JP2003328426A - 排水溝への突片付き溝蓋の取付け構造 - Google Patents

排水溝への突片付き溝蓋の取付け構造

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JP2003328426A
JP2003328426A JP2002133455A JP2002133455A JP2003328426A JP 2003328426 A JP2003328426 A JP 2003328426A JP 2002133455 A JP2002133455 A JP 2002133455A JP 2002133455 A JP2002133455 A JP 2002133455A JP 2003328426 A JP2003328426 A JP 2003328426A
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groove lid
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protrusion
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Nobuaki Okajima
伸明 岡島
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OKAJIMA KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水溝への取付け,取り外し作業を容易に
し、且つ一旦取付ければ溝蓋が排水溝に一体化して外れ
ることがない排水溝への突片付き溝蓋の取付け構造を提
供する。 【解決手段】 金属製溝蓋3の下面3bの両側縁寄りに
横断面略L字状の突片35がそれぞれ下面先端35a
を外向きにして固着される突片付き溝蓋3Aと、両側壁
1aの内面1aに突出部14が設けられる上面開口O
の排水溝1と、を具備し、前記突片35の下面35aを
前記突出部14の端から突出部14の下に潜入させて、
溝蓋3の上動に対し突出部14が係止するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は突片が付いたグレー
チング等の溝蓋で排水溝(側溝)の開口に覆着する排水
溝への突片付き溝蓋の取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両が走行する道路の外側路面になる路
肩は車道と区切る縁石が一段高く設けられ、この縁石に
沿って道路側に路面用排水溝が配設される場合がある。
この排水溝の上面開口は通常、グレーチング等の溝蓋で
蓋がされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、排水溝の開
口に溝蓋で蓋をしても何かの拍子に外れることがあっ
た。外れた状態を放置すれば排水溝にゴミ等が入り、さ
らに車両や歩行者が落ちる虞もあり危険であった。こう
したことから、特開2000−220200の路面用排
水溝の構造では溝蓋たる蓋部材への嵌着部と排水溝側壁
たる樋本体壁面部の内側に圧接するバネ片を有するバネ
クリップを用いた発明が提案されている。しかしなが
ら、バネクリップの部品が新たに必要になり、加えて、
排水溝への溝蓋のガタツキをバネ弾性によって抑えるこ
とができても、溝蓋の外れ防止に対しては十分でなかっ
た。完全を期すには、従来通り各溝蓋ごとにボルトで排
水溝に固定する他なかった。ただ、溝蓋一個ずつをボル
ト固定していくには大変な労力を要した。また、排水溝
にグレーチングをボルト固定する場合は、それぞれのボ
ルト固定箇所が凹所になるので、意匠登録第10501
56号等の保護キャップで凹所を埋めるよう求められる
ことがあった。
【0004】本発明は上記問題点を解決するもので、排
水溝への取付け,取り外し作業を容易にし、且つ一旦取
付ければ溝蓋が排水溝に一体化して外れることがない排
