JP2017002515A - 防護柵 - Google Patents

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Abstract

【課題】防護ネットの阻止面の谷側へ向けた張出変形と阻止面の高さ方向の変形を効果的に抑制して、防護柵の支柱スパンを大幅に拡張すること。
【解決手段】支柱10A,10Bの延出部11の頂部と、下部に複数の上斜張ロープ40と下斜張ロープ41を係留し、放射状に配置した上下両斜張ロープ40,41の端部を上下弦ロープ40,41のスパンの中間と防護ネットに多段的に連結し、複数の上斜張ロープ40及び複数の下斜張ロープ41により防護ネット30の阻止面の谷側へ向けた張出変形と高さ方向の変形を抑制した。
【選択図】図4

Description

本発明は落石、崩落土砂、雪崩等を受け止める防護柵に関し、特に防護ネットの張出変形と高さ方向の変位を抑制して支柱のスパンを大幅に拡張できる防護柵に関する。
ワイヤロープ等のロープを主体とし、これに金網等を付加して構成する防護ネットを複数の支柱間に横架した防護柵が種々提案されている。
一般的な防護柵では、防護ネットが支柱の山側に取り付けられていて、落石等の衝突したスパンの防護ネット、緩衝装置、及び両脇の支柱の塑性変形によりエネルギーを吸収する構造である(特許文献1)。
防護柵のエネルギー吸収性能を高めるには、例えば落石等を阻止する阻止面の変形量の大きな防護ネットを使用するか、緩衝性能の高い緩衝装置を使用すればよい。
従来の一般的な防護柵では、防護ネットが谷側へ向けて張出変形する際に防護ネットの阻止面の有効高さが小さくなり、防護ネットの上方又は下方の開放空間を通じて後続の落石等が飛び越えたり、潜り抜けたりするといった問題を有している。
この問題を解決するため、特許文献2,3には、各支柱の上部及び下部から放射状に複数の吊りロープを接続し、各吊りロープを複数の水平ロープに接続して防護ネットの高さ方向の変形を抑制するようにした防護柵が開示されている。
特開2007−32032号公報 特開2001−131924号公報 特開2002−285516号公報
従来の防護柵にはつぎのような問題点がある。
<1>支柱のスパンを狭くすると衝撃吸収性能が向上する反面、支柱の総本数とアンカーの総数が増えて、単位長さ当たりの防護柵コストが高くなる。
支柱のスパンを広くすると単位長さ当たりの防護柵コストを低減できるものの、防護ネットの谷側へ向けた張出変形量が大きくなり、防護ネットの高さ方向の変位量が大きくなって阻止面の有効高さが減少する等の問題を引き起こして防護柵本来の機能が犠牲になる。
<2>上記した理由から従来の一般的な防護柵では、支柱のスパンが4〜6m程度である。小規模エネルギー用の防護柵でもスパンは10m程度が限界とされている。
<3>特許文献3に記載の防護柵は、防護ネットの高さ方向の変形をある程度抑制できるものの、変形抑制効果が得られるのは上記した支柱スパンの範囲内に限られ、支柱のスパンを10m以上に拡張できないのが現状である。
<4>防護ネットを支柱の山側に取り付けた従来の防護柵は、エネルギーを支柱の塑性曲げ変形によるエネルギー吸収に依存したスパン単位で受け止める構造である。
そのため、防護ネットの阻止面のうち支柱近傍に落石等が衝突した場合は、スパン中央に衝突した場合と比べて防護ネットの張出変形量が小さくなるので、防護ネットが破壊され易い。
本発明は以上の点に鑑みて成されたもので、その目的とするところは、防護ネットの阻止面の谷側へ向けた張出変形と阻止面の高さ方向の変形を効果的に抑制して、支柱のスパンを大幅に拡張できる、防護柵を提供することにある。
さらに本発明の他の目的は、支柱やアンカーの設置数を減らして低コスト化が図れる防護柵を提供することにある。
