JP2652707B2 - エポキシ樹脂のための柔軟剤配合物 - Google Patents

エポキシ樹脂のための柔軟剤配合物

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JP2652707B2
JP2652707B2 JP1196480A JP19648089A JP2652707B2 JP 2652707 B2 JP2652707 B2 JP 2652707B2 JP 1196480 A JP1196480 A JP 1196480A JP 19648089 A JP19648089 A JP 19648089A JP 2652707 B2 JP2652707 B2 JP 2652707B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエポキシ樹脂のための柔軟剤配合物、それら
の配合物とエポキシ樹脂とを含む組成物、前記配合物の
新規成分、変性エポキシ樹脂の硬化生成物及びエポキシ
樹脂を柔軟にするための前記配合物の用途に関するもの
である。
〔従来の技術〕 アメリカ合衆国特許第3944594号明細書には、立体障
害フェノールとオリゴマー状グリコール又はチオグリコ
ールとのエステルは、有機ポリマーすなわちポリジエン
を酸化分解に対して安定化するために使用できることが
記載されている。安定剤として、それらの化合物は通常
ごく少量使用される。
エポキシ樹脂は、ブタジエンとアクリロニトリルとを
ベースとするコポリマーの添加により、又は前記コポリ
マーとエポキシ樹脂との付加物の添加により変性するこ
とができることも知られている。
ドイツ連邦共和国特許願A3331903号明細書には、高分
子量ジオールとヒドロキシフェニルカルボン酸とのエス
テル化生成物のような弾性化作用を有するポリフェノー
ルは、カチオン電気泳動エナメルのための水分散性結合
剤の製造のために使用できることが記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記添加剤の効果は一般的に硬化生成物の衝撃強さと
柔軟性を増加させることである。しかしながら、剥離強
さは一般的にまだ問題を残している。前記ポリマーの使
用は通常重ね剪断強さを減少させ、且つガラス転移温度
を低下させる。
〔課題を解決するための手段〕
衝撃強さ改良剤の配合は、エポキシ樹脂と混合した場
合に剥離強さを十分に増加させ、亀裂生長傾向を減少さ
せ、且つ重ね剪断強さを損なうことなく高い剥離強さを
生じさせることが今や判った。
更に、樹脂生成物に応じて、前記改良剤は高い剥離強
さ及び低いガラス転移温度を有する弾性生成物又は高い
ガラス転移温度及び高い剥離強さを有する高強度生成物
の製造を可能にする;高強度生成物は高い破壊靭性及び
非常に高い衝撃性衝撃応力下でさえも著しく減少した亀
裂生長を特徴とする。
本発明の衝撃強さ改良剤は、低粘度生成物を製造する
ためにエポキシ樹脂とともに使用することができ、これ
は加工工程において有用である。
硬化エポキシ樹脂も良好な耐熱性を特徴とする。
本発明は、 A) ブタジエン及び少なくとも1種の極性でエチレン
性の不飽和コモノマーをベースとする液体コポリマー
と、 B) 次式I: 〔式中、mは1又は2を表わし、nは2ないし6を表わ
し、Xは−O−基、−S−基又は−NR3−基を表わし、
Yは−OH基、−NHR3基、−OCN基、 及び からなる群から選ばれた基を表わし、R1はヒドロキシ
ル、メルカプト若しくはアミノ末端基を有するポリエー
テルプレポリマー基又はヒドロキシ、メルカプト若しく
はアミノ末端基を有するセグメント化ポリエステル、ポ
リチオエステル又はポリアミドプレポリマーを表わし、
末端官能性基を除いた後のポリエーテルセグメントを該
セグメント化プレポリマーに対して少なくとも30モル%
含み、R2は芳香族環に直接結合した基Yを有するm+1
価の炭素環式芳香族又は芳香族脂肪族基を表わし、R3
水素原子、炭素原子数1ないし6のアルキル基又はフェ
ニル基を表わし、そしてR4はメチル基又は特に水素原子
を表わす〕で表わされる化合物とからなる組成物に関す
るものである。
成分A)はブタジエンをベースとする選ばれた液体弾
性コポリマーであり、そしてエポキシ樹脂と反応する末
端基を含むものが好ましい。
それらのコポリマーの分子量は好ましくは500〜500
0、特に1000〜3000である。
この成分はそれ自体として又はエポキシ樹脂との、好
ましくはビスフェノールをベースとするジグリシジルエ
ーテルとの付加物として使用することができる。
用語“液体コポリマー”は本文記載の範囲内におい
て、80℃以下の温度で流動性であり、且つエポキシ樹脂
と容易に混合することができる化合物を意味するものと
理解されたい。
成分A)の製造のための極性でエチレン性の不飽和コ
モノマーの例は、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリ
ル酸エステル例えばメチル又はエチルエステル、(メ
タ)アクリルアミド、フマル酸、イタコン酸、マレイン
酸又はそのエステル若しくは半エステル例えばモノメチ
ル又はジメチルエステル、マレイン酸無水物又はイタコ
ン酸無水物、ビニルエステル例えば酢酸ビニル、極性ス
チレン例えば環塩素化若しくは環臭素化スチレン、又は
特にアクリロニトリル若しくはメタクリロニトリルであ
る。
極性でエチレン性の不飽和コモノマーに加えて、成分
A)は非極性でエチレン性の不飽和コモノマー例えばエ
チレン、プロピレン又は特にスチレン又は置換スチレン
例えばビニルトルエンを含むこともできる。
成分A)はランダムコポリマー、ブロックコポリマー
又はグラフトコポリマーであってよい。
成分A)中のコモノマーの比率は広い制限範囲内で変
化し得る。この成分は、成分B)及び所望によりエポキ
シ樹脂C)と組合せて弾性相が形成されるように選ぶ。
この種の弾性相は通常0℃以下のガラス転移温度を特徴
とする。問題の系は均質又は不均質であってよい。
弾性相は成分A)中にすでに存在しているかもしれな
い;反対に弾性相は適する成分A)、B)及び所望によ
りC)を選ぶことにより形成されるのみであるかもしれ
ない。
不均質系を有することを望む場合には、成分は通常
A)及び/又はB)の溶解度パラメータとC)のそれと
の間の差が0.2と1.0、好ましくは0.2と0.6との間である
ように選ぶ。
