JP2653435B2 - 感熱転写記録材料 - Google Patents
感熱転写記録材料Info
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- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、感熱転写記録紙に係り、特に、平滑でない
被転写材料上に、容易に転写し得る感熱転写記録紙に関
するものである。
被転写材料上に、容易に転写し得る感熱転写記録紙に関
するものである。
(従来の技術) 感熱転写記録材料を被転写材料上へ転写するために
は、一定の圧力下で感熱転写記録材料と被転写材料とを
感熱ヘッド上で密着させ、感熱ヘッドより加える熱エネ
ルギーにより感熱転写記録材料のインク層を溶融し、被
転写材料上へ転写を行う。この時、感熱転写記録材料と
被転写材料とが十分に密着していないと、密着していな
い部分の転写は行なわれない。このため、密着性を十分
にするため、被転写材料が凹凸の少ない平滑なものであ
る必要がある。しかし、一般に被転写材料として用いら
れる紙は、植物繊維より成るため凹凸が激しく、感熱転
写記録材料の被転写材料として平滑性が不十分であっ
た。
は、一定の圧力下で感熱転写記録材料と被転写材料とを
感熱ヘッド上で密着させ、感熱ヘッドより加える熱エネ
ルギーにより感熱転写記録材料のインク層を溶融し、被
転写材料上へ転写を行う。この時、感熱転写記録材料と
被転写材料とが十分に密着していないと、密着していな
い部分の転写は行なわれない。このため、密着性を十分
にするため、被転写材料が凹凸の少ない平滑なものであ
る必要がある。しかし、一般に被転写材料として用いら
れる紙は、植物繊維より成るため凹凸が激しく、感熱転
写記録材料の被転写材料として平滑性が不十分であっ
た。
このため、被転写材料として用いられる紙には、特殊
な処理として平滑性を増したものが用いられてきた。し
かし、この特殊な処理をした紙は、表面に特有の光沢が
あり、また、手触りが悪い等の欠点を有する。
な処理として平滑性を増したものが用いられてきた。し
かし、この特殊な処理をした紙は、表面に特有の光沢が
あり、また、手触りが悪い等の欠点を有する。
このため、平滑性の悪い日常用いられている紙(普通
紙)やベック平滑度が数秒〜十数秒程度のボンド紙にも
転写可能な感熱転写記録材料が求められてきた。
紙)やベック平滑度が数秒〜十数秒程度のボンド紙にも
転写可能な感熱転写記録材料が求められてきた。
従来から、普通紙に記録可能な感熱転写記録材料とし
ては、例えば特開昭59−201893号公報に示されるような
インク層中に熱分解性発泡剤を含有するもの、特開昭59
−201894号公報に示されるようにインク層中に易揮発性
有機液体を内含する微粒子充填剤を含有するもの、特開
昭60−239284号公報に示されるように、熱溶融性色材層
が上下2層に分離していて、下層に高沸点溶剤を含有す
るもの、特開昭60−236792号公報に示されるようにイン
ク層中に熱膨脹性物質を含有するもの等、転写時の熱エ
ネルギーによってインク層が被転写紙の凹凸に応じるよ
うに変化し、転写効率を上げるための試みがなされてい
る。
ては、例えば特開昭59−201893号公報に示されるような
インク層中に熱分解性発泡剤を含有するもの、特開昭59
−201894号公報に示されるようにインク層中に易揮発性
有機液体を内含する微粒子充填剤を含有するもの、特開
昭60−239284号公報に示されるように、熱溶融性色材層
が上下2層に分離していて、下層に高沸点溶剤を含有す
るもの、特開昭60−236792号公報に示されるようにイン
ク層中に熱膨脹性物質を含有するもの等、転写時の熱エ
ネルギーによってインク層が被転写紙の凹凸に応じるよ
うに変化し、転写効率を上げるための試みがなされてい
る。
しかしながら、これらの感熱転写記録材料は成膜工程
が複雑でその製造が困難であり、また溶剤の揮発等の安
定性に問題があった。一方、シート状の基材の上に剥離
層を設け、この上に色材層を設ける方法、例えば特開昭
60−234889号公報に示されるように熱溶融性色材層上に
界面活性剤を含有する熱溶融性物質層を設ける方法によ
り、平滑度の高い紙から平滑度の低い紙まで広い平滑度
領域において良好な印字を行う方法が提案されている
が、これらの感熱転写記録材料の製造方法においては、
熱溶融性色材層に低分子量のワックス成分を多く含有さ
せているために、この上に高融点の熱溶融性物質の上層
を塗布するとワックス成分を多く含有する前記色材層の
下層が再溶解或いは再溶融を起こし、感熱転写記録材料
を安定して製造することが困難であった。
が複雑でその製造が困難であり、また溶剤の揮発等の安
定性に問題があった。一方、シート状の基材の上に剥離
層を設け、この上に色材層を設ける方法、例えば特開昭
60−234889号公報に示されるように熱溶融性色材層上に
界面活性剤を含有する熱溶融性物質層を設ける方法によ
り、平滑度の高い紙から平滑度の低い紙まで広い平滑度
