JP2646289B2 - レジスト組成物 - Google Patents

レジスト組成物

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JP2646289B2 JP2141659A JP14165990A JP2646289B2 JP 2646289 B2 JP2646289 B2 JP 2646289B2 JP 2141659 A JP2141659 A JP 2141659A JP 14165990 A JP14165990 A JP 14165990A JP 2646289 B2 JP2646289 B2 JP 2646289B2
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    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/38Polysiloxanes modified by chemical after-treatment
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03F7/0757Macromolecular compounds containing Si-O, Si-C or Si-N bonds
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01B3/00Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties
    • H01B3/002Inhomogeneous material in general
    • H01B3/004Inhomogeneous material in general with conductive additives or conductive layers

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、半導体回路等の高精度な微細パターンを形
成し得る酸素プラズマ耐性の高いレジスト組成物に関す
る。
[従来技術] LSIの加工プロセスの微細化が進む中で、リソグラフ
ィー用のレジスト材料にも高解像化力が求められてい
る。特に微細なパターンを形成する上では、短波長の光
を用いたり、開口数の大きなレンズを用いた光リソグラ
フィー、または電子線などの高エネルギー線を用いたリ
ソグラフィーが有利とされる。しかし、このようなリソ
グラフィー光源、光学系の高解像力対応に伴って、光リ
ソグラフィーでは焦点深度の減少を、高エネルギー線リ
ソグラフィーでは近接効果などの問題点を生ずる。この
問題解決のためには、レジスト層を多層にしてこれを行
う方法が考えられている。特に多層レジストを実際に用
いる場合には、上層にリソグラフィーで形成したパター
ンをマスクとして、酸素プラズマによる異方性エッチン
グ(以下、O2−RIEと略記)で下層にパターンを転写す
ることにより、アスペクト比の高いレジストパターンを
得ることが行われる。〔B.J.Lin,Solid State Techno
l.,24,73(1981)]特にここで、上層レジストにはO2
RIE耐性の高いものが必要となる。このために上層と下
層の間にシリコン含有ポリマー層を形成し中間マスクと
してこれを補う方法もあるが、より好ましい方法は上層
レジストにシリコンを含有せしめてO2−RIE耐性を高め
ることである。このような目的に対し多くのレジスト材
料の技術が公開されている。中でも特に、特開昭63−23
9440号、同63−269150号、特開平1−201337号、同1−
201653号、特開昭64−44933号、同64−46746号、同64−
46747号、特開平1−222254号等の各公報に記載された
アセチル基及び/または水酸基を含有するアルカリ可溶
性ポリシルセスキオキサン(以下APSQと略記録)をポリ
マー主成分として含有するレジストが実用に供する上で
最も有利な材料の一つである。前記公報にも記載がある
ように、このAPSQはナフトキノンジアジド化合物と供に
用いてポジ型フォトレジストとすることができ、通常の
ポジ型フォトレジストと同様にアルカリ現像で微細画像