特に好ましい成分A)は液体ブタジエン/アクリロニ
トリルコポリマーである。
他の最も好ましい成分A)は、エポキシ樹脂と反応す
る官能性基例えばカルボキシル基、ヒドロキシル基又は
アミノ基を含む液体ブタジエン/アクリロニトリルコポ
リマーである。
前記コポリマーの例は、カルボキシル基、ヒドロキシ
ル基又はアミノ基を含むアクリロニトリル/ブタジエン
ゴム、例えばグッドリッチ(Goodrich)社製のハイカー
(Hycar )化合物である。
前記ゴムの好ましい種類は下記式II aないしII dで表
わされる構造単位及び末端基Gを含む: −CH2−CH=CH−CH2−(II a)、 〔式中、Raは水素原子又はメチル基を表わし、Rbは−CO
OH基、−COORc基又は−CONH2基を表わし、Rcは脂肪族基
好ましくはメチル基を表わし、そしてGは−R−COOH
基、−R−OH基、 (式中、Rはアルキレン基を表わす)からなる群から選
ばれる〕;基II a、II b及びII cの比率は好ましくは5
〜50重量%であり、そして基II dの比率は好ましくは0
〜30重量%であるか又は遊離カルボキシル基を有する基
の場合には0〜10重量%である(前記量は基II a、II
b、II c及び所望によりII dの全量に対するものであ
る)。
成分A)は好ましくはエポキシ樹脂と反応する官能性
基を含むブタジエン/アクリロニトリルコポリマーとエ
ポキシ樹脂との付加物として使用する。そのような付加
物は、溶融性ではあるがしかしまだ硬化性の予備縮合生
成物を形成するために、反応性のブタジエン/アクリロ
ニトリルゴムとエポキシ樹脂とを、必要であれば触媒と
ともに加熱することにより公知方法で製造する。使用す
る触媒の例は、トリフェニルホスフィン、第三アミン、
第四アンモニウム若しくはホスホニウム塩又はクロムア
セチルアセトネートである。
成分B)はヒドロキシ、メルカプト又はアミノ末端基
を有し、且つ上記において定義された如くポリエーテル
セグメントを最小の比率で含むポリエーテル又はポリエ
ステル、ポリチオエステル又はポリアミドプレポリマー
から誘導され、その末端基は以下に定義される如く変性
される。そのようなプレポリマーは公知である。
前記プレポリマーの分子量は通常500ないし20000(数
平均)の範囲内、好ましくは500ないし3000の範囲内で
ある。
前記プレポリマーの平均官能性は少なくとも2、好ま
しくは2ないし3である。
水不溶性の式Iで表わされる化合物を与えるポリエー
テル又はセグメント化ポリエステル、ポリチオエステル
又はポリアミドプレポリマーを使用するのが特に好まし
い。それらは本文記載の範囲内において5重量%未満、
好ましくは1重量%未満の量で水に可溶性であり、そし
てそれらは水中に貯蔵した場合に、少量の水、好ましく
は5重量%未満の水を吸収するのみであるか、又はわず
かな膨潤のみを示すことが判る。
ポリエーテル又はセグメント化ポリエステル、ポリチ
オエステル又はポリアミドプレポリマーはいくつかの場
合にはグラフト化1−オレフィンを含むことができ、該
1−オレフィンとして極性基例えばニトリル、エステル
又はアミド基、更に非極性基を含むことができる。
R1は好ましくは官能性基を除いた後の、ヒドロキシ
ル、メルカプト又はアミノ末端基を有するポリアルキレ
ングリコール基、特にポリプロピレングリコール又はポ
リブチレングリコール基を表わす。
ヒドロキシル末端基を有するポリアルキレングリコー
ルは、例えばアルキレンオキシド例えばエチレンオキシ
ド、プロピレンオキシド又はブチレンオキシドと、出発
成分として、二官能性又は多官能性アルコール例えばブ
タン−1,4−ジオール、1,1,1−トリメチロールエタン、
1,1,1−トリメチロールプロパン、ヘキサン−1,2,6−ト
リオール、グリセロール、ペンタエリトリトール若しく
はソルビトールとの、又はアミン例えばメチルアミン、
エチレンジアミン若しくは1,6−ヘキシレンジアミンと
のカチオン重合、共重合又はブロック共重合により、或
いは環状エーテル例えばテトラヒドロフラン、プロピレ
ンオキシド又はエチレンオキシドの酸触媒例えばBF3
ーテル錯体を用いるカチオン重合又は共重合により、或
いは水の脱離を伴ってポリ縮合を進行させることができ
るグリコール例えばヘキサン−1,6−ジオールの酸エー
テル化触媒例えばp−トルエンスルホン酸の存在下での
ポリ縮合により得ることができる。
燐酸又は亜燐酸とチレンオキシド、プロピレンオキシ
ド、ブチレンオキシド又はスチレンオキシドとのアルコ
キシル化生成物を使用することもできる。
アミノ末端基を有するポリアルキレングリコールは、
例えば上記のヒドロキシル末端基を有するポリアルキレ
ングリコール(第一ヒドロキシル基を含む前記化合物は
例えばポリブチレングリコールである)をアクリロニト
リルと反応させ、次いでこの生成物を水素化するか、又
は第二ヒドロキシル基を含む前記化合物をアンモニアと
反応させることにより誘導される。アミノ末端基を有す
る適するポリプロピレングリコールは、名称“ジェッフ
ァミンズ (Jeffamines )”としてテキサコ(Texac
o)社から市販されている化合物である。
メルカプト末端基を有するポリアルキレングリコール
は、ヒドロキシル又はアミノ末端基を有する相当するポ
リアルキレングリコールから、公知方法例えばメルカプ
トカルボン酸又はそのエステル例えばメルカプト酢酸
(エステル)の、ヒドロキシル又はアミノ末端基を有す
るポリアルキレングリコールへの付加によるか、又はエ
ピスルフィドのヒドロキシル又はアミノ末端基を有する
ポリアルキレングリコールへの付加により製造すること
ができる。
上記のポリアルキレングリコール誘導体から誘導され
る好ましい基R1は次式III a、III b、III c、III d及び
III e; 〔式中、yは5ないし90、特に10ないし90を表わし、z
は10ないし40を表わし、R5は二つのOH基を除いた後の脂
肪族ジオール基を表わし、そしてR6は三つのOH基を除い
た後の脂肪族トルオール基を表わす〕で表わされる構造
単位を含む。
ヒドロキシル、メルカプト又はアミノ末端基を有する
他の好ましいポリアルキレングリコールプレポリマー
は、グラフト化1−オレフィン、特にスチレン又はアク
リル酸誘導体例えばアクリル酸エステル又はアクリロニ
トリルを含む。
ヒドロキシル、メルカプト又はアミノ末端基を有し、
且つポリエーテル基によりセグメント化されたポリエス
