JP2642682B2 - シート綴じ装置 - Google Patents

シート綴じ装置

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JP2642682B2
JP2642682B2 JP63207171A JP20717188A JP2642682B2 JP 2642682 B2 JP2642682 B2 JP 2642682B2 JP 63207171 A JP63207171 A JP 63207171A JP 20717188 A JP20717188 A JP 20717188A JP 2642682 B2 JP2642682 B2 JP 2642682B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、複写機、印刷機、プリンタ等の画像形成装
置に接続して、画像形成装置から排紙されるシートを綴
じ止めるシート綴じ装置に関する。
(ロ) 従来の技術 近時、例えば複写機から複写されて排紙されたシート
を所定の単位の束ごとに綴じ止めるシート綴じ装置があ
る。そして、この種のシート綴じ装置には、複写機から
排紙されるシートを処理トレイ上に順次排出して整合
し、整合したシートの束をステイプラ等の綴じ手段によ
って綴じ止めて、綴じ止めたシートの束を収容トレイに
移送して該収容トレイ上に積み重ねるもの(例えば、フ
ィニッシャ)、また複写機から排紙されるシートを複数
のビン上に排出して整合し、整合したシートの束をビン
ごとに綴じ手段によって順次綴じ止めるもの(例えば、
自動ステイプラ付ソータ)等がある。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 ところで、上述シート綴じ装置は、綴じ手段が適正に
動作しなかったり、或は動作しても内蔵するステイプラ
針等の綴じ部材が排出されなかった場合に、これが操作
者に認識されずに放置されると、操作性が著しく損なわ
れる欠点がある。
例えば、自動ステイプラ付ソータにおいて、綴じ部材
が排出されなかった場合、綴じ作業が完了したにもかか
わらず、ビン上に綴じ止めされていないシートの束が存
在することになる。一般に自動ステイプラ付ソータが使
用される場合には、綴じ作業の完了後、ビン上のシート
の束は1ビンずつ個別に抜き出されることはなく、数ビ
ンまとめて抜き出されるものであって、この際綴じ止め
されていないシートの束が続いていたりすると、シート
の束をマニュアル綴じ止めしなければならないだけでな
く、シートの束の区分けが不明になっているので、手間
をかけて区分け部分を探さなければならないことにな
る。
そこで、本発明は、綴じ手段が綴じ動作をした際に綴
じ部材が排出されなかった場合、作業者に処置を促すよ
うに綴じ部材が排出されていないことを認識させ得る構
成を提供し、もって上述問題点を解消することを目的と
するものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みてなされたものであって、
シートを載置するシート載置部に進退自在に往復移動し
かつ内蔵する綴じ部材を前記シートに綴じ止めるように
排出する綴じ手段を備えるシート綴じ装置において、前
記綴じ手段とともに移動し、シート上において該綴じ手
段の排出する綴じ部材の有無を検知する綴じ部材検知手
段及びシート有無検知手段を備え、前記綴じ手段の往動
作時に前記シート有無検知手段により前記シートの有無
を検知し、前記綴じ手段の復動作時に前記綴じ部材検知
手段により前記シート上の綴じ部材の有無を検知する、
ことを特徴とする。
また、前記綴じ手段が綴じ動作をした際に前記綴じ部
材検知手段が前記綴じ手段の排出する綴じ部材を検知し
ない場合に綴じ部材無しを表示するように制御する制御
手段を備える、ことを特徴とする。
さらに、前記綴じ部材検知手段が磁気センサである、
ことを特徴とする。
次に、前記綴じ部材検知手段が接触センサである、こ
とを特徴とする。
次に、前記接触センサは綴じ手段の上側を又は上側と
下側の両方を検知する、ことを特徴とする。
(ホ) 作用 上記構成に基づき、綴じ部材検知手段及びシート有無
検知手段が綴じ手段とともに往復移動することにより、
綴じ手段の往動作時に、シート有無検知手段がシートを
検知し、綴じ手段の復動作時に、綴じ部材検知手段が綴
じ部材を検知する。これら一連の動作が、簡単な構成で
確実に行うことができる。
(ヘ) 実施例 以下、図面に沿って、本発明の実施例について説明す
る。
ソータ1は、第2図及び第3図に示すように、1対の
