JP2831707B2 - しごき折曲げ機 - Google Patents

しごき折曲げ機

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JP2831707B2
JP2831707B2 JP1190455A JP19045589A JP2831707B2 JP 2831707 B2 JP2831707 B2 JP 2831707B2 JP 1190455 A JP1190455 A JP 1190455A JP 19045589 A JP19045589 A JP 19045589A JP 2831707 B2 JP2831707 B2 JP 2831707B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はしごき折曲げ機に関する。
(従来の技術) 従来、ワークから箱形状の製品を得る場合には段差の
ある折曲げ線に対して折曲げを行なう必要がある。この
折曲げを行なう折曲げ機としては分割金型を備えたプレ
スブレーキ又はしごき折曲げ機がある。
(発明が解決しようとする課題) ところで、平板状のワークの一短辺部、他短辺部、一
長辺部、他長辺部を折曲げてワークを箱形に成形せしめ
る場合には、作業の途中に手動にてワークを旋回させる
等しなければならず、非常に手間を要するという問題が
あった。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 前述のごとき、従来の問題点を解決するために、本発
明においては、上下に対応したトップダイとボトムダイ
の協働によりワークを挟圧固定した状態の下で、ワーク
の一部分であってトップダイとボトムダイから突出した
部分を折曲げるしごき折曲げ機において、 上記ボトムダイの後方に前後方向へ延びた曲げビーム
を上下方向へ揺動可能に設け、この曲げビームの曲端部
にワークにおける上記突出した部分を折曲げる曲げ型を
左右方向へ延伸して設け、上記ボトムダイの後方に選択
曲げビームを上下方向へ揺動可能に設け、選択曲げビー
ムの前端部がボトムダイよりも前側に位置するように選
択曲げビームを前後方向へ延伸して構成し、この選択曲
げビームの前端部にワークにおける前記突出した部分を
折曲げる選択曲げ型を設け、この選択曲げ型は左右方向
へ連設した多数の分割金型からなり、各分割金型を折曲
げ作用位置と折曲げ回避位置との間に移動可能に構成
し、上記ボトムダイの前方側にワークをクランプする前
側ワーククランプを前後方向,左右方向へ移動可能かつ
垂直方向の軸心を中心として旋回可能に設け、上記ボト
ムダイの後方側にワークをクランプする後側ワーククラ
ンプを前後方向へ移動可能に設けてなることを特徴とす
る。
(作用) 前記の構成により、平板状のワークの一短辺部(或い
は一長辺部)を折曲げて、他短辺部(或いは他長辺
部)、一長辺部(或いは一短辺部)、他長辺部(或いは
他短辺部)と順次折曲げて、平板状のワークを箱形に形
成せしめる場合には、以下のように行う。
すなわち、まず一短辺部の折曲げ線に段差が生じる
と、換言すれば一短辺部に2つの折曲げ線があると、1
つ目の折曲げ線の長さ及び位置に対応して、多数の分割
金型のうち選択した適数の分割金型を折曲げ作用位置に
位置せしめ、残りの分割金型を折曲げ回避位置に位置せ
しめる。次に、ワークを前後方向へ位置決めする。そし
て、後側ワーククランプにより他短辺部をクランプした
状態のもとでかつトップダイとボトムダイの協働により
ワークを挟圧固定した状態のもとで、選択曲げビームを
上下方向へ揺動させることにより、選択した適数の分割
金型を用いて、1つ目の折曲げ線を中心として一短辺部
を折曲げる。同様にして、2つ目の折曲げ線を中心とし
て一短辺部を折曲げる。
一短辺部に対して折曲げ加工を行った後に、前側ワー
ククランプを前後方向,左右方向へ移動させて、前側ワ
ーククランプによりワークをクランプし、後側ワークク
ランプのクランプ状態を解除して、後側ワーククランプ
を後方向へ移動させる。これによって、後側ワーククラ
ンプから前側ワーククランプへワークの受け渡しを行う
ことができる。次に、前側ワーククランプを垂直方向の
軸心を中心としてほぼ180度旋回させることにより、ワ
ークをほぼ180度旋回させてワークの一短辺部を後側ワ
ーククランプに対向させる。更に、ワークを前後方向へ
位置決めすると共に、前側ワーククランプから後側ワー
ククランプへワークを受け渡す。そして、一短辺部に対
する折曲げ加工と同様に、選択した適数の分割金型を用
いて、他短辺部に対して折曲げ加工を行う。
ワークにおける他短辺部に対して折曲げ加工を行った
後に、後側ワーククランプから前側ワーククランプへワ
ークを受け渡して、前側ワーククランプを垂直方向の軸
心を中心としてほぼ90度旋回させることにより、ワーク
をほぼ90度旋回させてワークの一長辺部を後側ワークク
ランプに対向させる。更に、ワークを前後方向へ位置決