本発明は、端末支柱の間に間隔を隔てて立設した単数または複数の中間支柱と、中間支柱の谷側に配置し、複数の中間支柱の上部間と下部間にそれぞれ横移動可能に横架し、両端を端末支柱に支持させた上弦ロープ、下弦ロープと、中間支柱の谷側に配置し、前記上弦ロープと下弦ロープとの間に取り付けた帯状の防護ネットとを具備した防護柵であって、前記支柱の上部に防護ネットの有効高さより高い延出部を形成し、各端末支柱及び中間支柱の延出部の頂部に複数の上斜張ロープをスライド移動可能に係留し、各中間支柱の下部に複数の下斜張ロープをスライド移動可能に係留し、下向きで放射状に配置した前記複数の上斜張ロープの端部を前記上弦ロープと防護ネットの上半部に多段的に連結し、上向きで放射状に配置した前記複数の下斜張ロープの端部を前記下弦ロープと防護ネットの下半部に多段的に連結し、前記複数の上斜張ロープ及び複数の下斜張ロープにより防護ネットの阻止面の谷側へ向けた張出変形と高さ方向の変形を抑制したことを特徴とする。
本発明の他の形態において、前記上弦ロープ及び下弦ロープのスパンの中間と山側アンカーとの間に複数のネット控えロープを追加して配索すると、防護ネットの阻止面の谷側へ向けた張出変形抑制効果が高くなる。
本発明の他の形態において、前記中間支柱に沿って該中間支柱の上下部間に亘って縦ロープを設け、該縦ロープを介して前記上弦ロープ、下弦ロープ及び防護ネットを中間支柱に取り付けるとよい。
本発明の他の形態において、ロープの端部近くを緩衝装置に把持させて中間支柱の上下部間に亘って縦ロープを配置し、該縦ロープに所定以上の張力が作用したときに緩衝装置との間で縦ロープが摺動するように構成してもよい。
本発明の他の形態において、前記端末支柱及び中間支柱の下弦ロープより下方に固定部を形成し、該固定部と下弦ロープのスパンの中間との間に最も全長の長い上斜張ロープを張設して下弦ロープの高さ方向の変形を抑制する。
本発明の他の形態において、端末支柱の上部の係留部に係留させた前記複数の上斜張ロープの終端を側方控えロープに接続し、上斜張ロープに作用する張力を側方控えロープを経て側方アンカーに支持させる。
本発明の他の形態において、単数又は複数の中間支柱の下部の係留部に係留させた前記複数の下斜張ロープの終端を、端末支柱を介して側方アンカーに支持させてもよい。
本発明の他の形態において、前記端末支柱及び中間支柱の下弦ロープより下方に固定部を形成し、該固定部と下弦ロープのスパンの中間との間に最も全長の長い上斜張ロープを張設してもよい。
本発明の他の形態において、端末支柱の上部の係留部に係留させた前記複数の上斜張ロープの終端を側方控えロープを介して側方アンカーに接続してもよい。
本発明の他の形態において、複数の中間支柱の下部の係留部に係留させた前記複数の下斜張ロープの終端を側方アンカーに接続してもよい。
本発明の他の形態において、前記縦ロープと交差する上弦ロープ及び下弦ロープの各交差部に緩衝装置を介装して連結してもよい。
本発明の他の形態において、前記縦ロープと交差する上弦ロープ及び下弦ロープの各交差部と中間支柱の間に緩衝装置を介装して連結してもよい。
本発明の他の形態において、前記縦ロープと交差する前記防護ネットと中間支柱の間に緩衝装置を介装して連結してもよい。
本発明の他の形態において、上弦ロープ、下弦ロープ、複数の上斜張ロープ、複数の下斜張ロープ、複数のネット控えロープ、又は複数のネット控えロープの固定端、又はこれらのロープの中間に緩衝装置を介装して連結してもよい。
本発明は少なくとも次のひとつの効果を奏する。
<1>防護ネットの阻止面の谷側へ向けた張出変形と、阻止面の高さ方向の変形を効果的に抑制できるので、支柱のスパンを従来と比べて大幅に拡張することができる。
殊に従来の防護柵では達成が困難であった支柱のスパンを15m以上に広げることが可能となる。
<2>支柱の使用本数とアンカーの設置数を減らせるので、防護柵の資材費及び施工費を削減できて、単位長さ当たりの防護柵のコストを大幅に削減できる。
<3>支柱のスパンを従来と比べて大幅に拡張しても、従来型の高エネルギー吸収柵で吸収可能であった落石エネルギーの5倍〜10倍の落石エネルギーが吸収可能である。
<4>従来型の高エネルギー吸収柵の支柱のスパンは、4m〜6m程度であるが、支柱のスパンを15mにしても、張出変形量は2m〜3m程度であり、路側に設置しても車両限界等を犯さない。
本発明に係る防護柵を山側から見た正面図 図1におけるII−IIの断面図 一部を省略した中間支柱と防護ネットの斜視図 防護柵を山側から見た斜視図 防護柵の平面モデル図
