JPH03121891A - 感熱転写記録体 - Google Patents

感熱転写記録体

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JPH03121891A
JPH03121891A JP1261012A JP26101289A JPH03121891A JP H03121891 A JPH03121891 A JP H03121891A JP 1261012 A JP1261012 A JP 1261012A JP 26101289 A JP26101289 A JP 26101289A JP H03121891 A JPH03121891 A JP H03121891A
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JP
Japan
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heat
layer
particles
transfer recording
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP1261012A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Okuyama
哲生 奥山
Noriaki Sato
佐藤 典昭
Sakae Tamura
栄 田村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、感熱転写記録体に関する。
(従来の技術) 感熱転写記録体を被転写体へ転写するためには、一定の
圧力下でこの感熱転写記録体と被転写体とを感熱ヘッド
上で密着させ、この感熱ヘッドより加えられる熱エネル
ギーにより感熱転写記録体の熱溶融性色材層(インク層
)を溶融し、被転写体上に転写する方法が採用されてい
る。この転写の際に、感熱転写記録体と被転写体とが十
分に密着していないと、密着不良部分では、転写か行わ
れなくなる。こうしたことから、密着性を十分高めるた
めに、被転写体として凹凸の少ない平滑なものを使用す
る必要がある。しかしながら、般に、被転写体として用
いられる紙は、植物繊維よりなるために凹凸が激しく、
それ自体を平滑化することは困難である。
このようなことなら、被転写体として使用される紙には
カレンダー処理、表面コーティング等の特殊な処理を施
して平滑性を改善したものが用いられている。この特殊
な処理を施した紙は表面に特有な光沢があり、しかも手
触りが悪い等の問題がある。このために、上記の特殊な
表面処理を施さない普通紙やベック平滑度が数秒から士
数秒のボンド紙でも良好な転写か可能な感熱転写体の実
用化が要望されている。
普通紙に転写可能な感熱転写記録体として、インク層中
に熱分解性発泡剤を含有させたもの(特開昭59−20
1893号公報)、インク層中に易揮発性有機液体を内
包する微粒子充填剤を含有させたもの(特開昭59−2
01894号公報)、上下2層に分離され、下層に高沸
点溶剤を含有させたインク層を有するもの(特開昭80
−239284号公報)、インク層中に熱膨張性物質を
含有させたもの(特開昭80−236792号公報)等
、転写時の熱エネルギーによってインク層か紙の凹凸に
応じるように変化し、転写効率を向」ニさせる提案がな
されている。しかしながら、これらの感熱転写記録体は
成膜工程が複雑となり、し、かも溶剤の揮発等の安定性
にも問題がある。
この他に、熱溶融性色材層の上に界面活性剤を含む熱溶
融性物質層を設けることにより、平滑度の高い紙から平
滑度の低い紙まで良好な転写を可能とした感熱転写記録
体が提案されている(特開昭60−234889号公報
)。しかしながら、この感熱転写記録体においては、熱
溶融性色材層中に低分子量のワックス成分を多く含有さ
せているために、この色材層−」−に高融点の熱溶融性
物質層を塗布する際に下の色材層が再溶解または再溶融
してしまい、安定して製造できない問題がある。
さらに、基材上に界面活性剤とワックス類からなるホッ
トメルト型剥離層を介してホットメルト性カーボン層を
設けた感圧感熱性カーボン複写紙が提案されている(特
開昭59−171.691号公報)。
しかしながら、この複写紙は、剥離層中にワックス類を
30〜50重量%含有しているために、複写紙製造時に
ワックス類を含有するカーボン層が剥離層に混入すると
いう問題がある。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、従来の感熱転写記録体は普通紙等の表
面の平滑性が劣る被転写体への転写が良好に行えない問
題がある。
本発明の目的は、表面平滑度の低い普通紙等に対しても
解像力の低下をきたすことがなく、良好な転写像を形成