めする。そして、トップダイとボトムダイの協働により
ワークを挟圧固定した状態のもとで、曲げビームを上下
方向に揺動させることにより、曲げ型を用いて、一長辺
部に対して折曲げ加工を行う。
一長辺部に対して折曲げ加工を行った後に、前側ワー
ククランプを垂直方向の軸心を中心としてほぼ180度旋
回させることにより、ワークの他長辺部を後側ワークク
ランプに対向させる。そして、一長辺部に対する折曲げ
加工と同様に、曲げ型を用いて、他長辺部に対して折曲
げ加工を行う。
以上により、平板状のワークを箱型に成形せしめるこ
とができる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第12図に示したワークWの展開図から第13図に示した
箱形状の製品Gを製作する場合、詳細を後述するしごき
折曲げ機でもって、第12図に示したごとく、A,B,C,D,E
およびFの曲げ順序でワークの端縁部を折曲げることに
よって、第13図に示したごとき箱形状の製品Gを得るも
のである。
第1図,第2図および第3図を参照するに、右側には
例えば板状のワークWから箱形状に折曲げるしごき折曲
げ機1が立設されており、左側にはしごき折曲げ機1で
ワークWに折曲げ加工を行なう際にワークWを搬入出し
て支持するワークテーブル3を上部に備えた支持フレー
ム5が立設されている。このワークテーブル3の外四方
には支持ポスト7A,7B,7Cおよび7Dが立設されている。こ
の支持ポスト7Aと7C;7Bと7Dとの上部にはX軸方向へ延
伸した上部サイドフレーム9R,9Lが支承されていると共
に、支持ポスト7Aと7B;7Cと7Dとの上部にはY軸方向へ
延伸した上部前後フレーム11F,11Bが支承されている。
前記上部サイドフレーム9Lのほぼ中央部にはY軸モー
タ13が設けられており、また、上記前後フレーム11F,11
Bの外側には前記Y軸モータ13に連動連結したY軸ボー
ルねじ15A,15Bがチェン,スプロケットなどの伝達部材1
7を介して設けられている。さらに、前記上部前後フレ
ーム11F,11BにはY軸ガイドレール19が設けられている
と共にこのY軸ガイドレール19に案内されながらY軸方
向へ移動自在なY軸キャリッジ21が設けられている。
上記構成により、Y軸モータ13を駆動させると、伝達
部材17を介してY軸ボールねじ15A,15Bが回転してY軸
キャリッジ21がY軸ガイドレール19に案内されてY軸方
向へ移動されることになる。
前記Y軸キャリッジ21の後側右部第2図において右側
下部にはX軸モータ23が設けられている。このX軸モー
タ23に連動連結したX軸ボールねじ25がX軸方向へ延伸
して前記Y軸キャリッジ21の後側に設けられている。こ
のX軸ボールねじ25にはナット部材が螺合されており、
このナット部材にはX軸キャリッジ27が取付けられてい
る。
上記構成により、X軸モータ23を駆動させると、X軸
ボールねじ25が回転してX軸キャリッジ27がX軸方向へ
移動されることになる。
前記Y軸キャリッジ21のほぼ中央後部にはZ軸用シリ
ンダ29が設けられており、このZ軸用シリンダ29にはZ
軸キャリッジ31が装着されている。したがって、Z軸用
シリンダ29を作動させると、Z軸キャリッジ31がZ軸方
向(第1図において上下方向)へ移動されることにな
る。
前記Z軸キャリッジ31の下端には垂直方向の軸心を中
心として旋回自在なクランプストレッチ33が取付けられ
ており、このクランプストレッジ33にはワークをクラン
プする前側ワーククランプ35が備えられている。
上記構成により、クランプストレッチ33を旋回せしめ
ることにより、クランプストレッチ33に備えられた前側
ワーククランプ35が垂直方向の軸心を中心として旋回さ
れることになる。
したがって、Y軸キャリッジ21がY軸方向へ、X軸キ
ャリッジ27がX軸方向へ、Z軸キャリッジ31がZ軸方向
へ、およびクランプストレッチ33が移動、旋回されるか
ら、クランプストレッチ33に備えられた前側ワーククラ
ンプ35はX,Y,Z軸方向へ移動されると共に、垂直方向の
軸心を中心として旋回されることとなる。
第4図,第5図及び第6図を参照するに、前記しごき
折曲げ機1は、固定フレーム37の上方位置にほぼ箱状の
昇降フレーム39を上下方向へ揺動自在に備えてなると共
に、上記固定フレーム37と昇降フレーム39は左右に立設
したサイドフレーム41に連結されている。
より詳細には、固定フレーム37は概略的には箱状をな
しており、この固定フレーム37の1部を構成する垂直な
フロントプレート43の上部には、X軸方向(第4図,第
5図において左右方向。第6図において紙面に対して直
交する方向)に延伸したワーク押え装置のボトムダイ45
が適宜に固定して設けられている。上記ボトムダイ45は
上曲げ(正曲げ)、下曲げ(逆曲げ)、中曲げなど加工
すべきワークWを支持するものである。
上記昇降フレーム39を上下方向へ揺動可能にするため
に、昇降フレーム39の下部には概略クレビス状の複数の
