JP2003190682A - ボタン付けミシン - Google Patents

ボタン付けミシン

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JP2003190682A JP2001394398A JP2001394398A JP2003190682A JP 2003190682 A JP2003190682 A JP 2003190682A JP 2001394398 A JP2001394398 A JP 2001394398A JP 2001394398 A JP2001394398 A JP 2001394398A JP 2003190682 A JP2003190682 A JP 2003190682A
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洋 小田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な根巻き高さを確保できるボタン付けミ
シンを提供する。 【解決手段】 本発明のボタン付けミシン(10)は、
ベッド部(11)の前端部に配設され被縫製物を上面に
載置する針板(31)と、針板を支持する支持台(3
2)と、支持台をベッド部の前後方向に駆動する支持台
駆動手段(37)とを備え、ボタン(B)を水平状態に
して被縫製物に縫い付けるボタン縫製と、ボタンを垂直
状態にしてボタンと被縫製物間に形成された根糸を根巻
きする根巻き縫製とを行い、根巻き縫製において、針板
と支持台とを上昇させる上下駆動手段(50)を備え
る。従って、ボタン縫製時には針板を下方、即ちミシン
のベッド部上面とほぼ同じ高さにすることで、布地から
縫針までの距離を離して十分な根巻き高さを確保でき、
また、根巻き高さの設定範囲を広くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボタン付けミシン
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動的に布地にボタンを縫い付けるボタ
ン付けミシンにおいては、ボタンを水平状態にして縫製
物に縫い付けるボタン縫製と、ボタンを垂直状態にして
ボタンと布地間に形成された根糸を根巻きする根巻き縫
製とが行われる。図9(A)に示すように、一般的なボ
タン付けミシン100によるボタン縫製は、ベッド部1
01の台102上に取り付けた針板103に布地104
を載置し、ボタンBを水平状態に支持した状態で、糸T
が通されている縫針105を上下動させながら、ベッド
部101内部の図示しないルーパーとの協働により、ボ
タンBを布地104に縫い付けることで行われる。な
お、符号T1は根糸、つまりボタンBと布地104との
間に形成された糸を指し、根糸T1は布地104を貫通
せず布地104の中を通っている。
【0003】ボタン縫製工程後に行われる根巻き縫製工
程は、図9(B)に示すように、ボタンBを90度倒
し、この状態で縫針105を駆動しながら、根糸T1の
周りに糸を巻きつけていくことで行われる。なお、この
作業を「根巻き」といい、ボタンBから布地104までの
長さを「根巻き高さ」という。このように、台102は
ボタンBを90度倒す際にボタンBの下縁部がベッド部
101の上面101aに干渉しないようにするために設
けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な構成を備えるボタン付けミシン100では、布地10
4を台102上に載置した状態でボタン縫製工程と根巻
き縫製工程を行うので、布地104をベッド部上面10
1aに載置した場合と比較して、布地104から縫針1
05までの距離が短くなる。そして、布地104から縫
針105までの距離が短くなることで根巻き高さを十分
に確保することが難かしくなるという問題があった。
【0005】本発明の課題は、上述の問題を考慮したも
のであり、十分な根巻き高さを確保できるボタン付けミ
シンを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載のボタン付けミシン(10)は、ベッ
ド部(11)の前端部に配設され被縫製物を上面に載置
する針板(31)と、前記針板を支持する支持台(3
2)と、前記支持台をベッド部の前後方向に駆動する支
持台駆動手段(37)とを備え、ボタン(B)を水平状
態にして被縫製物に縫い付けるボタン縫製と、ボタンを
垂直状態にしてボタンと被縫製物間に形成された根糸を
根巻きする根巻き縫製とを行うボタン付けミシンであっ
て、根巻き縫製において、前記針板と前記支持台とを上
昇させる上下駆動手段(50)を備えることを特徴とす
る。
【0007】請求項1記載の発明によれば、根巻き縫製
時に上下駆動手段により針板と支持台とが上昇する。従
って、ボタン縫製時には針板を下方、即ちミシンのベッ
ド部上面とほぼ同じ高さにすることで、布地から縫針ま
での距離を離して十分な根巻き高さを確保でき、また、
根巻き高さの設定範囲を広くすることができる。また、
根巻き縫製時には針板をベッド部上面よりも高い位置ま
で移動させて、ボタンを垂直状態にしたときにボタンの
