクロロメタン/メタノール/アンモニア(NHO
H)(90:9:0.5)からなる混合溶媒を用いてクロマトグ
ラフィーで精製した。前記粗生成物1.5gから、R0.88
1(TLC;上記と同一の混合溶媒系)の画分を濃縮し溶媒を
蒸発させて、クロマトグラフィーで純粋な2'-0,3'-N-ビ
ス(ベンジルオキシカルボニル)-N-デメチル- 6,11,4″
- トリ-O- メチル- アジスロマイシンA(Id)0.12g を得
た。
【0029】
【0030】R0.843 の画分を一緒にし、溶媒を蒸発
させてクロマトグラフィーで純粋な2'-0,3'-N-ビス(ベ
ンジルオキシカルボニル)-N-デメチル-11-O-メチル- ア
ジスロマイシンA(Ic)0.32g を得た。
【0031】
【0032】R0.811 の画分から、溶媒を蒸発させて
2'-0,3'-N-ビス(ベンジルオキシカルボニル)-N-デメチ
ル-6,11-ジ-O- メチル- アジスロマイシンA(Ib)0.316g
を得た。
【0033】
【0034】R0.661 の画分を濃縮し、蒸発乾燥して
2'-0,3'-N-ビス(ベンジルオキシカルボニル)-N-デメチ
ル-6-O- メチル- アジスロマイシンA(Ia)0.384gを得
た。
【0035】
【0036】方法B 実施例1で製造した化合物(6g)をジメチルスルホキシド
とテトラヒドロフランの混合物(1:1) 60mlに溶解した溶
液に、攪拌下に0〜5℃の温度で沃化メチル(3ml)と
NaH(55 〜60%)2.1gとを2時間にわたって徐々に加え
た。反応混合物を0〜5℃で1時間攪拌し、得られた懸
濁物を飽和食塩水に注加し、次いで酢酸エチル抽出し
た。有機抽出液を飽和食塩水で洗浄し、炭酸カリウムで
乾燥し、次いで減圧乾燥した。得られた生成物(2g)をシ
リカゲルカラムでジクロロメタン/メタノール/アンモ
ニア(NHOH)(90:9:1.5)からなる混合溶媒を用いて
クロマトグラフィーで精製し、2'-0,3'-N-ビス(ベンジ
ルオキシカルボニル)-N-デメチル- アジスロマイシンA
の6-O-メチル- 誘導体(Ia)0.89g 、2'-0,3'-N-ビス(ベ
ンジルオキシカルボニル)-N-デメチル- アジスロマイシ
ンAの6,11- ジ-O- メチル- 誘導体(Ib)0.11g 及び2'-
0,3'-N-ビス(ベンジルオキシカルボニル)-N-デメチル-
アジスロマイシンAの11- O-メチル- 誘導体(Ic)0.48g
を得た。
【0037】方法C 実施例1で製造した化合物(6g)をN,N-ジメチルホルムア
ミド60mlに溶解した溶液に沃化メチル(6ml)を加え、
次いで攪拌下に室温で NaH(55 〜60%)2.4gを2時間に
わたって徐々に加えた。反応混合物を室温でさらに2時
間攪拌し、次いで1夜放置した。方法Aに記載の方法に
従って生成物を単離して2'-0,3'-N-ビス(ベンジルオキ
シカルボニル)-N-デメチル- アジスロマイシンAの6,11
- ジ-O-メチル- 誘導体(Ib)と6,11,4″- トリ-O- メチ
ル- 誘導体(Id)との混合物4.54gを得た。この混合物を
後記の実施例3に記載の方法に従って、酢酸ナトリウム
/酢酸緩衝液(pH5)と触媒として炭素担持パラジウム(2
g; 5%)との存在下でメタノール(60ml)中で水添分解し
た。得られた生成物を単離しpH9で溶媒を蒸発させてR
0.220 の6,11- ジ-O- メチル- N-デメチル- アジスロ
マイシンA(If)とR0.263 の6,11,4″- トリ-O-メチ
ル- N-デメチル- アジスロマイシンA(Ih)との混合物を
単離し、これをジクロロメタン/メタノール/アンモニ
ア(NHOH)(90:9:1)からなる混合溶媒を用いてシリ
カゲルカラムで分離してクロマトグラフィーで純粋な上
記生成物(If)と上記生成物(Ih)とを得た。
