JPH084168Y2 - パネルベンダのギャップ調整装置 - Google Patents

パネルベンダのギャップ調整装置

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JPH084168Y2
JPH084168Y2 JP1990022117U JP2211790U JPH084168Y2 JP H084168 Y2 JPH084168 Y2 JP H084168Y2 JP 1990022117 U JP1990022117 U JP 1990022117U JP 2211790 U JP2211790 U JP 2211790U JP H084168 Y2 JPH084168 Y2 JP H084168Y2
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work
die
bending
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gap
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JP1990022117U
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久雄 大坂
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Komatsu Ltd
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は板状のワークを任意な角度に折曲げるパネ
ルベンダのギャップ調整装置に関する。
〔従来の技術〕
従来板状のワークの所定個所を任意な角度に折曲げる
パネルベンダとしては、すでに種々のものが出願されて
いる。例えば特開昭61-111736号、特開昭61-206525号、
実開昭61-152325号、特開昭63-220928号公報など。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来のパネルベンダは、上曲げ型及び下曲げ型の取付
けられた回動アームの回動中心に偏心軸を設けて、この
偏心軸の偏心量を可変することにより、上記上曲げ型ま
たは下曲げ型と固定型の間でワークの所定個所が任意な
角度に折曲げられるように構成されている。
しかし上記従来の偏心軸を回動して偏心量を可変とす
るものでは、偏心軸を円滑に回動するため摺動部に隙間
が設けられていることから、この隙間により微妙なギャ
ップ調整ができないため、加工精度の高い製品が得られ
ないと共に、偏心軸による調整機構は構造が複雑なため
高価となるなどの不具合がある。
この考案は上記不具合を改善する目的でなされたもの
で、簡単な構成で板状のワークが任意な角度に折曲げ加
工できるようにしたパネルベンダのギャップ調整装置を
提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
この考案は上記目的を達成するために、ワーク押えシ
リンダにより上下動される押え型と、本体のベッド側に
固定された受け型の間でワークを挟着し、かつ上下曲げ
駆動装置により支軸を中心に回動される回動アームに設
けた下曲げ型及び上曲げ型で上記ワークを折曲げ加工す
るパネルベンダにおいて、上記回動アームを支承する支
軸を本体の前後方向へ移動自在なスライダに設けると共
に、上記スライダをクサビ部材により前後動することに
より押え型及び受け型と下曲げ型及び上曲げ型間のギャ
ップが調整できるようにしたもので、これによってワー
クの板厚などに応じてギャップ調整を行うことにより小
さい曲げ荷重でワークの曲げ加工が可能になると共に、
ワークに傷を付けることなく折曲げられるパネルベンダ
のギャップ調整装置を提供するものである。
〔実施例〕
この考案の一実施例を図面を参照して詳述する。
図において1はパネルベンダの本体で、Cフレーム1a
の上部に複数本のワーク押えシリンダ2が幅方向に等間
隔に取付けられており、これらワーク押えシリンダ2よ
り下方向へ向けて突出されたピストン杆2aの先端に昇降
部材3の上部が取付けられている。
上記昇降部材3の下部には押え型4が取付けられると
共に、押え型4の下方には本体1のベッド1bに取付けら
れた受け型5が設けられていて、これら押え型4と受け
型5の間で折曲げるべきワークAの折曲げ個所を挟持す
るようになっている。
また6は上記昇降部材3の上昇を規制し、ワークAの
再位置決めを容易にワーク押え解放装置、7はギャップ
調整装置8のスライダ8aに支軸8bを介して基端部が支承
された回動アーム、9は該回動アーム7の先端側を支軸
8bを中心に上下動する上下曲げ駆動装置である。
上記ワーク押え解放装置6は第2図に示すように昇降
部材3の上部に複数の係止ピン6aが植設されている。各
係止ピン6aの先端側は後方へ突出されていると共に、先
端部に傾斜面6bが形成されていて、この傾斜面6bに係止