テル、ポリチオエステル又はポリアミドは、通常脂肪
族、脂環式又は芳香族ポリカルボン酸等にジカルボン
酸、及び脂肪族又は脂環式ポリオール又はチオアルコー
ル特にジオール又はトリオール、或いは脂肪族又は脂環
式ポリアミン特にジアミン又はトリアミンをベースとす
るポリエステルから誘導される;他方、それらはプレポ
リマー成分に対して少くとも30モル%のポリエーテルセ
グメントが縮合により導入されたラクトン又はラクタム
から誘導される。
脂肪族ポリカルボン酸の例は、蓚酸、コハク酸、グル
タル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼラ
イン酸、セバシン酸又は二量化若しくは三量化リノレイ
ン酸である;脂環式ポリカルボン酸の例は、テトラヒド
ロフタル酸、4−メチルテトラヒドロフタル酸、ヘキサ
ヒドロフタル酸又は4−メチルヘキサヒドロフタル酸で
ある;芳香族ポリカルボン酸の例は、フタル酸、イソフ
タル酸又はテレフタル酸である。
ポリオールの例は、エチレン−1,2−ジオール、プロ
パン−1,2−ジオール、プロパン−1,3−ジオール、ブタ
ン−1,4−ジオール、ペンタン−1,5−ジオール、ヘキサ
ン−1,6−ジオール、オクタン−1,8−ジオール、デカン
−1,10−ジオール又はドデカン−1,12−ジオール、ジ
−、トリ−及びテトラ−エチレングリコール、ジ−、ト
リ−及びテトラ−プロピレングリコール、ジ−、トリ−
及びテトラ−ブチレングリコール、2,2−ジメチルプロ
パン−1,3−ジオール、1,1,1−トリメチロールエタン、
1,1,1−トリメチロールプロパン、グリセロール、ヘキ
サン−1,2,6−トリオール、ペンタエリトリトール、ソ
ルビトール、1,3−又は1,4−ジヒドロキシシクロヘキサ
ン、シクロヘキサン−1,4−ジメタノール、ビス(4−
ヒドロキシシクロヘキシル)メタン、2,2−ビス(4−
ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン又は1,1−ビス
(ヒドロキシメチル)シクロヘキセ−3−エンである。
チオアルコールの例は、1,2−ジメルカプトエタン又
は1,3−ジメルカプトプロパンである。
ポリアミンの例は、1,2−ジアミノエタン、1,3−ジア
ミノプロパン、1,4−ジアミノブタン、1,5−ジアミノペ
ンタン、1,6−ジアミノヘキサン、ジ−、トリ−及びテ
トラ−1,2−ジアミノエタン、ジ−、トリ−及びテトラ
−1,3−ジアミノプロパン、ジ−、トリ−及びテトラ−
1,4−ジアミノブタン、ピペラジン、2,5−ジメチルピペ
ラジン、1−アミノ−3−アミノメチル−3,5,5−トリ
メチルシクロヘキサン、1,4−ジアミノシクロヘキサ
ン、1,4−ビス(アミノメチレン)シクロヘキサン及び
ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタンである。
ラクトンの例はε−カプロラクトンである;ラクタム
の例はε−カプロラクタムである。
ポリエステル、ポリチオエステル又はポリアミドプレ
ポリマー中に存在しなければならないポリエーテルセグ
メントは、プレポリマー中にアルコール又はアミン成分
のみとして存在するか或いはプレポリマー中に他のアル
コール又はアミン成分と一緒に存在することができる。
それ故、プレポリマーはポリカルボン酸、ポリラクトン
又はポリラクタムとヒドロキシル、メルカプト又はアミ
ノ末端基を含むポリエーテルブロックとの縮合により、
又はポリカルカルボン酸とヒドロキシル、メルカプト又
はアミノ末端基を含むポリエーテルブロックと一緒にな
ったポリオール又はポリアミンとの縮合により製造する
ことができる。
好ましいポリエーテルブロックは上記のヒドロキシ
ル、メルカプト又はアミノ末端基を有するポリアルキレ
ングリコールである。
記号nは好ましくは2又は3であり、そして記号mは
好ましくは1である。
Xは好ましくは−O−基、−S−基又は−NH−基を表
わす。
Yは好ましくは−OH基、−NH2基、−OCN基、 特に−OH基、−OCN基、 又は である。
芳香族環に直接結合した基Yを有するm+1価の炭素
環式芳香族又は芳香脂肪族基としてのR2は、通常非置換
又は不活性基により置換され得る単核又は多核芳香族で
ある。多核基は縮合し得るか、又はその環は直接C−C
結合を介して又は架橋基を介して互いに結合し得る。
R2は好ましくは二価単核又は二核芳香族基又は二価単
核芳香脂肪族基、特にヒドロキシ安息香酸基を表わす。
不活性置換基の例は、アルキル基、アルケニル基、ア
ルキニル基、アルコキシ基又はハロゲン原子である。
R2は好ましくは次式IV a、IV b又はIV c: 〔式中、R7は炭素原子数1ないし6のアルキル基、炭素
原子数2ないし6のアルケニル基、炭素原子数2ないし
6のアルキニル基、炭素原子数1ないし6のアルコキシ
基、ハロゲン原子特に塩素原子又は臭素原子、又はフェ
ニル基を表わし、pは0ないし3特に0又は1の整数を
表わし、qは1、2又は3特に1又は2を表わし、そし
てQは直接結合、−CqH2q−基特に−CH2−基又は−C
(CH3−基又は−O−基、−S−基、−SO2−基、−
CO−基又は−C(CF3−基を表わす〕で表わされる
基が好ましい。
好ましい式Iで表わされる化合物において、mは1を
表わし、nは2又は3を表し、R1は官能性基を除いた後
のヒドロキシル、メルカプト又はアミノ末端基を有する
ポリアルキレングリコール基を表わし、そしてR2は次式
IV d、IV e、IV f又はIV g: で表わされる基を表わす。
R3は好ましくはメチル基又は特に水素原子を表わす。
炭素原子数1ないし6のアルキル基としてのいかなる
基も直鎖状又は分岐鎖状であってよく、直鎖状基が好ま
しい。
アルキル基の特別の例はメチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル
基、n−ペンチル基又はn−ヘキシル基であり、メチル
基が好ましい。
炭素原子数1ないし6のアルコキシ基としてのいかな
る基も直鎖状又は分岐鎖状であってよく、直鎖状基が好
ましい。
アルコキシ基の特別の例はメトキシ基、エトキシ基、
n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ
基、イソブトキシ基、n−ペントキシ基又はn−ヘキシ
ルオキシ基であり、メトキシ基が好ましい。
炭素原子数2ないし6のアルケニル基としてのいかな