揺動ブラケット47が取付けられており、この揺動ブラケ
ット47にはヒンジピン49が装着されている。また、昇降
フレーム39の後部の適宜位置には、第6図に示すように
概略クレビス状のシリンダブラケット51を介して昇降シ
リンダ53が設けられている。この昇降シリンダ53から下
方に突出自在のピストンロッド55は、前記サイドフレー
ム41にヒンジピン57を介して、揺動自在に支承されてい
る。
上記構成により、昇降シリンダ53を適宜に操作するこ
とによりヒンジピン49を中心として昇降フレーム39は上
方向へ揺動するものである。
前記揺動ブラケット47には、アームプレート59が固定
して設けられている。これらのアームプレート59の先端
部には、X軸方向に延伸した押え板61が設けられている
と共に、この押え板61の下側には、前記ボトムダイ45に
支持された板材Wを挟圧固定するためのトップダイ63が
設けられている。なお、トップダイ63はX軸方向に延伸
して設けられている。
上記構成により、前記ヒンジピン49を中心として昇降
フレーム39を上下に揺動することにより、ボトムダイ45
とトップダイ63との間にワークWが挟圧固定され、また
固定が解放されることになる。
ここで上記トップダイ63は、第4図に示されているよ
うに、薄板よりなる選択自在な複数の選択トップダイ65
と、選択トップダイ65の両側方に位置する複数のブロッ
クトップダイ67等よりなるものであって、ワークWの幅
に対応して長さを適宜調節自在に構成されている。
なお、上記選択トップダイ65やブロックトップダイ67
の数を選択してトップダイ63の長さを調節するための構
成は、すでに公知であるから、その詳細について説明を
省略する。
前記ボトムダイ45とトップダイ63とによって挟圧固定
されたワークWの縁部を下方向へ折曲げるために、上曲
げ型(逆曲げ金型)69がボトムダイ45と同長にX軸方向
に延伸して設けられている。
より詳細には、第6図,第7図に示すように複数の前
記揺動ブラケット47には、回動自在な第1偏心軸71が支
承されており、この第1偏心軸71に形成された複数の偏
心部71Eには、それぞれ揺動自在な上曲げビーム73が支
承されている。複数の上曲げビーム73の先端部(第6図
において左端部)には、逆曲げ金型69を備えたX軸方向
に延伸した上曲げ型ホルダ75が設けられている。
なお、上記第1偏心軸71の偏心部71Eと上曲げビーム7
3の枢支部との間の微小間隙を例えば後方向へ寄せるた
めに、上曲げビーム73の適宜位置には上曲げビーム73を
後方向へ付勢する公知の付勢手段77が設けられている。
上記構成より理解されるように、上曲げビーム73は、
第1偏心軸71の偏心部71Eを中心として上下方向に揺動
自在である。また、上曲げビーム73は常に後方向に引か
れているため、後方向に外力が作用しても上曲げビーム
73は僅かに移動することはないものである。
上曲げ型ホルダ75を下方向に揺動せしめて、逆曲げ金
型69によってワークWの縁部の折曲げを行うために、前
記昇降フレーム39には、第4図に示すようにX軸方向に
亘って複数の上曲げ用シリンダ79が設けられている。よ
り詳細には、第6図に示すように上曲げ用シリンダ79が
昇降フレーム39に揺動自在に支承されており、上曲げ用
シリンダ79から下方向に突出したピストンロッド81の下
端部は、上曲げ型ホルダ75に取付けたブラケット83にピ
ン(図示せず)を介して枢支されている。
上記構成により、上曲げ用シリンダ79を適宜に操作す
ることによって上曲げ型ホルダ75を上下に揺動すること
ができる。したがって、ボトムダイ45とトップダイ63と
の間に挟圧固定されたワークWの縁部を、逆曲げ金型69
によって下方向に折曲げることができる。
なお、第4図に示すように前記昇降フレーム39の適宜
位置には、上曲げ用シリンダ79のストロークを調整して
折曲げ角度を調整するための折曲げ角度調整装置85が設
けられている。
挟圧固定されたワークWの縁部を上方向へ折曲げるた
めに、逆曲げ金型69の下方にはX軸方向に延伸した下曲
げ型(正曲げ金型)87が設けられている。
より詳細には、前記固定フレーム37における支持プレ
ート89には、第6図,第7図に示すように複数の概略ク
レビス状の固定ブラケット91が設けられている。複数の
固定ブラケット91には、回転自在な第2偏心軸93が支承
されており、この第2偏心軸93に形成された複数の偏心
部93Eには、それぞれ揺動自在な下曲げビーム95が支承
されている。複数の下曲げイーム95の前端部には、正曲
げ金型87を備えたX軸方向に延伸した下曲げ型ホルダ97
が設けられている。また、下曲げビーム95を後方向へ付
勢する公知の付勢手段99が設けられている。
下曲げ型ホルダ97を上方向に揺動せしめて、正曲げ金
型87によってワークWの縁部の折曲げを行うために、前
記支持プレート89には、X軸方向に亘って適数の下曲げ
用シリンダ101が設けられている。
より詳細には、下曲げ用シリンダ101が支持プレート8
