JP2632918B2 - 板材折曲げ加工機 - Google Patents

板材折曲げ加工機

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JP2632918B2 JP63114955A JP11495588A JP2632918B2 JP 2632918 B2 JP2632918 B2 JP 2632918B2 JP 63114955 A JP63114955 A JP 63114955A JP 11495588 A JP11495588 A JP 11495588A JP 2632918 B2 JP2632918 B2 JP 2632918B2
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は板材折曲げ加工機に係り、更に詳細には、板
材の開口縁部の折曲げ長さに応じて板材を折曲げること
のできる板材折曲げ加工機に関する。
(従来の技術) 板材の縁部を上方向及び下方向の両方向に折曲げるた
めの板材折曲げ加工機は公知である。
上記板材折曲げ加工機は、板材Wを支持する下盤と、
下盤と対向して板材Wを挾圧固定するための上盤を備え
ている。また、板材折曲げ加工機は、上記下盤と上盤と
の間との間から突出した板材Wの縁部を上方向或は下方
向へ折曲げる下曲げ型と上曲げ型とを上下に離隔対向し
た態様で備えた曲げ型ビームを上下方向に揺動自在に備
えてなるものである。
しかし、従来の、板材Wの開口縁部を第7図に示すよ
うに例えば上方向に折曲げるための専用機としての板材
折曲げ加工機は存在せず、作業者が手動的に板材Wの開
口縁部を第7図に示すように折曲げていた。
(発明が解決しようとする課題) したがって、作業者が板材Wの開口縁部の折曲げを手
動的に行なっていたために、熟練した作業者でないと精
密な板材Wの開口縁部の折曲げを行い得ないという問題
点があった。
そこで、本発明は上記の問題点を解決するために、板
材Wの開口縁部を折曲げる中曲げ型を備えた板材折曲げ
加工機を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本発明は、板材を
支持する下盤と、上記下盤に前記板材を挾圧固定自在の
上盤と、前記下盤及び上盤との間から突出した前記板材
の端縁部を垂直方向へ折曲げるための曲げ型を上下動可
能に備えてなる板材折曲げ加工機において、前記板材に
形成された開口部の内縁部を垂直方向へ折曲げるための
中曲げ型を、前記上下の盤を間にして前記曲げ型の反対
側位置に上下動可能に備えてなるものである。
(作用) 前記構成により、曲げ型によって板材の端縁部の折曲
げ加工を行い、中曲げ型によって板材に形成された開口
部の内側縁の折曲げ加工を行うことができる。
(実施例) 第1図,第2図及び第3図を参照するに、本実施例に
係る板材折曲げ加工機1は、固定フレーム3の上方位置
にほぼ箱状の昇降フレーム5を上下方向へ揺動自在に備
えてなると共に、上記固定フレーム3と昇降フレーム5
は左右に立設したサイドフレーム7に連結されてある。
より詳細には、固定フレーム3は概略的には箱状をな
しており、この固定フレーム3の1部を構成する垂直な
フロントプレート9の上部には、左右方向(第1図,第
2図において左右方向。第3図において紙面に向って表
裏方向)に延伸した下盤11が適宜に固定して設けてあ
る。上記下盤11は上曲げ、下曲げ、中曲げ加工すべき板
材Wを支持するものである。
上記昇降フレーム5を上下方向へ揺動可能にするため
に、サイドフレーム7にヒンジピン12を介して揺動自在
支承された昇降フレーム5の後部の適宜位置には、第3
図に示すように概略クレビス状のシリンダブラケット13
を介して昇降シリンダ15が設けてある。この昇降シリン
ダ15から下方に突出自在のピストンロッド17は、前記サ
イドフレーム7にヒンジピン19を介して、揺動自在に支
承されてある。
上記構成により、昇降シリンダ15を適宜に操作するこ
とによりヒンジピン12を中心として昇降フレーム5は上
方向へ揺動するものである。
上記昇降フレーム5の後側下面に設けた概略クレビス
状の複数の揺動ブラケット21には、アームプレート23が
固定して設けてある。これらのアームプレート23の先端
部には、左右方向に延伸した押え板25が設けてあると共
に、この押え板25の下側には、前記下盤11に支持された
板材Wを挾圧固定するための上盤27が設けてある。な
お、上盤27は左右方向に延伸して設けてある。
上記構成により、前記ヒンジピン12を中心として昇降
フレーム5を上下に揺動することにより、下盤11と上盤
