JP4630792B2 - 落石防護ネット用支柱およびこれを利用した落石防護ネット工法 - Google Patents

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本発明は、落石等の恐れがある沢状部等に好適な落石防護ネット用支柱およびこれを利用した落石防護ネット工法に関する。
落石防護施設としてポケット式の落石防護ネット工法が知られている。この工法として、先行技術1では、金網に多数の縦・横補強ロープとともに左・右縦ロープと最上段横ロープ及び複数の下半部横ロープを組み込み補強して、沢部等の両側斜面に設けたアンカーに左右の支柱をヒンジ連結して沢部等の上下方向の傾動を可能に建て込み、両側斜面にアンカーした吊ロープ及びサイドロープの端部を支柱の上部に連結して支保し、左・右縦ロープの上端部を支柱の上部に連結するとともに、両側斜面に両端部をアンカーした最上段横ロープを各支柱の上部でスライド可能に支持し、各下半部横ロープの両端部を両側斜面にアンカーして、金網の上半部分を落石エネルギーを緩衝して吸収するポケット部に構成し、金網の下半部分を沢部等の地上に接触ないし近接するように敷設して落石等を受け止めるようにしている。
特許第2916633号公報
先行技術のポケット式落石防護ネットは、施工性とともに落石防護性能、信頼性及び耐久性を向上しコスト節減が可能となる利点を有しているが、ポケット形成用の支柱における柱頂の最上段横ロープガイド機構が、沢の傾斜方向に対してほぼ直角方向に走る凸湾曲部を設け、これと交差する方向(沢の傾斜方向)に逆U状シャックル金具を取り付けた構造であったので、次のような問題があった。
1)最上段横ロープはポケット形成用の支柱をすぎた部分が沢の両側に導かれ、岩盤などに強固にアンカーされることが必要であるが、施工場所の地形や地質はさまざまであるので、アンカーを建て込む場所が制限を受ける。このため、アンカーを打つ部位と支柱と金網張りされる横ロープ主部とがほほ一直線に並んでいる場合には問題がないが、支柱に対してアンカーを打つ部位がかなり山側であったり、金網張りされる横ロープ主部が支柱に対してかなり谷側であったりした場合に、ガイド機構が横ロープを的確にガイドし難く、横ロープが逆U状シャックル金具部位で大きく曲げられた状態で強接したり、さらには、支柱を構成するH形鋼のエッジに強接することがあった。このため、強風などに際して、横ロープに局部的に荷重が負荷されたり、強く摩擦されたりし、素線が切断されてロープ破断を引き起こす危険を避けられなかった。
2)前記のように、横ロープが逆U状シャックル金具部位で大きく曲げられた状態で強接し、さらには支柱を構成するH形鋼のエッジに強接するため横ロープが滑りにくくなり、それにより支柱頂部に捩れを伴う横傾斜の偏荷重が生じ、支柱に回転トルクを発生させるため、支柱基礎部分が損傷される危険があった。
3)横ロープの軸線と直角方向のガイドが逆U状シャックル金具という棒材であるため、支柱頂部を通過させるロープの建て込み作業が、逆U状シャックル金具を外した状態で行うことになり、ガイドが不安定化しやすいとともに作業性が悪くなる。
本発明は、上記のような問題点を解消するためになされされたもので、その目的とするところは、支柱に対してアンカーを打つ部位がかなり山側であったり、金網張りされる横ロープ主部が支柱に対してかなり谷側であったりした場合にも、ロープの破断や支柱への異常な負荷を生じさせないように横ロープを的確にガイドして張設することができる落石防護ネットのポケット形成用の支柱とこれを利用した落石防護ネット工法を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明のポケット形成用の支柱は、沢部等の両側斜面に設けたアンカーにヒンジ連結して沢部等の上下方向の傾動を可能に建て込まれる支柱本体と、前記支柱本体の上部周囲に付設され、支柱を支保すべく両側斜面にアンカーされた吊りロープ及びサイドロープを連結する複数のブラケットと、支柱本体の頂部に設けられ金網に組み込まれた最上段横ロープをスライド可能に支持するガイド機構とを具備し、前記ガイド機構が、凸湾曲部と、これの幅方向に対峙する側壁部と、側壁部と直交状の外れ止め部材を備え、かつ、前記側壁部により構成される溝が、中央の平行状部分から先が外方に向かって漸次拡大していることを特徴としている。