ピン6aの後方に設置されたストッパピン6cが係止できる
ようになっている。
上記ストッパピン6cは本体1の前後方向に移動自在に
支承されていて、先端部に上記係止ピン6aの傾斜面6bに
当接する傾斜面6dが形成されていると共に、ストッパピ
ン6cの後端には作動シリンダ6eが接続されていて、この
作動シリンダ6eによりストッパピン6cが係止ピン6a方向
に進退動されるようになっている。
また上記回動アーム7の先端側は上下に分岐されてい
て、上側の分岐部7aに、先端部が斜め下向きとなるよう
に形成された下曲げ型10が、そして下側の分岐部7bに、
先端部が斜め上方へ向くように形成された上曲げ型11が
それぞれ取付けられていて、これら下曲げ型10または上
曲げ型11と、上記押え型4及び受け型5の間でワークA
を所定の角度に折曲げられるようになっている。
一方上記ギャップ調整装置8は、本体1の前後方向に
布設されたガイドレール8cに案内されて前後方向へ移動
自在なスライダ8aが本体1の左右に設けられていて、こ
れらスライダ8aより突設された支軸8bに回動アーム7の
基端部が第4図に示すように支承されている。
上記各スライダ8aは前側に設けられた圧縮ばねなどの
付勢手段8dで後方へ付勢されていると共に、スライダ8a
の後部には傾斜面8eが形成されていて、これら傾斜面8e
がクサビ部材8fに当接されている。
上記各クサビ部材8fは第5図に示すように本体1の左
右方向へ移動自在に支承されていて、これらクサビ部材
8fに逆ねじとなったボールねじ軸8gの一端側がそれぞれ
螺挿されている。各ボールねじ軸8gの他端側は継手8hに
より接続されていると共に、一方のボールねじ軸8gと駆
動モータ8iの間が無端ベルト8jにより連動されていて、
上記駆動モータ8iにより各ボールねじ軸8gを同時に回転
することにより、各クサビ部材8fを接離方向へ移動でき
るようになっている。
また上記上下曲げ駆動装置9は本体1の上部に左右に
離間して2組のスクリュウジャッキ9aを有しており、こ
れらスクリュウジャッキ9aより下方へ突出された駆動軸
9bの下端にピン9hを介して回動アーム7の先端側上部が
枢着されている。
上記スクリュウジャッキ9aの入力軸9cは各スクリュウ
ジャッキ9aの間に設けられた減速機9dの出力軸9eにそれ
ぞれ接続されていると共に、減速機9dの入力軸9fに上下
駆動モータ9gが接続されていて、この上下駆動モータ9g
によりスクリュウジャッキ9aを介して回動アーム7の先
端側が支軸8bを中心に上下動されるようになっている。
一方上記本体1はスライドベース12の上面に突設され
たガイドレール12a上に載置されていて、これらガイド
レール12aに沿って前後動自在となっていると共に、ス
ライドベース12の後部には前後送り装置13の前後駆動モ
ータ13aが設けられている。
上記前後駆動モータ13aには送りねじ軸13bが接続され
ていて、この送りねじ軸13bを回転できるようになって
いると共に、送りねじ軸13bには本体1底部に設けられ
たナット部材13cが螺合されていて、送りねじ軸13bの回
転により本体1が前後動されるようになっている。
また本体1の前方には、折曲げるべきワークAを搬入
するコンベヤ16と、ワークAを加工位置に固定するワー
ククランプ装置15がそれぞれ設けられていると共に、本
体1内にはワークAの端部に当接して、折曲げ位置の位
置決めを行うバックゲージ17がそれぞれ設置されてい
る。
上記バックゲージ装置17は第7図及び第8図に示すよ
うに、水平方向に移動自在に支承された軸杆17aの先端
にバックゲージ17bが螺装されている。
上記軸杆17aの基端側は移動台17c側へ突出されてい
て、移動台17c上に左右方向に移動自在に設けられたス
ライド17dとタッチセンサ17eと対向されている。
上記移動台17cは本体1の前後方向へ移動自在に支承
されていると共に、下部に設けられたナット部材17fが
バックゲージ駆動モータ17gにより回転されるボールね
じ軸17hに螺合されていて、バックゲージ駆動モータ17g
によりバックゲージ17bが本体1の前後方向へ移動調整
できるようになっている。
次に作用を説明すると、折曲げるべきワークAは第1
図に示す矢印B方向からコンベヤ16により搬入されスト
ッパ装置20のストッパ20cの1個で加工位置に停止され
る。
前後送り装置13の前後駆動モータ13aにより送りねじ
軸13bが回転され、本体1がワークA側へ位置決めされ
る。なおワークAの2個所に同時に折曲げる場合は、対
向位置に設けられた本体1が同時にワークA該へ位置決
めされる。
ワークAが加工位置へ停止されて、本体1内に設けら
れたバックゲージ装置17のバックゲージ17bにワークA
の端部が当接すると、軸杆17aを介してタッチセンサ17e
が動作され、ワークAがその位置へ停止されて、折曲げ
位置の位置決めが完了する。
その後ワーククランプ装置15のクランプシリンダ15a
により可動クランプ15bが下降されて、コンベヤ16の搬