前後の側板2、ベース3、カバー5を有する機体6及び
多数のビンB…を備えて上下に移動するビンユニット9
からなる。
機体6は複写機等の画像形成装置から排出されるシー
トを搬入する搬入口10近傍に搬入ローラ対11を備えてお
り、該搬入ローラ対11の下流にはノンソートパス12及び
該ノンソートパス12から分岐するソートパス13が配置さ
れている。ノンソートパス12は略々水平方向に伸びて、
その下流にはノンソート排紙口となるノンソート排紙ロ
ーラ対15が配設されており、またソートパス13は下方向
に伸びて、その下流にはソート排紙口となるソート排紙
ローラ対16が配設されており、更に該ソート排紙ローラ
16に臨んでステイプラ17が配置されている。
また、上記搬入ローラ対11の近傍には、シートの搬送
方向を切換えるべく変位するフラッパ19及び該フラッパ
19を駆動するフラッパソレノイド20が配設されており、
フラッパソレノイド20のオンによりフラッパ19が変位し
てシートの搬送方向がノンソート排紙口15側に、またフ
ラッパソレノイド20のオフによりシートの搬送方向がソ
ート給紙口16側に選択される。
なお、上述ノンソートパス12にはノンソートパスセン
サS1が、ソートパス13にはソートパスセンサS2が配設さ
れている。
また、ノンソート排紙ローラ対15及びソート排紙ロー
ラ対16の下流には、上記ビンユニット9が配置されてお
り、該ビンユニット9は、一端を機体6に固定し多端を
ビンユニット9のフック22に掛止したばね23によって重
量を担持されて、昇降自在に支持されている。そして、
該ビンユニット9の基端側には上部に上ガイドローラ2
5、また下部に下ガイドローラ26が回転自在に支持され
ており、これら上下のガイドローラ25、26は、機体6に
上下方向に伸びるように設けられた案内板27に嵌合し、
ビンユニット9が上下に移動する際に該案内板27内を転
動して該ビンユニット9を案内するようになっている。
また、機体6には、ビンユニット駆動モータ29が配置さ
れており、更に機体6の上記ソート排紙ローラ対16近傍
にはカム軸ホルダ30が配設されていて、該カム軸ホルダ
30とベース3上に配置された軸受け34との間にリードカ
ム軸31が回転自在に支持されている。そして、該リード
カム軸31の上方にはリードカム32が配置されており、ま
たリードカム軸31の下方にはスプロケット33が固設さ
れ、該スプロケット33とビンユニット駆動モータ29との
間にチェーン35が張設されていて、リードカム32は、選
択により正逆両方向に回転するビンユニット駆動モータ
29にて正逆両方向に回転し得るようになっている。
また、上記ビンユニット9は、第4図に詳示するよう
に、傾斜部、垂直部及び水平部からなるフレーム36、該
フレーム36の傾斜部の先端前側と奥側とに垂直に設けら
れた垂直フレーム37,37及び該垂直フレーム37,37に支持
されたビンカバー39により構成されるビンユニット本体
40を有しており、該ビンユニット本体40の手前側にはシ
ートを当接する整合基準板41が立設されている。更に、
該ビンユニット9は多数のビンB…を有すると共に、移
動中心軸42を中心に移動する整合棒43を備えており、ビ
ンBには、第5図に詳示するように、先端前側及び奥側
にそれぞれ係合板46が形成されており、該係合板46が上
記垂直フレーム37の内側に設けられた支持板(図示せ
ず)と継合することにより、該ビンBの先端側が支持さ
れるようになっている。また、該ビンBの基端手前及び
奥側にはそれぞれコロ支持ピン47が固定されており、該
ピン47にはビンコロ49が回転自在に支持されている。更
に、該ビンBには、上記移動中心軸42から所定距離に上
記整合棒43の回転距離より長く、かつ該整合棒43の幅よ
り十分に幅の広い長孔50が開設されており、また該ビン
Bの基端部B1がシート収納面B2に対して垂直に立ち上が
っており、該ビンBは機体6に対して先端を上に所定角
度傾斜していて(第2図参照)、該傾斜によりシート
は、上記シート収納面B2を滑ってその後端を基端部B1に
当接して前後方向を整合されるようになっている。
そして、該ビンBは、第2図及び第4図に示すよう
に、ビンコロ49がビンユニット本体40の基端部に設けら
れた長溝52から突出して上記機体6の案内板27に嵌挿さ
れており、最下段のビンBnのビンコロ49nが上記下ガイ
ドローラ26上に載置され、また最下段のビンBnより1段
上のビンBのビンコロ49が該最下段のビンBnのビンコロ
49nの上に載置されるというように、上位のビンBのビ
ンコロ49が下位のビンBのビンコロ49に支持されること