図面を参照しながら本発明について説明する。
<1>防護柵の概要
図1,2を参照して説明すると、本発明に係る防護柵は所定の間隔を隔てて端末支柱10Aの間に立設した単数又は複数の中間支柱10Bと、複数の中間支柱10Bの谷側に配置して、これら複数の支柱10A,10Bの上部間と下部間にそれぞれ横架した上弦ロープ20、下弦ロープ21と、両弦ロープ20,21の間に取り付けた帯状の防護ネット30と、各支柱10A,10Bの頂部にスライド移動可能に係留させて下向きで放射状に配置した複数の上斜張ロープ40と、各中間支柱10Bの下部に摺動可能に係留させて上向きで放射状に配置した複数の下斜張ロープ41と、山側アンカーAと各上、下弦ロープ20,21のスパンの中間部との間に張設した複数のネット控えロープ50,51と、を具備する。
本例では各上、下弦ロープ20,21及び防護ネット30が各中間支柱10Bの谷側に配置してある。
<2>支柱の共通構造
斜面、又は斜面の裾部に所定の間隔を隔てて立設する支柱は、端末支柱10Aと単数又は複数の中間支柱10Bとにより構成する。
これらの支柱10A,10Bは、例えば、鋼管、コンクリート充填鋼管、コンクリート柱、H鋼等の公知の支柱を適用できる。
各支柱10A,10Bの立設手段は、地山への建込み式、基礎コンクリートへの埋設式、支柱下端に設けた支圧板を介して接地する非建込み式の何れでもよい。
更に、支柱10A,10Bはヒンジ機構等を介して傾倒可能に構成してもよい。
各支柱10A,10Bの上部には防護ネット30の有効高さHより高い延出部11を形成している。
延出部11の全長Hは支柱10A,10BのスパンLに応じて適宜選択するが、十分に機能させるためには延出部11の全長Hは少なくともスパンLの1/15以上の高さが必要である。
<2.1>端末支柱
端末支柱10Aの延出部11の上部には、複数の上斜張ロープ40をスライド移動可能に係留する滑車やフック等の係留部12を形成すると共に、端末支柱10Aの下部には、複数の下斜張ロープ41の基端を収束して固定するためのフック等の固定部13を形成している。
端末支柱10Aの係留部12に係留させた複数の上斜張ロープ40の基端側はひとまとめにして側方控えロープ53と接続している。
側方控えロープ53は間に緩衝装置Bを介装して端末支柱10Aの側方に形成した側方アンカーAと接続している。
<2.2>中間支柱
中間支柱10Bの延出部11には、複数の上斜張ロープ40をスライド移動可能に係留するための係留部12を形成すると共に、端末支柱10Aの下部には複数の下斜張ロープ41をスライド移動可能に係留するための係留部12を形成している。
<3>上、下弦ロープ
上弦ロープ20及び下弦ロープ21は、防護ネット30の上、下辺を支えるための連続したロープ材である。
<3.1>上、下弦ロープの端部の連結
上、下弦ロープ20,21の両端部は、緩衝装置Bを介して端末支柱10Aの上部及び下部にそれぞれ連結してある。
緩衝装置Bは各上、下弦ロープ20,21に所定以上の張力が作用したときに、各上、下弦ロープ20,21の摺動を許容し、この摺動抵抗によりエネルギーを吸収する。
<3.2>縦ロープ
縦ロープ22はワイヤクリップ等の固定具Bを介して上、下弦ロープ20,21及び防護ネット30を中間支柱10Bに係留するためのロープ材であり、その両端部が中間支柱10Bの上部及び下部の間を結ぶように、中間支柱10Bに沿って取り付けられている。
<3.2.1>縦ロープの取り付け構造
図2,3を参照して縦ロープ22の取り付け例について説明する。
中間支柱10Aの上部及び下部の谷側外周面には緩衝装置B,Bを設置するためのブラケット14,15が突設してあり、縦ロープ22は両ブラケット14,15を貫通して中間支柱10Bの上、下部間に配設してある。
縦ロープ22の端部近くを各ブラケット14,15にセットした緩衝装置B,Bが把持している。縦ロープ22は縦ロープ22に所定以上の張力が作用したときに緩衝装置B,Bとの間で摺動可能である。
なお、縦ロープ22の上部を位置決めする上位のブラケット14の形成位置は、図示した延出部11の頂部に限定されず、延出部11の任意の位置に形成してあればよい。
また縦ロープ22の何れか一端を中間支柱10Bに固定し、縦ロープ22の何れか他端に緩衝装置Bを設けてもよい。
<3.2.2>縦ロープと弦ロープの連結構造
つぎに図2,3を参照して縦ロープ22と上、下弦ロープ20,21の連結構造について説明する。
上、下弦ロープ20,21は、縦ロープ22と固定具Bを介して防護ネット30の長手方向に摺動可能な状態で中間支柱10Bに取り付けてある。
<3.2.3>縦ロープと防護ネットの連結構造
縦ロープ22と防護ネット30の交差部は、その複数箇所を摺動可能に連結してある。
<3.2.4>縦ロープによる衝撃吸収
防護ネット30の左右両端部を除いた中間部は、縦ロープ22を介して中間支柱10Bに支持されている。
そのため、縦ロープ22と共に谷側へ変形した防護ネット30に設定以上の張力が作用すると、緩衝装置Bが縦ロープ22を摺動させて衝撃力を吸収する。
<4>防護ネット
防護ネット30は3本以上の支柱間に亘って横架可能な公知のネット状物である。
防護ネット30としては、例えば複数のロープ材を縦横方向、斜め方向に配置したロープ製ネット(ロープ材の交点に緩衝装置を取り付けたネットを含む)、複数のリング単体を内接させて連鎖させたリングネット、菱形金網、高強度金網、繊維製ネット、繊維製ネット等の一種、又はこれらの複数種を組み合せたものを含む。
既述したように、防護ネット30の上下辺は上、下弦ロープ20,21に取り付けられ、防護ネット30と中間支柱10Bの交差部は縦ロープ22を介して取り付けられている。
防護ネット30の左右両端部は、端末支柱10Aに直接固定するか、或いは図示しない緩衝装置を間に介装して端末支柱10Aに連結してある。
<5>阻止面の変形抑制手段
本発明の防護柵は、受撃時に防護ネット30の阻止面が谷側へ向けた張出変形の抑制手段と、阻止面の高さ方向の変形(有効高さ)の抑制手段を具備する。
以下に阻止面の変形抑制手段について説明する。
<5.1>斜張ロープ
複数の上斜張ロープ40及び下斜張ロープ41は、阻止面が谷側へ向けて変形する張出変形の抑制手段と、阻止面の高さ方向へ向けた変形の抑制手段を兼備する。
<5.1.1>上斜張ロープ
上斜張ロープ40は、受撃時に上弦ロープ20と防護ネット30の上半が下方へ向けて変形することを抑制する複数のロープ材である。
複数の上斜張ロープ40はその中間部を各支柱10A,10Bの延出部11に設けた係留部12に係留させる。
各上斜張ロープ40の両端部は隣り合う2本の中間支柱10Bの間に位置する上弦ロープ20のスパン中央と、防護ネット30の上半部のスパンの中間位置にそれぞれ緩衝装置Bを介して連結して斜め上方へ吊り上げる。
端末支柱10Aと中間支柱10Bの間においても同様である。
最も全長の長い上斜張ロープ40は上弦ロープ20のスパンの中央に摺動不能に固定し、残りの上斜張ロープ40は防護ネット30の上半部のスパン中間位置に多段的に連結する。
上斜張ロープ40の連結位置は図1に例示した形態に限定されず、隣り合う2本の支柱10A,10Bの間で連結位置が左右対称となるように配索してあればよい。
<5.1.2>下斜張ロープ
下斜張ロープ41は、受撃時に下弦ロープ21と防護ネット30の下半が上方へ向けて変形することを抑制する複数のロープ材である。
複数の下斜張ロープ40はその中間部を中間支柱10Bの下部に設けた係留部12に係留させる。
各下斜張ロープ41の両端部は隣り合う2本の中間支柱10Bの間に位置する防護ネット30の下半部のスパン中央から離れたスパン中間位置にそれぞれ緩衝装置Bを介して連結して斜め下方へ向けて放射状に張設する。
端末支柱10Aと中間支柱10Bの間においても同様である。
下弦ロープ21の高さ方向の変形を阻止するため、各支柱10A,10Bの下弦ロープ21より下方に形成した固定部13と、下弦ロープ21のスパン中央との間に最も全長の長い上斜張ロープ40を張設する。
<5.2>斜張ロープを支柱に係留させた理由
上斜張ロープ40及び下斜張ロープ41を係留部12にスライド自在に係留させたのは、防護ネット30の一部に作用した衝撃力を、支柱10A,10Bのスパンを越えて、上、下弦ロープ20,21及び防護ネット30の全体へ伝達するためである。
また全長の最も長い複数の上斜張ロープ40を1本の上弦ロープ20に連結したことで、上弦ロープ20に作用する張力は最終的に側方控えロープ53を介して側方アンカーAで支持することができる。
本例では、全長の最も長い複数の下斜張ロープ41を1本の下弦ロープ21に連結したことで、下弦ロープ21に作用する張力は最終的に端末支柱10Aで支持することができる。
<6>ネット控えロープ
一般的に支柱のスパンを拡張すると、防護ネットの谷側へ向けた張出変形量が増して、様々な問題を引き起こすことが知られている。
本発明では防護ネット30の張出変形を抑制する手段として、各上、下弦ロープ20,21の中間位置に複数のネット控えロープ50,51を摺動不能に接続し、複数のネット控えロープ50,51の基端を山側アンカーAに固定して、上、下弦ロープ20,21を直接支持するようにした。
ネット控えロープ50,51の接続位置は、上、下弦ロープ20,21の変形が最も大きいスパン中央が望ましい。
山側アンカーAは、図4,5に示すように各支柱10A,10Bの位置であって、防護ネット30と直交する山側斜面に設け、平面視したときにネット控えロープ50,51が連続したW字形を呈するように配索する。
また山側アンカーAを共有させずに、上下一対のネット控えロープ50,51を個別の山側アンカーAに固定してもよい。
ネット控えロープ50,51の配索本数について本例では、1スパン内に合計4本のネット控えロープ50,51を接続しているが、4本以上を接続してもよい。
各ネット控えロープ50,51の先端の連結先は、上、下弦ロープ20,21に限定されず、防護ネット30の上、下部に連結する場合もある。
また必要に応じて、各ネット控えロープ50,51の一部に緩衝装置Bを介装すると、防護ネット30による衝撃吸収性能がさらに高くなる。
<7>支柱控えロープ
図2,4,5において符号52は支柱控えロープであり、各支柱10A,10Bの頭部と山側アンカーAとの間に張設してある。
また支柱10A,10Bの谷側にアンカーを設け、各支柱10A,10Bの頭部と谷側アンカーとの間に支柱控えロープを張設してもよい。
<8>緩衝装置
既述した緩衝装置B,B,B〜Bは、設定した張力以上の張力が作用したときにロープを摺動させて張力を吸収できる摩擦抵抗式の緩衝装置の他に、変形抵抗式の緩衝装置を適用することもできる。
なお、これらの緩衝装置B,B,B〜Bは必須ではなく省略する場合もある。
[防護柵の受撃特性]
つぎに防護柵の受撃特性について説明する。
<1>落石等の捕捉
図2,5に示すように、防護ネット30の阻止面の一部に落石等が衝突すると、防護ネット30の阻止面全体が谷側へ向けて変形し、防護ネット30及び各支柱10A,10B等の強度により落石等の衝撃力を吸収して捕捉する。
<2>阻止面の変形範囲
防護ネットを支柱の山側に配置した従来の防護柵では、落石等の衝撃力を支柱のスパン単位で受け止める構造であり、防護ネットの阻止面が谷側ヘ向けて張出変形する範囲は支柱のスパン範囲に制限されていた。
これに対して本発明の防護柵では、防護ネット30及び上、下弦ロープ20,21が、縦ロープ22を介して中間支柱10Bの谷側へ離隔可能で、かつ上、下弦ロープ20,21の長手方向に沿って移動可能な状態で取り付けてあり、支柱スパンを越えて落石等の衝撃力を受け止めることができる構造である。
そのため、図2,5に示すように、防護ネット30の阻止面が谷側へ向けて張出変形する範囲は中間支柱10Aのスパンに制限されない。
殊に落石等が中間支柱10Bに近い位置を通過して防護ネット30の阻止面に衝突しても、防護ネット30が破壊されずに落石等を捕捉できる。
<3>衝撃力の吸収
本発明の防護柵は支柱スパンを越えて落石等の衝撃力を受け止める構造であるため、中間支柱10Bの谷側に配置した各上弦ロープ20及び下弦ロープ21は全長に亘って荷重の伝達が可能であり、防護ネット30もその全長に亘って荷重の伝達が可能である。
したがって、防護ネット30の一部に作用した衝撃力を、すべての上、下弦ロープ20,21、及び防護ネット30の全体へ分散して効率よく吸収することができる。
<4>斜張ロープによる阻止面の高さ方向の変形抑制
本発明では各支柱10A,10Bの上部及び下部に係留した複数の上、下斜張ロープ40,41が各上、下弦ロープ20,21のスパン中央と、防護ネット30の阻止面のスパン中間位置の複数箇所を斜め上方及び斜め下方へ向けて引っ張っている。
そのため、防護ネット30が谷側へ張出変形する際に、防護ネット30の阻止面が高さ方向に縮小しようとしても、これらの複数本の上、下斜張ロープ40,41が阻止面の高さ方向の変形を抑制する。
このように本発明では、各支柱10A,10Bのスパンを従来と比べて大幅に拡張しても、防護ネット30の阻止面の高さ方向の変形(落石等の捕捉するネットの有効高さの減少)を効果的に抑制することができる。
<5>阻止面の張出変形の抑制
複数の上、下斜張ロープ40,41は各上、下弦ロープ20,21のスパン中央と、防護ネット30の阻止面のスパン中間位置を斜め上方及び斜め下方へ向けて引っ張っており、更に複数のネット控えロープ50,51は各上、下弦ロープ20,21の中間位置を山側へ向けて引っ張っている。
本発明の防護柵では、複数の上、下斜張ロープ40,41及び複数のネット控えロープ50,51が協働して防護ネット30の阻止面の谷側へ向けた張出変形を効果的に抑制することができる。
すなわち、各支柱10A,10Bの上部、下部に係留させた複数の上、下斜張ロープ40,41が各上、下弦ロープ20,21と防護ネット30の全体が谷側へ向けて変形する際の変形抵抗となる。
更に、上、下弦ロープ20,21のスパン中央に接続した複数のネット控えロープ50,51が、防護ネット30の阻止面の上下辺が谷側へ向けて大きく変形する際の大きな変形抵抗となる。上、下弦ロープ20,21のスパン中央をネット控えロープ50,51で直接山側から支持するので、複数の上、下斜張ロープ40,41と比べて防護ネット30の張出変形の抑制効果が大きい。
本発明では各支柱10A,10Bのスパンを従来と比べて大幅に拡張しても、防護ネット30の阻止面の高さ方向の変形抑制だけでなく、阻止面の谷側へ向けた変形抑制も同時に行いつつ、衝撃力を効率的に吸収することができる。
<6>支柱のスパン
従来の防護柵は支柱スパンを10m以上に拡張することができなかった。
これに対し本発明では、複数の斜張ロープ40,41とネット控えロープ50,51とにより、防護ネット30の阻止面が谷側へ向けて張出変形することを抑制しつつ、複数の斜張ロープ40,41により、防護ネット30の阻止面が高さ方向へ向けて縮小変形することを抑制できるので、各支柱10A,10Bのスパンを10m以上に拡張することが可能である。
図1を参照して支柱10A,10BのスパンLの一例について説明する。
各支柱10A,10Bの地上高さをHとした場合、各支柱10A,10BのスパンLは各支柱10A,10Bの地上高さHの3倍、又は3倍以上とすることが可能である。
各斜張ロープ40,41の防護ネット30に対する連結位置は、各支柱10A,10Bから所定距離Lを隔てて連結するが、実用上、各支柱10A,10BのスパンLに対するこの所定距離Lを約L/3とすることが望ましい。
本発明の防護柵においては、例えば、防護ネット30の有効高さHを4m、支柱10A,10Bの地上高さHを5m、延出部11の全長Hを1mとした場合、各支柱10A,10BのスパンLを15m以上に広げることが可能となる。
<7>防護柵のコストについて
本発明に係る防護柵は各支柱10A,10Bのスパンを従来と比較して大幅に拡張できるから、支柱10A,10Bの使用本数と設置工数を削減できるだけでなく、山側アンカーAの設置数と設置工数も少なくて済む。
したがって、単位長さ当たりの防護柵のコストを削減することができる。
本発明に係る防護柵は、落石だけでなく、崩落土砂に対しても十分に安全な設計が可能である。
[変形例]
<1>端末支柱における下斜張ロープの他の接続例
先の実施例では、防護柵の最外端に位置する下斜張ロープ41を端末支柱10Aの下部に固定した形態について説明したが、この形態に限定されない。
端末支柱10Aの下部にも係留部12を設けて、端末支柱10Aの下部の係留部12にスライド自在に係留させた下斜張ロープ41の基端を延長して側方アンカーAに接続するようにしてもよい。
本例のように、端末支柱10Aの上下部に係留させた複数の上、下斜張ロープ40,41の基端を側方アンカーAに接続すれば、端末支柱10Aの荷重負担を軽減することができる。
<2>縦ロープの端部の他の取り付け例
先の実施例では、中間支柱10Bに縦ロープ22を配設する際に、縦ロープ22の端部近くを緩衝装置Bに把持させて摺動可能に取り付けた形態について説明したが、緩衝装置Bを省略して、縦ロープ22の両端部を中間支柱10Bの上下部に摺動不能に連結してもよい。
予想される衝撃エネルギーに応じて、緩衝装置Bの要否を検討すればよい。
<3>縦ロープの他の取り付け例
以上は縦ロープ22の両端部のみを中間支柱10Bに取り付けた形態について説明したが、縦ロープ22の両端部の間の区間に亘って図示しない補助ロープを介して中間支柱10Bに連結してもよい。
換言すれば、縦ロープ22の中間部の一箇所、又は複数箇所と中間支柱10Bとの間を補助ロープを介して多段的に連結する。
補助ロープの接続にあたり、衝撃エネルギーの大きさ等を考慮して、補助ロープの中間に緩衝装置を介装するか、又は緩衝装置を介装せずに接続するかを選択する。
本例のように、縦ロープ22の中間部の一箇所、又は複数箇所を中間支柱10Bに対して多段的に連結すれば、中間支柱10Bに対して防護ネット30の高さ方向の中間部が谷側へ向けて過大に張出変形することを効果的に抑制できる。
10A・・・・端末支柱
10B・・・・中間支柱
11・・・・・支柱の延出部
12・・・・・支柱の係留部
20・・・・・上弦ロープ
21・・・・・下弦ロープ
22・・・・・縦ロープ
30・・・・・防護ネット
40・・・・・上斜張ロープ
41・・・・・下斜張ロープ
50,51・・ネット控えロープ
52・・・・・支柱控えロープ
53・・・・・側方控えロープ
・・・・・・山側アンカー
・・・・・・側方アンカー
,B,B〜B・・・緩衝装置
本発明は、端末支柱の間に間隔を隔てて立設した単数または複数の中間支柱と、中間支柱の谷側に配置し、複数の中間支柱の上部間と下部間にそれぞれ横移動可能に横架し、両端を端末支柱に支持させた上弦ロープ、下弦ロープと、中間支柱の谷側に配置し、前記上弦ロープと下弦ロープとの間に取り付けた帯状の防護ネットとを具備した防護柵であって、前記端末支柱及び中間支柱の上部に防護ネットの有効高さより高い延出部を形成し、各端末支柱及び中間支柱の延出部の頂部に複数の上斜張ロープをスライド移動可能に係留し、各中間支柱の下部に複数の下斜張ロープをスライド移動可能に係留し、下向きで放射状に配置した前記複数の上斜張ロープの端部を前記上弦ロープと防護ネットの上半部に多段的に連結し、上向きで放射状に配置した前記複数の下斜張ロープの端部を前記下弦ロープと防護ネットの下半部に多段的に連結し、前記複数の上斜張ロープ及び複数の下斜張ロープにより防護ネットの阻止面の谷側へ向けた張出変形と高さ方向の変形を抑制したことを特徴とする。
本発明の他の形態において、前記上弦ロープ及び下弦ロープのスパンの中間と山側アンカーとの間に複数のネット控えロープを追加して配索すると、防護ネットの阻止面の谷側へ向けた張出変形抑制効果が高くなる。
本発明の他の形態において、前記中間支柱に沿って該中間支柱の上下部間に亘って縦ロープを設け、該縦ロープを介して前記上弦ロープ、下弦ロープ及び防護ネットを中間支柱に取り付けるとよい。
本発明の他の形態において、ロープの端部近くを緩衝装置に把持させて中間支柱の上下部間に亘って縦ロープを配置し、該縦ロープに所定以上の張力が作用したときに緩衝装置との間で縦ロープが摺動するように構成してもよい。
本発明の他の形態において、前記端末支柱及び中間支柱の下弦ロープより下方に固定部を形成し、該固定部と下弦ロープのスパンの中間との間に最も全長の長い斜張ロープを張設して下弦ロープの高さ方向の変形を抑制する。
本発明の他の形態において、端末支柱の上部の係留部に係留させた前記複数の上斜張ロープの終端を側方控えロープに接続し、上斜張ロープに作用する張力を側方控えロープを経て側方アンカーに支持させる。
本発明の他の形態において、単数又は複数の中間支柱の下部の係留部に係留させた前記複数の下斜張ロープの終端を、端末支柱を介して側方アンカーに支持させてもよい。
