JP2003003425A - 衝撃吸収防護柵 - Google Patents

衝撃吸収防護柵

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JP2003003425A
JP2003003425A JP2001187282A JP2001187282A JP2003003425A JP 2003003425 A JP2003003425 A JP 2003003425A JP 2001187282 A JP2001187282 A JP 2001187282A JP 2001187282 A JP2001187282 A JP 2001187282A JP 2003003425 A JP2003003425 A JP 2003003425A
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slope
fence
shock
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Hiroshi Yoshida
吉田博
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Yoshida Kozo Dezain YK
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YOSHIDA KOUZOU DESIGN KK
Yoshida Kozo Dezain YK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】落石等の衝突時に、山側方向の水平力と擁壁の
転倒方向とは逆方向のモ−メントを擁壁天端に作用さ
せ、既存の防護柵をより大型の防護柵に取り替えた場合
でも、従来よりさらに擁壁の安定性を増大させることが
可能な衝撃吸収防護柵を提供することを目的とする。 【解決手段】支柱4の下端を基礎コンクリート5に埋め
込んで固定し、支柱4の上部に防護ネット2を懸架し、
下端を斜面10山側に固定する。防護ネット2のネット
面が支柱4より斜面10山側に位置するように張設す
る。また、防護ネット2は落石13などの衝突物が衝突
したときの変形時においても、ネット面が支柱4より斜
面10山側に位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、落石や雪崩等の落
下物が保有する落下エネルギーを減衰させ、停止させる
落石防護柵、雪崩防護柵、雪崩の発生を予防する雪崩予
防柵等の衝撃吸収防護柵に関する。
【0002】
【従来の技術】落石や雪崩等の落下物から道路を防護す
るために、道路側の擁壁上に落石防護柵、雪崩防護柵を
設置している。これらの衝撃吸収防護柵としては、道路
eの山側の擁壁a上に所定の間隔を隔てて立設した支柱
b間に、防護ネットcを張り巡らしたものが知られてい
る(図6(a)参照)。また、支柱bの斜面f谷側への
傾倒を阻止するために、斜面f山側と支柱b上部との間
を控えロープd等で接続したものもある(図6(b)参
照)。これらの衝撃吸収防護柵によれば、落石や雪崩の
保有する衝撃エネルギーを張り巡らした防護ネットc、
控えロープd及び支柱bの強度で吸収、停止させるもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら従来の
道路eの山側の擁壁a上に設置した衝撃吸収防護柵にあ
っては、次のような問題点がある。 <イ>防護柵に落石等が衝突すると防護柵には谷側(道
路e)方向に衝撃力が作用し、この衝撃力は支柱bを介
して擁壁a天端に谷側方向の水平力Xと擁壁aを転倒さ
せようとするモーメントMとして作用する(図6(c)
参照)。近年、斜面上の落石調査により既存防護柵の設
計落石を上回る落石の存在が確認され、設計衝撃力の増
大や必要な防護柵の高さの増大により、さらに大型の防
護柵が設置される場合が多い。この場合、既存の防護柵
を撤去し、大型の防護柵に取り替える際、道路eの山側
の擁壁aの安定性が問題となる。このような大型の防護
柵に対応するためには、擁壁aの安定性を増大させる必
要があり、多大の費用と困難な施工が要求される。 <ロ>道路eの側方に設置する防護柵は、落石時等の衝
