JP2011111808A - 防護柵の網体用緩衝装置 - Google Patents

防護柵の網体用緩衝装置 Download PDF

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Abstract

【課題】落石や土砂崩れ,雪崩等の衝撃力が作用した際、網体の変形量を大きくすることにより、網体による衝撃吸収効果を向上することができる防護柵の網体用緩衝装置を提供する。
【解決手段】網体4は、縁部に線材たる斜め線材を折り返した網体折り返し部24と斜め線材が交差する網体交差部23とを有し、緩衝用ロープ材40と緩衝具30により網体折り返し部24又は網体交差部23を防護柵1の被連結材たる上横ロープ材11又は縦ロープ材52に連結する。網体4に落石などにより衝撃エネルギーが加わると、網体折り返し部24又は網体交差部23により緩衝具30が緩衝用ロープ材40に対して摩擦摺動して衝撃エネルギーを吸収し、しかも、緩衝具30が移動することにより網体4の撓み量を大きく取ることができ、衝撃エネルギーの吸収効果を向上することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、防護柵の網体用緩衝装置に関する。
従来、この種の網体用緩衝装置を用いる防護柵の一例として、斜面と道路との境界に設けた基礎コンクリートと、この基礎コンクリートに所定の間隔で設置した支柱と、これら支柱の間に帯状に張り巡らせた防護ネットとからなる防護柵(例えば特許文献1)などがある。
また、所定の間隔で支柱を設け、各支柱の間に水平ロープ材を設け、この水平ロープ材の途中に緩衝部を設け、各支柱間を水平ロープ材に掛止させたワイヤ製のネットで遮蔽し、前記緩衝部が、前記水平ロープ材の途上にロープ材を重合させて形成した余長部と、この余長部を一定の力で挟持する挟持具とを備える防護柵(例えば特許文献2)や、各支柱間にコンクリート製や金属製などからなる横杆を多段に設けた防護柵や、前記支柱の上部と支柱前側の斜面とを控えロープ材により連結し、この控えロープ材の途中に、控えロープ材の摺動を許容可能に把持する緩衝具を設けた防護柵(例えば特許文献3)などが知られている。
このようにロープ材の途中に緩衝具を設ける以外でも、支柱間に横方向の支持ロープを設け、網体である網ロープの折り返し部と前記支持ロープとを端部把持具により把持し、衝撃エネルギーを把持部により減衰する防護柵(例えば特許文献4)がある。
特開2003−3425号公報 特開平6−173221号公報 特開2000−273827号公報 特開平7−252808号公報
上記特許文献4の防護柵では、網体が摩擦摺動して衝撃力を吸収することができるが、網体全体の変形量は少なく、網体の変形量を大きくすれば、衝撃エネルギーの減衰効果を向上することができ、また、支柱に加わる力を軽減できる。
そこで、本発明は、落石や土砂崩れ,雪崩等の衝撃力が作用した際、網体の変形量を大きくすることにより、網体による衝撃吸収効果を向上することができる防護柵の網体用緩衝装置を提供することを目的とする。
(1)本発明は、間隔をおいて立設した支柱と、前記支柱間に設けた網体と、緩衝用ロープ材を把持した緩衝具とを備え、前記網体の移動により前記緩衝具に対し前記緩衝用ロープ材が摺動して前記網体に加わる衝撃力を吸収する防護柵の網体用緩衝装置であって、前記網体は、縁部に線材を折り返した網体折り返し部と前記線材が交差する網体交差部とを有し、前記緩衝用ロープ材と前記緩衝具により前記網体折り返し部又は網体交差部を前記防護柵の被連結材に連結したことを特徴とする。
上記構成によれば、網体に落石などにより衝撃エネルギーが加わると、網体折り返し部又は網体交差部により緩衝具が緩衝用ロープ材に対して摩擦摺動して衝撃エネルギーを吸収し、しかも、緩衝具が移動することにより網体の撓み量を大きく取ることができ、衝撃エネルギーの吸収効果を向上することができる。
(2)また、本発明は、前記緩衝用ロープ材を折り返した緩衝用折り返し部の端部を前記緩衝具により把持して緩衝用折り返し輪部を形成し、この緩衝用折り返し輪部を前記被連結材に連結し、前記緩衝用折り返し輪部に前記網体折り返し部又は前記網体交差部を係止したことを特徴とする。
上記構成によれば、網体に落石などにより衝撃エネルギーが加わると、緩衝具に係止する網体折り返し部又は網体交差部により緩衝具が緩衝用ロープ材に対して摩擦摺動して衝撃エネルギーを吸収し、しかも、緩衝具が移動することにより網体の撓み量を大きく取ることができ、衝撃エネルギーの吸収効果を向上することができる。
(3)また、本発明は、前記緩衝用折り返し輪部に前記網体折り返し部又は前記網体交差部を挿入して係止したことを特徴とする。
上記構成によれば、前記緩衝用折り返し輪部に前記網体折り返し部又は前記網体交差部を挿入することにより、緩衝具に係止することができ、構造簡易な緩衝装置が得られる。
(4)また、本発明は、前記緩衝具に前記網体折り返し部又は前記網体交差部を係止する係止部を設けたことを特徴とする。
上記構成によれば、係止部により前記緩衝用折り返し輪部に前記網体折り返し部又は前記網体交差部を緩衝具に係止することができ、構造簡易な緩衝装置が得られる。
(5)また、本発明は、前記緩衝用ロープ材を重合させて輪部を形成し、前記緩衝用ロープ材の前記重合部分を前記緩衝具により把持し、前記輪部により前記被連結材と前記緩衝用折り返し部又は網体交差部とを連結したことを特徴とする。
上記構成によれば、網体に落石などにより衝撃エネルギーが加わると、被連結材と網体折り返し部又は網体交差部に連結した輪部が開く方向の力を受け、これにより緩衝具が緩衝用ロープ材に対して摩擦摺動して衝撃エネルギーを吸収し、しかも、輪部が開くことにより網体の撓み量を大きく取ることができ、衝撃エネルギーの吸収効果を向上することができる。
