JP2640439B2 - 側溝類用蓋 - Google Patents
側溝類用蓋Info
- Publication number
- JP2640439B2 JP2640439B2 JP7971195A JP7971195A JP2640439B2 JP 2640439 B2 JP2640439 B2 JP 2640439B2 JP 7971195 A JP7971195 A JP 7971195A JP 7971195 A JP7971195 A JP 7971195A JP 2640439 B2 JP2640439 B2 JP 2640439B2
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- side edge
- lid
- drainage
- gutter
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路の側溝や集水桝等
の側溝類の上方開口部に覆蓋して、その開口部を閉じる
のに使用する側溝類用蓋に関するものである。
の側溝類の上方開口部に覆蓋して、その開口部を閉じる
のに使用する側溝類用蓋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に広く使用されている側溝類の蓋
は、周辺の道路や広場との調和を図る意図から、舗装材
を敷設した化粧溝蓋が普及し、実開平5ー83093号
・実開平6ー1481号・実開平6ー1483号公報等
に示される公知例がある。そして、これ等公知例のもの
は、舗装材を敷設して側溝類の開口部に覆蓋する舗装材
敷設部の側縁に、排水孔を有する帯状の側縁排水部を設
けた構造を有し、その排水部に突設した載置脚を、側溝
類の上縁部位に設けた蓋載置棚に載置して、前記の覆蓋
姿勢をセットすると共に、その排水部に流入した雨水
は、下方の蓋載置棚を排水路として溝内へ排水されるよ
うになっている。
は、周辺の道路や広場との調和を図る意図から、舗装材
を敷設した化粧溝蓋が普及し、実開平5ー83093号
・実開平6ー1481号・実開平6ー1483号公報等
に示される公知例がある。そして、これ等公知例のもの
は、舗装材を敷設して側溝類の開口部に覆蓋する舗装材
敷設部の側縁に、排水孔を有する帯状の側縁排水部を設
けた構造を有し、その排水部に突設した載置脚を、側溝
類の上縁部位に設けた蓋載置棚に載置して、前記の覆蓋
姿勢をセットすると共に、その排水部に流入した雨水
は、下方の蓋載置棚を排水路として溝内へ排水されるよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来の溝蓋の側
縁排水部は、横断面長方形のフラットバーを、板幅方向
を縦にして対向配設し、その対向間を排水スリットとす
る構造を有している。従って、その排水スリットに入り
込む小石や異物は、深孔形状の排水スリットにかみ込ん
で、下方へ落下せず、排水孔の目づまりを生じて、排水
性能の低下と、その目づまりによる美観低下をもたらす
性能上の難点がある。そして、そのフラットバーは、溝
蓋の機械的強度を考慮した厚い板厚となるので、溝蓋全
体が重量化する。
縁排水部は、横断面長方形のフラットバーを、板幅方向
を縦にして対向配設し、その対向間を排水スリットとす
る構造を有している。従って、その排水スリットに入り
込む小石や異物は、深孔形状の排水スリットにかみ込ん
で、下方へ落下せず、排水孔の目づまりを生じて、排水
性能の低下と、その目づまりによる美観低下をもたらす
性能上の難点がある。そして、そのフラットバーは、溝
蓋の機械的強度を考慮した厚い板厚となるので、溝蓋全
体が重量化する。
【0004】さらに、前記の従来の溝蓋は、そのフラッ
トバーの並設構成による側縁排水部の成形加工に手数を
要すると共に、前記の載置脚は、溝蓋の多様な形状・サ
イズに整合し、かつ、所要の耐重量強度を有する専用脚
を形成して取り付ける煩雑な加工となるので、載置脚を
含む側縁排水部の加工成形性が悪く、溝蓋のコスト高を
もたらしている。本発明は、以上の従来技術の難点を解
消する側溝類用蓋を提供するものである。
