JP3433350B2 - 衝撃吸収ネットおよび衝撃吸収方法 - Google Patents

衝撃吸収ネットおよび衝撃吸収方法

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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は斜面に設置して落
石、岩塊・土砂崩落、雪崩時の大規模衝撃を吸収する衝
撃吸収ネットおよび衝撃吸収方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図11,12に示す如く、崩落の予想さ
れる岩塊10をワイヤロープ製の衝撃吸収ネット20で
覆って防護する方法が提案されている。この方法は複数
の縦ロープ21と横ロープ22を格子状に張り、各ロー
プ21,22の交差部に交点用緩衝金具30を締め付け
て設置し、各ロープ21,22の両端部は端用緩衝金具
40を介してアンカー50で斜面11に固定する。各ロ
ープ21,22の両端部は端用緩衝金具40から所定長
を引き出しておく。図中の符合23はネット20にコイ
ル材等で取り付けた金網である。
【0003】そして岩塊10が崩落すると衝撃吸収ネッ
ト20に衝撃が作用する。この衝撃が各ロープ21,2
2と各緩衝具40,50間の摩擦力を超えると、各ロー
プ21,22が各緩衝具40,50から所定の張力を保
ったまま引き出され、このときの摩擦抵抗によって衝撃
を吸収する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の衝撃吸
収技術には次のような問題点がある。 <イ>一般に衝撃吸収ネット20を設置する現場は、横
(X)方向や縦(Y)方向のスパン長が50m〜80m
を超える大規模現場が少なくない。衝撃吸収ネット20
は岩塊10の崩落時に変形して衝撃を吸収することにな
るが、衝撃吸収ネット20のスパン長が長くなるほど衝
撃吸収ネット20が斜面11から孕み出る方向へ向けた
変形量が大きくなる。そのため次のような不具合があ
る。 衝撃吸収ネットの変形量を一定とした場合。スパン長
が長くなるほどエネルギー吸収能力が低下する。 近傍の道路と衝撃吸収ネットの間隔を十分に確保でき
ない現場にあっては、衝撃吸収ネットの変形量が大きく
なると、車両限界を侵す危険性がある。 落石等が連続して発生した場合、受撃の都度衝撃吸収
ネットの変形量が増して、エネルギー吸収能力が低下す
る。 <ロ>前記した理由から、一枚ものの衝撃吸収ネット2
0を設置できる現場の大きさに制約がある。
【0005】本発明は以上の点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、スパン長の影響を受けず
にネットの変形量を抑制して効果的に衝撃を吸収でき
る、衝撃吸収技術を提供することにある。さらに本発明
の他の目的は高い衝撃吸収性能を発揮できる、衝撃吸収
技術を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
ロープで編成した衝撃吸収用のネットであって、前記ネ
ットの一部または斜面の何れか一方に固定する中間ロー
プと、前記ネットまたは斜面のいずれか他方に固定する
と共に、中間ロープの途中を把持する中間用緩衝具とに
より構成する、衝撃吸収ネットである。請求項2に係る
発明は、複数の支柱間に垂下して設置し、ロープで編成
した衝撃吸収用のネットであって、前記ネットの一部ま
たは斜面の何れか一方に固定した中間ロープと、前記ネ
ットまたは斜面のいずれか他方に固定すると共に、中間
ロープの途中を把持する中間用緩衝具とにより構成す
る、衝撃吸収ネットである。請求項3に係る発明は、ネ
ットが複数のロープを交差させて編成し、前記ロープの
交点を交点用緩衝具で把持すると共に、ロープの端部近