(6)また、本発明は、前記輪部に前記緩衝用折り返し部又は網体交差部を挿通したことを特徴とする。
上記構成によれば、前記網体折り返し部又は前記網体交差部を挿入することにより輪部に連結することができ、構造簡易な緩衝装置が得られる。
(7)また、本発明は、前記緩衝用ロープ材を複数の前記網体折り返し部又は複数の網体交差部に挿通し、前記緩衝用ロープ材の両端部を逆向きに折り返し、これら折り返し部分を防護柵の被連結部に係止し、それら逆向きの端部を重合し、この重合部分を前記緩衝具により把持したことを特徴とする。
上記構成によれば、網体に落石などにより衝撃エネルギーが加わると、複数の網体折り返し部又は網体交差部を挿通した緩衝用ロープ材に張力が加わり、これにより両端部の重合部分を把持する緩衝具に対して緩衝用ロープ材の端部が摩擦摺動して衝撃エネルギーを吸収し、しかも、その緩衝用ロープ材の摩擦摺動により網体の撓み量を大きく取ることができ、衝撃エネルギーの吸収効果を向上することができる。
(8)また、本発明は、前記緩衝用ロープ材を複数の前記網体折り返し部又は複数の網体交差部に挿通し、前記緩衝用ロープ材の両端部に対応して前記防護柵の被連結材に前記緩衝具をそれぞれ設け、これら両側の緩衝具により前記緩衝用ロープ材の両端部をそれぞれ把持したことを特徴とする。
上記構成によれば、網体に落石などにより衝撃エネルギーが加わると、複数の網体折り返し部又は網体交差部を挿通した緩衝用ロープ材に張力が加わり、これにより両端部を把持する緩衝具に対して緩衝用ロープ材の端部が摩擦摺動して衝撃エネルギーを吸収し、しかも、その緩衝用ロープ材の摩擦摺動により網体の撓み量を大きく取ることができ、衝撃エネルギーの吸収効果を向上することができる。
(9)また、本発明は、前記被連結材が前記防護柵に設けた連結用ロープ材であり、前記連結用ロープ材を間隔をおいて配置し、それら一方及び他方の連結用ロープ材に、先端側を折り返した緩衝用ロープ材の折り返し部をそれぞれ移動可能に係止し、前記先端側に前記網体折り返し部又は前記網体交差部を連結し、前記緩衝用ロープ材の他側に余長部を設け、前記一方及び他方の緩衝用ロープ材の前記余長部を重合し、この重合部分を前記緩衝具により把持したことを特徴とする。
上記構成によれば、網体に落石などにより衝撃エネルギーが加わると、複数の網体折り返し部又は網体交差部を連結した緩衝用ロープ材の先端側に一側向きの張力が加わり、
これにより余長部を他側に引っ張る張力が発生し、緩衝具に対して余長部が摩擦摺動して衝撃エネルギーを吸収し、しかも、緩衝用ロープ材の摩擦摺動により網体の撓み量を大きく取ることができ、衝撃エネルギーの吸収効果を向上することができる。
(10)また、本発明は、前記被連結材が前記防護柵に設けた連結用ロープ材であることを特徴とする。
上記構成によれば、緩衝用ロープ材が緩衝具に対して摩擦摺動すると、連結用ロープ材から網体折り返し部又は網体交差部が離れるように移動することにより、網体の撓み量を大きく取ることができ、衝撃エネルギーの吸収効果を向上することができる。
また、本発明は、前記連結用ロープ材が、前記支柱間に設けた横ロープ材とすることができる。
上記構成によれば、緩衝用ロープ材が緩衝具に対して摩擦摺動すると、横ロープ材から網体折り返し部又は網体交差部が離れるように移動することにより、網体の撓み量を大きく取ることができ、衝撃エネルギーの吸収効果を向上することができる。
また、本発明は、前記緩衝用ロープ材の端部に前記緩衝具に係止するストッパを設けることができる。
上記構成によれば、緩衝用ロープ材が所定量だけ摩擦移動すると、ストッパが緩衝具に係止し、この後は摩擦摺動することなく、緩衝用ロープ材の張力により衝撃エネルギーを吸収することができる。
上記構成によれば、網体に落石などにより衝撃エネルギーが加わると、網体折り返し部又は網体交差部の移動により緩衝具が緩衝用ロープ材に対して摩擦摺動して衝撃エネルギーを吸収し、しかも、緩衝具の移動により網体の撓み量を大きく取ることができ、衝撃エネルギーの吸収効果に優れた防護柵を提供することができる。
また、網体折り返し部又は網体交差部を用いて連結するため、防護柵への網体の連結作業が容易となる。
本発明の実施例1の防護柵を示す背面図である。 同上、要部の背面図である。 同上、平面図である。 同上、側面図である。 同上、ワイヤネットの要部の正面図である。 同上、緩衝具の平面図である。 同上、緩衝構造の背面図である。 同上、シャックルの正面図である。 同上、端部の支柱上部の背面図である。 同上、端部の支柱下部の背面図である。 同上、支柱上部の側面図である。 同上、支柱下部の側面図である。 同上、緩衝用ロープ材の上下の端部を逆方向に折り返す状態を説明する側面図である。 同上、中間の支柱上部の背面図である。 同上、中間の支柱下部の背面図である。 同上、端部の支柱の平面図である。 同上、側部の控えロープ材の要部の平面図である。 同上、中間の支柱の平面図である。 同上、ワイヤクリップの正面図である。 本発明の実施例2を示す緩衝構造の背面図である。 本発明の実施例3を示す緩衝構造の背面図である。 本発明の実施例4を示す緩衝構造の背面図である。 本発明の実施例5を示す緩衝構造の背面図である。 本発明の実施例6を示す緩衝構造の背面図である。 本発明の実施例7を示す緩衝構造の背面図である。 本発明の実施例8を示す変形例のワイヤネットの要部の正面図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。各実施例では、従来とは異なる新規な防護柵の網体用緩衝装置を採用することにより、従来にない防護柵の網体用緩衝装置が得られ、その防護柵の網体用緩衝装置について記述する。
以下、本発明の実施例1について、図1〜図19を参照して説明する。図1に示すように、落石,雪崩,崩壊土砂等の防護体である防護柵1は、設置場所であるコンクリート基礎2に所定間隔を置いて複数の支柱3を立設し、これら左右方向に並んだ前記支柱3の間に、可撓性を有する防護面たる網体4を設けている。尚、前記支柱3して断面円形の鋼管などが例示される。