の形成が可能である。またイメージリバーサル法により
ネガ型のレジストパターンを形成するための材料とする
こともできる。また高エネルギー線で画像を形成するこ
とも可能であり、更に配線パターン以外にも層間絶縁膜
などの用途に用いることもできる。またAPSQはそのガラ
ス転移点が高いため、極めて高い耐熱性を有すると言う
特徴もある。
[発明が解決しようとする課題] しかし、このAPSQを用いたレジストには、露光、現像
により除去されるべき部分に不溶解残渣(スカム)が発
生し易いという共通した欠点がある。
これは、ポジ画像形成の場合には抜きパターンの部分
に、イメージリバーサル法の場合には第2露光によって
除去されるべきパターンの部分に発生する。
回路パターンにこのようなスカムが発生すると、この
レジストパターンを用いて加工した半導体回路に配線の
欠落や短絡を生ずる原因となるので好ましくない。同様
なスカムはノボラック樹脂とナフトキノンジアジド観光
物とからなる通常の(非シリコン含有の)ポジ型フォト
レジストでも見出される現像であり、ここでは現像液に
添加剤を用いてスカムを防止する方法(特開昭63−2565
0号公報等)やノボラック樹脂の組成、構造を最適化さ
せて防止する方法(特開昭63−2044号公報、同64−1125
9号公報等)などが開示されている。しかし、スカムは
如何なる理由によって発生するものか、一般的な説明を
見出すには至っていないし、更にベースポリマーの異な
るシリコン含有レジストに於いては、如何なる要素がこ
のスカムをもたらしているのか全く理解されていなかっ
た。それゆえ、APSQを利用したシリコン含有レジストの
スカムを取り除くことは容易ではなく、かかる問題のな
いレジストの開発が強く望まれていた。
本発明の目的は、スカムの発生しにくい、シロキサン
ポリマーを用いたアルカリ現像用のシリコン含有レジス
ト組成物を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、APSQと、ある特定の活性な水素を有す
る化合物とを用いてシリコン含有レジストを調製する
と、何故か、このスカムが顕著に減少するという新たな
事実を見出して、本発明をなすに至った。これを具体的
に説明するなら本発明は、下記一般式〔I〕及び〔II〕 {但しXは同一または異なり、水素, (Rは水素,炭化水素あるいは置換炭化水素を示
す。),カルボキシル基の群から選ばれた一種であり、
R1,R2,R3,R4,R5およびR6は同一または異なり、水素、水
酸基、置換もしくは非置換の脂肪族及び芳香族炭化水素
よりなる群から選ばれた一種であり、少なくとも一つは
水酸基であり、l,m,nおよびpは0または正の整数を示
し、lとmが同時に0になることはない。} で表される単位の少なくとも一つを分子中に含むアルカ
リ可溶性シロキサンポリマーと、活性な水素を有する化
合物として安息香酸、サリチル酸、チオサリチル酸、p
−ヒドロキシ安息香酸、3,5−ジヒドロキシ安息香酸、
p−アミノ安息香酸、アントラニル酸、メルカプトベン
ゾフェノン、p−ヒドロキシフェニル酢酸、フェニル尿
素、ジフェニル尿素、ジフェニルチオ尿素、ベンズアミ
ド、ベンゼンスルフォンアミド及びアセチルアセトンの
群から選択される少なくとも1つの化合物とを含有する
ことを特徴とするレジスト組成物からなる。
以下本発明のレジスト組成物及びその製法を詳細に説
明する。
本発明中のシロキサンポリマーは、ポリマーの主鎖が
ポリシロキサン構造であることからO2−RIE耐性が非常
に高く微細で高アスペクト比のパターン形成に有利であ
る。またポリシロキサン構造であるにもかかわらずフェ
ニル基が側鎖に多く存在するため、Tgが室温以上であ
り、粘稠でなく、平滑な膜形成が可能である。さらにフ
リーデルクラフツ反応などにより親水性のシラノール基
が導入されているためポリマーはアルカリ水溶液に可溶
である。
このためオルトナフトキノン系化合物を式〔I〕,
〔II〕で示される単位の少なくとも1つを分子中に含む
シロキサンポリマーに添加した組成物は紫外線照射によ
り照射部分のオルトナフトキノン系化合物が相応するイ
ンデンカルボン酸となってアルカリ可溶となり、アルカ
リ現像で除去され、ポジ型パターンを形成できる。(特