領域において良好な印字を行う方法が提案されている
が、これらの感熱転写記録材料の製造方法においては、
熱溶融性色材層に低分子量のワックス成分を多く含有さ
せているために、この上に高融点の熱溶融性物質の上層
を塗布するとワックス成分を多く含有する前記色材層の
下層が再溶解或いは再溶融を起こし、感熱転写記録材料
を安定して製造することが困難であった。
さらに、特開昭59−171691号公報には基材上に界面活
性剤とワックス類からなるホットメルト型剥離層を介し
てホットメルト型カーボン層を設けた感圧感熱性カーボ
ン複写紙に関する発明が開示されているが、この複写紙
は剥離層にワックス類を30〜50重量%含有しているた
め、記録材料の作成時に、やはりワックス類を含有する
カーボン層が、この剥離層と混じり合ってしまうという
問題があった。
性剤とワックス類からなるホットメルト型剥離層を介し
てホットメルト型カーボン層を設けた感圧感熱性カーボ
ン複写紙に関する発明が開示されているが、この複写紙
は剥離層にワックス類を30〜50重量%含有しているた
め、記録材料の作成時に、やはりワックス類を含有する
カーボン層が、この剥離層と混じり合ってしまうという
問題があった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、以上のような問題点を解決するためになさ
れたもので、表面平滑度の低い普通紙に対しても解像力
を低下させることなく、良好な転写像を与える感熱転写
記録材料を提供することを目的とするものである。
れたもので、表面平滑度の低い普通紙に対しても解像力
を低下させることなく、良好な転写像を与える感熱転写
記録材料を提供することを目的とするものである。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明の感熱転写記録材料は、シート状の基材上に、 (a)界面活性剤と成膜性を有する熱可塑性樹脂ある
いは熱硬化性樹脂よりなり、前記界面活性剤以外に印字
の際の加熱条件下で溶融する物質を実質的に含まない被
膜形成材とから成る剥離層を設け、さらにこの剥離層の
上に(b)印字の際の加熱条件下で溶融する有機物質と
着色剤とから成る熱溶融性色材層が形成されていること
を特徴としている。
いは熱硬化性樹脂よりなり、前記界面活性剤以外に印字
の際の加熱条件下で溶融する物質を実質的に含まない被
膜形成材とから成る剥離層を設け、さらにこの剥離層の
上に(b)印字の際の加熱条件下で溶融する有機物質と
着色剤とから成る熱溶融性色材層が形成されていること
を特徴としている。
本発明においては、この(a)の界面活性剤と皮膜形
成材から成る剥離層を、シート状の基板上に設けること
により、(b)の印字の際の加熱条件下で溶融する有機
物質と、着色剤とから成る熱溶融性色材層の熱転写時の
転写性を著しく向上させることが可能となる。この転写
性の向上は、剥離層中の界面活性剤によるもので、剥離
層中の界面活性剤の濃度が高い程、転写性の向上には有
利であるが、剥離層そのものの成膜性は界面活性剤の濃
度が高くなるにつれて低下する。
成材から成る剥離層を、シート状の基板上に設けること
により、(b)の印字の際の加熱条件下で溶融する有機
物質と、着色剤とから成る熱溶融性色材層の熱転写時の
転写性を著しく向上させることが可能となる。この転写
性の向上は、剥離層中の界面活性剤によるもので、剥離
層中の界面活性剤の濃度が高い程、転写性の向上には有
利であるが、剥離層そのものの成膜性は界面活性剤の濃
度が高くなるにつれて低下する。
このため剥離層は、界面活性剤0.1〜80%と、成膜性
を有し、通常、常温では固体で軟化点150℃以上の熱可
塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂等の皮膜形成材20〜99.9
%で構成する。
を有し、通常、常温では固体で軟化点150℃以上の熱可
塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂等の皮膜形成材20〜99.9
%で構成する。
また、剥離層を形成する一成分である皮膜形成材とし
ては、成膜性に優れた皮膜形成材であれば、特にその種
類を問わない。好適に用いることができる皮膜形成材の
内、水溶性の皮膜形成材としては、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、カゼイン、アラ
ビアゴム、カルボキシメチルセルロース(CMC)等があ
る。また、有機溶剤に可溶な皮膜形成材としては、アク
リル酸メチル、アクリル酸イソブチル等のアクリル酸エ
ステル;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸プロピル、メタクリル酸イソプロピル、メタ
クリル酸イソチブル等のメタクリル酸エステル;酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル;塩化ビ
ニル、フッ化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニリデ
ン、臭化ビニリデン等のハロゲン化ビニル類;スチレン
及び誘導体等のモノマーより成るホモポリマー、これら
のモノマーの組合せによるコポリマーや、ポリカーボネ
ート、ポリエステルカーボネート、ポリアミド、ポリエ
ステル等の縮合重合によって得られる熱可塑性樹脂、エ
ポキシ化合物、イミド化合物、フェノール樹脂、メラミ
ン樹脂等の熱硬化性樹脂を用いることができる。これら
の樹脂は転写時においても溶融して基材より剥離するこ
とはない。
ては、成膜性に優れた皮膜形成材であれば、特にその種
類を問わない。好適に用いることができる皮膜形成材の
内、水溶性の皮膜形成材としては、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、カゼイン、アラ
ビアゴム、カルボキシメチルセルロース(CMC)等があ
る。また、有機溶剤に可溶な皮膜形成材としては、アク
リル酸メチル、アクリル酸イソブチル等のアクリル酸エ
ステル;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸プロピル、メタクリル酸イソプロピル、メタ
クリル酸イソチブル等のメタクリル酸エステル;酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル;塩化ビ
ニル、フッ化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニリデ
ン、臭化ビニリデン等のハロゲン化ビニル類;スチレン
及び誘導体等のモノマーより成るホモポリマー、これら
のモノマーの組合せによるコポリマーや、ポリカーボネ
ート、ポリエステルカーボネート、ポリアミド、ポリエ
ステル等の縮合重合によって得られる熱可塑性樹脂、エ
ポキシ化合物、イミド化合物、フェノール樹脂、メラミ
ン樹脂等の熱硬化性樹脂を用いることができる。これら
の樹脂は転写時においても溶融して基材より剥離するこ
とはない。
また、剥離層を形成する他の成分である界面活性剤と
しては、剥離層に均一に分散し、色剤層との剥離性の良
好なものが好ましい。
しては、剥離層に均一に分散し、色剤層との剥離性の良
好なものが好ましい。
このような界面活性剤のうち、水に良溶性のものとし
ては、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸
塩、脂肪酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ジア
ルキルスルホコハク酸エステル塩、アルキルリン酸エス
テル塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、ポリ
オキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、アルキルアミ
ン塩、第4級アンモニウム塩等を用いることができる。
ては、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸
塩、脂肪酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ジア
ルキルスルホコハク酸エステル塩、アルキルリン酸エス
テル塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、ポリ
オキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、アルキルアミ
ン塩、第4級アンモニウム塩等を用いることができる。
また、有機溶剤に可溶な界面活性剤としては、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルフェノールエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸
エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンア
ルキルアミン、グリセリン脂肪酸エステル、オキシエチ
レンオキシプロピレンブロックポリマー等を用いること
ができる。
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルフェノールエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸
エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンア
ルキルアミン、グリセリン脂肪酸エステル、オキシエチ
レンオキシプロピレンブロックポリマー等を用いること
ができる。
本発明の熱溶融性色材層に用いることができる有機物
質としては、従来の感熱転写記録材料に用いられてきた
ワックスであれば特に限定することなく用いることがで
きる。このような有機物質としては、例えば、パラフィ
ンワックス、カルナバワックス、みつロウ、ポリエチレ