下縁部がベッド部やベッド部下方のルーパー等の各種装
置に干渉する事態を防ぐことができる。
【0008】請求項2記載のボタン付けミシンは、請求
項1記載のボタン付けミシンであって、前記上下駆動手
段が前記針板と前記支持台とを上昇させる際に、前記支
持台駆動手段は上昇しないように構成されていることを
特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を得られると共に、前記上下駆動手段が前記
針板と前記支持台とを上昇させる際に、前記支持台駆動
手段は上昇しない。従って、上下駆動手段が針板及び支
持台を上下動させるために要する力を小さくできるの
で、上下駆動手段の駆動源として用いられる装置として
比較的出力が小さい、小型の装置を使用することがで
き、ボタン付けミシンのサイズや製造コストを抑えるこ
とができる。
【0010】請求項3記載のボタン付けミシンは、請求
項1または2記載のボタン付けミシンであって、被縫製
物を折り曲げた状態で前記針板の上面に保持する布保持
部材(タング33)と、前記布保持部材を駆動する布保
持部材駆動手段(タング駆動手段34)と、前記布保持
部材により針板上面に保持された被縫製物を針板に押え
る布押え(35)と、前記布押えを駆動する布押え駆動
手段(36)とを備え、前記上下駆動手段が、前記布保
持部材と前記布保持部材駆動手段と前記布押えと前記布
押え駆動手段とを、前記針板及び前記支持台と一体に上
昇させることを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2と同様の効果を得られると共に、前記上下駆動手
段が、前記布保持部材と前記布保持部材駆動手段と前記
布押えと前記布押え駆動手段とを、前記針板及び前記支
持台と一体に上昇させる。従って、針板及び支持台の上
昇時にも、針板に対する前記布保持部材及び布押えの相
対位置は変化せず、針板の上下位置によらずボタン縫製
及び根巻き縫製を行うことができる。
【0012】請求項4記載のボタン付けミシンは、請求
項1〜3のいずれか一つに記載のボタン付けミシンであ
って、前記上下駆動手段に連結して上下動する可動部材
(53、54)を備え、前記上下駆動手段が、前記可動
部材を介して前記支持台を上下動させると共に、前記可
動部材を介して前記支持台を前後動可能に支持すること
を特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明によれば、請求項1〜
3のいずれか一つと同様の効果を得られると共に、前記
上下駆動手段が、前記可動部材を介して前記支持台を上
下動させると共に、前記可動部材を介して前記支持台を
前後動可能に支持する。従って、例えば支持台を前後動
可能に支持する部材を可動部材及び上下駆動手段以外に
別個に設ける場合と比較して、ボタン付けミシンのサイ
ズや製造コストを抑えることができる。
【0014】請求項5記載のボタン付けミシンは、請求
項1〜4のいずれか一つに記載のボタン付けミシンであ
って、前記支持台が左右一対に配設される板体からな
り、該支持台に上下方向に沿った開口(摺動用開口32
1c)が形成され、前記支持台駆動手段に連結すると共
に、前記開口内を摺動可能に配設される駒(39)を備
え、前記支持台駆動手段が前記駒を介して前記支持台を
前後動させ、前記上下駆動手段が前記針板と前記支持台
とを上昇させる際に、前記駒は前記開口内を前記支持台
に対して相対的に下方に移動することを特徴とする。
【0015】請求項5記載の発明によれば、請求項1〜
4のいずれか一つと同様の効果を得られると共に、前記
支持台駆動手段が前記駒を介して前記支持台を前後動さ
せ、前記上下駆動手段が前記針板と前記支持台とを上昇
させる際に、前記駒は前記開口内を前記支持台に対して
相対的に下方に移動する。つまり、駒及び駒に連結する
支持台駆動手段は支持台と一体に上昇しない。従って、
上下駆動手段が針板及び支持台を上下動させるために要
する力を小さくできるので、上下駆動手段の駆動源とし
て用いられる装置として比較的出力が小さく、小型の装
置を使用することができ、ボタン付けミシンのサイズや
製造コストを抑えることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1及び図2に示す本発明
の一例としてのボタン付けミシン10は、ベッド部11
と、このベッド部11の基端部から起立する縦胴部12
と、この縦胴部12の上部からベッド部11にほぼ平行
するように前方に延びるアーム部13とから構成され
る。ベッド部11の上面には針板31が固定されてい
る。なお、理解を容易にするため図2〜図5、図7、図
8においてはベッド部11のフレームの図示を省略す
る。
【0017】そして、詳しい説明は省略するが、針棒1
4が下端に縫針15を保持した状態で、制御手段20
(図6を参照)の制御により、ミシンモータ21(図6
を参照)を駆動源とする針上下動機構(図示せず)によ
り上下動すると共に、ミシンモータ21と同期して駆動
する針振り機構(図示せず)により左右に揺動するように
なっている。そして、布送り機構30(図5を参照)が