くを端用緩衝具で把持して構成する、請求項1または請
求項2に記載の衝撃吸収ネットである。請求項4に係る
発明は、衝撃吸収ネットを用いて衝撃を吸収する方法で
あって、前記請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
衝撃吸収ネットを使用し、中間用緩衝具と中間ロープ間
の摩擦抵抗により前記衝撃吸収ネットの変形を抑制す
る、衝撃吸収方法である。
【0007】
【発明の実施の形態1】以下図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。 <イ>前提とする衝撃吸収ネット 図1に衝撃吸収ネット20Aを張設した斜面11の縦断
面図を示す。本実施の形態1においては、先の図11,
12に示した縦ロープ21、横ロープ22、交点用緩衝
具30、端緩衝具40とにより構成する衝撃吸収ネット
20Aに適用した場合について説明し、先の衝撃吸収ネ
ットと同一の部材については同一の符号を付して説明す
る。
【0008】本発明は衝撃吸収ネット20Aの所々に中
間用緩衝具60を介して中間ロープ24を接続し、衝撃
吸収ネット20Aの端部を除いた中間部と斜面11との
間でも衝撃を吸収し得るように構成したものである。以
下に衝撃吸収ネット2の主要な構成部材について簡単に
説明する。
【0009】<ロ>緩衝具 [交点用緩衝具]図3に交点用緩衝具30の一例を示
す。交点用緩衝具30は断面半円形の直線溝を形成した
三枚のプレート31〜33と、これらのプレート31〜
33を締結するボルト34とナット35とよりなる。各
プレート31と32の間とプレート32と33の間に図
示しない縦ロープ21と横ロープ22を交差させて位置
させ、各プレート31〜33が接面するまでボルト34
とナット35を締め付けることで所定の把持力が得られ
る構造になっている。交点用緩衝具30は縦ロープ21
と横ロープ22の交差部を所定の把持力で把持できれば
公知の各種の把持手段を適用することができる。
【0010】[端用緩衝具]図4に端用緩衝具40の一
例を示す。端用緩衝具40は対向面の断面半円形の溝を
形成した2枚のプレート41,42と、これらのプレー
ト41,42間を締結する複数組のボルト43、ナット
44とよりなる。両プレート41,42の間に図示しな
い縦ロープ21または横ロープ22の端部近くを位置さ
せ、両プレート41,42が接面するまでボルト43と
ナット44を締め付けることで所定の把持力が得られる
構造になっている。各ロープ21,22を端用緩衝具4
0から引き出した部位は余長部を形成し、この余長部は
衝撃吸収時に各ロープ21,22の摺動を許容する長さ
を意味する。また端用緩衝具40は連結リング体45付
きのUボルト46とナット47とにより図示しないアン
カー50と連結できるようになっている。
【0011】[中間用緩衝具]図5に中間用緩衝具60
の一例を示す。中間用緩衝具60は断面半円形の直線溝
を形成した三枚のプレート61〜63と、これらのプレ
ート61〜63を締結するボルト64とナット65とよ
りなる。上位のプレート61と中間のプレート62との
間に例えば図示しない縦ロープ21を位置させると共
に、中間のプレート62と下位のプレート63との間に
例えば図示しない中間ロープ24の途中を位置させ、各
プレート61〜63が接面するまでボルト64とナット
65を締め付けることで所定の把持力が得られる構造に
なっている。
【0012】<ハ>中間ロープ 図1に示すように中間ロープ24の一端は斜面11に打
設したアンカー51の頭部に固定し、中間ロープ24の
途上は前記したように中間用緩衝具60を介して縦ロー
プ21に取り付ける。中間ロー24を中間用緩衝具60
から引き出した部位は余長部25を形成し、この余長部
25は衝撃吸収時に中間ロープ24の摺動を許容する長
さを意味する。
【0013】中間ロープ24の固定端から中間用緩衝具