ンワックス、マイクロクリスタリンワックス、アミドワ
ックス、エステルワックス、酸化ポリエチレンワック
ス、ロジンメチロール化アマイド、高級脂肪酸、高級ア
ルコール等が例示される。また、これらの有機物質に、
さらに低分子量の石油樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体等を加え
ることによってインク層の可撓性を高めることもでき
る。
質としては、従来の感熱転写記録材料に用いられてきた
ワックスであれば特に限定することなく用いることがで
きる。このような有機物質としては、例えば、パラフィ
ンワックス、カルナバワックス、みつロウ、ポリエチレ
ンワックス、マイクロクリスタリンワックス、アミドワ
ックス、エステルワックス、酸化ポリエチレンワック
ス、ロジンメチロール化アマイド、高級脂肪酸、高級ア
ルコール等が例示される。また、これらの有機物質に、
さらに低分子量の石油樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体等を加え
ることによってインク層の可撓性を高めることもでき
る。
また、本発明の熱溶融性色材層に用いる着色剤として
は、カーボンブラックのほか、従来の感熱転写記録材料
に用いられてきた顔料、染料であれば特に限定すること
なく用いることができる。
は、カーボンブラックのほか、従来の感熱転写記録材料
に用いられてきた顔料、染料であれば特に限定すること
なく用いることができる。
(作 用) 本発明の感熱転写記録材料において、シート状の基材
と熱溶融性色材層との間に介在する剥離層中に含まれる
界面活性剤のわずかな剥離効果により、感熱ヘッドによ
り加えられた低エネルギーでシート状の基材の上の剥離
層から熱溶融性色材層が平滑でない被転写材料上に極め
て良好に転写され、平滑でない被転写材料上に優れた画
像を形成する。
と熱溶融性色材層との間に介在する剥離層中に含まれる
界面活性剤のわずかな剥離効果により、感熱ヘッドによ
り加えられた低エネルギーでシート状の基材の上の剥離
層から熱溶融性色材層が平滑でない被転写材料上に極め
て良好に転写され、平滑でない被転写材料上に優れた画
像を形成する。
その理由は必ずしも明確ではないが、転写は色材層の
みが転写し、剥離層は転写しないので、剥離層中の界面
活性剤による良好な剥離作用によるものと考えられる。
みが転写し、剥離層は転写しないので、剥離層中の界面
活性剤による良好な剥離作用によるものと考えられる。
(実施例) 次に本発明を実施例によって説明する。
実施例1 ラウリル硫酸ナトリウム 5重量部 ポリビニルアルコール(軟化点228℃) 5重量部 水 90重量部 上記の組成物を加温下で溶解し、剥離層を形成する溶
液1を得た。
液1を得た。
パラフィンワックス 60重量部 (融点58〜60℃) エチレン−酢酸ビニル共重合体 20重量部 (EVAFLEX 577(三井ポリケミカル(株)) カーボンブラックVulcan XC−72(キャボット社) 20重量部 トルエン 400重量部 上記組成物をボーミル中で混合分散し、インク層を形
成するインク液1を得た。
成するインク液1を得た。
厚さ6μmのポリエステルシート上にバーコーター
(No.3)を用いて溶液1を塗布し、乾燥後、バーコータ
ー(No.10)を用いて、インク液1を塗布、乾燥し、感
熱転写記録材料を得た。
(No.3)を用いて溶液1を塗布し、乾燥後、バーコータ
ー(No.10)を用いて、インク液1を塗布、乾燥し、感
熱転写記録材料を得た。
このようにして得た感熱転写記録材料を8ドット/mm
の感熱ヘッドを用いた試験用プリンターにより、ベック
平滑度30秒の普通紙に転写したところ、記録エネルギー
0.2mj/ドットで画像濃度(マクベス濃度計 RD918)1.5
の良好な画像が得られた。
の感熱ヘッドを用いた試験用プリンターにより、ベック
平滑度30秒の普通紙に転写したところ、記録エネルギー
0.2mj/ドットで画像濃度(マクベス濃度計 RD918)1.5
の良好な画像が得られた。
実施例2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 5重量部 ゼラチン(軟化点200℃以上) 5重量部 水 90重量部 上記の組成物を加温下で溶解し、剥離層を形成する溶
液2を得た。
液2を得た。
ヘキストワックスF(ヘキスト社製) 20重量部 パラフィンワックス 60重量部 (融点68〜70℃) カーボンブラックMA−100(三菱化成社製) 20重量部 トルエン 400重量部 上記組成物を実施例1と同ようにして、ボールミル中
で分散し、インク層を形成するインク液2を得た。
で分散し、インク層を形成するインク液2を得た。
厚さ6μmのポリエステルシート上に、実施例1と同
ようにしてバーコーター(No.3)を用いて溶液2を塗布
し、乾燥後、バーコーター(No.10)を用いて、インク
液2を塗布、乾燥し、感熱転写記録材料を得た。
ようにしてバーコーター(No.3)を用いて溶液2を塗布
し、乾燥後、バーコーター(No.10)を用いて、インク