針板31上の布地を縫針15に対して相対的に移動させ
つつ、縫針15とベッド部11内に設けられるルーパ
(図示せず)との協働によりボタン縫製や根巻き縫製を
行うようになっている。なお、図7、図8等に示す符号
16は縫製終了後に糸を切断するための糸切り装置であ
る。
【0018】図2及び図3中の符号40はチャックユニ
ットであり、左右に対向するように設けたチャック片4
1の間でボタンBを挟んで把持し、連結するボタン回転
機構42によりボタンBを水平状態から垂直状態へ約9
0度回転させる装置である。具体的には、ボタン回転機
構42を構成するリンク42a、主リンク42b、回転
体42c、チャック支持腕42dにより、チャック支持
腕42dを固定リンクとする4節リンクが構成されてお
り、ボタン回転シリンダ43を駆動することで回転体4
2cが90度回転し、この回転体42cと一体にチャッ
クユニット40が90度回転するようになっている。
【0019】次に、ベッド部11内に設けられ、上面に
布地を載置した状態の針板31を前後に駆動する布送り
機構30について説明する。布送り機構30は、図3〜
図5に示すように、針板31、支持台32、タング33
(布保持部材)、タング駆動手段34(布保持部材駆動
手段)、布押え35、布押え駆動手段36、支持台駆動
手段37等から概略構成される。
【0020】針板31は、上述のようにベッド部11の
前端部に配設され、上面に布地を載置する正面視略コ字
状の部材である。針板31は、その左右両側面から下方
に延出する接合部31aを備えており、この接合部31
aにおいて支持台32にねじ止めされている。また、針
板31の前後方向の略中央部分から後部にかけては上下
に貫通した針穴31bが形成されている。また、針板3
1の後部には針穴31bを左右から挟む位置から上方に
突出した突部31cが形成されている。
【0021】支持台32は、針板31を支持するために
前後方向に沿って左右一対に設けられる板体であり、略
水平に配設される水平部32aと、水平部32aの前端
から下方に延出し、さらにその下部から斜め下方に延出
する延出部32bと、水平部32aの後端から上下に突
出する突出部32cから構成される。なお、以下の説明
においては、左右の支持台32が対向する側を内側(内
側面)と表記する。左右の水平部32aの前部外側面に
は針板31がねじ止めされている。また、左側の水平部
32aの後部外側面には後述するタング駆動手段34の
タング駆動用シリンダ34aが取り付けられており、右
側の水平部32aの後部外側面には後述する布押え駆動
手段36の布押え駆動用シリンダ36bが取り付けられ
ている。延出部32bの下端には左右に貫通した開口3
21bが形成されており、タング支持軸33cがこの開
口321bに挿通されて軸回りに回転可能に支持されて
いる。また、延出部32bの内側面には摺動用ブラケッ
ト38が取り付けられている。
【0022】摺動用ブラケット38は後述する摺動駒5
3aの移動を案内するための部材であり、その内側面に
は、前後方向に沿った上下2本のガイドレール38aが
配設されている。突出部32cには左右に貫通して上下
方向に沿った摺動用開口321cが形成されており、詳
しい説明は後述するが、摺動用開口321c内には駒3
9が配設されている。また、突出部32cの外側面であ
って開口の下部には、正面視略L字状のガイド部材17
が取り付けられている。ガイド部材17は、その上部に
おいて突出部32cの下部にねじ止めされ、突出部32
cの下部から下方に垂下するように配設されている。
【0023】タング33は布地を折り曲げた状態で針板
31の上面に保持する部材であり、その下端において円
弧状のタング支持腕33aにねじ止めされている。ま
た、タング33の後部は左右方向に延出する延出部33
bを備えており、この延出部33bと後述する布押え3
5とにより布地を上下から押えるようになっている。タ
ング支持腕33aは、その下端においてタング支持軸3
3cに接合しており、タング支持腕33aの軸回りの回
転により、接合部分を中心として回転するようになって
いる。
【0024】タング駆動手段34は、タング駆動時の駆
動源となるタング駆動用シリンダ34aと、タング駆動
用シリンダ34aの駆動力をタング支持腕33aに伝達
するリンク機構(第1〜第4のリンク部材34b〜34
e)を備える。タング駆動用シリンダ34aは、その出
力ロッド341aが前後方向に移動可能となる姿勢で左
側の水平部32aの外側面に取り付けられている。
【0025】第1のリンク部材34bは略水平方向に配
設される棒状の板体であり、その後端部において出力ロ
ッド341aに鉛直平面内で回転可能に連結し、前端部
において第2のリンク部材34cに回転可能に連結して
いる。第2のリンク部材34cは略円弧状の板体であ
り、後方側の周縁部分において第1のリンク部材34b
に回転可能に連結し、前方側の周縁部分において第3の
リンク部材34dに回転可能に連結し、さらに、中心部
分において延出部32bの外側面に取り付けられた略矩
形状のブラケット34fに回転可能に連結している。
【0026】第3のリンク部材34dは棒状の板体であ
り、その一端において第2のリンク部材34cに回転可