る基も好ましくは直鎖状基例えばビニル基、アリル基、
プロペ−1−エニル基、ブテ−1−エニル基、ペンテ−
1−エニル基又はヘキセ−1−エニル基であり、ビニル
基及びアリル基が好ましい。
炭素原子数2ないし6のアルキニル基としてのいかな
る基も好ましくは直鎖状基例えばエチニル基、プロパル
ギル基、ブチ−1−イニル基、ペンチ−1−イニル基又
はヘキシ−1−イニル基であり、プロパルギル基が好ま
しい。
ハロゲン原子としてのいかなる基も好ましくは塩素原
子又は臭素原子である。
式Iで表わされる化合物は、ポリエーテルプレポリマ
ー又はセグメント化ポリエステル又はポリアミドのヒド
ロキシ、メルカプト又はアミノ末端基を、前記末端基の
比率に実質的に相当するモル量でヒドロキシカルボン酸
HOOC−R2−(OH)又はアミノカルボン酸HOOC−R2
(NHR3又はそれらのエステル誘導体を用いて閉鎖す
ることにより公知方法で得ることができる。
好ましいヒドロキシカルボン酸又はアミノカルボン酸
(誘導体)の例は、p−ヒドロキシ安息香酸、p−アミ
ノ安息香酸、サリチル酸及びアントラニル酸、並びにそ
れらのメチル又はエチルエステルである。
式Iで表わされるポリエステル又はポリアミド樹脂
は、そのような樹脂の製造に用いられる一般的方法によ
り製造することができる。それ故、エステル化はカルボ
ン酸成分(単数又は複数)とポリオール又はポリアミン
との溶融縮合(反応物を撹拌しながら例えば240℃の温
度に加熱する)により有利に行うことができる。ここ
で、反応中生成する水、又は官能化カルボン酸誘導体と
してエステルを使用した場合にはアルコールを除くため
に、反応混合物を通して不活性ガス例えば窒素を流通さ
せることができる。別の可能性は、残った低分子量分解
生成物を除くために、必要であればエステル化反応の最
後にわずかな真空を用いることである。溶融縮合のため
の好ましい温度範囲は160〜200℃である。ポリ縮合は必
要であれば触媒(触媒の例はSn(IV)化合物例えばジブ
チル錫オキイド又はジブチル錫ジラウレートである)の
存在下で行うことができる。しかしながら、ポリ縮合の
他の形態例えば溶液中、懸濁液中又は塊状でのポリ縮合
も可能である。
アントラニルアミドはアミノ末端基を含むポリエーテ
ル又はアミノ末端基を含むセグメント化ポリアミドをイ
サト酸無水物と反応させることにより製造することがで
きる。
式中Yが−OCN基を表わす式Iで表わされる化合物
は、式中Yが−OH基を表わす式Iで表わされる化合物か
ら出発して製造することができる。これは式Iで表わさ
れるフェノール末端基を含むポリエステル又はポリアミ
ドをハロゲン化シアン特に臭化シアンと塩基例えばトリ
エチルアミンのような第三アミンの存在下で不活性中性
溶媒中で反応させることにより行う。
不活性中性溶媒の例は芳香族炭化水素例えばトルエン
又はキシレン、又はケトン例えばメチルイソブチルケト
ンである。
この反応は通常式中Yが−OH基を表わす式Iで表わさ
れる化合物とハロゲン化シアンの実質的に当量を、例え
ば0℃に冷却しながら混合し、且つこの温度で第三アミ
ンを加えることにより行う。
式中Yが を表わす式Iで表わされる化合物は、式中Yが−OH基を
表わす式Iで表わされる化合物から出発して製造するこ
とができる。これは式Iで表わされるフェノール末端基
を含むポリエステル又はポリアミドをエピクロロヒドリ
ン又はβ−メチルエピクロロヒドリンと塩基例えばアル
カリ金属カーボネート又はアルカリ金属水酸化物の存在
下で不活性溶媒中で反応させることにより行う。このよ
うな溶媒の例は上記のものである。エピクロロヒドリン
又はβ−メチルエピクロロヒドリンの添加及び続く脱塩
化水素は一又は二工程で行うことができる。
この反応は通常高められた温度例えば60ないし120℃
の範囲内で行う。
同様のエピスルフィドは上記式Iで表わされるエポキ
シドをカリウムチオシアネートと又はチオ尿素と反応さ
せることにより公知方法で製造することができる。
式Iで表わされる化合物は通常600ないし20000、特に
800ないし5000の分子量(数平均)を有している。
式中Yが−OCN基又は を表わす式Iで表わされる化合物は新規であり、そして
本発明の目的も表わす。
A)とB)とからなる本発明の組成物は、上記の有用
な性質を有する硬化生成物を与えるためにエポキシ樹脂
とともに加工することができる。
それ故、本発明は更に上記において定義されたような
成分A)及びB)及び分子当り少なくとも二つの1,2−
エポキシ基を有するエポキシ樹脂を含むか、又は成分
A)とエポキシ樹脂との付加物、成分B)及び所望によ
り成分C)を含むか、又は成分A)、成分B)とエポキ
シ樹脂との付加物及び所望により成分C)を含むか、又
は成分A)とエポキシ樹脂との付加物、成分B)とエポ
キシ樹脂との付加物及び所望により成分C)を含む組成
物に関するものである。
成分A)及びエポキシ樹脂C)と式中Yが−OH基を表
わす式Iで表わされる化合物との付加物からなる組成物
が特に好ましい。成分C)と成分B)との付加物は、上
記の反応性成分A)とエポキシ樹脂との付加物の形成と
同様に製造することができる。
本発明の組成物は、各成分を公知混合ユニット(撹拌
機、ロール)の助けにより混合して慣用の方法により製
造することができる。
原則的に、いくつかのエポキシ樹脂の混合物を含む、
エポキシ樹脂技術において慣用のいかなる化合物も成分
C)として使用することができる。
エポキシ樹脂の例は下記のものである。
I) ポリグリシジル及びポリ(β−メチルグリシジ
ル)エステルは、例えば分子中に少なくとも二つのカル
ボキシル基を含む化合物をエピクロロヒドリン、グリセ
ロールジクロロヒドリン又はβ−メチルエピクロロヒド
リンと塩基の存在下で反応させることにより得ることが
きる。
分子中に少なくとも二つのカルボキシル基を有する化
合物の例は、ポリエステル又はポリアミドの形成のため
の化合物としてすでに上記したような、脂肪族ポリカル
ボン酸、脂環式ポリカルボン酸又は芳香族ポリカルボン
酸である。トリカルボン酸及び高次カルボン酸の例は、
特に、芳香族トリカルボン酸又はテトラカルボン酸例え
ばトリメリト酸、トリメシン酸、ピロメリト酸又はベン
ゾフェノンテトラカルボン酸、及び二量化若しくは三量
化脂肪酸例えば名称プリポール (Pripol )として市
販されているもの、又はビニルモノマーと共重合可能な
(メタ)アクリル酸のコポリマー例えばメタクリル酸と
