JP2649894B2 - 衝撃吸収柵 - Google Patents

衝撃吸収柵

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は走行車両の転落防止或い
は落石防止に用いられる、衝撃吸収柵に関する。
【0002】
【従来の技術】中小規模規模の落石防止手段としては、
鋼製の支柱間に金網等のネットを張り巡らしたり、或い
は支柱間にワイヤーロープを多段的に張設した落石防止
柵が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】前記した従来の衝撃
吸収技術にあっては、次のような問題点がある。
【0004】<イ> 従来の落石防止柵は、支柱の塑性
変形やネット或いはワイヤーロープの伸びを利用して落
石の衝撃を吸収する方式である。そのため落石防止柵の
衝撃吸収率を高めるために、支柱に剛性の高い部材を使
用し、ネットやワイヤーロープに引張耐力の大きなもの
が使用されている。これらの構成部材の強度を高めると
衝撃吸収率のアップを期待できる反面、重量増加に伴う
施工性の悪化や、施工コストの増大といった問題が発生
する。
【0005】<ロ> また従来の落石防止柵は、一般的
に衝撃吸収効果が低い。しかも落石の都度、変形した支
柱の交換を強いられ、維持管理に要する経済的負担が大
きい。
【0006】
【本発明の目的】本発明は以上の点に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、つぎの衝撃吸収技術を
提供することにある。
【0007】<イ> 支柱の剛性を高めることなく、衝
撃吸収効果の向上が図れる、衝撃吸収技術。
【0008】<ロ> 多くの用途に適用できる、衝撃吸
収技術。
【0009】
【問題点を解決するための手段】本発明は、相互に一定
の間隔を隔てて支持ロープを張設し、前記支持ロープ間
に網ロープを係留させてネット状に編成し、前記網ロー
プの各交差部を摺動可能な交差部把持具で把持すると共
に、支持ロープと網ロープの各重合部を摺動可能な端部
把持具で把持して緩衝ネットを構成し、前記緩衝ネット
を所定の間隔で立設した支柱間に横架した、衝撃吸収柵
である。
【0010】さらに本発明は、相互に一定の間隔を隔て
て支持ロープを張設し、前記支持ロープ間に網ロープを
係留させてネット状に編成し、前記網ロープの各交差部
を摺動可能な交差部把持具で把持すると共に、支持ロー
プと網ロープの各重合部を摺動可能な端部把持具で把持
して緩衝ネットを構成し、所定の間隔で立設した各支柱
に衝撃吸収装置を取り付け、前記緩衝ネットの網ロープ
の端部近くを前記衝撃吸収装置に摺動可能に把持させる
と共に、支持ロープの途上を別途の衝撃吸収装置に摺動
可能に把持させた、衝撃吸収柵である。
【0011】さらに本発明は、相互に一定の間隔を隔て
て支持ロープを張設し、前記支持ロープ間に網ロープを
係留させてネット状に編成し、前記網ロープの各交差部
を摺動可能な交差部把持具で把持すると共に、支持ロー
プと網ロープの各重合部を摺動可能な端部把持具で把持
して緩衝ネットを構成し、所定の間隔で立設した各支柱
に衝撃吸収装置を取り付け、前記緩衝ネットの網ロープ
の端部近くを前記衝撃吸収装置に摺動可能に把持させる
と共に、支持ロープの端部近くを別途の衝撃吸収装置に
摺動可能に把持させた、衝撃吸収柵である。
【0012】
【実施例1】以下図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。
【0013】<イ>全体の構成 図1に衝撃吸収柵の平面図を示す。衝撃吸収柵は、一定
間隔を隔てて立設した支柱10と、各支柱10間に掛け
渡した緩衝ネット20とにより構成される。
【0014】<ロ>支柱(図1) 支柱10はH鋼やコンクリートを充填した鋼管、PC鋼
