JP2006299794A - グレーチング設置構造体、前記グレーチング設置構造体を備えたグレーチング付き側溝、並びに、前記グレーチング設置構造体を備えたグレーチング。 - Google Patents

グレーチング設置構造体、前記グレーチング設置構造体を備えたグレーチング付き側溝、並びに、前記グレーチング設置構造体を備えたグレーチング。 Download PDF

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義己 井本
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Abstract

【課題】自動車等の走行時の騒音とグレーチングの跳ね上げの両方を防止できるグレーチング設置構造体を提供する。
【解決手段】既設側溝18の側溝内側壁3に、鋼製板からなるL字型の屈曲枠板5をボルト等で固定し、その屈曲枠板5に、グレーチング嵩上げ材9又はグレーチング14の格子枠から垂直に垂らしたL字型のフック棒の爪部102が屈曲枠板5に沿うように、スライド方向前方に押し引きして移動させることでグレーチング14と側溝18の隙間が無くなり、グレーチング14が側溝18に設置固定される。
【選択図】図16

Description

本発明は、U形コンクリート側溝など、道路や歩道等に雨水を排水するための側溝(横断溝を含む)に関し、特に、蓋として設置されるグレーチングを側溝に設置するためのグレーチング設置構造体、前記グレーチング設置構造体の少なくとも一部を備えたグレーチング付き側溝、並びに、前記グレーチング設置構造体を備えることでグレーチングが設置されうる側溝に関する。なお、本発明にいう側溝は、横断溝を含む。
道路や歩道等には、雨水を排水するための側溝や横断溝等U形コンクリート側溝が設置され、グレーチング受け部の下に受枠固定金具を取り付けボルトやナットで固定している構造がある(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献2のように、U形コンクリート側溝の内側の側壁にボルトを付けグレーチング格子枠からフックを垂らしてボルトで締め付けて固定する方法のほか、通常使用されているボルトやナットで締め付けて固定する方法があるが、これらの方法では、冬場の道路の凍結などで散布する凍結防止材により金属が錆びたりして、開閉に時間を要し作業性が悪いなどの問題がある。
特開2003−268865号公報 特開2004−257244号公報
側溝に蓋としてグレーチングを設置したときに、グレーチングと側溝との間には隙間があるために、グレーチングの上を自動車及び自転車が通行してもカタカタと音を発することがあり、そのためにゴムを敷き騒音防止をしているが、時としてグレーチングが跳ね上がり側溝に落ち込むことがあるので非常に危険である。
対策としてボルトやナットで締め付けて固定する方法があるが、ボルトが錆びたりして取外しに難点がある。
しかも、上記のようにボルトやナットを締め付けるにはスパナやドライバーの工具が必要であり、またグレーチングの底部に付いているボルトやナットの取り外し作業は容易ではない。
本発明は、自動車等の走行時の騒音とグレーチングの跳ね上げの両方を防止できるグレーチングと設置される側溝の構造の改良で、グレーチングを固定することが容易にでき、取り外しも簡単にできる構造にすることを課題とする。
上記課題を解決すべく、本発明においては、下記(1)ないし(7)のいずれかの手段を採用する。
(1)本発明のグレーチング設置構造体は、側溝18の側溝内側壁3に設けられる屈曲凹枠1又は湾曲凹枠2と、グレーチング14に固定されるフック棒10とを具備するグレーチング設置構造体であって、フック棒10は、爪部102を有すると共にこの爪部102が外側方を向くようにしてグレーチング14に固定され、前記グレーチング14に固定されたフック棒10の爪部102を、側溝内側壁3に設けられた屈曲凹枠1又は湾曲凹枠2に引っ掛けて、屈曲凹枠1又は湾曲凹枠2の横方向部bに沿う所定のスライド方向へ移動させることでグレーチング14を側壁に設置することを特徴とする。
(2)また、前記グレーチング設置構造体において、屈曲凹枠1又は湾曲凹枠2の横方向部bの枠内上縁c又は枠内下縁が、スライド方向へ向かって傾斜してなることが好ましい。
(3)また、前記いずれかのグレーチング設置構造体において、フック棒10が、フック棒固定具によってグレーチング14に固定され、このフック棒固定具が、フック棒10の上下動を制限する上下動制限手段を有してなり、前記フック棒固定具によってグレーチング14に固定されたフック棒10の爪部102を、屈曲凹枠1又は湾曲凹枠2に引っ掛けて前記スライド方向へ移動させたとき、前記上下動制限手段が、フック棒10に上方又は下方のいずれか一方向の付勢力を加えるものであることが好ましい。
(4)また、前記いずれかのグレーチング設置構造体において、上下動制限手段が、フック棒10を保持するフック棒押さえ19とフック棒10との間に介設された弾性部材16とを具備し、この弾性部材16の弾性力によってフック棒10に付勢力を加えるものであることが好ましい。