スチレンとの若しくはメトルメタクリレートとの1:1コ
ポリマーである。
II) ポリグリシジル及びポリ(β−メチルグリシジ
ル)エーテルは、例えば分子中に少なくとも二つのアル
コール性ヒドロキシル基及び/又はフェノール性ヒドロ
キシル基を含む化合物をエピクロロヒドリン、グリセロ
ールジクロロヒドリン又はβ−メチルエピクロロヒドリ
ンとアルカリ性条件下で又は塩基の存在下で反応させ、
次いでこの生成物をアルカリを用いて処理することによ
り得ることができる。
分子中に少なくとも二つのアルコール性ヒドロキシル
基及び/又はフェノール性ヒドロキシル基を有する化合
物の例は、ポリエステルの形成のための化合物としてす
でに上記したような脂肪族又は脂環式アルコール、又は
芳香族基を含むアルコール例えばN,N−ビス(2−ヒド
ロキシエチル)アニリン又はp,p′−ビス(2−ヒドロ
キシエチルアミノ)ジフェニルメタン、又は単核若しく
は多核フェノール例えばレゾルシノール、ヒドロキノ
ン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、臭素化2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−
ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)スルホン、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒド
ロキシフェニル)エタン又はアルデヒド例えばホルムア
ルデヒド、アセトアルデヒド、クロラール又はフルフル
アルデヒドと非置換、アルキル置換又はハロゲン置換フ
ェノール例えば上記ビスフェノール、2−又は4−メチ
ルフェノール、4−第三−ブチルフェノール、p−ノニ
ルフェノール又は4−クロロフェノールとの縮合により
得ることができるノボラックである。
III) 例えばエピクロロヒドリンとアミンとの反応生
成物の脱塩化水素により製造することができるポリ(N
−グリシジル)化合物は、少なくとも二つのアミノ水素
原子を含む。
前記エポキシ樹脂をベースとするアミンの例は、脂肪
族又は脂環式アミン例えばポリアミドの形成のための成
分として上記したもの、芳香族アミン例えばアニリン、
p−トルイジン、ビス(4−アミノフェニル)メタン、
ビス(4−アミノフェニル)スルホン又はビス(4−ア
ミノフェニル)エーテル、又は芳香族脂肪族アミン例え
ばm−キシリレンジアミンである。
しかしながら、ポリ(N−グリシジル)化合物はトリ
グリシジルイソシアヌレート、脂環式尿素例えばエチレ
ン尿素又は1,3−プロピレン尿素のN,N′−ジグリシジル
誘導体、及びヒダントイン例えば5,5−ジメチルヒダン
トインのN,N′−ジグリシジル誘導体も含む。
IV) ポリ(S−グリシジル)化合物例えばジ−S−グ
リシジル誘導体は、ジチオール例えばエタン−1,2−ジ
チオールから、又はビス(4−メルカプトメチルフェニ
ル)エーテルから誘導される。
V) 脂環式エポキシ樹脂又はジエン若しくはポリエン
のエポキシ化生成物例えば脂環式エポキシ樹脂は、例え
ばエチレン性不飽和脂環式化合物をエポキシ化すること
により製造することができる。例は1,2−ビス(2,3−エ
ポキシシクロペントキシ)エタン、2,3−エポキシシク
ロペンチルグリシジルエーテル、ジグリシジルシクロヘ
キサン−1,2−ジカルボキシレート、3,4−エポキシシク
ロヘキシルグリシジルエーテル、ビス(2,3−エポキシ
シクロペンチル)エーテル、ビス(3,4−エポキシシク
ロヘキシル)エーテル、5(6)−グリシジル−2−
(1,2−エポキシエチル)ビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン、
ジシクロペンタジエンジオキシド、シクロヘキサ−1,3
−ジエンジオキシド、3,4−エポキシ−6−メチルシク
ロヘキシルメチル−3′,4′−エポキシ−6′−メチル
シクロヘキサンカルボキシレート又は3,4−エポキシシ
クロヘキシルメチル−3′,4′−エポキシシクロヘキサ
ンカルボキシレートである。
しかしながら、1,2−エポキシ基が異なるヘテロ原子
又は官能性基に結合しているエポキシ樹脂を使用するこ
とも可能である;前記化合物は例えば4−アミノフェノ
ールのN,N,O−トリグリシジル誘導体、サリチル酸のグ
リシジルエーテルグリシジルエステル、N−グリシジル
−N′−(2−グリシジルオキシプロピル)−5,5−ジ
メチルヒダントイン又は2−グリシジルオキシ−1,3−
ビス(5,5−ジメチル−1−グリシジルヒダントイン−
3−イル)プロパンを含む。
ビスフェノール、特にビスフェノールAをベースとす
るジグリシジルエーテルが好ましい。
本発明の組成物は通常、必要であれば促進剤E)と組
合せて、当業者に公知の硬化剤D)を更に含む。
硬化剤D)の例は、少なくとも二つの第一及び/又は
第二アミノ基を有するポリアミン例えば脂肪族アミン例
えばプロパン−1,3−ジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン又
は2,2,4−トリメチルヘキサン−1,6−ジアミン;脂環式
アミン例えばビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン
又は3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキ
シルアミン(イソホロンジアミン);芳香族アミン例え
ばビス(4−アミノフェニル)メタン、アニリン/ホル
ムアルデヒド樹脂、ビス(4−アミノフェニル)スルホ
ン、ビス(4−アミノフェニル)メタン又は2,2−ビス
(4−アミノフェニル)プロパン;芳香脂肪族アミン例
えばキシリレンジアミン;又は複素環式アミンである。
硬化剤D)の他の例は、例えば脂肪族ポリアミンと二
量化若しくは三量化脂肪酸とから誘導されるもの;置換
尿素特に芳香族基を有する尿素例えばN−(4−クロロ
フェニル)−N,N′−ジメチル尿素、N−(3−クロロ
−4−メチルフェニル)−N′,N′−ジメチル尿素(ク
ロルトルロン)、N−(2−ヒドロキシフェニル)−N,
N′−ジメチル尿素又は2,4−ビス(N,N−ジメチルウレ
イド)トルエンを含むアミド;多価フェノール例えばレ
ゾルシノール、ヒドロキノン、2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)並びに一