することが可能な感熱転写記録体を提供することにある
[発明の構成] (課題を解決するための手段および作用)本発明は、シ
ート状の基材と、この基材上に設けられ、選択的に加熱
、溶融されて被転写体に転写される熱溶融性色材層とを
有する感熱転写記録体において、前記熱溶融性色材層が
、5〜10μmの平均粒径を有する熱可塑性樹脂の粒子
か分散され、この粒子により粗面化された表面を有する
ことを特徴とする感熱転写記録体である。この感熱転写
記録体は、前記基材と熱溶融性色材層との間に、界面活
性剤および膜形成材からなる剥離層を設けることができ
る。さらに、この感熱転写記録体は、表面か粗面化して
いる剥離層を備えることができる。この剥離層の表面を
粗面化するには、例えば、平均粒径が1〜6μn)の微
粒子を剥離層中に分散することにより実現できる。
本発明の感熱転写記録体の基材としては、例えば、各種
のプラスチックシート、プラスチックのラミネートシー
ト等を挙げることができる。
本発明の感熱転写記録体の熱溶融性色相層は、所定の温
度で溶融する有機物質および着色材からなる熱溶融性色
材と熱可塑性樹脂の粒子とで構成される被膜からなる。
この被膜を構成する第1の成分である有機物質としては
、感熱転写記録体に使用できるワックスおよび樹脂であ
れば任意に選択できる。このような有機物質としては、
例えば、パラフィンワックス、カルナバワックス、キャ
ンデリラワックス、ライスワックス、蜜ろう、木ろう、
ラノリン、ポリエチレンワックス、マイクロクリスタル
ワックス、アミドワックス、エステルワックス、酸化ポ
リエチレンワックス、ロジン、ロジンメチロール化アマ
イド、エステルガム、高級脂肪酸、高級アルコール等を
挙げることができる。また、熱溶融性色材層の可撓性を
高めるために、これらの有機物質に更に低分子量の石油
樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、エチレン−酢酸ビニ
ル重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、ス
チレンアクリル酸エステル共重合体、スチレン−マレイ
ン酸−アクリル酸エステル共重合体等を加えることがで
きる。
この被膜を構成する第2の成分である着色材としては、
例えば、カーボンブラック、ファーストイエローG1ベ
ンジジンイエロー、ピグメントイエロー、インドファー
ストオレンジ、イルガジンレッド、カーミンFB、パー
マネントボルドーFRR,ピグメント・オレンジR1リ
ノールレッド2G、レーキ・レッドC10−ダミンFB
、ロダミンB1フタロンアニンブルー、ピグメントブル
ー、ブリリアント・グリーンB、フタロシアニングリー
ン、キナクリドン等の顔料や染料を必要に応じて用いる
ことができる。
この被膜を構成する第3の成分である平均粒径が5〜1
0μmの熱可塑性樹脂からなる粒子としては、ガラス転
移温度か60°C〜90℃の熱可塑性樹脂であれば、任
意の樹脂を用いることができる。この様な熱可塑性樹脂
としては、例えば、スチレン、0−メチルスチレン、p
−メチルスチレン、24−ジメチルスチレン等のスチレ
ン類や、ビニルナフタレン類や、エチレン、プロピレン
、イソブチレン、ブタジェン等のエチレン系不飽和モノ
オレフィン類や、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等の
ビニルエステル類や、塩化ビニル、弗化ビニル、塩化ビ
ニリデン、弗化ビニリデン等のハロゲン化ビニル類、ア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピ
ル、アクリル酸ローブチル、アクリル酸イソブチル、ア
クリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n−オクチル
、アクリル酸ドデシル等のアクリル酸のアルキルエステ
ル類およびメタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、
メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタ
クリル酸イソプロピル、メタクリル酸イソブチル等のメ
タクリル酸のアルキルエステル類等の単量体を重合して
得られる樹脂または2種類以上の単量体を重合して得ら
れる樹脂を挙げることができる。この共重合体としては
、例えば、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、ス
チレン−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−ブ
タジェン共重合体等を挙げることができる。また、ビニ