前記支柱3の上下には、上,下横ロープ材11,12が張設されている。また、前記支柱3の上下の後部には、前記上,下横ロープ材11,12が係脱可能な上,下の係止部13,14が設けられ、両端の支柱3,3の係止部13,14に前記上,下横ロープ材11,12の端部が連結されている。
尚、上,下横ロープ材11,12の間には、他の横ロープ材はない。
図5に示すように、前記網体4は、鋼線を撚ったワイヤからなる複数の斜め線材22,22が交差するワイヤネット21を備え、前記斜め線材22,22の網体交差部23において、一方の斜め線材22に他方の斜め線材22を挿通して他方の斜め線材22を一方の線材22に編み込んでおり、斜め線材22の長さ方向で隣合う網体交差部23は、一方の斜め線材22に他方の斜め線材22に挿通する交差部23と、他方の斜め線材22に一方の斜め線材が挿通する網体交差部23が交互に配置されている。また、前記ワイヤネット21の一方の斜め線材22は左上から右下に向う斜めに配置され、他方の斜め線材22は逆向きで右上から左下に向う斜めに配置され、それら斜め線材22,22は、網体4の縁において、略90度に折り返した網体折り返し部24を有し、折り返し部24で斜め線材22,22が連続する連続する。
ワイヤーネット21の線材22の直径は9〜14mm、引張強度が30〜90kNで、そのワイヤーネット21の網目の対角線の幅Wは300〜600mmである。
前記ワイヤネット21は、緩衝具30とワイヤロープなどからなる緩衝用ロープ材40を用いて、被連結材たる上横ロープ材11に連結される。
図6に示すように、前記緩衝具30は、2つの挟持体31,31と、締付用のUボルト32及びナット33などの締め具34で構成するものが例示される。前記緩衝用ロープ材40,40をそれぞれ収納する二つの溝35,35を、前記挟持体31,31に刻設し、それら溝35,35に緩衝用ロープ材40,40が収納されるように、挟持体31,31により両側から挟み、該挟持体31,31の貫通孔36,36に前記Uボルト32を挿通してナット33で締め付け、それら緩衝用ロープ材40,40を把持する。そして、Uボルト32,ナット33の締付力によって緩衝用ロープ材40,40の挟持力(圧着力)を調整できるようになっている。また、少なくとも緩衝用ロープ材40,40の一方が摺動できるだけの余長部を突き出しておく。Uボルト32及びナット33で緩衝用ロープ材40の端部40T,40Tなどを所定の摩擦力で把持し、落石などにより支柱3を倒す力が加わり、これによりロープ材40に設定以上の張力が作用したときに、緩衝用ロープ材40,40の摺動を許容するものである。このように緩衝具30を設けることにより、ワイヤネット21から緩衝用ロープ材40に加わる張力が所定以上になると、緩衝用ロープ材40,40が緩衝具30に対して摩擦摺動することにより、衝撃エネルギーを効果的に吸収することができる。
図7などに示すように、1本の前記緩衝用ロープ材40を略U字状に折り返して緩衝用折り返し部41を形成し、この緩衝用折り返し部41の端部のロープ材40,40を前記緩衝具30により把持して緩衝用折り返し輪部42を形成する。また、前記緩衝用ロープ材40の端部40T,40Tに金属製の輪体を加締め固定して端部40T,40Tを一体化すると共にストッパ43を構成している。
そして、前記緩衝用折り返し輪部42に前記網体折り返し部24を挿通し、これにより緩衝具30に緩衝用折り返し輪部42を係止する。また、緩衝用折り返し輪部42と上横ロープ材11とを、着脱連結手段たるシャックル45により着脱可能に連結する。
尚、図8などに示すように、シャックル45は、U字型の本体46の両端にナット付ボルト47を挿通して前記両端を開閉するものであり、閉塞した本体46内に前記緩衝用折り返し輪部42と上横ロープ材11を挿通して両者を連結する。そして、前記緩衝用折り返し輪部42と緩衝具30の反対側に突出した部分が緩衝用ロープ材40の余長部44となる。
また、ワイヤネット21の下縁においては、網体折り返し部24と下横ロープ材12とをシャックル45により連結する。尚、シャックル45を用いることにより、ワイヤネット21は、横ロープ材11,12及び後述する縦ロープ材の長さ方向に移動可能となる。
そして、この例では、前記緩衝用ロープ材40と緩衝具30により緩衝構造48を構成している。
尚、図7に示したように、上横ロープ材11以外でも、下横ロープ材12とワイヤネット21の下側の網体折り返し部24とを連結したり、後述する縦ロープ材とワイヤネット21の左右一側縁の網体折り返し部24とを連結したりすることができ、この場合、下横ロープ材12と縦ロープ材が被連結材となる。また、いずれも場合も、緩衝用折り返し輪部42に網体交差部23を挿入して係止してもよい。
次に、図4などに示すように、支柱3においては、前記上下の係止部13,14に被連結材たるピンボルト51,51を横設し、これら上下のピンボルト51,51間に、被連結材たる縦ロープ材52を張設する。尚、縦ロープ材52の端部に輪部52Wを形成し、この輪部52Wにピンボルト51を挿通する。また、前記上,下横ロープ材11,12と前記縦,横ロープ材52,11,12はそれぞれ2本ずつ用いられているが、1本でもよい。
この例では、前記ワイヤネット21は中間の支柱3と端部の支柱3の間隔に略等しい左右幅を有し、左右両側縁に前記網体折り返し部24を有する。
