JP3488112B2 - 路面用排水溝の構造 - Google Patents

路面用排水溝の構造

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JP3488112B2 JP02404399A JP2404399A JP3488112B2 JP 3488112 B2 JP3488112 B2 JP 3488112B2 JP 02404399 A JP02404399 A JP 02404399A JP 2404399 A JP2404399 A JP 2404399A JP 3488112 B2 JP3488112 B2 JP 3488112B2
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昭三 石田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、道路や駐車場等
に設置される路面排水用の溝構造に関し、特には透水性
アスファルト等からなる路面に埋設される路面用排水溝
の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、道路等の路面表面に水溜まりがで
きにくくするために、透水性のあるアスファルト等で形
成した透水性舗装が多用されている。このような透水性
舗装にあっては、路面の雨水等は舗装部内に浸透して、
路面用排水溝に流出され排水される。
【0003】従来のこの種路面用排水溝の構造として
は、例えば、図7に示すような排水溝構造D1が知られ
ている。この排水溝構造D1は、透水性舗装部Rの端部
の縁石ブロックBに内側に沿ってモルタル部70を敷設
し、このモルタル部70の上に断面略倒コ字状の排水溝
部材60を、その開口側を下側に配置して上面61が舗
装部Rの路面高さとなるよう埋設したものである。排水
溝部材60には、その上面部61及び側面部62に通水
孔63、63が形成されていて、この通水孔63より、
該排水溝部材60と前記モルタル層70上面によって形
成された通水路C内に舗装部Rの上面及び内部からの雨
水等を導入して排水するものである。図において、符号
R1は透水性舗装部Rの基盤部、64は排水溝部材60
のモルタル部70への取付ブラケット部、64Aはその
取付用ボルト、65は排水溝部材60の上面部61に形
成された小窓部、66は滑り止め部、71はコーキング
部である。
【0004】 ところで、この種排水溝構造D1にあっ
ては、その通水路Cに落ち葉や土砂、ゴミ等が入り込み
堆積して排水性が悪くなり、しばしば点検清掃をする必
要がある。上記従来構造では、この通水路Cの点検清掃
用に排水溝部材60の上面部61に開閉可能な小窓部6
5が設けられていて、土砂やゴミ等が堆積した場合に
は、該小窓部65からホース等で水を流し込みその勢い
で通水路Cの土砂等を強制的に押し流すようにしてい
る。しかしながら、ホース等の水の勢いで通水路C中の
土砂等を完全に除去することは難しく、効率的に限界が
ある。また、その清掃作業も煩雑である。加えて、通水
路Cの下面がモルタル部70によって形成されているの
で、土砂等が溜まりやすい一方において、該モルタル部
70の損傷剥離が懸念される。さらに、路面内に埋設さ
れた排水溝部材60は取り外しが容易ではなく、排水機
能が極端に低下したり、あるいは排水溝部材60が破損
した場合などには、舗装部Rを取り壊して作業を行わね
ばならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこのような
点に鑑みなされたもので、通水路の通水機能や耐久性に
優れ、排水がスムーズに行われ、またその点検清掃が簡
単容易に効率よくしかも完全に行うことができる、新規
な路面用排水溝の構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、この請求項1
の発明は、路面中に埋設され、上部開口を有する断面略
倒コ字形状の樋本体の下面部が通水路として構成されか
つ該本体の壁面部に多数の透水孔が形成された透水樋部
材と、前記樋本体の上部開口から樋本体内に嵌着され、
前記樋本体の下面部に当接する脚部と格子状の蓋面部を
有する蓋部材とからなり、前記蓋部材、該蓋部材への
嵌着部と前記樋本体壁面部の内側に圧接するバネ片を有
するバネクリップを介して前記透水樋部材に嵌着されて
いることを特徴する路面用排水溝の構造に係る。
【0007】請求項2の発明は、請求項において、前
記蓋部材に反射部を有する路面用排水溝の構造に係る。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は2におい
て、前記樋本体の長手方向の一方の端部下面側に連接用
フランジ部を有する路面用排水溝の構造に係る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係る路
面用排水溝の構造を示す切り欠き断面図、図2は図1の
構造を拡大して示す断面図、図3は透水溝部材と蓋部材
の一部の分解斜視図、図4はバネクリップの斜視図、図
5は反射部を有する蓋部材の一部平面図、図6は図5の
6−6線の断面図である。
【0010】 図1及び図2に示したように、この発明
の路面排水溝の構造Dは、従来技術の項で説明したと同
じ透水性舗装部Rの側端に設けられるもので、金属製の
透水樋部材10と、蓋部材20からなる。図において、
符号R1は基盤部、Mはモルタル部、Bは縁石ブロック
である。
【0011】 透水樋部材10は、上部開口12を有す
る断面略コ字状の樋本体11の下面部13が通水路Cと
して構成され、かつ該樋本体11の壁面部14に多数の
透水孔15が形成されてなる。この実施例では、壁面部
の一方が縁石ブロックBに隣接している該壁面部14a
には透水孔が設けられていないが、両側の壁面部14,
14aに設けてもよい。この透水樋部材10の大きさ
は、この実施例では、高さ83mm、幅88mm、長さ
1000mmで、透水孔15の直径は10mmである。
該透水樋部材10は、図のように、基盤部R1上部に形
成されたモルタル部Mに載置され、壁面部14下部に適
宜形成されたブラケット部16においてアンカーボルト
等の固定部材17で該モルタル部Mに固定され、その壁
面部上部14Uが透水舗装部R上面の路面高さとなるよ
うに埋設される。
【0012】 蓋部材20は、前記樋本体11の上部開
