JPH11148113A - 落石防止、雪崩予防柵及びポケット式落石予防網 - Google Patents

落石防止、雪崩予防柵及びポケット式落石予防網

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JPH11148113A
JPH11148113A JP9333549A JP33354997A JPH11148113A JP H11148113 A JPH11148113 A JP H11148113A JP 9333549 A JP9333549 A JP 9333549A JP 33354997 A JP33354997 A JP 33354997A JP H11148113 A JPH11148113 A JP H11148113A
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fence
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Toshio Kubota
俊男 窪田
Hideki Igarashi
英輝 五十嵐
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Yoshida Kozo Dezain YK
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Civil Kk
YOSHIDA KOUZOU DESIGN KK
Yoshida Kozo Dezain YK
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 雪崩予防柵、落石防止柵、ポケット式落石防
護網等に於いて、衝撃耐力を増加させて、施工性並びに
経済性を向上させる。 【解決手段】 柵体や網体を形成する横ロープ31に緩
衝部(金具)1を介設したり、支柱52の支えロープ6
1に緩衝部(金具)1を介設し、衝撃を受けた際に当該
ロープが伸長して衝撃力を吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雪崩予防柵や落石防止
柵として機能する防護柵並びに落石予防工の一種である
ポケット式落石防止網に関するものである。
【0002】
【従来の技術】雪崩予防柵(λ型予防柵)は、斜面に簾
状の防護柵体を立設し、背面(下方斜面側)を支持杆で
支持しているもので、柵体及び支持杆はコンクリートで
形成した基礎上に植立設置しているものである。また近
年コンクリート基礎の構築をなくし施工性を高めた雪崩
予防柵として、斜面深くに柵体の縦杭を打ち込み、縦杭
の地表部分に横桟を設けたものも採用されている。
【0003】また小規模な落石が発生し易い斜面や、基
盤岩から剥離し易い落石の危険性がある斜面に対しての
落石防護工の一種としては、落石防止網や落石防止柵が
知られている。落石防止網としては、斜面全体を網体で
覆い、落石の発生自体を抑え込む覆式落石防止網と、斜
面上方から網体を吊り下げ、落石が生じた場合には、網
体と斜面との間に受け入れて、路上への落石を防止する
ポケット式落石防止網が知られており、特に後者は、網
体の面積を小さくできる利点がある。
【0004】また落石防止柵は、基本的に前記の雪崩予
防柵と同様に、斜面に立設した支柱にワイヤーロープと
金網で形成した柵体や、エキスパンドメタルによる柵体
を張設したものが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の雪崩予防柵並び
に落石防止柵は、落石や、雪崩を受け止めるので、柵体
の支柱は充分な衝撃耐力が要求される。このため結果的
に斜面に充分堅固な基礎を構築したり、深く杭を打ち込
んだりする必要があり、必ずしもその施工性に優れてい
るとは言えない。
【0006】またポケツト式落石防止網も、落石の衝撃
を受け止めるものであるから、網体自体に充分な耐衝撃
性が要求される。このような耐衝撃性を確保する手段と
して、従前は柵体や網体の堅牢性のみに頼っていたもの
で、当然堅牢性の確保はその建設コストに跳ね返ってく
る。
【0007】従って従前の雪崩予防柵、落石防護柵やポ
ケット式落石防護網は、前記した施工性の問題点や、経
済性の問題点を抱えている。そこで本発明は、耐衝撃性
を高めた新規な雪崩予防柵、落石防護柵やポケット式落