27との間に板材が挾圧固定され、また固定が解放される
ことになる。
ここで上記上盤27は、第1図に示されるように、薄板
よりなる選択自在な複数の選択上盤29と、選択上盤29の
両側方に位置する複数のブロック上盤31等よりなるもの
であって、板材Wの幅に対応して長さを適宜調節自在に
構成されている。
なお、上記選択上盤29やブロック上盤31の数を選択し
て上盤27の長さを調節するための構成は、必要によって
公知の機構を採用することも可能であるので、その詳細
について説明を省略する。
前記下盤11と上盤27とによって挾圧固定された板材W
の縁部を下方向へ折曲げるために、上曲げ型33が下盤11
と同長に左右方向に延伸して設けてある。
より詳細には、第3図、第4図に示すように複数の前
記揺動ブラケット21には、回動自在な第1偏心軸35が支
承されており、この第1偏心軸35に形成された複数の偏
心部35Eには、それぞれ揺動自在な上曲げビーム37が支
承されている。複数の上曲げビーム37の先端部(第3図
において左端部)には、上曲げ型33を備えた左右方向に
延伸した上曲げ型ホルダ39が設けてある。
なお、上記第1偏心軸35の偏心部35Eと上曲げ方ビー
ム37の枢支部との間の微小間隙を例えば後方向へ寄せる
ために、上曲げビーム37の適宜位置には上曲げビーム37
を後方向へ付勢する公知の付勢手段41が設けてある。
上記構成より理解されるように、上曲げビーム37は、
第1偏心軸35の偏心部35Eを中心として上下方向に揺動
自在である。また、上曲げビーム37は常に後方向に引か
れているため、後方向に外力が作用しても上曲げ型ビー
ム37は僅かも移動することはないものである。
上曲げ型ホルダ39を下方向に揺動せしめて、上曲げ型
35によって板材の縁部の折曲げを行うために、前記昇降
フレーム5には、第1図に示すように左右方向に亘って
複数の上曲げ用シリンダ43が設けてある。より詳細に
は、第3図に示すように上曲げ用シリンダ43が昇降フレ
ーム5に揺動自在に支承れており、上曲げ用シリンダ43
から下方向に突出したピストンロッド45の下端部は、上
曲げ型ホルダ39に取付けたブラケット47にピン(図示せ
ず)を介して枢支されている。
上記構成により、上曲げ用シリンダ43を適宜に操作す
ることによって上曲げ型ホルダ39を上下に揺動すること
ができる。したがって、下盤11と上盤27との間に挾圧固
定された板材Wの縁部を、上曲げ型33によって下方向に
折曲げることができる。
なお、第1図に示すように前記昇降フレーム5の適宜
位置には、上曲げ用シリンダ43のストロークを調整して
折曲げ角度を調整するための折曲げ角度調整装置51が設
けてある。
挾圧固定された板材Wの縁部を上方向へ折曲げるため
に、上曲げ型33の下方には左右方向に延伸した下曲げ型
53が設けてある。
より詳細には、前記固定フレーム3における支持プレ
ート55には、第3図、第4図に示すように複数の概略ク
レビス状の固定ブラケット57が設けてある。複数の固定
ブラケット57には、回動自在な第2偏心軸59が支承され
ており、この第2偏心軸59に形成された複数の偏心部59
Eには、それぞれ揺動自在な下曲げビーム61が支承され
ている。複数の下曲げビーム61の前端部には、下曲げ型
53を備えた左右方向に延伸した下曲げ型ホルダ63が設け
てある。また、下曲げビーム61を後方向へ付勢する公知
の付勢手段65が設けてある。
下曲げ型ホルダ63を上方向に揺動せしめて、下曲げ型
53によって板材Wの縁部の折曲げを行うために、前記支
持プレート55には、左右方向に亘って適数の下曲げ用シ
リンダ67が設けてある。
より詳細には、下曲げ用シリンダ67が支持プレート55
に揺動自在に支承されており、下曲げ用シリンダ67から
上方に突出したピストンロッド69の上端部は、下曲げ型
ホルダ63に取付けたブラケット71にピン73を介して枢支
されている。
上記の構成により、下曲げ用シリンダ67を適宜に操作
することによって、下曲げ型ホルダ63が上下方向へ揺動
され、板材の縁部を上方向へ折曲げることができる。
なお、適宜位置には、下曲げ用シリンダ67のストロー
クを調整して折曲げ角度を調整するための折曲げ角度調
整装置(図示せず)が設けてある。
前記下盤11と上盤27とによって挾圧固定された板材W
の開口縁部を第7図に示すように、例えば上方向に折曲
げるため、多数の連設した分割型75からなる中曲げ型77
が第1図に示すように左右方向に延伸して設けてある。
より詳細には、第3図、第4図に示すように前記固定
ブラケット57には、回動自在な第3偏心軸70が支承され