(5)また、前記いずれかのグレーチング設置構造体において、屈曲凹枠1又は湾曲凹枠2が、既設の側溝18の側溝内側壁3に取り付ける屈曲枠板5又は湾曲枠板8によって形成されることが好ましい。
(6)また、本発明のグレーチング14付き側溝18は、側溝18とこの側溝18に設置されるグレーチング14とからなるグレーチング14付き側溝18であって、請求項1ないし5のいずれか記載のグレーチング設置構造体を具備してなるものである。
(7)また、本発明のグレーチング14は、前記いずれか記載のグレーチング設置構造体のフック棒10が固定されることで、前記所定のスライド方向へスライドして側溝18に設置されるグレーチング14であって、グレーチング14の前記スライド方向後方側の端部に、グレーチング14の蓋構造を延長する蓋構造延長板20が設けられたことを特徴とする。
本発明は、側溝18内側の側壁内に屈曲凹枠1又は湾曲凹枠2を設けて、フック棒10の爪部102が凹枠を引っ掛けた状態とし、フック棒10の固定されたグレーチング14を奥に押し込むようにして移動させることで、フック棒10が屈曲凹枠1又は湾曲凹枠2に接触し、この屈曲凹枠1又は湾曲凹枠2との圧接によって、フック棒10に対して下方向の力が常に働く。これにより、側溝18とグレーチング14の隙間がなくなった状態となる。このため、騒音防止につながることとなる。
また、本発明は、コンクリート側溝18とグレーチング14の隙間がなくなった状態で固定されるので、自動車の通行でガタガタといった騒音もなく、静かな状態でグレーチング14を側溝18に設置できる。
また、グレーチング14が跳ね上がってしまうことがないため、溝内に落ち込む事故等の危険がなく、安全性の高いグレーチング14となる。
以下、本発明の最良の構成を含む実施形態を図面に基づいて説明する。本発明の実施形態は、実施例1ないし4のグレーチング設置構造体(図1〜図6)、前記のうち実施例1及び3のグレーチング設置構造体に含まれる屈曲凹枠1(図1、図3、図5)、前記のうち実施例2及び4のグレーチング設置構造体に含まれる湾曲凹枠2(図2、図6)、前記実施例1ないし4のグレーチング設置構造体に含まれる第一のフック棒固定具(図7、図9、図10)及びこれとは異なる第二のフック棒固定具(図11〜図18)、前記グレーチング設置構造体を具備するグレーチング14付き側溝18(図9、図10、図15〜図18)、前記グレーチング14付き側溝18に含まれるグレーチング14(図19)及び側溝18(図1〜図3、図5、図6、図8)、並びに、前記側溝18を成型するためのグレーチング受け枠4(図4)がある。
各図を具体的に説明すると、図1は、本発明の実施例1のグレーチング設置構造体における屈曲凹枠1の斜視図である。図2は、本発明の実施例2のグレーチング設置構造体における湾曲凹枠2の斜視図である。図3は、実施例1のグレーチング設置構造体の屈曲凹枠1を設けた、本発明の側溝18たるコンクリート側溝18の斜視図である。図4は、図3に示すコンクリート側溝18を成型するためのグレーチング受け枠4の斜視図である。
図5は、本発明の実施例3のグレーチング設置構造体における、屈曲凹枠1のコンクリート側溝18への取り付け構造を示す分解斜視図である。図6は、本発明の実施例4のグレーチング設置構造体における、湾曲凹枠2のコンクリート側溝18への取り付け構造を示す分解斜視図である。
図7は、本発明のグレーチング設置構造体におけるL字型のフック棒10の、第一のフック棒固定具を示す分解斜視図である。図8は、インサート穴13を設けたコンクリート側溝18を示す斜視図である。図9は、本発明のグレーチング14付き側溝18の、実施例1のグレーチング設置構造体によるグレーチング14設置状態を示す断面説明図である。
図10は、本発明のグレーチング14付き側溝18の、実施例3のグレーチング設置構造体によるグレーチング14設置状態を示す断面説明図である。
図11ないし図14は、本発明のグレーチング設置構造体におけるL字型のフック棒10の、第二のフック棒固定具の説明図であり、それぞれ正面図、側面図、平面図、及び底面図である。
図15は、グレーチング14を設置する途中の状態を示す、本発明のグレーチング設置構造体の斜視一部断面図である。図16は、グレーチング14を設置した後の状態を示す、本発明のグレーチング設置構造体の斜視一部断面図である。図17は、本発明のグレーチング14を設置する途中の状態を示す、本発明のグレーチング14付き側溝18の側溝18伸長軸断面図である。図18は、本発明のグレーチング14を設置した後の状態を示す、本発明のグレーチング14付き側溝18の側溝18伸長軸断面図である。そして図19は、本発明のグレーチング14の平面図である。
(本発明のグレーチング設置構造体)
本発明のグレーチング設置構造体は、側溝18の内側壁に設けられた屈曲凹枠1又は湾曲凹枠2と、グレーチング14の側方又は下方に固定されうる、第一または第二のフック棒固定具と、前記第一または第二のフック棒固定具によってグレーチング14の側方又は下方に固定されたフック棒10と、からなる。
(フック棒10)