また、上記目的を達成するため本発明の落石防護ネット工法は、金網に多数の縦・横補強ロープとともに左・右縦ロープと最上段横ロープ及び複数の下半部横ロープを組み込み補強して、沢部等の両側斜面に設けたアンカーに左石の支柱を沢部等の上下方向の傾動を可能に建て込み、両側斜面にアンカーした吊ロープ及びサイドロープの端部を各支柱の上部に連結して支保し、左・右縦ロープの上端部を各支柱の上部に連結するとともに、両側斜面に両端部をアンカーした最上段横ロープを、各支柱の上部に設けた凸湾曲部と、これの幅方向に対峙する側壁部と、側壁部を直交状に貫通する棒状部材を備え、かつ、前記側壁部により構成
される溝が中央の平行状部分から先が外方に向かって漸次拡大しているガイド機構で軸線方向にスライド可能にかつ左右方向に振れ可能に支持し、各下半部横ロープの各両端部を両側斜面にアンカーして、金網の上半部分を落石エネルギーを緩衝して吸収するポケット部に構成し、金網の下半部分を沢部等の地上に敷設して落石等を受け止める敷設部に構成して構築することを特徴としている。
本発明は、支柱本体の頂部に設けられ金網に組み込まれた最上段横ロープをスライド可能に支持するガイド機構とを具備した落石防護ネット用の支柱において、前記ガイド機構が、凸湾曲部と、これの幅方向に対峙する側壁部と、側壁部と直交状の外れ止め部材を備え、かつ、前記側壁部により構成される溝が中央の平行状部分から先が外方に向かって漸次拡大しているので、最上段横ロープの端部をアンカーする場所が支柱位置に対して当初の予定位置よりも大きくずれても、あるいは最上段横ロープの金網組み込み部分側が支柱位置に対して当初の予定位置よりも大きくずれても、あるいはまた、補強ロープ付き金網の全幅を支持する最上段横ロープが前記張設角度のまま伸びた状態になっても、ロープに何らのダメージを与えず、破断を起こしにくくすることができるとともに、支柱の頂部のねじれによる支柱の回転トルクの発生を有効に防止できる。また、最上段横ロープのガイド機構に対する交差状取り付けが容易であるとともに、支柱の建て込みと最上段横ロープの展延時に最上段横ロープの支柱からの外れを確実に防止できるので、作業性もよくなる。
本発明の工法によれば、沢部等で上方から落下する大きい落石エネルギーを緩衝して吸収し受け止め保持する強度、耐力が著しく高められ、また、左右の支柱の位置と大きく相違した沢部等の両側斜面の強固な地盤に最上段横ロープをアンカーすることができるので、支柱にかかる落石などによる衝撃を効果的に著しく減少し、支柱の捩れを伴う横傾動の偏荷重を減少させ、信頼性及び耐久性を効果的に高めことができる。そして,前記支柱ガイド機構の作用により、補強ロープ付き金網の緩衝、吸収性能及び耐久性が著しく高められて、沢等における大きい落石エネルギーを効果的に緩衝して吸収する優れた防護性能を発揮することができる。なお、ポケット部は、補強ロープ付き金網の上半部分に構成することが可能になって落石エネルギーを効果的に緩衝、吸収する。下半部分に構成した敷設部は、複数の下半部横ロープによって支持され、ポケット部で緩衝、吸収された低速度の落石等を受け止め、落石等を次第に広く分散させて長期にわたり保持するなど、優れた落石等の受け止め保持性能、信頼性が得られる。
凸湾曲部とこれの幅方向に対峙する側壁部が部体に一体に設けられ、該部体が支柱本体頂部に接合されている。
これによれば、部品数が少なく、ポケット形成用の支柱の製作が容易である。
図1と図2は本発明のポケット形成用の支柱を適用した落石防護ネットの一実施例を示し、図3ないし図5は落石防護ネットのポケット形成用支柱の一実施例施例を示している。
図1において、aは例えば道路等に近接して落石等の恐れがある沢部、bは沢部aの両側斜面であり、10は本発明で構築された落石防護ネットの全体を指している。
1は金網、2は金網1に縦横に組み込まれた縦・横補強ロープ、3は金網1の上端部に組み込まれた最上段横ロープ、4は各ロープの連結部や交差部を固定するクリップ、5、5は金網の両側に組み込まれた左・右縦ロープ、6bは金網の下半部に上下間隔を置き組み込まれた複数の下半部横ロープ、7は金網の上部を支持してポケット部を形成する支柱である。
8aは支柱7を支保する吊ロープ、8bはサイドロープ、9aは吊ロープの上端を地盤に固定するアンカー,9bは前記サイドロープ8bの沢側端を定着するアンカー、9cは前記最上段横ロープ3の左右両端部3a、3aを沢部aの両側斜面b、bに固定するアンカーである。10aは補強ロープ付き金網の上半部に形成したポケット部、10bはその下半部に形成され地形に沿って這った敷設部である。