トバーの並設構成による側縁排水部の成形加工に手数を
要すると共に、前記の載置脚は、溝蓋の多様な形状・サ
イズに整合し、かつ、所要の耐重量強度を有する専用脚
を形成して取り付ける煩雑な加工となるので、載置脚を
含む側縁排水部の加工成形性が悪く、溝蓋のコスト高を
もたらしている。本発明は、以上の従来技術の難点を解
消する側溝類用蓋を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明の側溝類用蓋は「舗装材を敷設するトレイ形状
の舗装材敷設部の側縁部分に沿って、上面に排水孔を有
して帯状をなすと共に、側溝類の上端部分に設けた蓋載
置棚への載置脚を下方に突設した側縁排水部を有する側
溝類用蓋において、前記側縁排水部を、板材の曲成によ
って横断面逆U字形状に形成して、上面に排水小孔を群
設すると共に、筒体材からなる載置脚に形成した構造」
になっている。
る本発明の側溝類用蓋は「舗装材を敷設するトレイ形状
の舗装材敷設部の側縁部分に沿って、上面に排水孔を有
して帯状をなすと共に、側溝類の上端部分に設けた蓋載
置棚への載置脚を下方に突設した側縁排水部を有する側
溝類用蓋において、前記側縁排水部を、板材の曲成によ
って横断面逆U字形状に形成して、上面に排水小孔を群
設すると共に、筒体材からなる載置脚に形成した構造」
になっている。
【0006】
【作用】以上の構成の本発明の側溝類用蓋は、舗装材敷
設部の側縁部分の側縁排水部が、板材曲成の逆U字形状
からなるので、その形状特性から上方からの荷重に強
く、薄板材によって充分に耐えることができる。従っ
て、その薄板材の側縁排水部の排水小孔に入る小石・異
物類は、下方への通過落下の抵抗が少く、その小石類を
下方の排水路に極めて容易に落下させ、排水小孔群の目
づまり発生のおそれが極めて少くなる。
設部の側縁部分の側縁排水部が、板材曲成の逆U字形状
からなるので、その形状特性から上方からの荷重に強
く、薄板材によって充分に耐えることができる。従っ
て、その薄板材の側縁排水部の排水小孔に入る小石・異
物類は、下方への通過落下の抵抗が少く、その小石類を
下方の排水路に極めて容易に落下させ、排水小孔群の目
づまり発生のおそれが極めて少くなる。
【0007】そして、その薄板材曲成による側縁排水部
は、フラットバーを用いる従来構造のものより軽量化す
るので蓋全体の軽量化が促進される。そして、その側縁
排水部は薄板材のプレス曲成によって、一行程成形がで
きるので、前記従来のものより成形し易くなり、さら
に、その側縁排水部に設ける載置脚は、規格化量産され
た四角筒体・円筒材等を所要長に切断して溶着固定する
のみで良く、従来構造の載置脚より成形加工が特段に簡
易化できる。
は、フラットバーを用いる従来構造のものより軽量化す
るので蓋全体の軽量化が促進される。そして、その側縁
排水部は薄板材のプレス曲成によって、一行程成形がで
きるので、前記従来のものより成形し易くなり、さら
に、その側縁排水部に設ける載置脚は、規格化量産され
た四角筒体・円筒材等を所要長に切断して溶着固定する
のみで良く、従来構造の載置脚より成形加工が特段に簡
易化できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明一実施例の側溝用蓋1を示す図
1・図2・図3に基づいて詳しく説明する。即ち、図1
の(A)はその正面図、図1の(B)はその側面図、図
1の(C)はその横断面、図2の(A)(B)はその縦
断面図、図3はその使用状態が示してあり、舗装材を敷
設充填する長方形トレイ形状の舗装材敷設部2の左右側
縁に沿って帯状をなして、上面に排水小孔4を群設する
と共に、下方に載置脚5を突設した側縁排水部3を有す
る側溝用蓋1において、その側縁排水部3は、以下のよ
うに構成されている。
1・図2・図3に基づいて詳しく説明する。即ち、図1
の(A)はその正面図、図1の(B)はその側面図、図
1の(C)はその横断面、図2の(A)(B)はその縦
断面図、図3はその使用状態が示してあり、舗装材を敷
設充填する長方形トレイ形状の舗装材敷設部2の左右側
縁に沿って帯状をなして、上面に排水小孔4を群設する