撃力作用時に、防護ネットcが道路e側へはらみ出す。
このはらみ出し量が大きいと車両限界を犯して通行車両
に衝突することが考えられる。このような危険性から、
これまで大きい落石を道路eの山側の防護柵で停止させ
ることは困難であるとされていた。 <ハ>防護柵の支柱bに直接落石が衝突した場合、十分
なエネルギー吸収能力を有していない。また、これまで
は、支柱bに衝突する確率が少ないものとして検討を無
視してきた。
【0004】
【発明の目的】本発明の衝撃吸収防護柵は上記の課題を
解決するためになされたもので、落石等の衝突時に、山
側方向の水平力と擁壁の転倒方向とは逆方向のモ−メン
トを擁壁天端に作用させ、既存の防護柵をより大型の防
護柵に取り替えた場合でも、従来よりさらに擁壁の安定
性を増大させることが可能な衝撃吸収防護柵を提供する
ことを目的とする。また本発明は、落石の衝突時に防護
ネットがはらみ出した場合でも、車両限界を犯す危険性
のない衝撃吸収防護柵を提供することを目的とする。さ
らに、本発明は、落石などの衝突物が直接防護柵の支柱
に衝突しない衝撃吸収防護柵を提供することを目的とす
る。本発明は、上記目的のうち少なくとも一つを達成す
るようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の衝撃吸収防護柵は、所定の間隔を隔てて
立設した支柱間に防護ネットを張り巡らした衝撃吸収防
護柵において、支柱の下端をコンクリートに埋め込んで
固定し、前記支柱の上部に防護ネットを懸架し、前記防
護ネットの下端を斜面山側に固定し、前記防護ネットの
ネット面が支柱より斜面山側に位置するように、該防護
ネットを張設したことを特徴とするものである。
【0006】また、本発明の衝撃吸収防護柵は、防護ネ
ットが斜面谷側に凸になるようにして張設したことを特
徴とするものである。
【0007】また、本発明の衝撃吸収防護柵の防護ネッ
トは、衝突物が衝突したときの変形時においても、ネッ
ト面が支柱より斜面山側に位置していることを特徴とす
るものである。
【0008】また、本発明の衝撃吸収防護柵は、防護ネ
ットと斜面山側の固定部との間に緩衝機能を有する連結
具を介在したことを特徴とするものである。
【0009】また、本発明の衝撃吸収防護柵は、防護ネ
ットと支柱上部との間に緩衝機能を有する連結具を介在
したことを特徴とするものである。
【0010】また、本発明の衝撃吸収防護柵の防護ネッ
トは、多数の三角ネットを連続して組み合わせ、該三角
ネットの隣り合う対向辺を連結して帯状に形成したこと
を特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態1】以下、図面を参照しながら本発
明に係る一実施の形態について説明する。
【0012】<イ> 衝撃吸収防護柵 図1に衝撃吸収防護柵1の一例を示す。衝撃吸収防護柵
1は、斜面10と道路11との境界に設置され、擁壁な
どの基礎コンクリート5に所定の間隔で立設した支柱4
と、これら支柱4の間に帯状に張り巡らせた防護ネット
2とからなる。
【0013】<ロ> 防護ネット 防護ネット2は、例えば略正三角形からなる多数の三角
ネット3をその向きを交互に変えながら連続的に組み合
わせて帯状に形成したものである。三角ネット3は、ワ
イヤロープ、PC鋼線、PC鋼より線、炭素繊維等の線材
からなるロープ31を左右斜めに交差して菱形の網目に
編成したネットである。菱形の網目を形成することによ
って、落石13等の衝撃を受けると菱形が広がって四角
に変形するため、大きく撓み変形して衝撃エネルギーを
減衰することができる。左右のロープ31、31の交差
部32は、締結治具等で固定するか、ロープ31を相互
に編み込んでロープ31の相互の移動を拘束する。ある
いは交差部32にクロス緩衝具を設けてもよい。
【0014】三角ネット3の各頂点に取り付けた取付ロ
ープ33を支柱4上部の突起41に結び、三角ネット3
を支柱4に対してその頂点と底辺が交互に位置するよう
に順次取り付ける。三角ネット3の他端についても、取
付ロープ33を斜面10山側のアンカー6などの固定点
にそれぞれ接続する。これによって、三角ネット3群か