能に連結し、他端において第4のリンク部材34eに回
転可能に連結している。第4のリンク部材34eは、そ
の略中央部分に左右に貫通した開口341eを備える略
矩形状の部材であり、この開口341eにタング支持軸
33cが挿通され固定されている。また、第4のリンク
部材34eの一部は第3のリンク部材34dに回転可能
に連結している。
【0027】布押え35はタング33によって針板31
の上面に保持された状態の布地を押えるための平面視略
L字状の部材であり、左右方向に延出する当接部35a
において布地に当接し、前後方向に延出する接合部35
bにおいて布押え支持台36aに接合する。布押え駆動
手段36は、布押え支持台36aと、布押え駆動時の駆
動源となる布押え駆動用シリンダ36bと、布押え駆動
用シリンダ36bの駆動力を布押え35に伝達するリン
ク部材(図示せず)を備える。
【0028】布押え支持台36aは布押え35を支持す
るために配設され、その上面に布押え35が取り付けら
れると共に、右側の水平部32aの外側面に鉛直平面内
で回転可能に連結している。布押え駆動用シリンダ36
bは、その出力ロッドが前後方向に移動可能となる姿勢
で右側の水平部32aの外側面に取り付けられている。
リンク部材は略水平方向に配設される棒状の板体であ
り、その後端部において布押え駆動用シリンダ36bの
出力ロッドに鉛直平面内で回転可能に連結し、前端部に
おいて布押え支持台36aの下部に回転可能に連結して
いる。
【0029】そして、作業者がタング33の先端部の上
下両面をくるむように布地を折り曲げた状態で手動によ
りタング33を針板31に近づけることで、針板31の
近傍に設けられたタングセンサ(図示せず)がタング3
3を検出し、検出信号を制御手段20に出力する。検出
信号を受信した制御手段20はタング駆動用シリンダ3
4aの出力ロッド341aを前方に移動させる。この出
力ロッド341aと一体に第1のリンク部材34bも前
方に移動し、第2のリンク部材34cはブラケット34
fとの連結部分を中心として前方に回転する。そして、
第3のリンク部材34dが下方に移動し、第4のリンク
部材34eがタング支持軸33cとの連結部分を中心に
して図5に示す反時計回りに回転する。
【0030】ここで、タング支持軸33cは第4のリン
ク部材34eに固定されているので、第4のリンク部材
34eの回転によりタング支持軸33cは軸回りに回転
し、このタング支持軸33cの回転と一体にタング支持
腕33a及びタング33が後方へ移動する。そして、布
地を折り曲げた状態のまま後方に移動するタング33
は、その先端部分が針板31の突部31cにほぼ当接す
る位置まで移動して停止する。この一連の動作によりタ
ング33は布地を針板31上面に保持することになり、
針板31上面への布地のセットが完了する
【0031】そして、針板31上面への布地のセット中
あるいはセット完了後の所定のタイミングで、制御手段
20は布押え駆動用シリンダ36bの出力ロッドを後方
に移動させる。この出力ロッドの後方への移動によりリ
ンク部材も後方に移動し、リンク部材に連結する布押え
支持台36aは、右側の支持台32との連結部分を中心
として図5に示す時計回りに回転する。この布押え支持
台36aの回転により布押え35は下方に移動してい
き、布押え35の当接部35aとタング33の延出部3
3bとにより布地を上下から押える。その後、制御手段
20は布地の先端部分、つまり布地が折り曲げられてい
る部分の上方に水平状態のボタンBのボタン穴が位置す
るようにチャックユニット40を駆動させて、ボタン縫
製を行う。
【0032】支持台駆動手段37は支持台32を前後方
向に駆動するために設けられ、図5に示すように、支持
台駆動用モータ37a、支持台駆動用ラック37b、連
結ロッド37c、送り土台37d等から概略構成され
る。支持台駆動用モータ37aは縦胴部12内に配設さ
れ、支持台32を駆動する際の駆動源となるものであ
り、その回転軸にはピニオン(図示せず)が取り付けら
れている。
【0033】支持台駆動用ラック37bは回転軸のピニ
オンと噛み合う棒状部材であり、回転軸の回転により前
後動するようになっている。連結ロッド37cは前後方
向に配設され、前後両端に平面視略円形の連結部371
cを備える。後方の連結部371cは支持台駆動用ラッ
ク37bの前端部に水平面内で回転可能に支持されてお
り、また、前方の連結部371cは送り土台37dの突
出部371dに水平面内で回転可能に支持されている。
【0034】送り土台37dは左右の支持台32に挟ま
れる位置に配設される略矩形状の部材である。送り土台
37dの左前部には上方に突出する突出部371dが形
成されており、上述のように突出部371dの上面にお
いて連結ロッド37cの前方の連結部371cと連結し
ている。また、送り土台37dには、その左右両側面か
ら突出する支持台駆動軸372dが配設されている。支
持台駆動軸372dは摺動用開口321c内に配設され
た駒39の開口39a(図4を参照)に挿通されてい
る。また、支持台駆動軸372dが駒39から外側に突
出する部分には、支持台駆動軸372dの左右方向への
移動を規制するための移動規制部材37eが挿通されて