ており、この第3偏心軸79に形成された複数の偏心部79
Eには、それぞれ揺動自在な中曲げビーム81が支承され
ている。複数の中曲げビーム81の前端部には、中曲げ型
77を備えた揺動プレート83が設けてある。
揺動プレート83を上方向に揺動せしめて、中曲げ型77
によって板材Wの開口縁部の折曲げを行うために、前記
固定フレーム3におけるフロントプレート9には、第1
図に示すように左右方向に亘って中曲げ用シリンダ85が
設けてある。
より詳細には、中曲げ用シリンダ85がフロントプレー
ト9に揺動自在に支承されており、中曲げ用シリンダ83
から上方に突出したピストンロッド87の上端部は、揺動
プレート83の下面に取付けたブラケット(図示せず)に
ピン(図示せず)を介して枢支されている。
上記構成により、中曲げ用シリンダ85を適宜に操作す
ることによって、揺動プレート83が上下に揺動され、板
材Wの開口縁部を上方向へ折曲げることができる。
なお、第1図に示すようにフロントプレート9の適宜
位置には、中曲げ用シリンダ85のストロークを調整して
折曲げ角度を調整するための折曲げ角度調整装置89が設
けてある。
上述のごとく板材Wの縁部を上方向或は下方向へ折曲
げるとき、また板材Wの開口縁部を上方向へ折曲げると
き、前記上曲げビーム37,下曲げビーム61、中曲げビー
ム81の揺動中心を板材Wの板厚に応じて前後に移動すべ
く、クリアランス調整操作91が設けてある。
より詳細には、第4図を参照するに、固定フレーム3
の後部(第4図において紙面に向って表部)には、例え
ばパルスモータ,サーボモータのごとき正逆転可能なモ
ータ93が装着してあると共に、ベルト94を介してモータ
93と連動する減速装置95が装着してある。この減速装置
95の出力軸が第2偏心軸59に連動連結してある。この第
2偏心軸59の適宜位置には第1,第2駆動歯車97,99が固
定して設けてある。第1偏心軸35の適宜位置には第1駆
動歯車97とは噛合する第1従動歯車101が固定して設け
てあると共に、第3偏心軸79の適宜位置には第2駆動歯
車99と噛合る第2従動歯車103が固定して設けてある。
したがって、モータ93を適宜に回転制御することによ
り、第2偏心軸59が適宜に回転されると共に、連動して
第1,第3偏心軸35,79が適宜に回転されることとなる。
すなわち、第1,第2,第3偏心軸の偏心部35E,59E,79Eを
同時に前後に移動することができ、上曲げビーム37,下
曲げビーム61,中曲げビーム81を同時に前後に移動させ
ることができる。
前記構成により、本実施例によれば、板材Wを挾圧固
定した状態の下盤11,上盤27と上曲げ型33,下曲げ型53,
中曲げ片77との間隔を板材Wの厚さに応じて同時に調節
できることになる。更に、板材Wの折曲げ終了後に、適
宜にモータ93を操作して、上曲げビーム37,下曲げビー
ム61を前方に移動させることにより、板材Wの縁部の折
曲げをより鋭角に行ってスプリングバックを補正するこ
とができる。
第5図,第6図を参照するに、前記中曲げ型77は前記
揺動プレート83に回動自在に支承されてある。
より詳細には、揺動プレート83に固定ブラケット104,
ピン105を介して取付けた揺動部材106には、回転自在な
中曲げシャフト107が設けてあり、この中曲げシャフト1
07には、多数の回転自在な分割型75よりなる中曲げ型77
を嵌合してある。
上記分割型75は、環状の基部75aにストッパ部75bが形
成してあると共に、エッジ部75cを備えた突出部75dがほ
ぼ接線方向に突出して形成してある。
上記構成により、分割型75は、例えばストッパ部75b
が揺動プレート83に左右方向(第5図において左右方
向、第6図において紙面に向って表裏方向)に延伸して
設けたストッパ部材109に当接した位置(折曲げ回避位
置)と、エッジ部75cが揺動プレート83の係合部83aに係
合した位置(折曲げ作用位置)との間を移動することが
可能となるものである。
適数枚の分割型75を上記折曲げ作用位置と折曲げ回避
位置との間を移動させるために、揺動プレート83に設け
たベースブロック111には金型切換装置113が設けてあ
る。なお、本実施例においては、第1図に示すように左
右に2つの金型切換装置113が設けてある。
より詳細には、ベースブロック111に回転自在に支承
された揺動軸115,117には、それぞれ左右に一対の揺動
部材119,121が一体的に取付けてあり、左右の揺動部材1
19,121には、それぞれヒンジピン123,125を介して回動
自在な切換プレート127が設けてある。この切換プレー