らなる防護ネット2は、その上端を支柱4上部に懸架
し、下端を斜面10山側に固定される。また防護ネット
2のネット面が支柱4より斜面10山側に位置するよう
になる。なお、隣り合う三角ネット3の対向辺同士を適
宜接続ロープ34などで連結して、連続した帯状の防護
ネット2を形成する。三角ネット3を支柱4上部や斜面
10山側のアンカー6等に接続する際、緩衝機能を有す
る連結具(緩衝具7など)を介在して接続してもよい。
【0015】<ハ> 支柱 支柱4は、H鋼やコンクリートを充填した鋼管、PC鋼
材を内挿しコンクリートを充填した鋼管等の剛性部材で
構成する。斜面10と道路11との境界に基礎コンクリ
ート5を構築し、ここに支柱4の下部を埋設し、移動不
能に立設する。既にコンクリート擁壁5等が設置されて
いる場合は、このコンクリート擁壁5に埋設してもよ
い。支柱4の上部には、前記の三角ネット3の取付ロー
プ33を結びつける突起41を設けておく。
【0016】<ニ> 連結具 連結具は、Uボルト71、取付ロープ33を収容する2
つの挟持体72、締付ボルト73からなる緩衝具7など
である。一端に挟持体72を取り付けたUボルト71を
アンカー6の頭部61に接続する(図3(a)参照)。
挟持体72に、取付ロープ33を収容する溝を刻設し、
ここに取付ロープ33を収容して締付ボルト73で締め
付け、取付ロープ33を把持する。取付ロープ33を所
定の摩擦力で把持し、取付ロープ33に設定以上の張力
が作用したときに、取付ロープ33の摺動を許容する。
このため、取付ロープ33と緩衝具7は、防護ネット2
と斜面10山側の固定点(アンカー6)との間に介在す
る緩衝機能を有する連結具を構成する。なお、緩衝具7
は、取付ロープ33を所定の摩擦力で把持し、取付ロー
プ33に設定以上の張力が作用したとき、取付ロープ3
3の摺動を許容するものであればどのような緩衝具を用
いてもよい。
【0017】三角ネット3を支柱4の上部に取り付ける
取付ロープ33にも、前記と同様な緩衝具7を用いる
(図3(b)参照)。即ち、一端に挟持体72を取り付
けたUボルト71を支柱4上部の突起41に結合する。
挟持体72に、取付ロープ33を収容する溝を刻設し、
ここに取付ロープ33を収容して締付ボルト73を締め
付け、取付ロープ33を把持する。取付ロープ33を所
定の摩擦力で把持し、取付ロープ33に設定以上の張力
が作用したときに、取付ロープ33の摺動を許容する。
このため、取付ロープ33と緩衝具7は、防護ネット2
と支柱4上部との間に介在する緩衝機能を有する連結具
を構成することができる。これら緩衝機能を有する連結
具を防護ネット2の上下に介在することによって、落石
13などが防護ネット2に衝突した場合に、取付ロープ
33が緩衝具7に対して摺動するので、衝撃エネルギー
を効果的に吸収することができる。
【0018】
【作用】以下、本発明の衝撃吸収防護柵の作用について
説明する。
【0019】<イ> 防護ネットの変形 落石13等が防護ネット2に衝突すると、防護ネット
2、即ち、三角ネット3は落石13等を包み込むように
変形して受け止める。三角ネット3を支柱4上部と斜面
10山側に張設し、またネット面を斜面10の谷側に凸
状に張設することにより、落石衝撃力または雪圧が作用
したとき、三角ネット3はさらに斜面10の谷側にはら
みだし、三角ネット3上方では支柱4の軸方向に、三角
ネット3下方では斜面方向に三角ネット3が変形する
(図2(a)参照)。このように防護ネット2のネット
面が変形した変形時でも、ネット面が支柱4より斜面1
0山側に位置するように張設されているので、防護ネッ
ト2が道路11側にはらみだすことがなく、車両限界1
2を犯すことがない。したがって、通行車両に衝突する
危険性がなく、安全である。
【0020】また、防護ネット2を支柱4上部と斜面1
0山側に張設することによって、落石13などは防護ネ
ット2に衝突し、支柱4に衝突することがないので、支
柱4についてエネルギー吸収能力を考慮する必要はな
い。
【0021】<ロ> コンクリート基礎に作用する衝撃
力 落石13等が防護ネット2(三角ネット3)に衝突した
際の衝撃力Fは、支柱4上部と斜面10山側に張設した
三角ネット3の張力方向に働く(図2(a)参照)。こ