ル重合タイプの樹脂以外にもポリエステル樹脂、ポリウ
レタン樹脂、エポキシ樹脂、石油樹脂、ブチラール樹脂
等を用いることができる。更に、熱溶融性色材に用いた
所定の温度で溶融する有機物質を熱り塑性物質として用
いることができる。この有機物質としては、上述した様
に、パラフィンワックス、カルナバワックス、ギャンデ
リラワックス、ライスワックス、蜜ろう、本ろう、ラノ
リン、ポリエチレンワックス、マイクロクリスタルワッ
クス、アミドワックス、エステルワックス、酸化ポリエ
チレンワックス、ロジン、ロジンメチロール化アマイド
、エステルガム、高級脂肪酸、高級アルコール等を挙げ
ることができる。
また、これらの有機物質に更に低分子量の石油樹脂、ポ
リビニルブチラール樹脂、エチレン−酢酸ビニル重合体
、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−
アクリル酸エステル共重合体、スチレン−マレイン酸−
アクリル酸エステル共重合体等を加えることも有効であ
る。
この熱可塑性樹脂には、樹脂以外の成分として、熱溶融
性色材に含まれる着色剤と同系色の着色剤を混合するこ
ともできる。着色剤としては、上述したカーボンブラッ
ク等や感熱記録体あるいは電子写真技術の現像剤用トナ
ーで使用されている顔料や染料等を挙げることができる
この熱可塑性樹脂の粒子は、その平均粒径が5μm以下
では、熱溶融性色材層の層厚3〜5μmと比較して、そ
の大きさか小さいために、熱溶融性色材層から突出しな
いので、熱溶融性色材層の表面を粗面化する効果かない
。また、この粒子の平均粒径が10μm以」二では、粒
径が大き過ぎるために、熱溶融性色材層と被転写体とが
接触し難くなるので、好ましくない。この熱溶融性色材
層の表面の凹凸の高さは、1〜6μmが好ましい。さら
に、熱溶融性色材層におけるこの粒子の含有量は、基材
上で固体化した熱溶融性色材層に対して、0 10〜30w t%の範囲が好ましい。
この熱可塑性樹脂からなる粒子は、例えば、以下の方法
により得られるものを用いることができるが、これらの
方法に限定されるものではない。
(1)前述した樹脂、所定の温度で溶融する有機物質、
あるいはこれらの樹脂や有機物質に着色料を熱混練して
得られる混合物を、粉砕して粒子化し、更に分級して平
均粒径5〜10μmの粒子を形成する。
(2)前述した樹脂、所定の温度で溶融する有機物質、
あるいはこれらの樹脂や有機物質に着色材を熱混練して
得られる混合物を、加熱、加圧した水の中で激しく攪拌
して粒子化する。
この時、粒子の安定剤として、タルク、エアロジル、シ
リカ、カーボンブラック、チタンホワイト、酸化亜鉛等
の超微粒子を予め粒子化する水に添加することも有効で
ある。また、ポリビニールアルコール、ポリビニールピ
ロリドン、ゼラチン、カゼイン、アラビアゴム、カルボ
キシルメチルセルロース(CMC)等の水溶性高分子を
粒子化する水に添加することも粒子の水中での安定性に
寄与する。更に、少量の水溶性界面活性剤を添加するこ
とにより、粒子の水溶液中での安定性を向上することが
できる。この水溶性界面活性剤としては、アルキル硫酸
塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、脂肪酸塩、アルキ
ルナフタレンスルホン酸塩、ジアルキルスルホンコハク
酸塩、アルキル燐酸エステル、ナフタレンスルホン酸ホ
ルマリン縮合物、アルキルアミン塩、第4級アンモニウ
ム塩等を挙げることができる。
上記の様に得られた熱可塑性樹脂粒子の水分散液は、ス
プレードライヤー等で乾燥後、樹脂粒子を分級して、平
均粒径5〜10μmの熱可塑性樹脂の粒子を形成する。
また、得られた熱可塑性樹脂粒子の水分散液をそのまま
熱溶融性色材層の塗液として用いることもできる。
(3)水溶液中で懸濁重合可能なビニル基を有する単量
体を単独もしくは2種以上の単量体を混合して、水溶液
中で懸濁重合を行う。この水溶液で1 2 懸濁重合可能なビニル基を有する単量体としては、粒子
を構成する熱可塑性樹脂の説明において例示したスチレ
ン等の単量体を挙げることができる。
この重合に際し、重合時の粒子の安定剤として、」−記
(2)の方法で述べたタルクやポリビニールアルコール
等の安定剤を同様に用いることができ、さらに、」二記
のアルキル硫酸塩等の水溶性界面活性剤を加えることに
より、熱可塑性樹脂粒子の重合時の水中での安定性が得
られる。このようにして水溶液中で重合することにより
得られた熱可塑性樹脂の粒子の懸濁重合液を、スプレー
ドライヤー等で乾燥後、得られた樹脂粒子を分級して、
平均粒径5〜10μn】の粒子を得る。
また、得られた熱可塑性樹脂の懸濁重合液は、上記(2
)の方法と同様に、懸濁重合液そのものを塗液として用
いることができる。
熱溶融性色材と熱可塑性樹脂の粒子からなる熱溶融性色