本発明の他の形態において、前記端末支柱及び中間支柱の下弦ロープより下方に固定部を形成し、該固定部と下弦ロープのスパンの中間との間に最も全長の長い上斜張ロープを張設してもよい。
本発明の他の形態において、端末支柱の上部の係留部に係留させた前記複数の上斜張ロープの終端を側方控えロープを介して側方アンカーに接続してもよい。
本発明の他の形態において、複数の中間支柱の下部の係留部に係留させた前記複数の下斜張ロープの終端を側方アンカーに接続してもよい。
本発明の他の形態において、前記縦ロープと交差する上弦ロープ及び下弦ロープの各交差部に緩衝装置を介装して連結してもよい。
本発明の他の形態において、前記縦ロープと交差する上弦ロープ及び下弦ロープの各交差部と中間支柱の間に緩衝装置を介装して連結してもよい。
本発明の他の形態において、前記縦ロープと交差する前記防護ネットと中間支柱の間に緩衝装置を介装して連結してもよい。
本発明の他の形態において、上弦ロープ、下弦ロープ、複数の上斜張ロープ、複数の下斜張ロープ、複数のネット控えロープ、又は複数のネット控えロープの固定端、又はこれらのロープの中間に緩衝装置を介装して連結してもよい。

Claims (9)

  1. 端末支柱の間に間隔を隔てて立設した単数又は複数の中間支柱と、中間支柱の谷側に配置し、複数の中間支柱の上部間と下部間にそれぞれ横移動可能に横架し、両端を端末支柱に支持させた上弦ロープ、下弦ロープと、中間支柱の谷側に配置し、前記上弦ロープと下弦ロープとの間に取り付けた帯状の防護ネットとを具備した防護柵であって、
    前記支柱の上部に防護ネットの有効高さより高い延出部を形成し、
    各端末支柱及び中間支柱の延出部の頂部に複数の上斜張ロープをスライド移動可能に係留し、
    各中間支柱の下部に複数の下斜張ロープをスライド移動可能に係留し、
    下向きで放射状に配置した前記複数の上斜張ロープの端部を前記上弦ロープと防護ネットの上半部に多段的に連結し、
    上向きで放射状に配置した前記複数の下斜張ロープの端部を前記下弦ロープと防護ネットの下半部に多段的に連結し、
    前記複数の上斜張ロープ及び複数の下斜張ロープにより防護ネットの阻止面の谷側へ向けた張出変形と高さ方向の変形を抑制したことを特徴とする、
    防護柵。
  2. 前記上弦ロープ及び下弦ロープのスパンの中間と山側アンカーとの間に複数のネット控えロープを配索したことを特徴とする、請求項1に記載の防護柵。
  3. 前記中間支柱に沿って該中間支柱の上下部間に亘って縦ロープを設け、該縦ロープを介して前記上弦ロープ、下弦ロープ及び防護ネットを中間支柱に取り付けたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の防護柵。
  4. ロープの端部近くを緩衝装置に把持させて中間支柱の上下部間に亘って縦ロープを配置し、該縦ロープに所定以上の張力が作用したときに緩衝装置との間で縦ロープが摺動することを特徴とする、請求項3に記載の防護柵。
  5. 前記端末支柱及び中間支柱の下弦ロープより下方に固定部を形成し、該固定部と下弦ロープのスパンの中間との間に最も全長の長い上斜張ロープを張設したことを特徴とする、請求項1乃至3の何れか一項に記載の防護柵。
  6. 端末支柱の上部の係留部に係留させた前記複数の上斜張ロープの終端を側方控えロープを介して側方アンカーに接続したことを特徴とする、請求項1乃至4の何れか一項に記載の防護柵。
  7. 端末支柱の下部の係留部に係留させた前記複数の下斜張ロープの終端を側方アンカーに接続したことを特徴とする、請求項1乃至5の何れか一項に記載の防護柵。
  8. 前記縦ロープと交差する上弦ロープ、下弦ロープ及び防護ネットの各交差部に緩衝装置を介装して中間支柱に連結したことを特徴とする、請求項3乃至7の何れか一項に記載の防護柵。
  9. 上弦ロープ、下弦ロープ、複数の上斜張ロープ、複数の下斜張ロープ、複数のネット控えロープ、又は複数のネット控えロープの固定端、又はこれらのロープの中間に緩衝装置を介装して連結したことを特徴とする、請求項1乃至7の何れか一項に記載の防護柵。
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