水溝への突片付き溝蓋の取付け構造を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
請求項1に記載の発明の要旨は、金属製溝蓋の下面の両
側縁寄りに横断面略L字状の突片がそれぞれ下面先端を
外向きにして固着される突片付き溝蓋と、両側壁の内面
に突出部が設けられる上面開口の排水溝と、を具備し、
前記突片の下面を前記突出部の端から突出部の下に潜入
させて、溝蓋の上動に対し突出部が係止するようにした
ことを特徴とする排水溝への突片付き溝蓋の取付け構造
にある。請求項2に記載の発明の要旨は、金属製溝蓋の
下面の両側縁寄りに横断面略L字状の突片がそれぞれ下
面先端を外向きにして固着される突片付き溝蓋と、両側
壁の上縁から前記溝蓋の厚みにほぼ相当する分だけ下方
に下がった側壁内面に、突出部が断続的に且つ該突出部
の上側部分が水平に設けられる上面開口の排水溝と、を
具備し、前記突片の下面を前記突出部の端から突出部の
下に潜入させ突片付き溝蓋を該突出部上に載置するよう
にして該突片付き溝蓋を複数連ね、且つその連なる突片
付き溝蓋の両端にボルト固定式の溝蓋を接続すると共に
該ボルト固定式の溝蓋を排水溝にボルト固定することを
特徴とする排水溝への突片付き溝蓋の取付け構造にあ
る。
【0006】請求項1の発明のように、金属製溝蓋の下
面の両側縁寄りに横断面略L字状の突片をそれぞれ下面
先端を外向きにして固着し、該突片の下面を突出部の端
から突出部の下に潜入させて溝蓋の上動に対し突出部が
係止するようにすると、側溝への溝蓋の組付けが簡単に
して一旦組みつけてしまえば溝蓋は外れ難くなる。特に
前記凹所を設けたりボルト固定する必要もない。さら
に、請求項2の発明のように、突片の下面を突出部の端
から突出部の下に潜入させ突片付き溝蓋を該突出部上に
載置してこの突片付き溝蓋を複数連ね、その連なる突片
付き溝蓋の両端にボルト固定式の溝蓋を接続すると共に
該溝蓋を排水溝にボルト固定すると、突片付き溝蓋はボ
ルト固定式の溝蓋によって左右に動くことができなくな
るので、排水溝に完全一体化する。加えて、両側壁の上
縁から溝蓋の厚みにほぼ相当する分だけ下方に下がった
側壁内面に、突出部が断続的に且つ該突出部の上側部分
が水平に設けられると、突出部が溝蓋を受け支える支持
部にもなる。排水溝に溝蓋で蓋をすれば溝蓋と路面がほ
ぼ面一になる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の排水溝への突片付
き溝蓋の取付け構造について詳述する。図1〜図8は実
施形態1の排水溝への突片付き溝蓋の取付け構造で、図
1はその取付け構造を示す縦断面図、図2は図1のA部
拡大図、図3は突片付き溝蓋の取付ける様子を示す縦断
面図、図4は排水溝への突片付き溝蓋の取付け状態を示
す部分斜視図、図5,図6は排水溝へ突片付き溝蓋を取
付ける様子を示す横断面図、図7は排水溝へ取付けられ
る突片付き溝蓋の端に接続される溝蓋の斜視図、図8は
他態様の突片付き溝蓋の斜視図で、(イ)が表側で
(ロ)が裏側から見た斜視図である。図9は実施形態2
の突片付き溝蓋の裏側から見た斜視図、図10は実施形
態2の排水溝の斜視図、図11は排水溝に複数連ねた突
片付き溝蓋の両端にボルト固定する溝蓋を接続した様子
を示す平面図、図12は図11のX−X線矢視図、図1
3は図11のY−Y線矢視図である。
【0008】(1)実施形態1 排水溝への突片付き溝蓋の取付け構造は、金属製溝蓋3
の下面3bの両側縁寄りに横断面略L字状の突片35が
それぞれ下面先端35aを外向きにして固着される突
片付き溝蓋3Aと、両側壁1aの内面1aに突出部1
4が設けられる上面開口Oの排水溝1と、を備える。
【0009】排水溝1は所定厚みの金属板を断面略U字
形状にプレス成形した金属加工品である。樋状のU字形
状内部が雨水の排水路uになる。本実施形態は透水性を
有する舗装表層6に埋設される排水溝1に適用され、舗
装路面61上の雨水を取り込むだけでなく舗装表層6に
入り込んだ雨水も側壁1aに設けた通水孔13から取り
込んで水はけを良くする。そのため、排水溝1の側壁1
aに複数の通水孔13を形成する。