石防護網を提案したものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る落石防止、
雪崩予防柵は、斜面に立設した柵体を、斜面上方に一端
を固着した支えロープで支持して構成される柵に於い
て、特に柵体の支柱間に設けられる防護網を、両側支柱
間に横ロープを複数本架設し、横ロープと支柱との間
に、一定以上の張力が加わった場合に横ロープの伸長を
行う緩衝部を介設すると共に、横ロープに金網を張設し
て形成したことを特徴とするものであり、また前記の架
設した複数本の横ロープと交叉する縦ロープを配置する
と共に、交叉部分の各横ロープと縦ロープとを一定の挾
持力で保持する連結金具で連結し、挾持摩擦力以上の力
が加わった際に、ロープの挾持箇所が移動することで緩
衝作用を行うことを特徴とするものである。
【0009】更に支えロープと固着箇所との間に、一定
以上の張力が加わった場合に横ロープの伸長を行う緩衝
部を介設してなることを特徴とするものである。
【0010】本発明に係るポケット式落石防止網は、斜
面に略水平に並べて複数本立設した支柱を、斜面上方に
一端を固着した吊り下げロープで支持すると共に、支柱
から網体を垂れ下げて斜面を覆うポケット式落石予防網
に於いて、特に網体を、縦横に組み合わせた縦横ロープ
と金網で形成すると共に、適宜な横ロープの端部を、一
定以上の張力が加わった場合に横ロープの伸長を行う緩
衝部を介して斜面に固着してなることを特徴とするもの
であり、更に前記の縦横ロープの交叉部分の各横ロープ
と縦ロープとを一定の挾持力で保持する連結金具で連結
し、挾持摩擦力以上の力が加わった際に、ロープの挾持
箇所が移動することで緩衝作用を行うことを特徴とする
ものである。
【0011】また柵体の基部を斜面方向への回動を自在
としたヒンジ機構とし、支えロープと固着箇所との間
に、一定以上の張力が加わった場合に横ロープの伸長を
行う緩衝部を介設してなることを特徴とするものであ
る。
【0012】従って柵体に落石や雪崩等による衝撃力が
加わった場合、並びにポケットとなる網体に落石による
衝撃が加わった場合には、支柱と防護網との間の緩衝部
並びに網体とロープの固着箇所との間の緩衝部におい
て、横ロープが伸長して、衝撃力を吸収する。また横ロ
ープと縦ロープとの交叉部分を連結する交叉金具による
挾持保持力以上の衝撃力に対して交叉部分が移動するこ
とで衝撃力を吸収することになる。
【0013】更に柵体の支えロープ並びに網体を吊り下
げている支柱の支えロープも、一定以上の衝撃力を受け
ると、その緩衝部による支えロープの伸長によって柵体
は僅かに傾倒し、網体は僅かに下方に移動することで、
柵体の受ける衝撃力を緩和するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態について説
明する。 <第一実施形態>第一実施形態は雪崩防止柵についての
もので、実施形態にしめした雪崩予防柵は、柵体の防護
網を形成する緩衝部金具1、交叉部金具2、ワイヤーロ
ープ(横ロープ31、縦ロープ32)及び金網4と、斜
面Aに構築する支柱部5及び支え部6とで構成されるも
のである。
【0015】緩衝部金具1は、図3に例示する通り、2
個の挾持本体11a,11bと挾持ボルト12と、ナッ
ト13と、フック体14とから構成される。挾持本体1
1a,11bは、長板状で一方面に長手方向に且つ板厚
方向にウエーブしたロープ挾持溝111を形成し、他方
面両端にフック用貫通孔(フック体連結部)112を設
けた突部113を突設してなる。更に長手方向両側に表
裏貫通するボルト孔114を穿設したものである。
【0016】フック体14は、対面させた挾持本体11
a,11bの各フック貫通孔112を貫通する平行な差
し込み杆部141と、差し込み杆部141を連結U状部
(引っ掛け部)142とを備え、差し込み杆部141の
先端に螺子部143を形成し、前記螺子部143に螺合
する止着ナット144を備えているものである。
【0017】この緩衝部金具1は、ロープを2個の挾持
本体11を対面させたロープ挾持溝111に装着し、挾
持ボルト12及びナット13の挾圧でロープを挾持し、
フック体14を適宜な箇所と連結して、ロープに一定以
上の張力が加わると、ロープを緩衝部金具で一定の挾持
力で保持した状態で、当該ロープが伸長するようにした
ものである。
【0018】交叉部金具2は、図5乃至7に示すとお
り、中間体21と、2個の挾持体22a,22bと、挾