により、ビンB…の基端側がそれぞれビンユニット本体
40に支持される。そして、上記リードカム32には、第6
図及び第7図に詳示するように、上記ビンコロ49より若
干幅の広いカム溝32aが螺旋状に刻設されており、該リ
ードカム32は、回転の際に、上記ソート排紙ローラ対16
に対向する位置にあるビンBのビンコロ49をカム溝32a
に乗せ、例えば第6図に示すように、リードカム32の矢
印A方向の1回転でビンBcのビンコロ49cを該リードカ
ム32の中間位置(図中49b位置)まで移動して、更にも
う1回の回転でリードカム32を通過する位置(図中49a
位置)まで移動する。そして、更にリドカム32が1回転
すると、上述リードカム32を通過する位置にあったビン
コロ49aが上位のビンコロ49を押し上げ、更に該上位の
ビンコロ49が上位のビンコロ49を押し上げ、最上位のビ
ンコロ49が上ガイドローラ25を押し上げて、ビンユニッ
ト9が1段ずつ上昇する(第2図2参照)。そして、ビ
ンコロ49の移動につれて各ビンB…は順次移動され、そ
の際、ソート排紙ローラ対16に対向する位置にて、例え
ば第2図に示すように、該ソート排紙ローラ対16からシ
ートを受け入れるビンBbと、該ビンBbの上下両側に位置
するビンBa,ビンBcとの間に他のビンB…の間隔より広
い開口部X,Xが形成される。このように、リードカム32
の回転によって、ビンユニット9が上昇、或は下降する
ようになっている。そして、機体6には最下位置に下降
したビンユニット9のフック22に臨むように、ビンホー
ムホジションセンサS5が配置されており、該ビンホーム
ポジションセンサS5によって最下位置に設定されたホー
ムポジションに移動したビンユニット9が検知される。
なお、上記リードカム軸31には、フラグ55が配置され
ており、また該フラグ55に対向してリードカムセンサS4
が配設されていて、該リードカムセンサS4のフラグ55検
知によりリードカム32の1回転を検知すると共に、該リ
ードカム32の停止位置を検知するようになっている。
また、第7図において符号53にて示すものはビンコロ
49内に圧入されたOリングでビンBの昇降時の振動を吸
収する。
また、上述ビンユニット9の基端部の上下にはそれぞ
れ透過型のビン内紙検知センサS3,S3が配置されており
(第2図参照)、全てのシートPがビンユニット9から
取り出されると、該ビン内紙検知センサS3,S3によって
シート無しが検知され、1作業の終了が判断される。
また、上述のように、ビンユニット9は整合棒43を備
えており、以下、第4図及び第5図に基づき該整合棒43
によるシートPの整合について説明する。
ビンユニット9の上記フレーム36の基端奥側には支持
板60が設けられており、該支持板60には下アーム61が配
置されていて、該下アーム61はその一側方を支持板60か
ら上方に突出する図示しない下部回転軸に回転自在に支
持されている。該下アーム61の一側方には上記下部回転
軸と同軸上に上記移動中心軸42の下端部が固定され、ま
た他側方には上記整合棒43の下端部が固定されており、
更に該整合棒43の上端部と移動中心軸42の上端部とが上
アーム62に固定され、該整合棒43と移動中心軸42とが上
アーム62及び下アーム61によって連結されている。そし
て、移動中心軸42がビンカバー39から下方に突出する上
部回転軸63に回転自在に支持されており、整合棒43が移
動中心軸42を支点として移動自在になっている。更に、
下アーム61には回転中心が該下アーム61の移動中心と一
致する扇形ギヤ65が固定されており、また支持板60の下
方には整合棒駆動モータ66が配置されており、該整合棒
駆動モータ66の出力ギヤ67と扇形ギヤ65とが噛合してい
て、該整合棒駆動モータ66の回転によって整合棒43を移
動する。
そして、該整合棒43は、シートPを整合する際、ホー
ムポジション43aからシートPのサイズに対応して定め
られた幅寄せ位置43bに移動し、シートPの端部に当接
して、整合基準板41と協働してシートPを整合し、更に
待機位置43cに移動して次のシートPの整合に備えて待
機するようになっている。
なお、整合棒駆動モータ66はステッピングモータで、
与えられたパルス数によって整合棒43の移動量が決定さ
れる。
また、上記下アーム61には遮光板69が固定されてお
り、該遮光板69が下アーム61と一体に移動することによ
り、フレーム36に固設された整合棒ポジションセンサS9
をオン・オフする。
また、上述のように、ソート排紙ローラ対16近傍に、
ステイプラ17が配置されており、以下、ステイプラ17に