材層は、例えば、以下に説明する方法により形成される
が、この方法に限定されるものではない。
(1)前述した有機物質および着色材を混合し、熱混練
して着色料を有機物質中に分散した後、シト状の基材上
に塗布する。更に、この」−に熱可塑性樹脂の粒子の分
散液あるいは懸濁重合液を塗布し、有機物質の融点以上
の温度で乾燥することにより、熱溶融性色材層を形成す
る。
(2)上記した有機物質をエマルジョン化し、これに水
溶液中に分散した着色材および熱可塑性樹脂の粒子を添
加し、エマルジョンインクを作成する。このエマルジョ
ンインクを基材」二に塗布することにより、熱溶融性色
材層を形成する。
(3)基材上に、熱可塑性樹脂の粒子の分散液あるいは
懸濁液を塗布し、表面に凹凸を有する基材を得る。この
上に、有機物質と着色材とからなるエマルジョンインク
を塗布し、熱溶融性色材層を形成する。
本発明の感熱転写記録体において基材と熱溶融性色材層
との間に設けられる剥離層は、界面活性剤および膜形成
材からなる。この界面活性剤としては、剥離層に均一に
分散し、熱溶融性色材層に3 4 対する剥離性を高めるものが好ましい。
この界面活性剤としては、水に良溶性のものとして、上
述のアルキル硫酸塩等の水溶性界面活性剤および有機溶
剤に可溶な界面活性剤を用いることができる。この有機
溶剤に可溶な界面活性剤としては、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェノ
ールエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン
、グリセリン脂肪酸エステル、オキシエチレンオキシプ
ロピレンブロックポリマー等を挙げることができる。
また、膜形成材としては、成膜性に優れたものであれば
任意の材料を用いることができる。この膜形成材の中で
は、水溶性の膜形成材としては、ポリビニールアルコー
ル、ポリビニールピロリドン、ゼラチン、カゼイン、ア
ラビアゴム、カルボキシルメチルセルロース(CMC)
等が好適であり、有機溶剤に可溶な膜形成材としては、
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソ
ブチル等のアクリル酸エステルや、メタクリル酸メチル
、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタク
リル酸イソプロピル、メタクリル酸イソブチル等のメタ
クリル酸エステルや、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル
等のビニルエステルや、塩化ビニル、弗化ビニル、塩化
ビニリデン、弗化ビニリデン、臭化ビニリデン等のハロ
ゲン化ビニル類や、スチレンおよびその誘導体等のモノ
マーよりなるホモポリマー、または2種以上のモノマー
よりなるコポリマーが挙げられる。また、ポリカーボネ
ート、ポリエステルカーボネート、ポリアミド、ポリエ
ステル等の縮合重合によって得られる熱可塑性樹脂およ
びエポキシ樹脂、イミド化合物、フェノール樹脂、メラ
ミン樹脂等の熱硬化性樹脂も好適に用いることもできる
。なお、これらの膜形成材は転写時の熱エネルギーによ
り溶融して基材から剥離することがないことが好ましい
これらの界面活性剤と膜形成材との構成比率は、1g1
oo〜80 : 20の範囲にすることが好ましい。
5 界面活性剤の構成比率が下限以下の場合は、熱溶融性色
材層に対する剥離機能が低下する虞かあり、上限を越え
た場合は、剥離層の機械的強度が低下して剥離層が基材
から剥離したり、剥離層やこの上の熱溶融性色材層の形
成に支障をきたす虞がある。より好ましい構成比率は、
LO:90〜60 : 4.Qの範囲である。
本発明の感熱転写記録体においては、上記剥離層の表面
を粗面化するために、剥離層中に微粒子が含まれている
。この微粒−fは、有機物、無機物のいずれのものでも
良い。有機物としては、例えば、熱硬化性樹脂、熱可塑
性樹脂を用いることができる。熱可塑性樹脂でこの微粒
子を形成する場合には、ガラス転移温度または熱変形温
度が80℃以上のものを選択することが望ましい。この
有機物は、例えば、シリコーン樹脂微粒子、またはアク
リル酸イソビル、アクリル酸イソブチル等のアクリル酸
エステルや、メタクリル酸メチル、メタクリル酸イソブ
チル等のメタクリル酸エステルや、スチレンおよびその
誘導体等のモノマーの少なく6 とも1種を懸濁重合して得られる樹脂ビーズ、或いは、
これらのモノマーにジビニルベンゼン等の架橋剤を添加
して3次元架橋するように懸濁重合して得られる樹脂ビ
ーズか好適である。また、無機物としては、シリカ、ア
ルミナ、タルク、グラファイト、酸化鉄、四三酸化鉄、
シラスバルーン等を挙げることができる。