【0038】実施例3 6-O-メチル-N- デメチル- アジスロマイシンA(Ie)の製
2'-0,3'-N-ビス(ベンジルオキシカルボニル)-N-デメチ
ル- 6-O-メチル- アジスロマイシンA(Ia) 2.0g(0.002
モル)をエタノール30mlに溶解した。この溶液に、酢酸
0.185ml と酢酸ナトリウム0.3g(pH5)と炭素担持パラジ
ウム(10%)0.7gとを含む水10mlを加えた。反応混合物
を水素圧力(10バール)下で10時間攪拌し、次いで触媒
を濾過し、その後蒸発乾固した。得られた残留物をクロ
ロホルム(30ml)に溶解し、水(30ml)を加え、次いで 1N
塩酸で反応混合物のpHを5.0 に調整し、これを分液し、
得られた水層をクロロホルムで2回(それぞれ15mlで)
抽出した。この反応混合物にクロロホルム(30ml)を加
え、攪拌下で 2N NaOHでpHを9.0 に調整し、分液し、次
いで得られた水層をクロロホルムで2回(それぞれ15ml
で) 抽出した。有機抽出液(pH9.0)を一緒にして炭酸カ
リウムで乾燥し、濾過し、次いで溶媒を蒸発させて標題
化合物1.03g(収率70%)を得た。
【0039】
【0040】実施例4 6,11- ジ-O- メチル-N- デメチル- アジスロマイシンA
(If)の製造 実施例3の方法に従って、2'-0,3'-N-ビス(ベンジルオ
キシカルボニル)-N-デメチル- 6,11- ジ-O- メチル- ア
ジスロマイシンA(Ib) 0.165g(0.16モル) を、酢酸ナト
リウム/酢酸緩衝液(pH5)の存在下でエタノール中で炭
素担持パラジウム(10%)を用いて水添分解することに
よってクロマトグラフィーで純粋な標題化合物0.093g
(収率76.2%)を得た。融点95〜98℃。
【0041】
【0042】実施例5 11-O- メチル-N- デメチル- アジスロマイシンA(Ig)の
製造 実施例3の方法に従って、2'-0,3'-N-ビス(ベンジルオ
キシカルボニル)-N-デメチル- 11-O- メチル- アジスロ
マイシンA(Ic) 0.250g(0.246 モル) を、酢酸ナトリウ
ム/酢酸緩衝液(pH5)の存在下でメタノール中で炭素担
持パラジウム(10%)を用いて水添分解することによっ
て11-O- メチル-N- デメチル- アジスロマイシンA(Ig)
0.168g(収率89.5%)を得た。
【0043】
【0044】実施例6 6-O-メチル- アジスロマイシンA(Ii)の製造 方法A 6-O-メチル-N- デメチル- アジスロマイシンA(Ie) 0.7
8g(0.00104モル) をクロロホルム(50ml)に溶解した溶液
に、ホルムアルデヒド(37%)0.085ml(0.00113 モル)
とギ酸(98〜100 %)0.078ml(0.00203 モル)とを加え
た。反応混合物を還流下で8時間攪拌し、次いで室温に
冷却して水50mlに注加した。この混合物のpHを 1N 塩酸
でpH5.0 に調整し、分液し、得られた水層をクロロホル
ムで2回(それぞれ25ml) 抽出した。水性部分にクロロ
ホルム(20ml)を加え、攪拌下で 2N NaOHでpHを9.0に調
整し、分液し、次いで得られた水層を再度クロロホルム
で2回(それぞれ20ml) 抽出した。クロロホルム抽出液
(pH9.0)を一緒にして炭酸カリウムで乾燥し、濾過し、
次いで溶媒を蒸発させて標題化合物 0.495g(収率62.74
%)を得た。必要に応じて、この化合物をシリカゲルカ
ラム上でジクロロメタン/メタノール/アンモニア(NH
OH)(90:9:0.5)からなる混合溶媒を用いてクロマト
グラフィーで精製し、クロマトグラフィーで均質な化合
物(Ii)を得た。融点103 〜109 ℃。
【0045】
【0046】生理活性:1mgはアジスロマイシン 754μ
g を含有する。方法B 6-O-メチル-N- デメチル- アジスロマイシンA 0.5g(0.