開昭63−239440号,特開昭64−44933号,特開昭64−467
46号,特開昭64−46747号,特開平1−106042号,特開
平1−222254号の各公報) 一方、同組成物は電子線、X線、遠紫外線を照射する
と上記のアルカリ可溶性が減退する。すなわち高エネル
ギー線を照射後、全面に紫外線を露光しアルカリ現像す
ることにより、高エネルギー線照射部のみ膜が残存し、
ネガ型パターンを形成できる。この際高エネルギー線を
照射後加熱すると高エネルギー線照射により生ずる反応
が加速され、効果がより大きくなる。(特開昭63−2691
50号公報,特開平1−201337号公報) これらのパターンはいずれも、実質上現像時の膨潤が
無いため高い解像性を示す。
このレジスト組成物に於て、オルトナフトキノン系化
合物の添加量は、通常5〜40重量%の範囲とされる。5
重量%未満ではポリマー化合物のアルカリ現像液に対す
る溶解を抑制することができず、40重量%を超えるとレ
ジスト組成物のSi含有率が低下し、O2−RIE耐性が低下
して不都合を来す。
次に、一般式〔I〕で示される繰り返し単位を有する
シロキサンポリマーの1つの製造方法としては、オクタ
フェニルシクロテトラシロキサン、ヘキサフェニルシク
ロトリシロキサンなど環状フェニルシロキサンを水酸化
カリウムなどのアルカリ金属の水酸化物やブチルリチウ
ムなどのアルカリ金属のアルキル化物で開環重合させ、
得られたポリジフェニルシロキサンを変性する方法があ
る。他の方法としては、環状フェニルシロキサン単独で
はなく、テトラメチルテトラフェニルシクロテトラシロ
キサンやオクタメチルシクロテトラシロキサンなどと共
重合させてもよい。また、特に高解像度のパターンを形
成したい場合には、分子量のそろった単分散ポリマーが
好ましいが、シクロシロキサンは、ブチルリチウム等の
触媒でアニオンリビング重合をさせ、得られたポリマー
を変性することにより所望の単分散ポリマーを得ること
ができる。
一般式〔II〕で示される単位か、一般式〔I〕及び
〔II〕で示される単位を含むシロキサンポリマーの製造
方法としては、E−Si−Z3(EはPhまたはH等,ZはClま
たはOCH3)で表されるシラン化合物を加水分解すること
により容易に得られるフェニルシルセスキオキサンポリ
マーを変性する方法がある。
本発明に用いられる、シロキサンポリマーの変性法と
しては、フリーデルクラフツ反応後に加水分解するもの
と、ポリマー上のSjH基の酸化反応によるものとがあ
る。
本発明に用いられる活性な水素を有する化合物として
は、安息香酸、サリチル酸、チオサリチル酸、p−ヒド
ロキシ安息香酸、3,5−ジヒドロキシ安息香酸、p−ア
ミノ安息香酸、アントラニル酸、メルカプトベンゾフェ
ノン、p−ヒドロキシフェニル酢酸、フェニル尿素、ジ
フェニル尿素、ジフエニルチオ尿素、ベンズアミド、ベ
ンゼンスルフォンアミド、アセチルアセトンの群から選
択される少なくとも1つの化合物であり、より好ましく
は酸基と活性な水素を有する官能基とを同一分子内に有
する化合物、例えばサリチル酸、チオサリチル酸、p−
ヒドロキシ安息香酸、3,5−ジヒドロキシ安息香酸、p
−アミノ安息香酸、アントラニル酸、p−ヒドロキシフ
ェニル酢酸等があるが、これらに限定されるものではな
い。
以下に、APSQの製造例を示すが、本発明はこれらに限
定されるものではない。
製造例1 かき混ぜ機、温度計、滴下漏斗をつけた300mlのフラ
スコに無水塩化アルミニウム15g、塩化アセチル50mlを
とり撹拌した。つぎに分子量7800のポリフェニルシルセ
スキオキサン5gを塩化アセチル50mlに溶かした溶液を徐
々に滴下した。温度を25℃に保ち反応を進めた。反応の
進行とともに塩化水素が発生した。3時間反応後冷却し
て内容物を氷水中に注いだ。よくかき混ぜて塩化アルミ
ニウムを分解し、沈澱したポリマーを濾別し、水でよく
洗い、真空乾燥機で乾燥した。
製造例2 かき混ぜ、温度計、滴技漏斗をつけた300mlのフラス
コに塩化第二スズ25g、無水酢酸50mlをとり攪拌した。
つぎにジフェニルシランジオール6gを無水酢酸50mlに溶
かした溶液を除去に滴下した。以下製造例1と同様な方
法でシロキサンポリマーを得た。得られたポリマーの分
子量は1500であった。