そして、図9〜図12に示すように、端部の支柱3においては、1本の緩衝用ロープ材40を上から下に前記縦ロープ材52に巻きつけながら、上下に並んだ網体折り返し部24に前記緩衝用ロープ材40を上から下に順番に挿通して係止し、緩衝用ロープ材40をワイヤネット21の網目に通し、その緩衝用ロープ材40が網体折り返し部24に係止した部分が網体係止部61となり、ワイヤネット21の縁に位置する全ての網体折り返し部24に緩衝用ロープ材40を挿通し、図13に示すように、その緩衝用ロープ材40の上下の端部40T,40Tを上下のピンボルト51に係止して上下逆方向に折り返し、この折り返した被連結材係止部62がピンボルト51に係止し、逆向きにした端部40T,40Tを重合し、この重合部分の端部40T,40Tを前記緩衝具30により把持する。そして、緩衝具30から上下に突出した端部40T,40Tが余長部44となる。
そして、縦ロープ材52が心材となって、緩衝用ロープ材40を所定の張力で張設することができる。
また、図14及び図15に示すように、中間の支柱3においては、縦ロープ材52の左右両側に対向して網体折り返し部24,24が位置し、1本の緩衝用ロープ材40を上から下に前記縦ロープ材52に巻きつけながら、上下に並んだ網体折り返し部24に前記緩衝用ロープ材40を上から下に順番に、且つ1段毎に左右一方と他方の網体折り返し部24に挿通して係止し、この緩衝用ロープ材40が網体折り返し部24に係止した部分が網体係止部61となり、各段で左右の網体係止部61,61が略同一高さに位置し、支柱3の両側の左右縁に位置する全ての網体折り返し部24に緩衝用ロープ材40を挿通し、この緩衝用ロープ材40の上下の端部を上下のピンボルト51に係止して上下逆方向に折り返し、この折り返した被連結材係止部62がピンボルト51に係止し、逆向きにした端部40T,40Tを重合し、この重合部分の端部40T,40Tを前記緩衝具30により把持する。そして、緩衝具30から上下に突出した端部40T,40Tが余長部44,44となる。
また、端末の支柱3の左右方向外側には、前記コンクリート基礎2の上面に、アンカー71により控えロープ材連結部72を固設し、この控えロープ材連結部72と対応する端末の支柱3の上部とを、控えロープ材73により連結している。
さらに、全ての支柱3の前側(山側)の地面である斜面には、アンカー74を埋設固定し、このアンカー74と支柱3の上部を控えロープ材75により連結する。この場合、支柱3の上部に係止部たる丸棒76を挿通し、この丸棒76の端部を支柱3の左右に突出し、この丸棒76の両端上に係止するように前記控えロープ材75を支柱3に巻き、巻いた控えロープ材75の重ね合わせ部分75Kを支柱3の前で、結束手段たるワイヤクリップ77により連結し、これにより支柱3の上部に控えロープ材75を連結する。
また、図19に示すように、前記ワイヤクリップ77は、Uボルト78と、このUボルト78を挿通する本体79とからなり、Uボルト78と本体79との間に前記重ね合わせ部分75Kを挟着するものである。
次に、前記構成につき、その作用を説明する。上横ロープ材11においては、網体4に落石,崩壊土砂や雪崩などにより衝撃力を受けると、ワイヤネット21に張力が発生し、網体折り返し部24を下方に引っ張る力が加わり、該網体折り返し部24が係止する緩衝具30が余長部44に対して摩擦摺動し、前記衝撃力を吸収する。また、緩衝具30が移動することによりワイヤネット21の撓み量が大きくなり、衝撃力の吸収効果が向上し、支柱3などに加わる力を軽減できる。
さらに、余長部44が摩擦摺動して緩衝具30にストッパ43が係止した後は、摩擦摺動することなく、緩衝用ロープ材40の張力により衝撃力を吸収することができる。
また、端部の支柱3においては、網体4に落石,崩壊土砂や雪崩などにより衝撃力を受けると、ワイヤネット21に張力が発生し、網体折り返し部24を中央側に引っ張る力が加わり、これにより該網体折り返し部24が係止する緩衝用ロープ材40に張力が加わり、全体としてループ状をなす緩衝用ロープ材40に張力が加わることにより、端部の余長部44,44が緩衝具30に対して摩擦摺動し、前記衝撃力を吸収する。また、全体としてループ状をなす緩衝用ロープ材40が広がることにより、ワイヤネット21の撓み量が大きくなり、衝撃力の吸収効果が向上し、支柱3などに加わる力を軽減できる。
また、同様に、中間の支柱3においても、網体4に落石,崩壊土砂や雪崩などにより衝撃力を受けると、支柱3の両側のワイヤネット21,21に張力が発生し、網体折り返し部24を支柱3から離そうとする力が加わり、これにより該網体折り返し部24が係止する緩衝用ロープ材40に張力が加わり、全体としてループ状をなす緩衝用ロープ材40に張力が加わることにより、端部の余長部44,44が緩衝具30に対して摩擦摺動し、前記衝撃力を吸収する。また、全体としてループ状をなす緩衝用ロープ材40が広がることにより、両側のワイヤネット21,21の撓み量が大きくなり、衝撃力の吸収効果が向上し、支柱3などに加わる力を軽減できる。尚、中間の支柱3の場合、左右一方のワイヤネット21が衝撃力を受けた場合は、緩衝用ロープ材40により他方のワイヤネット21に衝撃力が伝わり、衝撃力を分散することができる。
このように本実施例では、間隔をおいて立設した支柱3,3・・・と、支柱間3,3…に設けた網体4と、緩衝用ロープ材40を把持した緩衝具30とを備え、網体4の移動により緩衝具30に対し緩衝用ロープ材40が摺動して網体4に加わる衝撃力を吸収する防護柵の網体用緩衝装置であって、網体4は、縁部に線材たる斜め線材22を折り返した網体折り返し部24と斜め線材22が交差する網体交差部23とを有し、緩衝用ロープ材40と緩衝具30により網体折り返し部24又は網体交差部23を防護柵1の被連結材たる上横ロープ材11又は縦ロープ材52に連結したから、網体4に落石などにより衝撃エネルギーが加わると、網体折り返し部24又は網体交差部23により緩衝具30が緩衝用ロープ材40に対して摩擦摺動して衝撃エネルギーを吸収し、しかも、緩衝具30が移動することにより網体4の撓み量を大きく取ることができ、衝撃エネルギーの吸収効果を向上することができる。