口12から樋本体11内に嵌着されるもので、前記樋本
体11の下面部13に当接する脚部21と格子状の蓋面
部22を有する。蓋部材20は樋本体11内に収容され
る高さ及び幅を有し、脚部21は重量等を考慮して長手
方向に部分的に設けられている。蓋面部22は、この例
においては、溝方向に並設された主部材23と該主部材
に直交する補強部材24とからなる格子状に構成してい
るが、他の構造を採用してもよい。なお、図の符号25
は蓋面部22の側板部である。
【0013】この排水溝構造Dにおいては、請求項
も規定したように、前記蓋部材20がバネクリップ30
を介して前記透水樋部材10の樋本体11内に嵌着され
ている。バネクリップ30は、図2及び図4からよく理
解されるように、該蓋部材20の側板25への嵌着部3
1と樋本体11の壁面部14の内側に圧接するバネ片3
2を有する。このバネクリップ30は、蓋部材20と透
水孔15が形成された樋本体11の壁面部14との間に
通水のための一定の間隙を形成しつつ、かつ両者を弾性
的に圧嵌してがたつきなく保持することができる。
【0014】さらに、前記蓋部材20には、請求項
規定したように、反射部40を取り付けてもよい。反射
部40は、実施例において、図5及び図6に示すよう
に、該蓋部材20の表面から突出する傾斜反射面42を
有する反射部材41を弾性部材43、43によって弾性
保持した構造のものからなる。前記反射部材41は下面
側に形成された可動外筒部材44と、蓋部材20に固定
され且つ前記可動外筒部材44の内側に摺接して形成さ
れた固定内筒部材45からなり、固定内筒部材内部45
に設けられた弾性部材43によって埋没自在にされる。
この反射部40の構造にあっては、特に視認性に優れる
とともに、車両走行時等の妨げにならない。もちろん、
蓋部材20に取り付けられる反射部40としては、これ
に限定されず、例えば平面的な反射部材を固着したもの
でもよい。図において符号46は弾性部材(コイルバ
ネ)43の保持部材、47は反射部材41を蓋部材20
に固定する固定部材(ボルト)である。
【0015】 この排水溝構造は、路面に沿って設けら
れるものであるから、透水樋部材10を長手方向に連接
する場合がある。この場合には、請求項に規定したよ
うに、前記樋本体11の長手方向の一方の端面部下側に
連設用フランジ部50を設けることが好ましい。該連設
用フランジ部50は断面L字形状の金属板からなり、該
フランジ部50に他の樋本体11の端面部を重ねて敷設
することによって、浮き上がりやがたつきなく連続した
通水路Cを確保することができる。
【0016】 なお、図示しないが、樋本体11の下面
部13に適宜排水用の排水管を連接して通水路Cの雨水
等を排水マス等に導入するようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
路面用排水溝の構造によれば、下面部が通水路として構
成されかつ壁面部に透水孔が形成された透水樋部材と、
前記樋本体内に嵌着される蓋部材からなるものであるか
ら、通水路が平滑な樋本体の底面部で構成され、通水路
の通水機能や耐久性に優れ、排水がスムーズに行われ、
排水効率に優れる。また、樋部材と蓋部材とが脱着可能
にされていることから、排水溝の清掃時には該蓋部材を
取り外した樋部材をブラシ等の清掃具を使用してゴミや
土砂の除去を行うことができ、その点検清掃が簡単容易
に効率よくしかも完全に行うことができる。さらに、万
一、当該排水溝の上面を構成する蓋部材が変形、破損し
た場合にも、簡単に交換することができる。
【0018】加えて、前記蓋部材がバネクリップを介し
て前記透水樋部材に嵌着されているため、蓋部材と樋本
体の壁面部との間に通水のための一定の間隙を形成しつ
つ、かつ両者を弾性的に圧嵌してがたつきなく保持する
ことができる。
【0019】請求項の発明によれば、前記蓋部材に反
射部を有するものであるため、舗装路との境界にあたる
道路側溝を明示することにより、安全な通行が可能とな
る。
【0020】請求項の発明によれば、前記樋本体の長
手方向の一方の端部下面側に連接用フランジ部を有する
ものであるため、隣接する他の排水溝に重ねて敷設する
ことによって、当該排水溝に一体感ができ、浮き上がり
等の防止ともなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る路面用排水溝の構造
を示す切り欠き断面図である。
【図2】図1の構造を拡大して示す断面図である。
【図3】透水溝部材と蓋部材の一部の分解斜視図であ
る。
【図4】バネクリップを示す斜視図である。
【図5】反射部を有する蓋部材の一部平面図である。
【図6】図5の6−6線で切断した断面図である。
【図7】従来の路面排水溝の構造を示す切り欠き断面図
である。
【符号の説明】
10 透水樋部材 11 樋本体 12 上面開口 13 底面部 14 壁面部 15 透水孔 20 蓋部材 21 脚部 22 蓋面部 30 バネクリップ 31 嵌着部 32 バネ片 40 反射部 50 連設用フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03F 5/04 E03F 5/06 E01C 11/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面中に埋設され、上部開口を有する断
    面略倒コ字形状の樋本体の下面部が通水路として構成さ
    れかつ該本体の壁面部に多数の透水孔が形成された透水
    樋部材と、 前記樋本体の上部開口から樋本体内に嵌着され、前記樋
    本体の下面部に当接する脚部と格子状の蓋面部を有する
    蓋部材とからなり、 前記蓋部材、該蓋部材への嵌着部と前記樋本体壁面部
    の内側に圧接するバネ片を有するバネクリップを介して
    前記透水樋部材に嵌着されていることを特徴する路面用
    排水溝の構造。
  2. 【請求項2】 請求項において、前記蓋部材に反射部
    を有する路面用排水溝の構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記樋本体の
    長手方向の一方の端部下面側に連接用フランジ部を有す
    る路面用排水溝の構造。
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