668 ミリモル) をアセトン(30ml)に溶解した溶液に、ホ
ルムアルデヒド(37%)0.128ml(1.71ミリモル)とギ酸
(98〜100 %)0.118ml(3.06ミリモル)とを加え、この
混合物を還流下で2時間攪拌した。反応混合物を室温に
冷却し、次いでアセトンを蒸発させて粘稠シロップを
得、これに水20mlを加えて方法Aに記載のようにして塩
化メチレンでpH勾配抽出法により生成物を単離した。収
量:0.46g(収率90.3%)。
【0047】実施例7 6,11-ジ-O-メチル-アジスロマイシンA(Ij)の製造 実施例6の方法に従って、6,11-ジ-O-メチル-N-デメチ
ル-アジスロマイシンA(If) 0.49g(0.43ミリモル)を、
ギ酸(98〜100%)の存在下でホルムアルデヒド(37%;
0.083ml)を用いて還元N-メチル化することにより、標
題の化合物0.46g(収率92.3%)を得た。
【0048】
【0049】実施例8 11-O- メチル- アジスロマイシンA(Ik)の製造 実施例6の方法に従って、11-O- メチル-N- デメチル-
アジスロマイシンA(Ig) 0.32g(0.43 ミリモル)を、ギ
酸(98〜100 %)の存在下でホルムアルデヒド(37%)
を用いて還元N-メチル化することにより標題の11-O- メ
チル誘導体(Ik)0.238g(収率72.44 %)を得た。
【0050】
【0051】実施例9 6-O-メチル-アジスロマイシンA(Ii)、6,11-ジ-O-メチ
ル-アジスロマイシンA(Ij)、11-O-メチル-アジスロマ
イシンA(Ik)及び6,11,4″-トリ-O-メチル-アジ スロマ
イシンA(Il)の製造 (1) 実施例2で製造した粗生成物2.16gをエタノール30
mlに溶解した溶液に、酢酸0.185mlと酢酸ナトリウム0.3
gと炭素担持パラジウム(10%)0.7gとを含む水10mlを
加え、この反応混合物を実施例3に記載のようにして
分解した。pH9.0で6-O-メチル-N-デメチル-アジスロ
マイシンA(Ie)、6,11-ジ-O-メチル-N-デメチル-アジス
ロマイシンA(If)、11-O-メチル-N-デメチル-アジスロ
マイシンA(Ig)及び6,11,4″-トリ-O-メチル-N-デメチ
ル-アジスロマイシンA(Ih)の混合物0.98gを得た。 (2) (1)に記載のようにして得られた混合物 0.98gを
クロロホルム(50ml)に溶解し、ホルムアルデヒド(37
%)0.106mlとギ酸(98〜100%)0.096mlとを加え、こ
れを実施例6に記載のようにしてN-メチル化した。pH9.
0で混合物0.537gを単離し、次いでこの混合物をシリカ
ゲルカラム〔シリカゲル 60(商品名)、Merck Co.社
製、粒度70〜230メッシュ〕上でジクロロメタン/メタ
ノール/アンモニア(NHOH)(90:9:1.5)からなる混合
溶媒を用いてクロマトグラフィー分離し、R0.346の
クロマトグラフィーで均質な化合物(Ii) 0.238g、R
0.391のクロマトグラフィーで均質な化合物(Ij) 0.06
5g R0.428のクロマトグラフィーで均質な化合物(Ik)
0.105g及びR0.456のクロマトグラフィーで均質な化
合物(Ii) 0.094gを得た。
【0052】実施例10 6,11,4″- トリ-O- メチル- N-デメチル- アジスロマイ
シンA(Ih)の製造 実施例3の方法に従って、2'-0,3'-N-ビス(ベンジルオ
キシカルボニル)-N-デメチル- 6,11,4″- トリ-O- メチ
ル- アジスロマイシンA(Id) 3.35g(3.21 ミリモル)
を、酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液(pH5.0)の存在下でエ
タノール(50ml)中で炭素担持パラジウム(10%;1g)を用
いて水添分解することによって標題の化合物 1.41g(収
率56.7%)を得、これを必要に応じてシリカゲルカラム
上でジクロロメタン/メタノール/アンモニア(NHO
H)(90:9:0.5)からなる混合溶媒を用いてクロマトグ
ラフィー精製し TLCで均質な化合物(Ih)を得た。
【0053】
【0054】実施例11 6,11,4″- トリ-O- メチル- アジスロマイシンA(Il)の