【0010】排水溝1には上面開口Oの両側壁1aの上
縁19から溝蓋3の厚みにほぼ相当する分だけ上側部分
143が下方に下がった側壁内面1aに突出部14を
設ける。突出部14は両側壁内面1aに図6のごとく
相対向させてその突出部14の上側部分143を少なく
とも水平に保つ。本実施形態は突出部14として金属製
丸鋼からなる棒状部材14aを採用し、その円周壁を排
水溝1の側壁1aに溶接固定して側面視円形の突出部1
4を形成する。一対の棒状部材14aを図1,図3のご
とく排水溝1の上縁近くの内面1aに互いに相対向す
るようにして断続的に配設する。そして、棒状部材14
aの一部141(先端部)が排水溝1の一端面17から
突き出す一方、排水溝1の他端面18においては棒状部
材14aの端142(後端)が該他端面18から排水溝
1内に入り込んだ位置に配される。排水溝1の他端面1
8から奥まった所に在る棒状部材14aの後端142ま
での距離Lは、排水溝製品同士の連接時に棒状部材1
4aが干渉しないように、棒状部材14aの先端部14
1が一端面17から突き出す長さL以上になっている
(L≦L )。断続的に配される各棒状部材14aの
長さは各溝蓋3の長手方向に設けられる突出部14間の
距離Kより短く設定する。また先端部141を有する棒
状部材14aと後端142を有する棒状部材14aとの
和は、各溝蓋3の長手方向に設けられる突出部14間の
距離Kより短く設定する。図5の符号Yは棒状部材14
aを側壁1aに固定する溶接部分で、他図では省略す
る。
【0011】排水溝1は、例えば透水性舗装を行う道路
部分の地表Eに基礎となる非透水性コンクリート等を流
し込み基盤5を形成した後、道路側と路肩71とを仕切
る縁石72を据付け(図4)、その後、この縁石72に
沿って排水溝1を突き合せていく。排水溝1の一端面1
7から突き出す棒状部材部分141を、隣接排水溝1の
棒状部材後端142が端面より排水溝1内に引っ込んだ
位置にある側(すなわち他端面側)のその端面側18か
ら排水溝1内に差込むようにして排水溝同士1,1を連
接していく。差込まれた棒状部材14aの先端部141
が隣接排水溝1の側壁内面1aに当接するために棒状
部材先端部141を隣接排水溝1内に差込めば、特に位
置合わせすることなく両排水溝1のつなぎ目Tが位置決
めセットされる。排水溝1をつないで排水溝経路を形成
したとき、先端部141を有する棒状部材14aと後端
142を有する棒状部材14aはひと続きのようにな
る。
【0012】前記棒状部材14aを固着した排水溝1を
複数連接したその両端には突出部14付き排水溝1に代
えてボルト固定式の溝蓋3Bを取付けるための排水溝1
が設置される(図1)。ここでは複数連接する棒状部材
14a付き排水溝1の両端にボルト81が固着されたL
形部材16付き排水溝1を設置する。該棒状部材14a
付き排水溝1と該L形部材16付き排水溝1でつくる排
水溝経路周りに透水性の舗装表層6を埋めれば、現場工
事での排水経路側の施工が完了する。
【0013】符号15は排水溝1の両側壁1aの上部内
側で前記突出部14より上方位置に所定ピッチで設けら
れる凸部を示す。凸部15は排水溝1を断面略U字形状
にするプレス成形過程で同時成形される。側壁1a上部
で流路内へ膨らむ凸部15を設けることによって、突出
部14上に載置された溝蓋3を凸部15で押圧し、排水
溝1内に組み込んだ溝蓋を外れ難くする。
【0014】溝蓋3は主部材31とこれに直交一体化さ
れる補助材33とで格子状に形成した金属製グレーチン
グ3で、周壁を側板34(エンドプレート34aと端板
34b)で取り囲み、厚みdを有する盤状直方体をなし
ている。主部材31と補助材33とで格子状に形成する
ことによりスリット32が設けられ、該スリット32を
利用して雨水がグレーチング3内を通過する。ここで
は、図5ごとくの横断面略L字状の突片35が、溝蓋下
面3bの両側縁寄りすなわちエンドプレート34a寄り
で、それぞれ下面先端35aをエンドプレート34a
側へ外向きになるよう固着された突片付き溝蓋3Aにな
っている。突片35の下面先端35aは、棒状部材1