ついて説明する。
ステイプラ17は、第8図及び第9図に示すように、ス
テイプラモータ71と、該ステイプラモータ71の出力軸に
固定されたガイ72とを有しており、該ギヤ72にはギヤ73
が噛合している。そして、該ギヤ73には一端を本体に固
定されたリンク75が連結されており、該リンク75の節部
75aにはステイプラ針102を打つ上あごユニット76が配設
されており、更に該上あごユニット76の下側には、針を
曲げるアンビル77aを備えた下あごユニット77が配設さ
れている。また、該上あごユニット76及び下あごユニッ
ト77の近傍には、上下ガイド74,74が配設されており、
該上下ガイド74,74はカールしたシートもスムーズにガ
イドし得るように先端側を開口している。また、上記ギ
ヤ73には1回転カム78が配設されており、該カム78に対
向してステイプラカムセンサS10が配置されていて、該
ステイプラカムセンサS10によってステイプラ17のステ
イプル動作が1回毎に検知される。
また、該ステイプラ17は針カートリッジ84を備えてお
り、該針カートリッジ84には連結した多数の針が格納さ
れている。そして、該針カートリッジ84はステイプラ17
の後方から着脱されるようになっていて、針交換の際、
矢印E方向に引き出される。
なお、第8図において符号94にて示すものはドライバ
プランジャである。
更に、該ステイプラ17には、第1図、第10図及び第11
図に示すように、該ステイプラ17を綴じ位置17aと退避
位置17b(第1図参照)との間を移動するように駆動す
るステイプラ駆動部88が設けられており、該ステイプラ
駆動部88には機体フレーム2aに軸79が立設されており、
該軸79により揺動基板80が揺動自在に支持されている。
そして、該揺動基板80にはステイプル基板81が固定され
ており、該ステイプル基板81にステイプラ17が搭載され
ている。また、上記機体フレーム2aには、減速ギヤ群82
を内蔵するギヤボックス83が取り付けられており、該ギ
ヤボックス83にはステイプラ揺動モータ85が配設されて
いる。更に、該ステイプラ揺動モータ85の出力軸に固定
されているギヤ86は減速ギヤ群82の入力ギヤ82aと噛合
しており、該減速ギヤ群82の出力ギヤ82bにはリンク円
板87が固定されている。そして、該リンク円板87の外周
にはカム部87a,87bが向い合って設けられており、これ
らカム部87a,87bは機体フレーム2a上に配設されて上記
ステイプラ揺動モータ85を動作するステイプラ位置決め
センサS6をオン・オフするように構成されており、更に
該リンク円板87の外周縁近傍には軸87cが立設されてい
る。また、上記揺動基板80にはリンクアーム89略々水平
に回転自在に連結されており、該リンクアーム89には軸
89aが立設されると共に、長孔89bが開設されている。更
に、該長孔89b内には上記軸87cが嵌挿されており、該軸
87cと軸89aとの間にはばね90が張設されている。そし
て、上記軸79の近傍には樹脂等で構成されたセンサ作動
アーム91が回動自在に支持されており、該センサ作動ア
ーム91の一端91aは上記揺動基板80の一端80aと当接して
おり、かつ他端91bはステイプラ作動位置センサS7と当
接している。
そして、該ステイプラ17はステイプラ駆動部88の駆動
によって、シートPを綴じ止める際、ビン移動領域にあ
る綴じ位置17aに移動し、綴じ止め終了後、ビンBの移
動を許容する退避位置17bへ移動して該退避位置17bにて
待機するようになっている。
また、上記揺動基板80には、取付基台92を介してステ
イプラ紙センサ(シート有無検知手段)S8が配設されて
おり、該センサS8は先端のセンス位置101に素子を内蔵
する側面視コの字状の透過型センサにより構成されてい
る。
更に、該ステイプラ紙センサS8の先端延長上には磁気
センサS11が取付けられており(第12図参照)、上記ス
テイプラ紙センサS8及び該磁気センサS11は、退避位置1
7bから綴じ位置17aに移動するステイプラ17と一体的に
移動してビンB上のシートPをまたぐように通過する。
この際、ステイプラ紙センサS8はビン上のシートの有無
を検知し、また磁気センサS11は、ステイプラ17が綴じ
動作を終って綴じ位置17aから退避位置17bに移動する際
に、ステイプル針102の有無を検知する。
すなわち、上述磁気センサS11が、ビンB上のシート
Pを通過する際に、シートP上にステイプル針102が綴
じ止められていると、一般的にステイプラ針102は磁性
体の物質からなるため、磁気センサS11によって発せら