いる。移動規制部材37eは摺動用開口321cの前後
方向の幅よりも大きい径を有する略円形の部材であり、
支持台駆動軸372dに固定されている。
【0035】そして、支持台駆動用モータ37aを駆動
することで支持台駆動用ラック37b、連結ロッド37
c、送り土台37d及び支持台駆動軸372dが一体に
前後に駆動し、この前後動が駒39を介して支持台32
に伝達される。そして、支持台32及び支持台32に取
り付けられている針板31、タング駆動手段34、タン
グ33、布押え駆動手段36及び布押え35が一体に前
後動するようになっている。
【0036】次に、支持台32を上下動させる上下駆動
手段50について説明する。上下駆動手段50は、支持
台駆動時の駆動源となる前後2つの上下駆動用シリンダ
(以下、「前部シリンダ51」及び「後部シリンダ5
2」という)、前部シリンダ51及び後部シリンダ52
のそれぞれに取り付けられる可動部材53、54等から
概略構成される。後部シリンダ52は、その出力ロッド
52aが上下方向に移動可能となる姿勢で、ベッド部1
1に固定されたブラケット52bにねじ止めされてい
る。出力ロッド52aには正面視略U字状の可動部材5
4が接合されている。可動部材54の左右両側は上方に
延出するように形成されており、この上方に延出する部
分の外側面において、回転駒54aが前後方向に沿った
鉛直平面内で回転自在に支持されている。
【0037】そして、突出部32cの下面が回転駒54
aの円周面に当接することで、支持台32は回転駒54
a上に載置された状態となっており、支持台32の前後
駆動時には、回転駒54aは突出部32cの下面に当接
した状態で回転する。つまり、回転駒54aは支持台3
2の前後動を案内する機能を有している。また、上述の
ように突出部32cの下部から下方に垂下して配設され
るガイド部材17のうち、鉛直方向に配設される鉛直部
17aが回転駒54aの外側面を覆うように配設され、
鉛直部17aの下部から水平方向に配設される水平部1
7bが回転駒54aの下部を覆うように配設されてい
る。従って、支持台32は鉛直部17aにより左右方向
への移動が規制され、水平部17bにより回転駒54a
に対する上方への移動が規制されている。
【0038】前部シリンダ51も後部シリンダ52と同
様に、その出力ロッド51aが上下方向に移動可能とな
る姿勢でベッド部11に固定されたブラケット51bに
ねじ止めされている。出力ロッド51aにも正面視略U
字状の可動部材53(図5を参照)が接合されている。
なお、図4には可動部材53の図示を省略している。可
動部材53の左右両側は上方に延出するように形成され
ており、この上方に延出する部分の外側面に略矩形状の
摺動駒53aが支持されている。上述した摺動用ブラケ
ット38の上下2本のガイドレール38aは、それぞれ
摺動駒53aの上面及び下面を覆うように配設され、上
側のガイドレール38aの下面が摺動駒53aの上面に
当接することで、支持台32は摺動駒53a上に載置さ
れた状態となっている。
【0039】そして、支持台32の前後駆動時には、回
転駒54aは突出部32cの下面に当接した状態で摺動
する。つまり、回転駒54aは支持台32の前後動を案
内する機能を有している。また、摺動用ブラケット38
の内側面は摺動駒53aの外側面を覆う位置に配設され
る。従って、支持台32は摺動用ブラケット38の内側
面により左右方向の移動が規制され、上下2本のガイド
レール38aにより摺動駒53aに対する上下方向への
移動が規制されている。
【0040】このように、支持台32は摺動駒53a及
び回転駒54a上に載置されることで、これら摺動駒5
3a及び回転駒54a、ひいては前部シリンダ51及び
後部シリンダ52によって前後動可能に支持されてお
り、また、前部シリンダ51及び後部シリンダ52の駆
動により上下動するようになっている。また、支持台3
2の上昇時には、駒39は摺動用開口321c内を支持
台32に対して相対的に下方に移動する。即ち、駒39
及び駒39に連結している支持台駆動手段37(支持台
駆動用モータ37a、支持台駆動用ラック37b、連結
ロッド37c、送り土台37d)は支持台32と一体に
上昇しないようになっている。
【0041】図6には、ボタン付けミシン10の制御ブ
ロック図を示した。制御手段20は、CPU20aと、
ROM20bと、RAM20cと、各駆動回路70〜7
6と、起動ペダル60と、操作パネル61とを備え、シ
ステムバスにより各部が相互にデータ入出力可能に接続
されている。
【0042】CPU20aは、ROM20bに格納され
る制御プログラムや制御データ、および、起動ペダル6
0や操作パネル61によって入力される信号などに従っ
て、各種データ処理や駆動制御を行う。RAM20c
は、CPU20aの作業領域等として用いられ、ROM
20bの格納内容、あるいはCPU20aの演算処理結
果が格納される。
【0043】駆動回路70は、ミシンモータ21に接続
されており、CPU20aの演算処理結果に基づきミシ
ンモータ21を駆動制御する。なお、ミシンモータ21
の駆動により縫針15の上下動やルーパが回転してボタ
ン縫製や根巻き縫製が行われる。駆動回路71は、タン
グ駆動用シリンダ34aに接続されており、CPU20
aの演算処理結果に基づきこれを駆動制御し、タング3
3を前後方向に移動させる。駆動回路72は、布押え駆
動用シリンダ36bに接続されており、CPU20aの
演算処理結果に基づきこれを駆動制御し、布押え35を
上下動させる。駆動回路73は、支持台駆動用モータ3
7aに接続されており、CPU20aの演算処理結果に
基づきこれを駆動制御して、支持台32を前後動させ
る。
【0044】駆動回路74は、針振り機構を駆動させる
針振り駆動用モータ74aに接続されており、CPU2
0aの演算処理結果に基づき針振り機構の針振り動作を
制御する。駆動回路75は、前部シリンダ51及び後部
シリンダ52に接続され、CPU20aの制御の下でこ
れを制御駆動する。具体的にはボタン縫製終了後、根巻
き縫製を行う際に、出力ロッド51a、52aを上方に
移動させ、根巻き縫製終了後には出力ロッド51a、5
2aを下方に移動させる。駆動回路76は、ボタン回転
シリンダ43に接続され、CPU20aの制御の下でこ
れを制御駆動する。具体的には、ボタン縫製時にはボタ
ンBが水平状態となり、根巻き縫製時にはボタンBが垂
直状態となるようボタン回転シリンダ43の駆動を制御
する。
【0045】起動ペダル60は、縫製者がボタン付けミ
シン10を制御するために用いられるものであり、縫製
者の起動ペダル60の踏み込み程度によって、ミシン駆
動、停止等の各種縫製指令をCPU20aに出力してミ
シンモータ21を駆動する。操作パネル61は、各種操
作ボタンと表示部とを備え、これらを操作することによ
って操作信号をCPU20a等に出力するとともに、設
定内容などを表示する。この操作パネル61から縫製に
必要な各種情報、例えば、根巻き高さの設定値等を入力
することができ、その情報に基づきCPU20aが演算
処理を行う。
【0046】以上のような構成を備えるボタン付けミシ
ン10の動作について説明すると、CPU20aは、操
作パネル61からの操作信号に基づきROM20bから
ボタン縫製プログラムを読み出す。そして、ボタン縫製
プログラムに基づき、各種モータ及びシリンダの駆動を
制御することで、針板31上面にセットされた布地に水
平状態のボタンBを縫い付けるボタン縫製を行う。な
お、ボタン縫製時には、図7に示すように針板31は下
方に存在する。そして、ボタン縫製終了後、ROM20
bから根巻き縫製プログラムを読み出す。そして、根巻
き縫製プログラムに基づき、各種モータ及びシリンダの
駆動を制御する。具体的には、前部シリンダ51及び後
部シリンダ52を駆動させることで図8に示すように支
持台32及び支持台32に取り付けられた針板31、タ
ング33、タング駆動手段34、布押え35及び布押え
駆動手段36を一体に上昇させる。また、詳しい説明は
省略するが、必要に応じてボタン回転機構42及びチャ
ックユニット40も上昇させる。
【0047】その後ボタン回転シリンダ43を駆動する
ことで、ボタンBを水平状態に把持しているチャックユ
ニット40を90度回転させてボタンBを垂直状態にす
る。この時点では針板31はベッド部11上面より高い
位置に存在するので、垂直状態にしたボタンBの下縁部
がベッド部11やベッド部11内のルーパー等の各種装
置に干渉する事態を避けることができる。そして、垂直
状態のボタンBと布地との間に形成されている根糸に対
して根巻き縫製を行ない、根巻き縫製終了後は前部シリ
ンダ51及び後部シリンダ52を駆動させて支持台32
及び支持台32に取り付けられた針板31、タング3
3、タング駆動手段34、布押え35及び布押え駆動手
段36を図7に示すように下方に移動させる。また、タ
ング駆動用シリンダ34aを駆動することでタング33
を針板31より前方の待機位置に戻す。以上でボタン付
けミシン10による一連の動作が終了する。
【0048】本実施の形態に示したボタン付けミシン1
0によれば、根巻き縫製時に上下駆動手段50により針
板31と支持台32とが一体に上昇する。また、タング
33を支持するタング駆動手段34と布押え35を支持
する布押え駆動手段36が支持台32に取り付けられ、
これらタング33、タング駆動手段34、布押え35及
び布押え駆動手段36も支持台32と一体に上昇する。
従って、針板31に対するタング33及び布押え35の
相対位置は変化せず、針板31の上下位置によらずボタ
ン縫製及び根巻き縫製を行うことができる。
【0049】特にボタン縫製時には針板31を下方、即
ちベッド部11上面とほぼ同じ高さにすることで、布地
から縫針までの距離を離して十分な根巻き高さを確保で
き、また、根巻き高さの設定範囲を広くすることができ
る。また、根巻き縫製時には針板31をベッド部11上
面よりも高い位置まで移動させて、ボタンBを垂直状態
にしたときにボタンBの下縁部がベッド部11やベッド
部11下方のルーパー等の各種装置に干渉する事態を防
ぐことができる。
【0050】また、支持台32を上昇させる際に、駒3
9が摺動用開口321c内を支持台32に対して相対的
に下方に移動するので、駒39に連結する支持台駆動手
段37は上昇しない。従って、上下駆動手段50が支持