価フェノール又は多価フェノール例えばフェノール又は
クレゾール及びアルデヒド例えばホルムアルデヒド、ア
セトアルデヒド又はクロラールをベースとするノボラッ
ク;ポリチオール例えば名称“チオコールズ (Thioko
ls )”として市販されているポリチオール;又はポリ
カルボン酸及び特にその無水物例えばフタル酸無水物、
テトラヒドロフタル酸無水物、ヘキサヒドロフタル酸無
水物、ヘキサクロロエンドメチレンテトラヒドロフタル
酸無水物、ピロメリト酸無水物、ベンゾフェノン−3,
3′,4,4′−テトラカルボン酸二無水物及び上記無水物
の酸、並びにイソフタル酸及びテレフタル酸である。
触媒作用を有する硬化剤例えば第三アミン例えば2,4,
6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール;マン
ニッヒ塩基又はイミダゾール例えば2−メチルイミダゾ
ール、2−フェニルイミダゾール、2−エチル−4−メ
チルイミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾ
ール又は1−シアノエチル−2−メチルイミダゾール;
アルカン酸の錫塩例えば錫オクタノエート;又はフリー
デル−クラフツ触媒例えば三弗化硼素又は三塩化硼素を
例えば1,3−ジケトン、アミン又はエーテルと反応させ
ることにより得ることができるそれらの錯体又はキレー
トを使用することもできる。
他の適する硬化剤はアミジン例えばジシアンジアミド
又は1−シアノ−3−(低級アルキル)グアニジン例え
ば3−メチル、3,3−ジメチル又は3,3−ジエチル誘導体
である。
硬化促進剤E)の例は、第三アミン、その塩又は第四
アンモニウム化合物例えばベンジルジメチルアミン、2,
4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール、4
−アミノピリジン又はテトラメチルアンモニウムクロリ
ド;又は上記イミダゾール又は置換尿素である。
硬化最終生成物の性質は、成分A)とB)の比率に応
じて変化し得る。
下記の百分率は、成分A)、B)及びC)の全重量に
対する各々の場合についてのものである。
高強度、高いガラス転移温度、高い剥離強さ、高い衝
撃強さ及び亀裂生長に対する高い抵抗((亀裂抵抗)の
生成物を得ることを望むならば、成分A)とB)の比率
は通常60重量%を越えるべきではない。そのような系は
通常不均質である。下限は所望の性質例えば剥離強さに
依存する。通常の状況の下では、成分A)とB)は5重
量%よりも多いと、好ましくは10重量%よりも多いと考
えるべきである。
他方、最も高い可能な柔軟性を有する生成物を得るこ
とを望むならば、成分A)とB)は少なくとも40重量
%、好ましくは60重量%よりも多く存在すべきである。
成分A)及び/又はB)がエポキシ樹脂との付加物の
生成により変性された場合には、分離成分C)は絶対必
要ではない。
A)対B)の重量比は広い制限範囲内で変化し得る。
すなわち、A)対B)の範囲は50:1ないし1:50が好まし
く、20:1ないし1:10が特に好ましく、そして5:1ないし
1:5が最も好ましい。
エポキシ樹脂C)とA)、B)及びC)の全量との比
率は広い制限範囲内で変化し得る。高い柔軟性を有する
硬化生成物のためには、少量のC)例えば10ないし30重
量のC)が一般的に使用されるであろうし、A)との付
加物として存在すべき成分C)についてもそれは可能で
あり、他方、高強度を有する硬化生成物のためには、多
量のC)例えば50ないし95重量%、好ましくは60ないし
80重量%のC)が一般的に使用されるであろう。
本発明の組成物は低温例えば室温で、又は熱を用いる
ことにより硬化させることができる。
熱硬化の場合の硬化温度は、一般的に80℃と250℃の
間、好ましくは100℃と180℃の間である。
所望であれば、硬化は二段階例えば硬化工程を中断す
ることにより、又は高温用硬化剤を使用する場合には、
硬化性混合物を低温で部分的に硬化させることにより行
うこともできる。得られた生成物はまだ溶融可能であり
且つ可溶性の予備縮合生成物(いわゆる“B−段階樹
脂”)であり、そして例えば圧縮成形材料、焼結用粉末
又はプリプレグのために適している。
好ましい系は、成分A)、B)及びC)が硬化剤D)
として第一及び/又は第二芳香族アミンと、又はアミジ
ン特にジシアンジアミドと組合せて使用される熱硬化性
系である;促進剤特に尿素ベース促進剤は必要であれば
用いることができる。
本態様において使用する成分B)は、特に式中Yが−
OH基、−OCN基、 又は を表わす式Iで表わされる化合物、又はエポキシ樹脂
C)と式中YがOH基を表わす式Iで表わされる化合物と
の付加物である。
成分A)と式中Yが−NHR3基を表わす式Iで表わされ
る化合物を含む成分B)とを含む組成物は、室温で硬化
するエポキシベース二成分接着剤の製造のために好まし
く使用される。これは成分A)とB)とを含む組成物を
エポキシ樹脂C)と加工直前に公知方法により混合して
行う。
所望により、粘度を更に減少させるために反応性希釈
剤を硬化性混合物に加えることができ、前記希釈剤の例
はスチレンオキシド、ブチルグリシジルエーテル、2,2,
4−トリメチルペンチルグリシジルエーテル、フェニル
グリシジルエーテル、クレジルグリシジルエーテル又は
合成の高度に分岐した主に第三脂肪族モノカルボン酸の
グリシジルエステルである。
本発明の混合物が含むこともできる他の慣用の添加剤
は、可塑剤、増量剤、充填剤及び強化剤例えばコールタ
ール、ビチューメン、紡織繊維、ガラス繊維、石綿繊
維、硼素繊維、炭素繊維、鉱物珪酸塩、雲母、石英粉
末、水和酸化アルミニウム、ベントナイト、珪灰石、カ
オリン、珪酸エーロゲル、金属粉末例えばアルミニウム
粉末又は鉄粉末、顔料及び染料例えばカーボンブラッ
ク、酸化物顔料及び二酸化チタン、難燃剤、チキソトロ
ープ剤、均展剤(いくつかの場合には離型剤として使用
することもできる)例えばシリコーン、ワックス及びス
テアレート、又は接着性下塗剤、酸化防止剤及び光安定
剤である。フェノール又は芳香族アミンを用いて硬化さ
せる場合には、耐熱性サーモプラスト特に芳香族ポリエ
ーテル例えばポリ(2,6−ジメチルフェノール)、ポリ
エーテル−スルホン、ポリエーテルイミド又はポリエー
テル−ケトンを加えるのが好ましい。