フック棒10は、上下方向に伸張する基端側の上下伸張部と、その下方先端にて折曲して形成された爪部102とからなる。このフック棒10は、グレーチング14の下方に固定された状態で、フック棒10の下方先端の爪部102がグレーチング14の幅方向外側の方向を向き、グレーチング14の平面視側辺から外側へ突出する(図9、図10)。フック棒10の爪部102は、少なくとも側溝18に設置される際にグレーチング14の平面視側辺から外側へ突出する。
実施例ではL字型の丸棒からなるが、略矩形断面の角棒でもよく、その他多角形棒、或いは板状体でもよい。フック棒10の爪部102は、実施例では丸棒状であり、同じく丸棒状の上下伸張部の下方先端から折曲して一体的に形成されるが、その他、側方向へ水平又は垂直に突出した部分円盤からなる舌片状の平板や、水平に伸びる扁平棒状体の先端に上向きに山型突起を設けた形状、側方へ突出する略半球状の側方突起等、任意の形状からなるものとしてもよい。またフック棒10の爪部102は、上下伸張部の先端ではなく上下方向中間位置に設けられたものでもよい。
(フック棒固定具)
フック棒固定具は、フック棒10をグレーチング14の側方又は下方に固定するものである。下記実施例1ないし4では、第一のフック棒固定具を具備する。他の第一のフック棒固定具の態様として、第二のフック棒固定具を図11ないし図14に示す。
フック棒固定具は、基本的に、フック棒10を貫通させて押さえるフック棒押さえ19と、フック棒押さえ19をグレーチング14固定位置の側面に留めて固定する留め板15と、フック棒押さえ19の幅方向位置を調整する幅方向調整部材11と、フック棒10に対して上下方向の弾性力を付勢しうる弾性部材16とを具備してなる。
本発明の実施例1のグレーチング設置構造体を図1、図3、図9に示し、その側溝18を形成するためのグレーチング受け枠4を図4に示す。実施例1のグレーチング設置構造体は、側溝18の側溝内側壁3に設けられた屈曲凹枠1と、グレーチング14の下方にて第一のフック棒固定具によって固定されたL字型のフック棒10とからなる。
(実施例1のグレーチング設置構造体における屈曲凹枠1)
図1及び図3は、実施例1のグレーチング設置構造体における屈曲凹枠1の斜視図であり、図3は、コンクリート製の側溝18の側溝内側壁3に、実施例1のグレーチング設置構造体として、L字型の屈曲凹枠1を設けたものである。図1は、側溝内側壁3の内側からみたときの、L字型の屈曲凹枠1周辺の一部拡大斜視図である。図1及び図3に示すように、側溝内側壁3内に、実施例1のグレーチング設置構造体として、L字型の屈曲凹枠1を設けてある。この屈曲凹枠1は、側溝内側壁3の上端から縦方向変移成分を有して縦方向下方に向かう縦方向部aと、前記縦方向部aの下端から屈曲し、横方向変移成分を有して横方向一方のスライド方向に向かう横方向部bとが連続することで、溝内側面視にてL字型を形成する(図1)。屈曲凹枠1の縦方向部a基端たるL字型の上端は、縦方向を向いて前記側溝内側壁3の上端にて開放してなり、屈曲凹枠1の横方向部b奥端たるL字型の下端は、水平横方向を向いて前記側溝内側壁3内にて閉縁されてなる。
屈曲凹枠1はまた、屈曲して横方向変移成分を有する横方向部bにおいて、枠内上縁c(枠の内面上部)が、屈曲凹枠1の閉縁された前記他端に向かって下方向へ傾斜してなり、また、枠の横方向下縁(枠の内面下部)が水平に形成される。
ここで、屈曲凹枠1の横方向部bの閉縁された奥側への方向は、フック棒10のスライド方向である。すなわち、前記L字型の屈曲凹枠1の横方向部bにおいて、枠内上縁c(枠の内面上部)が、スライド方向へ向って下方傾斜して形成されると共に、枠内下縁(枠の内面下部)が水平に形成される。これにより、枠幅がL字型の下方先端に向かって徐々に小さくなるものとしている。
なお、枠の上縁(枠の内面上部)の、水平方向に対する傾斜角度(仰角)は10度であるが、少なくとも3度ないし30度の範囲内、さらにいえば5度ないし20度の範囲内にあることが好ましい。この傾斜角度(仰角)は実施例1、3のように一定でもよく、実施例2、4のように横方向部bの横方向位置で可変するものでもよい。
実施例1における屈曲凹枠1の屈曲箇所は一箇所であり、側溝内側壁3の壁面視にて、枠を形成する両側は2辺からなる屈曲辺を形成するが、他に、複数箇所にて屈曲するものでもよい。
図3は、L字型の屈曲凹枠1を設けたコンクリート製の側溝18の側溝内側壁3の斜視図である。図4は、図3に示す側溝18を成型するためのグレーチング受け枠4の斜視図である。コンクリート製の側溝18は、型枠の一部を図4に示すグレーチング受け枠4の形状とすることで、容易に図3に示す側溝18を成形できる。このようなグレーチング受け枠4は、例えば現場にてコンクリートを打設して側溝18を形成する場合の使用に適する。
(第一のフック棒固定具)
図7は、グレーチング14に固定するL字型のフック棒10、並びに、フック棒10の第一のフック棒固定具を示す斜視図である。第一のフック棒固定具は、図7、図9、図10に示すように、グレーチング14を側溝18に対して嵩上げするグレーチング嵩上げ材9を具備する。そして、前記グレーチング嵩上げ材9の一側面に、一枚(図7、図9)又は複数枚(図10)の幅方向調整部材11を挟んで留め板15がボルト固定され、これによって、グレーチング嵩上げ材9の側面方向にフック棒10の上下伸長部101が固定される。また、前記グレーチング嵩上げ材9の下面に弾性部材16が配置され、グレーチング嵩上げ材9と側溝18とで挟むようにして、グレーチング嵩上げ材9の下面方向に板状の弾性部材16が固定される。