また、このように本実施例では、緩衝用ロープ材40を折り返した緩衝用折り返し部41の端部を緩衝具30により把持して緩衝用折り返し輪部42を形成し、この緩衝用折り返し輪部42を被連結材たる上横ロープ材11に連結し、緩衝用折り返し輪部42に網体折り返し部24又は網体交差部23を係止したから、網体4に落石などにより衝撃エネルギーが加わると、緩衝具30に係止する網体折り返し部24又は網体交差部23により緩衝具30が緩衝用ロープ材40に対して摩擦摺動して衝撃エネルギーを吸収し、しかも、緩衝具30が移動することにより網体4の撓み量を大きく取ることができ、衝撃エネルギーの吸収効果を向上することができる。
また、このように本実施例では、緩衝用折り返し輪部42に網体折り返し部24又は網体交差部23を挿入して係止したから、緩衝用折り返し輪部42に網体折り返し部24又は網体交差部23を挿入することにより、緩衝具30に係止することができ、構造簡易な緩衝装置が得られる。
また、このように本実施例では、緩衝用ロープ材40を複数の網体折り返し部24又は複数の網体交差部23に挿通し、緩衝用ロープ材40の両端部40T,40Tを逆向きに折り返し、これら折り返し部分を防護柵1の被連結部たるピンボルト51,51に係止し、それら逆向きの端部40T,40Tを重合し、この重合部分を緩衝具30により把持したから、網体4に落石などにより衝撃エネルギーが加わると、複数の網体折り返し部24又は網体交差部23を挿通した緩衝用ロープ材40に張力が加わり、これにより両端部40T,40Tの重合部分を把持する緩衝具30に対して緩衝用ロープ材40の端部40T,40Tが摩擦摺動して衝撃エネルギーを吸収し、しかも、その緩衝用ロープ材40の摩擦摺動により網体4の撓み量を大きく取ることができ、衝撃エネルギーの吸収効果を向上することができる。
さらに、実施例上の効果として、ワイヤネット21の縁の複数の網体用折り返し部24に緩衝用ロープ材40を係止したから、同時に1本の緩衝用ロー材40によりワイヤネット21の端縁を支柱3に連結することができる。
図20は、本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。同図に示すように、1本の前記緩衝用ロープ材40を略U字状に折り返して緩衝用折り返し部41を形成し、この緩衝用折り返し部41の端部のロープ材40,40を前記緩衝具30により把持して緩衝用折り返し輪部42を形成する。また、前記緩衝用ロープ材40の端部40T,40Tに金属製の輪体をそれぞれ加締め固定してストッパ43,43を構成し、一方の端部40Tに余長部44を設け、他方の端部40Tのストッパ43を緩衝具30に近接した位置に配置する。
尚、上横ロープ材11以外でも、下横ロープ材12とワイヤネット21の下側の網体折り返し部24とを連結したり、縦ロープ材52とワイヤネット21の左右一側縁の網体折り返し部24とを連結したりすることができ、この場合、下横ロープ材12と縦ロープ材が被連結材となる。また、緩衝用折り返し輪部42に網体交差部23を挿入して係止してもよい。
そして、ワイヤネット21が衝撃力を受け、網体折り返し部24により緩衝具30に所定以上の力が加わると、一方の余長部44が緩衝具30に対して摩擦摺動し、前記衝撃力を吸収することができると共に、緩衝具30の移動によりワイヤネット21が上横ロープ材11から離れ、網体4の変形量が大きくなり、これによっても前記衝撃力を緩和することができる。
このように本実施例では、上記実施例1と同様な作用・効果を奏する。
また、この例では、一方の余長部44が緩衝具30に対して摺動し、同時に一方の余長部44がシャックル45の本体46に摩擦摺動するため、余長部44と本体46の摩擦摺動によっても衝撃力の一部を吸収できる。
図21は、本発明の実施例3を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。同図に示すように、この例では、実施例1において、緩衝具30に係止部たる開閉フック部81を設け、この開閉フック部81に前記網体折り返し部24を挿入係止している。尚、その開閉フック部81としては、緩衝具30に着脱可能なUボルトなどが例示される。
尚、上横ロープ材11以外でも、下横ロープ材12とワイヤネット21の下側の網体折り返し部24とを連結したり、縦ロープ材52とワイヤネット21の左右一側縁の網体折り返し部24とを連結したりすることができ、この場合、下横ロープ材12と縦ロープ材が被連結材となる。また、開閉フック部81に網体交差部23を挿入して係止してもよい。さらに、実施例2の緩衝具30に開閉フック部81を設け、この開閉フック部81に、前記網体折り返し部24又は網体交差部23を係止するようにしてもよい。
そして、ワイヤネット21が衝撃力を受け、網体折り返し部24により緩衝具30に所定以上の力が加わると、余長部44,44が緩衝具30に対して摩擦摺動し、前記衝撃力を吸収することができると共に、緩衝具30の移動によりワイヤネット21が上横ロープ材11から離れ、ワイヤネット21の変形量が大きくなり、これによっても前記衝撃力を緩和することができる。
このように本実施例では、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
また、このように本実施例では、緩衝具30に網体折り返し部24又は網体交差部23を係止する係止部たる開閉フック部81を設けたから、この開閉フック部81により緩衝用折り返し輪部42に網体折り返し部24又は網体交差部23を緩衝具30に係止することができ、構造簡易な緩衝装置が得られる。
図22は、本発明の実施例4を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。同図に示すように、この例では、1本の前記緩衝用ロープ材40の途中を重合させて緩衝用輪部63を形成し、この緩衝用輪部63に前記網体用折り返し部24を挿入係止し、また、前記緩衝用輪部63と前記上横ロープ材11とを前記シャックル45により連結する。