れた限界が乱された電圧レベルが変化することにより針
有が検知される。
また、ステイプラ紙センサS8には、第12図に示すよう
に、上シートガイド103及び下シートガイド104が配設さ
れており、ステイプラ紙センサS8がビンB上のシートP
を通過する際に、例えシートPがカールしていても該シ
ートPの整合を乱さないように移動し得るようになって
いる。
一方、該ソータ1の動作を制御する制御装置98には、
ステイプラ17が綴じ動作をした際に、磁気センサS11が
シートP上にステイプラ針102を検知しない場合にステ
イプラ針無しを表示するようにプログラムされた制御手
段99が備えられており、該制御手段99は、ステイプラ17
が綴じ動作をした際に、磁気センサS11がシートP上に
ステイプラ針102を検知しないと、例えば針カートリッ
ジ点検指示の表示等、作業者に回復処理を促すようにLE
D点灯等によって、ステイプラ針無しを表示するように
制御する。
なお、第13図は本実施例の動作を示すフローチャート
であり、符号105にて示すステップにおいて、ステイプ
ラ作動後に作動電流値のチェックを実施するが、これは
ステイプラ針102が変形して詰まる針ジャム検知のため
である。針ジャムが生じると、ステイプラ作動時に過電
流が生じるので、電流値をチェックし、異常時にはステ
イプラ内の確認を促す表示をするように制御する。
また、本実施例においては、シートの処理部(綴じ
部)と収容部とが同一のソータ(ステイプラ付ソータ)
について説明したが、これに限らず、処理部と収容部と
が分かれているリミットレス処理・収容装置(フィニッ
シャ)でもよい。
なお、本実施例においては、ステイプラ17とステイプ
ラ紙センサS8及び磁気センサS11を一体的に移動するよ
うに構成したが、例えばステイプラ紙センサS8と磁気セ
ンサS11が独立して移動するようにしてもよく、更に処
理部(綴じ部)と収容部が分かれているフィニッシャ等
においては、ステイプラ紙センサS8及び磁気センサS11
を固定にしてもよい。
なお、上述実施例においては、ステイプラ針102の検
知を磁気ンサS11にて行う構成にしたが、ステイプラ針1
02は導電部材であることが一般的であることから、第14
図に示すように、トロリー式の接触センサ110をステイ
プラ針102の両端部に接触して、導通をチェックするこ
とによりステイプラ針102が排出されたか否かの判断が
できる。
また、第15図に示すように、シートPの束の上面と下
面とにトロリー式の接触センサ111を配置し、上面のト
ロリー112aと下面のトロリー112bが閉ループ回路を構成
するようにすれば、その導通チェックによりステイプラ
針102の排出の有無が判断できる。
また、上述構成の発展型として、第16図に示すよう
に、下面トロリー112bを2個配置すると、例えばステイ
プラ針102の針曲げ不良が発生し、片側の針がシートP
の下面まで貫通しない場合の針曲げ不良の検知も兼ねる
ことができる。
また、第17図に示すように、ステイプラ針102は分離
部113に斜行せずに位置決めされた状態で作動を開始さ
れれば、必ず排出されので、該分離部113におけるステ
イプラ針102の先端の状態を認識するように、例えば分
離部の両端113a,113aを互いに独立の導電部材で構成
し、ステイプラ針102の先端の両側部が分離部の両端113
a,113aに当接するのを正規の状態として、この分離部の
両端113a,113aの導通をチェックすることにより、ステ
イプラ針102が排出されたか否かの判断ができる。
また、第18図(ステイプラ正面図)に示すように、ス
テイプラ17のアンビル77aを絶縁部材202によりフローテ
ィングし、該アンビル77aにステイプラ針102を押し曲げ
るドライバプランジャ94の通導チェック(ドライバプラ
ンジャ94はステイプラの上あごユニット76及び下あごユ
ニット77に対してフローティングされている)をするこ
とにより、ステイプラ針102が排出されたか否かが判断
できる。なお、フォーマー206は係合207の作用により、
途中まではドライバプランジャ94と共に降下して、先端
のステイプラ針102aの両端を曲げる。その後、フォーマ
ー206とドライバプランジャ94の係合がはずれて、ドラ
イバプランジャ94のみが下降し、その後、再びフォーマ
ー206とドライバプランジャ94がともに降下してステイ
プラ針102aの両端をつぶすように折り曲げてシートを綴
じ止める。
更に、第19図(ステイプラ断面図)に示すように、ス
テイプラ本体に対し、絶縁されたステイプラ針102の一
部に接触端子301を圧着し、ステイプラ針102とアンビル