また、グレーチング14は、グレーチング嵩上げ材9及び弾性部材16を上下方向へ挟むようにして側溝18の受け枠上に設置される。
フック棒10は、第一のフック棒固定具によって以下のように固定される。すなわち、先ず、留め板15を、グレーチング嵩上げ材9の側面に、板状の幅方向調整部材11を、一枚又は必要により複数枚挟んだ状態でボルト12で固定する。留め板15には円筒型のフック棒押さえ19が、板幅中央にて板を横断するように溶接固定される。調整板及び留め板15には同位置にボルト12貫通孔6が形成される。
なお、フック棒押さえ19は筒型をなし、その筒内にフック棒10を挿通できるものとし、その一部側面から貫通するフック棒押さえボルト121により、フック棒10を押さえるものとしている。他に、筒の一側部を筒長さ方向に沿って切断すると共に筒を弾性体で形成することにより、筒内面でフック棒10を押さえうるものとしても良い。
そして、図7に示すように、このフック棒押さえ19の筒内に、上下伸張部の上端付近の頭部に外ねじ部103を形成したL字型のフック棒10を貫通させ、フック棒押さえ19から上方へ突出したフック棒押さえ19の外ねじ部103にナット17を上下2個取り付けて、このうち下のナット17を回すことで、L字型のフック棒10の下方突出長さを調節する。なお、この外ねじ部103のナット17は、フック棒10がフック棒押さえ19から抜け落ちないためのねじ頭104となる。
(上下動制限手段)
上下動制限手段は、フック棒10の上下動を制限する機能を有する構造からなり、フック棒固定具が具備する。この上下動制限手段は、フック棒10の上下動が所定の範囲をこえるときに、上方又は下方のいずれか一方向の付勢力を加えるものである。これにより。フック棒固定具によってグレーチング14に固定されたフック棒10の爪部102を、屈曲凹枠1又は湾曲凹枠2に引っ掛けて前記スライド方向へ移動させたとき、前記上下動制限手段が、フック棒10に上方又は下方のいずれか一方向の付勢力を加えて、フック棒10のそれ以上の上方又は下方の変位を防止する。
実施例1では、第一のフック棒固定具及び板状の弾性部材16によって、フック棒10の上下動が制限され、屈曲凹枠1に爪部102が当接して下方向の力がかかったフック棒10に対して、逆方向たる上方への弾性力を付勢してなる。これにより、フック棒10と屈曲凹枠1の枠内上縁cとがより強く当接され、グレーチング14が側溝18にガタツキなく設置される。
また、本発明で使用するL字型のフック棒10は、溶接固定やビス止め固定の他、留め板15に円筒のフック棒押さえ19を溶接固定してなるフック棒固定具を用いて固定することができる。L字型のフック棒10の上下伸長部101の上方先端付近の頭部分にネジ切りをして外ねじ部103を設け、L字型のフック棒10を円筒のフック棒押さえ19の上部まで貫通させ、ナット17を取り付けて回すことで、垂直に垂らしたL字型のフック棒10の上下の長さを調整できる構造としている。これにより、L字型のフック棒10の爪部102が屈曲凹枠1、又は湾曲凹枠2の枠内に、常に上へ引っ張られた状態のまま引っ掛けられるように調整されることで、最良の状態で設置できる。
(グレーチング嵩上げ材9)
グレーチング嵩上げ材9は、側溝18のグレーチング受け枠4部分上に収まる幅と、グレーチング14の溝長方向に収まる長さとを有し、少なくとも上面が開放された長箱からなる(図7)。
このグレーチング嵩上げ材9の底面には、薄い板状の弾性部材16が固定される。この弾性部材16は、フック棒10固定手段とともに、上下動制限手段の一態様をなし、底面と同一か底面よりも一回り小さな平面形状の薄板からなる。この薄板の弾性部材16は、側溝18のグレーチング受け枠4部とグレーチング14との間、さらにいえばグレーチング受け枠4部の上面とグレーチング嵩上げ材9の下面との間に挟まるように介設される。これは、フック棒10の高さを所定の範囲内に位置するように確保するものである。また、フック棒10の爪部102が屈曲凹枠1又は湾曲凹枠2と接触して、屈曲凹枠1又は湾曲凹枠2によるフック棒10への下方の力が加わったとき、弾性部材16の厚さ方向の弾性力により、グレーチング嵩上げ材9に固定するフック棒10を上方へ弾性付勢する。
(グレーチング14設置方法)
図9は、実施例1のコンクリート製の側溝18の片側の断面図である。その他実施例2の図15ないし図16、及び図17ないし図18に示すように、グレーチング14は、以下のようにして設置する。
図9に示すように、屈曲凹枠1を設けたコンクリート側溝18に、第一のフック棒固定具によってL字型のフック棒10を取り付けたグレーチング14を設置する場合、フック棒10の爪部102を屈曲凹枠1の枠内に引っ掛ける。そして、この状態でグレーチング14を奥のスライド方向に押し込んでスライドさせる。ここでスライド方向とは、屈曲凹枠1の横方向部bの横方向であって、凹枠が側溝内側壁3内で閉縁する方向をいう。なお、このスライド方向は、横方向部bの枠内上縁cの下方傾斜方向とも共通する。