と共に、下方に載置脚5を突設した側縁排水部3を有す
る側溝用蓋1において、その側縁排水部3は、以下のよ
うに構成されている。
【0009】即ち、側縁排水部3は、共通の薄鋼板(こ
の実施例のものは約2〜3粍厚さ)をプレス加工して舗
装材敷設部2と一体に曲成されており、トレイ形状の舗
装材敷設部2の側壁7と共に逆U字形状をなしている。
そして、その上面には、長手方向に細ピッチで並設穿設
した排水小孔4が群設されると共に、下方には、規格化
量産されている四角筒体材を所要長にカットして溶着し
た載置脚5が、長手方向の中間と両端に突設されてい
る。
の実施例のものは約2〜3粍厚さ)をプレス加工して舗
装材敷設部2と一体に曲成されており、トレイ形状の舗
装材敷設部2の側壁7と共に逆U字形状をなしている。
そして、その上面には、長手方向に細ピッチで並設穿設
した排水小孔4が群設されると共に、下方には、規格化
量産されている四角筒体材を所要長にカットして溶着し
た載置脚5が、長手方向の中間と両端に突設されてい
る。
【0010】そして(図3参照)、側溝10の上縁近傍
に設けた段差状の蓋載置棚11に載置脚5を載置して、
側溝10の上方開口部に覆蓋し、側溝10の周辺の路面
13と側縁排水部3の上面とを概ね同一面にして施設さ
れる。そして、側縁排水部2の下方の蓋載置棚11を、
側溝10へ通ずる排水流路12にして、排水小孔4から
の雨水等を排水する。
に設けた段差状の蓋載置棚11に載置脚5を載置して、
側溝10の上方開口部に覆蓋し、側溝10の周辺の路面
13と側縁排水部3の上面とを概ね同一面にして施設さ
れる。そして、側縁排水部2の下方の蓋載置棚11を、
側溝10へ通ずる排水流路12にして、排水小孔4から
の雨水等を排水する。
【0011】なお、本実施例のものは、舗装材敷設部2
の底板6に、コンクリート用鉄筋9が格子状に固着配筋
されており、この舗装材敷設部2にコンクリート14を
打設し、必要に応じてタイル15を敷設して化粧舗装さ
れる。
の底板6に、コンクリート用鉄筋9が格子状に固着配筋
されており、この舗装材敷設部2にコンクリート14を
打設し、必要に応じてタイル15を敷設して化粧舗装さ
れる。
【0012】以上の実施例の側溝用蓋1は、前記の作用
があり、側縁排水部3が薄板材曲成の逆U字形状を有す
るので、上方からの荷重に対する機械的強度は充分にし
て溝蓋として良好に機能する。そして、排水小孔4に小
石・異物類がつまりかかっても、それ等は上から押えら
れたり、通過する車体振動や歩行者による踏み付けによ
って、極めて容易に落下するので、排水小孔4につまっ
て排水を妨げたり、美観を損なうおそれが極めて少く、
化粧溝蓋としての機能が良好に安定する。
があり、側縁排水部3が薄板材曲成の逆U字形状を有す
るので、上方からの荷重に対する機械的強度は充分にし
て溝蓋として良好に機能する。そして、排水小孔4に小
石・異物類がつまりかかっても、それ等は上から押えら
れたり、通過する車体振動や歩行者による踏み付けによ
って、極めて容易に落下するので、排水小孔4につまっ
て排水を妨げたり、美観を損なうおそれが極めて少く、
化粧溝蓋としての機能が良好に安定する。
【0013】そして、舗装材敷設部2と左右一対の側縁
排水部3が、共通の薄鋼板のプレス加工一工程で成形で
きると共に、載置脚5も規格化量産されている長尺四角
筒材を、任意サイズに切断して溶着固着するのみで成形
できるので、前記の従来構造のものに比べて、側溝用蓋
1の成形が極めてし易くして軽量化するので、低コスト
に量産して提供できる。
排水部3が、共通の薄鋼板のプレス加工一工程で成形で
きると共に、載置脚5も規格化量産されている長尺四角
筒材を、任意サイズに切断して溶着固着するのみで成形
できるので、前記の従来構造のものに比べて、側溝用蓋
1の成形が極めてし易くして軽量化するので、低コスト
に量産して提供できる。
【0014】なお、本発明の側溝類用蓋は、前記の実施
例に限定されず、排水小孔4を他の配列形状にしたり、
コンクリート用鉄筋9を省略したり、或は、舗装材敷設
部2に舗装用ブロックを嵌装する等の変化がある。
例に限定されず、排水小孔4を他の配列形状にしたり、