4aに係合できるよう平面視でエンドプレート34aと
面一か又はそれより若干内側に在る。突片35は溝蓋下
面3bの角部の四箇所近くに設けられる(図3,図
4)。そして、これら突片35の下面35aを前記突出
部14の端から突出部14の下に潜入させて溝蓋3の下
面3bと突片35とで形成される断面コ字状形成部30
内に突出部14を配設可能とする(図5)。突出部14
の下に突片35の下面35aが配設されることにより溝
蓋3の上動に対し突出部14が係止する構造とする。前
記断面コ字状形成部30には断面フ字状形成部を含み、
また前記横断面略L字状の突片35には図8のような横
断面J字状の突片35や或いは図示しない横断面ノ字状
の突片35を含む。これらも、突出部14の下に突片3
5の下面35aを配設することにより溝蓋3の上動に対
し突出部14が係止する本発明の作用,効果が働くから
である。
【0015】溝蓋3には前記突片付き溝蓋3Aの他に、
排水溝1にボルト81,ナット82で溝蓋3を固定する
ボルト固定式溝蓋3Bが用意される(図2,図7)。ボル
ト固定式の溝蓋3Bには突片35を固着しない。ボルト
固定式の溝蓋3Bは、突片付き溝蓋3Aの溝蓋3と同
様、主部材31とこれに直交一体化される補助材33と
で格子状に形成してなる金属製グレーチング3で、周壁
を側板34(エンドプレート34aと端板34b)で取
り囲み、厚みdを有する盤状直方体とするが、盤状直方
体の四隅にボルト固定用の凹所36を形成する。凹所3
6の部分は主部材31をなくし、凹所36の溝蓋下面3
b側に板片37を固着する。板片37にはボルト81が
貫通する小孔371が形成される。
【0016】そして、既述のごとく複数連接する棒状部
材14a付き排水溝1の両端にL形部材16付き排水溝
1を接続した排水溝経路に対し、突片付き溝蓋3Aの突
片35の下面35aを断続配設される棒状部材14aの
端から棒状部材14aの下に潜入させ(図5)、次い
で、突片付き溝蓋3Aを該棒状部材14a上に載置して
(図6)、該突片付き溝蓋3Aを複数連ねる。断続的に
配された突出部14の排水溝1で、突出部14のない上
方位置に突片付き溝蓋3Aの突片35を合わせて下方へ
降ろし(図3)、突出部14に当たったところで溝蓋を
横方向へ動かせば簡単に棒状部材14a上に突片付き溝
蓋3Aを載置セットできる。斯る手順で、突片付き溝蓋
3Aを棒状部材14a上に複数載置し排水溝経路に蓋を
した後、その連なる突片付き溝蓋3Aの両端に、ボルト
固定式溝蓋3Bをボルト81が固着されたL形部材16
付き排水溝1に固定する。ボルト固定式溝蓋3Bは複数
連なった突片付き溝蓋3Aの両端の溝蓋に当接,接続
し、そのボルト固定式溝蓋3BをL形部材16付き排水
溝1に固定する。L形部材16から上方へ向けて突出す
るボルト81をボルト固定式溝蓋3Bの小孔371に挿
通させ、ボルト固定式の溝蓋3BをL形部材16上に載
置した後、止めナット82をボルト81に螺着すること
によりボルト固定式の溝蓋3Bが排水溝1にボルト固定
される(図2)。かくして、突片付き溝蓋3Aは突出部
14に上動を阻止され且つボルト固定式の溝蓋3Bによ
って横ズレができなくなって、排水溝経路に突片付き溝
蓋3Aが一体化する排水溝1への突片付き溝蓋3Aの取
付け構造となる。
【0017】(2)実施形態2 本実施形態は図9〜図13のごとく両側壁1aの上縁1
9から溝蓋3の厚みdにほぼ相当する分だけ下方に下が
った側壁内面1aに、突出部14が断続的に且つ該突
出部14の上側部分143が水平に設けられる上面開口
Oの排水溝1とするが、突出部14は実施形態1の棒状
部材14aに代え図10ごとくの側面視L形のアングル
部材14bとする。アングル部材14bは立壁部14b
を側壁内面1aに固着し、突出部14の上側部分1
43になる水平部14bを相対向させる。水平部14
にはボルト挿通用の透孔14bが設けられ、本排
水溝1では突片付き溝蓋3Aになり、また透孔14b
を利用することでボルト固定式の溝蓋3Bにもなる。突
片付き溝蓋3Aに係る突片35は、側面視で下面35a