尚、上横ロープ材11以外でも、下横ロープ材12とワイヤネット21の下側の網体折り返し部24とを連結したり、縦ロープ材52とワイヤネット21の左右一側縁の網体折り返し部24とを連結したりすることができ、この場合、下横ロープ材12と縦ロープ材52が被連結材となる。
そして、ワイヤネット21が衝撃力を受け、網体折り返し部24により緩衝用輪部63に所定以上の力が加わると、逆向きの余長部44,44が緩衝具30に対して摩擦摺動し、前記衝撃力を吸収することができると共に、余長部44,44の摩擦摺動により緩衝用輪部63が広がることにより、ワイヤネット21が上横ロープ材11から離れ、ワイヤネット21の変形量が大きくなり、これによっても前記衝撃力を緩和することができる。
このように本実施例では、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
また、このように本実施例では、緩衝用ロープ材40を重合させて輪部たる緩衝用輪部63を形成し、緩衝用ロープ材40の重合部分を緩衝具30により把持し、緩衝用輪部63により被連結材たる上横ロープ材11と緩衝用折り返し部24又は網体交差部23とを連結したから、網体4に落石などにより衝撃エネルギーが加わると、上横ロープ材11と網体折り返し部24又は網体交差部23に連結した緩衝用輪部63が開く方向の力を受け、これにより緩衝具30が緩衝用ロープ材40に対して摩擦摺動して衝撃エネルギーを吸収し、しかも、緩衝用輪部63が開くことにより網体4の撓み量を大きく取ることができ、衝撃エネルギーの吸収効果を向上することができる。
また、このように本実施例では、輪部たる緩衝用輪部63に緩衝用折り返し部24又は網体交差部23を挿通したから、緩衝用輪部63に網体折り返し部24又は網体交差部23を挿入することにより緩衝用輪部63に連結することができ、構造簡易な緩衝装置が得られる。
また、実施例上の効果として、緩衝用輪部63に被連結材たる上横ロープ材11を挿通したから、被結合材への緩衝構造48の取り付けが容易となる。
図23は、本発明の実施例5を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。同図に示すように、中間の支柱3において、前記ワイヤネット21が左右に連続しており、中間の支柱3の後部に多段に位置する網体交差部23に1本の緩衝用ロープ材40を係止する。この緩衝用ロープ材40を上下に並んだ網体交差部23に前記緩衝用ロープ材40を上から下に順番に挿通して係止し、具体的には、緩衝用ロープ材40を、左右一側の網目から前後一側向きに通し、左右他側の網目から前後他側向きに通して網体交差部23に係止し、その緩衝用ロープ材40が網体交差部23に係止した部分が網体係止部61となり、同様に上下に隣合う下の段の網体交差部23に係止し、これを繰り返して全ての網体交差部23に緩衝用ロープ材40を係止し、この緩衝用ロープ材40の上下の端部を上下のピンボルト51に係止して上下逆方向に折り返し、この折り返した被連結材係止部62がピンボルト51に係止し、逆向きにした端部40T,40Tを重合し、この重合部分の端部40T,40Tを前記緩衝具30により把持する。
そして、緩衝具30から上下に突出した端部40T,40Tが余長部44,44となり、また、この例では、前記緩衝用ロープ材40と一対の緩衝具30,30により緩衝構造48を構成している。
尚、図23では、緩衝用ロープ材40を、図中で左側の網目から後側から前向きに通し、右側の網目に前側から後側向きに通して網体交差部23に係止している。
そして、中間の支柱3の左右一側でワイヤネット21が衝撃力を受け、網体折り返し部24により緩衝用輪部63に所定以上の力が加わると、逆向きの余長部44,44が緩衝具30に対して摩擦摺動し、前記衝撃力を吸収することができると共に、余長部44,44の摩擦摺動により全体としてループ状をなす緩衝用ロープ材40が広がることにより、ワイヤネット21が衝撃力を受けた方に移動し、ワイヤネット21の変形量が大きくなり、これによっても前記衝撃力を緩和することができる。
このように本実施例では、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
また、このように本実施例では、緩衝用ロープ材40を複数の網体折り返し部24又は複数の網体交差部23に挿通し、緩衝用ロープ材40の両端部を逆向きに折り返し、これら折り返し部分を防護柵1の被連結部たるピンボルト51,51に係止し、それら逆向きの端部40T,40Tを重合し、この重合部分を緩衝具30により把持したから、網体4に落石などにより衝撃エネルギーが加わると、複数の網体折り返し部24又は網体交差部23を挿通した緩衝用ロープ材40に張力が加わり、これにより両端部40T,40Tの重合部分を把持する緩衝具30に対して緩衝用ロープ材40の端部40T,40Tが摩擦摺動して衝撃エネルギーを吸収し、しかも、その緩衝用ロープ材40の摩擦摺動により網体4の撓み量を大きく取ることができ、衝撃エネルギーの吸収効果を向上することができる。
図24は、本発明の実施例6を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。同図に示すように、端末の支柱3の後部に前記縦ロープ材52が縦設されており、1本の緩衝用ロープ材40を上から下に前記縦ロープ材52に巻きつけながら、上下に並んだ網体折り返し部24に前記緩衝用ロープ材40を上から下に順番に挿通して係止し、緩衝用ロープ材40をワイヤネット21の網目に通し、その緩衝用ロープ材40が網体折り返し部24に係止した部分が網体係止部61となり、ワイヤネット21の縁に位置する全ての網体折り返し部24に緩衝用ロープ材40を挿通し、緩衝用ロープ材40の端部が支柱3の上下に延びる上下の余長部44,44となる。