液2を塗布、乾燥し、感熱転写記録材料を得た。
このようにして得た感熱転写記録材料を実施例1で用
いた試験用プリンターにより、ベック平滑度30秒の普通
紙に転写したところ、記録エネルギー0.2mj/ドットで画
像濃度1.4の良好な画像が得られた。
いた試験用プリンターにより、ベック平滑度30秒の普通
紙に転写したところ、記録エネルギー0.2mj/ドットで画
像濃度1.4の良好な画像が得られた。
実施例3 ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート 1重量部 エルバサイト2010(軟化点170℃) 9重量部 (米国E.I.Dupont社製) トルエン 90重量部 上記の組成物を加温下で溶解し、剥離層を形成する溶
液3を得た。
液3を得た。
パラフィンワックス 60重量部 (融点58〜60℃) カルナバワックス 20重量部 EVAFLEX310(三井ポリケミカル(株)) 10重量 Sot Blue1(保土谷化学社製) 10重量部 トルエン 400重量部 上記組成物を加温下で溶解し、インク層を形成するイ
ンク液3を得た。
ンク液3を得た。
厚さ6μmのポリエステルシート上に、実施例1と同
ようにしてバーコーター(No.3)を用いて溶液3を塗布
し、乾燥後、バーコーダー(No.10)を用いて、インク
液3を塗布、乾燥し、感熱転写記録材料を得た。
ようにしてバーコーター(No.3)を用いて溶液3を塗布
し、乾燥後、バーコーダー(No.10)を用いて、インク
液3を塗布、乾燥し、感熱転写記録材料を得た。
このようにして得た感熱転写記録材料を実施例1で用
いた試験用プリンターにより、ベック平滑30秒の普通紙
に転写したところ、記録エネルギー0.2mj/ドットで画像
濃度1.3の良好な画像が得られた。
いた試験用プリンターにより、ベック平滑30秒の普通紙
に転写したところ、記録エネルギー0.2mj/ドットで画像
濃度1.3の良好な画像が得られた。
実施例4 ソルビタンモノステアレート 2重量部 ポリスチレン(軟化点200℃) 8重量部 トルエン 90重量部 上記の組成物を加温下で溶解し、剥離層を形成する溶
液4を得た。
液4を得た。
パラフィンワックス 60重量部 (融点68〜70℃) 酸化ワックス 20重量部 カーボンブラックRaven 3500(コロンビア・カーボン社
製) 20重量部 上記組成物を実施例1と同ようにして、ボールミル中
で分散し、インク層を形成する。インク液4を得た。
製) 20重量部 上記組成物を実施例1と同ようにして、ボールミル中
で分散し、インク層を形成する。インク液4を得た。
厚さ6μmのポリエステルシート上に、実施例1と同
ようにしてバーコーター(No.3)を用いて溶液4を塗布
し、乾燥後、バーコーター(No.10)を用いて、インク
液4を塗布、乾燥し、感熱転写記録材料を得た。
ようにしてバーコーター(No.3)を用いて溶液4を塗布
し、乾燥後、バーコーター(No.10)を用いて、インク
液4を塗布、乾燥し、感熱転写記録材料を得た。
このようにして得た感熱転写記録材料を実施例1で用
いた試験用プリンターにより、ベック平滑度30秒の普通
紙に転写したところ、記録エネルギー0.2mj/ドットで画
像濃度1.4の良好な画像が得られた。
いた試験用プリンターにより、ベック平滑度30秒の普通
紙に転写したところ、記録エネルギー0.2mj/ドットで画
像濃度1.4の良好な画像が得られた。
比較例1〜4 実施例1〜4で作製したインク液1〜4を厚さ6μm
のポリエステルシート上に、バーコーダ(No.10)を用
いて塗布、乾燥し、比較例1〜4の感熱転写記録材料を
得た。
のポリエステルシート上に、バーコーダ(No.10)を用
いて塗布、乾燥し、比較例1〜4の感熱転写記録材料を
得た。
このようにして得た感熱転写記録材料を実施例1で用
いた試験用プリンターにより、ベック平滑度30秒の普通
紙に転写した。転写した画像はどの比較例でも、画質は
不十分であったが、文字パターンが判読可能となった時
の記録エネルギーと画像濃度を下表に示す。
いた試験用プリンターにより、ベック平滑度30秒の普通
紙に転写した。転写した画像はどの比較例でも、画質は
不十分であったが、文字パターンが判読可能となった時
の記録エネルギーと画像濃度を下表に示す。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の感熱転写記録材料は、界
面活性剤より成る剥離層と色材層との間のわずかな剥離
性により、表面平滑度の低い普通紙に対しても良好な転
写性を示し、優れた画像を形成することができる。
面活性剤より成る剥離層と色材層との間のわずかな剥離
性により、表面平滑度の低い普通紙に対しても良好な転
写性を示し、優れた画像を形成することができる。
また、剥離性が優れているため、従来の感熱転写記録
材料と比較して、低エネルギーの熱転写が可能となり、
その感度も良好となる。
材料と比較して、低エネルギーの熱転写が可能となり、
その感度も良好となる。