前記ポケット部形成用の支柱7は、沢部aにおいて金網1の上部を適度の高さに保持し得るよう、沢部aと両側斜面bとの高低差に対応させてたとえば2〜5mの高さに設定したH形鋼からなる支柱本体7Aと、これの頂部に溶接などで一体化されたガイド機構7Bとを備えている。
前記支柱本体7Aは下端部にヒンジ用板70を有しており、沢部aの両側斜面bの堅固な地盤に複数のアンカーボルト7bで打設(特殊セメントを充填してアンカー力を高める)したアンカー7aに突設したブラケット7cに前記ヒンジ用板70をかみ合わせて枢軸で連結することにより、上下方向F(沢部aの傾斜方向)に傾倒可能に建て込まれている。
前記支柱本体7Aは、ガイド機構7Bの近傍の山谷側部分に、吊りロープ8aおよび縦ロープ5の端部を連結するためのブラケット71、71を有している。また、前記ブラケット71と90度変位した位置には、左右のサイドロープ8bの端部と連結するためのブラケット72、72を有している。
前記ガイド機構7Bは、金網1の上端部に組み込まれた最上段横ロープ6aをスライド可能に支持する手段であるが、本発明においては、図3〜図5のように、中央部を頂として沢部aの傾斜方向に下傾する凸湾曲部73と、該凸湾曲部73に下端が接合された一対の側壁部74、74と、側壁部74、74の中央部に直交状の外れ止め部材75を備えている。外れ止め部材75は側壁部74,74に設けた通孔745を貫通するボルトとこれに螺合するナットのごときが用いられる。
前記側壁部74,74は最上段横ロープ6aの側方への外れを防止する溝(通路)76を得るために凸湾曲部73から上方に十分な高さを有しており、しかも、中央の平行状部分740を境としてその両側に、外開き部分741が形成されている。外開き部分741は凸湾曲部73の形状に即して下傾している。
これにより、前記溝76の幅は、中央の平行状部分から先が外方に向かってハの字状に漸次拡大し、開口部分の角度αはたとえば50〜60度となっている。前記外開き部分741と平行状部分740は滑らかな曲線によって連なっており、外開き部分741は直線でもよいが、好ましくは適度の曲率を描いている。
前記ポケット部形成用の支柱7は、図1のように両側斜面b、bの堅固な地盤に設けたアンカー7a上にヒンジ連結して上下方向F(沢部aの傾斜方向)に傾倒可能に建て込まれ、両側斜面bの上方にアンカーした吊ロープ8aを支柱本体上部のブラケット71に適宜の手段で連結するとともに、反対側のブラケット71に金網1の左・右縦ロープ5の上端部を同様な手段で連結し、かつ、アンカーしたサイドロープ8b、8bを支柱本体上部のブラケット72、72に同様に連結して支保され、これで横方向の傾動が防止される。
そして、支柱本体7Aの頂部にあるガイド機構7Bにより、補強ロープ付き金網1の上端部の左右を支持する最上段横ロープ3をスライド可能に支持するのであるが、従来のように単純に凸湾曲部に配したのでは、幅方向から外れやすく、かつ、上下方向Fに対しほぼ直角方向にガイドしなければならなくなる。
これに対して本発明においては、凸湾曲部73を底とするガイド溝76の幅方向が連続した側壁部74、74によって区画されているので、外れ止め部材75を取り付けずに、上から最上段横ロープ3を落とし込んでやるだけで、最上段横ロープ5が横に外れることなく保持される。
しかも、図6のように、最上段横ロープ5の端部を固定する沢両側面のアンカー位置Aが、地盤や地形の関係から、支柱7の建て込み位置Bに対して、大きく山側であったり、あるいは沢側であったりしても、凸湾曲部73を底とするガイド溝76の長手方向両端がたとえば50〜60度で左右に開口しているので、この角度範囲内で最上段横ロープ3を任意に曲げられ、しかも拘束することなくエッジに圧接させることなく案内することができ、その状態で最上段横ロープ3を長手方向にスライドさせることができる。このため工事が容易になり、工期の短縮を図ることができ、また、設置後も、最上段横ロープ3がスムーズにスライドできるので、支柱頂部に捻りモーメントが生じにくく、安定した最上段横ロープ3の支持を行える。
こうした支柱7により金網1の上端部に組み込んだ最上段横ロープ3をスライド可能に支持しているので、金網1から最上段横ロープ3を介して支柱7の上部にかかる衝撃が著しく緩和され、支柱7に捩れ横傾動の変形力等として作用する偏心荷重が著しく低減されて、支柱の損傷が効果的に防止されるとともに落石等の衝突がない。