60による把持位置までの距離は短く設定することが望
ましい。また中間用緩衝具60と中間ロープ24の設置
間隔や設置数は、衝撃吸収ネット20Aのスパン長に応
じて適宜選択する。またひとつのアンカー50に対して
複数の中間ロープ24を固定するようにしてもよい。
【0014】尚、本例では中間ロープ24を縦ロープ2
1に接続する場合について説明するが、中間用緩衝具6
0を介して横ロープ22に接続してもよい。また両ロー
プ21,22の交差部に中間ロープ24を把持させる場
合は、交点用緩衝具30または中間用緩衝具60の何れ
か一方で兼用するようにすればよい。
【0015】
【作用】つぎに衝撃吸収ネット20Aによる衝撃吸収の
作用について説明する。
【0016】<イ>非衝撃時 図1は衝撃が作用する前における衝撃吸収ネット20A
を示し、この状態においては衝撃吸収ネット20Aの所
々と斜面11の間に、中間用緩衝具60を介して中間ロ
ープ24が接続している。中間ロープ24を弛みのない
状態で張って取り付けると、中間ロープ24は岩塊等の
支持部材として機能する。
【0017】<ロ>衝撃作用時 衝撃吸収ネット20Aで覆った内側の岩塊等が崩落を開
始した場合、この衝撃は衝撃吸収ネット20Aを構成す
る縦ロープ21と横ロープ22に張力として作用する。
この衝撃が各ロープ21,22と各緩衝具40,50間
の摩擦力を超えると、各ロープ21,22が各緩衝具4
0,50から所定の張力を保ったまま引き出され、この
ときの摩擦抵抗によって衝撃を吸収する。
【0018】図2に示す如く、前記した交点用緩衝具3
0や端用緩衝具40と各ロープ21,22間の摺動によ
る衝撃吸収作用に伴い、衝撃吸収ネット20Aが斜面1
1の離隔方向へ変形する。衝撃吸収ネット20Aと斜面
11の間には、複数箇所でアンカー50と中間用緩衝具
60を介して中間ロープ24が接続してある。そのた
め、衝撃吸収ネット20Aが斜面11から離隔する方向
へ変形しようとすると、中間ロープ24に張力が作用す
る。この張力が中間用緩衝具60と中間ロープ24の摩
擦力を超えると、中間ロープ24が中間用緩衝具60か
ら所定の張力を保ったまま引き出され、このときの摩擦
抵抗により衝撃を吸収する。
【0019】このように中間ロープ24は、衝撃吸収ネ
ット20Aが斜面11から離隔方向へ向けた変形の抵抗
部材として作用し、衝撃吸収ネット20Aが孕み出る方
向の変形を抑制する。換言すれば衝撃吸収ネット20A
の中間部に複数の中間ロープ24を接続することで、衝
撃吸収ネット20Aが恰も複数のネットに区画した如く
機能する。そのため、衝撃吸収ネット20Aの縦横方向
のスパン長に影響を受けず、大型の衝撃吸収ネット20
Aの取り付けが可能となる。さらに中間用緩衝具60を
介して中間ロープ24に衝撃吸収作用を付与したので、
衝撃吸収ネット20A全体の衝撃吸収性能も格段に高く
なる。落下エネルギーを減衰された岩塊(図示せず)
は、衝撃吸収ネット20Aの途中で捕捉されるか、或い
は衝撃吸収ネット20Aに沿って下端部まで導かれる。
【0020】
【発明の実施の形態2】以降に他の実施の形態について
説明するが、その説明に際し、前記した実施の形態1と
同一の部位は同一の符号を付してその詳しい説明を省略
する。
【0021】以上は中間用緩衝具60を衝撃吸収ネット
20A側に取り付けた場合について説明したが、図6に
示すように中間用緩衝具60をアンカー50側に設けて
もよい。この場合、中間ロープ24と衝撃吸収ネット2
0Aの間は、中間用緩衝具60を介して摺動可能に接続
するか、或いは図示するように固定具12を介して摺動
不能に固定するものとする。
【0022】また図7に示すように2本の中間ロープ2
4a,24bを使用し、各中間ロープ24a,24bの
一端をアンカー50と衝撃吸収ネット20Aに夫々摺動
不能に固定し、両中間ロープ24a,24bの途中を中