ト127には、揺動軸129を介してアーム部材131が設けて
あり、アーム部材131の先端部に取付けアームシャフト1
33には、適数枚の分割型75と当接して回転自在な筒状の
ローラ135が設けてある。
上記揺動部材119,121を揺動軸115,117を介して揺動さ
せるために、前記ベースブロック111には、シリンダブ
ラケット(図示せず)を介してエアシリンダ137が設け
てあると共に、揺動軸115,117にそれぞれ一体に取付け
たピニオン139,141と噛合して上下動自在なラック部材1
43を設けてある。ここで上記エアシリンダ137から下方
に突出自在のピストンロッド145と上記ラック部材143は
連結してある。
また、切換プレート127にはブラケット(図示せず)
を介してエアシリンダ147が設けてあり、このエアシリ
ンダ147から突出自在のピストンロッド149の先端部は前
記アーム部材131の端部に連結してある。
上記構成により、エアシリンダ137を適宜に操作する
ことにより、連動してラック部材143がラックガイド
(図示せず)に案内されて上下動すると共に、ピニオン
139,141の回動と連動して揺動部材119,121が揺動軸115,
117を中心として回動する。したがって、アーム部材131
に設けたローラ135は、適数枚の分割型75を支持しなが
ら、エアシリンダ147を適宜に操作することにより、適
数枚の分割型75を折曲げ作用位置と折曲げ回避位置との
間を移動させることができるものである。
なお、本実施例においては、中曲げシャフト107の中
心とアームシャフト133の中心との長さ、揺動軸115の中
心とヒンジピン123の中心との長さ、揺動軸117の中心と
ヒンジピン125の中心との長さとをそれぞれ等しくした
ために、エアシリンダ137を適宜に作動した場合に切換
プレート127は揺動することなく平行に移動することが
できると共に、この際ローラ135は適数枚の分割型75に
当接摺動することができる。
分割型75の前記エッジ部75cを揺動プレート83の係合
部83aに係合させたり、解放したりするために、前記揺
動部材106はピン105を介して揺動自在に構成されてい
る。より詳細には、揺動部材106に揺動自在に取付けた
エアシリンダ151から後方向(第5図において紙面向っ
て裏方向)へ突出自在のピストンロッド(図示せず)の
先端部は、揺動プレート83の適宜位置に螺合してある。
上記構成により、エアシリンダ151を適宜に操作し
て、適数枚の分割型75を折曲げ作用位置から折曲げ回避
位置に移動させる際にはエッジ部75cと係合部83aの係合
状態を開放し、中曲げ加工を行う際にはエッジ部75cと
係合部83aと係合させておく。したがって、適数枚の分
割型75の折曲げ作用位置から折曲げ回転位置との間の移
動を円滑に行うことができると共に、精度の高い中曲げ
加工を行い得るものである。
板材Wの折曲げ長さに応じて折曲げ作用位置と折曲げ
回避位置との間を移動させる適数枚の分割型75を選択す
るため、金型切換装置113を備えた前記ベースブロック1
11は左右方向に移動自在に構成されている。
より詳細には、ベースブロック111の後面(第1図に
おいては右側面)には、揺動プレート83に左右方向へ延
伸して設けたガイド155に案内される走行部111aが形成
されてあると共に、揺動プレート83に当接して回転自在
なローラ157が取付けてある。
また、上記揺動プレート83に支持ブラケット159を介
して回転自在に支承されたボールねじ161と螺合すべ
く、ベースブロック111にはナット部材(図示せず)が
設けてある。上記ボールねじ161は、ベルト163、ピニオ
ン165,167の伝達手段を介して揺動プレート83に取付け
たサーボモータ169の回転軸に連動連結してある。
上記構成により、サーボモータ169を適宜に操作する
ことにより、金型切換装置113を備えたベースブロック1
11は左右方向(第5図において左右方向、第6図におい
て紙面向って表裏方向)へ移動して折曲げ作用位置と折
曲げ回避位置との間を移動させる分割型75を選択できる
ものである。なお、揺動プレート83の適宜位置には例え
ば近接センサのごときセンサ170が設けてあり、これに
よってベースブロック111が最大限までに左右方向に移
動したことが検知される。
選択された適数枚の分割型75の中心部を板材折曲げ加
工機1の中心部に位置させるため、センタリング調整装
置が設けてある。より詳細には、センタリング調整装置
は、本実施例においては、右側の揺動部材106に設けた
エアシリンダ171であり、このエアシリンダ171から突出