図9は、コンクリート製の側溝18の片側の断面図である。グレーチング嵩上げ材9に、フック棒10の出入りを調整する調整板11を挟み、留め板15をボルト12及びナット17で締め付けることで、フック棒10の爪部102が屈曲枠板5の底辺部にあたる。この状態でグレーチング14を前に押し込んでスライドさせることで、L字型のフック棒10を下に引っ張る力が働く。これにより、側溝18とグレーチング14に隙間が生じることなくグレーチング14を設置して固定することができる。
(スライドストッパー7)
また、スライドストッパー7により、L字型のフック棒10の爪部102がストッパーにあたって所定の位置に止まるようにしている。
(グレーチング受け枠4)
また、本発明の構造を容易に可能にするため現場での打設には、鋼製のグレーチング受け枠4にL字型の屈曲凹枠1又は円弧型の湾曲凹枠2の構造を設けたものを使用し、上記記載の説明で述べたような役割を果たし得る側溝18を構築することができる。
また、本発明は、既にある古い側溝18、すなわち既設の側溝18の側溝内側壁3に、鋼製板からなるL字型の屈曲枠板5又は円弧型の湾曲枠板8をボルト12又はホールインアンカーで固定し、その鋼製板の屈曲枠板5又は円弧型の湾曲枠板8に、グレーチング嵩上げ材9又はグレーチング14の格子枠から垂直に垂らしたL字型のフック棒10の爪部102が屈曲枠板5又は湾曲枠板8に沿うように、スライド方向前方に押して、或いはスライド方向前方に引いて移動させることで、L字型のフック棒10を下に引っ張る力が働き、その反力として、上下動制限手段によって爪部102を下に引っ張る力が働くことで、側溝18とグレーチング14の隙間が無くなった状態となる。この状態で、グレーチング14が側溝18に設置固定される。
本発明の鋼製板の屈曲枠板5及び湾曲枠板8は、L字型のフック棒10の爪部102を引っ掛けて固定する役割を果たす。また、L字型の鋼製の屈曲枠板5は爪部102のあたる底辺部が斜めに傾斜している。これにより、グレーチング14に固定されて一体となったフック棒10鋼の爪部102を鋼製板に引っ掛けた状態とし、グレーチング14をスライド方向前方に押して移動させることで、上のグレーチング14を下に引っ張る力が働き、両者が固定される。
また、本発明は、グレーチング14を側溝18に乗せ、水平方向のスライド方向前方に押して移動させることで設置するものであるが、固定したグレーチング14を自動車等の通行によっても動かないようにすべく、グレーチング14の両辺端のうち、固定の際にグレーチング14を移動させる方向と反対側の一辺の端に、グレーチング14の蓋構造部を延長する蓋構造延長板20を延設してなることが好ましい(図15、図16、図17)。
また、前記蓋構造延長板20の形態の他に、コンクリート蓋を隙間なく敷いてなるもの(図示せず)等、蓋構造延長板20がグレーチング14から分離してなる分離式であってもよい。この場合、側溝18に設置したグレーチング14を取り外す際には、まず分離式の蓋構造延長板20たる前記コンクリート蓋を取り外し、次に、グレーチング14へ、固定の際に押し込んで移動させたスライド方向と反対側から力を加える。この力を加えた際に、グレーチング14は容易に移動し、簡単に取り外しができる。これは、グレーチング14が設置された状態でフック棒10には常に下に引っ張る力がかかっていること、及び、フック棒10の爪部102が、屈曲凹枠1又は湾曲凹枠2と、傾斜面にて接触してなることによる。すなわち、フック棒10の爪部102が接触する枠内上縁cの傾斜面は、水平のスライド方向後方に向かって上方へ傾斜するため、スライド方向後方へ僅かな力を加えるだけで、爪部102にかかる上方の引っ張り力とあいまって、爪部102が傾斜面に沿って容易に上方へ移動し、傾斜面に沿ってスライド方向後方へ容易に移動する。
図2は、実施例2のグレーチング設置構造体における湾曲凹枠2の斜視図である。実施例2のグレーチング設置構造体は、側溝18の側溝内側壁3に設けられた湾曲凹枠2と、グレーチング14の下方にて第一のフック棒固定具によって固定されたL字型のフック棒10とからなる。
(実施例2のグレーチング設置構造体における屈曲凹枠1)
図2は、側溝18の側溝内側壁3の溝の内側からみた一部拡大斜視図である。側溝内側壁3内に、実施例1のグレーチング設置構造体として、四分の一円弧型の湾曲凹枠2を設けたものである。この湾曲凹枠2は、側溝内側壁3の上端から縦方向下方に進み、その後横方向に湾曲することで、溝内側面視にて、時計の6時の方向から9時の方向に亘った四分の一円弧型を形成する(図2)。これにより、屈曲凹枠1の一端たる四分の一円弧型の上端は、鉛直縦方向を向いて前記側溝内側壁3の上端にて開放してなり、屈曲凹枠1の他端たる四分の一円弧型の下端は、水平横方向を向いて前記側溝内側壁3内にて閉縁されてなる。
実施例2における湾曲凹枠2は、実施例1の屈曲凹枠1と同様、横方向を向いて横方向変移成分を有する部分において、枠の上縁(枠の内面上部)が、枠曲凹枠の閉縁された前記他端に向かって下方向へ滑らかに傾斜してなる。このように枠の上縁(枠の内面上部)が下方傾斜して形成されると共に、枠の下縁(枠の内面下部)が水平に形成されることで、枠幅がL字型の下方先端に向かって徐々に小さくなるものとしている。特に、湾曲凹枠2においては曲率が滑らかに変化し、この傾斜が、開放上端から閉縁下端に向かって傾斜角度の大きいものから徐々に小さいものとなる。