間用緩衝具60で把持するようにしてもよい。
【0023】要は斜面11と衝撃吸収ネット20A間に
接続した中間ロープ24が所定の張力を超えたときに緩
衝具との間の摩擦抵抗によって衝撃を吸収できればよ
い。
【0024】
【発明の実施の形態3】図8,9は斜面11に所定の間
隔を隔てて立設した支柱70の上部に衝撃吸収ネット2
0Bを垂下させて取り付けた形式に適用した他の実施の
形態を示す。
【0025】衝撃吸収ネット20Bの構成は既述した衝
撃吸収ネット20Aと基本的に同じであるが、縦ロープ
21の上端を支柱70の頭部に接続した点と、支柱70
を支える控えロープ26とアンカー50との間に端用緩
衝具40を介在させた点が異なる。尚、図中27は控え
ロープ26と支柱70の間に設けたターンバックルであ
る。また端用緩衝具40はアンカー50側ではなく支柱
70側に介在させても良い。
【0026】本例のように衝撃吸収ネット20Bの上部
に落石や岩塊等の入口を形成していることから、落石や
岩塊は衝撃吸収ネット20Bに衝突して既述した実施の
形態と同様に衝撃を吸収する。すなわち、両ロープ2
1,22と交点用緩衝具30間の摩擦抵抗、控えロープ
26と端用緩衝具40間の摩擦抵抗、横ロープ22と端
用緩衝具40間の摩擦抵抗および中間ロープ24と中間
用緩衝具60間の摩擦抵抗により衝撃を吸収する。また
中間ロープ24と中間用緩衝具60とにより衝撃吸収ネ
ット20Bが斜面11の下流側へ向けて孕み出る方向の
変形を抑制することや、衝撃吸収ネット20B全体の衝
撃吸収性能が高くなることは既述した実施の形態と同様
である。また本例にあっては、支柱70に垂下させた衝
撃吸収ネット20Bの裾部が斜面11に接近して位置し
ているので、落石や岩塊の飛び跳ねを防止して確実に目
的位置に誘導できる利点もある。
【0027】
【発明の実施の形態4】図10は支柱70に垂下させた
衝撃吸収ネット20Cの下部を上流(山)側に巻くり上
げて固定した形式に適用した他の実施の形態を示す。
【0028】本例における衝撃吸収ネット20Cの構成
は、前記した実施の形態3における衝撃吸収ネット20
Bと基本的に同じであるが、縦ロープ21の上端部と支
柱70の頭部間に端用緩衝具40を介在させた点と、上
流(山)側に巻くり上げた縦ロープ21の下端部近くを
端用緩衝具40に把持させ、該端用緩衝具40をアンカ
ー50に固定した点が異なる。
【0029】本例のように衝撃吸収ネット20Cの上部
に落石や岩塊等の入口を形成していることから、落石や
岩塊は衝撃吸収ネット20Cに衝突して衝撃が吸収され
る。すなわち、両ロープ21,22と交点用緩衝具30
間の摩擦抵抗、縦ロープ21の上端部と支柱70に設け
た端用緩衝具40空いた瀬の摩擦抵抗、控えロープ26
と端用緩衝具40間の摩擦抵抗、横ロープ22と端用緩
衝具40間の摩擦抵抗および中間ロープ24と中間用緩
衝具60間の摩擦抵抗により衝撃を吸収する。また中間
ロープ24と中間用緩衝具60とにより衝撃吸収ネット
20Cが斜面11の下流側へ向けて孕み出る方向の変形
を抑制することや、衝撃吸収ネット20C全体の衝撃吸
収性能が高くなることは既述した実施の形態と同様であ
る。
【0030】本例にあっては、衝撃吸収ネット20Cの
裾部を斜面11に固定しているので、落石や岩塊を包み
込むようにして捕捉することになる。また中間ロープ2
4と中間用緩衝具60とにより垂下させた衝撃吸収ネッ
ト20Cが斜面11の下流側へ向けて孕み出る方向の変
形を抑制することや、衝撃吸収ネット20C全体の衝撃
吸収性能が高くなることは既述した実施の形態と同様で
ある。
【0031】
【発明の実施の形態5】以上は複数のロープ21,22
を格子状に編成したネットに適用した場合について説明
したが、ロープをリング状に形成し、各リングが相互に
係合するように形成したネットに適用することも可能で
ある。