また、上下の前記ピンボルト51,51に、短い補助ロープ材82,82をそれぞれを連結し、この補助ロープ材82を前記緩衝具30の一方の溝35により把持し、その補助ロープ材82の端部に緩衝具30に係止するストッパ83を設ける。そして、前記緩衝具30の他方の溝35により前記余長部44を把持して前記緩衝用ロープ材40を支柱3の後部に張設する。
尚、縦ロープ材52の代わりに、上,下横ロープ材11,12に緩衝用ロープ材40を巻きながら上下の網体折り返し部24又は網体交差部23に緩衝用ロープ材40を係止するようにしてもよい。
そして、ワイヤネット21が衝撃力を受け、網体折り返し部24により緩衝用ロープ材40に所定以上の力が加わると、上下の余長部44,44の少なくとも一方が緩衝具30,30に対して摩擦摺動し、前記衝撃力を吸収することができると共に、余長部44,44の摩擦摺動により緩衝具30,30間の緩衝用ロープ材40が伸びることにより、ワイヤネット21が縦ロープ材52から離れ、ワイヤネット21の変形量が大きくなり、これによっても前記衝撃力を緩和することができる。
このように本実施例では、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
また、このように本実施例では、緩衝用ロープ材40を複数の網体折り返し部24又は複数の網体交差部23に挿通し、緩衝用ロープ材40の両端部40T,40Tに対応して防護柵1の被連結材たるピンボルト51,51に緩衝具30,30をそれぞれ設け、これら両側の緩衝具30,30により緩衝用ロープ材40の両端部40T,40Tをそれぞれ把持したから、網体4に落石などにより衝撃エネルギーが加わると、複数の網体折り返し部24又は網体交差部23を挿通した緩衝用ロープ材40に張力が加わり、これにより両端部40T,40Tを把持する緩衝具30,30に対して緩衝用ロープ材40,40の端部40T,40Tの少なくとも一方が摩擦摺動して衝撃エネルギーを吸収し、しかも、その緩衝用ロープ材40の摩擦摺動により網体4の撓み量を大きく取ることができ、衝撃エネルギーの吸収効果を向上することができる。
また、実施例上の効果として、1本の緩衝用ロープ材40に2つの緩衝具30,30を把持したから、緩衝効果が向上する。
図25は、本発明の実施例7を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。同図に示すように、この例では、間隔をおいて対をなすロープ材として上,下横ロープ材11,12と、2本の緩衝用ロープ材40,40を用い、この緩衝用ロープ材40の一端に連結用輪部84を一体に設け、この連結用輪部84の先端を中央に向けた状態で、緩衝用ロープ材40の端部を前記シャックル45に挿通し、端部の余長部44を中央側に向け、これにより緩衝用ロープ材40の折り返し部40Kはシャックル45に係止した状態となる。そして、緩衝用ロープ材40とシャックル45の2組を用い、一方のシャックル45を上横ロープ材11に連結し、他方のシャックル45を下横ロープ材12に連結し、一方と他方の緩衝用ロープ材40,40の余長部44,44を中間で重合し、この重合部分でロープ材40,40を前記緩衝具30により把持する。
そして、一対の前記緩衝用ロープ材40,40と一対の緩衝具30,30と一対の輪体84,84により緩衝構造48を構成している。
尚、間隔をおいて対を成すロープ材として、支柱3,3に設けた縦ロープ材52,52を用いてもよく、両方の縦ロープ材52,52にシャックル45,45の組を多段に設けてもよく、こうすると支柱3,3間に一組の緩衝用ロープ材40,40が横ロープ材として上下横ロープ材11,12間に多段に設けられる。
そして、ワイヤネット21が衝撃力を受け、網体折り返し部24により緩衝用ロープ材40の輪体84を中央側に引っ張る力が加わると、上下の余長部44,44の少なくとも一方が外側に移動することにより緩衝具30,30に対して摩擦摺動し、前記衝撃力を吸収することができると共に、余長部44,44の摩擦摺動により緩衝具30,30間の緩衝用ロープ材40が伸びることにより、ワイヤネット21が上,下横ロープ材11,12から離れ、ワイヤネット21の変形量が大きくなり、これによっても前記衝撃力を緩和することができる。
このように本実施例では、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
また、このように本実施例では、被連結材が防護柵1に設けた連結用ロープ材であり、連結用ロープ材である上,下横ロープ材11,12を間隔をおいて配置し、それら一方及び他方の連結用ロープ材である上,下横ロープ材11,12に、先端側を折り返した緩衝用ロープ材40の折り返し部40Kをそれぞれ移動可能に係止し、先端側の連結用輪部84に網体折り返し部24又は網体交差部23を連結し、緩衝用ロープ材40の他側に余長部44を設け、一方及び他方の緩衝用ロープ材40,40の余長部44,44を重合し、この重合部分を緩衝具30により把持したから、網体に落石などにより衝撃エネルギーが加わると、複数の網体折り返し部24又は網体交差部23を連結した緩衝用ロープ材40の先端側の連結用輪部84に一側向きの張力が加わり、これにより余長部44を一側と逆向きに引っ張る張力が発生し、緩衝具30に対して余長部44が摩擦摺動して衝撃エネルギーを吸収し、しかも、緩衝用ロープ材40の摩擦摺動により網体4の撓み量を大きく取ることができ、衝撃エネルギーの吸収効果を向上することができる。
また、実施例上の効果として、緩衝用ロープ材40の先端側に連結用輪部84を設けたから、網体折り返し部24又は網体交差部23との連結を挿入により簡便に行うことができる。
図26は、本発明の実施例8を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。同図に示すように、この例のワイヤネット21は、斜め線材22,22の網体交差部23には、交差連結線材91,92が設けられ、一方の交差連結線材91の両端側を、一方の斜め線材22の交差部23を挟む両側にコイル状に巻き付けた固定部91K,91Kを形成し、これら固定部91K,91Kは交差連結線材91の中央部91Cにより連結されており、また、他方の交差連結線材92の両端側を、他方の斜め線材22の交点を挟む両側にコイル状に巻き付けた固定部92K,92Kを形成し、これら固定部92K,92Kは交差連結線材92の中央部92Cにより連結されており、交差箇所を移動しようとする力が加わると、それら交点連結線材91,92が対抗する。
このように本実施例では、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
また、このようにワイヤネット21の網体交差部23の連結構造は各種のタイプのものを用いることができる。
尚、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、網体は各種形状のものを用いることができる。また、実施例では、断面円形の支柱を例示したが、断面角型でもよい。さらに、上,下縁ロープ材に網体を移動可能に連結する着脱連結手段は、シャックルに限らず、ロープ材などを挿通する輪を有するものであれば各種のものを用いることができる。また、実施例ではロープ材として鋼製のものを用いたが、これ以外でも合成樹脂製のものなどを用いることができる。さらに、中間の支柱の数は2本以上でもよい。また、ストッパを図示しなかった実施例においても、緩衝用ロープ材の端部にストッパを設けることができる。さらに、本発明に用いるロープ材はいずれも可撓性を有する。また、実施例では、被連結材の例として、上,下横ロープ材と縦ロープ材を示したが、支柱の上下を連結する硬質材料からなる上,下横杆を、上,下ロープ材の代わりに被連結材としたり、支柱に縦設した硬質材料からなる縦杆を、縦ロープ材の代わりに被連結材としたりしてもよい。また、ワイヤネットに、これより網目が小さく、線材が細い補助網を重ねてもよい。
1 防護柵
2 コンクリート基礎(設置場所)
3 支柱
4 網体
11 上横ロープ材(被連結材)
12 下横ロープ材(被連結材)
21 ワイヤネット
22 斜め線材
23 網体交差部
24 網体折り返し部
30 緩衝具
40 緩衝用ロープ材
40T 端部
41 緩衝用折り返し部
42 緩衝用折り返し輪部
43 ストッパ
45 シャックル(着脱連結手段)
51 ピンボルト(被連結材)
52 縦ロープ材(被連結材)
63 緩衝用輪部(輪部)
81 開閉フック部(係止部)

Claims (10)

  1. 間隔をおいて立設した支柱と、前記支柱間に設けた網体と、緩衝用ロープ材を把持した緩衝具とを備え、前記網体の移動により前記緩衝具に対し前記緩衝用ロープ材が摺動して前記網体に加わる衝撃力を吸収する防護柵の網体用緩衝装置であって、前記網体は、縁部に線材を折り返した網体折り返し部と前記線材が交差する網体交差部とを有し、前記緩衝用ロープ材と前記緩衝具により前記網体折り返し部又は網体交差部を前記防護柵の被連結材に連結したことを特徴とする防護柵の網体用緩衝装置。
  2. 前記緩衝用ロープ材を折り返した緩衝用折り返し部の端部を前記緩衝具により把持して緩衝用折り返し輪部を形成し、この緩衝用折り返し輪部を前記被連結材に連結し、前記緩衝用折り返し輪部に前記網体折り返し部又は前記網体交差部を係止したことを特徴とする請求項1記載の防護柵の網体用緩衝装置。
  3. 前記緩衝用折り返し輪部に前記網体折り返し部又は前記網体交差部を挿入して係止したことを特徴とする請求項2記載の防護柵の網体用緩衝装置。
  4. 前記緩衝具に前記網体折り返し部又は前記網体交差部を係止する係止部を設けたことを特徴とする請求項2記載の防護柵の網体用緩衝装置。
  5. 前記緩衝用ロープ材を重合させて輪部を形成し、前記緩衝用ロープ材の前記重合部分を前記緩衝具により把持し、前記輪部により前記被連結材と前記緩衝用折り返し部又は網体交差部とを連結したことを特徴とする請求項1記載の防護柵の網体用緩衝装置。
  6. 前記輪部に前記緩衝用折り返し部又は網体交差部を挿通したことを特徴とする請求項5記載の防護柵の網体用緩衝装置。
  7. 前記緩衝用ロープ材を複数の前記網体折り返し部又は複数の網体交差部に挿通し、前記緩衝用ロープ材の両端部を逆向きに折り返し、これら折り返し部分を防護柵の被連結部に係止し、それら逆向きの端部を重合し、この重合部分を前記緩衝具により把持したことを特徴とする請求項1記載の網体用緩衝装置。
  8. 前記緩衝用ロープ材を複数の前記網体折り返し部又は複数の網体交差部に挿通し、前記緩衝用ロープ材の両端部に対応して前記防護柵の被連結材に前記緩衝具をそれぞれ設け、これら両側の緩衝具により前記緩衝用ロープ材の両端部をそれぞれ把持したことを特徴とする請求項1記載の網体用緩衝装置。
  9. 前記被連結材が前記防護柵に設けた連結用ロープ材であり、前記連結用ロープ材を間隔をおいて配置し、それら一方及び他方の連結用ロープ材に、先端側を折り返した緩衝用ロープ材の折り返し部をそれぞれ移動可能に係止し、前記先端側に前記網体折り返し部又は前記網体交差部を連結し、前記緩衝用ロープ材の他側に余長部を設け、前記一方及び他方の緩衝用ロープ材の前記余長部を重合し、この重合部分を前記緩衝具により把持したことを特徴とする請求項1記載の防護柵の網体用緩衝装置。
  10. 前記被連結材が前記防護柵に設けた連結用ロープ材であることを特徴とする請求項1〜6記載の防護柵の網体用緩衝装置。
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