JP2644042B2 - 玉縁縫いコーナー切り自動調整装置 - Google Patents

玉縁縫いコーナー切り自動調整装置

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JP2644042B2
JP2644042B2 JP14859589A JP14859589A JP2644042B2 JP 2644042 B2 JP2644042 B2 JP 2644042B2 JP 14859589 A JP14859589 A JP 14859589A JP 14859589 A JP14859589 A JP 14859589A JP 2644042 B2 JP2644042 B2 JP 2644042B2
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Japan
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corner
knife
rotating
supporting
cut
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一也 鈴木
英夫 麻生
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Juki Corp
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Juki Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、玉縁縫いを施されたポケット部にポケット
開口を作るために、コーナー切りの角度および長さを自
動的に調整可能とした玉縁縫いコーナー切り自動調整装
置に関する。
[従来の技術] 従来、玉縁縫い機においては、第9図に示すように、
布地に間隔を明けてほぼ平行に形成された二本の縫い目
線2a,2bの間に、それらの縫い目線2a,2bよりも短いセン
ターカット3がセンターメス(図示しない)により形成
され、その後、縫い目線2a,2bの各端部からセンターカ
ット3の端部に向けて、コーナーメスによって斜めに切
れ目(コーナー切り)4a,4b,5a,5bが形成される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、この様なコーナー切り4a,4b,5a,5bを
形成するために、従来は、V字形に刃先を開いたコーナ
ーメスを左右一対設け、このコーナーメスを突き上げて
布地1に突刺して形成するが、コーナ切り4a,4b,5a,5b
の開き角度や各切れ目の長さを変更する度に、コーナー
メスの取付け角度を調整したりコーナーメスを交換する
等、調整が困難になる等の欠点を生じた。
本発明は、コーナーメスの開き角度および切れ目の長
さを自動的に調整できるようにしたものである。
[課題を解決するための手段] 本願は、シリンダにより上下に移動可能な支持台と、
前記支持台に対して水平軸線を中心に回転可能に支持さ
れた回動台と、前記回動台に対して前記水平軸線より水
平方向に離隔配置され垂直軸線を中心に背部を回転可能
に支持したコーナーメスと、前記回動台に支持し前記コ
ーナーメスを前記垂直軸線を中心に回転する第1の駆動
手段と、前記支持台に支持し前記回動台を前記水平軸線
を中心に回転させる第2の駆動手段、を備え、第1の駆
動手段によりコーナーメスを回転することによりコーナ
ー切りの角度を設定し、第2の駆動手段により回動台を
回転することによりコーナー切りの長さを設定すること
により達成するものである。
[作用] 本発明によれば、コーナーメスの基部を垂直軸線を中
心に回転可能として開き角度を調節し、コーナーメスを
支持した回動台を水平軸線を中心に回転可能とすること
により、コーナー切りの長さを調整可能とする。
[実施例] 第7図に示すように、テーブル34上に配置された布地
1を押さえ37により保持し、押さえ37をサーボモータ35
により駆動される駆動ベルト36によって前記押さえ37を
移動させ、ミシン38の針39により布地1に縫い目を形成
させる。テーブル34下方にはコーナーメス17が配置され
る。
図1において、機枠(図示されていない)に固定され
たシリンダ6のピストン軸7に支持台8が固定されてい
る。支持台8は、上方に開口する二本の溝9、9′が形
成され、その一方の溝9に後述する回動台10の突部12が
嵌合され、水平な回動軸13が突部12を回転可能に支持し
て支持台8に固定されている。
前記回動台10は、前記回動台13の水平軸線に直交する
水平方向一方に延長する平面を有し、水平方向反対方向
に腕部11が突出している。
その平面上には、図2に示すとおり、支持部14が段ね
じ16により回転可能に支持され、その支持部14には支え
部15が下端を固定されている。この支え部15にコーナー
メス17の背部が支持され、支持部14にコーナーメス17の
下端部が支持されている。なお、段ねじ16の中心はコー
ナーメス17の背部と一致する位置となる。
支持部14の側部には半円形状のギヤ18が固定され、回
転台10下方に固定されたパルスモータ20の回転軸21先端
が回転台10上に突出し、その先端に固定されたギヤ19が
前記ギヤ18に係合されている。
回転台10下方に固定したシリンダ22の駆動軸23先端が
回転台10上に突出し、その先端にコ字上をした回り止め