の衝撃力Fは、三角ネット3上方と支柱4上部では支柱
4の軸方向力Aと斜面10山側方向の水平力Bとなり、
これらの力は、そのまま支柱4下部ヘ伝わる。したがっ
て、支柱4を介して基礎コンクリート5には、その天端
に斜面10山側方向の水平力Bと基礎コンクリート5を
山側へ押し付けるモーメントCが作用する(図2(b)
参照)。即ち、落石13等の衝突時に、山側方向の水平
力Bと基礎コンクリート5の転倒方向とは逆方向のモ−
メントCとを基礎コンクリート5天端に作用させる。こ
の水平力BとモーメントCは、基礎コンクリート5の壁
体を斜面10山側の土の方へ向かって移動させようとす
るもので、基礎コンクリート5の壁体には、斜面10山
側から受働土圧が及ぼされる。このため、基礎コンクリ
ート5に作用する力は受働土圧によって支えられ、小さ
な基礎でも十分その機能を発揮する。また、既存の衝撃
吸収防護柵をより大型のものに取り替えた場合でも、従
来よりさらに基礎コンクリート5の安定性を増大させる
ことが可能となる。
【0022】<ハ> 三角ネットによる衝撃吸収作用 防護ネット2を多数の三角ネット3を連続して組み合わ
せて形成したことによって、一つの三角ネット3に落石
13等が衝突した場合、その衝撃エネルギーは接続ロー
プ34を介して隣接する三角ネット3へ順次伝達される
ことになり、伝達される際に衝撃エネルギーは分散され
て吸収されることになる。即ち、局部的に作用する衝撃
力や荷重に対し、接続ロープ34を介して力が伝達して
エネルギーを分散し、張り巡らされた衝撃吸収防護柵1
全体でエネルギーを吸収することができる。多数の三角
ネット3を連続して組み合わせているので、大きな落石
13等で三角ネット3が大きく損傷した場合は、取付ロ
ープ33を突起41、アンカー6から取り外し、損傷し
た三角ネット3を簡単に交換することができる。
【0023】また、防護ネット2を支柱4上部と斜面1
0山側に張設することによって、控えロープを省略でき
る。さらに、防護ネット2の上下に緩衝具7を設けるこ
とによって、取付ロープ33が摺動し、この摺動抵抗に
より衝撃エネルギーが減衰される。
【0024】
【発明の実施の形態2】本発明は、防護ネット2を支柱
4上部に懸架し、下端を斜面10山側に固定し、ネット
面が支柱4より斜面10山側に位置するように張設する
ことが重要である。したがって、このように防護ネット
2を張設できるものであれば防護ネット2は、帯状ネッ
ト、ワイヤーを縦横に編んだワイヤーネット、リング状
ネットなどでもよい。図4は、衝撃吸収機能を有するよ
うに複数の線材を編成してなる帯状ネット2aを使用し
た例である。下部を擁壁などの基礎コンクリート5に埋
設した支柱4の上部に、帯状ネット2aを懸架する。帯
状ネット2aには、支柱4に対応する箇所に取付ロープ
33を取り付け、取付ロープ33を支柱4上部の突起4
1に結び、帯状ネット2a下端の取付ロープ33を斜面
10山側の固定点(アンカー等)6にそれぞれ接続す
る。これによって、帯状ネット2aのネット面が支柱4
より斜面10山側に位置するようになる。実施の形態1
と同様に、帯状ネット2aを支柱4上部や斜面10山側
の固定点(アンカー6)に接続する際、緩衝機能を有す
る連結具7を介在して接続してもよい。
【0025】
【発明の実施の形態3】衝撃吸収防護柵1を斜面と道路
との境界(道路の側方)でなく、斜面10山腹に設置し
てもよい。図5に示すように、擁壁などの基礎コンクリ
ート5を斜面10山腹に構築し、支柱4の下部を埋設す
る。防護ネット2上端の取付ロープ33を支柱4の突起
41に結び、下端の取付ロープ33を斜面10山側のア
ンカー6に接続する。落石13などが防護ネット2に衝
突しても、基礎コンクリート5に作用するモーメント
は、実施の形態1と同様に基礎コンクリート5の転倒方
向とは逆方向のモーメントであり、構築する基礎コンク
リート5は小さなものでよい。
【0026】
【発明の効果】本発明の衝撃吸収防護柵は、以上説明し
たようになるから次のような効果を得ることができる。 <イ> 支柱の下端を基礎コンクリートに埋め込んで固
定し、支柱上部と斜面山側との間に防護ネットを張設
し、しかも防護ネットのネット面が支柱より斜面山側に
位置するので、落石などによる衝撃は基礎コンクリート