この微粒子の平均粒径は1〜6μmの範囲とすることか
望ましい。この平均粒径が1μm未満の場合、この微粒
子により形成される剥離層の凸部の高さが低くなり、剥
離層上に形成される熱溶融性色材層に対する凸部の投錨
効果を十分達成することができず、一方、平均粒径が6
μmを越えると、熱溶融性色材層に対する凸部の投錨効
果が大きくなり過ぎて転写性を損なうばかりでなく、こ
の凸部に対応する転写すべき熱溶融性色材層が薄くなる
ために熱溶融性色材層による転写の連続性が損なわれる
。より好ましい平均粒径の範囲は、2〜5μmの範囲で
ある。また、粗大粒子や微少粒子の少ない粒度分布の狭
いものを使用すること7 8 が望ましい。
この微粒子は、剥離層中で細密充填させて存在させると
、この微粒子により形成される投錨効果が損なわれるば
かりか、感熱ヘッド等の発熱素子により加えられる熱エ
ネルギーを十分に熱溶融性色材層に伝達することができ
ず、転写感度の低下要因となる。従って、この微粒子に
よる凸部は剥離層中に均一に分布するように微粒子を設
けることが望ましい。このためには、この微粒子は、単
独または複数個からなる互いに独立した粒子もしくは粒
子群として、基材トに10000μm2当り20〜20
00個の割合で存在させることが望ましい。
この微粒子の基材上への分散手段としては、例えば、剥
離層を形成するための被膜材料中にこの微粒子を界面活
性剤および膜形成材に対して10〜60体積%含まれる
被膜材料を用いて、この被膜材料を基材」二に0.1 
g/I′+1′〜2g/イの厚さとなるように塗布すれ
ば良い。
本発明によれば、感熱転写記録体の熱溶融性色材層中に
は平均粒径が5〜10μmの粒子が含まれて熱溶融性色
材層の表面が粗面化されているので、転写時に、感熱ヘ
ッド等により加熱された部分の熱溶融性色材層のみが十
分に加熱されるために、融点が低いワックスや樹脂で構
成された高感度の熱溶融性色材層を用いることかできる
。従って、普通紙等の表面の平滑性か劣る被転写体に対
しても、良好な転写が行える。また、被加熱部分の周辺
は加熱されにくいので、加熱された部分のみが転写され
るという記録の忠実性をも満足する。
また、感熱転写記録体は、基材と熱溶融性色材層との間
に界面活性剤および膜形成材からなる剥離層を備えるた
めに、転写時に、熱溶融性色材層の剥離性を更に向上で
きる。即ち、剥離層の一方の成分として界面活性剤を含
むことによって、発熱素子からの熱エネルギーを加えた
際の剥離層上の熱溶融性色材層の被転写体への転写性を
良好にてきる。
さらに、この剥離層中に所定の平均粒径を有する微粒子
を含ませて、剥離層の表面をこの微粒子による凸部によ
り粗面化することにより、この凸9 部による投錨効果により、熱溶融性色材層を剥離層上に
確実に保持てきる。その結果、熱溶融性色材層を発熱素
子によって加熱して溶融すると、剥離層の凸部が溶融し
て凸部の投錨効果は失われ、剥離効果のみが作用する。
このために、加熱された部分のみが転写される、いわゆ
る“切れの良い“画像を得ることができる。従って、剥
離層による転写性の向上と切れの良さとを両立できるた
め、被転写体に優れた転写画像を形成できる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について、図面を用いて説明する
(実施例1) 第1図に示すように、この感熱転写記録体(1)におい
て、シート状の基材(2)の裏面には耐熱滑性を付与す
るためのバックコート層(3)が形成されている。また
、この基材(2)の表面には、平均粒径7μmの熱可塑
性樹脂からなる粒子(4)を含有する熱溶融性色材層(
5)が形成されている。
この熱溶融性色材層(5)の表面は、これらの粒子0 (4)により、凸部が形成されて、粗面化されている。
この感熱転写記録体(1)は、以下の如く、製造した。
下記に示した組成の熱可塑性組成物Aを加圧ニーダ−で
混練した後、ハンマーミル、超音速ジェットミル等で粉
砕、分級し、平均粒径7μmの熱可塑性樹脂からなる粒
子を作製した。
[熱可塑性組成物A] カーボンブラック       20重量部(デグサ社
製の商品名Pr1ntex 35 )エチレン酢酸ビニ
ル共重合体  10重量部(三井・デュポンポリケミカ
ル株式会社製の商品名EVAPLEX 310) カルナバワックス1号     20重量部ポリエチレ
ンワックス     50重量部(BARECO社製の
商品名POLYWAX 855)次いで、以下の組成の
ワックスおよび樹脂からなる有機物質を乳化して固形分
40重量%のワックスエマルジョンAを得た。
1 2 [ワックスエマルジョンA] カルナバワックス      20重量部(野田ワック
ス株式会社製の商品名NX−A−01H)ワックス  
        20重量部(BARECO社製の商品