の長さに比し立面35bの長さが若干短くなっている
(図9,図13)。実施形態1と同様、突片35の下面
35aを突出部14の端から突出部14の下に潜入させ
突片付き溝蓋3Aを突出部14上に載置してこの突片付
き溝蓋3Aを複数連ねる。そして、その連なる突片付き
溝蓋3Aの両端にボルト固定式の溝蓋3Bを接続すると
共に該溝蓋3Bは透孔14bを利用して排水溝1にボ
ルト固定する(図11,図12)。図11はかくのごとく
してマンホールM/Hに至るまで溝蓋3B,3A,3A,
…,3Bを連続敷設した様子を示す平面図である。突出
部14付き排水溝1を突片付き溝蓋3Aにとどまらずそ
のままボルト固定式溝蓋3Bに適用でき、施工が容易に
なる。他の構成は実施形態1と同様でその説明を省く。
実施形態1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0018】(3)効果 このように構成した排水溝1への突片付き溝蓋3Aの取
付け構造によれば、排水溝1の側壁内面1aに突出部
14を設け、溝蓋3の突片35をこの突出部14の下に
潜入させて溝蓋3の上動に対し突出部14が係止するよ
うにしているので、溝蓋3が外れ難くなる。突出部14
を断続的に設けて、突片付き溝蓋3Aの長手方向に配さ
れる突片35が図3のように突出部14を跨ぐ状態にし
た後、該突片付き溝蓋3Aを下方へ降ろし、突出部14
に当たったところで横方向へ動かせば次々と突片付き溝
蓋3Aを簡単にセットできる。突片35の下面35aを
突出部14の端から突出部14の下に潜入させて溝蓋3
の下面3bと突片35とで形成される断面コ字状形成部
30内に突出部14を配設すれば、溝蓋3はガタツくこ
となく排水溝1に安定セットされる。
【0019】また、突片35の下面3aを突出部14の
端から突出部14の下に潜入させ突片付き溝蓋3Aを突
出部14上に載置して、該突片付き溝蓋3Aを複数連
ね、且つその連なる突片付き溝蓋3Aの両端にボルト固
定式の溝蓋3Bを接続すると共に該溝蓋3Bを排水溝1
にボルト固定すると、両ボルト固定式の溝蓋3Bに挟ま
れた複数の突片付き溝蓋3Aはもはや横方向にも動くこ
とができなくなり、これらの溝蓋3Aは排水溝1と完全
一体化する。排水溝1から溝蓋3A,3Bが外れること
はなくなる。従来、溝蓋3を排水溝1に完全一体化する
には溝蓋3を一個ずつボルト固定していくしかなく大変
な労力を要したが、本発明ではボルト固定箇所は長く連
なる溝蓋3,3,…にあって、両端だけで足りるので頗る
楽になる。凹所36を保護キャップで埋める要求がなさ
れても、長く連なる多数の溝蓋3,3,…にあって両端に
在る溝蓋3を保護キャップで埋めるだけで済むのでその
負担が激減する。定期点検などで溝蓋3,3,…を外すと
きも、いくつも連なる溝蓋3にあって両端のボルト固定
式の溝蓋3Bのナット82をボルト81から外せば、後
は突片付き溝蓋3Aを横へズラして持上げるだけで外れ
るのでいたって簡単になる。メンテナンス等の負担が大
幅に減る。
【0020】さらに、従来の排水溝1は、両側壁1aの
上面に溝蓋3が載るU字溝タイプ、また両側壁1aの内
側部分に段差面を設けこの段差面に溝蓋3を載せる落と
し込みタイプ等があるが、いずれの排水溝1も溝蓋3を
受け支える部分はその機能のみを有するに終わってい
た。これに対し、本発明では排水溝1の両側壁1aの上
縁から溝蓋3の厚みdにほぼ相当する分だけ下方に下が
った側壁内面1aに突出部14の上側部分143を水
平に設けることによって、突出部14が突片35の上方
移動を規制して溝蓋3が排水溝1から外れないようにす
るだけでなく、突出部34は溝蓋3を受け支える役割も
担えるようになる。そして、溝蓋3の突片下面35aを
突出部14の下に潜入させて突出部14の上に溝蓋3を
載せるだけで、溝蓋上面3aを路面61と略面一に合わ
せることができるようになる。
【0021】尚、本発明においては前記実施例に示すも
のに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々
変更できる。排水溝1,溝蓋3等の形状,大きさ,個