実施例2における湾曲凹枠2の円弧は、横に長い楕円の円弧であるが、縦に長い楕円円弧でもよい。このように、円弧型とは楕円を含むほか、真円、及び長円を含む。また、四分の一の円弧に限られない。その他の特記しない主な構成は実施例1と同様である。
図5は、実施例3のグレーチング設置構造体における屈曲凹枠1の斜視図である。実施例3のグレーチング設置構造体は、側溝内側壁3に設けられた屈曲凹枠1と、グレーチング14の下方にて第一のフック棒固定具によって固定されたL字型のフック棒10とからなる点で実施例1と同様であるが、側溝内側壁3に設けられた屈曲凹枠1が、既製の側溝18に取り付けられる屈曲枠板5からなる点で実施例1と相違する。
(実施例3のグレーチング設置構造体における屈曲凹枠1)
コンクリート製の側溝18にグレーチング14を設置して一体化もしくは固定するのに、予めコンクリート二次製品の側溝内側壁3に円弧型の湾曲凹枠2又はL字型の屈曲凹枠1構造を設けて、その枠内にフック棒10の爪部102を引っ掛け、スライド方向前方に押して移動することで、L字型のフック棒10鋼を下に引っ張る力が働き、側溝18とグレーチング14の隙間がなくなる状態で固定できる。
実施例3のグレーチング設置構造体における屈曲凹枠1は、図5に示すように、既製の側溝18に取り付ける屈曲枠板5によって形成される。図5は、実施例3のグレーチング設置構造体における屈曲凹枠1を側溝内側壁3に取り付ける際の状態を示す説明図である。この屈曲枠板5は、底面(傾斜底板g)が傾斜した台形箱体と、この台形箱体の傾斜下方側の一側面から下方へ延設された延設板のスライドストッパー7とからなる。屈曲凹枠1は鋼製であることが好ましい。
台形箱体は、一側面と上面とが除かれた3側面と1底面(傾斜底板g)からなる。前記除かれた一側面と上面とが、それぞれ側溝18内側方向及び上方向に位置するようにして、図示するボルト12又は図示しないホールインアンカーによって取り付け固定される(図5)。向かい合う一組の鉛直側板d、eは、上下方向長さが異なる。傾斜底板gは、前記一組の鉛直側板d、eの短い側から長い側へ向かって下方へ傾斜して形成される。向かい合う一組の鉛直側板d、eに狭設された挟設側板fにはボルト12貫通孔6が水平位置に二つ形成される。図5に示すように、この挟設側板fを側溝内側壁3に当接させて、向かい合う一組の鉛直側板d、eを、上辺の高さが共通すると共に下辺の高さが相違するように固定される。
前記一組の鉛直側板d、eのうち、短い側の鉛直側板d、e及び屈曲底板gは、グレーチング14を設置する際に、スライドさせたフック棒10の位置をガイドするガイド板となる。すなわち、グレーチング14をスライドさせることで、屈曲凹枠1内に嵌合させたフック棒10の爪部102があたりながら短い側の鉛直側板d、eの外側面及び下方底面に沿って表面を滑動する。
また延設板は、前記一組の鉛直側板d、eのうち、長い側の鉛直側板d、eから下方へ垂直延設された平面板からなる。この延設板は、グレーチング14を設置する際に、スライドさせたフック棒10がそれ以上スライド方向にスライドしないようにするスライドストッパー7となる。
図8は、本発明の屈曲枠板5または湾曲枠板8が取り付けられる前における、コンクリート製の側溝18の形態例である。側溝18がコンクリート製の場合、コンクリート打設時に、側溝内側壁3の屈曲枠板5または湾曲枠板8が取り付けられる位置に、予めインサート穴13形成のためのインサート材を取り付けることでインサート穴13が形成される。このようにして形成されたインサート穴13へボルト12で締め付け固定して、屈曲枠板5または湾曲枠板8を取り付け、図5又は図6の状態とする。
(第一のフック棒固定具)
図10に示すように、屈曲凹枠1を設けたコンクリート側溝18に、第一のフック棒固定具によってL字型のフック棒10を取り付けたグレーチング14を設置する場合、L字型のフック棒10の爪部102を屈曲凹枠1の枠内に引っ掛ける。
図10は、コンクリート製の側溝18の片側の断面図である。グレーチング嵩上げ材9に、フック棒10の出入りを調整する調整板11を挟み、留め板15をボルト12及びナット17で締め付けることで、フック棒10の爪部102が屈曲枠板5の底辺部にあたる。この状態でグレーチング14を前に押し込んでスライドさせることで、L字型のフック棒10を下に引っ張る力が働く。これにより、側溝18とグレーチング14に隙間が生じることなくグレーチング14を設置して固定することができる。
その他の特記しない主な構成は実施例1と同様である。
図6は、実施例4のグレーチング設置構造体における湾曲凹枠2の斜視図である。実施例4のグレーチング設置構造体は、側溝内側壁3に設けられた湾曲凹枠2と、グレーチング14の下方にて第一のフック棒固定具によって固定されたL字型のフック棒10とからなる点で実施例2と同様であるが、側溝内側壁3に設けられた湾曲凹枠2が、既製の側溝18に取り付けられる湾曲枠板8からなる点で実施例2と相違する。
(実施例4のグレーチング設置構造体における湾曲凹枠2)