名PETR0LITIシWB−17)パラフィンワック
ス     55重量部(日本精蝋株式会社製の商品名
HNP 3)エチレン酢酸ビニル共重合体  5重量部
(三井・デュポンポリケミカル株式会社製の商品名EV
AFI、EX 310) 次いで、前記粒子とワックスエマルジョンAに下記に組
成を示す水性加工顔料等の着色材を添加し、ワックスエ
マルジョン塗液Aを得た。
[ワックスエマルジョン塗液Aコ 粒子            10重量部ワックスエマ
ルジョンA   112.5重量部水性加工顔料   
     25重量部(御国色素株式会社製の商品名S
AK BlackII7360 ) 弗素系界面活性剤       0.1重量部(旭硝子
株式会社製の商品名サーフロンS−141,)イソプロ
パツール      20重量部得られた粒子分散ワッ
クスエマルジョン塗液を、裏面に耐熱滑性層をバックコ
ート層シた厚さ4.5μmのポリエステルシートの表面
にバーコータ(No、12)を用いて塗布、乾燥し、熱
可塑性樹脂からなる粒子を分散した感熱転写記録体を製
造した。
(実施例2) 第2図に示すように、この感熱転写記録体(10)にお
いて、シート状の基IJ’(11)の裏面には耐熱滑性
を付与するためのバックコート層(12)が被覆されて
いる。この基材(11)の表面には、界面活性剤および
膜形成材からなる剥離層(13)が形成されている。こ
の剥離層(13)の上には、平均粒径5μmの熱可塑性
樹脂の粒子(14)を含有する熱溶融性色材層(15)
が形成されている。この熱溶融性色材層(15)は、粒
子(14)の対応する位置に凸部が形成され、その表面
が粗面化されている。
この感熱転写記録体(10)は、以下の如く、製造3 4 した。まず、裏面に耐熱滑性を付与するためのバックコ
ート層を形成した厚さ3.5μmのポリエステルシート
からなる基材の表面に、下記の組成を有する剥離層組成
物Bをバーコーター(No、4)を用いて塗布、乾燥し
て、膜厚0.4g/rdの剥離層を形成した。
[剥離層組成物Bコ ウレタン樹脂エマルジョン  5重量部(三洋化成株式
会社製の商品名 バーマリンUA200) ラウリル硫酸ナトリウム   0.6重量部イソプロパ
ツール      20重量部水          
    80重量部次いで、下記に示す組成の熱可塑性
樹脂組成物Bを加圧ニーダ−で混練した。
[熱可塑性組成物B] カーボンブラック          20重量部(三
菱化成株式会社製の商品名MA100)エチレンエチル
アクリレート共重合体 10重全部(日本ユニカー株式
会社製の商品名BRT−490)ヘキストワックスE 
         50重口部(ヘキスト社製の商品名
) パラフィンワックス(融点が68〜70℃)20重量部
次に、熱可塑性組成物Bを下記の組成で加温下で攪拌し
、平均粒径5μmの熱可塑性樹脂の粒子が分散されてい
る粒子分散液Bを調整した。
[粒子分散液B] 粒子           20重量部ポリビニールア
ルコール  1重量部 疎水性シリカ       1重量部 (日本エアロジル株式会社製の商品名AERO3II。
R972) ラウリル硫酸ナトリウム  0.5重量部シリコン消泡
剤      0.02重量部(東芝シリコン株式会社
製の商品名TSA730 )水           
  80重量部次いで、調整した粒子分散液Bと前記実
施例1で用いてワックスエマルジョンAに、下記組成の
着色材等を添加することによりワックスエマルジョン塗
液Bを調合した。
5 6 [ワックスエマルジョン塗液B] 粒子分散液8            25重量部ワッ
クスエマルションA      1.12 、5重量部
水性加工顔料            15重量部(御
国色素株式会社製の商品名 SAK Black119
025) 弗素系界面活性剤         0.1重量部(旭
硝子株式会社製の商品名 サーフロンS−1,41,) ドデシルベゼンスルホン酸 ナトリウム         0.5重量部イソプロパ
ツール          20重量部次いで、このワ
ックスエマルジョン塗液Bを、前記ポリエステルシート
の基材上の剥離層の表面にバーコーター(No、 16
)を用いて、塗布、乾燥し、熱可塑性樹脂の粒子を分散
した感熱転写記録体を製造した。
(実施例3) 第3図に示すように、この感熱転写記録体(20)にお
いて、シート状の基材(21)の裏面には耐熱滑性を付
与するためのバックコート層(22)が形成されている
。この基材(21)の表面には、剥離層(23)が形成
されている。この剥離層(23)は、界面活性剤および
膜形成材からなる被膜(23a)およびこの被膜(23
a)に覆われた状態で分散された微粒子(23b)で構
成され、この微粒子(23b)に対応する位置に凸部か
形成されている。その結果、この剥離層り23)の表面