9に揺動自在に支承されており、下曲げ用シリンダ101か
ら上方に突出したピストンロッド103の上端部は、下曲
げ型ホルダ97に取付けたブラケット105にピン107を介し
て枢支されている。
上記の構成により、下曲げ用シリンダ101を適宜に操
作することによって、下曲げ型ホルダ97が上下方向へ揺
動され、ワークWの縁部を上方向へ折曲げることができ
る。
なお、適宜位置には、下曲げ用シリンダ101のストロ
ークを調整して折曲げ角度を調整するための折曲げ角度
調整装置(図示せず)が設けられている。
前記ボトムダイ45とトップダイ63とによって挟圧固定
されたワークWを例えば上方向に折曲げるため、多数の
連設した分割金型109からなる選択曲げ金型111を備えた
選択曲げ金型交換装置が第4図に示すようにX軸方向に
延伸して設けられている。
より詳細には、第6図,第7図に示すように前記固定
ブラケット91には、回転自在な第3偏心軸113が支承さ
れており、この第3偏心軸113に形成された複数の偏心
部113Eには、それぞれ揺動自在な選択曲げビーム115が
支承されている。複数の選択曲げビーム115の前端部に
は、選択曲げ金型111を備えた揺動プレート117が設けら
れている。
揺動プレート117を上方向に揺動せしめて、選択曲げ
金型111によってワークWの折曲げを行うために、前記
固定フレーム37におけるフロントプレート43には、第4
図に示すようにX軸方向に亘って選択曲げ用シリンダ11
9が設けられている。
より詳細には、選択曲げ用シリンダ119がフロントプ
レート43に揺動自在に支承されており、選択曲げ用シリ
ンダ119から上方に突出したピストンロッド121の上端部
は、揺動プレート117の下面に取付けたブラケット(図
示せず)にピン(図示せず)を介して枢支されている。
上記構成により、選択曲げ用シリンダ119を適宜に操
作することによって、揺動プレート117が上下に揺動さ
れ、板材Wの開口縁部を上方向へ折曲げることができ
る。
なお、第4図に示すようにフロントプレート43の適宜
位置には、選択曲げ用シリンダ119のストロークを調整
して折曲げ角度を調整するための折曲げ角度調整装置12
3が設けられている。
上述のごとくワークWの縁部を折曲げるとき、前記上
曲げビーム73,下曲げビーム95,選択曲げビーム115の揺
動中心をワークWの板厚に応じて前後に移動すべく、ク
リアランス調整装置125が設けられている。
より詳細には、第7図を参照するに、固定フレーム37
の後部(第7図において紙面に向って表部)には、例え
ばパルスモータ,サーボモータのごとき正逆転可能なモ
ータ127が装着してあると共に、ベルト129を介してモー
タ127と連動する減速装置131が装着されている。この減
速装置131の出力軸が第2偏心軸93に連動連結してあ
る。この第2偏心軸93の適宜位置には第1,第2駆動歯車
133,135が固定して設けられている。第1偏心軸71の適
宜位置には第1駆動歯車133と噛合する第1従動歯車137
が固定して設けてあると共に、第3偏心軸113の適宜位
置には第2駆動歯車135と噛合する第2従動歯車139が固
定して設けられている。
したがって、モータ127を適宜に回転制御することに
より、第2偏心軸93が適宜に回転されると共に、連動し
て第1,第3偏心軸71,113が適宜に回転されることとな
る。すなわち、第1,第2,第3偏心軸の偏心部71E,93E,11
3Eを同時に前後に移動することができ、上曲げビーム7
3,下曲げビーム95,選択曲げビーム115を同時に前後に移
動させることができる。
前記構成により、本実施例によれば、ワークWを挟圧
固定した状態のボトムダイ45,トップダイ63と正曲げ金
型69,逆曲げ金型87,選択曲げ金型111との間隔をワーク
Wの厚さに応じて同時に調節できることになる。更に、
ワークWの折曲げ終了後に、適宜にモータ127を操作し
て、上曲げビーム73,下曲げビーム95を前方に移動させ
ることにより、ワークWの縁部の折曲げをより鋭角に行
ってスプリングバックを補正することができる。
第8図,第9図を参照するに、前記選択曲げ金型111
は前記揺動プレート117に回転自在に支承されている。
より詳細には、揺動プレート117に固定ブラケット14
1,ピン143を介して取付けた揺動部材145には、回転自在
な選択曲げシャフト147が設けてあり、この選択曲げシ
ャフト147には、多数の回転自在な分割金型109よりなる
選択曲げ型111を嵌合してある。
上記分割金型109は、環状の基部109aにストッパ部109
bが形成してあると共に、エッジ部109cを備えた突出部1
09dがほぼ接線方向に突出して形成してある。
上記構成により、分割金型109は、例えばストッパ部1
09bが揺動プレート117にX軸方向(第8図において左右
方向、第9図において紙面に対して直交する方向)に延
伸して設けたストッパ部材149に当接した位置(折曲げ
回避位置)と、エッジ部109cが揺動プレート117の係合