コンクリート用鉄筋9を省略したり、或は、舗装材敷設
部2に舗装用ブロックを嵌装する等の変化がある。
【0015】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明の側溝類用
蓋は、表面に設ける排水孔の目づまりがなく、排水性能
が良好に安定すると共に、化粧溝蓋としての美観を損う
おそれが少く、溝蓋品質が一段と安定向上する。そし
て、全体の成形性が向上して軽量化し、低コスト良質の
溝蓋が提供できる。以上の諸効果がある。
蓋は、表面に設ける排水孔の目づまりがなく、排水性能
が良好に安定すると共に、化粧溝蓋としての美観を損う
おそれが少く、溝蓋品質が一段と安定向上する。そし
て、全体の成形性が向上して軽量化し、低コスト良質の
溝蓋が提供できる。以上の諸効果がある。
【図1】本発明一実施例の側溝用蓋を示し、(A)はそ
の正面図、(B)はその側面図、(C)は(A)のDD
断面図
の正面図、(B)はその側面図、(C)は(A)のDD
断面図
【図2】図1実施例の側溝用蓋を示し、(A)は図1
(A)のEE断面図、(B)は図1(A)のFF断面図
(A)のEE断面図、(B)は図1(A)のFF断面図
【図3】図1実施例の側溝用蓋の使用状態の横断面図
1 側溝用蓋 2 舗装材敷設部 3 側縁排水部 4 排水小孔 5 載置脚 6 底板 7 側壁 9 コンクリート鉄筋 10 側溝 11 蓋載置棚 12 排水流路 13 路面 14 コンクリート 15 タイル
Claims (1)
- 【請求項1】 舗装材を敷設するトレイ形状の舗装材敷
設部の側縁部分に沿って、上面に排水孔を有して帯状を
なすと共に、側溝類の上端部分に設けた蓋載置棚への載
置脚を下方に突設した側縁排水部を有する側溝類用蓋に
おいて、前記側縁排水部を、板材の曲成によって横断面
逆U字形状に形成して、上面に排水小孔を群設すると共
に、筒体材からなる載置脚に形成した構造を特徴とする
側溝類用蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7971195A JP2640439B2 (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 側溝類用蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7971195A JP2640439B2 (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 側溝類用蓋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08246541A JPH08246541A (ja) | 1996-09-24 |
JP2640439B2 true JP2640439B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=13697801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7971195A Expired - Fee Related JP2640439B2 (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 側溝類用蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2640439B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5058656B2 (ja) * | 2007-04-05 | 2012-10-24 | カネソウ株式会社 | カラー舗装用溝蓋 |
-
1995
- 1995-03-10 JP JP7971195A patent/JP2640439B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08246541A (ja) | 1996-09-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |