JPH0418551Y2 - - Google Patents

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JPH0418551Y2
JPH0418551Y2 JP1989013228U JP1322889U JPH0418551Y2 JP H0418551 Y2 JPH0418551 Y2 JP H0418551Y2 JP 1989013228 U JP1989013228 U JP 1989013228U JP 1322889 U JP1322889 U JP 1322889U JP H0418551 Y2 JPH0418551 Y2 JP H0418551Y2
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JP
Japan
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sewing machine
sewing
arm
moving frame
sole
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JP1989013228U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はスリツパの縁縫い作業を行う際に、
スリツパの下底を保持してX・Y方向に移動する
縫製物保持装置に関するものである。
〔従来の技術〕
甲皮を有するスリツパの上底に下底を重ねてそ
の縁を縫い付ける作業は、従来では先端に水平回
転カマを有するアーム状ベツドを備えたミシンを
用いて手作業で、重ね合せて仮接着した上底と下
底を誘導しながら行つていた。
上記のミシンは一般に八方ミシンと称するもの
で、先端に直径18mmから20mm程度の小型水平回転
カマを備えた細いアーム状ベツドを有しており、
各ミシンメーカが製造販売しているものである。
「考案が解決しようとする課題」 上記のような従来の縫製方法は人手によりスリ
ツパの上底と下底を保持しながら、その輪郭に沿
つて両者を動かさなければならないので手数がか
かり、かつ熟練者でないと綺麗な縫製ができない
という問題がある。
この考案の目的は上記のような従来の問題点を
解決して人手を殆んど要することなく、スリツパ
の下底と上底の縫製が行える保持装置を得ること
である。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この考案は先端
に水平回転カマを有するアーム状ベツドを備えた
ミシンを基台上の所定の高さに、前記アーム状ベ
ツドが位置するように取付け、基台上には自動制
御でX・Y方向に自在に移動せしめられる移動枠
を設け、この移動枠上に、左右一対の縫製物保持
部材を開閉自在に装着し、この両保持部材の相対
向する対向縁は縫製されるスリツパの下底の両側
縁に適合する形状とするとともに、この両対向縁
の前後は上記下底の両側縁前後がはまるように凹
入させ、さらに、上記両保持部材を上記下底の保
持状態に固定するロツク手段を設けたものであ
る。
〔作用〕
この考案は上記の構成であり、芯材の後半部周
囲に縁布を巻いて接着し、前半には所定形状に成
形して表布を被せた甲皮を接着した上底の下部に
下底を重ねて接着剤により上底と下底を仮接着し
たものを下底が上になり、甲皮が下になる状態に
して、下底を移動枠上の一対の縫製物保持部材で
挟んでロツク手段で固定する。
上記のように上底と下底を仮接着して縫製物保
持部材で保持したのち、運転を開始すると制御部
からの信号により移動枠がミシンの方に移動して
下向きになつた上底がミシンのアーム状ベツド上
の所定の位置となり、ついでミシンが運転を開始
する。
ミシンはその針と水平回転カマの作用で一定の
位置で上底と下底を縫い付けていくが、移動枠が
制御信号によつてX・Y方向に移動して下底と上
底とを一体として移動させ、その周縁を一体に縫
製し、縫製が終わると移動枠が元の位置に戻るの
で、ロツク手段を解除し、縫製されたスリツパを
取外す。
〔実施例〕
図面に示す実施例において、1は基台、2はそ
の上面後部上に固定した支持台で、その上にミシ
ン3の後部が固定してある。
4はミシンのアームでその下部には細いアーム
状ベツド5が設けられ、その先端に水平全回転カ
マ6が設けてある。
8はアーム4の先端の針棒で、その下端にミシ
ン針9を固定する。
10はミシンの駆動用モータであり、ミシンと
しての機構は公知の水平全回転カマ式のミシンと
同じである。
11は一対のX方向のガイド棒で、基台1上の
適当な高さにブラケツト12によつて平行に支持
されている。
15は、上記ガイド棒11に沿つてX方向に移
動する移動台で、この移動台15の雌ネジに螺合
せしめた送りネジ16の両端は上記ブラケツト1
2に回動自在で軸方向移動不可に支承され、ステ
ツピングモータなどのサーボモータ17で駆動さ
れる。
上記X方向移動台15には一対のY方向のガイ
ド棒18を固定し、このガイド棒18に沿つて移
動する移動枠19を設ける。
20は左右のガイド棒18の間において、移動
台15に回動自在で軸方向移動不可に装着した送
りネジで、このネジ20は上記移動枠19の雌ネ
ジに螺合し、ステツピングモータなどのサーボモ
ータ21で駆動される。
上記移動枠19上には左右一対の縫製物保持部
材22を設ける。この保持部材22は移動枠19
上のガイド枠23に沿つて移動するもので、両保
持部材22は連動機構24により接近または離反
するものである。
上記連動機構24は、第2図、第3図のように
一方の部材22にピン25によつて回動自在に取
付けた操作レバー26と、このレバー26の中間
部と他方の部材22とに両端をピン27,28に
より回動自在に連結した連結ロツド29からなつ
ており、前記レバー26のピン25,27間の部
分をピン28′により移動枠19に回動自在に取
付けたものである。
また、上記保持部材22の対向縁aはスリツパ
の下底31の側縁に適合する形状になつており、
同対向縁aの前後の部分は第5図のように凹入し
て下底31の両側縁がはまり込むようになつてい
る。
第1図ないし第3図の32はロツク手段であ
る。このロツク手段は操作レバー26上にピン3
3で回動自在に取付けたロツクレバー34と、移
動枠19に固定した円弧状の係止部材35と、ロ
ツクレバー34を押して、その先端の爪36を係
止部材35の歯に係合させるバネ37により構成
されている。
なお、操作レバー26の外端上には握り玉39
を設ける。
また、図示省略してあるが制御装置を設けて、
その回路に設けたマイクロコンピユータからの信
号で前記サーボモータ17,21を制御し、送り
ネジ16,20を正逆転させて移動枠19をX・
Y方向に移動させる。
つぎに上記実施例の作用を説明すれば、あらか
じめ甲皮30を仮接着した上底38の下部に31
を重ねて、接着剤により仮接着したものを、下底
31を上にして第3図のように間隔を開いた左右
の縫製物保持部材22の間に下底31を位置さ
せ、握り玉39をもつて操作レバー26をピン2
8′を中心に第3図の矢印方向に回すと、連結ロ
ツド29は同図矢印方向に移動してこれに連結し
た部材22を同方向に動かし、ピン25で連結し
た他方の部材22は反対方向に動くので両部材2
2は接近し、その対向縁aにより下底31を挟
む。
上記の操作で部材22により下底31をしつか
りと保持した状態で握り玉39を離すと、第2図
のように爪36が係止部材35の歯に係合してロ
ツク状態となる。
つぎに制御装置をスタートさせると、サーボモ
ータ17,21に制御信号が発信され、各送りネ
ジ16,20が駆動されて移動枠19をミシン3
の方へ移動させ、第1図の鎖線のように下になつ
た上底38がアーム5上に載り第2図のようにそ
の先端の水平回転カマ6が甲皮30の奥に達した
条件でモータ10が回転を始め、縫製を開始す
る。
縫製開始とともに制御装置からの信号でサーボ
モータ17,21が回転し、移動枠19をX・Y
方向に動かして重なつた上底38と下底31を動
かし、第5図のように、甲皮30の周囲を上底3
8と下底31間に挟んで縫着し、甲皮以外の部分
の上底38と下底31も縫着する。
こうして縫製が終ると縫製されたスリツパを挟
んだまま、移動台15とともに移動枠19が元の
位置に戻る。
つぎに、ロツクレバー34の操作で爪36を係
止部材35から外し、装置レバー26を第3図の
位置に戻して縫製されたスリツパを取出す。
上記の縫製作用において、ミシンの水平回転カ
マ6は第5図のようにきわめて小さいので甲皮3
0があつても下底31と上底38の縁を縫製する
際に邪魔になることはない。
〔考案の効果〕
この考案は上記のように自動制御によりX・Y
方向に移動する移動枠を設け、この移動枠に、ス
リツパの下底を保持する開閉自在の縫製物保持部
材を設け、さらに、この両保持部材を縫製物保持
状態に保持するロツク手段を設けたもので、上記
両保持部材の相対向する対向縁は縫製されるスリ
ツパの下底の両側縁に適合する形状とするととも
に、この両対向縁の前後は上記下底の両側縁前後
がはまるように凹入させてあるから、スリツパの
下底は強固に保持される。従つて左右の縫製物保
持部材の間にスリツパの下底を挟んでロツク手段
で固定したのちは移動枠のX・Y方向への移動に
より所望部分が自動的に縫製されるが、その際、
スリツパの下底などは縫製物保持部材と一体とな
つて移動し、移動枠に対して位置がずれるような
おそれがないので従来の手作業による縫製に比較
して遥かに能率のよい縫製が行え、しかも常に一
定の縫製が行えるので品質のよい製品が得られる
などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案装置の一実施例を示す側面
図、第2図は同上の一部切欠拡大平面図、第3図
は同上の要部をさらに拡大した平面図、第4図は
縫製物保持部材の一方と下底を下方から見た斜視
図、第5図は縫製状態を示す拡大横断正面図であ
る。 1……基台、2……支持台、3……ミシン、5
……アーム状ベツド、6……水平全回転カマ、1
1,18……ガイド棒、15……移動台、16,
20……送りネジ、17,21……サーボモー
タ、19……移動枠、22……縫製物保持部材、
24……連動機構、30……甲皮、31……下
底、32……ロツク手段、38……上底。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端に水平回転カマを有するアーム状ベツドを
    備えたミシンを基台上の所定の高さに、前記アー
    ム状ベツドが位置するように取付け、基台上には
    自動制御でX・Y方向に自在に移動せしめられる
    移動枠を設け、この移動枠上に、左右一対の縫製
    物保持部材を開閉自在に装着し、この両保持部材
    の相対向する対向縁は縫製されるスリツパの下底
    の両側縁に適合する形状とするとともに、この両
    対向縁の前後は上記下底の両側縁前後がはまるよ
    うに凹入させ、さらに、上記両保持部材を上記下
    底の保持状態に固定するロツク手段を設けた縫製
    物保持装置。
JP1989013228U 1989-02-07 1989-02-07 Expired JPH0418551Y2 (ja)

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JP1989013228U JPH0418551Y2 (ja) 1989-02-07 1989-02-07

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JP1989013228U JPH0418551Y2 (ja) 1989-02-07 1989-02-07

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JPH02106179U JPH02106179U (ja) 1990-08-23
JPH0418551Y2 true JPH0418551Y2 (ja) 1992-04-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH081743Y2 (ja) * 1991-07-01 1996-01-24 八洋電機株式会社 底に甲皮を縫い付けるスリッパの縫製装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6324716A (ja) * 1986-07-16 1988-02-02 Nec Ic Microcomput Syst Ltd 過電流保護回路

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JPS6324716A (ja) * 1986-07-16 1988-02-02 Nec Ic Microcomput Syst Ltd 過電流保護回路

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