部117aに係合した位置(折曲げ作用位置)との間を移動
することが可能となるものである。
適数枚の分割金型109を上記折曲げ作用位置と折曲げ
回避位置との間を移動させるために、揺動プレート117
に設けたベースブロック151には金型切換装置153が設け
られている。なお、本実施例においては、第4図に示す
ように左右に2つの金型切換装置153が設けてある。
より詳細には、ベースブロック151に回転自在に支承
された揺動軸155,157には、それぞれ左右に一対の揺動
部材159,161が一体的に取付けてあり、左右の揺動部材1
59,161には、それぞれヒンジピン163,165を介して回動
自在な切換プレート167が設けられている。この切換プ
レート167には、揺動軸169を介してアーム部材171が設
けられており、アーム部材171の先端部に取付けたアー
ムシャフト173は、適数枚の分割金型109と当接して回転
自在な筒状のローラ175が設けられている。
上記揺動部材159,161を揺動軸155,157を介して揺動さ
せるために、前記ベースブロック151には、シリンダブ
ラケット(図示せず)を介してエアシリンダ177が設け
てあると共に、揺動軸155,157にそれぞれ一体に取付け
たピニオン179,181と噛合して上下動自在なラック部材1
83が設けられている。ここで上記エアシリンダ177から
下方に突出自在のピストンロッド185と上記ラック部材1
83は連結されている。
また、切換プレート167にはブラケット(図示せず)
を介してエアシリンダ187が設けてあり、このエアシリ
ンダ187から突出自在のピストンロッド189の先端部は前
記アーム部材171の端部に連結されている。
上記構成により、エアシリンダ177を適宜に操作する
ことにより、連動してラック部材183がラックガイド
(図示せず)に案内されて上下動すると共に、ピニオン
179,181の回転と連動して揺動部材159,161が揺動軸155,
157を中心として回動する。したがって、アーム部材171
に設けたローラ175は、適数枚の分割金型109を支持しな
がら、エアシリンダ187を適宜に操作することにより、
適数枚の分割金型109を折曲げ作用位置と折曲げ回避位
置との間を移動させることができるものである。
なお、本実施例においては、選択曲げシャフト147の
中心とアームシャフト173の中心との長さ、揺動軸155の
中心とヒンジピン163の中心との長さ、揺動軸157の中心
とヒンジピン165の中心との長さとをそれぞれ等しくし
たために、エアシリンダ177を適宜に作動した場合に切
換プレート167は揺動することなく平行に移動すること
ができると共に、この際ローラ175は適数枚の分割金型1
09に当接摺動することができる。
分割金型109の前記エッジ部109cを揺動プレート117の
係合部117aに係合させたり、解放したりするために、前
記揺動部材145はピン143を介して揺動自在に構成されて
いる。より詳細には、揺動部材145に揺動自在に取付け
たエアシリンダ191から後方向(第8図において紙面向
って裏方向)へ突出自在のピストンロッド(図示せず)
の先端部は、揺動プレート117の適宜位置に螺合してあ
る。
上記構成により、エアシリンダ191を適宜に操作し
て、適数枚の分割金型109を折曲げ作用位置から折曲げ
回避位置に移動させる際にはエッジ部109cと係合部117a
の係合状態を開放し、例えば中曲げ加工を行う際にはエ
ッジ部109cと係合部117aと係合させておく。したがっ
て、適数枚の分割金型109の折曲げ作用位置から折曲げ
回転位置との間の移動を円滑に行うことができると共
に、精度の高い中曲げ加工を行い得るものである。
ワークWの折曲げ長さに応じて折曲げ作用位置と折曲
げ回避位置との間を移動させる適数枚の分割金型109を
選択するため、金型切換装置153を備えた前記ベースブ
ロック151はX軸方向に移動自在に構成されている。
より詳細には、ベースブロック151の後面(第4図に
おいては右側面)には、揺動プレート117にX軸方向へ
延伸して設けたガイド193に案内される走行部151aが形
成されていると共に、揺動プレート117に当接して回転
自在なローラ195が取付けてある。
また、上記揺動プレート117に支持ブラケット197を介
して回転自在に支承されたボールねじ199と螺合すべ
く、ベースブロック151にはナット部材(図示せず)が
設けてある。上記ボールねじ199は、ベルト201,プーリ2
03,205の伝達手段を介して揺動プレート117に取付けた
サーボモータ207の回転軸に連動連結してある。
上記構成により、サーボモータ207を適宜に操作する
ことにより、金型切換装置153を備えたエースブロック1
51はX軸方向(第8図において左右方向、第9図におい
て紙面に対して直交する方向)へ移動して折曲げ作用位
置と折曲げ回避位置との間を移動させる分割金型109を
選択できるものである。なお、揺動プレート117の適宜