材を内挿しコンクリートを充填した鋼管等の剛性部材で
構成され、その上部及び下部に緩衝ネット20の上辺及
び下辺の支持ロープ21,22を水平に架設できるよう
になっている。支持ロープ21,22を架設する手段と
しては、例えばロープ挿通用のスリットや孔を設けたり
或いは支柱10の側面に係止用のフックを設ける方法が
考えられる。 支柱10の強度は緩衝ネット20を介し
て間接的に或いは直接的に或いは支柱10に直接的に衝
撃を受けたときに塑性変形しない程度の強度に設定して
おくことが肝要である。
【0015】<ハ>緩衝ネット(図1、4、5) 緩衝ネット20は衝撃吸収機能を有する帯状のネット
で、ネットの上辺と下辺に位置する支持ロープ21,2
2と、これらの支持ロープ21,22に係留させて網状
に編成する網ロープ23と、各網ロープ23の交差部を
把持する交差部把持具30と、網ロープ23および各支
持ロープ21,22の重合部を把持する端部把持具40
とより構成される。 支持ロープ21,22は網ロープ
23より大径で、ネットの上下部で折り返した網ロープ
23の折り返し部を係留させるロープで、少なくとも各
支持ロープ21,22の両端部が夫々各支柱10或いは
固定部材に固定されている。 また各網ロープ23の端
部は、交差部把持具30から所定の長さだけ長く延ばし
ておき、網ロープ23の摺動を許容するようになってい
る。
【0016】交差部把持具30は2本の網ロープ23,
23の交差部を両面から一定の把持力で把持し、この設
定把持力を越えた力が作用したときに網ロープ23,2
3の摺動を許容する機能を持った治具で、例えば図2に
示すように鉛製又は鋼製又は鋳鉄製の二枚の板体31,
31と、両板体31,31を締結する複数のボルト32
とにより構成し、両板体31,31を網ロープ23,2
3の交差部に挟持させ、ボルト32の締付力で以て把持
できるようになっている。 尚、把持効果を高めるため
図2,3に示すように各板体31,31の対向面に断面
半円径の収容溝33を設け、さらに収容溝33の内壁に
点状又は環状の突起体34を設ける場合もある。
【0017】端部把持具40は図2に示すように、折り
返した網ロープ23と各支持ロープ21,22の重合部
を一定の把持力で把持し、この設定把持力を越えた力が
作用したときに網ロープ23の摺動(網ロープ23の編
成方向の摺動と、支持ロープ21,22の張設方向の摺
動)を許容する機能を持った治具で、例えば鉛製又は鋼
製又は鋳鉄製の二枚の板体41,41と、両板体41,
41を締結する複数のボルト42とにより構成し、両板
体41,41を網ロープ23と各支持ロープ21,22
の交差部に挟持させ、ボルト42の締付力で以て把持で
きるようになっている。 尚、把持効果を高めるため図
2,3に示すように各板体41,41の対向面に支持ロ
ープ21,22及び綱ロープ23を収容可能な断面半円
径の収容溝43を設け、さらに収容溝43の内壁に点状
又は環状の突起体44を設ける場合もある。 また交差
部把持具30や端部把持具40としては,ボルトクリッ
プ等の公知の各種締結治具を採用することもできる。
【0018】<ニ>把持具の設定把持力について 前記した網ロープ23,23の交差部を把持する把持力
と、支持ロープ21,22と網ロープ23の重合部を把
持する把持力の関係は、衝撃吸収効率の観点から後者を
前者より大きく設定するのが望ましい。 また両者をほ
ぼ等しく設定する場合もある。
【0019】
【作用】つぎに衝撃吸収柵の衝撃吸収作用について説明
する。
【0020】<イ>緩衝ネットによる衝撃吸収 図4に衝撃吸収柵の下部の正面図を示す。 例えば図4
の中心部に落石又は走行車両による衝撃力が作用した場
合の衝撃力吸収のメカニズムについて説明する。 この
衝撃力が緩衝ネット20を構成する各把持具30,40
の設定把持力より小さいときは、緩衝ネット20の網ロ