本発明の混合物は硬化生成物の製造のために全く一般
的に使用することができ、そして接着剤、自己接着性フ
ィルム、パッチ、封止剤、ワニス又はマトリックス樹脂
の製造のための特定の用途分野に適する製剤として使用
することができる。
本発明は更に上記目的のための硬化性混合物の用途及
びエポキシ樹脂のための柔軟剤としての成分A)とB)
とからなる組成物の用途に関するものである。
硬化生成物は説明中に記載した有用な性質を特徴とす
る。それ故、本発明は更にA)、B)及びC)を含むか
又はA)及び/又はB)とエポキシ樹脂との付加物を含
む組成物を硬化させることにより得ることができる生成
物に関するものである。
〔実施例及び発明の効果〕
下記の実施例は本発明を説明するのに役立つであろ
う。特記しない限り、量は重量部によって示す。
A) プレポリマーの製造 実施例1 窒素下で、エチルp−ヒドロキシベンゾエート270gと
ビス(3−アミノプロピル)ポリテトラヒドロフラン
(Mn=1100)893gとをジブチル錫オキシド4gの存在下で
220℃で8時間加熱してエタノールを留去する。収量:
下記の分析値を与える粘稠樹脂1056g: 粘度〔エップレヒト(Epprecht)による〕: η25=42880mPas; フェノール含有量:1.38当量/kg; 分子量(GPC,THF中):Mn=1680; Mw/Mn=2.2。
実施例2 窒素下で、エチルp−ヒドロキシベンゾエート33.2g
とビス(3−アミノプロピル)ポリテトラヒドロフラン
(Mn=2100)とをジブチル錫オキシド0.5gの存在下で22
0℃で8時間加熱してエタノールを留去する。収量:下
記の分析値を与える粘稠樹脂226g: 粘度(エップレヒトによる):η25=12000mPas; フェノール含有量:0.72当量/kg; 分子量(GPC,THF中):Mn=2810;Mw/Mn=2.6。
実施例3 窒素下で、二つのヒドロキシ末端基を有するポリテト
ラヒドロフラン(Mn=1000)1000gとエチルp−ヒドロ
キシベンゾエート332gとをジブチル錫オキシド5gの存在
下で220℃で10時間加熱してエタノールを留去する。収
量:下記の分析値を与える粘稠樹脂1236g:粘度(エップ
レヒトによる):η25=6880mPas; フェノール含有量:1.54当量/kg; 分子量(GPC,THF中):Mn=1560;Mw/Mn=2.3。
実施例4 窒素下で、ビス(3−アミノプロピル)ポリテトラヒ
ドロフラン(Mn=1000)110gとイサト酸無水物32.6gと
を120℃で6時間反応させる。
収量:下記の分析値を与える粘稠樹脂127g: 粘度(エップレヒトによる):η25=6320mPas; フェノール含有量:1.16当量/kg; 分子量(GPC,THF中);Mn=1660;Mw/Mn=2.1。
実施例5 窒素下で、二ののアミノ末端基を有するポリプロピレ
ン(Mn=2000)500gとエチルp−ヒドロキシベンゾエー
ト83gとをジブチル錫オキシド2gの存在下で220℃で6時
間加熱する。
収量:下記の分析値を与える粘稠樹脂548g: 粘度(エップレヒトによる):η25=2560mPas フェノール含有量:0.37当量/kg。
実施例6 三つのアミノ末端基を有するポリプロピレングリコー
ル(Mn=5000)500gとエチルp−ヒドロキシベンゾエー
ト50gとをジブチル錫オキシド2gの存在下で210℃で6時
間加熱する。
収量:下記の分析値を与える粘稠樹脂524g: 粘度(エップレヒトによる):η25=3360mPas; フェノール含有量:0.44当量/kg。
実施例7 窒素下で、ビスフェノールAジグリシジルエーテル
(エポキシ含有量:5.4価/kg)730g、カルボキシル末端
基を有するアクリロニトリル/ブタジエンコポリマー
(アクリロニトリル含有量:26%、酸価:32mgKOH/g)200
g、ビスフェノールA64g及びトリフェニルホスフィン5g
を、エポキシ含有量3.3価/kg及びエップレヒト粘度1300
00mPas(40℃)を有する粘稠樹脂が生成するまで130℃
で3時間加熱する。
実施例8 実施例3のプレポリマー150gとビスフェノールAジグ
リシジルエーテル(エポキシ含有量:5.4価/kg)150gと
の混合物を、トリフェニルホスフィン4.5gの存在下で下
記の分析値を与える粘稠樹脂が生成するまで140℃で2
時間加熱する: エポキシ含有量:1.8当量/kg; 粘度(25℃):44800mPas。
実施例9 実施例3の二つの4−ヒドロキシベンゾエート末端基
を有するポリテトラヒドロフラン500g、ジメチルホルム
アミド214g、微粉砕炭酸カリウム170g及びエピクロロヒ
ドリン275gを、60℃で5時間加熱する。次いで、この塩
を過し、液を真空下で80℃でロータリーエバポレー
タにより濃縮し、ジエチルエーテル1.5を加え、次い
でこの混合物を脱イオン水500mlを用いて洗浄する。こ
のエーテル相を硫酸ナトリウム上で乾燥した後、溶媒を
真空下でストリップする。収量:下記の分析値を与える
粘稠樹脂470g: 粘度(エップレヒトによる):η25=4320mPas; エポキシ含有量:0.95当量/kg; 分子量(GPC,THF中):Mn=1480;Mw/Mn=3.6。
実施例10 トルエン500ml中のトリエチルアミン93.2gを、0℃で
30分間かけて、トルエン1中の実施例3の二つの4−
ヒドロキシベンゾエート末端基を有するポリテトラヒド
ロフラン500gと臭化シアン66gとの混合物に加え、次い
でこの反応混合物を0℃で更に3時間撹拌する。次いで
これを過し、そして有機相を水750mlを用いて洗浄す
る。硫酸ナトリウム上で乾燥した後、溶媒を真空下で60
〜70℃でロータリーエバポレータにより除く。
収量:下記の分析値を与える粘稠樹脂440g:粘度(エッ
プレヒトによる):η25=8960mPas; 分子量(GPC,THF中):Mn=1210;Mw/Mn=9.7。
実施例11 二つのヒドロキシル末端基を有するポリテトラヒドロ
フラン(Mn=1000)1kgとエチルp−アミノベンゾエー
ト330gとの混合物を、ジブチル錫オキシド4gの存在下で
220℃で8時間加熱してエタノールを留去する。下記の
分析値を与える粘稠樹脂1250gが単離される: 粘度(エップレヒトによる):η25=6080mPas; アミン含有量:1.4当量/kg; 分子量(GPC,THF中):Mn=1500;Mw/Mn=3.6。