位置には例えば近接センサのごときセンサ209が設けら
れており、これによってベースブロック151が最大限ま
でに左右方向に移動したことが検知される。
選択された適数枚の分割金型109の中心部を板材折曲
げ加工機1の中心部に位置させるため、センタリング調
整装置が設けられている。より詳細には、センタリング
調整装置は、本実施例においては、右側の揺動部材145
に設けたエアシリンダ211であり、このエアシリンダ211
から突出したピストンロッド213の先端部は前記曲げシ
ャフト147に螺合してある。
上記構成により、エアシリンダ211を適宜に操作して
分割金型109をX軸方向に移動させてセンタリングを調
整することができる。
前述のごとき構成において、本実施例においては昇降
シリンダ53を適宜に操作して、トップダイ63とボトムダ
イ45との間のワークWを挟圧固定し、ワークWに応じて
クリアランス調整を行う。ワークWを下方向に折曲げる
ときは上曲げ用シリンダ79を適宜に操作すると共に、上
方向に折曲げるときは下曲げ用シリンダ101を適宜に操
作する。更に、ワークWの開口縁部の折曲げを行うとき
には、板材Wの折曲げ長さに応じて選択曲げ(中曲げ)
加工に使用する適数枚の分割金型109を選択すると共
に、選択曲げ用シリンダ119を適宜に操作して選択曲げ
(中曲げ)加工を行う。
以上のごとき本実施例によれば、1台の板材折曲げ加
工機1によって上曲げ、下曲げ、選択曲げ(中曲げ)加
工を精度よく行い得るものである。
また、クリアランス調整装置125により、ボトムダイ4
5,トップダイ63と、逆曲げ金型69,正曲げ金型87,選択曲
げ金型111とのクリアランスをワークWの厚さに応じて
同時に調節できるので、曲げ加工が変わるたびに、クリ
アランスの調節をしなければならないという煩しさから
解放される。
再び第6図を参照するに、前記支持プレート89にはZ
軸方向へ延伸した複数の支持ポスト215が立設されてお
り、この支持ポスト215上にはX軸方向へ延伸した支持
テーブル217が取付けられている。
この支持テーブル217の第6図において右側にはモー
タブラケット219が設けられており、このモータブラケ
ット219にはサーボモータ221が取付けられている。しか
も、このサーボモータ221にはY軸方向へ延伸したボー
ルねじ223が連動連結されており、このボールねじ223に
はナット部材を介してワークWをクランプする後側ワー
ククランプ225が取付けられている。
上記構成により、サーボモータ221を駆動させるとボ
ールねじ223が回転し、ワークWをクランプした後側ワ
ーククランプ225がY軸方向へ移動されることになる。
ワークWを前記後側ワーククランプ225でクランプ
し、かつワークWをボトムダイ45とトップダイ63との間
で挟圧固定した状態で選択折曲げ金型交換装置の分割金
型109を選択してワークWの端縁部を折曲げる場合に
は、例えば第10図に示したごとき状態で折曲げられるの
である。
次に、前述したしごき折曲げ機1を用いて第12図に示
したワークWの展開図から第13図に示した箱形状の製品
Gを得る場合の動作について、第11図により説明する。
まず、第11図(A)に示すごとく、ワークテーブル3
内で原点セットしたワークWを前側ワーククランプ35か
ら後側ワーククランプ225に受け渡す。ワークWは第11
図(B)に示すごとく、後側ワーククランプ225にクラ
ンプされた状態で、かつボトムダイ45とトップダイ63と
の間に挟圧固定された状態で、選択折曲げ金型交換装置
の分割金型109を選択し、第12図に示した折曲げ線Aを
中心として折曲げる。
第11図(C)に示したように、トップダイ63を上昇せ
しめると共に、選択折曲げ金型交換装置の分割金型109
を交換する。次いで、第11図(D)に示したように、ト
ップダイ63を下降してボトムダイ45とトップダイ63とで
ワークWを挟圧固定すると共に、選択折曲げ金型交換装
置の交換された分割金型109を作動させてワークWを折
曲げ線Bを中心として折曲げる。
第11図(E)に示されているように、後側ワーククラ
ンプ225から前側ワーククランプ35に把み替えし、後側
ワーククランプ225を後方へ退避させると共に、前側ワ
ーククランプ35を180度旋回せしめる。前側ワーククラ
ンプ35を180度旋回せしめると、第11図(F)に示した
しごき状態となり、前側ワーククランプ35から本体内部
ワーククランプ225に受け渡す。
第11図(F)に示した状態からは、前記第11図
(B),(C)および(D)に示した状態の順序で、折
曲げ線C,Dを中心として選択折曲げ金型交換装置の分割
金型109を選択して折曲げる。
次に、外部ワーククランプ35で折曲げていない未曲げ
部Fをクランプし90度旋回し、第11図(G)に示したご
とき状態にして、ボトムダイ45とトップダイ63でワーク
Wを挟圧、固定すると共に、正曲げ金型87でワークWの
辺縁部Eを折曲げる。次いで、同じ要領にてワークWの
辺縁部Fを折曲げると、第13図に示したごとき箱状の製
品Gを容易かつ簡単に得ることができる。
このように、外部ワーククランプ35、本体内部ワーク
クランプ225および選択折曲げ金型交換装置を備えた正
曲げ、逆曲げ可能なしごき折曲げ機1でも、第12図に示
したワークWの展開図から第13図に示したような箱形状
の製品を容易かつ簡単に折曲げることができる。
なお、この発明は前述した実施例に限定されることな
く、適宜な変更を行なうことにより、その他の態様で実
施し得るものである。例えば、本実施例で説明したしご
き折曲げ機は第14図に示したごときワークWの中曲げも
容易に行なうことが可能である。
本実施例の発明の構成をまとめると以下のようにな
る。
すなわち、上下に対向したトップダイ63とボトムダイ
45の協働によりワークWをを挟圧固定した状態のもと
で、ワークWの一部分であってトップダイ63とボトムダ
イ45から突出した部分を折曲げるしごき曲げ機1におい
て、上記ボトムダイ45の後方に前後方向へ延びた曲げビ
ーム95,73を上下方向へ揺動可能に設け、この曲げビー
ム95,73の前端部にワークWにおける上記突出した部分
を折曲げる曲げ型87,69を左右方向へ延伸して設け、上
記ボトムダイ45の後方に選択曲げビーム115を上下方向
へ揺動可能に設け、選択曲げビーム115の前端部がボト
ムダイ45よりも前側に位置するように選択曲げビーム11
5を前後方向へ延伸して構成し、この選択曲げビーム115
の前端部にワークWにおける前記突出した部分を折曲げ
る選択曲げ型111を設け、この選択曲げ型111は左右方向
へ連設した多数の分割金型109からなり、各分割金型109
を折曲げ作用位置と折曲げ回避位置との間を移動可能に
構成し、ボトムダイ45の前方側にワークWをクランプす
る前側ワーククランプ35を前後方向,左右方向へ移動可
能かつ垂直方向の軸心を中心として旋回可能に設け、上
記ボトムダイ45の後方側にワークWをクランプする後側
ワーククランプ225を前後方向へ移動可能に設けてなる
ことを特徴とする。
本実施例の作用についてまとめると以下のようにな
る。
すなわち、平板状のワークWの一短辺部を折曲げ、他
短辺部、一長辺部、他長辺部と順次折曲げて、平板状ワ
ークWを箱形の製品Gに成形せしめる場合には、以下の
ように行う。
すなわち、まず一短辺部の折曲げ線に段差が生じる
と、換言すれば一短辺部に2つの折曲げ曲げ線A,Bがあ
ると、1つ目の折曲げ線Aの長さ及び位置に対応して、
多数の分割金型109のうち選択した複数に分割金型109を
折曲げ作用位置に位置せしめ、残りの複数の分割金型10
9を折曲げ回避位置に位置せしめる。次に、ワークWを
前後方向へ位置決めする。そして、後側ワーククランプ
225により他短辺部をクランプした状態でかつトップダ
イ63とボトムダイ45の協働によりワークWを挟圧固定し
た状態のもとで、選択曲げビーム115を上方向へ揺動さ
せることにより、選択した複数の分割金型109を用い
て、1つ目の折曲げ線Aを中心として一短辺部を折曲げ
る。同様にして2つ目の折曲げ線Bを中心として一短辺
部を折曲げる。
ワークWにおける一短辺部に対して折曲げ加工を行っ
た後に、前側ワーククランプ35を前後方向,左右方向へ
移動させて、前側ワーククランプ35によりワークWをク
ランプし、後側ワーククランプ225のクランプ状態を解
除して、後側ワーククランプ225を後方向へ移動させ
る。これによって、後側ワーククランプ225から前側ワ
ーククランプ35へワークWの受け渡しを行うことができ
る。次に、前記ワーククランプ35を垂直方向の軸心を中
心としてほぼ180度旋回させることにより、ワークWを
ほぼ180度旋回させてワークWの他短辺部を後側ワーク
クランプ225に対向させる。更に、ワークWを前後方向
へ位置決めすると共に、前側ワーククランプ35から後側
ワーククランプ225へワークWを受け渡す。そして、一
短辺部に対する折曲げ加工と同様に、選択した複数の分
割金型109を用いて、他短辺部に対して折曲げ加工を行
う。
ワークWにおける他短辺部に対して折曲げ加工を行っ
た後に、後側ワーククランプ225から前側ワーククラン
プ35へワークWを受け渡して、前記ワーククランプ35を
垂直方向の軸心を中心としてほぼ90度旋回させることに
より、ワークWをほぼ90度旋回させてワークWの一長辺
部を後側ワーククランプ225に対向させる。更に、ワー
クWを前後方向へ位置決めする。そして、トップダイ63
とボトムダイ45の協働によりワークWを挟圧固定した状
態のもとで、曲げビーム95を上方向へ揺動させることに
より、曲げ型87を用いて、ワークWにおける長辺部に対
して折曲げ線Eを中心として折曲げ加工を行う。
ワークWにおける一長辺部に対して折曲げ加工を行っ
た後に、前側ワーククランプ35を垂直方向の軸心を中心
としてほぼ180度旋回させて、ワークWにおける一長辺
部を後側ワーククランプ225に対向させる。そして、ワ
ークWにおける一長辺部に対する折曲げ加工と同様に、
曲げ型87を用いて、ワークWにおける他長辺部に対して
折曲げ曲げ線Fを中心として折曲げ加工を行う。
以上により、平板状のワークWを箱形の製品Gに成形
しせめることができる。
以上のごとき、本実施例の発明によれば、平板状のワ
ークWの一短辺部,他短辺部,一長辺部,他長辺部を折
曲げて箱形の製品Gを成形せしめる過程の途中に、ワー
クWをクランプした状態のもとで前側ワーククランプ35
を垂直方向の軸心を中心として旋回させることにより、
作業者の手を煩わすことなく、ワークWを水平方向へ旋
回させることができるため、作業能率向上の効果を奏す
る。
また、ボトムダイ45の前方側に前側ワーククランプ35
を前後方向へ移動可能に設ける他に、ボトムダイ45の後
方側に後側ワーククランプ225を前後方向へ移動可能に
設けているため、前側ワーククランプ35の他に後側ワー
ククランプ225によってもワークWの位置決めを行うこ
とができ、例えば前後方向へ延伸したワークWの前辺部
を折曲げる場合に、ワークWを水平方向へ旋回させるこ
となく、後側ワーククランプ225を用いて、ワークWの
前後方向の位置決めを行うことができ、作業能率向上の
効果を奏する。
[発明の効果] 以上のごとき、本発明によれば、平板状のワークの一
短辺部,他短辺部,一長辺部,他長辺部を折曲げて、平
板状のワークを箱形に成形せしめる過程の途中に、前側
ワーククランプを垂直方向の軸心を中心として旋回させ
ることにより、作業者の手を煩わすことなく、ワークを
水平方向へ旋回させることができ、作業能率向上の効果
を奏する。
又、ボトムダイの前方側に前側ワーククランプを設け
る他に、ボトムダイの後方側に後側ワーククランプを前
後方向へ移動可能に設けているため、前側ワーククラン
プの他に後側ワーククランプによってもワークの位置決
めを行うことができ、例えば前後方向へ延伸したワーク
の前辺部を折曲げる場合に、ワークを水平方向へ旋回さ
せることなく、後側ワーククランプを用いて、ワークの
位置決めを行うことができ、作業能率向上の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るしごき折曲げ機全体の一実施例
を示す正面図、第2図は第1図における平面図、第3図
は第2図におけるIII−III線に沿った矢視図、第4図は
第1図に示したしごき折曲げ機のみの正面図、第5図は
第4図における平面図、第6図は第4図におけるVI−VI
線に沿った断面図、第7図は本実施に係るクリアランス
調整装置を示す概略図、第8図は第4図におけるVIII矢
視部の拡大詳細図、第9図は第4図におけるIX矢視部の
拡大詳細図、第10図は本体内部ワーククランプ,ワーク
押え装置および選択折曲げ金型交換装置との関係を表わ
した概略斜視図、第11図(A)〜(G)は第12図に示し
たワークの展開図から第13図に示した箱形状の製品を得
る動作説明図、第12図はワークの展開図を示した一例
図、第13図は第12図に示したワークの展開図から得た箱
形状の製品の一例を示した斜視図、第14図は第1図に示
したしごき折曲げ機で得られる中曲げ製品の一例図であ
る。 1……しごき折曲げ機 3……ワークテーブル 35……外部ワーククランプ 45……押え下金型(ボトムダイ) 63……押え上金型(トップダイ) 69……上曲げ型(逆曲げ金型) 87……下曲げ金型(正曲げ金型) 225……本体内部ワーククランプ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下に対向したトップダイとボトムダイの
    協働によりワークを挟圧固定した状態の下で、ワークの
    一部分であってトップダイとボトムダイから突出した部
    分を折曲げるしごき折曲げ機において、 上記ボトムダイの後方に前後方向へ延びた曲げビームを
    上下方向へ揺動可能に設け、この曲げビームの前端部に
    ワークにおける上記突出した部分を折曲げる曲げ型を左
    右方向へ延伸して設け、上記ボトムダイの後方に選択曲
    げビームを上下方向へ揺動可能に設け、選択曲げビーム
    の前端部がボトムダイよりも前側に位置するように選択
    曲げビームを前後方向へ延伸して構成し、この選択曲げ
    ビームの前端部にワークにおける上記突出した部分を折
    曲げる選択曲げ型を設け、この選択曲げ型は左右方向へ
    連設した多数の分割金型からなり、各分割金型を折曲げ
    作用位置と折曲げ回避位置との間に移動可能に構成し、
    上記ボトムダイの前方側にワークをクランプする前側ワ
    ーククランプ前後方向,左右方向へ移動可能かつ垂直方
    向の軸心を中心として旋回可能に設け、上記ボトムダイ
    の後方側にワークをクランプする後側ワーククランプを
    前後方向へ移動可能に設けてなることを特徴とするしご
    き折曲げ機。
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