ープ23、23の交差部や、支持ロープ22、21と網
ロープ23の重合部において摺動は生じない。 従っ
て、この衝撃力は緩衝ネット20及び図示しない支柱1
0の弾性変形により吸収される。
【0021】また先の衝撃力が緩衝ネット20を構成す
る各把持具30,40の設定把持力を越えると、緩衝ネ
ット20の網ロープ23、23の交差部や、支持ロープ
22、21と網ロープ23の重合部が図4の状態から図
5に示すように摺動し、その摺動抵抗による衝撃エネル
ギーが減衰される。 また衝撃エネルギーの減衰は衝撃
力が作用した部位だけで行われるのではなく、各網ワイ
ヤ23が多数の把持具30,40を介して連続性を有し
ているから、衝撃エネルギーは周辺の把持具30,40
によっても分散されて効果的に減衰される。 緩衝ネッ
ト20で減衰しきれなかった衝撃は支柱10の強度で減
衰される。 また緩衝ネット20は網ロープ23が摺動
するもののネット状を維持するため、落石等の透過を確
実に阻止できる。
【0022】
【実施例2】図6〜8は前記実施例1を基に、支柱10
箇所でも衝撃を吸収できる他の実施例を示す。 以下前
記本実施例について説明するが、実施例1と同様の部位
は同一の符号を付して示し、その詳しい説明を省略す
る。
【0023】<イ>構成 本実施例に係る衝撃吸収柵は、一定間隔で立設した複数
の支柱10と、各支柱10間に横架した緩衝ネット20
とにより構成する点は前記した実施例1と同様である
が、本実施例は各支持ロープ21,22の途上及び網ロ
ープ23の端部近くを支柱10に設けた衝撃吸収装置6
0、70に摺動可能に把持させ、緩衝ネット20に作用
した衝撃を支柱10の把持部で以て減衰できるように構
成した点が前記実施例1と異なる。
【0024】<ロ>衝撃吸収装置 図6,7に衝撃吸収装置60の一例を示す。衝撃吸収装
置60はコンクリートを充填した鋼管製の支柱10の上
下部に溶接或いはボルト止めされる本体61と、本体6
1に水平方向に設けられた収容溝62を交差する方向に
嵌合する複数の楔体63と、各楔体63を緊締するボル
ト64,ナット65とを基本の構成要素とし、収容溝6
2に支持ロープ22,21の途上を収容して楔体63で
押さえ、さらに本体61と楔体63を貫通させたボルト
64にナット65を締結して、各支持ロープ22,21
を一定の把持力で把持できるようになっている。
【0025】また衝撃吸収装置60は収容溝62と平行
に複数の収容溝66、66を設け、これらの各収容溝6
6、66に2本の網ロープ23,23の端部近くを夫々
収容し、逆三角形状の楔体67とボルト64,ナット6
5を介して把持できるように構成されている。
【0026】また緩衝ネット20の網ロープ23の端部
近くを把持する衝撃吸収装置70は、図6,8に示すよ
うに支柱10の途上の複数箇所に溶接或いはボルト止め
される本体71と、本体71の水平方向に4条列設され
た収容溝72と、収容溝72と交差する方向に嵌合され
る略三角形を呈する複数の楔体73と、各楔体73を緊
締するボルト74,ナット75とからなり、各収容溝7
2に各網ロープ23の端部近くを収容して楔体73で押
さえ、さらに本体71と楔体73にボルト74を貫通さ
せてナット65で締結して、各網ロープ23を一定の把
持力で把持できるようになっている。 また、上述した
各衝撃吸収装置60,70の把持力は、挟持した各ロー
プ21〜23の破断強度より小さく設定され、しかも支
持ロープ21,22と網ロープ23の重合部を把持する
把持力が網ロープ23の交差部を把持する把持力以上に
設定されている。
【0027】<ハ>衝撃吸収作用 つぎに本実施例の衝撃吸収作用について説明する。図6
において、各支柱10間に緩衝ネット20を横架する。
この際、各支柱10の上下間に配設される支持ロープ
21,22は、衝撃吸収装置60に所定の把持力で把持
させ、また緩衝ネット20を構成する網ロープ23の終
端部の途上を各支柱10の衝撃吸収装置70に所定の把
持力で把持させる。 衝撃吸収装置70から引き出した
網ロープ23は余長部23aとして形成され、その余長
部23aの設定長さにより網ロープ23の摺動限界量が
求められる。
【0028】緩衝ネット20の交差部把持具30と端部
把持具40による衝撃の吸収作用は前述した実施例1と
同様である。 またこの際、緩衝ネット20に作用した
衝撃は、支柱10に把持された網ロープ23の端部近く
を把持する衝撃吸収装置60に伝えられ、この力が衝撃
吸収装置60の設定摩擦抵抗を越えると各網ロープ23
が摺動して衝撃エネルギーが減衰される。 また緩衝ネ
ット20の支持ロープ21,22に作用した衝撃は、支
柱10に把持された衝撃吸収装置70に伝えられ、この
力が衝撃吸収装置70の設定摩擦抵抗を越えると支持ロ
ープ21,22が摺動して衝撃エネルギーが減衰され
る。
【0029】
【実施例3】前記実施例2は支持ロープ21,22を把
持する衝撃吸収装置70が網ロープ23の把持手段を具
備している場合について説明したが、これを二分して支
持ロープ21,22のみを把持するように構成しても良
い。
【0030】
【実施例4】前記実施例2,3は各支持ロープ21,2
2の途上を衝撃吸収装置60に把持させる場合について
説明したが、各支持ロープ21,22の継ぎ目箇所に対
応するため、ほぼ同一線上に位置させた二本の支持ロー
プ21,21(又は支持ロープ22,22)の端部近く
を把持させてもよい。そのための装置としては例えば図
7に示した衝撃吸収装置60の収容溝62を2本を設け
ればよい。
【0031】
【実施例5】図9は他の衝撃吸収装置70を示す。 本
実施例は本体71に網ロープ23を収容させるための収
容溝を交差させて設る実施例で、網ロープ23の直線性
を維持したまま把持することができる。各網ロープ23
の端部近くを楔体73やボルト,ナットを用いて把持し
たり、各網ロープ23の余長部の摺動によって衝撃エネ
ルギーを減衰することは既述した実施例と同様である。
本実施例にあっては網ロープ23の把持箇所における直
線性が維持されるので、網ロープ23や衝撃吸収装置7
0の損傷を回避できる。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
の効果を得ることができる。
【0033】<イ> 衝撃を支柱に伝える前に緩衝ネッ
トを構成する網ロープの交差部と、緩衝ネットを構成す
る支持ロープと網ロープの重合部の各摺動により、衝撃
を効率的に吸収できる。
【0034】<ロ> 緩衝ネットを構成する網ロープの
終端部近くを支柱に設けた衝撃吸収装置に把持させるこ
とで、緩衝ネットによる衝撃吸収効果に加えて、支柱の
網ロープの摺動抵抗による衝撃吸収効果を期待できるか
ら、衝撃吸収柵としての衝撃吸収性能がより向上し、安
全性に対する信頼性が増す。
【0035】<ハ> 緩衝ネットを構成する支持ロープ
を支柱に設けた衝撃吸収装置に把持させることで、支柱
の支持ロープの摺動抵抗による衝撃吸収効果を期待でき
るから、衝撃吸収柵の衝撃吸収性能がさらに向上する。
【0036】<ニ> 従来と比較して支柱の荷重負担を
著しく軽減することができ、支柱の設計強度を低く設定
できる。
【0037】<ホ> ロープの余長部の長さを任意に設
定することで、衝撃吸収量を調整することができる。
【0038】<へ> 衝撃吸収柵は走行車両の落下防止
や落石防止柵等その他の衝撃が予想される多用途に適用
でき、汎用性に富む。
【0039】<ト> 事前に製造した緩衝ネットを現場
に運搬し、クレーン等で吊り上げて現場にセットできる
ので、施工性に優れる。
【0040】<チ> 緩衝ネットを一定スパンで製作し
ておけば、スパン単位で交換できるから維持管理が容易
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1に係る衝撃吸収柵の斜視図
【図2】 緩衝ネットの部分拡大図
【図3】 把持具の部分拡大図
【図4】 緩衝ネットの下部のモデル図
【図5】 衝撃吸収動作を説明するための緩衝ネットの
モデル図
【図6】 実施例2に係る衝撃吸収柵の正面図
【図7】 図5におけるVI−VIの断面図
【図8】 衝撃吸収装置の断面図
【図9】 他の衝撃吸収装置の説明図

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の間隔を隔てて支持ロープを張設
    し、 前記支持ロープ間に網ロープを係留させてネット状に編
    成し、 前記網ロープの各交差部を摺動可能な交差部把持具で把
    持すると共に、 支持ロープと網ロープの各重合部を摺動可能な端部把持
    具で把持して緩衝ネットを構成し、 前記緩衝ネットを所定の間隔で立設した支柱間に横架し
    た、 衝撃吸収柵。
  2. 【請求項2】 一定の間隔を隔てて支持ロープを張設
    し、 前記支持ロープ間に網ロープを係留させてネット状に編
    成し、 前記網ロープの各交差部を摺動可能な交差部把持具で把
    持すると共に、 支持ロープと網ロープの各重合部を摺動可能な端部把持
    具で把持して緩衝ネットを構成し、 所定の間隔で立設した各支柱に衝撃吸収装置を取り付
    け、 前記緩衝ネットの網ロープの端部近くを前記衝撃吸収装
    置に摺動可能に把持させると共に、 支持ロープの途上を別途の衝撃吸収装置に摺動可能に把
    持させた、 衝撃吸収柵。
  3. 【請求項3】 一定の間隔を隔てて支持ロープを張設
    し、 前記支持ロープ間に網ロープを係留させてネット状に編
    成し、 前記網ロープの各交差部を摺動可能な交差部把持具で把
    持すると共に、 支持ロープと網ロープの各重合部を摺動可能な端部把持
    具で把持して緩衝ネットを構成し、 所定の間隔で立設した各支柱に衝撃吸収装置を取り付
    け、 前記緩衝ネットの網ロープの端部近くを前記衝撃吸収装
    置に摺動可能に把持させると共に、 支持ロープの端部近くを別途の衝撃吸収装置に摺動可能
    に把持させた、 衝撃吸収柵。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの衝撃吸収柵
    において、交差部把持具が交差する網ロープの交差部を
    挟持可能な二枚の板体と、これらの板体を締結する複数
    のボルトにより構成する、衝撃吸収柵。
  5. 【請求項5】 請求項4の衝撃吸収柵において、交差
    部把持具を構成する各板体の対抗面に網ロープを収容可
    能な溝を凹設していると共に、溝壁に複数の突起体を突
    設して構成する、衝撃吸収柵。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかの衝撃吸収柵
    において、端部把持具が支持ロープと網ロープの交差部
    を挟持可能な二枚の板体と、これらの板体を締結する複
    数のボルトにより構成する、衝撃吸収柵。
  7. 【請求項7】 請求項6の衝撃吸収柵において、端部
    把持具を構成する各板体の対抗面にロープを収容可能な
    溝を凹設していると共に、溝壁に複数の突起体を突設し
    て構成する、衝撃吸収柵。
  8. 【請求項8】 請求項3の衝撃吸収柵において、衝撃
    吸収装置が緩衝ネットの網ロープを収容可能な溝を有
    し、前記溝に収容した網ロープを摺動可能に端する複数
    の楔体を具備して構成する、衝撃吸収柵。
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