製造例3 かき混ぜ機、温度計、滴下漏斗をつけた300mlのフラ
スコに無水塩化アルミニウム15g、塩化アセチル50mlを
とり撹拌した。つぎに分子量1100のポリフェニルシルセ
スキオキサン5gを塩化アセチル50mlに溶かした溶液を徐
々に滴下した。温度を25℃に保ち反応を進めた。反応の
進行とともに塩化水素が発生した。3時間反応後冷却し
て内容物を氷水中に注いだ。よくかき混ぜて塩化アルミ
ニウムを分解し、沈澱したポリマーを濾別し、水でよく
洗い、真空乾燥機で乾燥した。
製造例4 トリクロロヒドロシラン2.0gとフェニルトリクロロシ
ラン3.0gをMIBK37ml及びTHF13mlの混合溶媒に溶解し0
℃に冷却した。この溶液を撹拌しながらこの中にトリエ
チルアミン4.0gを5分間で滴下した。5分間撹拌した
後、水6.3gを20分間で滴下し、その後1時間撹拌した後
加熱して反応液の温度を85℃に保つた。4時間撹拌した
後反応液を室温まで冷却し、水層を除去した後、有機層
の溶剤を蒸発させ、最後に真空乾燥器で乾燥した。得ら
れたポリマーの分子量は900であった。
かき混ぜ機をつけた200mlのフラスコに得られたポリ
マー3g、トルエン30mlをとり、攪拌溶解した。つぎに、
3.5gのm−クロル過安息香酸をトルエン90mlに溶かした
溶液を加えた。6時間反応後、有機層の溶剤を蒸発さ
せ、最後に真空乾燥機で乾燥した。
1H−NMRでδ=6.5付近にシラノール基のOH基のシグナ
ルが、また赤外線吸収スペクトルでは3400cm-1付近にシ
ラノール基のOH基のシグナルがそれぞれ観測され、ポリ
マー中に水酸基が導入されたことが確認された。
製造例5 かき混ぜ機、温度計、塩化水素ガス導入管をつけた20
0mlのフラスコに無水塩化アルミニウム2.7g、分子量110
0のポリフェニルシルセスキオキサン5g、トルエン130ml
をとり、窒素雰囲気下で撹拌溶解した。温度を25℃に保
ち塩化水素ガスの導入を開始した。反応の進行とともに
ベンゼンが生成した。8時間反応後冷却して内容物を25
0gの氷水中に注いだ。よくかき混ぜて塩化アルミニウム
を分解し、50gのエチルエーテルを加え沈澱物を溶解し
た。水層を除去した後、有機層の溶剤を蒸発させ、最後
に真空乾燥機で乾燥した。得られたポリマーの分子量は
1000であった。1H−NMRでδ=6.5付近にシラノール基の
OH基のシグナルが、また赤外吸収スペクトルでは3400cm
1付近にシラノール基のOH基のシグナルがそれぞれ観測
され、ポリマー中に水酸基が導入されたことが確認され
た。
実施例1 製造例1で得られたシロキサンポリマーにチオサリチ
ル酸10重量%と で表されるナフトキノン化合物を20重量%添加したレジ
スト組成物を約0.3μm膜厚でシリコンウェハーに塗布
し、80℃で20分間プリベークした。プリベーク後、高エ
ネルギー線(電子線、X線、遠紫外線)を照射した。照
射後、110゜で30分間恒温槽で加熱した。加熱後、Xeラ
ンプで500mJ/cm2の照射量で全面照射した。照射したサ
ンプルを現像液(テトラメチルアンモニウムテトラヒド
ロキシ2.38重量%水溶液)でそれぞれ現像し、照射部の
残膜が初期膜厚の50%となるところの照射量を感度とし
た。解像性は、ライン−スペースパターンで解像しうる
最小パターン寸法を測定した。
スカム(不溶解残渣)の評価は、SEMを用いて0.7μm
パターンのスペース部を観察して行った。
評価結果を表1に示す。
実施例2 製造例2によるシロキサンポリマーを用い、p−ヒド
ロキシフェニル酢酸10重量%及び実施例1のナフトキノ
ン化合物20重量%添加したレジスト組成物を実施例1と
同様の方法で、感度と解像性及びスカムの評価を行っ
た。
結果を表1に示す。
実施例3 製造例3によるシロキサンポリマーを用い、p−アミ
ノ安息香酸10重量%及び実施例1のナフトキノン化合物
20重量%添加したレジスト組成物を実施例1と同様の方
法で、感度と解像性及びスカムの評価を行った。
結果を表1に示す。
実施例4 製造例4によるシロキサンポリマーを用い、アントラ
ニル酸10重量%及び実施例1のナフトキノン化合物20重
量%添加したレジスト組成物を実施例1と同様の方法
で、感度と解像性及びスカムの評価を行った。
結果を表1に示す。
実施例5 製造例5によるシロキサンポリマーを用い、p−ヒド
ロキシ安息香酸10重量%及び実施例1のナフトキノン化
合物12重量%添加したレジスト組成物を実施例1と同様
の方法で、感度と解像性及びスカムの評価を行った。
結果を表1に示す。
比較例1 本発明と比較のために、製造例1によるシロキサンポ
リマーと、実施例1のナフトキノン化合物20重量%から
成るレジスト組成物を実施例1と同様の方法で、感度と
解像性及びスカムの評価を行った。
結果を表1に示す。
実施例6〜10、比較例2 実施例1〜5、比較例1で用いたレジスト組成物をシ
リコンウェハーに約0.3μm混厚で塗布し、80℃で20分
間プリベークした。プリベーク後、キャノン社製のマス
クアライナー(PLA−501F)を用いて紫外線露光した。
露光後、現像液(テトラメチルアンモニウムテトラヒ
ドロキシド2.38重量%水溶液)でそれぞれ現像し、露光
部の残膜が0となるところの露光量を感度とした。
解像性は、ライン−スペースパターンで解像しうる最
小パターン寸法を測定した。
スカム(不溶解残渣)の評価は、SEMを用いて0.7μm
パターンのスペース部を観察して行った。
評価結果を表2に示す。
実施例11〜15、比較例3 実施例1〜5、比較例1で用いたレジスト組成物のナ
フトキノン化合物に代えて、 で表されるナフトキノン化合物を20重量%添加したレジ
スト組成物を実施例1と同様の方法で、感度と解像性及
びスカムの評価を行った。
結果を第3表に示す。
実施例16〜20、比較例4 実施例11〜15、比較例3で用いたレジスト組成物を実
施例6と同様の方法で、感度と解像性及びスカムの評価
を行った。
結果を表4に示す。
(発明の効果) 以上説明したように、アルカリ可溶性のシロキサンポ
リマーと活性な水素を有する化合物とを含有するレジス
ト組成物は電離放射線に対し高感度・高解像性を有し、
かつスカムを生成しないレジストとなる。
また、本発明のレジスト組成物は、シリコンを含有す
るため酸素プラズマ耐性が高く、したがって2層レジス
トの上層レジストとして使用できる。このため、従来の
レジスト材料では達成できなかった微細パターンが高ア
スペクト比で形成できる利点を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 啓順 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 伴 弘司 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−201653(JP,A) 特開 昭64−46746(JP,A) 特開 平2−96756(JP,A) 特開 昭64−32256(JP,A) 特開 昭57−118237(JP,A) 特開 昭52−40125(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式〔I〕及び〔II〕 {但しXは同一または異なり、水素, (Rは水素,炭化水素あるいは置換炭化水素を示
    す。),カルボキシル基の群から選ばれた一種であり、
    R1,R2,R3,R4,R5およびR6は同一または異なり、水素、水
    酸基、置換もしくは非置換の脂肪族及び芳香族炭化水素
    よりなる群から選ばれた一種であり、少なくとも一つは
    水酸基であり、l,m,nおよびpは0または正の整数を示
    し、lとmが同時に0になることはない。}で表される
    単位の少なくとも一つを分子中に含むアルカリ可溶性シ
    ロキサンポリマーと、活性な水素を有する化合物として
    安息香酸、サリチル酸、チオサリチル酸、p−ヒドロキ
    シ安息香酸、3,5−ジヒドロキシ安息香酸、p−アミノ
    安息香酸、アントラニル酸、メルカプトベンゾフェノ
    ン、p−ヒドロキシフェニル酢酸、フェニル尿素、ジフ
    ェニル尿素、ジフェニルチオ尿素、ベンズアミド、ベン
    ゼンスルフォンアミド及びアセチルアセトンの群から選
    択される少なくとも1つの化合物とを含有することを特
    徴とするレジスト組成物。
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