送ベルト16eの間に設けられた固定クランプ15cと上記可
動クランプ15bの間でワークAが固定される。
次に折曲げ位置の位置決め完了したら、ワーク押えシ
リンダ2により昇降部材3が下降されて、昇降部材3に
取付けられた押え型4と受け型5の間でワークAが挟着
される。
そしてこの状態でワークAを上曲げする場合は、上下
曲げ駆動装置9により回動アーム7が支軸8bを中心に上
方向へ回動され、回動アーム7に取付けられた上曲げ型
11により押え型4と受け型5の間に挟持されたワークA
の端部が上方へ押上げられ、上曲げが行われる。
なお、上曲げ時の上曲げ型11の軌跡を第9図に示す。
またこのとき回動アーム7の移動量を調節することに
より曲げ角度を任意に調整することができるようにな
る。
一方ワークAを曲げるに当って、押え型4及び受け型
5と下曲げ型10または上曲げ型11間のギャップBを板厚
に応じて調整することにより、小さな曲げ荷重でワーク
Aを折曲げることができる。
上記ギャップの調整は、ギャップ調整装置8の駆動モ
ータ8iによりボールねじ軸8gを回転すると、左右のクサ
ビ部材8fが互に離間する方向へ移動するため、これらク
サビ部材8fにより、回動アーム7を支承する支軸8bの設
けられたスライダ8aが同時に前後動し、これによってワ
ークAの板厚に応じたギャップ調整が行えると共に、ワ
ークAの折曲げ時、回動アーム7の上下動と前後動を組
合せることにより、ワークAに曲げ型による傷を付ける
ことなくワークAの折曲げが可能になる。
また一旦折曲げたワークAを解放した後再び折曲げ位
置を位置決めして折曲げることにより、第10図(a)、
(b)に示すような連続折曲げも可能である。
〔考案の効果〕
この考案は以上詳述したように、回動アームを支承す
る支軸をスライダに取付けて、このスライダをクサビ部
材により前後動自在としたことから、従来の偏心軸を回
動してギャップを調整するものに比べて摺動部の隙間が
皆無となり、これによって曲げ加工すべきワークの板厚
に応じた微妙なギャップ調整ができるようになるため、
精度の高い曲げ加工が可能になると共に、偏心軸による
調整装置に比べて構造が簡単となるため、製作が容易
で、かつ安価に提供することができる。
また曲げ加工すべきワークの板厚に応じて精度よくギ
ャップ調整ができることにより、小さな曲げ荷重で曲げ
加工ができるため、回動アームを駆動する上下曲げ駆動
装置は小型かつ能力の小さいものでよく、これによって
消費電力も少なくてよいため経済的である。
さらに回動アームの上下動と前後動を組合せることに
より、曲げ型とワークの間ですべりを生じることなく曲
げ加工ができるため、表面に傷のない商品価値の高い製
品が得られると共に、微妙なギャップ調整を可能にする
ことにより、シャープな曲げ角度を有する精度の高い製
品も容易に得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は全体的な斜
視図、第2図はワーク押え解放装置付近の断面図、第3
図は上下曲げ駆動装置付近の一部切欠側面図、第4図は
第3図IV-IV線に沿う断面図、第5図はギャップ調整装
置の横断面図、第6図は上下曲げ駆動装置の平面図、第
7図はバックゲージ装置の一部切欠側面図、第8図は同
拡大断面図、第9図及び第10図(a)、(b)は作用説
明図である。 1は本体、1bはベッド、2はワーク押えシリンダ、4は
押え型、5は受け型、7は回動アーム、8aはスライダ、
8bは支軸、8fはクサビ部材、9は上下曲げ駆動装置、10
は下曲げ型、11は上曲げ型。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワーク押えシリンダ2により上下動される
    押え型4と、本体1のベッド1b側に固定された受け型5
    の間でワークAを挟着し、かつ上下曲げ駆動装置9によ
    り支軸8bを中心に回動される回動アーム7に設けた下曲
    げ型10及び上曲げ型11で上記ワークAを折曲げ加工する
    パネルベンダにおいて、上記回動アーム7を支承する支
    軸8bを本体1の前後方向へ移動自在なスライダ8aに設け
    ると共に、上記スライダ8aをクサビ部材8fにより前後動
    することにより、押え型4及び受け型5と下曲げ型10及
    び上曲げ型11間のギャップが調整できるようにしてなる
    パネルベンダのギャップ調整装置。
JP1990022117U 1990-03-07 1990-03-07 パネルベンダのギャップ調整装置 Expired - Lifetime JPH084168Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0627228Y2 (ja) * 1988-02-23 1994-07-27 三菱重工業株式会社 管材曲げプレス装置

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