部材24の一端が固定されている。回り止め部材24の他端
は前記半円ギヤ18の上面に接離可能に配置されている。
前記回動腕10の腕部11先端にはラック26の上端が回転
可能に支持され、前記支持台8には、前記腕部11に沿い
L字状の腕部29が突出形成され、腕部29の側部にパルス
モータ30が固定され、その回転軸31の先端に前記ラック
26に係合するピニオン28が掛合し、腕部29先端に固定さ
れたシリンダ32の駆動軸33の先端を全ラック26下端に連
結し、シリンダ32の作用によりラック26をピニオン28が
前記押圧する。
以上のような構成において、シリンダ22の駆動軸23を
上昇させると、回り止め部24が半円ギヤ18から離れ、ス
イッチ操作等により、パルスモータ20を回転するとギヤ
18,19を介して支持部14が段ねじ16(第2図軸線A)を
中心に回転する。この場合、スイッチを一回押すと支持
部14が所定角度回転するように設定すると、第3図に示
すように縫い目線2a,2bに対してコーナー切り4、5の
角度を設定できる。
さらに、パルスモータ30を回転してピニオン28を介し
てラックを上下動すると、腕部11が上下する(第4図矢
印B)ために、回動台10は回動軸13を中心に回転され、
回動台10上の支持部14、およびその上の支え部15および
コーナーメス17が回転する(第4図矢印C)。この回転
により、コーナーメス17は、第5図(a)に示すよう
に、垂直状態となっているときにはその切り幅がaとな
るのに対して、第5図(b)のように傾斜するときに
は、切り幅がb(b>a)と切り幅を設定できる。
第5図(b)のように傾斜させた状態でコーナー切り
を行うと、第6図に示すように、センターカット3ある
いは縫い目線2、3の端部よりも内側に長さA(第6
図)だけコーナー切り4、5が入ってしまうので、布地
1の移動量を通常の一定距離Dにプラスまたはマイナス
するように駆動ベルト36の制御をする。前記Aの量は幾
何学的に算出されるが、このAの量と前記移動量Dをソ
フト制御して移動量を増減する。
なお、第8図(a)に示すように、縫い目線2aを長
く、縫い目線2bを短く形成した場合は、コーナー切り4
a,4bを長くし、コーナー切り5a,5bを短くするようにし
たり、第8図(b)に示すように、ポケットを斜めにす
るような場合は、コーナー切り4a,5aを長く、コーナー
切り4b,5bを短くするようにして、一方を他方に対して
長くするようにできる。
また、本実施例では、コーナーメス17を一つのみ設け
た装置において説明しているが、もう一つのコーナーメ
ス機構(図示しない)を支持台8の溝9′な装着して、
前記と同様に制御することにより、二つのコーナーメス
を対で制御できる。
[発明の効果] 本発明は、以上のような構成であるので、コーナーメ
スの開き角度および傾斜を調整することができるので、
コーナー切りの長さや角度を自動的に調整でき、作業を
容易にして効率を向上する等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のコーナー切り自動調整装置
の構成図、第2図は第1図のコーナーメスの開き角度の
動作を説明するための図、第3図は布地のコーナー切り
の位置を説明するための図、第4図は第1図のコーナー
メスの傾斜動作を説明する図、第5図はコーナーメスの
傾斜角度を説明するための図、第6図はコーナーメスの
傾斜によりカットしたコーナー切りの状態を説明するた
めの図、第7図は玉縁縫い機においてコーナー切りを適
性位置に決める装置を説明する図、第8図は他のコーナ
ー切りを説明するための図、第9図は従来の布地のコー
ナー切り状態を示す図である。 6……シリンダ 8……支持台 10……回動台 14……支持部 15……支え部 17……コーナーメス 18、19……ギヤ(第1の駆動手段) 20……パルスモータ(第1の駆動手段) 26……ラック(第2の駆動手段) 28……ピニオン(第2の駆動手段) 30……パルスモータ(第2の駆動手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダにより上下に移動可能な支持台
    と、 前記支持台に対して水平軸線を中心に回転可能に支持さ
    れた回動台と、 前記水平軸線より水平方向に離隔配置され前記回動台に
    対して垂直軸線を中心に背部を回転可能に支持したコー
    ナーメスと、 前記回動台に支持し前記コーナーメスを前記垂直軸線を
    中心に回転する第1の駆動手段と、 前記支持台に支持し前記回動台を前記水平軸線を中心に
    回転させる第2の駆動手段、 とを備え、 第1の駆動手段によりコーナーメスを回転することによ
    りコーナー切りの角度を設定し、第2の駆動手段により
    回動台を回転することによりコーナ切りの長さを設定す
    ることを特徴とした玉縁縫いコーナー切り自動調整装
    置。
JP14859589A 1989-06-12 1989-06-12 玉縁縫いコーナー切り自動調整装置 Expired - Lifetime JP2644042B2 (ja)

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JP2871208B2 (ja) * 1991-07-25 1999-03-17 ブラザー工業株式会社 玉縁縫いミシン
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