【0032】
【発明の効果】本発明は次の効果を得ることができる。 <イ>中間ロープと中間用緩衝具とが協働して衝撃吸収
ネットの変形を抑制するので、スパン長の影響を受けず
に効果的に衝撃を吸収することができる。 <ロ>中間ロープと中間用緩衝具との摩擦抵抗により衝
撃を吸収するから、高い衝撃吸収性能を発揮することが
できる。 <ハ>衝撃吸収ネットを敷設するタイプや支柱に垂下す
るタイプ等の如く種々の衝撃吸収ネットの張設形態に適
用することができ、汎用性に富む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明の実施の形態1に係る衝撃吸収ネットを
敷設した斜面の断面図
【図2】 衝撃吸収の作動を示すモデル図
【図3】 交点用緩衝具の説明図
【図4】 端用緩衝具の説明図
【図5】 中間用緩衝具の説明図
【図6】 発明の実施の形態2に係る説明図で、中間用
緩衝具をアンカー側に設けた衝撃吸収ネットのモデル図
【図7】 発明の実施の形態2に係る説明図で、中間用
緩衝具を中間ロープの間に設けた衝撃吸収ネットのモデ
ル図
【図8】 発明の実施の形態3に係る衝撃吸収ネットの
正面図
【図9】 発明の実施の形態3に係る衝撃吸収ネットの
モデル図
【図10】 発明の実施の形態4に係る衝撃吸収ネット
のモデル図
【図11】 本発明が前提とする衝撃吸収ネットの正面
【図12】 本発明が前提とする衝撃吸収ネットのモデ
ル図
【符号の説明】
10 岩塊 11 斜面 20 本発明が前提とする衝撃吸収ネット 20A,20B,20C 衝撃吸収ネット 21 縦ロープ 22 横ロープ 23 金網 24 中間ロープ 25 余長部 26 控えロープ 30 交点用緩衝具 40 端用緩衝具 50 アンカー 60 中間用緩衝具
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−219630(JP,A) 特開2000−27123(JP,A) 特開 平11−148113(JP,A) 特開 平7−42117(JP,A) 特開2001−107321(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01F 7/04 E02D 17/20 103

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロープで編成した衝撃吸収用のネット
    であって、 前記ネットの一部または斜面の何れか一方に固定する中
    間ロープと、 前記ネットまたは斜面のいずれか他方に固定すると共
    に、中間ロープの途中を把持する中間用緩衝具とにより
    構成する、 衝撃吸収ネット。
  2. 【請求項2】 複数の支柱間に垂下して設置し、ロー
    プで編成した衝撃吸収用のネットであって、 前記ネットの一部または斜面の何れか一方に固定した中
    間ロープと、 前記ネットまたは斜面のいずれか他方に固定すると共
    に、中間ロープの途中を把持する中間用緩衝具とにより
    構成する、 衝撃吸収ネット。
  3. 【請求項3】 ネットが複数のロープを交差させて編
    成し、前記ロープの交点を交点用緩衝具で把持すると共
    に、ロープの端部近くを端用緩衝具で把持して構成す
    る、請求項1または請求項2に記載の衝撃吸収ネット。
  4. 【請求項4】 衝撃吸収ネットを用いて衝撃を吸収す
    る方法であって、 前記請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の衝撃吸収
    ネットを使用し、 中間用緩衝具と中間ロープ間の摩擦抵抗により前記衝撃
    吸収ネットの変形を抑制する、 衝撃吸収方法。
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