77aの導通チェックをしてもステイプラ針102の有無を判
断することができる。この場合にステイプラ本体とアン
ビル77aは絶縁しておく。また、この場合にはドライバ
プランジャ94の針摺動面84aを絶縁部材をもってコーテ
ィングする。
(ト) 発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、綴じ手段の綴
じ動作ごとに、綴じ手段の排出する綴じ部材の有無を検
知する綴じ部材検知手段を備えたので、綴じ部材が排出
されず、シートが綴じ止めされなかった場合に綴じ部材
無しを検知して、操作者にシートガ綴じ止められなかっ
たことを表示し認識させ得ることができ、例えば綴じ手
段の回復処置等、綴じ手段の不具合に対処することが可
能になる。従って、綴じ処理終了後において予期しない
手間のかかる作業の生じることのない信頼性の高いシス
テムを提供することができる。
また、シート載置部に進退自在に移動する綴じ手段に
同様の綴じ部材検知手段と、シート載置部に載置したシ
ートの有無を検知するシート検知手段とを備えたものに
あっても、上述同様の効果を得ることができる。
更に、上記いずれの場合でも、綴じ部材無しを表示す
るように制御する制御手段を備えたものにあっては、綴
じ部材が排出されない場合に、綴じ部材無しを表示し
て、具体的に操作者に綴じ部材無しを表示することがで
き、更に操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係るステイプラを示す第10図
I−I矢視図、第2図は本発明の実施例に係るソータの
側面図、第3図はその斜視図、第4図ないし第12図はそ
の各部を示す図で、第4図はビンユニットの斜視図、第
5図はビンの平面図、第6図はリードカムの側面図、第
7図はリードカムの平面図、第8図はステイプラの側面
図、第9図はステイプラの斜視図、第10図はステイプラ
の移動部を示す側面図、第11図は第10図のXI−XI矢視
図、第12図はステイプラ紙センサ及び磁気センサを示す
図、第13図はフローチャートである。また、第14図、第
15図、第16図、第17図、第18図及び第19図はそれぞれス
テイプラ針の有無を検知する他の実施例を示す図であ
る。 1……シート綴じ装置(ソータ)、17……綴じ手段(ス
テイプラ)、99……制御手段、102……綴じ部材(ステ
イプラ針)、P……シート、S8……シート検知センサ
(ステイプラ紙センサ)、S11……綴じ部材検知手段
(磁気センサ)。
フロントページの続き (72)発明者 高橋 裕二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−148514(JP,A) 特開 昭60−240497(JP,A) 実開 昭63−88403(JP,U) 実開 昭59−148305(JP,U) 実開 昭53−19416(JP,U) 特公 昭58−3259(JP,B2)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートを載置するシート載置部に進退自在
    に往復移動しかつ内蔵する綴じ部材を前記シートに綴じ
    止めるように排出する綴じ手段を備えるシート綴じ装置
    において、 前記綴じ手段とともに移動し、シート上において該綴じ
    手段の排出する綴じ部材の有無を検知する綴じ部材検知
    手段及びシート有無検知手段を備え、 前記綴じ手段の往動作時に前記シート有無検知手段によ
    り前記シートの有無を検知し、前記綴じ手段の復動作時
    に前記綴じ部材検知手段により前記シート上の綴じ部材
    の有無を検知する、 ことを特徴とするシート綴じ装置。
  2. 【請求項2】前記綴じ手段が綴じ動作をした際に前記綴
    じ部材検知手段が前記綴じ手段の排出する綴じ部材を検
    知しない場合に綴じ部材無しを表示するように制御する
    制御手段を備える、 ことを特徴とする請求項1記載のシート綴じ装置。
  3. 【請求項3】前記綴じ部材検知手段が磁気センサであ
    る、 ことを特徴とする請求項1記載のシート綴じ装置。
  4. 【請求項4】前記綴じ部材検知手段が接触センサであ
    る、 ことを特徴とする請求項1記載のシート綴じ装置。
  5. 【請求項5】前記接触センサは綴じ手段の上側を又は上
    側と下側の両方を検知する、ことを特徴とする請求項4
    記載のシート綴じ装置。
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