補強ロープ付き金網1の左右側部のみが縦ロープ5を介し支柱7に直接的に支持され、支柱7間の長い最上段横ロープ3で補強ロープ付き金網1のほぼ全幅を支持し、その長い最上段横ロープ3のロープ伸びの増加により、補強ロープ付き金網1の緩衝、吸収性が効果的に高められる。このときの伸びに伴うロープの移動は前記ガイド機構7Bにより円滑にガイドされるので、補強ロープ付き金網1自体の強度、耐力の増加とあいまつて、沢部等aの大きい落石エネルギーを効果的に緩衝して吸収する性能を長期にわたり効果的に発揮することができる。
なお、金網1は、幅方向に連結するなどして沢部aに対応した幅に形成される。また、この金網1には、縦・横補強ロープ2を1m程度の縦・横間隔で全面に組み込むとともに、左・右縦ロープ5を左右の両側に組み込み、上縁部を折り曲けて最上段横ロープ3を組み込み、複数の下半部横ロープ6bを下半部に適宜の上下間隔で組み込み、これら各ロープの連結部や交差部をそれぞれ適宜のクリップ4で連結して補強する。この補強ロープ付きの金網1は、基本的に著しく補強されて優れた強靭性を有し、沢部a等で上方から落下する大きい落石エネルギーを緩衝して吸収し受け止めるのに対応した耐力に増強される。
アンカー9aは、従来と同じように、複数のアンカーボルト(特殊セメントを充填)で両側斜面bに強力に固設されるアンカー主体と、アンカー主体上に固設されたボルト孔連結用プレート等からなり、これに吊ロープ8aのターンバツクル等を介装しクリップ止めして形成した端末部をボルト連結する。また、アンカー9bについても同様な機構を適用する。必要に応じポケット部10aの下部にも下半部横ロープ6bを設ける。
本発明によるポケット式落石防護ネットの例を示す平面図である。 図1の側面図である。 図1におけるポケット形成用支柱の頂部を示す斜視図である。 (a)はポケット形成用支柱の側面図、(b)は同じくその正面図である。 (a)はポケット形成用支柱頂部のガイド機構の正面図、(b)は部分切欠側面図、(c)は平面図である。 (a)(b)はガイド機構による最上段横ロープのガイド例を示す模式的平面図である。
符号の説明
a 沢部
b 側面部
1 金網
3 最上段横ロープ
7 支柱
7A 支柱本体
7B ガイド機構
73 凸湾曲部
74,74 側壁部
75 外れ止め部材
76 ガイド溝
741 外開き部分
8a 吊ロープ、
8b サイドロープ
10a ポケット部
10b 敷設部

Claims (3)

  1. 沢部等の両側斜面に設けたアンカーにヒンジ連結して沢部等の上下方向の傾動を可能に建て込まれる支柱本体と、前記支柱本体の上部周囲に付設され、支柱を支保すべく両側斜面にアンカーされた吊りロープ及びサイドロープを連結する複数のブラケットと、支柱本体の頂部に設けられ金網に組み込まれた最上段横ロープをスライド可能に支持するガイド機構とを具備し、前記ガイド機構が、凸湾曲部と、これの幅方向に対峙する側壁部と、側壁部と直交状の外れ止め部材を備え、かつ、前記側壁部により構成される溝が、中央の平行状部分から先が外方に向かって漸次拡大していることを特徴とする落石防護ネット用支柱。
  2. 凸湾曲部と、これの幅方向に対峙する側壁部が部体に一体に設けられ、該部体が支柱頂部に接合されている請求項1に記載の落石防護ネット用支柱。
  3. 金網に多数の縦・横補強ロープとともに左・右縦ロープと最上段横ロープ及び複数の下半部横ロープを組み込み補強して、沢部等の両側斜面に設けたアンカーに左石の支柱を沢部等の上下方向の傾動を可能に建て込み、両側斜面にアンカーした吊ロープ及びサイドロープの端部を各支柱の上部に連結して支保し、左・右縦ロープの上端部を各支柱の上部に連結するとともに、両側斜面に両端部をアンカーした最上段横ロープを、各支柱の上部に設けた凸湾曲部と、これの幅方向に対峙する側壁部と、側壁部と直交状の外れ止め部材を備え、かつ、前記側壁部により構成される溝が、中央の平行状部分から先が外方に向かって漸次拡大しているガイド機構で軸線方向にスライド可能にかつ左右方向に振れ可能に支持し、各下半部横ロープの各両端部を両側斜面にアンカーして、金網の上半部分を落石エネルギーを緩衝して吸収するポケット部に構成し、金網の下半部分を沢状部等の地上に敷設して落石等を受け止める敷設部に構成して構築することを特徴とする落石防護ネット工法。
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