台32を上下動させるために要する力を小さくでき、駆
動源である前部シリンダ51及び後部シリンダ52とし
て比較的小型のシリンダを使用することができ、ボタン
付けミシン10のサイズや製造コストを抑えることがで
きる。また、支持台32は可動部材53、54により前
後動可能に支持されると共に可動部材53、54と一体
に上下動する。つまり、可動部材53、54及び可動部
材53、54を上下動させる前部シリンダ51及び後部
シリンダ52は、支持台32を前後動可能に支持する機
能と支持台32を上下動させる機能とを有することにな
る。従って、例えば支持台32を前後動可能に支持する
部材を可動部材53、54及び前部シリンダ51及び後
部シリンダ52以外に別個に設ける場合と比較して、ボ
タン付けミシン10のサイズや製造コストを抑えること
ができる。
【0051】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、具体的な形状、構造、駆動源の種類等は適宜変更可
能であるのは勿論である。例えば、上下駆動手段50の
駆動源(前部シリンダ51及び後部シリンダ52)とし
て駆動制御可能な各種モータやソレノイド等の周知の駆
動源を用いてもよい。このようなモータやソレノイド等
を使用することで、針板31の位置に関して、実施例に
示したような上昇位置と下降位置の2ポジションだけで
なく、多段階あるいは任意の高さに調節可能となり、例
えば大きなボタンであれば高い位置に、小さければより
低い位置に移動させるなどの縫製条件に応じた調節が可
能となる。
【0052】また、タング駆動用シリンダ34a、布押
え駆動用シリンダ36b、支持台駆動用モータ37a、
ボタン回転シリンダ43等についても、上記実施例に限
定されず、周知の駆動源を用いることができる。また、
回転駒54a及び摺動駒53aについても具体的な形
状、構造は適宜変更可能であり、上部に支持台32を載
置可能で、かつ、支持台32を前後動可能に支持する機
能を備えていればよい。例えば、回転駒54aは前後方
向に沿った鉛直平面内で回転自在となるように可動部材
54に支持されるものとしたが、これに限らず、可動部
材54に固定されて、その上面を突出部32cの下面が
当接し、摺動するものとしてもよく、また、摺動駒53
aが円形に形成され、可動部材53に回転可能に支持さ
れるものとしてもよい
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、根巻き縫
製時に上下駆動手段により針板と支持台とが上昇する。
従って、ボタン縫製時には針板を下方、即ちミシンのベ
ッド部上面とほぼ同じ高さにすることで、布地から縫針
までの距離を離して十分な根巻き高さを確保でき、ま
た、根巻き高さの設定範囲を広くすることができる。ま
た、根巻き縫製時には針板をベッド部上面よりも高い位
置まで移動させて、ボタンを垂直状態にしたときにボタ
ンの下縁部がベッド部やベッド部下方のルーパー等の各
種装置に干渉する事態を防ぐことができる。
【0054】請求項2記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を得られると共に、前記上下駆動手段が前記
針板と前記支持台とを上昇させる際に、前記支持台駆動
手段は上昇しない。従って、上下駆動手段が針板及び支
持台を上下動させるために要する力を小さくできるの
で、上下駆動手段の駆動源として用いられる装置として
比較的出力が小さい、小型の装置を使用することがで
き、ボタン付けミシンのサイズや製造コストを抑えるこ
とができる。
【0055】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2と同様の効果を得られると共に、前記上下駆動手
段が、前記布保持部材と前記布保持部材駆動手段と前記
布押えと前記布押え駆動手段とを、前記針板及び前記支
持台と一体に上昇させる。従って、針板及び支持台の上
昇時にも、針板に対する前記布保持部材及び布押えの相
対位置は変化せず、針板の上下位置によらずボタン縫製
及び根巻き縫製を行うことができる。
【0056】請求項4記載の発明によれば、請求項1〜
3のいずれか一つと同様の効果を得られると共に、前記
上下駆動手段が、前記可動部材を介して前記支持台を上
下動させると共に、前記可動部材を介して前記支持台を
前後動可能に支持する。従って、例えば支持台を前後動
可能に支持する部材を可動部材及び上下駆動手段以外に
別個に設ける場合と比較して、ボタン付けミシンのサイ
ズや製造コストを抑えることができる。
【0057】請求項5記載の発明によれば、請求項1〜
4のいずれか一つと同様の効果を得られると共に、前記
支持台駆動手段が前記駒を介して前記支持台を前後動さ
せ、前記上下駆動手段が前記針板と前記支持台とを上昇
させる際に、前記駒は前記開口内を前記支持台に対して
相対的に下方に移動する。つまり、駒及び駒に連結する
支持台駆動手段は支持台と一体に上昇しない。従って、
上下駆動手段が針板及び支持台を上下動させるために要
する力を小さくできるので、上下駆動手段の駆動源とし
て用いられる装置として比較的出力が小さく、小型の装
置を使用することができ、ボタン付けミシンのサイズや