さらに、本発明の感熱転写記録材料は、界面活性剤を
剥離層中に混入しているため、この剥離効果により、低
融点の剥離剤(例えば低融点のワックス等)を剥離層中
に混入させなくても良好な剥離性が得られる。このた
め、剥離層上に高融点の色材層を重ね塗りしても下引き
層の剥離層が溶融してしまう現象がなくなり、安定した
感熱転写記録材料わが製造することができる。
剥離層中に混入しているため、この剥離効果により、低
融点の剥離剤(例えば低融点のワックス等)を剥離層中
に混入させなくても良好な剥離性が得られる。このた
め、剥離層上に高融点の色材層を重ね塗りしても下引き
層の剥離層が溶融してしまう現象がなくなり、安定した
感熱転写記録材料わが製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上原 勤 川崎市幸区小向東芝町1 株式会社東芝 総合研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−82084(JP,A) 特開 昭62−196182(JP,A) 特開 昭63−293086(JP,A) 特開 昭62−82085(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】シート状の基材上に、 (a)界面活性剤と成膜性を有する熱可塑性樹脂あるい
は熱硬化性樹脂よりなり、前記界面活性剤以外に印字の
際の加熱条件下で溶融する物質を実質的に含まない被膜
形成材とから成る剥離層を設け、 さらにこの剥離層の上に (b)印字の際の加熱条件下で溶融する有機物質と着色
剤とから成る熱溶融性色材層が形成されている ことを特徴とする感熱転写記録材料。 - 【請求項2】前記剥離層が、界面活性剤0.1〜80%と、
被膜形成材20〜99.9%とから成ることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の感熱転写記録材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62134330A JP2653435B2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 | 感熱転写記録材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62134330A JP2653435B2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 | 感熱転写記録材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63297091A JPS63297091A (ja) | 1988-12-05 |
JP2653435B2 true JP2653435B2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=15125811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62134330A Expired - Lifetime JP2653435B2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 | 感熱転写記録材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2653435B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3010628B2 (ja) * | 1988-12-06 | 2000-02-21 | 東レ株式会社 | 転写用基材フィルム |
JPH02155694A (ja) * | 1988-12-07 | 1990-06-14 | Mitsubishi Kasei Corp | 熱転写記録媒体 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6282084A (ja) * | 1985-10-07 | 1987-04-15 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 感熱転写記録媒体 |
JP2579145B2 (ja) * | 1986-01-30 | 1997-02-05 | コニカ株式会社 | 感熱転写記録媒体 |
JPS63293086A (ja) * | 1987-05-26 | 1988-11-30 | Canon Inc | 感熱転写材 |
-
1987
- 1987-05-29 JP JP62134330A patent/JP2653435B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63297091A (ja) | 1988-12-05 |
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