図6に示す実施例4のグレーチング設置構造体における湾曲凹枠2は、図5に示す実施例3の屈曲枠板5と同様、既製の側溝18に取り付ける湾曲枠板8によって形成される。図6は、実施例4のグレーチング設置構造体における湾曲凹枠2を側溝内側壁3に取り付ける際の状態を示す説明図である。
この湾曲枠板8は、上辺から下辺に向かって底面が下方へ湾曲傾斜した湾曲底板hと、この湾曲板の下辺台形箱体の傾斜下方側の一側面から上方垂設された鉛直側板eと、前記湾曲底板h及び鉛直側板eの片側の側辺に狭設された挟設側板fと、前記鉛直側板eから下方へ延設された下方延設板のスライドストッパー7とからなる。
湾曲底板hの底面ないし外側面は、上辺が鉛直上方を向き、下辺が前記鉛直側板eに当接して、上辺から下辺へ向かって下方へ傾斜して形成される。向かい合う一組の鉛直側板d、eに狭設された挟設側板fにはボルト12貫通孔6が水平位置に二つ形成される。図6に示すように、この挟設側板fを側溝内側壁3に当接させて、図示するボルト12又は図示しないホールインアンカーによって取り付け固定される。
前記湾曲底板hは、グレーチング14を設置する際に、スライドさせたフック棒10の位置をガイドするガイド板となる。すなわち、グレーチング14をスライドさせることで、湾曲凹枠2内に嵌合させたフック棒10の爪部102があたりながら湾曲底板hの傾斜下方に沿って表面を滑動する。
(下方延設板)
また下方延設板は、前記一組の鉛直側板d、eのうち、長い側の鉛直側板d、eから下方へ垂直延設された平面板からなる。この下方延設板は、グレーチング14を設置する際に、スライドさせたフック棒10がそれ以上スライド方向にスライドしないようにするスライドストッパー7となる。
その他の特記しない主な構成は実施例1と同様である。
(他の実施形態)
(第二のフック棒固定具)
図11は、グレーチング嵩上げ材9の側面に固定するL字型のフック棒10及びL字型のフック棒10の第二のフック棒固定具である。第二のフック棒固定具では、図11ないし図14に示すように、グレーチング14を側溝18に対して嵩上げするグレーチング嵩上げ材9を具備する。そして、前記グレーチング嵩上げ材9の一側面に留め板15がボルト固定されて、グレーチング嵩上げ材9の側面方向でフック棒10の上下伸長部101を固定する。ここで第二のフック棒固定具では、留め板15とフック棒押さえ19とが、両者間に幅方向調整部材11を挟んで一体形成される。また、フック棒押さえ19とフック棒10との間に弾性部材16が配置され、フック棒10の上下伸長部101の上端のボルト12頭の下面と、フック棒押さえ19の上端とで挟むようにして、グレーチング嵩上げ材9の側面方向に筒状の弾性部材16が配置される。
また、グレーチング14は、グレーチング嵩上げ材9及び弾性部材16を上下方向へ挟むようにして。側溝18の受け枠上に設置される。
図7と同様の調整板を挟んだ状態で、留め板15をボルト12で固定する。留め板15には円筒型のフック棒押さえ19が板幅中央の高さ方向に沿って固定される。調整板及び留め板15には同位置にボルト12貫通孔6が形成される。フック棒押さえ19は、下端から中央に向かって、上下伸張部固定用のボルト12挿通溝が形成される。
図11及び図12に示すように、このフック棒押さえ19の中に、上下伸張部の上端へ頭部にねじ頭104を形成し、そこから端部付近に外ねじ部103を形成したL字型のフック棒10を貫通させる。このとき、ねじ頭104とフック棒押さえ19の上端との間に、筒状の弾性部材16たるコイルばねを挟設する。これにより、L字型のフック棒10の高さが自動的に調節される。また、屈曲凹枠1又は湾曲凹枠2によって下方に引っ張られるように設置されたL字型のフック棒10が、弾性部材16によって上方へ常に弾性付勢される。また、上下伸張部固定用のボルト12挿通溝に、上下伸張部固定用ボルト12を挿通させ、この上下伸張部固定用ボルト12の先端が上下伸張部の側面に圧接することで、上下伸張部が回転しないように固定される。
(グレーチング14)
本発明のグレーチング14は、前記いずれか記載のグレーチング設置構造体のL字型のフック棒10がフック棒固定具によって固定され、一方向たる所定のスライド方向へスライドすることで、側溝18へ取り付けられるグレーチング14である。そして、前記スライド方向の後端側に、蓋構造延長板20が設けられたことを特徴とする。
(蓋構造延長板20)
蓋構造延長板20は、スライド長とスライド方向略同長であり、グレーチング14幅と同幅である(図19)。具体的には、グレーチング14幅と同幅のL字板の一面が蓋構造延長板20の板面となるように、グレーチング14の一端に溶接又はボルト固定してなる(図18)。把持部201として持ち手用の横長の長円孔を幅方向対称位置に一対設けており、また表面には補強リブ202として、略十字型に膨らんだ上方突起を多数形成してなる(図19)。
他に、本発明のグレーチング設置構造体ないしグレーチング14付き側溝18は、例えば、側溝18の側溝内側壁3に、溝幅中央方向を向くフック棒10または爪部102を固定すると共に、グレーチング14の下方に、グレーチング14幅方向外側を凹面とした屈曲凹枠1又は湾曲凹枠2を取り付けてなるものとしてもよい(図示せず)。