したピストンロッド173の先端部は前記曲げシャフト107
に螺合してある。
上記構成により、エアシリンダ171を適宜に操作して
分割型75左右方向に移動させてセンタリングを調整する
ことができる。
前述のごとき構成において、本実施例においては昇降
シリンダ15を適宜に操作して、上盤27と下盤11との間の
板材Wを挾圧固定し、板材Wに応じてクリアランス調整
を行う。板材Wを下方向に折曲げるときは上曲げ用シリ
ンダ43を適宜に操作すると共に、上方向に折曲げるとき
は下曲げ用シリンダ67を適宜に操作する。更に、板材W
の開口縁部の折曲げを行うときには、板材Wの折曲げ長
さに応じて中曲げ加工に使用する適数枚の分割型75を選
択すると共に、中曲げ用シリンダ85を適宜に操作して中
曲げ加工を行う。
以上のごとき本実施例によれば、1台の板材折曲げ加
工機1によって上曲げ、下曲げ、中曲げ加工精度よく行
い得るものである。
また、クリアランス調整装置91により、下盤11,上盤2
7と、上曲げ型33,下曲げ型53,中曲げ型77とのクリアラ
ンスを板材Wの厚さに応じて同時に調節できるので、曲
げ加工が変わるたびに、クリアランスの調節をしなけれ
ばならないという煩しさから解放される。
上曲げ型33と下曲げ型53は従来は1つの曲げビームに
設けられていたが、それぞれ上曲げビーム37と下曲げビ
ーム61に設けることにより、板材折曲げ加工機1の奥行
が広がり、長い板材Wに対しても容易に折曲げを行い得
るものである。
更に、昇降フレーム5を上下方向に揺動自在としたこ
とにより、板材折曲げ加工機1の掃除を容易に行い得
る。
なお、本発明は前述の実施例に限るものではなく、適
宜の変更を行うことによりその他の種々の態様でも実施
可能である。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要
するに本発明は、板材(W)を支持する下盤(11)と、
上記下盤(11)に前記板材(W)を挾圧固定自在の上盤
(27)と、前記下盤(11)及び上盤(27)との間から突
出した前記板材(W)の端縁部を垂直方向へ折曲げるた
めの曲げ型を上下動可能に備えてなる板材折曲げ加工機
において、前記板材(W)に形成された開口部の内縁部
を垂直方向へ折曲げるための中曲げ型(77)を、前記上
下の盤(11,27)を間にして前記曲げ型の反対側位置に
上下動可能に備えてなるものである。
前記構成より明らかなように、本発明においては、上
下の盤27,11に挾持固定された板材Wの端縁部を折曲げ
加工するための曲げ型を上下動可能に備えた構成におい
て、前記板材Wに形成された開口部の内縁部の折曲げ加
工を行うための中曲げ型77を、上下の盤27,11を間にし
て前記曲げ型の反対側の位置に上下動可能に備えた構成
であるから、板材Wの外側縁の折曲げ加工を行うことが
できると共に、板材Wに形成した例えば四角形状の開口
部の内側縁部を、第7図に示すように折曲加工すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は板材折曲
げ加工機の正面図である。第2図は同平面図である。第
3図は第1図におけるIII−III線に沿った断面図であ
る。第4図は本実施に係るクリアランス調整装置であ
る。第5図は第1図における矢印V部分の拡大詳細図で
1部断面してある。第6図は第1図における矢印Vi部分
の拡大詳細図で1部断面してある。第7図は中曲げ加工
を終了した板材の説明図である。 1…板材折曲げ加工機 11…下盤、27…上盤 75…分割型、77…中曲げ型

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板材(W)を支持する下盤(11)と、上記
    下盤(11)に前記板材(W)を挾圧固定自在の上盤(2
    7)と、前記下盤(11)及び上盤(27)との間から突出
    した前記板材(W)の端縁部を垂直方向へ折曲げるため
    の曲げ型を上下動可能に備えてなる板材折曲げ加工機に
    おいて、前記板材(W)に形成された開口部の内縁部を
    垂直方向へ折曲げるための中曲げ型(77)を、前記上下
    の盤(11,27)を間にして前記曲げ型の反対側位置に上
    下動可能に備えてなることを特徴とする板材折曲げ加工
    機。
JP63114955A 1988-05-13 1988-05-13 板材折曲げ加工機 Expired - Lifetime JP2632918B2 (ja)

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