製造 実施例6の方法に従って、6,11,4″- トリ-O- メチル-N
- デメチル- アジスロマイシンA(Ih) 1.2g(1.55ミリモ
ル) とホルムアルデヒド 0.131ml(37%;1.71ミリモ
ル)とギ酸(98〜100 %) 0.121ml(3.15 ミリモル)と
から、標題の化合物0.75g(収率64.43 %)を得た。
【0055】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スロボダン・デイオキツク ユーゴースラビア社会主義連邦共和国. ユー−41000・ザグレブ.パントヴアツ ク.59 (72)発明者 ゴルヤナ・ラザレヴスキー ユーゴースラビア社会主義連邦共和国. ユー−41000・ザグレブ.バルタンスキ ー・ヤラク.18

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の式(I): 〔式中、R、R、R、R及びRは次の組み合
    わせ(Ia)〜(Il): (Ia) R=R=CO2CH265、R=CH、R
    =R=H、 (Ib) R=R=CO2CH265、R=R=CH
    、R=H、 (Ic) R=R=CO2CH265、R=R
    H、R=CH、 (Id) R=R=CO2CH265、R=R=R
    =CH (Ie) R=R=R=R=H、R=CH (If) R=R=R=H、R=R=CH (Ig) R=R=R=R=H、R=CH (Ih) R=R=H、R=R=R=CH (Ii) R=R=R=H、R=R=CH (Ij) R=R=H、R=R=R=CH (Ik) R=R=R=H、R=R=CH (Il) R=H、R=R=R=R=CH に示される意義を有する〕で表わされるアジスロマイシ
    ンAのO-メチル誘導体及びその薬学的に許容される無機
    酸又は有機酸との付加塩。
  2. 【請求項2】 R、R及びRが同一であり且つ水
    素原子であり、R及びRがCH基である請求項1に
    記載の物質。
  3. 【請求項3】 R、R及びRが同一であり且つ水
    素原子であり、R及びRがCH基である請求項1に
    記載の物質。
  4. 【請求項4】 次の式(II): 〔式中、R及びRは次の組み合わせ(IIb): (IIb) R1=R2=CO2CH265 に示される意義を有する〕で表わされる物質。
  5. 【請求項5】 次の式(I): 〔式中、R、R、R、R及びRは次の組み合
    わせ(Ia)〜(Il): (Ia) R=R=CO2CH265、R=CH、R
    =R=H、 (Ib) R=R=CO2CH265、R=R=CH
    、R=H、 (Ic) R=R=CO2CH265、R=R
    H、R=CH、 (Id) R=R=CO2CH265、R=R=R
    =CH (Ie) R=R=R=R=H、R=CH (If) R=R=R=H、R=R=CH (Ig) R=R=R=R=H、R=CH (Ih) R=R=H、R=R=R=CH (Ii) R=R=R=H、R=R=CH (Ij) R=R=H、R=R=R=CH (Ik) R=R=R=H、R=R=CH (Il) R=H、R=R=R=R=CH に示される意義を有する〕で表わされるアジスロマイシ
    ンAのO-メチル誘導体及びその薬学的に許容される酸付
    加塩の製造法であって、次の式(II): 〔式中、R及びRは次の組み合わせ(IIa): (IIa) R=H、R=CH に示される意義を有する〕で表わされるアジスロマイシ
    ン又はその二水和物と、クロロギ酸ベンジルとを過剰量
    の塩基の存在下に反応不活性溶媒中で反応させ、次いで
    得られた中間体すなわち前記の式(II)で表わされ該式中
    のR及びRが次の組み合わせ(IIb): (IIb) R1=R2=CO2CH265 に示される意義を有する物質である2'-0,3'-N-ビス(ベ
    ンジルオキシカルボニル)-N-デメチル-アジスロマイシ
    ンAのC-6位、C-11位及びC-4″位の水酸基を、1〜1
    8モル過剰量のメチル化剤を用いて塩基の存在下に塩基
    を溶解する溶媒又はそれと反応不活性溶媒との混合物中
    でO-メチル化して、前記の式(I)で表わされ該式中のR