は、粗面化されている。この微粒子(23b)の平均粒
径は、2μmである。
この剥離層(23)の表面には、平均粒径8μmの熱可
塑性樹脂の粒子(24)を含有する熱溶融性色材層(2
5)か形成されている。この熱溶融性色材層(25)は
、粒子(24)に対応する位置に凸部が形成され、その
表面が粗面化されている。
この感熱転写記録体く20)は、以下の如く、製造した
。まず、裏面にバックコート層を形成した厚さ35μm
のポリエステルシートの基材の表面に、下記組成の剥離
層組成物Cをその中のシリコン樹脂からなる微粒子の沈
澱を防ぐために攪拌しながらチューブポンプで圧送し、
バーコーター(No。
7 4)を用いて塗布、乾燥して、膜厚0.8g/rdの剥
離層を形成し、た。この剥離層を走査型電子顕微鏡によ
り観察したところ、微粒子は単独または5〜IO個から
なる粒子群として、剥離層中に分散しており、この微粒
子に対応する位置に凸部が形成されていることが確認さ
れた。また、肉眼での観察では、微粒子による凸部がマ
クロ的に均一に存在していた。
[剥離層組成物C] シリコーン樹脂微粒子      2重量部(平均粒径
2μm) (東芝シリコーン株式会社製の商品名 トスパル120
) ウレタン樹脂エマルシュン      5重量部(三洋
化成株式会社製の商品名 バーマリンUA 150 ) ドデシルベンゼンスルホン酸 ナトリウム          O,8重量部イソプロ
パツール          20重量部水     
             80重量部8 次いで、下記組成の熱可塑性樹脂組成物Cを加温下で混
合、分散し、加圧ニーダ−で混練した後、ハンマーミル
、超音速シェツトミル等で粉砕、分級し、平均粒径8μ
mの粒子を作製した。
[熱可塑性組成物C] ベンジジンイエローG (C,1,21090)  5
重量部エチレン酢酸ビニル共重合体     10重量
部(三井・デュポンポリケミカル株式会社製の商品名E
VAFLEX410) 石油樹脂              45重量部(荒
川化学株式会社製の商品名 アルコンP−85) カルナバワックス          40重量部(野
田ワックス株式会社製の商品名 NX−A−Of、 )
次いで、作製した粒子を下記組成の水溶液中に分散し、
粒子分散液Cを調整した。
[粒子分散液C] 粒子        40重二部 弗素系界面活性剤   0.1重量部 (旭硝子株式会社製の商品名 サーフロン9 0 S−141,) イソプロパツール  20重量部 水        100重量部 次に、下記組成のワックスおよび樹脂からなる有機物質
を乳化して固形分40重量%のワックスエマルジョンC
を調整した。
[ワックスエマルジョンC] マイクロクリスタリンワックス  20重量部(モービ
ル石油株式会社製の商品名 マイクロワックス190Y
 ’) パラフィンワックス       40重i部(日本精
蝋株式会社製の商品名 HNP 10)ワックス   
          35重量部(三菱化成工業株式会
社製の商品名 ダイヤカナルPA30 ) エチレン酢酸ビニル樹脂     5重量部(三井・デ
ュポンポリケミカル株式会社製の商品名 EVAPLE
X 410 ) 次いで、調整した粒子分散液Cとワックスエマルション
Cに下記組成の着色料等を添加し、ワックスエマルショ
ン塗液Cを調整した。
[ワックスエマルジョン塗液C] 粒子分散液C40重量部 ワックスエマルジョンC125fflffi部水性加工
顔料        25重量部(御国色素株式会社製
の商品名 旧−ミクロンにエローll6228) 弗素系界面活性剤       0.1重量部(旭硝子
株式会社製の商品名 サーフロンS−141) ラウリル硫酸ナトリウム    0,5重量部イソプロ
パツール      10重量部次いで、このワックス
エマルジョン塗液Cを、基材上の剥離層の表面にバーコ
ーター(No、 18)を用いて塗布、乾燥し、感熱転
写記録体を製造した。
(比較例1) まず、前記実施例1のワックスエマルジョン塗液Aから
粒子を除いた塗液を作製し、この塗液を裏面にバックコ
ート層を有する厚さ4.5μmの1 2 ポリエステルシートの表面に均一に塗布して、厚さ4μ
n〕の平滑な表面を有する熱溶融性色材層を形成し、感
熱転写記録体を製造した。
(比較例2) まず、前記実施例2のワックスエマルジョン塗液Bから
粒子を除いた塗液を作製した。この塗液を、裏面にバッ
クコート層を有し、表面に実施例2と同様な剥離層組成
物Bを用いて形成された剥離層を有する厚さ3.5μm
のポリエステルシート」−の剥離層の表面に均一に塗布
して、厚さ4μmの平滑な表面を有する熱溶融性色材層
を形成し、感熱転写記録体を製造した。
(比較例3) まず、前記実施例3のワックスエマルジョン塗液Cから