B) 用途例 硬化混合物の検討 以下の表に記載した混合物は三軸ロールミル上で製造
し、次いで1.5mm厚の脱脂しサンドブラストを掛けたア
ルミニウム〔アブィオナール (Avional )〕と結合
させるために使用する。この試験片を1.25cm2重ねて上
記混合物を硬化させるために180℃で60分間加熱する。
重ね剪断強さ(N/mm2)は、DIN53283により決定する。
いくつかの場合には、T−剥離も180℃で1時間の硬化
時間を用いてDIN53282により0.8mm脱脂鋼について決定
する。結果を下記表に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 71:00)

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A) ブタジエン及び少なくとも1種の極
    性でエチレン性の不飽和コモノマーをベースとする液体
    コポリマーと、 B) 次式I: 〔式中、mは1又は2を表わし、nは2ないし6を表わ
    し、Xは−O−基、−S−基又は−NR3−基を表わし、
    Yは−OH基、−NHR3基、−OCN基、 及び からなる群から選ばれた基を表わし、R1はヒドロキシ
    ル、メルカプト若しくはアミノ末端基を有するポリエー
    テルプレポリマー基又はヒドロキシ、メルカプト若しく
    はアミノ末端基を有するセグメント化ポリエステル、ポ
    リチオエステル又はポリアミドプレポリマーを表わし、
    末端官能性基を除いた後のポリエーテルセグメントを該
    セグメント化プレポリマーに対して少なくとも30モル%
    含み、R2は芳香族環に直接結合した基Yを有するm+1
    価の炭素環式芳香族又は芳香脂肪族基を表わし、R3は水
    素原子、炭素原子数1ないし6のアルキル基又はフェニ
    ル基を表わし、そしてR4はメチル基又は水素原子を表わ
    す〕で表わされる化合物とからなる組成物。
  2. 【請求項2】成分A)が液体ブタジエン/アクリロニト
    リルコポリマーである請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】成分A)がエポキシ樹脂と反応する官能性
    基を含むブタジエン/アクリロニトリルコポリマーとエ
    ポキシ樹脂との付加物である請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】R1が官能性基を除いた後のヒドロキシル、
    メルカプト又はアミノ末端基を有するポリアルキレング
    リコール基を表わす請求項1記載の組成物。
  5. 【請求項5】ポリアルキレングリコール基がポリプロピ
    レングリコール基又はポリブチレングリコール基である
    請求項4記載の組成物。
  6. 【請求項6】nが2又は3を表わし、そしてmが1を表
    わす請求項1記載の組成物。
  7. 【請求項7】Xが−O−基、−S−基又は−NH−基を表
    わす請求項1記載の組成物。
  8. 【請求項8】Yが−NH2基、−OH基、−OCN基、 を表わす請求項1記載の組成物。
  9. 【請求項9】Yが−OH基、−OCN基、 又は を表わす請求項7記載の組成物。
  10. 【請求項10】R2が次式IV a、IV b又はIV c: 〔式中、R7は炭素原子数1ないし6のアルキル基、炭素
    原子数2ないし6のアルケニル基、炭素原子数2ないし
    6のアルキニル基、炭素原子数1ないし6のアルコキシ
    基、ハロゲン原子又はフェニル基を表わし、pは0ない
    し3の整数を表わし、qは1、2又は3を表わし、そし
    てQは直接結合、−CqH2q−基、−O−基、−S−基、
    −SO2−基、−CO−基又は−C(CF3−基を表わす〕
    で表わされる基を表わす請求項1記載の組成物。
  11. 【請求項11】pが0又は1を表わし、qが1又は2を
    表わし、そしてQが−CH2−基又は−C(CH3−基を
    表わす請求項10記載の組成物。
  12. 【請求項12】mが1を表わし、nが2又は3を表わ
    し、R1が官能性基を除いた後のヒドロキシ、メルカプト
    又はアミノ末端基を有するポリアルキレングリコール基
    を表わし、そしてR2が次式IV d、IV e、IV f又はIV g: で表わされる基を表わす請求項1記載の組成物。
  13. 【請求項13】Yは−OCN基又は を表わし、そしてR4が請求項1で定義されたものと同じ
    意味を表わす請求項1記載の式Iで表わされる化合物。
  14. 【請求項14】請求項1記載の成分A)及びB)及び
    C)分子当り少なくとも二つの1,2−エポキシ基を有す
    るエポキシ樹脂を含むか、又は成分A)とエポキシ樹脂
    との付加物、成分B)及び所望により成分C)を含む
    か、又は成分A)、成分B)とエポキシ樹脂との付加物
    及び所望により成分C)を含むか、又は成分A)とエポ
    キシ樹脂との付加物、成分B)とエポキシ樹脂との付加
    物及び所望により成分C)を含む組成物。
  15. 【請求項15】成分A)及びエポキシ樹脂C)と式中Y
    が−OH基を表わす請求項1記載の式Iで表わされる化合
    物との付加物を含む請求項14記載の組成物。
  16. 【請求項16】成分A)、B)及びC)に加えて、又は
    成分A)の付加物若しくは成分B)の付加物若しくは成
    分A)とB)の付加物及び成分C)に加えて、第一芳香
    族若しくは第二芳香族又は第一芳香族及び第二芳香族ア
    ミン或いはアミジンをベースとし、所望により促進剤を
    配合した硬化剤の有効量を含む請求項14記載の組成物。
  17. 【請求項17】硬化剤がジシアンジアミドであり、そし
    て促進剤が尿素ベースの促進剤である請求項16記載の組
    成物。
  18. 【請求項18】請求項14記載の組成物とエポキシ樹脂硬
    化剤とを混合し、次いで所望によりそれを硬化させるた
    めに混合物を加熱することにより得ることができる硬化
    生成物。
  19. 【請求項19】請求項16記載の組成物を加熱することに
    より得ることができる硬化生成物。
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