    、R、R、R及びRが次の組み合わせ(Ia)〜
    (Id): (Ia) R=R=CO2CH265、R=CH、R
    =R=H、 (Ib) R=R=CO2CH265、R=R=CH
    、R=H、 (Ic) R=R=CO2CH265、R=R
    H、R=CH、 (Id) R=R=CO2CH265、R=R=R
    =CH に示される意義を有する物質であるO-メチル-2'-0,3'-N
    -ビス(ベンジルオキシカルボニル)-N-デメチル-アジス
    ロマイシンAの混合物を得、さらに必要に応じて(A) 該
    混合物をシリカゲルカラムで分離してクロマトグラフィ
    −で均質な化合物(Ia)〜(Id)すなわち前記の式(I)で表
    わされ該式中のR、R、R、R及びRが前記
    の組み合わせ(Ia)〜(Id)に示される意義を有するそれぞ
    れの化合物を得て、次いで該化合物を低級アルコール溶
    液中で触媒の存在下に水素雰囲気中で1〜20バールの圧
    力で水添分解して該化合物の2'-位及び3'-位の保護基
    を脱離させて、前記の式(I)で表わされ該式中のR
    、R、R及びRが次の組み合わせ(Ie)〜(I
    h): (Ie) R=R=R=R=H、R=CH (If) R=R=R=H、R=R=CH (Ig) R=R=R=R=H、R=CH (Ih) R=R=H、R=R=R=CH に示される意義を有する物質であるO-メチル-N-デメチ
    ル-アジスロマイシンA誘導体を得、次いで該誘導体の
    3'-メチルアミノ基を、ホルムアルデヒドとギ酸又は別
    の水素源を用いてハロゲン化炭化水素、低級アルコール
    又は低級ケトンから選ばれる反応不活性溶媒中で還元N-
    メチル化して、前記の式(I)で表わされ該式中のR
    、R、R及びRが次の組み合わせ(Ii)〜(I
    l): (Ii) R=R=R=H、R=R=CH (Ij) R=R=H、R=R=R=CH (Ik) R=R=R=H、R=R=CH (Il) R=H、R=R=R=R=CH に示される意義を有する物質であるO-メチル-アジスロ
    マイシンA誘導体を得るかあるいは (B) 前記O-メチル-2'-0,3'-N-ビス(ベンジルオキシカル
    ボニル)-N-デメチル-アジスロマイシンAの混合物の2'
    -位及び3'-位の保護ベンジルオキシカルボニル基を前
    記(A)に記載のようにして脱離させて、前記の式(I)で表
    わされ該式中のR、R、R、R及びRが次の
    組み合わせ(Ii)〜(Il): (Ii) R=R=R=H、R=R=CH (Ij) R=R=H、R=R=R=CH (Ik) R=R=R=H、R=R=CH (Il) R=H、R=R=R=R=CH に示される意義を有する物質であるO-メチル-アジスロ
    マイシンA誘導体の混合物を得て、これをシリカゲルカ
    ラムで分離してクロマトグラフィ−で均質なアジスロマ
    イシンAのO-メチル誘導体(Ii)〜(Il)すなわち前記の式
    (I)で表わされ該式中のR、R、R、R及びR
    が前記の組み合わせ(Ii)〜(Il)に示される意義を有す
    るアジスロマイシンAのO-メチル誘導体を得て、 さらに必要に応じて、該誘導体を少なくとも当量の無機
    又は有機酸と反応させて薬学的に許容される付加塩を得
    ることを特徴とする、アジスロマイシンAのO-メチル誘
    導体及びその薬学的に許容される酸付加塩の製造法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の式(I)で表わされるアジ
    スロマイシンAのO-メチル誘導体抗菌有効量でしかも
    生理学的に許容される量で薬学的に許容される担体と
    共に含有してなる抗菌剤組成物
JP3178514A 1990-07-18 1991-07-18 アジスロマイシンaのo−メチル誘導体、その製造法、その製造中間体及びそれを含有する抗菌剤組成物 Expired - Fee Related JP2657132B2 (ja)

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