粒子を除いた塗液を作製した。この塗液を、裏面にバッ
クコート層を有し、表面に実施例3と同様な剥離層組成
物Cを用いて形成された剥離層を有する厚さ3.5μn
1のポリエステルシト」二の剥離層の表面に均一に塗布
して、厚さ4μmのWmな表面を有する熱溶融性色材層
を形成し、感熱転写記録体を製造した。
この様な、実施例1〜3および比較例1〜3の感熱転写
記録体を8ドツト/順の感熱ヘッドを組込んたプリンタ
により、ベック平滑度が30秒の電子写真用普通紙に転
写した。この時のボイド率(転写したインクの面積/加
熱した面積)および転写ドツトの切れの3点評価を行っ
た。その結果を表に示した。
(以下余白) 3 4 この表から明らかな様に、本実施例1〜3の感熱転写記
録体は普通紙への転写性とドツトの切れ、即ち、ドツト
への忠実性が極めて良好であることが分かる。
この様に、本発明の感熱転写記録体では、熱溶融性色材
層が含有する粒子に対応する位置に凸部が形成されて、
その表面が粗面化されているために、熱転写時に、被転
写体と熱溶融性色材層とが凸部で確実に接触する。そし
て、感熱ヘッド等により加熱された部分のみにおいて、
粒子が溶融または軟化し、被転写体と密着することが可
能となる。従って、切れの良い転写画像を得ることがで
きる。
また、粒子により凸部が形成された熱溶融性色材層は、
被転写体と凸部で接触し、感熱ヘッドから印加された熱
は凸部の周囲には伝わり難い。このために、従来の感熱
転写記録体に比較して、低融点の有機物質と着色材から
なる熱溶融性色材を用いても加熱されたドツト周辺の熱
拡散による昇’l+Aによって粒子か溶融、軟化しなけ
れば、被転写体と熱溶融性色+3層とが密着することが
ない。従って、従来の感熱転写記録体に用いられている
ものに比較して、低融点の材料を用いることができ、低
エネルギーでの熱転写が可能となり、表面の平滑性が劣
る普通紙等への転写性、転写感度の向上、高速記録が達
成できる。
さらに、本発明の感熱転写記録体は、剥離層を構成する
界面活性剤による剥離効果を利用しているために、剥離
層の他の成分である膜形成材として、高いガラス転移温
度または高軟化温度の熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂が使
用できる。その結果、従来の低融点の剥離材(例えば低
融点のワックス)を剥離層中に混入しなくとも、本発明
の感熱転写記録体は、良好な剥離性を達成することがで
きる。
従って、剥離層−1−に高融点の熱溶融性色材層を重ね
て形成しても、下地としての剥離層が溶融するのを防止
できるために、安定した感熱転写記録体を得ることがで
きる。
上記実施例を示す図面において、熱溶融性色材層の被膜
から突出している粒子の部分は、この被膜に被覆されて
いないか、この露出している粒子の部分は、剥離層中に
おける微粒子と同様に、熱溶融性色材層の被膜により被
覆されることもある。
[発明の効果] 以上の様に、本発明によれば、表面平滑度の低い普通紙
等に対しても解像力の低下をきたすことがなく、良好な
転写画像を形成することが可能な感熱転写記録体を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例による感熱転写記録体を
示す断面図、第2図は本発明の第2の実施例による感熱
転写記録体を示す断面図、第3図は本発明の第3の実施
例による感熱転写記録体を示す断面図である。 1.10.20・・感熱転写記録体、 2.11.21・・・基材、 3、■2.22・・・バックコート層、4.14.24
・・・粒子、 5.15.25・・・熱溶融性色材層、13.23・・
・剥離層、     23a・・・被膜、23b・・・
微粒子。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シート状の基材と、この基材上に設けられ、選択
    的に加熱、溶融されて被転写体に転写される熱溶融性色
    材層とを有する感熱転写記録体において、前記熱溶融性
    色材層が、5〜10μmの平均粒径を有する熱可塑性樹
    脂の粒子が分散され、この粒子により粗面化された表面
    を有することを特徴とする感熱転写記録体。
  2. (2)前記基材と熱溶融性色材層との間に設けられ、界
    面活性剤および膜形成材からなる剥離層を有することを
    特徴とする請求項1記載の感熱転写記録体。
  3. (3)前記剥離層の表面が粗面化していることを特徴と
    する請求項2記載の感熱転写記録体。
JP1261012A 1989-10-05 1989-10-05 感熱転写記録体 Pending JPH03121891A (ja)

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