その他、本発明は上述した実施例に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成の変形、組合せ、或いは抽出が可能である。
本発明の実施例1のグレーチング設置構造体における屈曲凹枠の斜視図である。 本発明の実施例2のグレーチング設置構造体における湾曲凹枠の斜視図である。 実施例1のグレーチング設置構造体の屈曲凹枠を設けた側溝の斜視図である。 図3に示す側溝のグレーチング受け枠の斜視図である。 本発明の実施例3のグレーチング設置構造体における、屈曲凹枠のコンクリート側溝への取り付け構造を示す分解斜視図である。 本発明の実施例4のグレーチング設置構造体における、湾曲凹枠のコンクリート側溝への取り付け構造を示す分解斜視図である。 本発明のグレーチング設置構造体におけるL字型のフック棒の、第一のフック棒固定構造を示す分解斜視図である。 インサート穴を設けたコンクリート側溝を示す斜視図である。 本発明のグレーチング付き側溝の、実施例1のグレーチング設置構造体によるグレーチング設置状態を示す断面説明図である。 本発明のグレーチング付き側溝の、実施例3のグレーチング設置構造体によるグレーチング設置状態を示す断面説明図である。 本発明のグレーチング設置構造体におけるL字型のフック棒の、第二のフック棒固定具の正面図である。 本発明のグレーチング設置構造体におけるL字型のフック棒の、第二のフック棒固定具の側面図である。 本発明のグレーチング設置構造体におけるL字型のフック棒の、第二のフック棒固定具の平面図である。 本発明のグレーチング設置構造体におけるL字型のフック棒の、第二のフック棒固定具の底面図である。 グレーチングを設置する途中の状態を示す、本発明のグレーチング設置構造体の斜視一部断面図である。 グレーチングを設置した後の状態を示す、本発明のグレーチング設置構造体の斜視一部断面図である。 本発明のグレーチングを設置する途中の状態を示す、本発明のグレーチング付き側溝の側溝伸長軸断面図である。 本発明のグレーチングを設置した後の状態を示す、本発明のグレーチング付き側溝の側溝伸長軸断面図である。 本発明のグレーチングの平面図である。
符号の説明
1 屈曲凹枠
2 湾曲凹枠
3 側溝内側壁
4 グレーチング受け枠
5 屈曲枠板
6 ボルト貫通孔
7 スライドストッパー
8 湾曲枠板
9 グレーチング嵩上げ材
10 フック棒
101 上下伸張部
102 爪部
103 外ねじ部
104 ねじ頭
11 幅方向調整部
12 ボルト
121 フック棒押さえボルト
13 インサート穴
14 グレーチング
15 留め板
16 弾性部材
17 ナット
18 コンクリート側溝
19 フック棒押さえ
191 ボルト挿通溝
20 蓋構造延長板
a 縦方向部
b 横方向部
c 枠内上縁
d 鉛直側板
e 鉛直側板
f 挟設側板
g 屈曲底板
h 湾曲底板

Claims (7)

  1. 側溝の側溝内側壁に設けられる屈曲凹枠又は弯曲凹枠と、グレーチングに固定されるフック棒とを具備するグレーチング設置構造体であって、フック棒は、爪部を有すると共にこの爪部が外側方を向くようにしてグレーチングに固定され、前記グレーチングに固定されたフック棒の爪部を、側溝内側壁に設けられた屈曲凹枠又は弯曲凹枠に引っ掛けて、屈曲凹枠又は弯曲凹枠の横方向部に沿う所定のスライド方向へ移動させることでグレーチングを側壁に設置することを特徴とするグレーチング設置構造体。
  2. 屈曲凹枠又は弯曲凹枠の横方向部の枠内上縁又は枠内下縁が、スライド方向へ向かって傾斜してなる請求項1記載のグレーチング設置構造体。
  3. フック棒が、フック棒固定具によってグレーチングに固定され、このフック棒固定具が、フック棒の上下動を制限する上下動制限手段を有してなり、前記フック棒固定具によってグレーチングに固定されたフック棒の爪部を、屈曲凹枠又は弯曲凹枠に引っ掛けて前記スライド方向へ移動させたとき、前記上下動制限手段が、フック棒に上方又は下方のいずれか一方向の付勢力を加えるものである請求項1または2記載のグレーチング設置構造体。
  4. 上下動制限手段が、フック棒を保持するフック棒押さえとフック棒との間に介設された弾性部材とを具備し、この弾性部材の弾性力によってフック棒に付勢力を加える請求項3記載のグレーチング設置構造体。
  5. 屈曲凹枠又は弯曲凹枠が、既設の側溝の側溝内側壁に取り付ける屈曲枠板又は弯曲枠板によって形成される請求項1、2、3、または4記載のグレーチング設置構造体。
  6. 側溝とこの側溝に設置されるグレーチングとからなるグレーチング付き側溝であって、請求項1ないし5のいずれか記載のグレーチング設置構造体を具備してなるグレーチング付き側溝。
  7. 請求項1ないし6記載のグレーチング設置構造体のフック棒が固定されることで、前記所定のスライド方向へスライドして側溝に設置されるグレーチングであって、グレーチングの前記スライド方向後方側の端部に、グレーチングの蓋構造を延長する蓋構造延長板が設けられたことを特徴とするグレーチング。
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