製造コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例としてのボタン付けミシンの概略
を示す斜視図である。
【図2】ボタン付けミシンの構造を示す要部斜視図であ
る。
【図3】ボタン付けミシンの構造を示す要部斜視図であ
る。
【図4】タング、タング駆動手段、布押え、布押え駆動
手段及び上下駆動手段の構造を示す要部斜視図である。
【図5】タング、タング駆動手段、布押え、布押え駆動
手段及び上下駆動手段の構造を示す要部側面図である。
【図6】ボタン付けミシンの制御手段を示すブロック図
である。
【図7】針板が下方位置にある状態を示す要部斜視図で
ある。
【図8】針板が上昇位置にある状態を示す要部斜視図で
ある。
【図9】従来のボタン付けミシンにおけるボタン縫製と
根巻き縫製を示す要部側面図である。
【符号の説明】
B ボタン 10 ボタン付けミシン 11 ベッド部 31 針板 32 支持台 321c 開口(摺動用開口) 33 布保持部材(タング) 34 布保持部材駆動手段(タング駆動手段) 35 布押え 36 布押え駆動手段 37 支持台駆動手段 39 駒 50 上下駆動手段 53 可動部材 54 可動部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 文彦 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内 (72)発明者 小野 安志 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内 Fターム(参考) 3B150 AA04 AA23 BA06 BB02 CC04 CE23 CE27 EB01 EC01 GA08 GA24 JA03 JA11 JA13 JA31 NB09 NB10 NC03 NC11 NC18 QA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド部の前端部に配設され被縫製物を
    上面に載置する針板と、前記針板を支持する支持台と、
    前記支持台をベッド部の前後方向に駆動する支持台駆動
    手段とを備え、ボタンを水平状態にして被縫製物に縫い
    付けるボタン縫製と、ボタンを垂直状態にしてボタンと
    被縫製物間に形成された根糸を根巻きする根巻き縫製と
    を行うボタン付けミシンであって、 根巻き縫製において、前記針板と前記支持台とを上昇さ
    せる上下駆動手段を備えることを特徴とするボタン付け
    ミシン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のボタン付けミシンであっ
    て、 前記上下駆動手段が前記針板と前記支持台とを上昇させ
    る際に、前記支持台駆動手段は上昇しないように構成さ
    れていることを特徴とするボタン付けミシン。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のボタン付けミシ
    ンであって、 被縫製物を折り曲げた状態で前記針板の上面に保持する
    布保持部材と、 前記布保持部材を駆動する布保持部材駆動手段と、 前記布保持部材により針板上面に保持された被縫製物を
    針板に押える布押えと、 前記布押えを駆動する布押え駆動手段とを備え、 前記上下駆動手段が、前記布保持部材と前記布保持部材
    駆動手段と前記布押えと前記布押え駆動手段とを、前記
    針板及び前記支持台と一体に上昇させることを特徴とす
    るボタン付けミシン。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一つに記載のボ
    タン付けミシンであって、 前記上下駆動手段に連結して上下動する可動部材を備
    え、 前記上下駆動手段が、前記可動部材を介して前記支持台
    を上下動させると共に、前記可動部材を介して前記支持
    台を前後動可能に支持することを特徴とするボタン付け
    ミシン。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一つに記載のボ
    タン付けミシンであって、 前記支持台が左右一対に配設される板体からなり、該支
    持台に上下方向に沿った開口が形成され、 前記支持台駆動手段に連結すると共に、前記開口内を摺
    動可能に配設される駒を備え、 前記支持台駆動手段が前記駒を介して前記支持台を前後
    動させ、 前記上下駆動手段が前記針板と前記支持台とを上昇させ
    る際に、前記駒は前記開口内を前記支持台に対して相対
    的に下方に移動することを特徴とするボタン付けミシ
    ン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006280922A (ja) * 2005-03-11 2006-10-19 Juki Corp 根巻きボタン付けミシン及びボタン付け方法

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