数,材質等は用途に合わせて適宜選択できる。例えば、
実施形態は排水溝1を金属板のプレス成形品としたが、
コンクリート製品とすることができる。
【0022】
【発明の効果】以上のごとく、本発明の排水溝への突片
付き溝蓋の取付け構造は、排水溝への取付け,取り外し
作業を容易にし、さらに一旦取付ければ溝蓋が排水溝に
一体化して外れることがなくなり作業性向上,安全性確
保等の面から優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の排水溝への突片付き溝蓋の取付け
構造で、その取付け構造を示す縦断面図である。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】突片付き溝蓋の取付ける様子を示すである。
【図4】排水溝への突片付き溝蓋の取付け状態を示す部
分斜視図である。
【図5】排水溝へ突片付き溝蓋を取付ける様子を示す横
断面図である。
【図6】排水溝へ突片付き溝蓋を取付ける様子を示す横
断面図である。
【図7】排水溝へ取付けられる突片付き溝蓋の端に接続
されるボルト固定式の溝蓋の斜視図である。
【図8】他態様の突片付き溝蓋の斜視図で、(イ)が表
側で(ロ)が裏側から見た斜視図である。
【図9】実施形態2の突片付き溝蓋の裏側から見た斜視
図である。
【図10】実施形態2の排水溝の斜視図である。
【図11】複数連ねた突片付き溝蓋の両端にボルト固定
する溝蓋を接続した様子を示す平面図である。
【図12】図11のX−X線矢視図である。
【図13】図13は図11のY−Y線矢視図である。
【符号の説明】
1 排水溝 1a 側壁内面 14 突出部 143 上側部分 3 溝蓋 3A 突片付き溝蓋 3B ボルト固定式溝蓋 3b 下面 35 突片 35a 下面 35a 下面先端 d 溝蓋の厚み

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製溝蓋の下面の両側縁寄りに横断面
    略L字状の突片がそれぞれ下面先端を外向きにして固着
    される突片付き溝蓋と、両側壁の内面に突出部が設けら
    れる上面開口の排水溝と、を具備し、 前記突片の下面を前記突出部の端から突出部の下に潜入
    させて、溝蓋の上動に対し突出部が係止するようにした
    ことを特徴とする排水溝への突片付き溝蓋の取付け構
    造。
  2. 【請求項2】 金属製溝蓋の下面の両側縁寄りに横断面
    略L字状の突片がそれぞれ下面先端を外向きにして固着
    される突片付き溝蓋と、 両側壁の上縁から前記溝蓋の厚みにほぼ相当する分だけ
    下方に下がった側壁内面に、突出部が断続的に且つ該突
    出部の上側部分が水平に設けられる上面開口の排水溝
    と、を具備し、 前記突片の下面を前記突出部の端から突出部の下に潜入
    させ突片付き溝蓋を該突出部上に載置するようにして該
    突片付き溝蓋を複数連ね、且つその連なる突片付き溝蓋
    の両端にボルト固定式の溝蓋を接続すると共に該ボルト
    固定式の溝蓋を排水溝にボルト固定することを特徴とす
    る排水溝への突片付き溝蓋の取付け構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006299794A (ja) * 2005-03-25 2006-11-02 Daikei Shoji Kk グレーチング設置構造体、前記グレーチング設置構造体を備えたグレーチング付き側溝、並びに、前記グレーチング設置構造体を備えたグレーチング。
JP2010090665A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Okagrate:Kk U字溝
JP2018162594A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 Jfe建材株式会社 波型鋼板製水路部材

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