持ボルト23と、ナット24から構成される。中間体2
1は、平面楕円形状の板状部材で、その表裏面に互いに
交差する方向に穿設した溝211、212を形成すると
共に、前記溝から外れた両側箇所に表裏貫通するボルト
孔213を穿設してなる。挾持体22a,22bは、前
記中間体21の上下(表裏)に積層するもので、それぞ
れ前記溝211,212と対面する溝221a,221
bを穿設し、且つ前記ボルト孔213と対応するボルト
孔222a,222bを形成してなる。
【0019】前記交叉部金具2は、柵体を形成する横ロ
ープ31や縦ロープ32の交叉部分を、中間体21と挾
持体22a,22bの各対向面に溝211と溝221a
並びに溝212と溝221bでそれぞれ挾持するように
積層し、積層状態でボルト23をボルト孔213,22
2a,222bを貫通してナット23を螺合緊締して、
交叉部分の各ロープ31,32を中間体21と挾持体2
2a,22bとで挾持し、ロープ交叉部分を連結するこ
とで全体をネット状に形成するものである。
【0020】特にロープ交叉部分を一定の挾持力で挾持
するものであるから、挾持摩擦力以上の力が加わった際
に、一定の挾持力を保持した状態で、ロープの挾持箇所
が移動するようにしてなる。
【0021】前記の部材を使用しての雪崩予防柵は、斜
面Aに支柱部5を構築し、この支柱部5に防護網を張設
して形成するもので、支柱部5は、柵体を構築使用とす
る箇所にコンクリート製基礎51を形成し、H型鋼等で
形成した支柱52を前記基礎51上に、根元部分を斜面
方向への回動を自在としたヒンジ機構53としたもので
あり、支柱52の頂部にシャックル体54を設けてな
る。尚必要に応じて当該ヒンジ機構53のヒンジ軸受け
部分を、斜面上方の地盤に打設設置したアンカーボルト
55に一端をターンバックル等を介して連結した控えワ
イヤー56で補助的に支えてなる。
【0022】次に柵体を構成する防護網の構成について
説明すると、支柱部5の支柱52間に上下複数段に横ロ
ープ31を架設すると共に、横ロープ31の一端側が、
緩衝部金具1にロープ31の端部を余らせて装着され、
余ったロープ31の端部にストッパー34を設けて形成
される。そして緩衝部金具1におけるフック体14のU
状連結部142を使用して、支柱51に連結して、横ロ
ープ31の架設が実現するものである。更に前記の上下
複数段に架設した横ロープ31に交叉させて縦ロープ3
2を配置すると共に、横ロープ31と縦ロープ32の交
叉部分を前記交叉部金具2で連結する。尚縦ロープ32
は、上下端で折り返し、且つ折り返し箇所に多少の長さ
のゆとり(余り分)を持たせておく。更にこの縦横ロー
プ31,32で形成される面に金網4を張設して防護網
全体が形成される。
【0023】支え部6は、支柱部5のシャッフル体54
に連結した支えロープ61の端部をすこし余らせて緩衝
部金具62(緩衝部金具1と同一構造)に装着し、緩衝
部金具62のフック体14を、前記柵体の立設箇所の上
方の地盤にコンクリート製基礎或はアンカーを打設した
ベース部63に連結固定するものである。
【0024】而して斜面Aに柵体が立設されることにな
り、斜面Aの積雪Bが滑り落ちて雪崩となったとして
も、当該柵体が雪崩Bを受け止めることになり、大きな
雪崩の発生を予防するものである。特に雪崩の先端部分
は強い力で柵体に衝突することになるが、防護網におけ
る横ロープ31は一定以上の張力が加わった場合に、緩
衝部金具1の挾持力に抗して伸長したり、また縦横ロー
プ31,32の交叉部分の連結が、交叉部連結金具2の
挾持力以上の衝撃が加わると交叉連結位置が変更し、更
に防護網全体に衝撃力が加わった場合には支え部6の緩
衝金具62の挾持力に抗して支えロープ61が伸長する
ことになる。
【0025】従って柵体に雪崩Bによる衝撃力が加わっ
た場合には、防護網の衝撃力吸収機能並びに柵体全体の
衝撃力吸収機能によって、雪崩予防柵全体の耐衝撃能力
が増大することになり、従前の雪崩予防柵に比較して、
基礎工事の堅牢度を低下しても良くなり、施工性や経済
性に優れたものとなる。
【0026】また前記の雪崩予防柵は、その強度等を考
慮した設計とした場合には、基本的に落石防止柵として
も適用できるものである。
【0027】<第二実施形態>第二実施形態はポケット
式落石防止網についてのもので、基本的には、前記第一
実施形態と同様に網体を構成する緩衝部金具1、交叉部
金具2、ワイヤーロープ(横ロープ34、縦ロープ3
5)及び金網4と、網体を吊り下げる支柱部5a及び吊
り下げ部6aから構成される。
【0028】網体は、縦横に配置した横ロープ34と縦
ロープ35の各交叉部分を交叉部金具2で連結し、全体
に金網4を張設してなる。そして縦ロープ35の内適宜
な数本の上端部を、後述する支柱部5aの支柱57の頂
部に連結して網体全体を支柱57より吊り下げてなる。
【0029】また横ロープ34の適宜な数本の左右端部
は、斜面に設けたベース部(アンカーボルト等)36に
連結した緩衝部金具1に装着するもので、前記の装着
は、横ロープ34を挾持体11a,11bで挾持すると
共に、挾持部分より端部側に多少のゆとりがあるように
するものであり、また先端にはストッパー37を設けて
おく。
【0030】このように網体を支柱57から吊り下げ、
横ロープ34の適宜数本の端部を斜面に緩衝部金具1を
介して連結することで、斜面Aに網体によるポケットC
が形成されることになる。
【0031】支柱部5aは、アンカーボルト58等で支
柱57を斜面Aに立設したものであり、特に根元部分は
ヒンジ機構59を採用して傾斜可能として、吊り下げ部
6aで吊り下げ支持される。
【0032】吊り下げ部6aは、支柱部5aの支柱先端
に連結した吊り下げロープ63の端部をすこし余らせて
緩衝部金具64(緩衝部金具1と同一構造)に装着し、
緩衝部金具64のフック体を、前記支柱57の立設箇所
の上方の地盤にコンクリート製基礎或はアンカーを打設
したベース部65に連結固定するものである。
【0033】而して斜面Aに網体によるポケットCが形
成されることになり、斜面Aにおいて落石Dが生じて
も、落石DはポケットC内に収納されることになり、路
上への落下が防止されている。特に落石Dが大きい場合
には、落石Dが強い力で網体に衝突することになる。し
かし網体を支持している横ロープ35は、一定以上の張
力が加わった場合に、緩衝部金具1の挾持力に抗して伸
長したり、また縦横ロープ34,35の交叉部分の連結
が、交叉部連結金具2の挾持力以上の衝撃が加わると交
叉連結位置が変更し、更に網体全体に衝撃力が加わった
場合には、吊り下げ部6aの緩衝金具64の挾持力に抗
して吊り下げロープ63が伸長することになる。
【0034】従って網体に大きい落石Dによる強い衝撃
力が加わった場合には、網体自体の衝撃力吸収機能並び
に網体の吊り下げ部分の衝撃力吸収機能によって、防止
網の耐衝撃能力が増大することになる。
【0035】尚本発明の前記実施形態では、緩衝部に緩
衝部金具1並びに交叉部に交叉部金具2をそれぞれ採用
したが、本発明は、ロープの伸長や交叉連結部分の移動
が可能な構成であれば前記の各金具に限定されるもので
はなく、その他の構造の金具を採用すれば良いものであ
り、また支え部や吊り下げ部を単独で採用しても良いも
のである。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明は、斜面に立設した
柵体を、斜面上方に一端を固着した支えロープで支持し
て構成される雪崩予防柵や落石防止柵に於いて、特に柵
体の支柱間に設けられる防護網を構成する横ロープに一
定以上の張力が加わった場合に横ロープの伸長を行う緩
衝部を介設し、また横ロープと交叉する縦ロープとを、
一定の挾持力で保持する連結金具で連結し、挾持摩擦力
以上の力が加わった際に、ロープの挾持箇所が移動せし
めたり、更に支えロープと固着箇所との間に、一定以上
の張力が加わった場合に横ロープの伸長を行う緩衝部を
介設する等して柵体自体並び柵体の支えに緩衝能力を付
与したものである。
【0037】またポケット式落石防止網に於いても同様
に横ロープに伸長可能な緩衝部を介設し、網体の縦横ロ
ープの交叉部に移動可能な連結金具で連結し、更に吊り
下げ部に緩衝部を介設してなるもので前記の予防柵等と
同様に網体自体並びに網体の吊り下げに緩衝能力を付与
したものである。従って落石や雪崩等による衝撃力が加
わった場合でも、前記緩衝能力によって衝撃力を緩和す
ることができ、基礎工事の堅牢度を低下しても充分に防
護能力を有することになり、施工性や経済性に優れたも
のとしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の全体斜視図。
【図2】同側面図。
【図3】同緩衝部金具の分解斜視図。
【図4】同緩衝部金具の使用状態の説明図。
【図5】同交叉部金具の分解斜視図。
【図6】同交叉部金具の使用状態説明図(平面図)。
【図7】同交叉部金具の使用状態説明図(正面図)。
【図8】本発明の第二実施形態の使用状態の正面図。
【図9】同側面図。
【符号の説明】
1 緩衝部金具 11 挾持本体 12 挾持ボルト 13 ナット 14 フック体 2 交叉部金具 21 中間体 22 挾持体 23 挾持ボルト 24 ナット 31,34 横ロープ 32,35 縦ロープ 33,37 ストッパー 36 ベース部 4 金網 5 支柱部 51 コンクリート製基礎 52 支柱 53 ヒンジ機構 54 シャックル体 55 アンカーボルト 56 控えワイヤー 6 支え部 61 支えロープ 62 緩衝部金具 63 ベース部 5a 支柱部 57 支柱 58 アンカーボルト 59 ヒンジ機構 6a 吊り下げ部 63 吊り下げロープ 64 緩衝部金具 65 ベース部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 斜面に立設した柵体を、斜面上方に一端
    を固着した支えロープで支持して構成される柵に於い
    て、柵体を、両側支柱と、両側支柱間に横ロープを複数
    本架設し、横ロープと支柱との間に、一定以上の張力が
    加わった場合に横ロープの伸長を行う緩衝部を介設する
    と共に、横ロープに金網を張設した防護網とで構成した
    ことを特徴とする落石防止、雪崩予防柵。
  2. 【請求項2】 架設した複数本の横ロープと交叉する縦
    ロープを配置すると共に、交叉部分の各横ロープと縦ロ
    ープとを一定の挾持力で保持する連結金具で連結し、挾
    持摩擦力以上の力が加わった際に、ロープの挾持箇所が
    移動することで緩衝作用を行うことを特徴とする請求項
    1記載の落石防止、雪崩予防柵。
  3. 【請求項3】 斜面に立設した柵体を、斜面上方に一端
    を固着した支えロープで支持して構成される柵に於い
    て、柵体の基部を斜面方向への回動を自在としたヒンジ
    機構とし、支えロープと固着箇所との間に、一定以上の
    張力が加わった場合に横ロープの伸長を行う緩衝部を介
    設してなることを特徴とする落石防止、雪崩予防柵。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の何れかの落石防
    止、雪崩予防柵に於いて、柵体の基部を斜面方向への回
    動を自在としたヒンジ機構とし、支えロープと固着箇所
    との間に、一定以上の張力が加わった場合に横ロープの
    伸長を行う緩衝部を介設してなることを特徴とする落石
    防止、雪崩予防柵。
  5. 【請求項5】 斜面に略水平に並べて複数本立設した支
    柱を、斜面上方に一端を固着した吊り下げロープで支持
    すると共に、支柱から網体を垂れ下げて斜面を覆うポケ
    ット式落石予防網に於いて、網体を、縦横に組み合わせ
    た縦横ロープと金網で形成すると共に、適宜な横ロープ
    の端部を、一定以上の張力が加わった場合に横ロープの
    伸長を行う緩衝部を介して斜面に固着してなることを特
    徴とするポケット式落石防止網。
  6. 【請求項6】 縦横ロープの交叉部分の各横ロープと縦
    ロープとを一定の挾持力で保持する連結金具で連結し、
    挾持摩擦力以上の力が加わった際に、ロープの挾持箇所
    が移動することで緩衝作用を行うことを特徴とする請求
    項5記載のポケット式落石防止網。
  7. 【請求項7】 斜面に略水平に並べて複数本立設した支
    柱を、斜面上方に一端を固着した吊り下げロープで支持
    すると共に、支柱から網体を垂れ下げて斜面を覆うポケ
    ット式落石予防網に於いて、吊り下げロープと固着箇所
    との間に、一定以上の張力が加わった場合に吊り下げロ
    ープの伸長を行う緩衝部を介設してなることを特徴とす
    るポケット式落石防止網。
  8. 【請求項8】 請求項5又は6記載の何れかのポケット
    式落石防止網に於いて、吊り下げロープと固着箇所との
    間に、一定以上の張力が加わった場合に吊り下げロープ
    の伸長を行う緩衝部を介設してなることを特徴とするポ
    ケット式落石防止網。
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