の転倒方向とは逆方向のモ−メントを基礎コンクリート
天端に作用させ、既存の防護柵をより大型の防護柵に取
り替えた場合でも、従来よりさらに基礎コンクリートの
安定性を増大させることができる。 <ロ> 防護ネットに衝突物が衝突し、防護ネットが変
形した変形時でも、ネット面が支柱より斜面山側に位置
しているので、防護ネットが道路側にはらみだすことが
なく、車両限界を犯すことがない。したがって、通行車
両に衝突する危険性がなく、安全である。 <ハ> また、防護ネットを支柱上部と斜面山側に張設
することによって、落石などの衝突物は防護ネットに衝
突し、支柱に衝突することがないので、支柱についてエ
ネルギー吸収能力を考慮する必要はない。 <ニ> 多数の三角ネットを組み合わせて防護ネットを
形成してなるから、三角ネットが損傷した場合、損傷し
た三角ネットのみを交換する等、修復時は三角ネット単
位での交換が可能であり、経済的であるとともに維持管
理が容易である。 <ホ> また隣り合う三角ネットの対向辺同士を連結し
ているので、落石の衝突等局部的に作用する衝撃力や荷
重に対し、連結部を介して力が伝達してエネルギーを分
散し、張り巡らされた防護柵全体でエネルギーを吸収す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衝撃吸収防護柵を示す斜視図。
【図2】(a)は防護ネットに衝突物が衝突した場合の
説明図。(b)は衝突物が衝突した場合に基礎コンクリ
ートに作用する力を示す説明図。
【図3】(a)は三角ネット下部とアンカーとの接続状
態を示す説明図。(b)は三角ネット上部と支柱上部と
の接続状態を示す説明図。
【図4】衝撃吸収防護柵の他の例を示す斜視図。
【図5】衝撃吸収防護柵の他の例を示す側面図。
【図6】従来の衝撃吸収防護柵を示す説明図。
【符号の説明】
1・・・衝撃吸収防護柵 2・・・防護ネット 3・・・三角ネット 4・・・支柱 5・・・基礎コンクリート 6・・・アンカー 7・・・緩衝具 10・・斜面 11・・道路 13・・落石

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の間隔を隔てて立設した支柱間に防護
    ネットを張り巡らした衝撃吸収防護柵において、 支柱の下端をコンクリートに埋め込んで固定し、 前記支柱の上部に防護ネットを懸架し、 前記防護ネットの下端を斜面山側に固定し、 前記防護ネットのネット面が支柱より斜面山側に位置す
    るように、該防護ネットを張設したことを特徴とする、 衝撃吸収防護柵。
  2. 【請求項2】請求項1に記載する衝撃吸収防護柵におい
    て、防護ネットが斜面谷側に凸になるようにして張設し
    たことを特徴とする、衝撃吸収防護柵。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載する衝撃吸
    収防護柵において、防護ネットは衝突物が衝突したとき
    の変形時においても、ネット面が支柱より斜面山側に位
    置していることを特徴とする、衝撃吸収防護柵。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3のいずれかに記載す
    る衝撃吸収防護柵において、防護ネットと斜面山側の固
    定部との間に緩衝機能を有する連結具を介在したことを
    特徴とする、衝撃吸収防護柵。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4のいずれかに記載す
    る衝撃吸収防護柵において、防護ネットと支柱上部との
    間に緩衝機能を有する連結具を介在したことを特徴とす
    る、衝撃吸収防護柵。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項5のいずれかに記載す
    る衝撃吸収防護柵において、防護ネットは、多数の三角
    ネットを連続して組み合わせ、該三角ネットの隣り合う
    対向辺を連結して帯状に形成したことを特徴とする、衝
    撃吸収防護柵。
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